JP4944073B2 - 車両用カメラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車外の状況を映像によって認識するように、バンパの近傍にカメラを設置した車両用カメラ装置に関する。
近年、車外の状況を運転者が速やかに認識できるように、車両用カメラ装置の開発が進められている。車両用カメラ装置は、車外の状況をカメラによって撮影し、その映像を車室に備えた表示装置に映し出すものである。例えば、夜間走行中における車外の状況を認識可能にする車両用カメラ装置としては、各種のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−308012公報
この特許文献1で知られている車両用カメラ装置は、車体の前部中央に赤外線カメラを設置し、この赤外線カメラによって撮影した映像を、車室に備えた表示装置に映し出すようにしたものである。
ところで、車両の走行中においては、路面からの飛び石など各種の飛来物が、カメラに飛んでくることがある。このような飛来物による衝撃からカメラを保護するためには、カメラを車体の内側に配置することが好ましい。カメラのレンズについては、ガード部によって保護することが考えられる。しかし、カメラを保守・点検する(清掃を含む)ときには、ガード部が邪魔になる。カメラを保守・点検をするときの作業性を高めるには、改良の余地がある。
本発明は、車両用カメラ装置において、車外の飛来物による衝撃からカメラを保護することができるとともに、カメラの保守・点検作業性を高めることができる技術を、提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、カメラ及びカメラガードを備え、前記カメラは、車外の状況を映像によって認識するべく、車両の内部においてバンパの近傍に配置されており、前記カメラガードは、前記カメラを車外の飛来物による衝撃から保護するとともに前記カメラの映像認識に必要な所定の映像透過性を有しているガード部と、このガード部を保持したハウジングとからなる、車両用カメラ装置であって、前記カメラガードは、前記バンパに着脱可能に取り付けられ、前記バンパは、車幅方向へ延びるルーバを有したグリルを備えており、前記カメラガードは、少なくとも一部が前記ルーバによって支持されることにより、このルーバを介して前記バンパに取り付けられていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、請求項において、前記ルーバは下面側にフランジを、更に有しており、前記カメラガードは、前記フランジに固定されることによって、支持されていることを特徴とする。
請求項に係る発明では、請求項1において、前記カメラガードは、車幅方向の一端部のみが前記ルーバに固定されたフランジにボルト止めされ、前記カメラガードにおける車幅方向の他端部は、少なくとも車両外方への脱落を防止する係合機構によって、前記バンパに掛け止められていることを特徴とする。
請求項1に係る発明は、車両の内部においてバンパの近傍に配置されたカメラを保護するためのカメラガードを、バンパに着脱可能に取り付けたものである。このため、カメラガードを外すことによって、カメラを容易に保守・点検する(清掃を含む)ことができる。従って、カメラの保守・点検作業性を高めることができる。しかも、車外の飛来物による衝撃に対し、カメラガードによってカメラを十分に保護することができる。
加えて、請求項に係る発明では、バンパにグリルを備えている。このグリルは車幅方向へ延びるルーバを有しており、このルーバを利用して、カメラガードの少なくとも一部を支持している。このため、カメラガードは、ルーバを介してバンパに取り付けられた構成となる。このように、ルーバは、グリルにおいて風向を案内する役割の他に、カメラガードを支持する支持部材としての役割を兼ねる。従って、支持部材の構成を簡略化することができる。しかも、ルーバでカメラガードを支えることによって、支持剛性を高めることができる。
請求項に係る発明では、車幅方向へ延びるルーバの下面側に、更にフランジを有している。フランジに、カメラガードを固定することにより、ルーバによってカメラガードを支持したものである。このため、車両の前部を前上方から見たときに、ルーバにカメラガードを固定する部分が、ルーバの下に隠れるので目立たない。従って、ルーバにカメラガードを固定したにもかかわらず、車両の外観性を十分に確保することができる。
請求項に係る発明では、カメラガードのうち、車幅方向の一端部のみをバンパにボルト止めするとともに、車幅方向の他端部をバンパに掛け止める構成なので、ボルト止めの箇所が少なくてすむ。このため、バンパに対するカメラガードの組付けが極めて容易である。しかも、カメラガードにおける車幅方向の他端部については、少なくとも車両外方への脱落を防止する係合機構によって、バンパに掛け止めしているので、ボルト止めしなくても、カメラガードが車両外方へ脱落する心配はない。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
図1は本発明に係る車両用カメラ装置を備えた車両の前部の斜視図である。車両10の前部は、車体11の前面を覆うバンパフェイス12と、車体11の前側面を覆う左右のフロントフェンダ13,13と、車体11の前上部の開口を開閉可能に覆うフード14とによって、囲まれたエンジンルーム15(パワープラント収容室15)を有する。
車体11の前部は、前後に延びる左右のフロントサイドフレーム21,21の前端間に、バンパビーム22を掛け渡した構成である。バンパビーム22の前側はバンパフェイス12によって覆われている。バンパフェイス12とバンパビーム22の組み合わせ構造は、バンパ23(フロントバンパ)を構成する。このバンパ23は、バンパフェイス12に左右のグリル30L,30Rを備えている。これらのグリル30L,30Rは、エンジンルーム15に搭載されている、図示せぬラジエータに冷却風(走行風を含む)を導入するものである。
さらに、この車両10は車両用カメラ装置60を備えている。この車両用カメラ装置60は、車外の状況を運転者が速やかに認識できるようにするものである。このような車両用カメラ装置60は、夜間走行中におけるヘッドライト照射下で、視覚情報が不足することを補うために、赤外線カメラを用いた暗視装置として用いられる。この車両用カメラ装置60は、例えば左右のカメラ61L,61Rと制御部62と表示部63とを基本的な構成要素とする。
左右のカメラ61L,61Rは、車外の状況を映像によって認識するものであり、例えば赤外線カメラからなる。これらのカメラ61L,61Rは、車両10の前方の状況を撮影するように、車両10の内部(例えばエンジンルーム15)においてバンパ23の近傍に配置されるとともに、車体11(例えばバンパビーム22)に取り外し可能に取り付けられている。
制御部62は、左右のカメラ61L,61Rから受けた映像情報や、他のセンサから受けた各種の情報を処理した上で表示部63に発するものである。
表示部63は、制御部62から受けた各種の情報(左右のカメラ61L,61Rの映像情報を含む)を表示するものであり、例えば、左右のカメラ61L,61Rによって撮影した映像を映し出す。この表示部63は、車室16においてインストルメントパネル17の上部に配置された、例えばヘッドアップディスプレー(HUD)からなる。
ところで、車両用カメラ装置60は左右のカメラガード64L,64Rを備えている。これらのカメラガード64L,64Rは、個別に左右のグリル30L,30Rを介してバンパ23に取り付けられている。以下、左のグリル30L及び左のカメラガード64Lについて詳しく説明する。なお、右のグリル30R及び右のカメラガード64Rは、左のグリル30L及び左のカメラガード64Lに対して、左右対称形である他には、同じ構成なので説明を省略する。
図2は図1に示された左のグリル及び左のカメラガードを車両正面側から見た図である。図3(a)〜(c)は図2に示された左のグリル及び左のカメラガードの説明図であり、図2に合わせて表してある。
図2及び図3に示すように、左のグリル30Lは、車幅方向に細長い正面視で略矩形状の部材であって、1つの枠体31と1つのルーバ41と2つのルーバ支持ステー51L,51Rとからなる、樹脂の一体成形品である。このような左のグリル30Lは、図3(a)に示すものを基本形グリルとし、この基本形グリルを図3(b)及び図3(c)に示すように加工を施すことによって、左のカメラガード64Lを取付けることが可能である。以下、左のグリル30Lのことを「グリル30L」と略記し、左のカメラガード64Lのことを「カメラガード64L」と略記し、左のカメラ61L(図1参照)のことを「カメラ61L」と略記する。
詳しく説明すると、図3(a)に示すグリル30L(つまり、基本形のグリル30L)において、枠体31は、車幅方向に細長い正面視で略矩形状の枠であって、車両前後方向(この図の紙面表裏方向)に貫通している。この枠体31は、正面視において左右の側板32,33と、これら左右の側板32,33の上端間を塞いだ天板34と、左右の側板32,33の下端間を塞いだ底板35とからなる。さらに、枠体31は、バンパフェイス12(図1参照)に取付けるための複数の枠取付ステー52を有している。これらの枠取付ステー52をバンパフェイス12にスナップフィット及びボルト止めすることによって、グリル30Lをバンパ23に取り外し可能に取付けることができる。
ルーバ41は、車幅方向へ細長く延びた略水平な平板状をなす、風向案内のための板である。このルーバ41は、枠体31内の高さ中央位置において、左右の側板32,33に掛け渡されている。ルーバ41において、左右両端の基部42L,42Rの厚み、及び、ルーバ支持ステー51L,51Rが設けられるステー付け根部分43L,43Rの厚みは、他の部分よりも厚く設定されている。
各ルーバ支持ステー51L,51Rは、左右の側板32,33間に概ね等ピッチで配置され、天板34と底板35との間に掛け渡された立て板であり、ルーバ41に一体に形成されている。このため、ルーバ41は、各ルーバ支持ステー51L,51Rによって支持される。
グリル30Lにカメラガード64Lを備える必要がない場合には、図3(a)に示す基本形の構成のままのグリル30Lをバンパフェイス12(図1参照)に取り付ければよい。一方、グリル30Lにカメラガード64Lを備える場合には、追加加工を施す。追加加工の手順は以下の通りである。
先ず、図3(a)において、ルーバ41における正面視右側の約1/3を切除するとともに、右側のルーバ支持ステー51Rを切除する。つまり、図3(a)にマーク”△”によって示した位置を切断する。この結果を図3(b)に示すと、想像線によって示された部分41Aが切除されている。このため、枠体31内において、切除されることによってスペースSpが形成される。このスペースSpのことを、適宜「ガード装着スペースSp」と言う。
図3(b)に示すように、ルーバ41における右端の基部42Rは、右の側板33に対する付け根の部分44(以下「基部付け根部分44」と言う。)だけが、ガード装着スペースSp側へ突出した状態で残る。当然のことながら、この基部付け根部分44は、ルーバ41において、切断された後に残っている右端の部分45に対向している。この右端の部分45のことを、適宜「ルーバ端45」と言う。
次に、図3(b)に示すように、ルーバ41においてルーバ端45近傍の下面に、別部材からなるフランジ46を溶着、接着、ネジ止めなどの固定方法によって固定する。
次に、図3(b)に示すガード装着スペースSpにカメラガード64Lを挿入することによって、図3(c)に示すように、グリル30Lにカメラガード64Lを取付ける。以上で、追加加工の作業を完了する。
このように、グリル30Lに対してカメラガード64Lを別部材とし、必要な場合だけ追加加工を施すようにしたので、カメラガード64Lの有無にかかわらず、グリル30Lを共用することができる。このため、グリル30Lの生産性が高まる。従って、コストの低減を図ることができる。
図4は図2の4−4線断面図である。図5は図2に示されたグリル及びカメラガードの分解図である。図6は図2に示されたグリルにカメラガードを係合する係合機構の分解図である。
図6に示すように、ルーバ41の断面形状(車幅方向から見た断面形状)は、車両後方から前方へ向かって先細りとなるV字状(テーパ状)に形成されている。つまり、ルーバ41の断面形状は、板をV字状に折り曲げた形状である。このため、図5及び図6に示すように、右の側板33に対するルーバ41の付け根の部分44の断面形状も、ルーバ41の断面形状に対応したV字状(テーパ状)に形成されている。この付け根の部分44の後端は、開放された開放端である。
右の側板33は、基部付け根部分44の内側の形状に合わせて切り欠かれた、凹部36を有している。この凹部36は、右の側板33の板厚方向に貫通するとともに、右の側板33の後端側が開放している。このように、凹部36は、右の側板33の後端から前方へ向かって先細りとなるV字状(テーパ状)に形成されている。凹部36における底37のことを、適宜「係止端37」と言う。
ルーバ41は、ルーバ端45の近傍において、下面から前下方へ延びる平板状のフランジ46を有している。
図4に示すように、カメラガード64Lは、カメラ61Lにおけるレンズ61aの近傍、つまり、直前に配置されている。図2、図4〜図6に示すように、カメラガード64Lは、ガード部70とハウジング80とからなる。ハウジング80は、樹脂成形品であって、ガード装着スペースSpに合わせた正面視略矩形状の枠からなる。このハウジング80は、車両前後方向(この図の紙面表裏方向)に貫通しており、正面視において左右の側板81,82と、これら左右の側板81,82の上端間を塞いだ天板83と、左右の側板81,82の下端間を塞いだ底板84とからなる。
ガード部70は、カメラ61Lを車外の飛来物Fy(図4参照)による衝撃から保護するとともに、カメラ61Lの映像認識に必要な所定の映像透過性を有したものであり、ハウジング80に保持されている。より具体的に述べると、ガード部70は、複数のピアノ線71の集合体である。複数のピアノ線71は、ハウジング80の後端部において、左右の側板81,82間に水平に張られており、上下方向に略等ピッチで配列されている。これらのピアノ線71は、左のカメラ61L(図4参照)のレンズ61aに接近して位置する。
これらのピアノ線71の径及びピアノ線71間のピッチは、左のカメラ61Lの映像認識に必要な所定の映像透過性を有するように、設定される。例えば、ピアノ線71間のピッチを小さく設定する方が、カメラ61Lを飛来物Fy(図4参照)による衝撃から保護する性能を高めることができる。しかし、ピアノ線71間のピッチが過小であると、カメラ61Lの映像認識に必要な所定の映像透過性に影響を及ぼす。これらを十分に勘案して、ピアノ線71間のピッチが設定される。
図4〜図6に示すように、ハウジング80における右の側板82は、外面に平面視略L字状の第1の掛止め部91を有している。この第1の掛止め部91は、右の側板82の外面から車幅中心側(図4の左側)へ延びる掛け部91aと、この掛け部91aの先端から前方へ延びる抜止め部91bとからなる。掛け部91aは、グリル30Lのガード装着スペースSpにハウジング80を嵌め込んだときに、グリル30Lの凹部36(図6参照)に嵌合することが可能な位置に配置されている。第1の掛止め部91とグリル30Lの係止端37(凹部36の底37)との組み合わせの構成は、第1の係合機構92(図4参照)をなす。
さらに、右の側板82は、図4及び図6に示すように、後端面に第2の掛止め部93を有する。この第2の掛止め部93は、右の側板82の後端から車幅中心側へ延びている。この第2の掛止め部93は、グリル30Lのガード装着スペースSpにハウジング80を嵌め込んだときに、グリル30Lにおける右の側板33の後端に掛けることが可能な位置に配置されている。グリル30Lにおける右の側板33の後端と、第2の掛止め部93との組み合わせの構成は、第2の係合機構94(図4参照)をなす。
なお、第1の係合機構92と第2の係合機構94とは、少なくともいずれか一方があればよい。
一方、ハウジング80における左の側板81の外面には、ルーバ端45を若干嵌め込むための嵌合溝95が形成されている。この嵌合溝95は、ルーバ端45を車幅方向から嵌め込むことが可能なように、ルーバ端45の形状に合わせてV字状(テーパ状)に形成されており、後端が開放している。嵌合溝95にルーバ端45を若干嵌め込むだけなので、左の側板81の板厚に対して、嵌合溝95の溝深さは浅くてよい。
さらに、左の側板81は、嵌合溝95の底95aの部分における後端部に、貫通孔96を有している。この貫通孔96は、左の側板81の板厚方向に貫通しており、グリル30Lのガード装着スペースSpにハウジング80を嵌め込むときに、左の側板81がルーバ端45に干渉しないようにするための逃がし孔の役割を果たす。この貫通孔96のことを、適宜「逃がし孔96」と言う。
ところで、左の側板81において、逃がし孔96を有した部分には、ピアノ線71を張ることができない。このため、ハウジング80は、逃がし孔96の近傍に線固定部97を有しており、この線固定部97にピアノ線71の一端を張った構成とされている。
さらに、左の側板81は、外面から車幅方向左側へ延びた支持ステー98を有している。この支持ステー98は、嵌合溝95における下縁の真下に位置し、後下方へ延びた平板からなり、ルーバ41のフランジ46に前方から重ね合わせて、ボルト止めすることが可能である。
次に、グリル30Lに対するカメラガード64Lの取付け手順、及び取外し手順について説明する。図7は図2に示されたグリルに対するカメラガードの取付け手順を説明する説明図である。
グリル30Lにカメラガード64Lを取付ける手順は次の通りである。
先ず、グリル30Lに対して、ハウジング80の左後端80aを、図7の実線によって示すようにルーバ端45側へ傾けながら、グリル30Lのガード装着スペースSpにハウジング80を挿入する(矢印A1)。
次に、ハウジング80の逃がし孔96をルーバ端45に挿入しながら、ハウジング80をガード装着スペースSpに更に挿入する。この結果、ハウジング80は図7の想像線によって示す状態となる。このときに、第1の掛止め部91は凹部36に臨む。
次に、図7の想像線によって示されたハウジング80を、凹部36側へ回す(矢印A2)。ハウジング80を回すにつれて、第1の掛止め部91の掛け部91aが凹部36の底37(係止端37)に掛け止まり、ハウジング80の左後端80aがガード装着スペースSp内に入り込み、支持ステー98がルーバ41のフランジ46に重なる。図4に示すように、掛け部91aが係止端37に掛け止められた状態において、枠体31における右の側板33は、ハウジング80の右の側板82と、抜止め部91bとによって、挟まれた状態となる。
最後に、図7に示すように、フランジ46に支持ステー98を1つのボルト99によって取り付けて、取付け作業を完了する。
このようにして、カメラガード64Lは、車幅方向の一端部(つまり、左の側板81)のみがグリル30Lにボルト止めされる。カメラガード64Lにおける車幅方向の他端部(つまり、右の側板82)は、図4に示す第1の係合機構92によって、グリル30Lに掛け止められる。第1の係合機構92は、右の側板82が少なくとも車両外方(車両前方及び車幅方向)へ脱落することを防止する。
その後、グリル30Lからカメラガード64Lを取り外す手順は、上記取付け手順と逆の手順の作業をすればよい。
以上の説明から明らかなように、図1において、カメラガード64Lは、グリル30Lに着脱可能に取り付けられている。このグリル30Lは、バンパ23のバンパフェイス12に取り付けられている。この結果、カメラガード64Lは、バンパ23に着脱可能に取り付けられる。
上記構成の車両用カメラ装置60の作用は次の通りである。
図1、図2及び図4に示すように、車両用カメラ装置60は、車両10の内部においてバンパ23の近傍に配置された左右のカメラ61L,61Rを保護するための左右のカメラガード64L,64Rを、バンパ23に着脱可能に取り付けたものである。このため、カメラガード64L,64Rを外すことによって、カメラ61L,61Rを容易に保守・点検する(清掃を含む)ことができる。従って、カメラ61L,61Rの保守・点検作業性を高めることができる。しかも、車外の飛来物Fy(図4参照)による衝撃に対し、カメラガード64L,64Rによってカメラ61L,61Rを十分に保護することができる。
さらには、図2、図4及び図5に示すように、左のカメラガード64Lは、車幅方向の一端部(つまり、ハウジング80における左の側板81)に嵌合溝95を有している。この嵌合溝95にルーバ端45を若干嵌め込んでいる。このため、ルーバ41は嵌合によっても、カメラガード64Lを支持することができる。しかも、嵌合することによって、ルーバ41がカメラガード64Lを支持するので、支持剛性は大きい。従って、カメラガード64Lをルーバ41にボルト99によって止めるボルト止めは、1箇所だけですむ。バンパ23に対するカメラガード64Lの組付けが、より一層容易である。
つまり、ルーバ41を利用して、左のカメラガード64Lの少なくとも一部を支持している。このため、カメラガード64Lは、ルーバ41を介してバンパ23に取り付けられた構成となる。このように、ルーバ41は、グリル30Lにおいて風向を案内する役割の他に、カメラガード64Lを支持する支持部材としての役割を兼ねる。従って、支持部材の構成を簡略化することができる。しかも、ルーバ41でカメラガード64Lを支えることによって、支持剛性を高めることができる。
このことは、右のカメラガード64Rの支持についても同様である。
さらには、図2、図4及び図5に示すように、車幅方向へ延びるルーバ41の下面側に有しているフランジ46に、左のカメラガード64Lを固定することにより、ルーバ41によってカメラガード64Lを支持したものである。このため、車両10(図1及び図5参照)の前部を前上方から見たときに、ルーバ41にカメラガード64Lを固定する部分が、ルーバ41の下に隠れるので目立たない。従って、ルーバ41にカメラガード64Lを固定したにもかかわらず、車両10の外観性を十分に確保することができる。
このことは、右のカメラガード64Rの支持についても同様である。
さらには、図2、図4及び図5に示すように、左のカメラガード64Lは、車幅方向の一端部(つまり、ハウジング80における左の側板81)のみをバンパ23にボルト99によって止めるとともに、車幅方向の他端部(つまり、ハウジング80における右の側板82)をバンパ23に掛け止める構成である。従って、ボルト止めの箇所が少なくてすむ。このため、バンパ23に対するカメラガード64Lの組付けが極めて容易である。しかも、カメラガード64Lにおける車幅方向の他端部については、少なくとも車両10外方への脱落を防止する係合機構92及び/又は94によって、バンパ23に掛け止めしているので、ボルト止めしなくても、カメラガード64Lが車両10外方へ脱落する心配はない。
このことは、右のカメラガード64Rの支持についても同様である。
なお、本発明では、カメラ61L,61Rは、赤外線カメラの構成に限定されるものではなく、各種のものに適用できる。
また、カメラ61L,61Rは、車両10の前部に配置する構成に限定されるものではない。例えば、カメラ61L,61Rを車両10の後部に配置、または、カメラ61L,61Rを車両10の前後両方に配置する構成であってもよい。
また、カメラガード64L,64Rの配置については、カメラ61L,61Rの配置に合わせればよい。カメラガード64L,64Rは、バンパ23に着脱可能に取り付ける構成であればよく、例えばバンパビーム22に取り付けてもよい。
また、車両10に対してカメラ61L又は61Rを1つだけ備える場合には、この1つのカメラを車両10の車幅中央位置または左右一方に配置してもよい。
また、左右のグリル30L,30Rにそれぞれ設けられるルーバ41の数量は、1つずつに限定されるものではなく、任意である。
本発明の車両用カメラ装置60は、夜間走行中における車外の状況を認識可能にするものに用いるのに好適である。
本発明に係る車両用カメラ装置を備えた車両の前部の斜視図である。 図1に示された左のグリル及び左のカメラガードを車両正面側から見た図である。 図2に示された左のグリル及び左のカメラガードの説明図である。 図2の4−4線断面図である。 図2に示されたグリル及びカメラガードの分解図である。 図2に示されたグリルにカメラガードを係合する係合機構の分解図である。 図2に示されたグリルに対するカメラガードの取り付け手順を説明する説明図である。
符号の説明
10…車両、11…車体、12…バンパフェイス、22…バンパビーム、23…バンパ、30L,30R…グリル、41…ルーバ、46…フランジ、45…ルーバ端、60…車両用カメラ装置、61L,61R…カメラ、64L,64R…カメラガード、70…ガード部、71…ピアノ線、80…ハウジング、81…車幅方向の一端部(ハウジングにおける左の側板)、82…車幅方向の他端部(ハウジングにおける右の側板)、92,94…係合機構、95…嵌合溝、99…ボルト、Fy…飛来物。

Claims (3)

  1. カメラ及びカメラガードを備え、
    前記カメラは、車外の状況を映像によって認識するべく、車両の内部においてバンパの近傍に配置されており、
    前記カメラガードは、前記カメラを車外の飛来物による衝撃から保護するとともに前記カメラの映像認識に必要な所定の映像透過性を有しているガード部と、このガード部を保持したハウジングとからなる、車両用カメラ装置であって、
    前記カメラガードは、前記バンパに着脱可能に取り付けられ
    前記バンパは、車幅方向へ延びるルーバを有したグリルを備えており、
    前記カメラガードは、少なくとも一部が前記ルーバによって支持されることにより、このルーバを介して前記バンパに取り付けられていることを特徴とした車両用カメラ装置。
  2. 前記ルーバは下面側にフランジを、更に有しており、
    前記カメラガードは、前記フランジに固定されることによって、支持されていることを特徴とした請求項記載の車両用カメラ装置。
  3. 前記カメラガードは、車幅方向の一端部のみが前記ルーバに固定されたフランジにボルト止めされ、
    前記カメラガードにおける車幅方向の他端部は、少なくとも車両外方への脱落を防止する係合機構によって、前記バンパに掛け止められていることを特徴とした請求項1記載の車両用カメラ装置。
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