JP4944001B2 - コネクタの係止部材挿入治具 - Google Patents

コネクタの係止部材挿入治具 Download PDF

Info

Publication number
JP4944001B2
JP4944001B2 JP2007318286A JP2007318286A JP4944001B2 JP 4944001 B2 JP4944001 B2 JP 4944001B2 JP 2007318286 A JP2007318286 A JP 2007318286A JP 2007318286 A JP2007318286 A JP 2007318286A JP 4944001 B2 JP4944001 B2 JP 4944001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
wall
connector housing
insertion jig
locking member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007318286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009140857A (ja
Inventor
真仁 中野
全伸 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2007318286A priority Critical patent/JP4944001B2/ja
Publication of JP2009140857A publication Critical patent/JP2009140857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4944001B2 publication Critical patent/JP4944001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、端子を係止するリヤホルダ等の係止部材を治具部材のスライド操作でコネクタハウジング内に挿入係止させるコネクタの係止部材挿入治具に関するものである。
図8(a)は、従来のコネクタの係止部材挿入治具の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この係止部材挿入治具81は、コネクタ84を収容する下側の部材82と、コネクタ内に係止部材であるリテーナ85を押し込む上側の部材83とで構成されている。両部材82,83はヒンジ軸86を支点に上下に回動する。
図8(b)はコネクタ84を示すものであり、このコネクタ84は、絶縁樹脂製のコネクタハウジング87と、コネクタハウジング87の端子収容室に挿入される電線付きの雌型の端子88と、コネクタハウジング87の上部開口89から挿入され、端子88の段部を二次係止する係止杆90を有する係止部材としてのリテーナ85とで構成される。コネクタハウジング87は端子収容室内に端子一次係止用の係止ランスを有し、係止ランスは端子88の凹部に係合する。
リテーナ85をコネクタハウジング87に仮係止(半挿入)した状態で、端子88を端子収容室内に挿入し、図8(a)の挿入治具81の下側の部材82にコネクタ84をセットし、上側の部材83を下降させてリテーナ85をコネクタハウジング内に押し込む。
特開平10−329641号公報(図1〜図3)
しかしながら、上記従来の係止部材挿入治具81にあっては、リテーナ85の上面に均一に押し込み力を作用させなければならず、治具81だけでなく作業者の作業精度も要求されるという懸念があった。また、端子挿入方向に対して直交する方向からコネクタハウジング87に挿入するリテーナ85に限定されてしまい、端子挿入方向に挿入する係止部材であるリヤホルダや、特に薄肉のヒンジで回動(開閉)式に連結されたリヤホルダには適用できないという問題があった。
本発明は、上記した点に鑑み、係止部材としてのリヤホルダを誰でも簡単・確実にコネクタハウジング内に端子挿入方向に挿着することのできるコネクタの係止部材挿入治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るコネクタの係止部材挿入治具は、コネクタ収容室を有するベース部材と、該ベース部材にスライド自在に配置され、コネクタのリヤホルダに当接しつつ、該コネクタを該コネクタ収容室に押し込む当接壁を有するスライド部材と、該スライド部材に固定ないし一体化され、前進時に該コネクタ収容室内の該コネクタの上端に沿って位置する突出壁を有する操作部材とで構成されることを特徴とする。
上記構成により、リヤホルダを未挿入の状態でコネクタをベース部材のコネクタ収容室の後側の入口にセットし、操作部材をスライド部材と一体に前進させることで、スライド部材の当接壁がリヤホルダに当接してコネクタをコネクタ収容室内に押し込み、その際、操作部材の突出壁がコネクタの浮き上がりを抑えて、コネクタをコネクタ収容室内にスムーズに収容させ、当接壁がコネクタをコネクタ収容室の前端に当接させた状態で、リヤホルダをコネクタ内に押し込んで挿入させる。リヤホルダはヒンジを有するものでも有さないものでもよい。
請求項2に係るコネクタの係止部材挿入治具は、請求項1記載のコネクタの係止部材挿入治具において、前記リヤホルダがヒンジを介して下向きに開いた状態で前記コネクタが前記コネクタ収容室の入口側に斜め上向きにセットされ、前記操作部材の前進時に前記突出壁が該コネクタの上部を水平に押し下げることを特徴とする。
上記構成により、突出壁が前進してコネクタ収容室の入口側でコネクタを押し下げて斜めから水平に姿勢矯正し、その状態でスライド部材の当接壁がリヤホルダを押してコネクタをコネクタ収容室に押し込む。リヤホルダはヒンジでコネクタハウジングに連結されたものでもよく、ホルダ本体がヒンジでリヤホルダのスライド部に連結されたものでもよい。
請求項3に係るコネクタの係止部材挿入治具は、請求項1又は2記載のコネクタの係止部材挿入治具において、前記コネクタ収容室の底面に続く傾斜面が前記ベース部材に形成され、該傾斜面に沿って前記リヤホルダがヒンジを支点に挿入方向に回動することを特徴とする。
上記構成により、リヤホルダがベース部材の傾斜面に沿って摺動しつつヒンジを支点にてこの原理で閉じ方向にスムーズに回動し、当接壁によるリヤホルダの押し込みに適した姿勢となる。
請求項4に係るコネクタの係止部材挿入治具は、請求項3記載のコネクタの係止部材挿入治具において、前記傾斜面から前記底面にかけて前記ヒンジを案内収容する溝部が形成されたことを特徴とする。
上記構成により、ヒンジと傾斜面や底面との干渉が防止されて、ヒンジの屈曲動作とそれに伴うリヤホルダの挿入動作がスムーズに行われる。
請求項5に係るコネクタの係止部材挿入治具は、請求項1〜4の何れかに記載のコネクタの係止部材挿入治具において、前記コネクタ収容室の上壁に前記コネクタのロックアームを挿通させる開口が設けられ、一対の前記突出壁の間に該ロックアームが進入することを特徴とする。
上記構成により、ロックアームが突出壁や収容室の壁部で押されることがなく、ロックアームの弾性力の低下とそれに伴う相手コネクタとの嵌合時のロック力の低下が防止される。
請求項1記載の発明によれば、リヤホルダをコネクタ内に誰でも小さな操作力で容易に且つ確実に挿入することができ、リヤホルダによる端子の係止を正確に行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、ヒンジを支点に開閉方向に回動するリヤホルダをコネクタ内に誰でも小さな操作力で容易に且つ確実に挿入することができる。
請求項3記載の発明によれば、リヤホルダを傾斜面に沿ってヒンジを支点に回動させて当接壁で押し込みやすくすることで、リヤホルダをコネクタ内にスムーズ且つ確実に挿入することができる。
請求項4記載の発明によれば、ヒンジの干渉を防止して、ヒンジの屈曲動作とそれに伴うリヤホルダの挿入動作をスムーズに行わせることができる。
請求項5記載の発明によれば、コネクタのロックアームを何ら撓ませることなくリヤホルダの挿入を行うことができるから、相手コネクタとの嵌合時のロック力が確実に維持される。
図1〜図6は、本発明に係るコネクタの係止部材挿入治具の一実施形態を示すものである。
図1(a)の如く、この係止部材挿入治具1は、基板状のベース部材2と、ベース部材2にスライド自在に係合したスライド部材3と、スライド部材3に固定された操作部材4との三部品で構成されるものである。
スライド部材3は長手方向のガイド溝5を有し、ベース部材2の丸孔(図示せず)にボルト6の軸部が下から挿入されてガイド溝5内にスライド自在に係合し、ベース部材2のスリット状のガイド長孔7(図5)にボルト8の軸部がスライド自在に下から挿入されつつ操作部材4のねじ孔9に螺挿されて、三部品2〜4が組み立てられている。
図2の如く、ベース部材2は、水平なベース壁10と前端の垂直な端壁11とを有し、ベース壁10の幅方向中央に一段高くなった突壁12が長手方向に設けられ、突壁12の前端上側に前上がりの傾斜面13が設けられ、傾斜面13は左右両側において前方に延長され、この左右一対の延長傾斜面13aが水平な突条(底面)14に続き、左右の突条14の間に溝部15が形成され、突条14の前半上側に幅広の収容室16が形成され、幅広の収容室16と端壁11側との間に幅狭の収容室17が形成され、両収容室16,17は前後に連通して平面視で略T字状のコネクタ収容室18を成している。
幅広の収容室16の下側で溝部15の前端側に一段深いテーパ状の凹部(溝部)15aが形成され、凹部15aを経て一段高い幅狭の収容室17の水平な底面19に続いている。凹部15aは溝部15の一部である。収容室17の終端壁(前端壁)20は端壁11と平行に段差状に形成されている。
コネクタ収容室18の上部と後部は開口され、上部の開口21はスリット状に形成されて、水平な内向きの鍔部22を有し、鍔壁22は水平な上壁53に続いている。コネクタ収容室18の左右の垂直な壁部23はベース板10に立設され、コネクタ収容室18の上壁53とその外側の水平な鍔状の壁部24は端壁11に直交している。鍔状の壁部24は垂直な壁部23から外向きに突出し、両壁部23,24はL字状に直交し、壁部24とベース壁10との間に水平な溝状の空間(隙間)25が形成されている。
スライド部材3は、左右一対の細長の水平な壁部26と、両壁部26の前半且つ下半の内側に一体形成された鍔部27と、両壁部26の長手方向中間部において鍔部27と直交して両壁部26を連結する水平な連結壁28と、連結壁28の中央下部に一体形成された当接壁29と、両壁部29の後半下部に段差状に形成された切欠空間30と、両壁部26の後端に設けられた内向きの鍔部31とを有している。連結壁28は、当接壁29の上側の切欠凹部32と、当接壁29の左右両側の下向きの突部33と、両側の壁部26に沿った上向きの突部34とを有して構成されている。当接壁29は垂直な前端面(当接面)29aを有している。
両側の壁部26の前半部はベース部材2のベース壁10に摺接し、内向きの鍔部27はベース部材2の鍔部24の下側の溝状空間25に進入係合し、連結壁28の前端面28aはベース部材2のL字状の壁部23,24の後端面に当接する。当接壁29は後述のコネクタ35(図1)のリヤホルダ(係止部材)36に当接する。
操作部材4は、左右両側の縦断面コの字状の上下対向する水平な壁部37と、上下の壁部37の間の水平な隙間(空間)38と、上下の壁部37を連結する内端と後端の垂直な各壁部39,40と、内端の壁部39の上半から前方に平行に延長された水平な一対の突出壁41と、内端の両壁部39の下部を水平に連結する連結壁42(図1(b))とを有して構成されている。
水平な空間38にはスライド部材3の壁部26の後半26aが進入し、後端の鍔部31が空間38の後壁40の内面に当接し、一対の突出壁41はスライド部材3の連結壁28の上面に沿って一対の突部34の間に進入し、コネクタ35(図1)を下向きに押圧する。一対の突出壁41の間にはコネクタ35のロックアーム43(図1)を進入させる隙間44が形成されている。
図1(a)は、コネクタ35を係止部材挿入治具1にセットした状態の全体斜視図、図1(b)は、図1(a)を中央から切断して示す断面斜視図、図1(c)は図1(b)の縦断面図である。図3〜図5の各(a)〜(c)も図1と同様である。
図1において、スライド部材3は操作部材4と一体にベース部材2の後半側に位置している。コネクタ35は操作部材4の一対の突出壁41の前端面41aに沿って上から前下がりに傾斜状に後半(入口側)の幅広の収容室16にセットされる。各突出壁41の前端下部41a’がコネクタ35の左右両側の上側後部のリブ(突部)45の傾斜面45aの後端に接して位置する。リブ45はコネクタ35のロックアーム43の後端の操作部43aの両側に位置してロックアーム43の不意な操作を防止する保護壁である。
コネクタ43のリヤホルダ36が薄肉可撓性(弾性)のヒンジ46を介して下向きに開いた状態で、ベース壁10の傾斜面13の裾側に接して位置する。コネクタ35が斜めにセットされるのは、リヤホルダ36が下向きに開いているからである。
コネクタ35の前端下部35aはベース壁10の凹部15aを少し越えて前半の収容室17の底面19の入口側に接して位置する。コネクタ35の上側のロックアーム43の前端43bは前半の収容室17のスリット状の上部開口21の入口側に位置する。
図1(c)の如くコネクタ35には電線付き端子47が挿着されており、電線48は一対の突出壁41の間を通って後部下側の連結壁42の上面に沿って治具1から導出される。本例のコネクタ35には左右二本の電線付き端子47が挿着される。端子47はコネクタハウジング49の端子収容室内の可撓性の係止ランス50で一次係止されている。リヤホルダ36は後部下側のヒンジ46に連結されており、以下の操作で端子収容室の後部に進入して端子47の後端に当接して端子47を二次係止させる。
図6(a)の如く、コネクタハウジング49の左右の後部に可撓性の係止枠51が設けられ、リヤホルダ36は側壁52の外面に係止突起53を有し、以下の操作でヒンジ46を支点に上方前側に回動することで、側壁52を含むホルダ本体(符号36で代用)が端子収容室の後部に進入すると共に、係止突起53が係止枠51内に係合して、リヤホルダ36がコネクタハウジング49に係止される。ホルダ本体(36)は、矩形板状の両側壁52と両側壁52の間の矩形ブロック状の端子当接部54とで構成されている。リヤホルダ36の閉じ操作は手作業ではかなりの労力を要する。
図1の状態から操作部材4を少し前進させることで、図3の如く、突出壁41の先端下部41a’がコネクタ35の後端上部のリブ45の傾斜面45aに沿って摺接しつつリブ45を押し下げて、コネクタ35をベース部材2のコネクタ収容室18の底面19に沿って水平に位置させる。突出壁41の前端41aはリブ45を通過し、突出壁41の下面がリブ45の上端面を摺接する。リヤホルダ36はベース壁10の傾斜面13に接し、コネクタハウジング49の後部が下向き(時計回り)に水平に回動したことで、ヒンジ46がやや圧縮されてリヤホルダ36が後上がりに傾斜する(反時計回りに回動する)。リヤホルダ36の後方にスライド部材3の当接壁が対向して位置する。
図3の状態から操作部材4をさらに前方に押すことで、図4の如く、当接壁29がリヤホルダ36に当接してリヤホルダ36を前方に押し、それにより、コネクタ35がコネクタ収容室18の内面に沿ってスライド式に前進する。リヤホルダ36の両側壁52(図6)の周端面が傾斜面13に沿って摺動しつつヒンジ46を支点にてこの原理で徐々に閉じ方向に回動する。図3の前進中にはリヤホルダ36は閉じられない。
その状態でコネクタ35の前端面35bがコネクタ収容室18の前端面20に当接するまでコネクタ35が前進する。ロックアーム43はコネクタ収容室18の上壁53のスリット状の開口21内に進入する。一対の突出壁41はロックアーム43の両側に非接触で位置し、突出壁41の下面がベース部材2のコネクタ収容室18の上壁53の上面に沿ってほぼ隙間なく位置する。すなわち、ロックアーム43は治具1によって何ら操作されず、ロックアーム43の弾性低下等の心配がない。ロックアーム43の両側下方でコネクタハウジング49の上壁面の左右両側部分49aが幅狭の収容室17の鍔部22の下面22aに沿ってスライドする。
図4でコネクタ35が前進して、コネクタ35の前端がコネクタ収容室18の前端に当接した状態で、図5及び図6(b)(c)の如く、当接壁29がリヤホルダ36を前方に押してコネクタ内に押し込む。それと同時に係止突起53が係止枠51に係合する。これにより、リヤホルダ36の挿着が完了する。ヒンジ46が円弧状に下方に突出した状態でベース部材2の中央の溝部15から凹部15aに収容される。溝部15と凹部15aはヒンジ46の圧縮動作を傾斜面13との干渉なくスムーズに行わせる。
コネクタ35の左右のリブ45は幅広の収容室16の上部開口に進入して位置し、リブ45の上に突出壁41が位置する。図5の状態から操作部材4をスライド部材3と一体にスライド式に後退させて、コネクタ収容室18からコネクタ35を取り出すことができる。
なお、上記実施形態においては、リヤホルダ36をほぼ180°反転させてコネクタハウジング49内に挿入するコネクタを用いて説明したが、上記係止部材挿入治具1は、図7に示すようなコネクタハウジング54とは別体のリヤホルダ55を45°程度の角度で回動させるコネクタ56にも適用可能である。
このリヤホルダ55は、コネクタハウジング54の底壁57に沿ってスライド自在に挿着されたもので、薄板のスライド部58と、スライド部58に続く薄肉のヒンジ59と、ヒンジ59に続くホルダ本体60とで構成される。図7の実線の如くホルダ本体60をヒンジ59から下向きに回動させた状態で、コネクタハウジング54の端子収容室61に後方から電線付き端子62が挿入されて、収容室内の係止ランス63で一次係止され、次いでホルダ本体60を鎖線の如く上向きに回動させて水平にコネクタハウジング内に押し込む。この動作を上記係止部材挿入治具1で行わせることができる。
すなわち、図1において、コネクタ56をセットし(ホルダ本体60が下向きに回動しているから、コネクタ56は図1の例と同様に後上がりに傾斜してセットされる)、次いで、図3〜図4においてホルダ本体60がスライド部材3の当接壁29で前方に押されつつ、ベース部材2の傾斜面13に沿って徐々に水平(上向き)に回動し、図5において、コネクタ56の前端54aがコネクタ収容室18の前端面20に当接した状態で、当接壁29でホルダ本体60がコネクタハウジング54内に押し込まれ、ホルダ本体60の係止突起64がコネクタハウジング54の底壁57の係止孔65に係合する。
図7の例では、ホルダ本体60を下向きに傾斜させた状態で押し込んだが、例えばホルダ本体60を水平にした状態で当接壁29で押し込んだり、ヒンジ59のない水平なリヤホルダを用いて当接壁29で押し込むことも可能である。但しこの場合はベース部材2の傾斜面13は使用されず(不要であり)、図1においてコネクタは斜めではなく水平にセットされる。
また、上記実施形態においては、ベース部材2の傾斜面13でリヤホルダ36の両側壁52を徐々に閉止(挿入)方向に回動させたが、例えば傾斜面13を排除して水平面とし、操作部材4の突出壁41の先端のコネクタ押し下げ動作で一気にリヤホルダ36を閉じ方向に回動させることも可能である。但し、ヒンジ46の弾性(反発力)でコネクタ収容室18へのコネクタ35の挿入姿勢が乱れる懸念はなきにしもあらずである。
また、上記実施形態においては、スライド部材3と操作部材4とを別体に形成し、スライド部材3をボルト6でベース部材2にスライド自在に係合させた後、スライド部材3を後退させて操作部材4にボルト8で固定させるようにしたが、構造をさらに簡素化してスライド部材3と操作部材4とを一体に形成することも可能である(この場合でも当接壁29を有する部分をスライド部材3、突出壁41を有する部分を操作部材4と呼称する)。
本発明に係るコネクタの係止部材挿入治具の一実施形態におけるコネクタセット状態を示す、(a)は斜視図、(b)は断面斜視図、(c)は縦断面図である。 同じく係止部材挿入治具の要部を示す分解斜視図である。 係止部材挿入治具の操作初期段階を示す、(a)は斜視図、(b)は断面斜視図、(c)は縦断面図である。 係止部材挿入治具の操作中間段階を示す、(a)は斜視図、(b)は断面斜視図、(c)は縦断面図である。 係止部材挿入治具の操作完了段階を示す、(a)は斜視図、(b)は断面斜視図、(c)は縦断面図である。 (a)〜(c)はリヤホルダを閉止する状態を段階的に示す要部斜視図である。 コネクタの他の形態例を示す縦断面図である。 (a)は従来のコネクタの係止部材挿入治具の一形態を示す斜視図、(b)は使用するコネクタを示す分解斜視図である。
符号の説明
1 係止部材挿入治具
2 ベース部材
3 スライド部材
4 操作部材
13 傾斜面
15 溝部
18 コネクタ収容室
21 開口
29 当接壁
35 コネクタ
36 リヤホルダ
41 突出壁
46 ヒンジ
43 ロックアーム
53 上壁

Claims (5)

  1. コネクタ収容室を有するベース部材と、該ベース部材にスライド自在に配置され、コネクタのリヤホルダに当接しつつ、該コネクタを該コネクタ収容室に押し込む当接壁を有するスライド部材と、該スライド部材に固定ないし一体化され、前進時に該コネクタ収容室内の該コネクタの上端に沿って位置する突出壁を有する操作部材とで構成されることを特徴とするコネクタの係止部材挿入治具。
  2. 前記リヤホルダがヒンジを介して下向きに開いた状態で前記コネクタが前記コネクタ収容室の入口側に斜め上向きにセットされ、前記操作部材の前進時に前記突出壁が該コネクタの上部を水平に押し下げることを特徴とする請求項1記載のコネクタの係止部材挿入治具。
  3. 前記コネクタ収容室の底面に続く傾斜面が前記ベース部材に形成され、該傾斜面に沿って前記リヤホルダがヒンジを支点に挿入方向に回動することを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタの係止部材挿入治具。
  4. 前記傾斜面から前記底面にかけて前記ヒンジを案内収容する溝部が形成されたことを特徴とする請求項3記載のコネクタの係止部材挿入治具。
  5. 前記コネクタ収容室の上壁に前記コネクタのロックアームを挿通させる開口が設けられ、一対の前記突出壁の間に該ロックアームが進入することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のコネクタの係止部材挿入治具。
JP2007318286A 2007-12-10 2007-12-10 コネクタの係止部材挿入治具 Active JP4944001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318286A JP4944001B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 コネクタの係止部材挿入治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007318286A JP4944001B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 コネクタの係止部材挿入治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009140857A JP2009140857A (ja) 2009-06-25
JP4944001B2 true JP4944001B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=40871268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007318286A Active JP4944001B2 (ja) 2007-12-10 2007-12-10 コネクタの係止部材挿入治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4944001B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014010950A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Tyco Electronics Japan Kk 電気コネクタ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0765924A (ja) * 1993-08-30 1995-03-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子付コネクタの製造方法
JP2002299002A (ja) * 2001-03-28 2002-10-11 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの端子保持部ロック用治具
JP3863732B2 (ja) * 2001-05-16 2006-12-27 矢崎総業株式会社 コネクタの組立方法および組立装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009140857A (ja) 2009-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101048782B1 (ko) 레버 타입 커넥터, 커넥터 조립체 및 접속 방법
US7384286B2 (en) Connector, connector assembly and assembling method
JP3755429B2 (ja) コネクタ
US6623285B2 (en) Lever-type connector with connection testing features
KR100709086B1 (ko) 분리 커넥터 및 그 조립 방법
JP4985206B2 (ja) コネクタ及びショート端子
CN109004429B (zh) 杆式连接器
JP4823285B2 (ja) 電気コネクタ
JP5900684B1 (ja) 電気コネクタ
US7267569B2 (en) Connector with a shorting terminal
JP2006079922A (ja) コネクタ
US9147958B2 (en) Connector
US6935904B2 (en) Connector
JP2004355969A (ja) コネクタ
JP2022039032A (ja) コネクタ
US6155884A (en) Connector retaining construction
US7097476B2 (en) Connector with movable member for assisting connection with a mating connector
JP2005216792A (ja) コネクタ
JP3986062B2 (ja) コネクタ
JP4944001B2 (ja) コネクタの係止部材挿入治具
JP2009043519A (ja) コネクタ
JP2008021608A (ja) コネクタ
JP2015198004A (ja) コネクタ用端子の組み付け治具
JP2014207102A (ja) コネクタ
JP3745953B2 (ja) 端子抜き治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4944001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250