JP4943380B2 - 搬送システム - Google Patents
搬送システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4943380B2 JP4943380B2 JP2008147018A JP2008147018A JP4943380B2 JP 4943380 B2 JP4943380 B2 JP 4943380B2 JP 2008147018 A JP2008147018 A JP 2008147018A JP 2008147018 A JP2008147018 A JP 2008147018A JP 4943380 B2 JP4943380 B2 JP 4943380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gripping
- workpiece
- pins
- pin insertion
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Description
そこで、この問題を解決するため、ピン挿入穴の位置を検出することが考えられるが、カメラで撮影して画像処理したり、接触式あるいは非接触式の距離計でピン挿入穴までの距離を測定したりする必要があり、コストが増大する。
そして、把持ピンをピン挿入穴に挿入してワークを把持する際に、複数に分割された把持ピン同士の間隔を測定する。すると、把持ピンはテーパ形状であるため、ピン挿入穴の基準面の垂直方向の位置に応じて、把持ピン同士の間隔が異なることになる。よって、複数のワークのピン挿入穴が同径の場合に、測定した間隔に基づいて、ワークの種類を判別できる。
また、把持ピン同士の間隔を測定するだけでよいので、ワークの種類を判別するための設備が不要となり、低コストである。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送システム1の構成を示す斜視図である。
搬送システム1は、例えば自動車の製造工場に設けられ、一方のライン2上の略平板状の複数種類のワークWを把持し、他のライン3上まで搬送する。この搬送システム1は、ワークWを把持し、把持したワークWを搬送する搬送ロボット10と、この搬送ロボット10を制御する制御装置60と、を含んで構成される。なお、本実施形態では、ワークWとして自動車のドアパネルを用いた場合を説明するが、これに限るものではない。
また、第5腕部135の先端側には、把持ツールユニット20の後述の自動工具交換装置43(図2参照)が連結される。この第5腕部135は、図示しない駆動機構により、第5腕部135の延出方向に延びる軸を回転中心として、把持ツールユニット20を回転させる。
把持ツールユニット20は、ワークWを把持する把持ツール30と、この把持ツール30を支持する把持ツール支持機構40と、を含んで構成される。なお、この図2では、把持ツールユニット20の図示を明確にするため、ワークWを把持ツールユニット20の上方に図示したが、把持ツールユニット20でワークWを把持する際には、ワークWを把持ツールユニット20の下方に位置させる。
これら把持装置33A,33B,33Cは、それぞれ、把持ピンと34A,34B,34Cと、これら把持ピン34A,34B,34Cの先端側を拡開する把持ピン駆動部35A,35B,35Cと、を含んで構成される。
また、以下では、ツール基板31に対し垂直に延び、かつ、これら把持ピン34A,34B,34Cにより構成される正三角形の中心を通る軸を、把持ツール30の中心軸Oとする。
把持ピン34Aは、複数ここでは2分割されて、先端に向かうに従って細くなるテーパ形状ここでは略円錐形状となっている。
一方、把持ピン駆動部35Aにより、ロッドを後退させて初期位置に戻すと、把持ピン34Aの復元力により、把持ピン34Aの間隔は元に戻る(図3(a)参照)。
なお、その図示および説明を省略するが、把持装置33B,33Cの構成は、以上の把持装置33Aと同様の構成となっている。
モータ42は、把持ツール30を第2回胴部413とともに中心軸Oを回転軸として回転駆動する。
まず、ワークW1,W2について、共通の基準面Nを設定し、ピン挿入穴PA,PB,PCの内径、および、ピン挿入穴PA,PB,PCの基準面Nの面内方向の位置を共通とする。
一方、ワークW2では、ピン挿入穴PAの基準面Nからの高さをL2とし、ピン挿入穴PBの基準面Nからの高さをL3とし、ピン挿入穴PCの基準面Nからの高さをL1とする。
すなわち、ワークW1とワークW2とでは、ピン挿入穴PA,PB,PCの基準面Nからの高さ、つまり、ピン挿入穴PA,PB,PCの基準面Nの垂直方向の位置が互いに異なっている。
この状態で、2分割された把持ピン34A,34B,34Cをピン挿入穴PA,PB,PCの内壁面に当接するまで互いに離間させて、把持ピン34A,34B,34C同士の間隔を測定する。すると、把持ピン34A,34B,34Cは略円錐形状であるため、2分割された把持ピン34A,34B,34C同士の間隔は、ワークW1では、d1,d2,d3となり、ワークW2では、d2,d3,d1となる。よって、2分割された把持ピン34A,34B,34C同士の間隔を測定することで、ワークW1,W2を判別できる。
この際、把持ツールユニット20を制御して、把持ピン34A,34B,34Cがピン挿入穴PA,PB,PCに一致するように、ワークWに応じて予め設定された後述の回転位相分だけ把持ツール30を回転し、ロック機構により把持ツール30をこの位相で固定しておく。
(1)ピン挿入穴PA,PB,PCの内径および基準面Nの面内方向の位置を共通としつつ、ピン挿入穴PA,PB,PCの基準面Nの垂直方向の位置を互いに異ならせる。
そして、把持ピン34A,34B,34Cをピン挿入穴PA,PB,PCに挿入してワークWを把持する際に、2分割された把持ピン34A,34B,34C同士の間隔を測定する。すると、把持ピン34A,34B,34Cは略円錐形状であるため、ピン挿入穴PA,PB,PCの基準面Nの垂直方向の位置に応じて、把持ピン34A,34B,34C同士の間隔が異なることになる。よって、ピン挿入穴PA,PB,PCが同径の場合に、測定した間隔に基づいてワークWの種類を判別できる。
また、把持ピン34A,34B,34C同士の間隔を測定するだけでよいので、ワークWの種類を判別するための設備が不要となり、低コストである。
13 多関節アーム(搬送手段)
30 把持ツール
34A,34B,34C 把持ピン
61 搬送制御部(搬送制御手段)
62 判別部(判別手段)
N 基準面
PA,PB,PC ピン挿入穴
W,W1,W2 ワーク
Claims (1)
- 複数種類のワークを把持する把持ツールと、
当該把持ツールを先端側で支持し、当該把持ツールの三次元空間内における位置および姿勢を変更する搬送手段と、を備える搬送システムであって、
前記把持ツールは、複数に分割されかつ先端に向かうに従って細くなるテーパ形状の把持ピンを備え、
前記複数種類のワークには、共通の基準面が設定され、さらに、当該基準面の略垂直方向から前記把持ピンが挿入される挿入穴が形成され、
当該挿入穴は、内径および前記基準面の面内方向の位置が共通であるが、前記基準面の垂直方向の位置が互いに異なり、
前記搬送手段により、前記複数に分割された把持ピンを、前記基準面に対して共通の所定位置に至るまで前記ワークの挿入穴に挿入し、その後、前記挿入穴の内壁面に当接するまで互いに離間させることで、前記把持ピンで前記ワークを把持して搬送する搬送制御手段と、
前記把持ピンで前記ワークを把持する際に、前記複数に分割された把持ピン同士の間隔を測定して、当該測定した間隔に基づいて、前記ワークの種類を判別する判別手段と、を備えることを特徴とする搬送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008147018A JP4943380B2 (ja) | 2008-06-04 | 2008-06-04 | 搬送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008147018A JP4943380B2 (ja) | 2008-06-04 | 2008-06-04 | 搬送システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009291873A JP2009291873A (ja) | 2009-12-17 |
JP4943380B2 true JP4943380B2 (ja) | 2012-05-30 |
Family
ID=41540536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008147018A Expired - Fee Related JP4943380B2 (ja) | 2008-06-04 | 2008-06-04 | 搬送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4943380B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5521148B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2014-06-11 | 株式会社Ihi | ロボット装置及びロボット装置の制御方法 |
JP5382035B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2014-01-08 | 株式会社安川電機 | 自動作業装置 |
DE102021132054A1 (de) | 2021-12-06 | 2023-06-07 | König Automatisierungstechnik GmbH | Verfahren zur Steuerung eines Systems zur Bearbeitung eines Werkstücks |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3071867B2 (ja) * | 1991-05-11 | 2000-07-31 | 愛三工業株式会社 | 寸法判別装置およびその寸法判別装置をそなえた物品移送装置 |
JPH06143182A (ja) * | 1992-10-27 | 1994-05-24 | Sony Magnescale Inc | 計測機能付ロボットハンド |
JPH10217175A (ja) * | 1997-01-31 | 1998-08-18 | Mazda Motor Corp | ワーク判別方法及びその装置 |
JP2005111573A (ja) * | 2003-10-03 | 2005-04-28 | Nissan Motor Co Ltd | 位置決めクランプ装置およびその位置決めクランプ装置を用いたロボットハンド |
JP4139970B2 (ja) * | 2003-10-24 | 2008-08-27 | トヨタ自動車株式会社 | パネル部品の搬送方法及び搬送装置 |
JP2007111776A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Honda Motor Co Ltd | パネル部品の把持装置 |
-
2008
- 2008-06-04 JP JP2008147018A patent/JP4943380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009291873A (ja) | 2009-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5678979B2 (ja) | ロボットシステム、校正方法及び被加工物の製造方法 | |
US8948904B2 (en) | Work picking system | |
US9815194B2 (en) | Force control robot and method for controlling same | |
US20150039129A1 (en) | Robot system and product manufacturing method | |
TWI586498B (zh) | 機器人系統及末端執行器之變形檢測方法 | |
EP2364823A2 (en) | Robot system and transfer method | |
JP6709111B2 (ja) | 工作機械 | |
JP4943380B2 (ja) | 搬送システム | |
JP2018051735A (ja) | ロボット制御装置、ロボットおよびロボットシステム | |
JP2014176940A (ja) | ロボットシステム、ロボット制御方法及び被加工物の製造方法 | |
JP2019010723A (ja) | ロボットハンド、ロボット装置、ロボットハンドの制御方法 | |
US11331810B2 (en) | Device, method and program for estimating weight and position of gravity center of load by using robot | |
JP6878027B2 (ja) | ロボットハンド、ロボットハンドの制御方法、ロボットハンドを用いた物品の製造方法、ロボット装置、制御プログラムおよび記録媒体 | |
US11947330B2 (en) | Tool orientation systems and methods | |
US20180369943A1 (en) | Wire electrical discharge machining system and relative positional relationship calculating method | |
WO2019039592A1 (ja) | 曲げ加工装置 | |
US8840356B2 (en) | Workpiece transporting apparatus and method for transporting the same | |
JP2009066733A (ja) | 組立て用ロボットハンド | |
JP2012240182A (ja) | ロボットハンド、およびロボット | |
JP5187048B2 (ja) | ハンドリングシステム | |
JP6647308B2 (ja) | 多関節ロボットのティーチングシステム | |
US11498218B2 (en) | Robot | |
WO2014181709A1 (ja) | 端子挿入装置及び端子挿入方法 | |
JP6492426B2 (ja) | ワーク保持確認装置、及びワーク保持確認方法 | |
JP4310384B2 (ja) | ワークのハンドリング方法およびハンドリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120229 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |