JP4942730B2 - 内容物表示シート - Google Patents
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Description
図4は従来の可燃物や不燃物を収納するドラム缶に接着された内容物表示用のシートを交換する過程を示す図である。図4(a)に示すように、ドラム缶30の上面30aには、内容物の種別等を示す文字、記号などが記入されたシート31が接着されている。また、ドラム缶30の側面30bには、上記と同様の必要事項が記載されたシート34が接着されている。シート31には、例えば内容物32の種別を表すために「ウエス」、それを表す記号「B−1234」が記入されている。また、シート34には、記号「B−1234」が記入されている。図4(b)は、ドラム缶30の内容物を処分した後の空となったドラム缶30を再利用するために、シート31とシート34を剥がした様子を示す図である。図4(c)は、シートを剥がされたドラム缶(図4(b))に新たな内容物に関する必要事項を記入したシート35とシート37を夫々所定箇所に接着した状態を示す図である。シート35には、例えば内容物36として「ポリシート」、それを表す記号「B−7890」が記入されている。また、シート37には、記号「B−7890」が記入されている。
特許文献1には、基材シートの片面に粘着層を有し、かつその反対面に電離放射線硬化型剥離性樹脂の硬化物からなる剥離層を有する粘着シート、及びこの粘着シートを、粘着層と剥離層とを対面させて複数枚重ね合わせてなる粘着シート積層体について開示されている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、必要事項記入用の空欄を表面に有した台紙と、この台紙の表面に順次剥離可能に積層される複数枚の透明シートにより内容物表示シートを構成することにより、透明シートに記入する内容を変更することが可能となり、内容物表示シートを張り替える手間が省けるばかりでなく、消耗品を減らして管理コストを低減することができる内容物表示シートを提供することを目的とする。
本発明では、容器の内容物が変更するたびに内容物表示シートを交換する手間を省くために、必要事項記入用の空欄を表面に有した台紙を容器外面に接着し、この台紙の表面に順次剥離可能に積層される複数枚の透明シートを粘着する。この構成では、透明シートにより必要事項記入用の空欄を視認することができるので、その空欄に沿って必要事項を透明シートの上から記入することができる。また、記入内容が変更した場合は、最表面の透明シートを剥離して新たな透明シートに記入する。これにより、内容物表示シートを張り替える手間が省けるばかりでなく、消耗品を減らして管理コストを低減することができる。
透明シートの剥がす数が少ないほど、作業性が良くなる。即ち、台紙全体をカバーする透明シートがあれば、必ず台紙の空欄を透明シートが覆うことになる。これにより、透明シートを剥がす数が少なくなり、作業性を高めることができる。
請求項3は、前記透明シートは、前記台紙の空欄に該当する部分に積層されていることを特徴とする。
台紙には必要事項記入用の空欄が印刷されている。その空欄は、台紙全面に印刷されているとは限らない。従って、透明シートが必要な部分は空欄部分だけである。そこで本発明では、必要な部分だけ透明シートを積層する。これにより、透明シートの材料費を削減すると共に、廃棄物の量を削減することができる。
また、台紙全体をカバーする透明シートがあれば、必ず台紙の空欄を透明シートが覆うことになるので、透明シートを剥がす数が少なくなり、作業性を高めることができる。
また、必要な部分だけ透明シートを積層するので、透明シートの材料費を削減すると共に、廃棄物の量を削減することができる。
図1は本発明の実施形態に係る内容物表示シートの構成を示す図であり、図1(A−1)は上面シートの断面図、図1(B−1)は上面シートの上面図、図1(A−2)は側面シートの断面図、図1(B−2)は側面シートの上面図である。この内容物表示シート1、5は、容器外面に接着されて容器の内容物を表示する内容物表示シートであって、必要事項記入用の空欄9〜13を表面に有した台紙基体3と、台紙基体3の表面に順次積層状態で接着される剥離可能な複数枚の透明シート2と、台紙基体3を容器に接着する接着層4と、を備え、透明シート2を透過して視認される空欄9〜13に相当する最表面の透明シートの表面部分に必要事項を記入可能に構成されている。尚、接着層4は特に必要ではなく、台紙基体3に直接接着剤を塗付して接着しても構わない。
即ち、本実施形態では、容器20の内容物が変更するたびに内容物表示シートを交換する手間を省くために、必要事項記入用の空欄9〜13を表面に有した台紙1、5を例えば、容器上面20aと側面20bに接着し、この台紙1、5の表面に順次剥離可能に積層される複数枚の透明シート2を積層する。この構成では、透明シート2により必要事項記入用の空欄9〜13を視認することができるので、その空欄9〜13に沿って必要事項を透明シート2の最表面に記入することができる。また、記入内容が変更した場合は、最表面の透明シート2を剥離して新たな透明シートに記入する。これにより、内容物表示シートを張り替える手間が省けるばかりでなく、消耗品を減らして管理コストを低減することができる。
Claims (3)
- 容器外面に接着されて容器の内容物を表示する内容物表示シートであって、
必要事項記入用の空欄を表面に有した台紙と、該台紙の表面に順次積層状態で接着される剥離可能な複数枚の透明シートと、を備え、
前記透明シートを透過して視認される前記空欄に相当する最表面の該透明シートの表面部分に前記必要事項が記入可能に構成されていることを特徴とする内容物表示シート。 - 前記透明シートは、前記台紙の少なくとも一部に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の内容物表示シート。
- 前記透明シートは、前記台紙の空欄に該当する部分に積層されていることを特徴とする請求項1に記載の内容物表示シート。
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