JP4942521B2 - シート状パン生地の圧延装置 - Google Patents

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Description

この発明は、シート状のパン生地を往復搬送しながら圧延するため、圧延手段を挟んで二台の往復搬送手段を配設するシート状パン生地の圧延装置に関するものである。
往復搬送しながら圧延するシート状のパン生地としては、例えば積層構造を有するパン類がある。このようなパン類、例えばデニッシュペーストリーやクロワッサン等を製造する時には、小麦粉、砂糖、食塩、脱脂粉乳、卵、油脂、イースト、イーストフード、水などの原材料を混捏した後に冷凍又は冷蔵して寝かした生地に、マーガリン等のロールイン用油脂を包み込み、圧延手段にて適宜厚さに延ばした後、三つ折りし、この操作を複数回繰り返して多層に折り畳み、その後、成型、ホイロ、焼成の工程を経て製品としている。
このような積層生地を圧延しながら所定回数折り込み、更に圧延するシート状パン生地の圧延装置の従来技術としては、例えば以下の文献に記載されているものがある。
特開平7−236405号公報
従来の圧延装置は、シート状のパン生地の移送方向と直交する方向に配設する圧延ローラによって所定厚さに圧延する構成で、例えば当初縦横とも幅400mmの生地を圧延する場合には、移送方向のみ500mmに圧延され、横方向はほぼ400mmのままであった。
しかし、横方向にも圧延した製品を求める場合、従来の圧延装置では搬送手段上で人がパン生地の向きを変えて入れ直す必要があった。又、圧延方向が一方向に偏りがあるパン生地の場合、生成されるグルテンの網目構造が均等に形成されず、パンの品質に満足なものが得られない恐れがあった。
この発明は、シート状パン生地の圧延装置が有する上記の問題点を解消すべくなされたものであり、縦横方向に圧延する場合でも人がパン生地の向きを変えて入れ直す必要がなく、均等な圧延作用が行なえ、グルテンの網目構造が均等に形成し得るシート状パン生地の圧延装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、この発明のシート状パン生地の圧延装置は、シート状のパン生地を往復方向に搬送し当初パン生地を載置搬送する上流側の搬送手段と、搬入する前記パン生地の圧延手段と、この圧延手段の下流側に配設し前記パン生地を往復方向に搬送する下流側搬送手段を備えるシート状パン生地の圧延装置において、前記下流側搬送手段は、前記パン生地の移送方向と平行に軸線を配設するクロスローラと、このクロスローラを生地移送方向に対して直交する方向に移動するローラ送り手段と、前記下流搬送手段の搬送面と前記クロスローラとの間隔を調整するローラ上下動手段と、前記クロスローラを収容するユニット全体を支持しながら前記下流搬送手段への配置位置を変更し得るユニット移動手段を備えるクロスローラユニットを有することを特徴とするものである。
上下流側の搬送手段とも、パン生地を移送するコンベアベルトを設けるが、圧延されたパン生地を受入れる側のコンベアベルトは、圧延手段の圧延作動に関連した搬送速度に設定する。圧延手段は、固定軸に取り付けられた下シータローラと、上下動可能な上シータローラを有し、上流側コンベアベルトに載置するパン生地の厚さに対して間隔を調整しながら圧延する。
下流側のコンベアベルト上に移送されるパン生地は、クロスローラにて更に異方向に圧延されながら送り出される。クロスローラは、コンベアベルト上に移送方向と平行に軸線を配設するローラをローラ送り手段により移送方向と直交する方向に往復動させながら圧延する。
縦横二方向に圧延されたパン生地は、下流側搬送手段から再度圧延手段を介して上流側搬送手段に送り返される。このとき圧延手段のローラ間隔は縦横圧延後の厚さに応じ適宜縮小したものに調整される。その後、夫々のローラ間隔を調整しながら複数回パン生地を往復移送し、縦横方向に圧延して所望の厚さ、大きさのシート状パン生地を得る。
ユニット移動手段は、例えば下流側搬送手段に沿って設けるガイドレールと、これに掛止するガイドを設ける。クロスローラ作動中はユニットをガイドレールに固定し、清掃時等の必要な時に、その配置位置を変更する。
この発明のシート状パン生地の圧延装置は、下流側搬送手段にパン生地の移送方向に対して直交する方向に圧延するクロスローラユニットを設けるので、パン生地は移送方向に加え、移送方向とは直交する方向にも同時に圧延作用を受け、生地幅を大きく延展できるだけでなく、生地に対し縦横方向に圧延する場合でも人がパン生地の向きを変えて入れ直す必要がなく、均等な圧延作用が行なえ、グルテンの網目構造が均等に形成し得る。
次にこの発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1はシート状パン生地圧延装置の正面図、図2は同平面図、図3は図2のIII−III断面を示す断面図である。シート状パン生地の圧延装置1は、シート状のパン生地2を当初載置して圧延手段3方向に搬送する上流側の搬送手段4と、圧延手段3を挟んで配設する下流側搬送手段5と、この下流側搬送手段5に対しその取付位置を移動可能に配設するクロスローラユニット6を備える。
上流側搬送手段4及び下流側搬送手段5は、夫々コンベヤベルト4a,5aをモータ4b,5bが駆動ベルト4c,5cを介して駆動するもので、図示しない制御手段からの信号を受けてモータ4b,5bを正逆方向に回転し、コンベヤベルト4a,5aを往復方向に搬送する。
圧延手段3は、固定軸に取り付けられた下シータローラ3aと、図示しない一対の揺動アームに取り付けられた上シータローラ3bを有し、そのローラ間隔を適宜変更し得る構成である。下シータローラ3aと上シータローラ3bとの間には、パン生地2を検知するための図示しないセンサが、又上シータローラ3aの上方には図示しない粉ふるい装置が配置されており、両シータローラ3a,3bが圧延を行なっている時に、パン生地2に強力粉を均一の厚さに散布している。
この圧延装置1は、例えば上流側搬送手段4が当初厚さ30mmのパン生地2を圧延手段3の通過後に、約30%圧縮した厚さ20mm程度のパン生地2にするもので、下流側搬送手段5は、圧延手段3の送出し速度に応じた速度で搬送する。
パン生地2は下流側搬送手段5のコンベアベルト5a上に移送されると、クロスローラユニット6によって更に搬送方向に対し直交する方向に圧延されながら送り出される。
パン生地2が全て圧延手段3を通過したことが図示しないセンサによって検知されると、下シータローラ3aと上シータローラ3bとの間隔が更に小さくなり、コンベヤベルト4a,5a及び圧延手段3を逆回転することでパン生地2は更に圧延されながら上流側搬送手段4に戻される。
積層構造を有するパン類を製造する場合には、パン生地2の圧延を適数回行なった後、パン生地2に油脂シート等を載置し、更にこの油脂シート等を包むように折り曲げて重ね、これを再度圧延する。これによりクロワッサン、デニッシュ、パイ等を製造するための油脂層と生地層が交互に積層した生地シートをつくることができる。
クロスローラユニット6は、パン生地2の移送方向と平行に軸線を配設するクロスローラ7と、このクロスローラ7を生地移送方向に対して直交する方向に移動するローラ送り手段8と、コンベアベルト5aとクロスローラ7との間隔を調整するローラ上下動手段9と、クロスローラユニット6を支持しながら下流側搬送手段5への配設位置を変更し得るユニット移動手段10を備える。
次にクロスローラユニットの詳細を図4乃至図7に基づき説明する。図4はクロスローラユニットの平面図、図5、図6及び図7は夫々図4のV−V断面、VI−VI断面、VII−VII断面を示す断面図である。
クロスローラユニット6は、コンベアベルト5aの下面に設ける一対のガイドレール5d,5dに沿って移動可能に掛止する支持枠11を有する。支持枠11は略C型に形成され、対向する下端部11aの内方に夫々ガイド11b,11bを固着し、これにガイドレール5dを構成するパイプ5eを挿通する。ユニット移動手段10の一部を構成するガイド11bはパイプ11bに対して摺動可能であるが、図示しないクランプを備え、クロスローラ7が作動している間はパイプ5eに固定し、清掃等必要な時に、その配設位置を変更する。
支持枠11の天板11cの上面端部にはモータ12を搭載する一方、下面にはクロスローラ7の軸線と直交する方向にボールネジ13と、その両脇にリニアシャフト14,14を平行に配設する。
ボールネジ13及びリニアシャフト14には、夫々ナットブラケット15及びガイド16が装着され、これらの下面にシャフト等と直交する方向に走行プレート17を横架する。モータ12の回転は駆動ベルト12aを介してボールネジ13の端部に取付けるプーリ13aに伝えられ、このボールネジ13を正逆方向に回転することで横架する走行プレート17をコンベアベルト5aの移送方向と直交する方向に往復動させる。
走行プレート17の上面両端には夫々メカシリンダ18,18を配設し、走行プレート17の下面に設けるローラハンガ19,19を上下動可能に釣支する。このローラハンガ19,19間にクロスローラ7を取付け、一方のローラハンガ19の近傍に設けるモータ20の駆動力でクロスローラ7を回転させる。
コンベアベルト5a上を移送されるパン生地2はクロスローラ7によって移送方向と直交する方向に圧延される。縦横二方向に圧延されたパン生地2は、下流側搬送手段5から再度圧延手段3を介して上流側搬送手段4に送り返される。その後、夫々のローラ間隔を調整しながら複数回パン生地2を往復移送し、縦横方向に圧延して所望の厚さ、大きさのシート状のパン生地2を得る。
このパン生地の圧延装置は、積層構造を有するパン類のみならず、ピザ生地にも適用できる。
シート状パン生地圧延装置の正面図である。 シート状パン生地圧延装置の平面図である。 図2のIII−III断面を示す断面図である。 クロスローラユニットの平面図である。 図4のV−V断面を示す断面図である。 図4のVI−VI断面を示す断面図である。 図4のVII−VII断面を示す断面図である。
符号の説明
1 シート状パン生地の圧延装置
2 パン生地
3 圧延手段
4 上流側搬送手段
5 下流側搬送手段
6 クロスローラユニット
7 クロスローラ
8 ローラ送り手段
9 ローラ上下動手段
10 ユニット移動手段

Claims (1)

  1. シート状のパン生地を往復方向に搬送し当初パン生地を載置搬送する上流側の搬送手段と、搬入する前記パン生地の圧延手段と、この圧延手段の下流側に配設し前記パン生地を往復方向に搬送する下流側搬送手段を備えるシート状パン生地の圧延装置において、前記下流側搬送手段は、前記パン生地の移送方向と平行に軸線を配設するクロスローラと、このクロスローラを生地移送方向に対して直交する方向に移動するローラ送り手段と、前記下流搬送手段の搬送面と前記クロスローラとの間隔を調整するローラ上下動手段と、前記クロスローラを収容するユニット全体を支持しながら前記下流搬送手段への配置位置を変更し得るユニット移動手段を備えるクロスローラユニットを有することを特徴とするシート状パン生地の圧延装置。
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