JP4941828B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録再生装置により記録された映像コンテンツをネットワークを介して中継サーバに転送して蓄積し、中継サーバに蓄積された映像コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に転送し、ユーザ端末に転送された映像コンテンツを再生する映像コンテンツ視聴システムにおける記録再生装置に関する。
従来、携帯電話やパソコンなどのユーザ端末を用いて、遠隔地にあるビデオレコーダの録画予約や録画コンテンツの情報取得などの遠隔操作が行われていた。このような目的で使用される機器で構成した使用形態を、ここでは遠隔録画予約システムと呼ぶ。図13は、従来の遠隔録画予約システムの全体構成を示したものである。ユーザ端末106は、パーソナルコンピュータ(パソコン)104や携帯電話105、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)(図示せず)を意味し、ユーザが外出先から自宅のビデオレコーダ101を操作する端末機器のことである。このようなユーザ端末106からインターネット103などのネットワーク経由で、ビデオレコーダ101に対して録画予約や録画コンテンツの情報取得などの操作を行う。
ビデオレコーダ101は、DVDレコーダやハードディスクレコーダのように記録媒体(光ディスクやハードディスク、メモリなど)にコンテンツを録画・蓄積する装置である。このビデオレコーダ101はインターネット103に常時接続されており、ユーザ端末106からの要求に応じて録画予約の設定や録画コンテンツの情報送信などを行う。
中継サーバ102は、ユーザ端末106とビデオレコーダ101の通信を中継する役割を担っている。通常、ビデオレコーダ101とインターネット103の間にはルータ(図示しない)が介在し、ビデオレコーダ101には例えばイーサネット(登録商標)内でのみ有効なIPアドレス(プライベートIPアドレス)が設定されている。そのため、インターネット103側のユーザ端末106から、プライベートIPアドレスの機器(ビデオレコーダ101)に直接通信することはできない。それ故に、インターネット103上に設置された中継サーバ102が必要となる。はじめにビデオレコーダ101は中継サーバ102とTCP(Transmission Control Protocol)接続を行い、その後ユーザ端末106が中継サーバ102と接続することにより、ユーザ端末106は中継サーバ102を通してビデオレコーダ101と通信を行うことができるようになる。
図14は、ビデオレコーダ101、中継サーバ102、ユーザ端末106間の通信手順を示したものである。図14に沿って通信手順を説明する。ここで、図15、図16、図17はそれぞれ、ユーザ端末106上で表示されるユーザログイン画面、操作メニュー画面、録画コンテンツ一覧画面を示す。
(1)(ここで、図面に示す丸付き数字は、本明細書では括弧付き数字で示す)ビデオレコーダ101は、接続要求を中継サーバ102に送信する。
(2)中継サーバ102はビデオレコーダ101が正規のものかどうか確認し(レコーダの認証)、接続を許可する場合は接続許可をビデオレコーダ101に送信する。
(3)これを受信したビデオレコーダ101は受信待ち状態となり、このTCP接続を維持する。
(4)中継サーバ102は接続を維持するために定期的にHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)リクエストを送信する。
(5)次に、ユーザ端末106は中継サーバ102のURL(Uniform Resource Locator)を入力してこれに接続する。
(6)中継サーバ102は、ログイン画面のHTML(Hyper Text Markup Language)ファイルをユーザ端末106に送る。
(7)ユーザ端末106には、図15のようなログイン画面が表示される。ここでユーザIDとパスワードを入力すると、ユーザ端末106はログインを要求するHTTPリクエストを送信する。
(8)中継サーバ102はこのリクエストを受信し、ユーザIDとパスワードから正規のユーザかどうかを確認する(ユーザ認証)。次にユーザのビデオレコーダ101が中継サーバ102に接続されているかどうか確認し、接続していれば、操作メニュー画面のHTMLファイルを送信する。
(9)ユーザ端末106には、図16のような操作メニューが表示される。ここで録画コンテンツ一覧のボタンを押すと、ユーザ端末106は録画コンテンツ一覧を要求するHTTPリクエスト(以下、録画コンテンツ一覧要求)を中継サーバ102に送信する。
(10)中継サーバ102は録画コンテンツ一覧要求を受信し、これをビデオレコーダ101へ送信する。
(11)ビデオレコーダ101は、録画コンテンツ一覧要求を受信し、録画コンテンツの番組タイトルや録画日時、放送局、録画モード、そしてコンテンツの一場面を静止画として記録した画像(以下、サムネイル)をデータベースから取り出し、HTMLファイルに変換して中継サーバ102に送信する。
(12)中継サーバ102は録画コンテンツ一覧のHTMLファイルを受信して、ユーザ端末106へ送信する。
(13)ユーザ端末106がこれを受信すると、図17のような録画コンテンツのサムネイルが表示される。
このような通信手順により、ユーザ端末106では録画されたコンテンツの一覧を取得し確認することができる。また、録画予約の設定の場合も、同様にユーザ端末106→中継サーバ102→レコーダ101→中継サーバ102→ユーザ端末106の順にデータが流れる。このように、ユーザ端末106からビデオレコーダ101の録画予約や録画コンテンツの情報取得などを行うことが知られている。
次に、従来技術として、下記の特許文献1によるシステムは、映像コンテンツ製作会社などに設置された登録端末と、一般のユーザ宅などに設置された検索・参照端末と、インターネットと、アプリケーションサーバと、アプリケーションサーバに接続されたDB(データベース)サーバで構成され、登録端末からMPEG−2形式の映像コンテンツがアプリケーションサーバへ転送され、次いでデータベースサーバに蓄積される。検索・参照端末がコンテンツを払い出す(ダウンロードする)要求を出すと、アプリケーションサーバがデータベースサーバからMPEG−2で圧縮された映像コンテンツを読み出し、このMPEG−2形式のコンテンツを自動的かつ高速にMPEG−4形式に変換しつつ配信することにより、MPEG−2形式のコンテンツを1つ用意するだけで、インターネットでの異なる圧縮形式でのコンテンツ払い出しサービスを実現する。このように、検索・参照端末で映像コンテンツの視聴を行う方法が開示されている。
一方、下記の特許文献2には、サーバにアップロードした(もしくは予約録画が終了した)動画データのURLを含んだ電子メールが端末装置に送られ、端末装置でその電子メールに含まれるURLを選択すると、動画データの再生が始まるというシステムが開示されている。
特開2002−232860号公報(要約書、図1) 特開2006−191483号公報(要約書)
ここで、特許文献1のシステムをそのまま遠隔録画予約システムに当てはめると、図18に示すように、特許文献1の検索・参照端末は、遠隔録画予約システムにおけるユーザ端末106に置き換えることができる。同様に、特許文献1のアプリケーションサーバ及びデータベースサーバは中継サーバ102に置き換えることができ、また、映像コンテンツ製作会社などに設置される登録端末は、ユーザ宅などに設置されるビデオレコーダ101となる。
しかしながら、特許文献1のシステムでは、ユーザ端末106で視聴することができるコンテンツは、中継サーバ102に蓄積されているものに限定されてしまう。また、ビデオレコーダ101に大量に録画されたコンテンツをすべて中継サーバ102へアップロードすると、サーバ102の記録領域が増加する。サーバ102は通常、複数のユーザで共有する(複数のレコーダ101が接続する)ため、サーバ102の管理維持費が増大する。
一方、特許文献2のシステムでは、ユーザ端末で視聴できるコンテンツが予約録画したものに限られてしまう。例えば、ビデオレコーダでユーザの嗜好を学習して自動録画されたものや手動で録画したものをユーザ端末で視聴することはできない。また、アップロード完了の通知手段がメールであるため、ユーザ端末から見たいコンテンツを選ぶことができない。更に、予約録画したコンテンツが全てサーバにアップロードされてしまうため、特許文献1と同様にサーバの記録領域が増加して、サーバの管理維持費が必要以上に掛かってしまう。
そこで、特許文献1、2の課題を解決する方法として、”ビデオレコーダから中継サーバへのアップロード操作” をユーザ端末から手動でコントロールして、中継サーバの記録領域を節約することが考えられる。しかしながら、この方法では、ビデオレコーダから中継サーバへのアップロード操作をユーザが手動で行う必要があり、これをコンテンツごとに毎回行うのは非常に面倒である。
本発明は上記の問題点に鑑み、サーバの記録領域が大きく増加することなく、記録したコンテンツをサーバに対して自動的にアップロードすることができる記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、記録再生装置により記録された映像コンテンツを、ネットワークを介して中継サーバに転送して蓄積し、前記中継サーバに蓄積された前記映像コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に転送し、前記ユーザ端末に転送された前記映像コンテンツを再生する映像コンテンツ視聴システムに用いられる記録再生装置において、
映像コンテンツをコンテンツ属性情報とともに記録する記録手段と、
前記中継サーバに過去に転送した映像コンテンツの履歴を保存する履歴保存手段と、
前記記録手段に新しく記録した映像コンテンツのコンテンツ属性情報が、前記履歴保存手段に保存されている映像コンテンツのコンテンツ属性情報と関連するか否かを判定し、関連すると判定した場合に、前記新しく記録した映像コンテンツを前記中継サーバに転送する手段とを、
備えたことを特徴とする。
また、本発明は上記目的を達成するために、記録再生装置により記録された映像コンテンツを、ネットワークを介して中継サーバに転送して蓄積し、前記中継サーバに蓄積された前記映像コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に転送し、前記ユーザ端末に転送された前記映像コンテンツを再生する映像コンテンツ視聴システムに用いられる記録再生装置において、
映像コンテンツを、コンテンツ属性情報と、記録開始時刻と、最初の再生開始時刻とともに記録する記録手段と、
前記記録手段に新しく記録した映像コンテンツのコンテンツ属性情報が、前記記録手段に保存されている映像コンテンツのコンテンツ属性情報と関連するか否かを判定し、関連すると判定しかつ前記記録開始時刻と前記最初の再生開始時刻との差が所定値より短い場合に、前記新しく記録した映像コンテンツを前記中継サーバに転送する手段とを、
備えたことを特徴とする。
本発明によれば、中継サーバに自動的に転送するコンテンツを、過去に転送したコンテンツ属性情報と一致するもの、過去に転送したコンテンツ属性情報と一致しかつ記録開始時刻と再生開始時刻の差が短いもの、録画時間が短いものとしたので、サーバの記録領域が大きく増加することなく、記録したコンテンツをサーバに対して自動的にアップロードすることができる。
これにより、アップロードしたコンテンツの履歴情報を元に、過去にユーザ端末で視聴した番組と関連の深いコンテンツを選び、自動的に中継サーバへアップロードすることができる。また、録画コンテンツの録画時刻と再生時刻の差によって、ユーザがすぐに見たい(楽しみにしている)番組かどうかを判別して、自動的に中継サーバへアップロードすることができる。また、録画されたコンテンツの録画時間の短いものを選び、自動的に中継サーバへアップロードすることができる。
さらに、以下の効果を得ることができる。
* 面倒なアップロード操作(手動による操作)を減らすことができる。
* ユーザに特化したコンテンツ(ユーザ端末視聴用コンテンツ)を常に中継サーバに用意することが可能である。これは同時にコンテンツを厳選することになるため、中継サーバの記録領域を節約することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本発明の映像コンテンツ視聴システムは、映像コンテンツ記録再生装置として図1、図2に詳しく示すビデオレコーダ1と、図3に詳しく示す中継サーバ30と、図4に詳しく示すユーザ端末51で構成するシステムであり、全体構成は図13と同じである。
1−1.ビデオレコーダ1の内部構成
図1は、本発明のビデオレコーダ1の内部構成を示したものである。ここでは、図1を用いてビデオレコーダ1を構成する各ブロック(手段)の動作を説明する。デジタルチューナ部2は、地上波デジタルテレビ放送やBS/CSデジタルテレビ放送から受信した放送信号を復調してMPEG2−TS(トランスポート・ストリーム)を出力する。このストリームは、ストリームスイッチ部201に入力されて、録画時はストリーム記録処理部3へ送られる。ストリーム記録処理部3では、このストリームをコンテンツ記録部5(光ディスクやハードディスク、メモリなどの記録媒体)に記録する。また、このとき、MPEG2のデータをMPEG4形式に変換して同時に記録する。これは、MPEG4が携帯電話の標準動画フォーマットに採用されているので、ユーザ端末51として携帯電話用にMPEG4のコンテンツを用意するためである。このように、コンテンツ記録部5には、レコーダ1本体で再生するためのMPEG2とユーザ端末51で視聴するためのMPEG4のコンテンツが同時に存在する。
ストリーム記録処理部3では、録画が開始されると、静止画をキャプチャしJPEGやGIFなどの静止画圧縮を行い、コンテンツ選択画面などに使用する縮小した画像(以下、サムネイル)を生成し、これをサムネイル記録部4(光ディスクやハードディスク、メモリなどの記録媒体)に保存する。以上が、ビデオレコーダの録画時の動作である。テレビモニタ7で再生するときは、ストリーム再生処理部6がコンテンツ記録部5から録画コンテンツのMPEG2ストリームを読み出し、これをストリームスイッチ部201に送る。このストリームは、デマルチプレクサ部202で映像と音声に分離され、映像はMPEG2デコード部203にて復調される。復調されたデータは、HDMI(High Definition Multimedia Interface)などのデジタルインターフェースで(または、D/A変換した後に)テレビモニタ7へ出力される。
一方、ビデオレコーダ1は、ネットワーク送受信部21によってインターネット11と常時接続している。このネットワーク送受信部21は、イーサネット(登録商標)コントローラやTCP/IPなどのプロトコルスタックで構成され、インターネット11を介して他の機器とデータのやり取りを行う。はじめに、HTTP接続処理手段22が動き出し、中継サーバ30と接続するためのHTTPデータを生成してネットワーク送受信部21に渡す。ネットワーク送受信部21では、このHTTPデータにTCP/IP/イーサネット(登録商標)のヘッダを付加して、インターネット11経由で中継サーバ30と接続する。中継サーバ30と接続後、中継サーバ30からのHTTPリクエストをネットワーク送受信部21で受信した場合、受信したデータは、CPU13内部のHTTPリクエスト解析手段19へ渡される。
CPU13の破線で囲まれた部分は、CPU13上で動作するソフトウェアのモジュール群を示している。HTTPリクエスト解析手段19もこのソフトウェアモジュールの1つである。HTTPリクエスト解析手段19は、受信したHTTPリクエストの内容を解析し、リクエスト(サムネイル送信リクエスト、コンテンツ削除リクエスト、アップロードリクエスト)に応じてサムネイル取得手段14やコンテンツ削除手段15、アップロード管理手段16’、そしてHTTPレスポンス生成手段18に指示を与える。サムネイル取得手段14では、サムネイル記録部4から読み出したサムネイルデータをHTTPレスポンス生成手段18に渡す。コンテンツ削除手段15では、削除対象となるコンテンツをコンテンツ記録部5から探して削除し、削除結果をHTTPレスポンス生成手段18に渡す。
アップロード管理手段16’では、中継サーバ30へアップロードするコンテンツを管理し、また、アップロードするコンテンツデータをHTTPレスポンス生成手段18に渡す。アップロード管理手段16’は図2に示すように、アップロード履歴管理手段25と、優先コンテンツ判別手段26と、ショートコンテンツ判別手段27と、アップロードデータ生成手段28を有する。なお、アップロード管理手段16’、アップロード履歴保存部8、再生時刻履歴保存部9の詳細は、次項(1−4.アップロード関連モジュールの動作)で説明する。
HTTPレスポンス生成手段18では、各モジュールから出力されたデータを受け取り、応答内容(以下、HTTPレスポンスデータ)を生成して、ネットワーク送受信部21に渡す。ネットワーク送受信部21は、このデータをインターネット11を介して中継サーバ30へ送信する。また、EPG(Electronic Program Guide)データ解析手段17は、EPGデータ抽出部10によって取り出したEPGデータの暗号を解読して、元の文字データや画像データに戻し、これらをEPGデータ保存部12(光ディスクやハードディスク、メモリなどの記録媒体)に保存する。EPGデータ保存部12に保存されたEPGデータは、テレビモニタ7で再生するときに読み出されてグラフィック表示部202を介してテレビモニタ7に送られる。以上がビデオレコーダ1の内部動作である。
図3は中継サーバ30の内部構成を示し、図4はユーザ端末51の内部構成を示したブロック図である。
2.中継サーバ30の構成
中継サーバ30はビデオレコーダ接続部31と、ユーザ端末接続部37と、ネットワーク送受信部43とコンテンツ記録部44を有する。ビデオレコーダ接続部31は詳しくは、レコーダ認証手段32と、HTTPレスポンス処理手段33と、HTTPリクエスト処理手段34と、ビデオレコーダ接続部プロセス間通信手段35とコンテンツ登録手段36を有する。ユーザ端末接続部37は詳しくは、ユーザ認証手段38と、コンテンツ検索・読み出し手段39と、ユーザ端末接続部プロセス間通信手段40と、HTTPレスポンス処理手段41とHTTPリクエスト処理手段42を有する。
3.ユーザ端末51の構成
ユーザ端末51は、操作入力52を受け入れるユーザインターフェース処理手段53と、表示部54と、HTTPレスポンス解析手段55と、HTTPリクエスト生成手段56と、ネットワーク送受信部57と映像信号再生処理部58を有する。なお、中継サーバ30とユーザ端末51の内部構成の詳細については、後述するようにソフトウェア動作を示す図6で説明する。
1−2.GUI(Graphical User Interface)によるコンテンツのアップロード
次に、ビデオレコーダ1のGUIからコンテンツをアップロードする操作方法を説明する。図5は、ビデオレコーダ1から出力されテレビモニタ7に表示される画面イメージである。図5(A)は、録画されたコンテンツの一覧をテレビモニタ7に表示したものである。1つの画面にサムネイル71が9画面分表示し、リモコンの上下左右ボタン(不図示)を操作することによって、画面上のサムネイル71上をカーソル72が移動する。左上の画面70には、カーソル72の位置にあるコンテンツの再生画が表示され、また、テキスト表示枠74には、現在再生中のコンテンツの番組情報(録画日や録画開始・終了時刻、放送局、タイトルなど)が表示される。カーソル72を下に移動していくとスクロールバー73が動き、次の9画面が表示される。75はアップロードアイコンである。
また、カーソル72の位置でリモコンの決定ボタン(不図示)を押すと、図5(B)に示すような「コンテンツの再生指定及びアップロード画面」へ移行する。テキスト表示枠76には、再生もしくはアップロードする番組情報が表示される。ここで「サーバへアップロード」ボタン77を押すと、テキスト表示枠76で表示されたコンテンツが図2の中継サーバ30へ送信され、中継サーバ30で登録され保存される。また、中継サーバ30へアップロードしたコンテンツは、「サーバから削除」ボタン78を押すことにより、中継サーバ30に登録したコンテンツを削除することができる。以上がビデオレコーダ1のGUIからコンテンツをアップロードする操作方法である。
1−3.ダウンロードの通信手順
次に、中継サーバ30からユーザ端末51へコンテンツをダウンロードする通信手順を説明する。図6はビデオレコーダ1と中継サーバ30とユーザ端末51の通信手順を示した動作フローである。また、図7はユーザ端末51として携帯電話で表示される画面イメージを示し、80は携帯電話の表示範囲、81は「視聴する」ボタン、82は「取り消す」ボタン(中継サーバ30にあるコンテンツを削除するためのボタン)、83は「取り寄せる」ボタン(コンテンツのアップロードを要求するためのボタン)、84は「次を見る」ボタン(次の録画コンテンツ一覧へ進むためのボタン)、85は「録画コンテンツ削除へ」ボタン、86は「メニューに戻る」ボタン(操作メニューに戻るボタン)、87は「視聴準備中」ボタン(このボタンは押せない)、88は「視聴する」ボタンである。
これより、図6の動作フローに沿って、また図7及び図1、図3、図4を参照しながら、ビデオレコーダ1とユーザ端末51の接続手順を説明する。
R1:はじめにビデオレコーダ1が起動すると、図1のHTTP接続処理手段22は、レコーダ1が持っている固有のIDを暗号化し、中継サーバ30へ接続を要求するHTTPリクエストを生成し、ネットワーク送受信部21はこのリクエストをインターネット11へ送信する。
S1:中継サーバ30は、このHTTPリクエストをインターネット11からネットワーク送受信部43で受信し、HTTPリクエスト処理手段34で内容が解析し、レコーダ認証手段32でレコーダ1が正規のものかどうかを判別する(レコーダの認証)。
S2:中継サーバ30は、正規のレコーダ1と判断した場合は、HTTPレスポンス処理手段33にて、接続を許可するパケットを生成し、ネットワーク送受信部43がこのデータをインターネット11へ送信する。
R2:ビデオレコーダ1は、中継サーバ30からのレスポンスをネットワーク送受信部21で受信し、HTTP接続処理手段22で中継サーバ30と接続したことを確認し、受信状態で待つ。
S3:中継サーバ30は、ビデオレコーダ1との接続を維持するため定期的にパケットを送信する。送信するパケットはデータ量が小さいHEADメソッドを使用する。
R3:受信状態で待機しているビデオレコーダ1は、中継サーバ30からのHTTPリクエストを受信してレスポンスを返す。
以上がビデオレコーダ1と中継サーバ30の接続手順である。
次にユーザ端末51と中継サーバ30が接続確立してからユーザ端末51でコンテンツを再生するまでの手順を説明する。
U1:ユーザ端末51で中継サーバ30のURLが入力される。
U2:ユーザ端末51のHTTPリクエスト生成手段56は、中継サーバ30に接続を要求するHTTPリクエストを生成し、ネットワーク送受信部57はこのリクエストをインターネット11へ送信する。
S4:中継サーバ30は、ネットワーク送受信部43でこのリクエストを受信し、ユーザ端末接続部37のHTTPリクエスト処理手段42で内容を解析し、HTTPレスポンス処理手段41でログイン画面のHTMLファイルを生成し、ネットワーク送受信部43がこれを送信する。
U3:これを受信したユーザ端末51では、図15のようなログイン画面が表示される。
U4:ユーザ端末51でユーザIDとパスワードが入力されると(操作入力52)、ユーザインターフェース処理手段53は、ユーザIDとパスワードをHTTPリクエスト生成手段56へ渡し、HTTPリクエスト生成手段56は、ログインを要求するHTTPリクエストを生成し送信する。
S5:中継サーバ30は、このリクエストを受信して、HTTPリクエスト処理手段42で内容を解析し、ユーザ認証手段38でユーザIDとパスワードを照合し正規のユーザかどうか確認する(ユーザ認証)。
S6:正規のユーザの場合は、HTTPレスポンス処理手段41にて操作メニューのHTMLファイルを生成し送信する。
U5:ユーザ端末51は、ネットワーク送受信部57でこのHTMLファイルを受信すると、HTTPレスポンス解析手段55でHTMLの解析を行い表示部57に渡す。画面上には図16のような操作メニューが表示される。
U6:操作メニューの項目の中から録画コンテンツ一覧を選択すると、HTTPリクエスト生成手段56にて録画コンテンツ一覧を要求するHTTPリクエストを生成し送信する。
S7:中継サーバ30は、このリクエストを受信すると、HTTPリクエスト処理手段19で内容を解析し、ユーザ端末接続部プロセス間通信手段40がこのデータをビデオレコーダ接続部プロセス間通信手段35に渡す。ビデオレコーダ接続部プロセス間通信手段35はこのデータをHTTPリクエスト処理手段34へ渡し、このリクエストはネットワーク送受信部43を経てビデオレコーダ1へ送信する。
R4:このリクエストを受信したビデオレコーダ1は、HTTPリクエスト解析手段19でリクエスト内容を解析し、HTTPレスポンス生成手段18は、サムネイル取得手段14で読み出したサムネイル画像を一覧にして(録画コンテンツ一覧を生成して)HTML化して中継サーバ30へ送信する。
S8:録画コンテンツ一覧のHTMLを受信した中継サーバ30は、ビデオレコーダ接続部31のHTTPレスポンス処理手段33で内容を解析し、ビデオレコーダ接続部プロセス間通信手段35を介して、ユーザ端末接続部プロセス間通信手段40へ渡し、このデータはHTTPレスポンス処理手段41からユーザ端末51へ送信する。
U7:ユーザ端末51でこれを受信すると、HTTPレスポンス解析手段55で内容を解析し、画面上に図7(A)のような録画コンテンツ一覧が表示される。
U8:ここで「視聴する」ボタン81が押されると、HTTPリクエスト生成手段56でコンテンツ視聴(動画データのダウンロード)を要求するHTTPリクエスト(以下、コンテンツ視聴リクエスト)を生成し送信する。
U9:ユーザ端末51では、動画データのダウンロードが終了するまで、画面上にダウンロード中というメッセージが表示される。
S9:中継サーバ30は、これを受信するとHTTPリクエスト処理手段34で内容を解析し、コンテンツ検索・読み出し手段39にてコンテンツ記録部44からコンテンツの動画データを読み出す。
S10:中継サーバ30は、HTTPレスポンス処理手段41で、読み出した画像データをユーザ端末51へ送信する。
U10:ユーザ端末51のHTTPレスポンス解析手段55では、コンテンツのダウンロードが完了すると、ユーザ端末に搭載されたビューワ画面(図示しない)に切り替え、コンテンツの再生を開始する。
U11:ビューワ画面の停止ボタンを押すと、再生が停止する。
1−4.アップロード関連モジュールの動作
ここでは、本発明の特徴となる「ビデオレコーダで実行したアップロード履歴やコンテンツ情報を元に、ビデオレコーダから中継サーバへのアップロード動作を自動化する機能」について説明する。アップロード動作の自動化は、図1に示す以下のモジュールで行われる。
(1) アップロード履歴保存部8
(2) 再生時刻履歴保存部9
(3) アップロード管理手段16’
各モジュールの役割を以下に示す。
(1) アップロード履歴保存部8
アップロード履歴保存部8は、GUIからの操作入力22やユーザ端末51からの指示(インターネット11から受信したHTTPリクエスト)を受けたアップロード管理手段16’によって、アップロードを実行したコンテンツの属性情報(以下、アップロードコンテンツ情報)を保存するブロックである。アップロードコンテンツ情報は、コンテンツごとに付加された固有のID(以下、コンテンツID)と、番組タイトル、録画開始時刻・終了時刻、放送局、EPG情報(出演者や番組内容、番組のジャンルなど)、毎週録画フラグなどで構成される。なお、アップロードコンテンツ情報は、以下に示すリスト(以下、アップロードコンテンツリスト)の形でアップロード履歴保存部8へ保存される。
・アップロードしたコンテンツの数(NumOfContent)
・アップロードコンテンツ情報
・アップロードコンテンツ情報
・アップロードコンテンツ情報
(これ以降、NumOfContentの数だけアップロードコンテンツ情報が続く)
すなわち、アップロードコンテンツリストには、リストに格納されたコンテンツの数(NumOfContent)と、この後にアップロードコンテンツ情報が NumOfContent の数だけ続く。
(2) 再生時刻履歴保存部9
再生時刻履歴保存部9は、録画コンテンツが再生された場合に、コンテンツ記録部5で記録されたコンテンツ情報を読み出し、録画してから、テレビモニタ7などで再生されるまでの時間経過、つまり、録画した時刻と再生した時刻の差(以下、録画再生時刻差)を求め、以下に示すリスト(以下、録画再生時刻差リスト)の形で保存する。録画再生時刻差の計算は、録画したコンテンツを初めて再生する場合に実行し、2回目以降の再生時はこの計算は行わない。
・再生したコンテンツの数(NumOfContent)
・録画再生時刻差情報
・録画再生時刻差情報
・録画再生時刻差情報
…これ以降、NumOfContentの数だけ時刻差情報が続く。
すなわち、録画再生時刻差リストには、再生したコンテンツの数(NumOfContent)と、この後にコンテンツごとの録画再生時刻差情報が NumOfContent の数だけ続く。録画再生時刻差情報は、録画再生時刻差とコンテンツ属性情報(コンテンツID、番組タイトル、録画開始時刻・終了時刻、放送局、EPG情報(出演者や番組内容、番組のジャンルなどの情報)で構成される。
(3) アップロード管理手段16’
アップロード管理手段16’の内部構成は、図2に示すように以下の4つのソフトウェアモジュール
a) アップロード履歴管理手段25
b) 優先コンテンツ判別手段26
c) ショートコンテンツ判別手段27
d) アップロードデータ生成手段28
で構成されている。以下に、各モジュールの役割を説明する。
a) アップロード履歴管理手段25
アップロード履歴管理手段25は、アップロード履歴保存部8から読み出したアップロードコンテンツ情報を元に、この番組タイトルと同名のタイトルなど、コンテンツ内容(属性情報)の関連が深いコンテンツをコンテンツ記録部5(全録画コンテンツの中)から探して、見つかったコンテンツの情報をアップロードデータ生成手段28へ通知する。(→この後の工程で、選択されたコンテンツが中継サーバ30へアップロードされる。)これは、例えば、過去にアップロードしたコンテンツが毎週放送される番組(「毎週予約」に設定した番組)の場合は、ユーザはこのコンテンツを最初の1回だけアップロードするだけで、後はアップロード履歴管理手段25が自動的に行う。また、過去にアップロードしたコンテンツのジャンル情報や出演者が一致する番組も自動アップロードの対象とすることで、ユーザが好みの番組を自動アップロード用コンテンツとして選び出すことができる。
b) 優先コンテンツ判別手段26
優先コンテンツ判別手段26は、再生時刻履歴保存部9から録画再生時刻差リストを読み出し、この中から録画再生時刻差の値が小さいコンテンツを優先的に見つけて、アップロードデータ生成手段28へ通知する。(→この後の工程で、選択されたコンテンツが中継サーバ30へアップロードされる。)これは、お気に入りの番組が録画されるとすぐに見たくなるというユーザの行動要求を利用したものである。優先コンテンツ判別手段26は、このようなユーザの行動を学習することによって、アップロード対象のコンテンツを決定する。アップロードしたコンテンツは、新たにアップロード履歴保存部8に登録する。
c) ショートコンテンツ判別手段27
ショートコンテンツ判別手段27では、コンテンツ記録部5からコンテンツ情報を読み出し、録画開始時間・終了時間から録画時間を算出し、録画時間の上限となるしきい値をあらかじめ設定しておき、短い番組ならアップロードの対象とし、アップロードデータ生成手段28へ通知する。(→この後の工程で、選択されたコンテンツが中継サーバ30へアップロードされる。)これは、携帯電話などでは、外出先などのちょっとした空き時間や移動時間で視聴可能な短いコンテンツが適しており、またニュースや天気予報などの短い情報番組を視聴することが多いことを想定した結果である。
d) アップロードデータ生成手段28
アップロードデータ生成手段28は、各モジュール(25〜27)から受け取ったコンテンツ情報(アップロードの対象に選ばれたコンテンツ情報)に相当するコンテンツのMPEG4のファイルをコンテンツ記録部5から読み出す。更に、同コンテンツのサムネイルデータをサムネイル記録部4から読み出し、HTTPのボディ部のデータを生成する。このデータをHTTPレスポンス生成手段18へ送る。(→この後、ネットワーク送受信部により中継サーバ30へアップロードされる。)このように、アップロード管理手段16’は、上記の4つのモジュール25〜28の働きにより、定期的に起動し、中継サーバ30へアップロードを実行する。
1−5.アップロードの通信手順
ここでは、フローチャートを用いて、ビデオレコーダ1からコンテンツを自動アップロードする動作を説明する。
<アップロード管理手段>
図8は、アップロード管理手段16’の動作を示したフローチャートである。図8に従って、動作手順を説明する。アップロード管理手段16’は、普段は眠っているが(ステップ12−1)、HTTPリクエスト解析手段19からの指示によって目覚め、内部カウンタを持っており、定期的(例えば1時間ごとや、1日に1回でもいい)にアップロード履歴管理処理(ステップ12−2)、優先コンテンツ判別(ステップ12−3)、ショートコンテンツ判別(ステップ12−4)の順にソフトウェアモジュールを実行する。この後、次のHTTPリクエスト解析手段19からの指示があるまで眠る。アップロード管理手段16’は、このような動作を繰り返し行うモジュールである。
<アップロード履歴管理手段>
図9は、アップロード履歴管理手段25の動作を示したフローチャートである。以下、フローチャートを用いて説明する。
・ステップ13−1:はじめにアップロード履歴保存部8からアップロードコンテンツ情報リストを読み出す。アップロードコンテンツ情報リストには、保存されたアップロードコンテンツ情報の数(NumOfContent)とその数のアップロードコンテンツ情報が格納されている。前記リストからアップロードコンテンツ情報を1つずつ参照していく。)まずは、リストから読み出したアップロードコンテンツ情報をカウントするためのメモリを確保する。このメモリ領域をコンテンツリードカウンタ(以下、RC)と呼び、RCに0をセットする。
・ステップ13−2:RCの値が、アップロードコンテンツ情報リストのコンテンツ格納数(NumOfContent)より小さい場合は、次ステップ13−3へ進む。大きい場合は、このモジュールを終了する。
・ステップ13−3:アップロードコンテンツ情報リストからアップロードコンテンツ情報を1つ取り出し、また、RCを1だけインクリメントする。
・ステップ13−4:取り出したアップロードコンテンツ情報の番組タイトル(タイトルAとする)を参照し、同じのタイトル名、またはタイトルAが包含されるタイトル名を全録画コンテンツ(コンテンツ記録部5)から検索する。
・ステップ13−5:対象となるコンテンツが見つかった場合は、アップロードデータ生成ステップ13−10に移る。コンテンツが見つからなかった場合、次の検索をするためステップ13−6へ進む。
・ステップ13−6:次に、アップロードコンテンツ情報の毎週録画フラグ(毎週放送される番組を毎週予約で録画した場合に1がセットされるフラグ)を見て、これが1だった場合に、毎週録画された同じコンテンツ(録画開始時刻・終了時刻、放送局、番組タイトルと同じ情報を持っているコンテンツ)を全録画コンテンツから検索する。
・ステップ13−7:対象となるコンテンツが見つかった場合は、アップロードデータ生成ステップ13−10に移る。コンテンツが見つからなかった場合、次の検索をするためステップ13−8へ進む。
・ステップ13−8:更に、アップロードコンテンツ情報のEPGデータを参照し、このコンテンツのジャンル情報や出演者情報と同じEPG情報を持っているコンテンツを全録画コンテンツから検索する。
・ステップ13−9:対象となるコンテンツが見つかった場合は、アップロードデータ生成ステップ13−10に移る。コンテンツが見つからなかった場合は、リストから次のアップロードコンテンツ情報を読み出すため、ステップ13−2に戻る。
このように繰り返し、リストからアップロードコンテンツ情報を読み出し、対象となるコンテンツを検索して、アップロードを行う。
次にアップロードデータ生成手段28を説明する前に、アップロードデータ生成手段28と関連が深いHTTPリクエスト解析手段19とHTTPレスポンス生成手段18の動作を説明する。通常、中継サーバ30から図1のビデオレコーダ1へ定期的にHTTPリクエスト(HEADメソッド)が送信されている。ビデオレコーダ1は、インターネット11を介してネットワーク送受信部21でこのリクエストを受信する。ネットワーク送受信部21は、イーサネット(登録商標)やTCP、IPなどのヘッダを取り除き、HTTPデータをHTTPリクエスト解析手段19へ送る。HTTPリクエスト解析手段19では、リクエスト内容を解析してリクエスト内容に応じた処理をするが、上記のHEADメソッドを受信した場合は、アップロード管理手段16’に通知する。
アップロード管理手段16’の中のアップロードデータ生成手段28は、生成したHTTPレスポンスデータをHTTPレスポンス生成手段18に渡す。HTTPレスポンス生成手段18は、このデータをネットワーク送受信部21へ送り、ネットワーク送受信部21は、このデータをインターネット11を介して中継サーバ30へ送信する。
<アップロードデータ生成手段>
図10は、アップロードデータ生成手段28の動作を示したフローチャートである。以下に、アップロードデータ生成手段の動作を説明する。
・ステップ14−1:前段のアップロード履歴管理手段25、優先コンテンツ判別手段26、ショートコンテンツ判別手段27から得たコンテンツ情報を元に、コンテンツ記録部5から、対象となるコンテンツのデータ(MPEG4でエンコードしたファイル)を読み出す。
・ステップ14−2:続いて、サムネイル記録部4からその読み出したコンテンツのサムネイルデータを読み出す。
・ステップ14−3:これらをまとめてHTTPレスポンスのボディとして、HTTPレスポンス生成手段18へ渡す。
<優先コンテンツ判別手段>
図11は、優先コンテンツ判別手段26の動作を示したフローチャートである。以下、フローチャートを用いて説明する。
・ステップ15−1:はじめに再生時刻履歴保存部9から録画再生時刻差リストを読み出す。リストから読み出した録画再生時刻情報をカウントするためのメモリを確保する。このメモリ領域を同じくコンテンツリードカウンタ(以下、RC)と呼ぶ。RCに0をセットする。
・ステップ15−2:RCの値が、録画再生時刻差リストのコンテンツ格納数(NumOfContent)より小さい場合は、ステップ15−3へ進む。大きい場合は、ステップ15−5へ移行する。
・ステップ15−3:録画再生時刻差リストから録画再生時刻情報を1つ取り出す。RCの値を1だけインクリメントする。
・ステップ15−4:録画再生時間差情報に含まれる録画再生時刻差が、例えば24時間以内の場合は、その録画再生時間差情報をメモリにコピーしておく。24時間とは、録画したコンテンツを24時間以内に再生したことを意味し、ここでは、”24時間以内=ユーザが見たい番組”と定義している。この時間に他の時間を設定してもいい。この後、ステップ15−2に戻り、この操作を繰り返す。
・ステップ15−5:録画再生時間差が24時間以内のコンテンツが見つかった場合は、ステップ15−6へ進む。コンテンツが見つからなかったら、このモジュールを終了する。
・ステップ15−6:抽出したコンテンツの中から、今度は録画時間が一番短いコンテンツを選ぶ。これは、”ユーザ端末で視聴するコンテンツ=録画時間が短いコンテンツ”と定義しているためである。
・ステップ15−7:次にこのコンテンツと同じタイトルのものを全録画コンテンツの中(コンテンツ記録部5)から検索する。またタイトルで同じものがない場合は、毎週録画したコンテンツ(曜日や録画開始時刻・終了時刻、放送局が同じ番組)を探す。またEPG情報(ジャンルや出演者)で一致するものがあった場合は、そのコンテンツを抽出する。
・ステップ15−8:対象のコンテンツが見つかった場合は、アップロードを実行するため、アップロードデータ生成ステップ15−9へ進む。1時間を越えるコンテンツの場合は、アップロードは実行せずにこのモジュールを終了する。
<ショートコンテンツ判別手段>
図12は、ショートコンテンツ判別手段27の動作を示したフローチャートである。以下のフローチャートを用いて説明する。
・ステップ16−1:コンテンツ記録部5にあるコンテンツを全て読み出したかを確認し、全て読み出していなければ、次へ進む。読み出しが全て終了している場合は、このモジュールを終了する。
・ステップ16−2:コンテンツ記録部5からコンテンツ情報を読み出す。
・ステップ16−3:録画開始時刻・終了時刻から録画時間を算出する。
・ステップ16−4:録画時間のしきい値が例えば、30分に設定されている場合、録画時間としきい値を比較して、しきい値よりも小さい場合は、アップロードを行うため、アップロードデータ生成ステップ16−5へ進む。これは、”ユーザ端末で視聴するコンテンツ=録画時間が短いコンテンツ”と定義しているためである。一方、しきい値より大きい場合は、ステップ16−1に戻り、次のコンテンツ情報を取り出す。
・アップロードデータ生成ステップ16−5での処理が終わると、再びステップ16−1に戻り、次のコンテンツ情報を取り出し、上記の処理を繰り返す。
1−6.まとめ
最後に、実施形態をまとめると以下のようになる。ビデオレコーダ1では、以下のコンテンツが録画されると、自動的にアップロードを実施する。
(1) 以前にアップロードしたことがあるコンテンツと関連の深いコンテンツ
これは過去に携帯電話で視聴したことがあるコンテンツと関連のあるコンテンツが対象となり、例えば番組ごとに付加されたジャンル情報や出演者が一致する番組や毎週放送されるドラマなどがこれに相当する。この処理は、アップロード履歴保存部8とアップロード履歴管理手段25で実施する)
(2) 過去に記録したコンテンツと関連が深く、そのコンテンツを録画してから再生するまでの時間が短いコンテンツ
これは過去に録画したコンテンツを例えばその日のうちに再生していたとすると、ユーザにとって楽しみにしていた番組であるという判断から自動アップロードの対象とする。また、録画しながら後追いで再生したコンテンツなども含まれる。この処理は、再生時刻履歴保存部9と優先コンテンツ判別手段26で実施する。
(3) 録画時間の短いコンテンツ
短いコンテンツは、移動時間などのちょっとした時間に視聴することが多い。また、短い番組なら中継サーバ30の記録領域をむやみに増やすことがないので、自動アップロードの対象とする。例えば、録画時間の上限をあらかじめ設定しておき、5分以内の番組ならアップロードの対象とする。この処理は、ショートコンテンツ判別手段27で実施する。
このような機能を搭載することによって、以下のような効果が得られる。
・ビデオレコーダ1は、過去にアップロードしたコンテンツの履歴情報を元に、アップロードしたコンテンツと関連の深いコンテンツを自動的に探してアップロードするため、ユーザは、アップロード操作を毎回手動でしなくてもいい。
・ユーザが毎週見ている番組や外出先での空き時間などに適した短い番組を、常に中継サーバ30に用意しておくことができるため、ユーザはすぐにコンテンツを視聴することができる。
・中継サーバ30には限られたコンテンツだけが置かれるため、中継サーバ30の記録領域を節約することができる。サーバ30の管理コストを削減できる。
なお、本発明は、ビデオレコーダ1だけではなく、ビデオカメラやデジタルスチルカメラで撮影した映像データをインターネット経由で他の機器へ送信する場合においても、同様の効果が得られる。
本発明の映像コンテンツ視聴システムにおけるビデオレコーダの構成を示すブロック図である。 図1のアップロード管理手段を詳しく示すブロック図である。 本発明の映像コンテンツ視聴システムにおける中継サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の映像コンテンツ視聴システムにおけるユーザ端末の構成ブロック図である。 図1のビデオレコーダの再生ナビゲーション画面とアップロード指定画面を示す説明図である。 本発明の映像コンテンツ視聴システムにおけるビデオレコーダと中継サーバ、ユーザ端末間の接続確立手順及びコンテンツ視聴手順を示したフローチャートである。 図3のユーザ端末上で表示される録画コンテンツ一覧画面を示す説明図である。 図1のアップロード管理手段の処理を示すフローチャートである。 図2のアップロード履歴管理手段の処理を詳しく示すフローチャートである。 図2のアップロードデータ生成手段の処理を示すフローチャートである。 図2の優先コンテンツ判別手段の処理を示すフローチャートである。 図2のショートコンテンツ判別手段の処理を示すフローチャートである。 本発明にかかる遠隔録画予約システムの全体構成図である。 図13のビデオレコーダと中継サーバ、ユーザ端末間の通信手順を示したフローチャートである。 ユーザ端末上で表示されるユーザログイン画面を示す説明図である。 ユーザ端末上で表示される操作メニュー画面を示す説明図である。 ユーザ端末上で表示される録画コンテンツ一覧画面を示す説明図である。 図13と他の従来のシステムを組み合わせたシステムのブロック図である。
符号の説明
1 ビデオレコーダ
2 デジタルチューナ部
3 ストリーム記録処理部
4 サムネイル記録部
5 コンテンツ記録部
6 ストリーム再生処理部
7 テレビモニタ
8 アップロード履歴保存部
9 再生時刻履歴保存部
10 EPGデータ抽出部
11 インターネット
12 EPGデータ保存部
13 CPU
14 サムネイル取得手段
15 コンテンツ削除手段
16 アップロード管理手段
17 EPGデータ解析手段
18 HTTPレスポンス生成手段
19 HTTPリクエスト解析手段
20 ユーザインターフェース処理手段
21 ネットワーク送受信部
22 HTTP接続処理手段
23 操作入力
25 アップロード履歴管理手段
26 優先コンテンツ判別手段
27 ショートコンテンツ判別手段
28 アップロードデータ生成手段
30 中継サーバ
31 ビデオレコーダ接続部
32 レコーダ認証手段
33 HTTPレスポンス生成手段
34 HTTPリクエスト解析手段
35 ビデオレコーダ接続部プロセス間通信手段
36 コンテンツ登録手段
37 ユーザ端末接続部
38 ユーザ認証手段
39 コンテンツ検索・読み出し手段
40 ユーザ端末接続部プロセス間通信手段
41 HTTPレスポンス生成手段、
42 HTTPリクエスト解析手段
43 ネットワーク送受信部
51 ユーザ端末
52 操作入力
53 ユーザインターフェース処理手段
54 表示部
55 HTTPレスポンス解析手段
56 HTTPリクエスト生成手段
57 ネットワーク送受信部
70 コンテンツ再生確認画面
71 サムネイル画像
72 カーソル
73 スクロールバー
74 再生番組情報の表示枠
75 アップロードアイコン
76 再生番組情報の表示枠
77 アップロード指示ボタン
78 サーバにあるコンテンツを削除するためのボタン
80 携帯電話の表示範囲
81 「視聴する」ボタン
82 「取り消す」ボタン(中継サーバにあるコンテンツを削除するためのボタン)
83 「取り寄せる」ボタン(コンテンツのアップロードを要求するためのボタン)
84 「次を見る」ボタン(次の録画コンテンツ一覧へ進むためのボタン)
85 「録画コンテンツ削除へ」ボタン
86 「メニューに戻る」ボタン(操作メニューに戻るボタン)
87 「視聴準備中」ボタン(このボタンは押せない)
88 「視聴する」ボタン

Claims (2)

  1. 記録再生装置により記録された映像コンテンツを、ネットワークを介して中継サーバに転送して蓄積し、前記中継サーバに蓄積された前記映像コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に転送し、前記ユーザ端末に転送された前記映像コンテンツを再生する映像コンテンツ視聴システムに用いられる記録再生装置において、
    映像コンテンツをコンテンツ属性情報とともに記録する記録手段と、
    前記中継サーバに過去に転送した映像コンテンツの履歴を保存する履歴保存手段と、
    前記記録手段に新しく記録した映像コンテンツのコンテンツ属性情報が、前記履歴保存手段に保存されている映像コンテンツのコンテンツ属性情報と関連するか否かを判定し、関連すると判定した場合に、前記新しく記録した映像コンテンツを前記中継サーバに転送する手段とを、
    備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 記録再生装置により記録された映像コンテンツを、ネットワークを介して中継サーバに転送して蓄積し、前記中継サーバに蓄積された前記映像コンテンツをネットワークを介してユーザ端末に転送し、前記ユーザ端末に転送された前記映像コンテンツを再生する映像コンテンツ視聴システムに用いられる記録再生装置において、
    映像コンテンツを、コンテンツ属性情報と、記録開始時刻と、最初の再生開始時刻とともに記録する記録手段と、
    前記記録手段に新しく記録した映像コンテンツのコンテンツ属性情報が、前記記録手段に保存されている映像コンテンツのコンテンツ属性情報と関連するか否かを判定し、関連すると判定しかつ前記記録開始時刻と前記最初の再生開始時刻との差が所定値より短い場合に、前記新しく記録した映像コンテンツを前記中継サーバに転送する手段とを、
    備えたことを特徴とする記録再生装置。
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