JP4941462B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は脱水槽を回転させて脱水動作を行う洗濯機に関するものである。
従来、一般家庭で交流誘導モータを使用した洗濯機はモータの駆動を攪拌翼に伝え洗濯を行い、攪拌翼の動作を洗濯脱水槽に伝え脱水動作をおこなっている。この動作の切替は伝達機構、クラッチ機構、ブレーキ機構を有したユニットで行われる。使用者の指示で脱水動作を一時的に停止する際は人体への危険が無い様に、ブレーキをかけ高速で回転する洗濯脱水槽が停止したかどうかを判断する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
図8は一般的な全自動洗濯機を示したもので、以下その構成について説明する。全自動洗濯機の本体1は、サスペンション機構2により外槽3をその内部に懸垂支持している。洗濯軸4と脱水軸5は中空で2軸構造としている。脱水槽7は側壁に脱水孔8を有し、中央底部に攪拌翼6が配設されている。伝達機構部43は内部に洗濯時の減速ギアおよび洗濯軸4と脱水軸5の切り換えクラッチと脱水時のブレーキを内蔵している。モータ18は外槽3の底部に取り付けられ、モータ側プーリ19およびメカ側プーリ14は、それぞれベルト15を介して上記モータ18の動力を上記洗濯軸4と脱水軸5に伝達する。脱水軸5には磁石41、外槽3の外下面にホール素子などを使用した回転検知センサー42が配設され、脱水槽7の回転を検知している。
外槽3と脱水槽7はいずれも上面の大部分を開口としており、これらの開口に対応させて本体1の上面に設けた投入口にフタ21を開閉自在に設けている。使用者は、このフタ21を開けて脱水槽7に対し衣類の投入および取り出しを行う。
以上のように構成された全自動洗濯機について、その脱水時の動作を以下に説明する。脱水は脱水槽7に洗濯物を投入し、伝達機構部43のクラッチを脱水側に切り換えて、モータ18の動力をモータ側プーリ19、ベルト15、メカ側プーリ14を介して伝達機構部43および脱水軸5とつながっている脱水槽7に伝達して脱水槽7を高速回転させ、遠心力により水分を洗濯物から分離することで行う。脱水した洗濯物は脱水槽7から取り出され、乾燥機に移すなどして乾燥させるものである。
脱水中はモータ18に通電し、脱水槽7を回転させているが、使用者が衣類を取り出す目的でフタ21を開けた時、あるいは操作入力部20を操作して脱水を一時停止させようとしたとき、安全目的でモータ18の通電をOFFにし、ブレーキ動作を行う。脱水軸5の磁石41と回転検知センサー42で脱水槽7の回転を検知し、脱水槽7が停まったことを判断することが可能である。脱水槽7回転中に使用者が衣類を取り出す作業はとても危険であり、一般的には脱水槽7回転中にはブザー(図示せず)で危険を報知するか、安全が確保できないうちはロック機構(図示せず)でフタ21が開かないようにするなどしている。
特開平8−155188号公報
しかしながら、このような従来の洗濯機は脱水槽の回転を脱水軸に取り付けた磁石と外側に固定された回転検知センサーが必要になってくる。回転検知センサーとしてはリードスイッチや、ホール素子を使用した例があるが、とても高価である。また磁石の磁気特性の耐久性や回転軸への取り付けの確実性や、回転軸や近接した機構が全て金属性であり磁気性能の信頼性にも問題がある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、脱水槽を回転させて脱水動作を行う洗濯機において、磁石を使用した回転検知センサーを使用することなく安価で信頼性の高い回転検知を行い、脱水槽回転中に使用者が怪我などをしないようにするための停止検知を行うことのできる洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、洗濯機は、本体に設けた衣類を投入する投入口に開閉自在としたフタと、回転自在な脱水槽と、前記本体内に懸垂支持され前記脱水槽を内包した外槽と、前記脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記脱水槽および前記撹拌翼を駆動するモータと、前記モータの回転数を測定する回転数検知部と、前記フタの開閉を検知するフタ開閉検知部と、使用者がスタート、ストップなどの指示を入力できる操作入力部と、前記操作入力部と前記フタ開閉検知部と前記回転数検知部などからの入力により前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に前記モータの通電を停止させたあと所定時間後に、前記回転数検知部からの入力に基づいて複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成としている。
これにより、脱水槽の回転状態から制御手段の指示でモータの通電を停止させたあとモータの回転数を算出し、その算出結果によって脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算できるよう構成しているので、脱水槽回転中に使用者が衣類を取り出す作業はとても危険であり、脱水槽回転中にはブザーで危険を報知するか、安全が確保できないうちはフタをロック機構で開かないようにすることが可能である。
本発明の洗濯機は、脱水槽回転中の危険に対して安価で安全性の高い回転停止検知のできる洗濯機を実現することができる。
第1の発明は、本体に設けた衣類を投入する投入口に開閉自在としたフタと、回転自在な脱水槽と、前記本体内に懸垂支持され前記脱水槽を内包した外槽と、前記脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記脱水槽および前記撹拌翼を駆動するモータと、前記モータの回転数を測定する回転数検知部と、前記フタの開閉を検知するフタ開閉検知部と、使用者がスタート、ストップなどの指示を入力できる操作入力部と、前記操作入力部と前記フタ開閉検知部と前記回転数検知部などからの入力により前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に前記モータの通電を停止させたあと所定時間後に、前記回転数検知部からの入力に基づいて複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成としたことにより、使用者がフタを開けて衣類を取り出すまでの時間を推測して安全動作を行うことができる。
また、これにより、より正確に脱水槽の回転が停止する時間を推定することができる。
の発明は、上記第の発明において、前記脱水槽の回転を停止させるブレーキ手段を備え、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に使用者がストップの指示を入力した時、あるいは使用者が前記フタを開けた時、前記モータの通電を停止するとともに前記ブレーキ手段を動作させ、前記モータの通電を停止させたあと所定時間後と前記ブレーキ手段を動作させたあと所定時間後にそれぞれ1回あるいは複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成としたことにより、速やかにブレーキ動作を行うと同時に使用者がフタを開けて衣類を取り出すまでの時間を推測して安全動作を行うことができる。
の発明は、上記第の発明において、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に前記モータの通電を停止させたあと少なくとも1回前記モータの回転数を算出し、その後、前記モータの通電を停止させた所定時間後に1回あるいは複数回前記モータに所定時間通電し、さらにその後、前記モータの通電を停止させたあと所定時間後に1回あるいは複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成としたことにより、回転数が低くなりかつ減衰したモータの発起電圧を増加させ精度よく脱水槽の回転が止まるまでの時間を計算できるようになり使用者に対してより安全に安全動作を行うことが可能である。
の発明は、上記第または第の発明において、前記制御手段は、計算した停止予測時間が設定値以上である場合、前記ブレーキ手段の故障と判断するようにしたことにより、使用者に対して危険であることを報知することが可能である。
の発明は、上記第の発明において、前記モータの回転を前記脱水槽および前記攪拌翼に伝える伝達部と前記脱水槽と前記攪拌翼への回転の伝達を切り替えるクラッチ部とを有する伝達機構部を備え、前記伝達機構部の前記クラッチ部と前記ブレーキ手段が同時に動作し、洗濯時には前記攪拌翼のみが回転し、脱水時には一方向にのみ前記モータの回転を前記脱水槽に伝達するよう構成したことにより、一般的に伝達機構部を簡素化した洗濯機においても速やかにブレーキ動作を行うと同時に使用者がフタを開けて衣類を取り出すまでの時間を推測して安全動作を行うことができる。
の発明は、上記第の発明において、前記脱水槽の回転状況を報知する報知部を備え、前記制御手段は、計算した停止予測時間まで前記報知部を動作させる構成としたことにより、使用者に対して現在脱水槽が回転中で危険であることを報知できるため安全である。
の発明は、上記第の発明において、前記フタのロック機構を備え、前記制御手段は、計算した停止予測時間経過後に前記フタの前記ロック機構を解除するようにしたことにより、脱水槽の回転が停止するまで使用者はフタを開けることができないためより安全を確保することが可能である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同一符号を付して説明を省略する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における洗濯機の側断面図である。図1において、モータ18の回転はモータ側プーリ19からベルト15、メカ側プーリ14を通じて主軸13に伝えられる。洗濯時にはギアードモータ16は動作していない状態で、主軸13に伝えられた回転はクラッチ部10から洗濯軸4に伝えられ攪拌翼6が回転して洗濯動作が行われる。この時スプリングロック部26はロック状態でスプリング12は脱水軸5に固定されていて、さらに脱水軸5の周りにバンド状に形成されたブレーキ部11は脱水軸5を締め付けている。脱水軸5がブレーキ部11で固定され、スプリング12が脱水軸5に固定されていることにより、洗濯軸4のみが回転し、洗濯動作が行われる。
脱水時はギアードモータ16を動作させることにより動力が連動軸17を通して伝達機構部9に伝えられ、脱水軸5を締め付けているブレーキ部11と、スプリング12を固定しているスプリングロック部26を解除する。ブレーキ部11を解除することにより脱水軸5が自由になり回転可能となり脱水軸5とつながっている脱水槽7を回転させることができる。また主軸13の周りに配設され脱水軸5と連携しているコイル状のスプリング12は主軸13の正回転時はスプリング12の巻き方向と同一であるため主軸13との摩擦によりスプリング12が主軸13を締め付け、主軸13の回転を脱水軸5に伝達可能である。また主軸13の負方向回転時はスプリング12の巻き方向と逆であるためスプリング12は広げられ、主軸13の回転は脱水軸5には伝えることができない。
脱水動作中のブレーキ動作はギアードモータ16の動作を中止させ、動作状態を脱水側から洗濯側に変更することで行う。つまり、バンド状に形成されたブレーキ部11で脱水軸5を締め付け、スプリングロック部26をロック状態にしてスプリング12を脱水軸5に固定させ、主軸13とスプリング12との正方向での締め付け状態での摩擦によって脱水槽7の回転を急速に停止させるブレーキ動作が可能である。
通常、脱水時には乾燥質量5〜8kg程度の衣類が吸水状態で収納され脱水槽7は800r/min程度で回転しているが、上記ブレーキ動作すなわち脱水動作状態から洗濯動作に切替えたあと、10秒程度で完全停止するように設計されている。使用回数が増加するとブレーキ部11の摩擦が減少することにより800r/min程度から0r/minまでの時間は使用回数毎に長くなり、ブレーキ部11の断裂などの故障時には最長で2〜3分程度必要となる。
使用者はフタ21を開き衣類を投入し、フタ21を閉じ操作入力部20を操作して洗濯を行い、洗濯終了後はフタ21を開き衣類を取り出す。脱水中にフタ21を開いた場合はフタ21に取り付けてある磁石23とリードSWを使用したフタ開閉検知部22の距離が大きくなり制御手段24はフタ21が開いたと判断し、前記ブレーキ動作を行う。また脱水中に使用者が操作入力部20に一時停止を指示した場合も同様にブレーキ動作を行うものである。
図2は本発明の実施の形態1における洗濯機の制御回路構成を示すブロック図で、制御手段24により洗濯、すすぎ、脱水の洗濯動作を自動で行う全自動洗濯機を構成し、この制御手段24にはマイコンを使用している。制御手段24は、給水、洗濯、脱水を行うモータ18及び給水弁(図示せず)、排水弁(図示せず)などの駆動操作を行う。通常、操作入力部20を使用者が操作することにより洗濯スタートあるいは洗濯、脱水動作の一時停止を行う。また、フタ開閉検知部22はフタ21の開閉を検知し、その信号を制御手段24に入力している。また、マイコンからの指示に基づきギアードモータ16を動作させることにより伝達機構部9に作用し、クラッチ切替えおよびブレーキ動作を行う。回転数検知部25はモータ18の回転数を測定し、(詳細は図3、図4で説明する)、その信号を制御手段24に入力する。
図3は本発明の実施の形態1における洗濯機の回転数検知部の回路構成を示す回路図、図4は同洗濯機の回転数検知部の動作を示すタイミングチャートである。図3においてモータ18は正転反転可能な交流誘導モータであり、進相コンデンサ27が正転反転側コイルに接続してある。正転SW28aをオンするとモータ18に交流100Vが印加されてモータ18は正転し、反転SW28bをオンにするとモータ18は反転する。洗濯時にはモータ18を正転、反転させる。脱水時にはモータ18を正転させる。
次に、回転数検知部25について説明する。モータ18の正転、反転側コイルにそれぞれ抵抗25aを介してフォトカプラ25bの発光ダイオードが並列に接続してある。このときコイル両端の電位差に応じて1方向のみに発光ダイオードに電流が流れる。フォトカプラ25bのトランジスタ側には概パルス状の電流が流れ、トランジスタ回路25cで波形整形されDC5V電源により0−5Vのハイ、ロー信号が制御手段24に入力される。正転SW28aあるいは反転SW28bがオンしているときは交流100Vの電源周波数60Hzまたは50Hzのオン、オフ信号が制御手段24に入力される。
図4において電源周波数が50Hzの場合について説明すると、通電指示がハイの時モータコイルの両端には交流100V50Hzに同期した電圧が発生し、制御手段24に入力されるパルス信号の周期は20msとなる。モータ18への通電指示がハイからローになった時、すなわち正転SW28aがオンからオフになった時はモータ18の惰性回転によりモータ18は概発電モータとなり、極数に応じた交流電圧が誘起される。この時のパルス周期を測定することにより、モータ18の惰性時の回転数を測定することが可能である。本実施の形態では、モータ18は脱水槽7を800r/minで回転させる時、周期20msとした。
以上のように構成した洗濯機について、その動作、作用を図5のフローチャートにて説明する。使用者は操作入力部20のスタートSWを押して洗濯をスタートさせる(101)。(101)と括弧付きで表記した記載は、図5中のステップ101を示し、以下同様に記載する。使用者がフタ21を閉じてフタ開閉検知部22がフタ閉を検知する(102)と、制御手段24は洗濯を開始する(103)。制御手段24に制御されて自動的に洗濯(104)、すすぎ(105)が行われた後、ブレーキ部11とスプリングロック部26を解除してモータ18に通電することにより脱水槽7が回転し脱水が行われる(106)。
もしフタ21が閉じたままであれば(107)設定された時間後に脱水が終了する(108)。そして、モータ18の通電をオフ(109)にし、脱水槽7が停止したのち洗濯が終了し(111)、使用者は中の衣類を取り出すことができる。
脱水中に使用者が中の衣類を取り出そうとしてフタ21を開けたなら(107)、フタ開閉検知部22はフタ開を検知する(112)。その検知信号を受けて制御手段24はその時すぐにモータ18の通電をオフにし(113)、脱水槽7回転中危険の意でブザー報知を行う(114)。ブザーは安全と判断されるまで吹鳴し続ける。
そして、図4に示したように、モータ通電オフからA秒後に、モータ18の回転数を測定する(115)。モータ18の惰性回転により誘起される交流電圧に基づいて回転数検知部25によって生成されたハイ、ロー信号が制御手段24に入力され、制御手段24を構成するマイコンの中では入力されたハイ、ロー信号の周期の逆数をとって周波数(モータ18の回転数)を計算し、Hz1(=1/B)がメモリーされる(116)。その後、モータ通電オフC秒後にもう一度モータ18の回転数を測定する(117)。マイコンにはHz1と同様にして計算したHz2(=1/D)がメモリーされる(118)。次にHz1とHz2から脱水槽7の回転が停止するまでの停止予測時間E秒を推測する(119)。Hz1とHz2からのE秒後の算出は実験に基づいて決定され、その計算式がマイコンのプログラムにメモリーされている。脱水槽7の回転が停止する予想のE秒後に(120)ブザー報知を終了し(121)、洗濯を終了する(111)。
以上のように、本発明によれば、磁石を使用した回転検知センサーを使用することなく安価で信頼性の高い回転検知を行うことができる。また、脱水槽回転中に使用者がフタを開けたとしても、脱水槽回転中にはブザーで危険を報知することが可能である。
なお、本実施の形態では、Hz1、Hz2の2回の測定から回転が停止するまでの停止予測時間E秒を推測するようにしているが、3回以上の測定によって算出するようにしても同様の効果、むしろより精度の良い算出によってより良い効果が得られる。
(実施の形態2)
本発明は、フタロック機構(図示せず)を設けた場合で一時停止を指示した際に安全に脱水槽7が停止してからフタロックを解除するものである。またブレーキをかけた際に急激に回転数が落ちモータに誘起される電圧が低くなりフォトダイオードの電流値が下がり所定のパルスが得られないことに対して対策している。対策としては2回目の回転数検知の前にモータに通電し若干回転数を上げマイコンに入力される信号の精度を上げ、脱水槽の回転停止時期の推測の精度をあげている。より精度よく脱水槽の回転を停止させた後にフタロック動作を解除することでさらに安全な洗濯機を提供することが可能である。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
以上のように構成した洗濯機について、主に制御手段の動作、作用を説明する。上記構成によれば、図6のように、使用者は操作入力部20のスタートSWを押して洗濯をスタートさせる(101)。使用者がフタ21を閉じてフタ開閉検知部22がフタ閉を検知する(102)と、フタロック機構によってフタロックをかけ(131)、制御手段24は洗濯を開始する(103)。自動的に洗濯(104)、すすぎ(105)、が行われた後、ブレーキ部11とスプリングロック部26を解除してモータ18に通電することにより脱水槽7が回転し脱水が行われる(106)。もし操作入力部20に使用者が一時停止を入力しなければ(132)設定された時間後に脱水が終了する(108)。モータ18の通電をオフ(109)にし、脱水槽7が停止したのち洗濯が終了し(111)、使用者は中の衣類を取り出すことができる。
脱水中に使用者が操作入力部20に一時停止を入力した場合(132)、制御手段24は、その時すぐにモータ18の通電をオフにし(113)、モータ通電オフからA秒後にモータ18の回転数を測定し(115)、マイコンの中では周期の逆数をとって周波数(回転数)を計算し、Hz1(=1/B)がメモリーされる(116)。
その後、モータ通電オフF秒後からG秒間モータ18に通電した(135)後、モータ18の通電をオフにする(136)。そして、モータ通電オフC秒後にモータ18の回転数の2回目の測定を行う(117)。マイコンにはHz2(=1/D)がメモリーされる(118)。
次にHz1とHz2から脱水槽7の回転が停止するまでの停止予測時間E秒を推測する(119)。Hz1とHz2からE秒後の算出は実験に基づいて決定され、その計算式がマイコンのプログラムにメモリーされている。脱水槽7の回転が停止する予想のE秒後に(120)フタロックを解除し(137)、脱水動作の一時停止を行う(138)。
以上のように、本発明によれば、2回目の回転数検知の前にモータに通電し若干回転数を上げマイコンに入力される信号の精度を上げ、脱水槽の回転停止時期の推測の精度をあげることにより、より精度よく脱水槽の回転を停止させた後にフタロック動作を解除することができるので、さらに安全な洗濯機を提供することが可能である。
なお、本実施の形態では、Hz1、Hz2の2回の測定から回転が停止するまでの停止予測時間E秒を推測するようにしているが、3回以上の測定によって算出するようにしても同様の効果、むしろより精度の良い算出によってより良い効果が得られる。また、2回目の回転数検知の前にモータに通電し脱水槽の回転停止時期の推測の精度をあげるようにしているが、3回以上の測定による場合、この再度の通電は、2回目以降の測定の前であれば、何回目の前で行っても、また複数の箇所で行っても同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明は、使用者が投入フタ開あるいは一時停止を指示した時、回転数検知部の検知結果で制御手段が所定の時間以内で脱水槽停止ができないと判断した場合、ブレーキ故障と判断するものである。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、詳細な説明は省略する。
以上のように構成した洗濯機について、主に制御手段の動作、作用を説明する。上記構成によれば、図7のように、脱水中に使用者が中の衣類を取り出そうとしてフタ21を開けたなら(107)、フタ開閉検知部22はフタ開を検知する(112)。その検知信号を受けて制御手段24はその時すぐにモータ18の通電をオフにし(113)、脱水槽回転中危険の意でブザー報知を行う(114)。ブザーは安全と判断されるまで吹鳴し続ける。
そして、モータ通電オフからA秒後にモータ18の回転数を測定する(115)。マイコンの中では周期の逆数をとって周波数(回転数)を計算し、Hz1(=1/B)がメモリーされる(116)。この後モータ通電オフF秒後にG秒間モータ18に通電する(135)。次に、モータ18の通電をオフにした(136)後、最初(113)でモータ通電オフにしたC秒後にモータ18の回転数を測定する(117)。マイコンにはHz2(=1/D)がメモリーされる(118)。(135)で再度通電することにより、通電をオフして回転数が下がってモータコイルの両端に現れる電圧が低くなることを防止し、制御手段24に入力される信号が確実に入力されるようにしている。
次にHz1とHz2から脱水槽7の回転が停止するまでの停止予測時間E秒を推測する(119)。Hz1とHz2からE秒後の算出は実験に基づいて決定され、その計算式がマイコンのプログラムにメモリーされている。脱水槽7の回転が停止する予想のE秒後に(120)ブザー報知を終了し(121)、洗濯を終了する(111)。
ここで、もし上記予想E秒後が設定値H(例えば、30秒)よりも大きい場合には、ブレーキ故障と判断する(141)。通常、ブレーキ動作から脱水槽7停止までを15秒に設計してあることからEが30秒以上であるならば、ブレーキに何らかの異常が発生したと考えられる。またブレーキ破損など無ブレーキ状態であれば2分程度は惰性で回転し続ける。よってブレーキ故障と判断されたなら(142)、電源コードを抜かれるなどしない限りブザー報知を継続させるものである(143)。これによりブレーキ故障による危険を回避することができるものである。
以上のように、本発明によれば、制御手段が所定の時間以内で脱水槽停止ができないと判断した場合、ブレーキ故障と判断してブザー報知を継続させるようにしたことにより、使用者にブレーキ故障を知らせて危険を回避することができ、さらに安全な洗濯機を提供することが可能である。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、安価で脱水槽の回転中に手などを入れるなど危険な状態を回避することが可能な安全性の高い洗濯機を実現することができるので、脱水槽を回転させて脱水動作を行う洗濯機等として有用である。
本発明の実施の形態1の洗濯機の側断面図 同洗濯機の制御回路構成を示すブロック図 同洗濯機の回転数検知部の回路構成を示す回路図 同洗濯機の回転数検知部の動作を示すタイミングチャート 同洗濯機の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2の洗濯機の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3の洗濯機の動作を示すフローチャート 従来の洗濯機の側断面図
1 本体
3 外槽
5 脱水軸
6 攪拌翼
7 脱水槽
9 伝達機構部
10 クラッチ部
11 ブレーキ部(ブレーキ手段)
16 ギアードモータ(ブレーキ手段)
18 モータ
20 操作入力部
21 フタ
22 フタ開閉検知部
24 制御手段
25 回転数検知部

Claims (7)

  1. 本体に設けた衣類を投入する投入口に開閉自在としたフタと、回転自在な脱水槽と、前記本体内に懸垂支持され前記脱水槽を内包した外槽と、前記脱水槽の底部に回転自在に配設した撹拌翼と、前記脱水槽および前記撹拌翼を駆動するモータと、前記モータの回転数を測定する回転数検知部と、前記フタの開閉を検知するフタ開閉検知部と、使用者がスタート、ストップなどの指示を入力できる操作入力部と、前記操作入力部と前記フタ開閉検知部と前記回転数検知部などからの入力により前記モータを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に前記モータの通電を停止させたあと所定時間後に、前記回転数検知部からの入力に基づいて複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成とした洗濯機。
  2. 前記脱水槽の回転を停止させるブレーキ手段を備え、前記制御手段は、前記脱水槽回転時に使用者がストップの指示を入力した時、あるいは使用者が前記フタを開けた時、前記モータの通電を停止するとともに前記ブレーキ手段を動作させ、前記モータの通電を停止させたあと所定時間後と前記ブレーキ手段を動作させたあと所定時間後にそれぞれ1回あるいは複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成とした請求項記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記脱水槽回転時に前記モータの通電を停止させたあと少なくとも1回前記モータの回転数を算出し、その後、前記モータの通電を停止させた所定時間後に1回あるいは複数回前記モータに所定時間通電し、さらにその後、前記モータの通電を停止させたあと所定時間後に1回あるいは複数回前記モータの回転数を算出し、その算出結果によって前記脱水槽の回転が止まるまでの停止予測時間を計算する構成とした請求項記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、計算した停止予測時間が設定値以上である場合、前記ブレーキ手段の故障と判断するようにした請求項2または3に記載の洗濯機。
  5. 前記モータの回転を前記脱水槽および前記攪拌翼に伝える伝達部と前記脱水槽と前記攪拌翼への回転の伝達を切り替えるクラッチ部とを有する伝達機構部を備え、前記伝達機構部の前記クラッチ部と前記ブレーキ手段が同時に動作し、洗濯時には前記攪拌翼のみが回転し、脱水時には一方向にのみ前記モータの回転を前記脱水槽に伝達するよう構成した請求項1〜4のいずれか1項記載の洗濯機。
  6. 前記脱水槽の回転状況を報知する報知部を備え、前記制御手段は、計算した停止予測時間まで前記報知部を動作させる構成とした請求項1〜5のいずれか1項記載の洗濯機。
  7. 前記フタのロック機構を備え、前記制御手段は、計算した停止予測時間経過後に前記フタの前記ロック機構を解除するようにした請求項1〜6のいずれか1項記載の洗濯機。
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