JP4941281B2 - ハイブリッド車両の制御装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン(内燃機関)と電動モータとを動力源とするハイブリッド車両の制御装置及び制御方法に関し、特にエンジンに備えられる可変動弁機構の制御装置及び制御方法に関する。
特許文献1では、ハイブリッド車両において、エンジンの可変動弁機構により吸気バルブのバルブ作動角を最小作動角と最大作動角との間で変更可能であり、エンジン運転状態が低回転高負荷域にある場合に、バルブ作動角を小側に設定する一方、負荷の低減又は回転数の増大に応じてバルブ作動角を増大するようにし、特に、車両の減速時、エンジン停止時、エンジン再始動時に、バルブ作動角を大側に設定している。
このようにエンジン再始動時に、バルブ作動角を大側に設定することで、吸気バルブ閉弁時期を下死点後の圧縮行程中期まで遅らせて有効圧縮比を低下させ、圧縮を起振源とするエンジンの振動を抑制できる。
エンジンの始動、停止を繰り返すハイブリッド車両では、エンジンの再始動に伴う振動が運転者に不快感を与えるが、かかる振動を抑制することで、静粛性の向上を図ることができる。
特開2000−073798号公報
しかしながら、バルブ作動角を大作動角にしてエンジンを始動した場合、可変動弁機構への入力荷重(バルブスプリングの反力)が大きくなり、エンジンの始動、停止を繰り返すハイブリッド車両では、可変動弁機構の耐久性が問題となる。
また、発進時などに、大作動角から小側への変換が要求されるが、変換に時間がかかるため、動力性能が低下すると共に、モータへの負担が増加する。
本発明は、このような実状に鑑み、ハイブリッド車両において、エンジンの可変動弁機構を好適に制御することを目的とする。
このため、本発明では、走行中にエンジン停止指令を受けたときに、可変動弁機構によりバルブ作動角をエンジンの最高回転を許容する所定の作動角にした後にエンジンを停止すると共に、エンジン停止後、車両の停止が予測されるときは、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角にする構成とする。
本発明によれば、走行中にエンジン停止指令を受けて、エンジンを停止するときは、その前に、バルブ作動角をエンジンの最高回転を許容する所定の作動角にしてから、エンジンを停止する。従って、エンジン停止後、再加速により、エンジンが再始動されることになって、急激な回転上昇を生じたとしても、バルブ作動角はエンジンの最高回転を許容する所定の作動角に保持されているので、バルブ運動限界を超えてバルブジャンプや異音が発生するのを防止できる。
また、エンジン停止後、車両の停止が予測されるときは、バルブ作動角を最小作動角にして待機することで、発進時に最小作動角で再始動することができる。従って、有効圧縮比を低下させて、圧縮を起振源とする振動を抑制できると共に、可変動弁機構への入力荷重の低減等も可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はハイブリッド車両のシステム構成図である。
このハイブリッド車両では、可変動弁機構付きのエンジン(内燃機関)1の出力軸が、クラッチ2を介して、電動モータと発電用ジェネレータとを兼ねるモータジェネレータ3に接続されている。そして、モータジェネレータ3の出力軸が、クラッチ4aを備えるトランスミッション(CVT)4を介し、更にディファレンシャルギヤ5を介して、駆動輪6A、6Bに接続されている。
従って、このハイブリッド車両は、エンジン1のみの出力、もしくはモータジェネレータ3のみの出力、またはエンジン1とモータジェネレータ3の出力、で走行できる。また、車両の減速時には、モータジェネレータ3を発電機として用い、車両制動力を電気エネルギーに変換して回収し、モータジェネレータ3への電力供給用のバッテリ(図示せず)を充電する。
エンジン制御ユニット11は、相互に通信するハイブリッド制御ユニット13からの指令に従い、各種センサにより検出した情報に基づいて、エンジン1を制御する。
可変動弁制御ユニット12は、エンジン制御ユニット11との協働の下、各種センサにより検出した情報に基づいて、エンジン1に備えられる可変動弁機構(特に後述するVEL機構)を制御する。
ハイブリッド制御ユニット13は、各種センサにより検出した情報に基づいて、エンジン1とモータジェネレータ3との出力配分を決定し、エンジン制御ユニット11に指令する共に、モータジェネレータ3及びクラッチ2を制御する。
トランスミッション制御ユニット14は、ハイブリッド制御ユニット13との協働の下、各種センサにより検出した情報に基づいて、トランスミッション4を制御する。
尚、前記各種センサにより、アクセル開度、エンジン回転数、車速、変速比などが検出される。
次に、エンジン1に備えられる可変動弁機構について、図2により説明する。
可変動弁機構としては、吸気バルブのバルブ作動角(吸気バルブ開弁時期から閉弁時期までの開期間)、詳しくはバルブ作動角及びリフト量を連続的に変化させることができるバルブ作動角及びリフト量可変機構(VEL機構;VELアクチュエータ49)と、吸気バルブのバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相)を連続的に変化させることができるバルブタイミング可変機構(VTC機構;VTCアクチュエータ51)とが設けられている。
詳しくは、吸気バルブ39(1気筒につき2つ設けられており、バルブステム端部のみを図示)の端部のバルブリフタ40の上方には、図外のクランク軸に連動して軸周りに回転駆動されるカム軸41が気筒列方向に延在している。このカム軸41の外周には、吸気バルブ39に対応して揺動カム42が揺動可能に外装されており、この揺動カム42がバルブリフタ40に当接してこれを押圧することにより、吸気バルブ39が図外のバルブスプリングのバネ力に抗して開閉駆動される。
ここにおいて、カム軸41と揺動カム42との間で、両者41、42を機械的に連携するリンクの姿勢を変化させて、吸気バルブ39のバルブ作動角及びリフト量を連続的に可変制御可能なバルブ作動角及びリフト量可変機構(VEL機構)が設けられている。
VEL機構は、カム軸41に偏心して設けられてカム軸41と一体的に回転する円形の駆動カム43と、この駆動カム43の外周に相対回転可能に外嵌するリング状リンク44と、カム軸41と略平行に気筒列方向へ延在する制御軸45と、この制御軸45に偏心して設けられて制御軸45と一体的に回転する円形の制御カム46と、この制御カム46の外周に相対回転可能に外嵌すると共に、一端がリング状リンク44の先端と相対回転可能に連結されたロッカアーム47と、このロッカアーム47の他端と揺動カム42の先端とに回転可能に連結され、両者47、42を機械的に連携するロッド状リンク48と、を有している。
上記のカム軸41及び制御軸45は、軸受ブラケットを介してエンジンのシリンダヘッド側へ回転可能に支持されている。制御軸45の一端にはバルブ作動角及びリフト量変更用のアクチュエータ(VELアクチュエータ)49の出力端が接続されており、このVELアクチュエータ49によって制御軸45が所定の制御角度範囲内で軸周りに回転駆動されると共に、所定の回転位相に保持される。
このような構成により、クランク軸に連動してカム軸41が回転すると、駆動カム43を介してリング状リンク44が実質的に並進作動すると共に、ロッカアーム47が制御カム46周りを揺動し、ロッド状リンク48を介して揺動カム42が揺動して、吸気バルブ39が開閉駆動される。
また、VELアクチュエータ49により制御軸45を回動することにより、ロッカアーム47の揺動中心となる制御カム46の中心位置が変化して、各リンク44、48等の姿勢が変化し、揺動カム42の揺動角度範囲が変化する。これにより、バルブ作動角の中心位相が略一定のままで、バルブ作動角及びリフト量が連続的に変化する。より具体的には、制御軸45を一方向へ回動することにより、バルブ作動角及びリフト量が増加し、他方向へ回動することによりバルブ作動角及びリフト量が減少するようになっている。
従って、VELアクチュエータ49の通電量をデューティ制御することで、制御軸45の回転位相を変更して、吸気バルブ39のバルブ作動角及びリフト量を変更することができ(図3参照)、これによりバルブ作動角及びリフト量可変機構(VEL機構)が構成される。尚、バルブ作動角に対しリフト量は一義的に定められ、バルブ作動角を大→小に制御すると、リフト量も大→小に制御され、大作動角・高リフト〜小作動角・低リフトの範囲で制御できる。
一方、カム軸41は、クランク軸の回転がタイミングベルトによりスプロケット50に入力されて駆動されるが、バルブタイミング変更のため、スプロケット50とカム軸41との間に、これらの回転位相を制御可能なロータリー式のアクチュエータ(VTCアクチュエータ)51が装着されている。
従って、VTCアクチュエータ51の通電量をデューティ制御することで、クランク軸とカム軸41との回転位相を変更して、吸気バルブ39のバルブタイミング(バルブ作動角の中心位相;図3の点線示)を変更することができ、これによりバルブタイミング可変機構(VTC機構)が構成される。
ここで、図3に示すように、VEL機構による大作動角・高リフト〜小作動角・低リフトの制御に合わせて、VTC機構によりバルブタイミングを進角することで、吸気バルブの開弁時期を一定に維持しつつ、大作動角・高リフト〜小作動角・低リフトに制御し、閉弁時期を進角する。
より具体的には、運転条件との関係では、低回転低負荷で、小作動角・低リフト(閉弁時期進角)、高回転高負荷で、大作動角・高リフト(閉弁時期遅角)に制御する。
尚、VTC機構のVTCアクチュエータ51は、エンジン制御ユニット(ECM)11により制御するが、VEL機構のVELアクチュエータ49は、可変動弁制御ユニット(VEL−C/U)12により制御する。
次に、ハイブリッド車両での可変動弁機構の初期位置制御について、図4のフローチャートにより説明する。
S1では、エンジン停止指令の有無を判定し、エンジン停止指令有りの場合に、S2へ進む。
S2では、エンジンを停止する前に、可変動弁機構によりバルブ作動角を変更し、エンジンの最高回転を許容する所定の作動角(最高回転許容作動角)θ1にする。
図5は、バルブ作動角とバルブ運動限界のエンジン回転数との関係を示しており、最小作動角θmin でのバルブ運動限界のエンジン回転数はNmであり、最小作動角θmin のときにエンジン回転数がNm以上となると、バルブジャンプや異音を生じる。そして、バルブ作動角の増大に伴ってバルブ運動限界のエンジン回転数が高くなり、バルブ作動角がθ1になると、エンジンが最高回転となっても、バルブ運動限界を超えることはなくなる。最高回転許容作動角θ1とはこのような関係から予め定めたものである。
S3では、エンジンを停止する。すなわち、モータのみの運転に切換える。
S4では、エンジン停止後、車速が車両の停止が予測されるような所定の車速V1(例えば5km/h)未満になったか否かを判定する。
S4の判定でNOの場合は、S5へ進み、エンジン始動指令の有無を判定し、NOの場合は、S4へ戻り、S4、S5の判定を繰り返す。
S4の判定でYESの場合、すなわち、エンジン停止後、車速<V1となって、車両の停止が予測される場合は、S6〜S9へ進む。
S6では、クラッチ2を操作して、半クラッチ状態とし、電動モータ3により、エンジン1をクランキングする。これは、可変動弁機構によりバルブ作動角を変更するためであり、エンジン停止中は、可変動弁機構のバルブ作動角を変更することができないからである。従って、1〜2回転で十分である。
S7では、可変動弁機構により、バルブ作動角を変更し、最小作動角θmin にする。
S8では、クラッチ2を操作して、OFF状態にする。
S9では、エンジン始動指令の有無を判定し、始動指令ありとなるまで、再始動に備えて待機する。この後、エンジン始動指令を受けた場合は、S9からS17、S18へ進んで、クラッチ2をON状態にして、エンジン1を始動する。従って、発進加速時は、最小作動角θmin で始動する。
S5の判定でYESの場合、すなわち、エンジン停止後、車両が停止する前に、エンジン始動指令を受けた場合は、S10へ進む。
S10では、エンジン始動後のエンジン回転数を予測する。具体的には、車速とトランスミッションの変速比とから、車両側より駆動されるときのエンジン回転数を算出し、これを予測回転数とする。更には、車両側より駆動されるときのエンジン回転数を、アクセル開度により補正(アクセル開度大ほど、高回転側に補正)して、これを予測回転数とする。
S11では、予測回転数を所定回転数Nmと比較し、予測回転数が所定回転数Nm以上か否かを判定する。この所定回転数Nmは、最小作動角θmin でのバルブ運動限界のエンジン回転数であり(図5参照)、Nm未満であれば、最小作動角θmin で始動可能ということになる。
予測回転数<Nmの場合は、最小作動角θmin で始動可能であるので、S12へ進み、クラッチ2を操作して、半クラッチ状態とし、電動モータ3により、エンジン1をクランキングする。そして、S13で、可変動弁機構により、バルブ作動角を変更し、最小作動角θmin にする。そして、S17、S18へ進んで、クラッチ2をON状態にして、エンジン1を始動する。
予測回転数≧Nmの場合は、バルブ作動角を最高回転許容作動角θ1に保持したままエンジンを始動すべく、そのまま、S17、S18へ進んで、クラッチ2をON状態にして、エンジン1を始動する。
以上の制御について更に説明する。
ハイブリッド車両には、低回転低負荷で小作動角・低リフト、高回転高負荷で大作動角・高リフトになる可変動弁機構を有するエンジンが搭載されている。
可変動弁機構は、エンジン再始動時、低回転に存在するパワープラントの共振点にて、吸気バルブを小作動角・低リフトとし、かつ吸気バルブ閉時期を下死点前に設定することで、吸入空気量を絞り、起振力となる圧縮圧力を小さくして、パワープラント振動を抑制することができる。
一方、ハイブリッド車両は充電や車両として動力性能が要求される時、エンジン走行するが、要求がなくなった時直ちにエンジンを停止し、モータによる電力回生を行う。
この場合、次のエンジン再始動に備えて可変動弁機構を小作動角・低リフトに変換してエンジンを停止することも考えられるが、本発明では、可変動弁機構を最高回転許容作動角θ1に変換してエンジンを停止する。
そして、車両が停止すると予想される速度、例えば5km/h未満まで減速された時、モータでエンジンをクランキングしてやり、再始動に備えて可変動弁機構を小作動角・低リフトに変換することで、再始動時には起振力となる圧縮圧力を小さくすることができ、パワープラント振動を抑制することができる。
車速が停止すると予想される速度以上でも、その時のアクセル開度やトランスミッションの変速比によって予測されたエンジン再始動後のエンジン回転数が最小作動角θmin の運動限界である回転数Nm未満ならば、モータによりエンジンをパワープラントの共振点以下の回転数でクランキングし、可変動弁機構を小作動角・低リフトに変換してからエンジンを再始動する。これによりエンジンが始動したことを運転者が気づかない程度の静粛性を確保することができる。
車速が停止すると予想される速度以上で、且つその時のアクセル開度やトランスミッションの変速比によって予測されたエンジン再始動後のエンジン回転数が最小作動角θmin の運動限界である所定回転数Nm以上の場合は、可変動弁機構を最高回転許容作動角θ1に固定したままエンジンを始動する。この場合は、エンジンの始動を運転者が気づいてしまうが、可変動弁機構の耐久性の劣化を防止することができる。但し、この様な条件ではエンジンは急激な回転上昇をするため、パワープラント共振点を通常より早く通り過ぎるため、運転者が感じる振動としては非常に小さいレベルである。
本実施形態によれば、走行中にエンジン停止指令を受けたときに、エンジンを停止する前に、可変動弁機構によりバルブ作動角をエンジンの最高回転を許容する所定の作動角θ1にして、エンジンの再始動に備えることにより、エンジン停止後、再加速により、エンジンが再始動されることになって、急激な回転上昇を生じたとしても、バルブ作動角はエンジンの最高回転を許容する状態となっているので、バルブ運動限界を超えてバルブジャンプや異音が発生するのを防止できる。
また、エンジン停止後、車両の停止が予測されるときは、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角θmin にして、エンジンの再始動に備えることにより、発進時に、最小作動角で再始動することができる。従って、有効圧縮比を低下させて、圧縮を起振源とする振動を抑制でき、運転者に違和感を与えることなく始動できる。また、可変動弁機構への入力荷重の低減等も可能となる。
尚、エンジン停止中は、可変動弁機構のバルブ作動角を変更することができないので、エンジン停止中に可変動弁機構のバルブ作動角を変更する際は、電動モータによりエンジンをクランキングしている。
また、本実施形態によれば、エンジン停止後、車両が停止する前に、エンジン始動指令を受けたときに、エンジン始動後のエンジン回転数を予測する手段(始動後エンジン回転数予測手段)を備え、予測回転数が所定回転数(バルブ作動角が最小作動角のときのバルブ運動限界の回転数)Nm未満の場合は、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角θmin にしてから、エンジンを始動することにより、エンジンの始動を運転者が気づかない程度の静粛性を得ることができる。
また、本実施形態によれば、前記予測回転数が所定回転数Nm以上の場合は、バルブ作動角を前記所定の作動角θ1に保持したままエンジンを始動することにより、急激な回転上昇の場合でも、バルブ運動限界を超えないため、バルブの挙動が不安定となるのを防止できる。
また、本実施形態によれば、前記始動後エンジン回転数予測手段は、予測回転数として、車速とトランスミッションの変速比とから、車両側より駆動されるときのエンジン回転数を算出することにより、エンジン始動後のエンジン回転数を的確に予測できる。
また、本実施形態によれば、前記始動後エンジン回転数予測手段は、前記車両側から駆動されるときのエンジン回転数を、アクセル開度によって補正して、予測回転数を算出することにより、エンジン始動後のエンジン回転数を更に的確に予測できる。
次に、他の実施形態について説明する。
図6は他の実施形態のフローチャートであり、S11の部分のみが異なる。
S11では、予測回転数を所定回転数Nmと比較し、予測回転数≧Nmか否かを判定する他、アクセル開度から急加速か否かを判定する。これにより、予測回転数≧Nmの場合の他、予測回転数<Nmであっても、急加速の場合に、バルブ作動角を最高回転許容作動角θ1に保持したままエンジンを始動すべく、そのまま、S17、S18へ進んで、クラッチ2をON状態にして、エンジン1を始動する。
すなわち、アクセル開度が予め設定された所定の踏込み量閾値を超えるような開度の場合、予測されたエンジン回転数が最小作動角θmin の運動限界である所定回転数Nm未満であっても、可変動弁機構を最小作動角θmin に変換せず、最高回転許容作動角θ1に固定したままエンジンを始動する。この場合、パワープラント共振点での振動が抑えられないため、運転者がエンジン始動に気づいてしまうが、この様な場合は、運転者が急加速要求をしており、明らかに運転者が車両に対してパワーを要求している状態であるので、この場合の振動は許容できるものである。
本実施形態によれば、エンジン停止後、車両が停止する前に、エンジン始動指令を受けたときに、アクセル開度に基づいて急加速を予測する手段を備え、急加速が予測される場合に、前記予測回転数が所定回転数Nm未満であっても、バルブ作動角を前記所定の作動角θ1に保持したままエンジンを始動することにより、運転者が急加速を望む場合にエンジン始動を優先でき、かつこれはパワフル感につながることにもなる。
次に、更に他の実施形態について説明する。
図7は更に他の実施形態を示すフローチャートであり、S11でYESの場合の処理が異なる。
S11での判定で、予測回転数≧Nmの場合、又は、急加速の場合、S14〜S16の処理を経て、S17、S18へ進む。
S14では、運転条件(エンジン回転数、及び負荷)に応じてバルブ作動角の目標値θmap を定めたマップを参照して、バルブ作動角の目標値θmap を設定する。
S15では、クラッチ2を操作して、半クラッチ状態とし、電動モータ3により、エンジン1をクランキングする。
S16では、可変動弁機構により、バルブ作動角を変更し、S14で設定した目標値θmap にする。
そして、S17、S18へ進んで、クラッチ2をON状態にして、エンジン1を始動する。
すなわち、エンジン始動後、直ちに大きなトルクが要求されるような場合、エンジン回転数と負荷(要求トルク)とにより定めた可変動弁変換マップから読取った作動角θmap に変換し、エンジンを始動させることで、高い動力性能を発揮させることも可能となる。
本実施形態によれば、前記バルブ作動角を前記所定の作動角θ1に保持したままエンジンを始動する代わりに、運転条件に応じてバルブ作動角の目標値θmap を定め、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、可変動弁機構によりバルブ作動角を前記目標値θmap にしてから、エンジンを始動することにより、高い動力性能を発揮させることが可能となる。すなわち、VEL変換中は燃焼制御が不安定なため、十分なトルクを発生させることができない可能性があるが、エンジン始動前に要求作動角に変換することで、最大トルクでエンジンを始動させることができる。
本発明の一実施形態を示すハイブリッド車両のシステム構成図 可変動弁機構の構成図 可変動弁機構によるバルブリフト特性図 可変動弁機構の初期位置制御のフローチャート バルブ運動限界の説明図 他の実施形態を示すフローチャート 更に他の実施形態を示すフローチャート
符号の説明
1 エンジン(可変動弁機構付き)
2 クラッチ
3 モータジェネレータ
4 トランスミッション
4a クラッチ
5 ディファレンシャルギヤ
6A、6B 駆動輪
11 エンジン制御ユニット
12 可変動弁制御ユニット
13 ハイブリッド制御ユニット
14 トランスミッション制御ユニット
39 吸気バルブ
40 バルブリフタ
41 カム軸
42 揺動カム
43 駆動カム
44 リンク
45 制御軸
46 制御カム
47 ロッカアーム
48 リンク
49 VELアクチュエータ
50 スプロケット
51 VTCアクチュエータ

Claims (8)

  1. 車両の動力源として、運転条件に応じて吸気バルブのバルブ作動角を可変とする可変動弁機構を有するエンジンと、電動モータとを備え、これらのうち少なくとも一方の出力を選択的に用いて走行するハイブリッド車両において、
    走行中にエンジン停止指令を受けたときに、前記可変動弁機構によりバルブ作動角をエンジンの最高回転を許容する所定の作動角にした後にエンジンを停止すると共に、
    エンジン停止後、車両の停止が予測されるときは、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、前記可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角にすることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. エンジン停止後、車両が停止する前に、エンジン始動指令を受けたときに、エンジン始動後のエンジン回転数を予測する手段を備え、
    予測回転数が所定回転数未満の場合は、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、前記可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角にした後、エンジンを始動することを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記予測回転数が所定回転数以上の場合は、バルブ作動角を前記所定の作動角に保持し、エンジンを始動することを特徴とする請求項2記載のハイブリッド車両の制御装置。
  4. エンジン停止後、車両が停止する前に、エンジン始動指令を受けたときに、アクセル開度に基づいて急加速を予測する手段を備え、
    急加速が予測される場合は、前記予測回転数が所定回転数未満であっても、バルブ作動角を前記所定の作動角に保持し、エンジンを始動することを特徴とする請求項2又は請求項3記載のハイブリッド車両の制御装置。
  5. 運転条件に応じてバルブ作動角の目標値を定め、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、前記可変動弁機構によりバルブ作動角を前記目標値にして後、エンジンを始動することを特徴とする請求項3又は請求項4記載のハイブリッド車両の制御装置。
  6. 前記始動後エンジン回転数予測手段は、予測回転数として、車速とトランスミッションの変速比とから、車両側より駆動されるときのエンジン回転数を算出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載のハイブリッド車両の制御装置。
  7. 前記始動後エンジン回転数予測手段は、前記車両側から駆動されるときのエンジン回転数を、アクセル開度によって補正して、予測回転数を算出することを特徴とする請求項6記載のハイブリッド車両の制御装置。
  8. 車両の動力源として、運転条件に応じて吸気バルブのバルブ作動角を可変とする可変動弁機構を有するエンジンと、電動モータとを備え、これらのうち少なくとも一方の出力を選択的に用いて走行するハイブリッド車両の制御方法であって、
    走行中にエンジン停止指令を受けた場合に、エンジン停止前に、前記可変動弁機構によりバルブ作動角をエンジンの最高回転を許容する所定の作動角とするステップと、
    エンジンを停止するステップと、
    エンジン停止後、車両の停止を予測するステップと、
    車両の停止が予測される場合に、電動モータによりエンジンを一時的にクランキングしつつ、前記可変動弁機構によりバルブ作動角を最小作動角にするステップと、を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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