JP4939041B2 - 同期タイミング選択回路 - Google Patents

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本発明は、TDMA(Time Division Multiple Access:時分割多元接続)方式の無線送受信機における同期タイミング選択回路に関するものである。
図2は、従来の無線送受信機の概略の構成図である。
この無線送受信機は、PHS(Personal Handyphone System)の移動局(Personal Station)として用いられるTDMA−TDD方式のものである。PHSでは、サービス地域をセルと呼ばれる複数のエリアに分割し、各エリアに基地局(Cell Station)を配置し、移動局は自局が現在存在するエリアの基地局との間で通信を行うものである。移動局の移動に伴って他のエリアに移る場合には、電波強度等を監視して接続する基地局を変更することによって、通信の継続が保たれるようになっている。また、TDMA−TDD方式は、通信チャネルを時間的に分割し、分割した時間(タイムスロット)を複数の移動局に割り当てると共に、割り当てられた移動局と基地局との間で交互に送受信を切り替えて通信を行う方式である。基地局と移動局は、周期的に割り当てられたタイムスロットに、送受信の同期を確立するためのユニークワード(Unique Word:UW)と呼ばれる固定パターンを含む一定長のデータを送受信するようになっている。
この無線送受信機は、図2に示すように、アンテナ1とこれに接続される切替回路2を有している。切替回路2は、受信時にアンテナ1で受信した高周波信号を受信回路3へ出力し、送信時には高周波信号をアンテナ1へ送り出すものである。受信回路3は、受信した高周波信号の中から受信チャネル選択信号RCHに従って所望のチャネルの信号を選択し、変調された受信信号を取り出して復調回路4へ与えるものである。復調回路4は、変調された受信信号をベースバンド信号に復調して受信バッファ5とUW検出回路10に与えるものである。
受信バッファ5は、受信タイミング信号RTMに従い、受信されたベースバンド信号を受信データとして一時的に保存するものである。受信バッファ5に保存された受信データは、CPU(Central Processing Unit)6に取り込まれるようになっている。CPU6は、受信データの解析及び送信データの作成等の他、この無線送受信機全体の制御管理を行うものである。CPU6には、送信データを一時的に保存する送信バッファ7が接続されている。送信バッファ7は、送信タイミング信号TTMに従い、保存されている送信データを変調回路8へ出力するようになっている。
変調回路8は、送信バッファ7から与えられた送信データを変調して送信回路9に与えるものである。送信回路9は、変調回路8から与えられた送信信号を、送信チャネル選択信号TCHに従って所望のチャネルの高周波信号に変換し、切替回路2を介してアンテナ1から送信するものである。
一方、UW検出回路10は、復調回路4で復調されたベースバンド信号の中からユニークワードを検出し、その検出したタイミングをUW検出信号DET1,DET2,DET3,DET4として出力するものである。なお、これらのUW検出信号DET1〜DET4は、時分割されたタイムスロット毎にユニークワードが検出されたタイミングを示すものである。
このUW検出回路10は、復調回路4から出力されるベースバンド信号のデータ列がユニークワードの固定パターンと一致したときに一致信号を出力するUW検出器11と、タイムスロット番号を指定するスロット指定信号SLTに従って一致信号をタイムスロット毎に振り分けてUW検出信号DET1〜DET4として出力するセレクタ(SEL)12で構成されている。これらのUW検出信号DET1〜DET4は、優先UW選択回路20と同期タイミング選択回路30に与えられている。
優先UW選択回路20は、UW検出信号DET1〜DET4の内から1つのUW検出信号を選択して優先UW検出信号PDETとして出力するもので、セレクタ21とこのセレクタ21に対する選択信号を保持するレジスタ22で構成されている。なお、レジスタ22の値は、CPU6から設定されるようになっている。
同期タイミング選択回路30は、タイムスロット毎に、UW検出回路10から出力されるUW検出信号DET1〜DET4、または優先UW選択回路20で選択された優先UW検出信号PDETのいずれか一方を選択して、補正タイミング信号CMP1,CMP2,CMP3,CMP4として出力するものである。この同期タイミング選択回路30は、第1入力側にそれぞれUW検出信号DET1,DET2,DET3,DET4が与えられ、第2入力側には優先UW検出信号PDETが共通に与えられるセレクタ31,31,31,31と、これらのセレクタ31〜31に対する個別の選択信号を保持するレジスタ32で構成されている。なお、レジスタ32の値は、CPU6から設定されるようになっている。各セレクタ31〜31から出力される補正タイミング信号CMP1〜CMP4は、タイミング制御回路40に与えられるようになっている。
タイミング制御回路40は、補正タイミング信号CMP1〜CMP4及びクロック信号CLKと、CPU6からの設定に基づいて、受信チャネル選択信号RCH、送信チャネル選択信号TCH、受信タイミング信号RTM、送信タイミング信号TTM、スロット指定信号SLTを含む各種の送受信用のタイミング信号を生成するものである。
図3(a)〜(c)は、図2の動作説明図である。以下、この図3を参照しつつ、図2の動作を説明する。
図3(a)は、図2の無線送受信機が使用されるPHSにおける送受信タイムスロットの構成を示している。
1スロットのシンボル数は120シンボル、シンボルクロックの周波数は192kHzである。120シンボルの中に、ユニークワードUWが含まれている。
基地局CSから移動局PSへ送信する4スロットと、移動局PSから基地局CSへ送信する4スロットの合計8スロットで1フレームが構成され、このフレームが5ms周期で繰り返される。そして、スロットi(例えば、スロット1)を割り当てられた移動局PSは、基地局CSから移動局PSへのi番目のスロットで送られてくる送信信号TXiを受信し、移動局PSから基地局CSへのi番目のスロットを使用して送信するようになっている。
図2の無線送受信機が通信を開始するときには、まず、受信チャネル選択信号RCHと送信チャネル選択信号TCHによって固有の制御チャネルを選択し、基地局CSから送受信タイムスロットに従って周期的に送信されてくる制御信号を受信する。この時、同期タイミング選択回路30では、各セレクタ31〜31を第1入力側に切り替え、UW検出回路10で検出されるUW検出信号DET1〜DET4を、タイミング制御回路40に与えるようにする。これにより、基地局CSとの間でのフレーム同期が確立され、所定の接続シーケンスを行うことにより、通信に使用するチャネル番号とスロット番号が指定される。
次に、移動局PSは、基地局CSからの指定に従い、受信チャネル選択信号RCHと送信チャネル選択信号TCHを指定されたチャネル番号に変更する。また、優先UW選択回路20に、指定されたスロット番号(例えば、スロット1)を設定し、同期タイミング選択回路30では、セレクタ31〜31の中の使用していないスロットに対応するセレクタを第2入力側に切り替え、優先UW検出信号PDETを選択するように設定する。これにより、同期タイミング選択回路30から出力される補正タイミング信号CMP1〜CMP4は、実際に通信を行うスロット1の外、通信を行わないスロット2〜4も、このスロット1のタイミング(即ち、基地局CSのタイミング)となるように補正される。
図3(b)に示すように、最初の基地局CS1との間でスロット1を使用して通信を行っている内に、移動局PSの移動に伴って受信状態が悪化することがある。移動局PSは、スロット1で基地局CS1との間の通信を継続している状態で、使用していないスロット2の制御チャネルをサーチし、他の基地局CS2からの制御信号を受信する。この場合、同期タイミング選択回路30のセレクタ31を第1入力側に切り替えると共に、スロット2のタイミングでは、制御チャネルを受信するように受信回路3に対する受信チャネル選択信号RCHを設定する。
スロット2の期間に基地局CS2からの制御信号が受信され、その受信信号からユニークワードが検出されると、UW検出回路10からUW検出信号DET2が出力される。従って、同期タイミング選択回路30から同じタイミングで補正タイミング信号CMP2が出力され、タイミング制御回路40に与えられる。これにより、スロット2のタイミングは、基地局CS2のタイミングに一致するように補正される。
これにより、基地局CS1,CS2のタイミングがずれていても、基地局CS2との間で、スロット2を用いて基地局間の移動のためのハンドオーバー処理が可能になる。
特開2004−179887号公報 特開2004−357015号公報
しかしながら、前記無線送受信機では、次のような課題があった。
図3(b)に示すように、基地局CS2との間で制御チャネルのスロット2を使用してハンドオーバー処理を行い、切り替え先の通信チャネルのスロット3を指定されたとする。移動局PSは、スロット3に対応する受信チャネル選択信号RCHと送信チャネル選択信号TCHを指定された通信チャネルに設定すると共に、この指定された通信チャネルのスロット3のタイミングでアイドルバーストを送信する。アイドルバーストは、指定されたチャネルで送受信が可能か否かを判定するために、実際の通信に先立って送信する無情報の信号である。しかし、この時点でのスロット3のタイミングは、優先UW検出信号PDET、即ちスロット1のUW検出信号DET1に補正されている。従って、基地局CS1のタイミングに同期しており、基地局CS2のタイミングに一致しているとは限らない。このため、基地局CS1,CS2のタイミングがずれている場合には、移動局PSから送信したアイドルバーストを、基地局CS2で受信できなくなり、ハンドオーバー失敗となることがある。
このような状態を回避するために、図3(b)で基地局CS2からのスロット2のユニークワードが検出されたときに、優先UW選択回路20のレジスタ22の設定をスロット2に変更し、使用していないスロット3,4のタイミングを基地局CS2に同期させる処理を行っている。しかし、通信中に優先スロットの切り替えを行うことは、通信品質の低下を招くおそれがあるだけでなく、安定した切り替えを行うためには複雑な制御が必要となるので望ましくない。
本発明は、複雑な制御を必要とせずに、安定して同期タイミングを選択することができる同期タイミング選択回路を提供することを目的としている。
本発明は、時分割多元接続方式で複数のタイムスロット毎に送信されてくるデータの中からユニークワードを検出して得られた複数のユニークワード検出信号と該ユニークワード検出信号の中から通信に使用するために予め選択された優先ユニークワード検出信号から、各タイムスロット毎に送受信のタイミングを補正するための補正タイミング信号を選択する同期タイミング選択回路を、次のように構成している。
即ち、この同期タイミング選択回路は、非優先ユニークワード選択信号に基づいて前記複数のユニークワード検出信号の中から1つを選択し、非優先ユニークワード検出信号として出力する第1のセレクタと、優先/非優先選択信号に基づいて、前記優先ユニークワード検出信号または前記非優先ユニークワード検出信号のいずれか一方を選択して出力する第2のセレクタと、前記複数のタイムスロット毎に設けられ、前記複数のタイムスロットのうち、送受信タイミングを補正するタイムスロットに対応するユニークワード信号を選択する補正オン/オフ信号に従って該補正オン/オフ信号がオンの時は対応するユニークワード検出信号を選択し、該補正オン/オフ信号がオフの時は前記第2のセレクタの出力信号を選択して補正タイミング信号として出力する第3の複数のセレクタとを有することを特徴としている。
本発明では、第1のセレクタで非優先ユニークワード検出信号を選択し、第2のセレクタで優先ユニークワード検出信号または非優先ユニークワード検出信号の一方を選択し、第3のセレクタでタイムスロット毎に補正のオン/オフに応じて対応するユニークワード検出信号または第2のセレクタの出力信号を補正タイミング信号として出力するように構成している。これにより、予め選択された優先ユニークワード検出信号を変更することなく、安定したタイムスロット切り替えを行うことができるという効果がある。
同期タイミング選択回路を、複数のタイムスロット毎に設けられてそれぞれ与えられるユニークワード選択信号に基づいて、対応するタイムスロット以外のユニークワード検出信号と優先ユニークワード検出信号の内の1つを選択して出力する複数の第1のセレクタと、複数のタイムスロット毎に設けられて補正オン/オフ信号がオンの時は対応するユニークワード検出信号を選択し、この補正オン/オフ信号がオフの時は対応する第1のセレクタの出力信号を選択して補正タイミング信号として出力する第2の複数のセレクタとで構成する。
図1は、本発明の実施例1を示す無線送受信機の概略の構成図であり、図2中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この無線送受信機は、PHSの移動局として用いられるTDMA−TDD方式のもので、アンテナ1とこれに接続される切替回路2を有している。切替回路2は、受信時にアンテナ1で受信した高周波信号を受信回路3へ出力し、送信時には高周波信号をアンテナ1へ送り出すものである。受信回路3は、受信した高周波信号の中から受信チャネル選択信号RCHに従って所望のチャネルの信号を選択し、変調された受信信号を取り出して復調回路4へ与えるものである。復調回路4は、変調された受信信号をベースバンド信号に復調して受信バッファ5とUW検出回路10に与えるものである。
受信バッファ5は、受信タイミング信号RTMに従い、受信されたベースバンド信号を受信データとして一時的に保存するものである。受信バッファ5に保存された受信データは、CPU6に取り込まれるようになっている。CPU6は、受信データの解析及び送信データの作成等の他、この無線送受信機全体の制御管理を行うものである。CPU6には、送信データを一時的に保存する送信バッファ7が接続されている。送信バッファ7は、送信タイミング信号TTMに従い、保存されている送信データを変調回路8へ出力するものである。
変調回路8は、送信バッファ7から与えられた送信データを変調して送信回路9に与えるものである。送信回路9は、変調回路8から与えられた送信信号を、送信チャネル選択信号TCHに従って所望のチャネルの高周波信号に変換し、切替回路2を介してアンテナ1から送信するようになっている。
一方、UW検出回路10は、復調回路4で復調されたベースバンド信号の中からユニークワードを検出し、その検出したタイミングをUW検出信号DET1,DET2,DET3,DET4として出力するものである。このUW検出回路10は、復調回路4から出力されるベースバンド信号のデータ列たユニークワードの固定パターンと一致したときに一致信号を出力するUW検出器11と、タイムスロット番号を指定するスロット指定信号SLTに従って一致信号をタイムスロット毎に振り分けてUW検出信号DET1〜DET4として出力するセレクタ12で構成されている。これらのUW検出信号DET1〜DET4は、優先UW選択回路20と同期タイミング選択回路30Aに与えられている。
優先UW選択回路20は、UW検出信号DET1〜DET4の内から1つのUW検出信号を選択して優先UW検出信号PDETとして出力するもので、セレクタ21とこのセレクタ21に与える優先UW選択信号を保持するレジスタ22で構成されている。なお、レジスタ22の値は、CPU6から設定されるようになっている。
同期タイミング選択回路30Aは、UW検出信号DET1〜DET4の内から1つのUW検出信号を選択して非優先UW検出信号NPDETとして出力するセレクタ33Sと、このセレクタ33Sに与える非優先UW選択信号を保持するレジスタ33Rを有している。セレクタ33Sの出力側は、セレクタ34Sの第1入力側に接続され、このセレクタ34Sの第2入力側には優先UW検出信号PDETが与えられるようになっている。セレクタ34Sは、レジスタ34Rに保持された優先/非優先選択信号に従って切り替えられるようになっている。
更に、この同期タイミング選択回路30Aは、第1入力側にそれぞれUW検出信号DET1〜DET4が与えられ、第2入力側にはセレクタ34Sから出力される検出信号が共通に与えられるセレクタ31,31,31,31と、これらのセレクタ31〜31に対する個別の補正オン/オフ信号を保持するレジスタ32を有している。これらのセレクタ31〜31は、補正オン/オフ信号がオンのときにUW検出回路10からのUW検出信号DET1〜4を選択し、オフのときにはセレクタ34Sから出力される検出信号を選択するものである。そして、セレクタ31〜31から、それぞれ補正タイミング信号CMP1,CMP2,CMP3,CMP4が出力されるようになっている。なお、レジスタ32,33R,34Rの値は、CPU6から設定され、補正タイミング信号CMP1〜CMP4は、タイミング制御回路40に与えられるようになっている。
タイミング制御回路40は、補正タイミング信号CMP1〜CMP4及びクロック信号CLKと、CPU6からの設定に基づいて、受信チャネル選択信号RCH、送信チャネル選択信号TCH、受信タイミング信号RTM、送信タイミング信号TTM、スロット指定信号SLTを含む各種の送受信用のタイミング信号を生成するものである。
図4は、図1の無線送受信機におけるハンドオーバー処理の動作説明図である。
この無線送受信機における同期タイミング選択回路30A以外の動作は、図2の無線送受信機と同様であるので、ここでは、図1の無線送受信機の動作を、同期タイミング選択回路30Aを中心に説明する。
通信を開始する移動局PSは、基地局CS1との間でのフレーム同期が確立され、所定の接続シーケンスを行うことにより、通信に使用するチャネル番号とスロット番号(ここでは、スロット1として説明を行う)が指定される。移動局PSは、受信チャネル選択信号RCHと送信チャネル選択信号TCHを指定されたチャネル番号に変更すると共に、指定されたスロット番号(スロット1)に対するUW検出信号DET1を、優先UW選択回路20で選択する。
また、同期タイミング選択回路30Aでは、補正オン/オフ信号によってセレクタ31〜31の中の使用していないスロットに対応するセレクタをオフ側(第2入力側)に切り替え、セレクタ34Sの出力を選択するように設定する。更に、セレクタ34Sが優先UW検出信号PDETを選択するように、レジスタ34Rの優先/非優先選択信号を設定する。
これにより、実際に通信を行うスロット1の外、通信を行わないスロット2〜4も、スロット1のタイミング(即ち、基地局CS1のタイミング)に同期するように補正され、図4(a)に示すように、スロット1を使用して移動局PSと基地局CS1との間の通信が行われる。
基地局CS1との間でスロット1を使用して通信を行っている内に、移動局PSの移動に伴って受信状態が悪化すると、移動局PSは、スロット1で基地局CS1との間の通信を継続した状態で、使用していないスロット2の制御チャネルをサーチし、他の基地局CS2からの制御信号を受信する。この時点で、移動局PSは、同期タイミング選択回路30Aのセレクタ33Sがスロット2のUW検出信号DET2を選択するように、レジスタ33Rの非優先UW選択信号を設定する。更に、セレクタ34Sがセレクタ33Sから出力される非優先UW検出信号NPDETを選択するように、レジスタ34Rの優先/非優先選択信号を設定する。これにより、セレクタ34が切り替えられ、図4(a)に示すように、スロット2の他、使用していないスロット3,4も、スロット2のタイミング(即ち、基地局CS2のタイミング)に同期するように補正される。
次に、移動局PSは、基地局CS2との間で制御チャネルのスロット2を使用してハンドオーバー処理を行い、切り替え先の通信チャネルのスロット3を指定されたとする。移動局PSは、スロット3に対応する受信チャネル選択信号RCHと送信チャネル選択信号TCHを指定された通信チャネルに設定すると共に、この指定された通信チャネルのスロット3のタイミングでアイドルバーストを送信する。この時、スロット3のタイミングは、非優先UW検出信号NPDET、即ちスロット2の基地局CS2のUW検出信号DET2に補正されている。従って、図4(c)に示すように、移動局PSからスロット3で送信されたアイドルバーストは、基地局CS2で正常に受信することができる。
以上のように、この実施例1の無線送受信機は、UW検出信号DET1〜DET4の中から任意のUW検出信号を非優先UW検出信号NPDETとして選択するセレクタ33Sと、この非優先UW検出信号NPDETと優先UW検出信号PDETのいずれか一方を選択するセレクタ34Sと、スロット1〜4毎に対応するUW検出信号DET1〜DET4またはセレクタ34Sの出力信号のいずれか一方を選択して補正タイミング信号CMP1〜CMP4を出力するセレクタ31〜31で構成される同期タイミング選択回路30Aを備えている。これにより、優先UW選択回路20での優先UW検出信号PDETを切り替えることなくハンドオーバー処理を行うことができるという利点がある。
図5は、本発明の実施例2を示す同期タイミング選択回路の構成図である。この同期タイミング選択回路30Bは、図1中の同期タイミング選択回路30Aに代えて設けられるものである。
この同期タイミング選択回路30Bは、UW検出回路10から出力されるUW検出信号DET1〜DET4の内から非優先UW選択信号に従って1つのUW検出信号を選択して出力する4組のセレクタ35S,35S,35S,35Sと、これらの各セレクタ35S〜35Sに対する非優先UW選択信号を設定するためのレジスタ35Rを有している。セレクタ35S〜35Sの出力側は、それぞれセレクタ36S,36S,36S,36Sの第1入力側に接続され、これらのセレクタ36S〜36Sの第2入力側には、優先UW検出信号PDETが与えられるようになっている。
セレクタ36S〜36Sは、レジスタ36Rに設定された優先/非優先選択信号によって個別に第1または第2入力側の信号を選択して出力するもので、これらのセレクタ36S〜36Sの出力側が、それぞれセレクタ37S,37S,37S,37Sの第1入力側に接続されている。セレクタ37S〜37Sの第2入力側には、それぞれUW検出信号DET1〜DET4が与えられている。セレクタ37S〜37Sは、レジスタ37Rに設定された補正オン/オフ選択信号によって個別に第1または第2入力側の信号を選択して出力するもので、これらのセレクタ37S〜37Sの出力側から、それぞれ補正タイミング信号CMP1〜CMP4が出力されるようになっている。なお、レジスタ35R,36R,37Rの値は、CPU6から設定されるようになっている。
この同期タイミング選択回路30Bでは、レジスタ35R〜37Rの設定値により、スロット毎に補正タイミング信号CMP1〜CMP4として使用するUW検出信号DET1〜DET4を自由に選択できる構成となっている。これにより、実施例1と同様の利点を有すると共に、実施例1よりも更に選択の自由度が増加するという利点がある。
図6は、本発明の実施例3を示す同期タイミング選択回路の構成図である。この同期タイミング選択回路30Cは、図5と同様に、図1中の同期タイミング選択回路30Aに代えて設けられるものである。
この同期タイミング選択回路30Cは、UW検出回路10から出力されるUW検出信号DET1〜DET4と優先UW選択回路30から出力される優先UW検出信号PDETの内の4つから、UW選択信号に従って1つの検出信号を選択して出力する4組のセレクタ38S,38S,38S,38Sと、これらの各セレクタ38S〜38Sに対するUW選択信号を設定するためのレジスタ38Rを有している。
セレクタ38Sは、UW検出信号DET2〜DET4と優先UW検出信号PDETの内の1つを選択するものである。セレクタ38Sは、UW検出信号DET1,DET3,DET4と優先UW検出信号PDETの内の1つを選択するものである。セレクタ38Sは、UW検出信号DET1,DET2,DET4と優先UW検出信号PDETの内の1つを選択するものである。セレクタ38S4は、UW検出信号DET1〜DET3と優先UW検出信号PDETの内の1つを選択するものである。セレクタ38S〜38Sの出力側は、それぞれセレクタ39S,39S,39S,39Sの第1入力側に接続されている。セレクタ39S〜39Sの第2入力側には、それぞれUW検出信号DET1〜DET4が与えられている。セレクタ39S〜39Sは、レジスタ39Rに設定された補正オン/オフ信号に従って個別に第1または第2入力側の信号を選択して出力するもので、これらのセレクタ39S〜39Sの出力側から、それぞれ補正タイミング信号CMP1〜CMP4が出力されるようになっている。なお、レジスタ38R,39Rの値は、CPU6から設定されるようになっている。
この同期タイミング選択回路30Cでは、レジスタ38R〜39Rの設定値により、スロット毎に補正タイミング信号CMP1〜CMP4として使用するUW検出信号DET1〜DET4を自由に選択できる構成となっている。これにより、実施例2よりも少ない数のセレクタで、実施例2と同様に選択の自由度が大きいという利点がある。
また実施例2に比べて、選択信号の設定誤りによる矛盾した状態が発生しないという利点がある。実施例2では、例えば、スロット1の補正をオフにするためにセレクタ37Sを第1入力側に切り替えた場合、セレクタ35SでUW検出信号DET1を選択し、セレクタ36Sで非優先側である第1入力側を選択すると、UW検出信号DET1が補正タイミング信号CMP1として出力される。即ち、補正をオフに設定したにも拘らず、UW検出信号DET1で補正されるという矛盾が生ずる。これに対して、この実施例3では、スロット1の補正をオフにするためにセレクタ39Sを第1入力側に切り替えた場合、セレクタ38Sから出力されるUW検出信号は、UW検出信号DET2〜4または優先UW検出信号PDETの内のいずれかである。従って、UW検出信号DET1が補正タイミング信号CMP1として出力されるという矛盾は生じない。
なお、本発明は、上記実施例1〜3に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(1) 移動局PSの構成は一例であり、同期タイミング選択回路を有するTDMA方式の送受信機であれば、無線、有線を問わず同様に適用することができる。
(2) タイムスロットが4個の場合を説明したが、更に多数のタイムスロットを有する場合には、セレクタの入力数をそのタイムスロット数に合わせる必要がある。
本発明の実施例1を示す無線送受信機の概略の構成図である。 従来の無線送受信機の概略の構成図である。 図2の動作説明図である。 図1の無線送受信機におけるハンドオーバー処理の動作説明図である。 本発明の実施例2を示す同期タイミング選択回路の構成図である。 本発明の実施例3を示す同期タイミング選択回路の構成図である。
符号の説明
10 UW検出回路
20 優先UW選択回路
30A,30B,30C 同期タイミング選択回路
31,33S,34S,35S,36S,37S,38S,39S セレクタ
32,33R,34R,35R,36R,37R,38R,39R レジスタ
40 タイミング制御回路

Claims (3)

  1. 時分割多元接続方式で複数のタイムスロット毎に送信されてくるデータの中からユニークワードを検出して得られた複数のユニークワード検出信号と該ユニークワード検出信号の中から通信に使用するために予め選択された優先ユニークワード検出信号から、各タイムスロット毎に送受信のタイミングを補正するための補正タイミング信号を選択する同期タイミング選択回路であって、
    非優先ユニークワード選択信号に基づいて前記複数のユニークワード検出信号の中から1つを選択し、非優先ユニークワード検出信号として出力する第1のセレクタと、
    優先/非優先選択信号に基づいて、前記優先ユニークワード検出信号または前記非優先ユニークワード検出信号のいずれか一方を選択して出力する第2のセレクタと、
    前記複数のタイムスロット毎に設けられ、前記複数のタイムスロットのうち、送受信タイミングを補正するタイムスロットに対応するユニークワード信号を選択する補正オン/オフ信号に従って該補正オン/オフ信号がオンの時は対応するユニークワード検出信号を選択し、該補正オン/オフ信号がオフの時は前記第2のセレクタの出力信号を選択して補正タイミング信号として出力する第3の複数のセレクタとを、
    有することを特徴とする同期タイミング選択回路。
  2. 時分割多元接続方式で複数のタイムスロット毎に送信されてくるデータの中からユニークワードを検出して得られた複数のユニークワード検出信号と該ユニークワード検出信号の中から通信に使用するために予め選択された優先ユニークワード検出信号から、各タイムスロット毎に送受信のタイミングを補正するための補正タイミング信号を選択する同期タイミング選択回路であって、
    前記複数のタイムスロット毎に設けられ、それぞれ与えられる非優先ユニークワード選択信号に基づいて前記複数のユニークワード検出信号の内の1つを選択して非優先ユニークワード検出信号として出力する複数の第1のセレクタと、
    前記複数の第1のセレクタ毎に設けられ、それぞれ与えられる優先/非優先ユニークワード選択信号に基づいて、前記優先ユニークワード検出信号または前記非優先ユニークワード検出信号のいずれか一方を選択して出力する複数の第2のセレクタと、
    前記複数のタイムスロット毎に設けられ、前記複数のタイムスロットのうち、送受信タイミングを補正するタイムスロットに対応するユニークワード信号を選択する補正オン/オフ信号に従って該補正オン/オフ信号がオンの時は対応するユニークワード検出信号を選択し、該補正オン/オフ信号がオフの時は対応する前記第2のセレクタの出力信号を選択して補正タイミング信号として出力する第3の複数のセレクタとを、
    有することを特徴とする同期タイミング選択回路。
  3. 時分割多元接続方式で複数のタイムスロット毎に送信されてくるデータの中からユニークワードを検出して得られた複数のユニークワード検出信号と該ユニークワード検出信号の中から通信に使用するために予め選択された優先ユニークワード検出信号から、各タイムスロット毎に送受信のタイミングを補正するための補正タイミング信号を選択する同期タイミング選択回路であって、
    前記複数のタイムスロット毎に設けられ、それぞれ与えられるユニークワード選択信号に基づいて、対応するタイムスロット以外のユニークワード検出信号と前記優先ユニークワード検出信号の内の1つを選択して出力する複数の第1のセレクタと、
    前記複数のタイムスロット毎に設けられ、前記複数のタイムスロットのうち、送受信タイミングを補正するタイムスロットに対応するユニークワード信号を選択する補正オン/オフ信号に従って該補正オン/オフ信号がオンの時は対応するユニークワード検出信号を選択し、該補正オン/オフ信号がオフの時は対応する前記第1のセレクタの出力信号を選択して補正タイミング信号として出力する第2の複数のセレクタとを、
    有することを特徴とする同期タイミング選択回路。
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