JP3540298B2 - 移動無線機の制御方法および移動無線機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動無線機の制御方法および移動無線機に関し、たとえば、移動無線機が送信時に1スロットを使用し、受信時に3スロットを使用して通信を行なう、移動無線機の制御方法および移動無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のシングルバンド対応電話システムにおける無線移動機のハードウエア構成例を示すブロック図である。図6において送受信用の外部引出しアンテナ1aと受信用内蔵アンテナ1bとは送受信選択切換回路2に接続されており、送受信選択切換回路2はアンテナ1aまたは1bで受信された受信信号のうち受信感度の良好な方の受信信号を受信系回路3に出力し、送信系回路4からの送信信号をアンテナ1aに出力するように切換える。
【0003】
送信系回路4はPLL回路6で発振される局部発振信号に基づいて、ベースバンド信号を受信周波数とは異なる周波数の送信信号に変換する。PLL回路6は送信時と後述の周辺ゾーン監視時に動作し、PLL回路5はそれ以外の受信時に動作するようにベースバンド処理部8によって制御される。すなわち、PLL回路6は、送信時には局部発振信号を送信系回路4に与え、周辺ゾーン監視時は局部発振信号を受信系回路3に与え、PLL回路5は受信時に局部発振信号を受信系回路3に与える。受信系回路3はPLL回路5で発振される局部発振信号に基づいて受信信号をベースバンド信号に変換して受信レベル測定回路7に出力するとともに、ベースバンド処理部8に出力する。
【0004】
ところで、携帯電話システムにおいては、図7に示すように、現在無線移動機M1がある基地局B1のゾーンA1内にあるとき、図6に示した受信レベル測定回路7によって、そのゾーンA1の周辺基地局のキャリア受信レベルを絶えず測定(以下、周辺ゾーン監視と称する)し、無線移動機がその基地局のゾーン内にいても何らかの障害により受信レベルが低下し、周辺の基地局B2のキャリア受信レベルの方が高いとき、そちらの基地局B2の電波を受信できるように制御することが行なわれている。
【0005】
図8は周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル測定のためのスロット例である。図8において、(a),(b)は基地局の受信,送信のタイムスロットを示し、(c),(d)は無線移動機の送信,受信のタイムスロットを示している。そして、記号Rは受信,Tは送信,Bは基地局側,Mは無線移動機側および0〜2はスロット番号を示す。このスロットはフレームデータをTDMAで時分割することにより割り当てられる。
【0006】
基地局から(b)に示すスロットT−B2が送信されると、当該無線移動機側では(d)に示すように、そのスロットをR−M2として受信し、続いて基地局から継続スロットの最終スロットT−B0が送信されると、当該無線移動機側ではそのスロットをR−M0として受信する。基地局は続いて他の無線移動機のためのスロットT−B1を送信する。当該無線移動機ではそのスロットは、自局の通信用物理チャネルの割り当てではない、あるいは他局宛のスロットであると判断する。
【0007】
基地局が続いてスロットT−B2を送信すると、当該無線移動機ではそのスロットを自局宛のスロットR−M2として受信する。基地局がアイドルスロットT−B0を送信すると、当該無線移動機では受信する必要のないアイドルスロットであると判断する。当該無線移動機では、受信した各スロットのデータをバッファメモリに蓄積し、フレームデータを再構成する。
【0008】
無線移動機は、上記自局通信用物理チャネルの割り当てではない、または他局宛のスロットR−M1、あるいはアイドルスロットR−M0であると判断したとき、そのスロットが送出される期間内で、周辺ゾーン監視のために基地局の周辺ゾーンキャリア受信レベルの測定を行なう。
【0009】
図9は基地局から伝送される下り信号フォーマットを示す図であり、RCRー27電波産業会の規格書に規定されているものである。
【0010】
図9において、下り信号フォーマットは280ビットのスロットが連続してフレームを構成している。すなわち、バースト過度応答用時間R(4ビット),プリアンブルP(2ビット),情報ビットCAC(112ビット)、無線移動機が受信するデータのタイミングを得るための特定のビットパターンを有する同期ワードSW(20ビット),異なるゾーンからの同一周波数の無線信号の干渉を検出するためのカラーコードCC(8ビット),情報ビットCAC(112ビット),複数の無線移動機からのランダム送信を制御し,それらの信号に対する受信状態を知らせるための衝突制御ビットE(22ビット)から構成されている。このうちSWとCCとを合わせた28ビットをここでは非データ部分と呼ぶ。
【0011】
衝突制御ビットEは送信許可/不許可を示すI/B,受信/非受信を示すR/Nおよび基地局側CA誤り訂正後CRC PEから成っていて、I/B=“1”で送信許可,I/B=“0”で送信不可と判断される。
【0012】
ところで、3スロットを連続で受信する高速パケット通信では、ゾーン移行するための周辺ゾーン監視用モニタをするタイミングが所定の時間内にできなければ、無線移動機は基地局側に対して送信を止めるように要請する制御方法がある。基地局側が送信を停止したところで無線移動機は受信スロットの空きタイミングができ、そのときに周辺ゾーン監視レベルを測定する。
【0013】
また、送受信のための周波数設定とは別に、周辺ゾーン監視レベル測定を行なう局部発振信号器を持たせることにより送受信中でも周辺ゾーン監視レベル測定を行なうことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、周辺ゾーン監視レベル検出を行なうために別の局部発振信号器を持たせることは無線移動機の小型・軽量化および低消費電力化の面から実用的でない。また、受信スループットを落とさないために周辺ゾーン監視による連続スロットの中断を防止する必要がある。
【0015】
この課題を解決するための一例として、特開平9−36800号公報には、同期ワード(SW),カラーコード(CC)あるいは衝突制御ビット(E)の1つまたはこれらを組み合わせた受信タイミングで周辺ゾーン監視レベルを測定するために局部発振信号を切換えるようにした移動無線機について記載されている。
【0016】
それゆえに、この発明の主たる目的は、局部発振信号器を別途設けることなく連続的な情報の送受信と周辺ゾーン監視レベル測定を行うことができ、上記特開平9−36800号公報に記載された装置とは異なる、移動無線機の制御方法および移動無線機を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この発明によれば、移動無線機の制御方法は、基地局から受信データを受信するための受信用周波数生成器と、基地局へ送信データを送信し、かつ、周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成するための送信用周波数生成器とを備える移動無線機の制御方法であって、連続する複数の自局受信スロットにおいて、受信用周波数生成器を用いて受信データを受信する第1のステップと、規定の自局送信スロットにおいて、送信用周波数生成器を用いて送信データを送信する第2のステップと、自局送信スロットと重ならない第1の自局受信スロットにおいて、送信用周波数生成器を用いて周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう第3のステップとを備える。
【0018】
好ましくは、移動無線機の制御方法は、自局送信スロットと重なる第2の自局受信スロットにおいて、受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出、または受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう第4のステップをさらに備える。
【0019】
好ましくは、自局受信スロットは、データ部と非データ部とを含み、第4のステップにおいて、第2の自局受信スロット内の非データ部の受信タイミングで同期ワード検出またはダイバーシチ制御が行なわれる。
【0020】
好ましくは、自局受信スロットは、データ部と非データ部とを含み、第3のステップにおいて、第1の自局受信スロット内の非データ部の受信タイミングで周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定が行なわれる。
【0021】
また、この発明によれば、移動無線機の制御方法は、基地局から受信データを受信するための受信用周波数生成器と、基地局へ送信データを送信し、かつ、周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成するための送信用周波数生成器とを備える移動無線機の制御方法であって、連続する第1から第3の自局受信スロットにおいて、受信用周波数生成器を用いて受信データを受信する第1のステップと、規定の自局送信スロットにおいて、送信用周波数生成器を用いて送信データを送信する第2のステップと、第1から第3の自局受信スロットの各々において、第1から第3の通信制御処理のいずれかを行なう第3のステップと、第1の自局受信スロットにおける受信データに含まれる衝突制御ビットに基づいて送信データの送信が可能か否かを判断する第4のステップとを備え、第1の通信制御処理は、受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出を行なう処理であり、第2の通信制御処理は、送信用周波数生成器を用いて周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう処理であり、第3の通信制御処理は、受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう処理であり、移動無線機側に送信データがあり、かつ、第4のステップにおいて送信データの送信が可能と判断されたとき、第3のステップにおいて、自局送信スロットと重なる第3の自局受信スロットで第1または第3の通信制御処理が行なわれる。
【0022】
好ましくは、移動無線機の制御方法は、第1の自局受信スロットにおいて行なわれる第1から第3の通信制御処理のいずれかに基づいて、第2および第3の自局受信スロットの各々において行なう第1から第3の通信制御処理のいずれかを決定する第5のステップをさらに備える。
【0023】
好ましくは、第3のステップにおいて、第1の通信制御処理は、第1から第3の自局受信スロットのいずれかに固定されて行なわれる。
【0024】
また、この発明によれば、移動無線機は、連続する複数の自局受信スロットにおいて基地局から受信データを受信し、規定の自局送信スロットにおいて基地局へ送信データを送信する送受非対称通信を行なう移動無線機であって、基地局から受信データを受信するための受信用周波数を生成する受信用周波数生成器と、基地局へ送信データを送信するための送信用周波数および周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成する送信用周波数生成器と、受信用周波数生成器を用いて受信データを受信する受信部と、送信用周波数生成器を用いて周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう受信レベル測定部と、自局送信スロットと重ならない第1の自局受信スロットにおいて、受信部が受信データを受信し、かつ、受信レベル測定部が測定を行なうように受信部および受信レベル測定部を制御する制御部とを備える。
【0025】
好ましくは、移動無線機は、送信用周波数生成器を用いて送信データを送信する送信部をさらに備え、制御部は、自局送信スロットと重なる第2の自局受信スロットにおいて、送信部が送信データを送信するように送信部を制御し、かつ、受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出または受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう。
【0028】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の3スロットを連続で受信する高速パケット通信における自局送信判断決定タイミングを説明するための図であり、図2は自局送受信タイミングを説明するための図である。まず、図1および図2を参照して、この発明の概念について説明する。
【0029】
図1に示すように1つのサブフレーム内に3つの受信スロット#0、#1、#2が割り当てられており、これらの3つの受信スロット#0、#1、#2が連続して受信される。
【0030】
たとえば、スロットnのタイミングおいて、ある無線移動機#1が自局送信データありの場合、自局受信スロット#0で受信した衝突制御ビット(図9参照)情報により、該当する自局送信スロット#0の送信判断が行われる。そして、自局送信スロット#0とタイミングが重なる自局受信スロット内の非データ部(SW+CC)で同期ワード検出動作(SW)またはダイバーシチ動作(Div)を行なう。
【0031】
また、図2に示すように3スロット#0,#1,#2を連続受信し、送信スロット#0を連続して送信するとき、送信スロット#0と受信スロット#2がほぼ重なってしまうが、自局受信スロット#1,#0では送信スロットと重ならないように制御される。
【0032】
図3はこの発明の一実施形態のより具体的な動作を説明するためのタイムチャートであり、3スロット受信/1スロット送信ダイナミック制御シーケンスを示す。なお、図3において(a)は受信スロットを示し、(b)は送信スロットを示す。
【0033】
図9で説明した各スロットの同期ワードSWと、カラーコードCCとを合せた28ビットの期間に、同期ワード検出動作(SW)と、周辺ゾーン監視動作(Zone)と、ダイバーシチ動作(Div)が行なわれる。
【0034】
ところが、上記の28ビット期間に周辺ゾーン監視動作(Zone)をしようとすると、送信周波数と、受信周波数と、周辺ゾーン監視のための3つの周波数を使用することになる。そこで、この発明の実施形態では、送信スロットと受信スロットとが重なる場合には、周辺ゾーン監視動作(Zone)以外のダイバーシチ動作(Div)を割り当てることにより、2つ以上の周波数を使用しないようにする。この場合、同期ワード検出動作(SW)を割り当ててもよいが、送信スロットと受信スロットとが重なる場合は、無線特性が確保されていないことを想定して送信中のSW検出特性への影響を最小限にするために、この実施形態ではダイバーシチ動作(Div)が割り当てられている。
【0035】
図3では、無線移動機の同期ワード検出動作をSWで示し、周辺ゾーン監視をZoneで示し、ダイバーシチ動作をDivで示している。また、図3(a)において、PLL回路5のONは、図6に示したPLL回路5が受信動作中は動作状態になっていることを示している。さらに、図3(b)のPLL回路6のOFFはPLL回路6が動作を停止していることを示し、ON(Zone)は周辺ゾーン監視のために動作していることを示し、ON(TX)は送信のために動作していることを示している。
【0036】
以上の説明を前提として、この発明の一実施形態の動作について詳細に説明する。まず、初期値として最初のサブフレーム1の受信スロット0に同期ワード検出動作(SW)が割り当てられ、次の受信スロット1に周辺ゾーン監視(Zone)が割り当てられ、さらに次の受信スロット2にダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。
【0037】
最初の受信スロット0により同期ワード検出動作(SW)が行なわれ、送信要求がありかつ最初の受信スロット0の衝突制御ビットEが送信許可を示していれば図3(b)に示す送信スロット0で送信される。そのときの受信スロット番号をnとすると、その送信スロットとほぼ同じタイミングの受信スロットn+2にダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。
【0038】
次の受信スロット1の28ビットには周辺ゾーン監視動作(Zone)が設定されているため、PLL回路6は周辺ゾーン監視動作(Zone)のために局部発振信号を受信系回路3に与えて周辺ゾーン監視動作(Zone)が行なわれる。さらに、次の受信スロット2ではダイバーシチ動作(Div)が割り当てられるので、受信スロット0の受信周波数をそのまま使って図6に示した2つのアンテナ1a,1bの受信レベルが受信レベル測定回路7によって測定され、受信感度のよいアンテナが判別され、送受信選択切換回路2によって、そのアンテナ側に切換えられる。このようにして、サブフレーム1の動作が行なわれるが、最大でも2つの周波数しか使用されない。
【0039】
次のサブフレーム2において、初期値と同様にして各受信スロットに同期ワード検出動作(SW),周辺ゾーン監視動作(Zone),ダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。この2番目のサブフレームにおいて、受信スロット1で周辺ゾーン監視動作(Zone)が行なわれ、その衝突制御ビットEが送信許可を示しているものとする。さらに受信スロット2でダイバーシチ動作(Div)が行なわれる。
【0040】
次のサブフレーム3の最初の受信スロット0とほぼ同じタイミングで送信が行なわれるが、このときの受信スロット0ではこれまでのサブフレーム1,2と異なりダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。その理由は、同期ワード検出動作(SW)は比較的重要な動作であり、これが送信と重ならないように代わりにダイバーシチ動作(Div)が割り当てられている。
【0041】
要するに、この発明の実施形態では送信動作と周辺ゾーン監視動作(Zone)とが重ならないように制御される。それにより、受信の周波数と周辺ゾーン監視動作(Zone)のための周波数2つだけ、または受信の周波数と送信の周波数の2つだけで済み、2つ以上の周波数を使用する必要がなくなる。次の受信スロット1に同期ワード検出動作(SW)が割り当てられ、受信スロット2に周辺ゾーン監視動作(Zone)が割り当てられる。これは、最初に同期ワード検出動作(SW),周辺ゾーン監視動作(Zone),ダイバーシチ動作(Div)という順に割り当てることを決めているためである。
【0042】
サブフレーム4では、受信スロット0にダイバーシチ動作(Div)が割り当てられ、その受信スロット0の衝突制御ビットEが送信許可を示していれば、送信スロット0が決定される。受信スロット1では同期ワード検出動作(SW)が割り当てられ、その次の受信スロット2には本来周辺ゾーン監視動作(Zone)が割り当てられるが、このときタイミングがほぼ重なる送信スロット0が送信状態であり、PLL回路6がONして局部発振信号を送信系回路4に出力しており、周辺ゾーン監視Zoneを割り当てると送信状態と衝突してしまうので、ダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。
【0043】
図4は上述の同期ワード検出動作(SW),周辺ゾーン監視動作(Zone),ダイバーシチ動作(Div)の3動作決定アルゴリズムを説明するための図であり、(a)は受信スロット番号nの衝突ビットを解析した結果、送信要求がスロット番号n+1のSW+CCへ突入するまでにセットされた場合を示し、(b)は同じく送信要求がスロット番号n+1の(SW+CC)部へ突入するまでにセットされなかった場合を示している。
【0044】
図3に示した制御シーケンスにおいて同期ワード検出動作(SW),周辺ゾーン監視動作(Zone)、ダイバーシチ動作(Div)の3動作は次の順で決定される。
(a)送信要求がない場合は、同期ワード検出動作(SW),周辺ゾーン監視動作(Zone)、ダイバーシチ動作(Div)の3つの動作順序は固定とされる。
(b)受信スロットの後半に位置する衝突ビットを解析することにより送信の決定が行なわれる。
(c)受信スロットの後半に位置する衝突ビットの解析により送信と判断した場合、現受信スロット(スロット番号n)に対して送信スロットはほぼスロット番号n+2となる。
(d)上記スロット番号n+2は、送信中のSW検出特性への影響を最小限にするため、ダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。
(e)残るスロット番号n+1については、図4にしたがって決定される。
(f)スロット番号がn+1のSW+CC部へ突入するまでの間に送信要求があれば図4(a)に従い、上記タイミングで送信要求がない場合には図4(b)のアルゴリズムが適用される。
【0045】
図5は同期ワード検出動作(SW)スロットを固定した、部分ダイナミック制御シーケンスを示す図であり、(a)は受信側を示し、(b)は送信側を示す。図3に示した実施形態では、同期ワード検出動作(SW)が各スロットごとにずれてしまっているが、この図5に示した実施形態では同期ワード検出動作(SW)の位置を固定にする。これは同期ワード検出動作(SW)の位置を定期的に検出する必要がある場合に適用される。すなわち、各サブフレーム1〜4において、受信スロット0には同期ワード検出動作(SW)が割り当てられ、受信スロット1,2に対して周辺ゾーン監視動作(Zone)あるいはダイバーシチ動作(Div)が割り当てられる。
【0046】
サブフレーム2の受信スロット1で周辺ゾーン監視動作(Zone)が割り当てられ、その衝突ビットEが送信許可を示していれば、送信が決定され、サブフレーム3の送信スロット1で送信される。このとき、受信スロット0は同期ワード検出動作(SW)が割り当てられているため、周波数が衝突することはない。
【0047】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、受信するデータのタイミングを得るための同期ワード検出スロットと、周辺ゾーンキャリア受信レベルを監視するための測定スロットと、受信感度の良好なアンテナを選択するダイバーシチスロットを、自局の送信スロット位置に応じて動的に変更し、割り当てたスロット内の非データ部で処理を行なうことによって連続スロットの送信が妨げられることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】3スロットを連続で受信する高速パケット通信における自局送信判断決定タイミングを説明するための図である。
【図2】自局送受信タイミングを説明するための図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図4】この発明の一実施形態の具体的な動作を説明するための3動作決定アルゴリズム例を示す図である。
【図5】この発明の他の実施形態の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図6】従来のシングルバンド対応電話システムにおける無線移動機のハードウエア構成例を示すブロック図である。
【図7】周辺ゾーン構成例を示す図である。
【図8】周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル測定に割り当て可能なスロット例を示す図である。
【図9】基地局から伝送される下り信号フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 送受信選択切換回路、3 受信系回路、4 送信系回路、5,6 PLL回路、7 受信レベル測定回路、8 ベースバンド処理部。

Claims (9)

  1. 基地局から受信データを受信するための受信用周波数生成器と、前記基地局へ送信データを送信し、かつ、周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成するための送信用周波数生成器とを備える移動無線機の制御方法であって、
    連続する複数の自局受信スロットにおいて、前記受信用周波数生成器を用いて前記受信データを受信する第1のステップと、
    規定の自局送信スロットにおいて、前記送信用周波数生成器を用いて前記送信データを送信する第2のステップと、
    前記自局送信スロットと重ならない第1の自局受信スロットにおいて、前記送信用周波数生成器を用いて前記周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう第3のステップとを備える移動無線機の制御方法。
  2. 前記自局送信スロットと重なる第2の自局受信スロットにおいて、前記受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出、または受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう第4のステップをさらに備える、請求項1に記載の移動無線機の制御方法。
  3. 前記自局受信スロットは、データ部と非データ部とを含み、
    前記第4のステップにおいて、前記第2の自局受信スロット内の前記非データ部の受信タイミングで前記同期ワード検出または前記ダイバーシチ制御が行なわれる、請求項2に記載の移動無線機の制御方法。
  4. 前記自局受信スロットは、データ部と非データ部とを含み、
    前記第3のステップにおいて、前記第1の自局受信スロット内の前記非データ部の受信タイミングで前記周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定が行なわれる、請求項1に記載の移動無線機の制御方法。
  5. 基地局から受信データを受信するための受信用周波数生成器と、前記基地局へ送信データを送信し、かつ、周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成するための送信用周波数生成器とを備える移動無線機の制御方法であって、
    連続する第1から第3の自局受信スロットにおいて、前記受信用周波数生成器を用いて前記受信データを受信する第1のステップと、
    規定の自局送信スロットにおいて、前記送信用周波数生成器を用いて前記送信データを送信する第2のステップと、
    前記第1から第3の自局受信スロットの各々において、第1から第3の通信制御処理のいずれかを行なう第3のステップと、
    前記第1の自局受信スロットにおける受信データに含まれる衝突制御ビットに基づいて前記送信データの送信が可能か否かを判断する第4のステップとを備え、
    前記第1の通信制御処理は、前記受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出を行なう処理であり、
    前記第2の通信制御処理は、前記送信用周波数生成器を用いて前記周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう処理であり、
    前記第3の通信制御処理は、受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう処理であり、
    前記移動無線機側に前記送信データがあり、かつ、前記第4のステップにおいて前記送信データの送信が可能と判断されたとき、前記第3のステップにおいて、前記自局送信スロットと重なる前記第3の自局受信スロットで前記第1または第3の通信制御処理が行なわれる、移動無線機の制御方法。
  6. 前記第1の自局受信スロットにおいて行なわれる前記第1から第3の通信制御処理のいずれかに基づいて、前記第2および第3の自局受信スロットの各々において行なう前記第1から第3の通信制御処理のいずれかを決定する第5のステップをさらに備える、請求項5に記載の移動無線機の制御方法。
  7. 前記第3のステップにおいて、前記第1の通信制御処理は、前記第1から第3の自局受信スロットのいずれかに固定されて行なわれる、請求項5に記載の移動 無線機の制御方法。
  8. 連続する複数の自局受信スロットにおいて基地局から受信データを受信し、規定の自局送信スロットにおいて前記基地局へ送信データを送信する送受非対称通信を行なう移動無線機であって、
    前記基地局から前記受信データを受信するための受信用周波数を生成する受信用周波数生成器と、
    前記基地局へ前記送信データを送信するための送信用周波数および周辺ゾーンのキャリア受信用周波数を生成する送信用周波数生成器と、
    前記受信用周波数生成器を用いて前記受信データを受信する受信部と、
    前記送信用周波数生成器を用いて前記周辺ゾーンのキャリア受信レベルを監視するための測定を行なう受信レベル測定部と、
    前記自局送信スロットと重ならない第1の自局受信スロットにおいて、前記受信部が前記受信データを受信し、かつ、前記受信レベル測定部が前記測定を行なうように前記受信部および前記受信レベル測定部を制御する制御部とを備える移動無線機。
  9. 前記送信用周波数生成器を用いて前記送信データを送信する送信部をさらに備え、
    前記制御部は、前記自局送信スロットと重なる第2の自局受信スロットにおいて、前記送信部が前記送信データを送信するように前記送信部を制御し、かつ、前記受信データの受信タイミングを得るための同期ワード検出または受信感度の良好なアンテナを選択するためのダイバーシチ制御を行なう、請求項8に記載の移動無線機。
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