JP4938602B2 - 油圧ブレーカ用照明装置およびこれを備える油圧ブレーカ - Google Patents

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Description

本発明は、構造物などの破砕作業に用いられる油圧ブレーカに係り、特に、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等における作業者の目視での作業を容易とし作業効率を向上させる上で好適な油圧ブレーカ用照明装置およびこれを備える油圧ブレーカに関する。
従来、夜間やトンネル現場等において、油圧パワーショベル等の建設車両で作業をする際には、外部照明を用いて作業を行っている(例えば特許文献1ないし3参照)。
実開昭63−45865号公報 実開平3−84249号公報 特開平6−2338号公報
しかしながら、特許文献1ないし3に記載の技術のように、外部照明を用いて作業を行う場合、照明の方向や角度によっては作業者からの死角ができ、作業効率を低下させていた。
特に、油圧パワーショベル等の建設車両に取付けて使用される油圧ブレーカにおいては、夜間作業、トンネル作業、深海での作業等で用いられるが、作業者は、岩盤等の被掘削物を掘削する際、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を打撃音によって判断していた。そのため、音の反響するトンネル内での作業や音が減衰する深海での作業ではその判断が困難であった。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等において、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させ得る油圧ブレーカ用照明装置およびこれを備える油圧ブレーカを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち第一の発明は、油圧ブレーカに用いられる照明装置であって、油圧ブレーカの打撃エネルギを電気エネルギに変換する発電部と、その発電部によって変換された電気エネルギによって発光する発光部と、を備えて構成されていることを特徴としている。
第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置によれば、発電部が油圧ブレーカの打撃エネルギを電気エネルギに変換し、発光部が発電部によって変換された電気エネルギによって発光するので、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者は発光部の発光から目視で判断することができる。そのため、この油圧ブレーカ用照明装置を装備した油圧ブレーカを、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等において用いれば、作業者の、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
ここで、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置において、前記発電部は、前記油圧ブレーカのダンパ部に設けられるとともに、油圧ブレーカの打撃エネルギで電力を発生するように配設された圧電素子を有し、前記発光部は、前記油圧ブレーカの外側面に設けられるとともに、前記発電部で発生する電力を光に変換するように配設された発光体を有して構成されていることは好ましい。このような構成であれば、打撃力のエネルギを電気エネルギに変換する発電部、およびその電気エネルギで発光する発光部を油圧ブレーカに装備する上で好適であり、特に、油圧ブレーカのダンパに伝達する打撃力のエネルギの変化に応じた発光部の輝度の変化から打撃力の伝達状況を判断できるので、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者が目視によって判断する上で好適である。また、被破砕物が破砕される際に生じる騒音および振動となるエネルギの一部を光に変換することによって騒音および振動を低減させることができる。
また、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置において、前記発電部は、前記油圧ブレーカのフロントダンパ部およびトップダンパ部にそれぞれ設けられることは好ましい。このような構成であれば、フロントおよびトップダンパ部の二箇所で電力を発生させられるので、油圧ブレーカのダンパに伝達する打撃力のエネルギを電気エネルギに効率良く変換する上でより好適である。
また、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置において、前記フロントダンパ部に設けられる発電部は、油圧ブレーカのフロントヘッド周囲を囲むように4つに分割されたダンパと、その4つに分割されたダンパそれぞれに固定された圧電素子とを有し、前記トップダンパ部に設けられる発電部は、油圧ブレーカの軸方向に分割された二つのダンパと、その二つのダンパ同士の間に介装されるとともに円環状に形成された圧電素子とを有して構成されていることは好ましい。このような構成であれば、油圧ブレーカのフロントおよびトップダンパ部の二箇所に発電部をコンパクトに組み込む構成として好適である。
また、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置において、前記圧電素子は圧電セラミックスであり、前記発光体はELシートであることは好ましい。つまり、油圧ブレーカの打撃エネルギを電気エネルギに変換する上で圧電セラミックスは好適であり、また、油圧ブレーカに設ける発光部として発光体をELシートとすれば、発光部をコンパクトな構成とする上で好適である。
また、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置において、前記発光体は、油圧ブレーカの外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面それぞれとに設けられていることは好ましい。このような構成であれば、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者が目視によって判断する上でより好適である。
また、本発明のうち第二の発明は、油圧ブレーカであって、上述の第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置を備えていることを特徴としている。第二の発明に係る油圧ブレーカによれば、第一の発明に係る油圧ブレーカ用照明装置を備えているので、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者は発光部の発光から目視によって判断することができる。そのため、この第二の発明に係る油圧ブレーカを、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等において用いれば、作業者の、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
上述のように、本発明に係る油圧ブレーカ用照明装置およびこれを備える油圧ブレーカによれば、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等において、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。なお、図1は、本発明に係る油圧ブレーカを搭載した作業車両の一実施形態を説明する図である。また、図2は本発明に係る油圧ブレーカのブレーカ本体要部を説明する図であり、同図では、ブラケットを、軸線を含む断面にて図示している。
図1に示すように、この作業車両50は、走行台車52と、その走行台車52上で旋回可能な旋回台54と、その旋回台54に起伏自在に支持されたアーム56と、を備えている。そして、この作業車両50には、そのアーム56の先端部に油圧ブレーカ30が装着されている。
詳しくは、図2に拡大図示するように、この油圧ブレーカ30は、アーム56の先端部に連結されるブラケット20と、そのブラケット20内に支持されるブレーカ本体10と、を有して構成されている。ブラケット20は略角筒状をなし、その上端部側には、上記アーム56の先端部に連結するための連結フランジ20fが設けられている(同図(b)参照)。この略角筒状のブラケット20は、その内部にダンパ部5を備えている。そして、このダンパ部5は、ブラケット20内の上下二箇所のダンパ部5t、5fを有して構成され、ブレーカ本体10は、ブラケット20に対し、その軸方向に離間した上下二箇所の位置を、これら上下のダンパ部5t、5fを介して支持されている。
このブレーカ本体10は、図2(a)に示すように、自身軸方向での中央部に略角筒状のシリンダ3を有し、このシリンダ3の先端側に略角筒状のフロントヘッド2、後端側にバックヘッド4が連結されている。そして、シリンダ3内には、不図示のピストンが摺嵌されるとともに公知の油圧打撃機構が構成され、また、フロントヘッド2内には、鍔付きのチゼル1がその軸方向に往復移動可能にフロントヘッド2の先端側から挿着されている。
ここで、図2に示すように、この油圧ブレーカ30には、照明装置6が更に装備されており、この照明装置6は、油圧ブレーカ30の打撃エネルギを電気エネルギに変換する発電部7、9と、その発電部7、9によって変換された電気エネルギによって発光する発光部8と、を備えて構成されている。
以下、この照明装置6について図面を適宜参照しつつ詳しく説明する。なお、図3は図2に示す油圧ブレーカのフロントダンパ部を説明する図であり、図4は図2に示す油圧ブレーカのトップダンパ部を説明する図である。また、図5はフロントダンパ部およびトップダンパ部での各発電部を構成するダンパ部材および圧電セラミックスのそれぞれに作用する荷重およびそのときに生じる変位の関係を示すグラフである。
この照明装置6は、図2(a)に示すように、上記のように、上下のダンパ部5として、フロントヘッド2先端側には、フロントヘッド2とブラケット20との間に、フロントダンパ部5fが設けられ、また、バックヘッド4の後端とブラケット20との間には、その後端側に、トップダンパ部5tが設けられている。そして、フロントダンパ部5fには、ダンパ機能、および油圧ブレーカ30の打撃エネルギを電気エネルギに変換する発電機能を備える発電部7が設けられ、同様に、トップダンパ部5tには、ダンパ機能および発電機能を備える発電部9が設けられている。各発電部7、9は、主にダンパ機能を担うダンパ部材(11、13,14)と、油圧ブレーカ30の打撃エネルギで電力を発生するように配設された圧電素子として圧電セラミックス(12、15)とを有して構成されている。
詳しくは、図3に示すように、フロントダンパ部5fに取り付けられる発電部7は、略角筒状のフロントヘッド2の4つの面に対応して配設された4つのダンパ部材11を有する。これら4つのダンパ部材11は、矩形をなす板部材であり、フロントヘッド2の周囲を囲むように配置され、いずれも同一の形状である。
各ダンパ部材11は、図5に示すように、ダンパとして必要な荷重−変位特性をもつ弾性部材から構成されている。そして、各ダンパ部材11には、自身と相似形の凹部がブラケット20側を向く面に形成され、この凹部内に、矩形状の圧電セラミックス12が嵌め込まれて一体に固定されている。なお、図5に示すように、この圧電セラミックス12の荷重−変位特性は、同じ荷重がダンパ部材11に加えられたときに生じる変位に比べて変位が小さい(略1/3)。
このフロントダンパ部5fに対し、図4に示すように、トップダンパ部5tに取り付けられる発電部9は、油圧ブレーカ10の軸方向に分割された二つのダンパ部材13,14を有している。これら二つのダンパ部材13,14のうち、バックヘッド4側のダンパ部材13は円環状をなしている。一方、これとは反対の側(連結フランジ20f側)のダンパ部材14は、円環状のダンパ部材13の内径部に嵌り込む外径をもつとともにダンパ部材13側に向けて凸の円柱部14tと、その凸の円柱部14tの連結フランジ20f側に且つダンパ部材13の外径と同径に張り出す円環状のフランジ部14fとを有する。
そして、これら二つのダンパ部材13,15同士の間には、円環状に形成された圧電セラミックス15が介装される。この圧電セラミックス15の形状は、バックヘッド4側のダンパ部材13とほぼ同じ形状と大きさになっており、ダンパ部材14の凸の円柱部14tに外側から嵌め込まれつつ二つのダンパ部材13,14同士の間に介装されている。なお、この発電部9の、二つのダンパ部材13,14、および圧電セラミックス12の荷重−変位特性についても、上記発電部7のそれと同じである。
また、上記発光部8は、発電部7、9で発生する電力を光に変換するように配設された発光体を有して構成されており、この発光体としてEL(エレクトロルミネセンス)シートを用いている。このELシートを用いてなるシート状の発光部8は、図1に示すように、油圧ブレーカ10の外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面とにそれぞれ設けられている。
ここで、このELシートは、6層をなす薄いシート部材であり、高誘電率バインダー中に分散した蛍光体に、交流電圧をかけることにより発光する面発光部材である。このELシートは、発光面側から順に、以下不図示の、透明な表面保護層、透明電極層、発光層、絶縁層、背面側電極層、および背面保護層を有し、油圧ブレーカ10の外側面の広い面積に対して上記背面保護層側の面がブラケット20外面に貼り付けられている。そして、上記表面透明電極層と背面電極層とに配線がそれぞれ接続され、各配線は、発電部7、9の各圧電セラミックス12、15それぞれに設けた電極に接続され、油圧ブレーカのダンパに伝達する打撃力のエネルギの変化に応じて発光部の輝度が変化して打撃力の伝達状況を判断できるように、発光のために必要な回路が構成されており、これにより、各発光部8は、発電部7、9によって変換された電気エネルギによってそれぞれ発光するようになっている。
次に、この照明装置6およびこれを備える油圧ブレーカ30の作用・効果について説明する。
この作業車両50は、例えばトンネル内での破砕作業を行なう場合に用いられるが、上述した油圧ブレーカ30で破砕作業を行なう場合には、図1に示すように、まず、チゼル1先端を被破砕物Hに押し付ける。そして、不図示の油圧供給源から切換弁を介してシリンダ3へ圧油を供給することにより、内蔵されたピストンが前後進し、そのピストンでチゼル1後端を打撃することにより、チゼル1が被破砕物Hの方向に前進することで被破砕物Hを破砕することができる。
ここで、従来は、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者は打撃音によって判断していたが、この油圧ブレーカ30は上述の照明装置6を備えており、この照明装置6は、その発電部7,9が油圧ブレーカ30の打撃エネルギを電気エネルギに変換し、発光部8が発電部7,9によって変換された電気エネルギによって発光するので、油圧ブレーカ30の打撃力の伝達状況を、作業者は発光部8の発光から目視で判断することができる。そのため、この油圧ブレーカ用照明装置6を装備した油圧ブレーカ30によれば、トンネル内での破砕作業において、油圧ブレーカ30の打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
また、この照明装置6によれば、発電部7,9は、油圧ブレーカ30のダンパ部5に設けられるとともに、油圧ブレーカ30の打撃エネルギで電力を発生するように配設された圧電セラミックスを有し、発光部8は、油圧ブレーカ30の外側面に設けられるとともに、発電部7,9で発生する電力を光に変換するように配設されたELシートを有して構成されているので、打撃力のエネルギによって発光する照明装置6を油圧ブレーカ30に装備する上で好適である。
つまり、発電部7,9を有するダンパ部5に伝達する打撃力のエネルギの変化に応じて発光部8の輝度が変化し、これにより、作業者は打撃力の伝達状況を随時に判断できるので、油圧ブレーカ30の打撃力の伝達状況を、作業者が目視によって判断する上で好適である。また、被破砕物Hが破砕される際に生じる騒音および振動となるエネルギの一部を光に変換することによって騒音および振動を低減させることができる。
また、この照明装置6によれば、発電部7,9は、油圧ブレーカ30のフロントダンパ部5fおよびトップダンパ部5tにそれぞれ設けられるので、フロントおよびトップダンパ部5f、5tの二箇所で電力を発生させることができる。そのため、油圧ブレーカ30のダンパ部5に伝達する打撃力のエネルギを電気エネルギに効率良く変換することができる。
また、この照明装置6によれば、フロントダンパ部5fに設けられる発電部7は、油圧ブレーカ30のフロントヘッド2の周囲を囲むように4つに分割されたダンパ部材11と、その4つに分割されたダンパ部材11それぞれに固定された圧電セラミックス12とを有し、一方、トップダンパ部5tに設けられる発電部9は、油圧ブレーカ30の軸方向に分割された二つのダンパ部材13,14と、その二つのダンパ部材13,14同士の間に介装されるとともに円環状に形成された圧電セラミックス15とを有して構成されているので、油圧ブレーカ30のフロントおよびトップダンパ部5f、5tの二箇所に発電部をコンパクトに組み込むことができる。
また、この照明装置6によれば、発光部8は、発光体としてELシートを用いており、これを油圧ブレーカ30の外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面それぞれとに設けているので、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況を、作業者が目視によって判断する上で好適である。そして、この発光部8は、発光体としてELシートを用いているので、油圧ブレーカ10の外側面の広い面積に対して貼り付けが容易であり、また、広い面積を一様に発光させることができるので、視認性にも優れている。
以上説明したように、油圧ブレーカ用照明装置6およびこれを備える油圧ブレーカ30によれば、例えば夜間作業、トンネル作業、深海での作業等における油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
なお、本発明に係る油圧ブレーカ用照明装置およびこれを備える油圧ブレーカは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、照明装置6を備える油圧ブレーカ30を、トンネル内での破砕作業を行なう場合に用いた例で説明したが、これに限定されず、例えば夜間作業や深海での作業等においても好適に用いることができ、油圧ブレーカの打撃力の伝達状況の確認を容易とし作業効率を向上させることができる。
また、例えば上記実施形態では、照明装置6が備える発電部および発光部において、圧電素子に圧電セラミックスを採用し、発光体にELシートを採用した例で説明したが、これに限定されず、発電部は、油圧ブレーカの打撃エネルギを電気エネルギに変換可能であれば種々の圧電素子を採用可能であり、また、発光部についても、発電部によって変換された電気エネルギによって発光するものであれば種々の発光体を採用することができる。しかし、発電部をダンパ部にコンパクトに組み込むとともに、発光部を油圧ブレーカの外側面に簡単に且つ広い面積に装着する上では、圧電素子に圧電セラミックスを用い、発光体にELシートを用いることは好ましい。
また、上記実施形態では、発光部8は、発光体であるELシートを、油圧ブレーカ30の外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面それぞれとに設けた例で説明したが、これに限定されず、発電部によって変換された電気エネルギによって発光することで作業者が視認できれば、発光部を他の箇所に装着してよく、例えば作業車両50のアーム56に設けてもよい。しかし、アタッチメントとして換装することを考慮すれば、発光部を油圧ブレーカ30に設けることは好ましく、特に、作業者および周囲からの視認性の上では、発光部8を、油圧ブレーカ30の外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面それぞれとに設けることは好ましい。
また、例えば上記実施形態では、発光部8には、そのELシートの表面透明電極層と背面電極層とに配線がそれぞれ接続され、各配線は、発電部7、9の各圧電セラミックス12、15それぞれに接続されて発光のために必要な回路が構成されている例で説明したが、発光のために必要な回路において、上記表面透明電極層と背面電極層とに配線がそれぞれ接続されてインバータを介するとともに、各圧電セラミックス12、15と発光部8のELシートとの間に、必要に応じて整流器やバッテリ等を用いて発光のための回路を構成してもよい。
本発明に係る油圧ブレーカを搭載した作業車両の一実施形態を説明する図であり、同図(a)はその側面図、同図(b)は同図(a)での油圧ブレーカ部分のA矢視図である。 本発明に係る油圧ブレーカの一実施形態を説明する図であり、同図(a)は図1での油圧ブレーカ部分を拡大図示するとともに、ブラケットを破断した図を示し、また、同図(b)は同図(a)でのB矢視図である。 図2に示す油圧ブレーカのフロントダンパ部を説明する図であり、図3(a)は図2でのフロントダンパ部のみを示し、図3(b)は同図(a)でのC−C断面図である。 図2に示す油圧ブレーカのトップダンパ部を説明する図であり、図4(a)は図2でのトップダンパ部のみを示し、図4(b)は同図(a)でのD−D断面図である。 フロントダンパ部およびトップダンパ部での各発電部を構成するダンパおよび圧電セラミックスそれぞれの荷重および変位の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 チゼル
2 フロントヘッド
3 シリンダ
4 バックヘッド
5 ダンパ部
6 照明装置
7 (フロントダンパ部の)発電部
8 発光部
9 (トップダンパ部の)発電部
10 ブレーカ本体
11 (フロントダンパ部の)ダンパ部材
12 (フロントダンパ部の)圧電セラミックス(圧電素子)
13 (トップダンパ部の)ダンパ部材
14 (トップダンパ部の)ダンパ部材
15 (トップダンパ部の)圧電セラミックス(圧電素子)
20 ブラケット
30 油圧ブレーカ
50 作業車両
52 走行台車
54 旋回台
56 アーム

Claims (6)

  1. 油圧ブレーカに用いられる照明装置であって、
    油圧ブレーカの打撃エネルギを電気エネルギに変換する発電部と、その発電部によって変換された電気エネルギによって発光する発光部と、を備え
    前記発電部は、前記油圧ブレーカのダンパ部に設けられるとともに、油圧ブレーカの打撃エネルギで電力を発生するように配設された圧電素子を有し、前記発光部は、前記油圧ブレーカの外側面に設けられるとともに、前記発電部で発生する電力を光に変換するように配設された発光体を有して構成されていることを特徴とする油圧ブレーカ用照明装置。
  2. 前記発電部は、前記油圧ブレーカのフロントダンパ部およびトップダンパ部にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載の油圧ブレーカ用照明装置。
  3. 前記フロントダンパ部に設けられる発電部は、油圧ブレーカのフロントヘッド周囲を囲むように4つに分割されたダンパ部材と、その4つに分割されたダンパ部材それぞれに固定された圧電素子とを有し、前記トップダンパ部に設けられる発電部は、油圧ブレーカの軸方向に分割された二つのダンパ部材と、その二つのダンパ部材同士の間に介装されるとともに円環状に形成された圧電素子とを有して構成されていることを特徴とする請求項2に記載の油圧ブレーカ用照明装置。
  4. 前記圧電素子は圧電セラミックスであり、前記発光体はELシートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油圧ブレーカ用照明装置。
  5. 前記発光体は、油圧ブレーカの外側面のうち、作業者側を向く面と、その左右の面それぞれとに設けられるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の油圧ブレーカ用照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の油圧ブレーカ用照明装置を備えていることを特徴とする油圧ブレーカ
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