JP4937877B2 - ディーゼルエンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の気筒群を有するディーゼルエンジンの制御装置に関する。
一般に、水平対向型やV型等の複数の気筒群を有するエンジンにおいては、各気筒群毎の排気通路を一つに集合させて触媒コンバータ等の排気後処理装置に排ガスを供給するようにしているが、エンジンルーム内の艤装上の関係等から、排気通路の触媒コンバータまでの管路長が各気筒群毎に異なってしまう。
このため、触媒コンバータまでの管路長が長い気筒群では、管路壁への排気熱の放出が大きくなり、結果として、集合部から触媒コンバータに流入する排気の温度が低下し、始動時の触媒コンバータの活性に時間がかかったり、低負荷運転を継続すると触媒コンバータの活性が維持できなくなるといった可能性がある。その対策として、排気管の断熱性能を向上したり、触媒コンバータの貴金属担持量を増加させる等の方法があるが、コスト増加等の弊害をもたらす。
これに対処するに、特許文献1には、第1の気筒群に接続した第1の排気通路と、第2の気筒群に接続した第2の排気通路とをクランクシャフト軸線に対して第2の排気通路側へ偏奇した位置で集合排気通路に連結し、この集合排気通路に触媒コンバータを備えたエンジンにおいて、第1の気筒群から排気される排気ガスの温度が第2の気筒群から排気される排気ガスの温度より高くなるようにエンジンの燃焼状態を制御することで、触媒コンバータの活性化を高めるために必要な排気ガス温度を確保する技術が開示されている。
また、特許文献2には、少なくとも二つの気筒群に触媒コンバータまでの長さが互いに異なる排気管が接続されたエンジンにおいて、二つの気筒群の一方から排出される排気ガスを他方から排出される排気ガスより高温度にすると共に、二つの気筒群の出力を均一化する技術が開示されている。
特開昭59−200010号公報 特開平9−317506号公報
特許文献1や特許文献2に開示の技術は、何れもガソリンエンジン等の火花着火式エンジンを対象として、点火時期の遅角化や排気バルブの開弁時期の早期化を実施することで排気温度を上昇させるようにしている。このため、複数の気筒群を有するディーゼルエンジンにおいて、上述の触媒コンバータまでの排気通路の距離が各気筒群毎に異なることに起因する排気温度の低下に対処しようとする場合、適用は困難である。
しかも、特許文献1に開示の技術では、触媒コンバータまでの距離が長い気筒群から排出される排気の温度を上昇させることで触媒コンバータの温度を高めるようにしており、排気ポートでの排気ガス温度は高まるが、排気管への熱の放出量も大きくなり、触媒コンバータに流入する排気の温度を向上させる上では効率的とは言えない。
また、特許文献2に開示の技術では、排気バルブの開弁時期の早期化を実施することで排気温度を上昇させるようにしており、可変バルブタイミング機構等を必要とし、制御が複雑化するばかりでなく、コスト上昇の要因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複数の気筒群を有するディーゼルエンジンの排気後処理装置に流入する排気の温度を、複雑な制御を要することなく効果的に上昇させることのできるディーゼルエンジンの制御装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明によるディーゼルエンジンの制御装置は、複数の気筒群を有し、各気筒群に接続される各排気枝管をクランク軸の軸線に対してオフセットした位置で合流させて共通の1つの排気管に接続し、該共通の排気管に排気後処理装置を配設したディーゼルエンジンにおいて、前記排気後処理装置に流入する排気の温度を上昇させるべき制御条件が成立したとき、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管へ連通する気筒群に対する燃料噴射量を増量し、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管を流通する排気の温度が他の排気枝管を流通する排気の温度より高くなるよう制御すると共に、前記他の排気枝管へ連通する気筒群に対して空気量を制限する制御部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の気筒群を有するディーセルエンジンの排気後処理装置に流入する排気の温度を、複雑な制御を要することなく効果的に上昇させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の実施の第1形態に係り、図1はエンジン系の概略構成図、図2は排気温度制御のメインルーチンを示すフローチャート、図3はバンク別排気温度制御ルーチンのフローチャート、図4は燃料噴射量増量の説明図、図5は燃料噴射時期リタードを伴うバンク別排気温度制御ルーチンのフローチャート、図6は燃料噴射時期リタードを示す説明図である。
図1において、符号1は、水平対向型或いはV型等の複数の気筒群を有するディーゼルエンジン(以下、単に「エンジン」と記載)であり、本実施の形態においては、水平対向型エンジンである。このエンジン1は、クランク軸2を中心としてシリンダブロックが左右のバンクB1,B2の2つの気筒群に分離され、各バンクB1,B2の各シリンダヘッドに、各気筒の吸気ポートに連通するインテークマニホルド2a,2bが取り付けられている。
各バンクのインテークマニホルド2a,2bは、吸気チャンバ3を経て共通の吸気管に連通され、また、各気筒の吸気ポートの直上流側には、インジェクタ4が気筒毎に配設されている。インジェクタ4は、本実施の形態においては、駆動信号によって先端の噴孔を間欠的に開閉する電磁式バルブであり、図示しない高圧ポンプや燃料畜圧用のコモンレール等の燃料供給系から供給される高圧燃料を所定の噴射タイミングで各気筒の燃焼室内に噴射する。
また、エンジン1の各バンクB1,B2の各シリンダヘッドには、各気筒の排気ポートに連通するエキゾーストマニホルド(排気枝管)5a,5bが取り付けられている。各バンクのエキゾーストマニホルド5a,5bは、エンジンルーム内の艤装上の理由等からクランク軸2の軸線に対してバンクB1側にオフセットした位置で合流され、共通の排気管6に連通されている。
バンクB1側にオフセットした共通の排気管6には、ターボ過給機7が介装され、このターボ過給機7の下流側に、排気後処理装置としての触媒コンバータ8が介装されている。触媒コンバータ8は、例えば、上流側に酸化触媒等の前段触媒を備え、下流側に粒子状物質(PM;Particulate Matter)を濾過、捕集するPMフィルタを備えるものである。
以上のエンジン1は、マイクロコンピュータを中心として構成される制御部としての電子制御ユニット(ECU)50によって制御される。ECU50には、クランク軸2の回転位置を検出するクランク角センサ9やアクセル開度を検出するアクセル開度センサ10を初めとして、その他、エンジン1の運転状態を検出する各種センサ・スイッチ類が入力側に接続され、また、インジェクタ4を初めとする各種アクチュエータ類が出力側に接続されている。
ECU50は、メモリに記憶されている制御プログラムに従い、センサ類からの信号を処理してエンジン運転状態を検出し、グロープラグ(図示せず)の通電制御、インジェクタ4を介した燃料噴射制御等のエンジン制御を行う。このエンジン制御においては、始動直後や低負荷運転が連続する運転状態のとき、或いは、触媒コンバータ8のPMフィルタを再生するための周期的な再生制御運転において、触媒コンバータ8に近いバンクB1の気筒からの排気ガスの温度を、触媒コンバータ8に遠いバンクB2の気筒からの排気ガスの温度に比較して高くなるように制御する。
すなわち、各エキゾーストマニホルド5a,5bは、集合部までの排気通路の管路長が異なっており、バンクB1側よりバンクB2側の方が触媒コンバータ8までの排気通路の管路長及び管路容積が大きいことから、バンクB2側の排気温度を昇温させても、管路壁への熱の放出量が大きくなってしまい、触媒コンバータ8に流入する排気の温度を上昇させる上で効率的とは言えない。従って、触媒コンバータ8までの排気通路の管路長が相対的に短いバンクB1側からの排気の温度をバンクB2側からの排気の温度よりも高くなるように制御することで、熱放散による損失を抑制して熱エネルギーの伝達効率を向上させ、触媒コンバータ8を効率的に昇温することができる。
バンクB1側の排気ガス温度を上昇させる制御は、バンク別の燃料噴射量制御を基本として実施し、バンクB1の気筒に対する燃料噴射量を、バンクB2の気筒に対する燃料噴射量よりも増加させることで、触媒コンバータ8に近いバンクB1側の排気温度を上昇させる。また、このバンク別の燃料噴射量制御に対して、燃料噴射時期の遅角制御を付加的に実施することで、バンク毎の燃料噴射量に差をつけたことによる気筒間のトルクバラツキを補正することができる。
次に、ECU50による排気温度制御について、図2,図3,図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図2のフローチャートは、排気温度制御のメインルーチンを示し、先ず、最初のステップS1で触媒コンバータ8の排気温度制御条件が成立するか否かを判断する。この排気温度制御条件の判断は、エンジン始動時や低負荷運転時に触媒コンバータ8の触媒不活性、或いはPMフィルタの再生運転時を条件として判断する。
触媒コンバータが活性化しているか否かは、例えば、エンジン始動後、設定時間内のとき、或いはアイドル運転時等の低負荷運転が設定時間以上継続する運転状態のとき、触媒不活性と判断して排気温度制御条件成立とする。また、PMフィルタ再生の排気温度制御条件は、全気筒でPMフィルタ再生のための燃料増量を実施する必要のある排気温度の低い領域、再生運転を実施できない極低負荷領域、或いは再生運転の必要が無い高負荷領域を除く運転領域であり、且つ所定の再生周期に達したときを排気温度制御条件成立とする。
そして、ステップS1において、排気温度制御条件が成立しない場合には、ステップS1からステップS2へ進んで通常制御を実行する。この通常制御では、始動に必要な燃料噴射量やアイドル回転を維持可能な燃料噴射量が確保され、また、PMフィルタの再生運転時であれば、必要な燃料分が増量される。
一方、ステップS1において排気温度制御条件が成立する場合には、ステップS1からステップS3へ進み、図3に示すバンク別排気温度制御ルーチンを実行する。そして、触媒コンバータ8までの排気通路の距離及び容積が相対的に小さいバンクB1側の排気温度を、触媒コンバータ8までの排気通路の距離及び容積が相対的に大きいバンクB2側の排気温度よりも高くなるように制御する。
図3のバンク別排気温度制御ルーチンについて説明する。このバンク別排気温度制御ルーチンでは、最初のステップS11において、クランク角センサ9からの信号に基づいて気筒判別を行い、現在の燃料噴射対象気筒がバンクB1,B2の何れであるかを判別する。その結果、現在の燃料噴射対象気筒がバンクB2の気筒である場合には、ステップS12で通常の燃料噴射量での制御を実行し、バンクB1の気筒である場合、ステップS13で燃料噴射量を増量する制御を行う。
この燃料噴射量の増量は、具体的には、インジェクタ4を介した燃料の多段噴射におけるバンクB1側の気筒に対するメイン噴射やポスト噴射を変更することで実施する。例えば、図4に示すように、多段噴射が、パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射、ポスト噴射の5段階噴射である場合、トルクに寄与しない下死点近辺のポスト噴射の噴射時間を増加することで、トルク変動を防止しつつ排気温度を上昇させることができ、エンジン始動時や低負荷運転が連続する場合においても、触媒コンバータを迅速に活性化することができる。
また、PMフィルタの再生運転時においては、周知のように、下死点近傍でのポスト噴射により、エンジンから意図的に不完全燃焼成分を含むガスを排出させて前段触媒で燃焼(酸化)させ、その発生熱によってPMフィルタに捕集されている粒子状物質を焼却するようしている。その場合においても、一方のバンクB1側のみのポスト噴射時間を増加して排気温度を効果的に上昇させることで、燃費悪化を最小限に抑制しつつPMフィルタを迅速に再生することが可能となる。
一方、メイン噴射を変更する場合には、図5のバンク別排気温度制御ルーチンを実行し、燃料噴射量を増量すると共に噴射時期をリタード(遅角)する。図5に示すバンク別排気温度制御ルーチンは、図3に示すバンク別排気温度制御ルーチンに対して、燃料噴射時期リタードのステップS14を追加するものであり、ステップS11での気筒判別によりバンクB1の気筒であるとき、ステップS13で燃料噴射量を増量し、更に、ステップS14で燃料噴射時期をリタードさせる。
具体的には、図6に示すように、上死点近辺のメイン噴射の時間を延長すると共に、このメイン噴射のタイミングをリタードすることで、トルクバランスを崩すことなく排気温度を上昇させる。すなわち、一方のバンクB1側のみでメイン噴射を延長して燃料噴射量を増量すると、一方のバンクB1側の気筒のトルクが増加して他方のバンクB2の気筒とのトルクバランスが崩れる虞があるが、同時にメイン噴射をリタードすることで燃料増量によるトルク増加を相殺し、トルクバラツキの発生を防止しつつ一方のバンクB1の排気温度を上昇させることができる。
この場合、メイン噴射の時間延長及びメイン噴射時期のリタードに、ポスト噴射の時間延長を組合せることで、メイン噴射による燃料増量を必要最小限に止め、トルクバラツキの影響を低減することも可能である。
このように、本実施の形態においては、触媒コンバータまでの排気通路の管路長が短い側のバンクの排気温度が高くなるように制御し、熱放散による損失を抑制して熱エネルギーの伝達効率を向上させるようにしている。その際、触媒コンバータまでの排気通路の管路長が短い側のバンクの気筒に対する燃料噴射量を増量するのみの制御で効果的に排気温度を上昇させることができ、処理の高速化を図ることができる。
これにより、始動時の触媒コンバータを効果的に促進することができ、また、アイドル運転時等の低負荷運転が連続した場合においても触媒コンバータの活性を維持することができる。更には、PMフィルタを再生させるための周期的な再生運転時においても、PMフィルタに捕集されている粒子状物質の焼却を促進して迅速にPMフィルタを再生することが可能となる。
特に、燃料噴射量の増量を下死点近辺のポスト噴射の増量によって実施する場合には、バンク間のトルクバラツキを生じることなく排気温度を上昇させることができ、簡素な制御でありながら大きな効果を得ることができる。また、上死点近辺のメイン噴射を増量する場合であっても、メイン噴射の噴射時期を遅角することで、同様にバンク間のトルクバラツキを防止することでき、いたずらに制御の複雑化を招くことがない。
次に、本発明の実施の第2形態について説明する。図7及び図8は本発明の実施の第2形態に係り、図7はエンジン系の概略構成図、図8はバンク別排気温度制御ルーチンのフローチャートである。
第2形態は、前述の第1形態に対して、触媒コンバータ8に近いバンクB1の燃料増量及び噴射時期をリタードする一方、触媒コンバータ8から遠いバンクB2の吸気量を制限するものである。
一般に、ディーゼルエンジンでは、過給等によって筒内に空気を充填・圧縮し、燃料に着火することから、筒内全体ではリーン燃焼であると言える。従って、バンク別の排気温度制御に際して、燃料噴射量の増量(噴射時期リタード)を実施しないバンクB2側の過剰な空気を制限することで、トルクを減少させることなく排気温度を昇温させることができる。
このため、図7に示すように、第2形態におけるエンジン1Aは、第1の形態のエンジン1に対して、吸気量制御のための装置を備えている。第1形態のエンジン1との相違について説明すると、エンジン1Aは、各バンクのインテークマニホルド2a,2bが集合する吸気チャンバ3の下流側に、各バンクB1,B2毎の吸気量を制御する吸気制御弁(SCV)20a,20bがぞれぞれ介装されている。
各SCV20a,20bには、アクチュエータ21a,21bがそれぞれ連設され、このアクチュエータ21a,21bを介してSCV20a,20bの開度が制御される。これらのアクチュエータ21a,21bは、ECU50(或いはECU50と通信ラインを介して接続される吸気制御ユニット)によって駆動制御される。
第2形態におけるバンク別排気温度制御は、図8のフローチャートに示すルーチンに従って実行される。このルーチンでは、最初のステップS21での気筒判別を経てバンクB1の気筒に対しては、ステップS24,S25で、第1形態と同様、燃料噴射量の増量、燃料噴射時期の遅角化を実施し、一方、バンクB2の気筒に対しては、ステップS22で、通常の燃料噴射量での噴射を実施し、ステップS23で、バンクB2側のSCV20bの開度を絞り、バンクB2側の吸気量を制限する。
第2形態では、燃料噴射量増量(噴射時期リタード)によって触媒コンバータ8に近いバンクB1側の排気温度を昇温すると共に、触媒コンバータ8から遠いバンクB2側の吸気量を制限することで、バンクB2側の排気温度を昇温させるため、第1形態に比較して、より効果的に触媒コンバータ8に流入する排気の温度を高めることができる。
本発明の実施の第1形態に係り、エンジン系の概略構成図 同上、排気温度制御のメインルーチンを示すフローチャート 同上、バンク別排気温度制御ルーチンのフローチャート 同上、燃料噴射量増量の説明図 同上、燃料噴射時期リタードを伴うバンク別排気温度制御ルーチンのフローチャート 同上、燃料噴射時期リタードを示す説明図 本発明の実施の第2形態に係り、エンジン系の概略構成図 同上、バンク別排気温度制御ルーチンのフローチャート
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
2 クランク軸
4 インジェクタ
5a,5b エキゾーストマニホルド(排気枝管)
6 排気管
8 触媒コンバータ(排気後処理装置)
50 電子制御ユニット(制御部)
B1,B2 バンク(気筒群)

Claims (3)

  1. 複数の気筒群を有し、各気筒群に接続される各排気枝管をクランク軸の軸線に対してオフセットした位置で合流させて共通の1つの排気管に接続し、該共通の排気管に排気後処理装置を配設したディーゼルエンジンにおいて、
    前記排気後処理装置に流入する排気の温度を上昇させるべき制御条件が成立したとき、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管へ連通する気筒群に対する燃料噴射量を増量し、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管を流通する排気の温度が他の排気枝管を流通する排気の温度より高くなるよう制御すると共に、前記他の排気枝管へ連通する気筒群に対して空気量を制限する制御部を備えたことを特徴とするディーゼルエンジンの制御装置。
  2. 前記制御部は、前記制御条件が成立したとき、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管へ連通する気筒群に対して、多段噴射における下死点近辺のポスト噴射を増量することを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの制御装置。
  3. 前記制御部は、前記制御条件が成立したとき、前記排気後処理装置までの管路長が相対的に短い排気枝管へ連通する気筒群に対して、多段噴射における上死点近辺のメイン噴射を増量すると共に、該メイン噴射の噴射時期を遅角させることを特徴とする請求項1記載のディーゼルエンジンの制御装置。
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