JP4936015B2 - 品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法及びプログラム - Google Patents

品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ソフトウェアの開発工程で品質管理に利用される、品質管理装置、それを備える品質管理システム、及び品質管理方法に関する。
近年、社会において、コンピュータ・システムを活用するITの役割は年々増しており、これに伴い、ソフトウェアの重要性も上昇している。ソフトウェアの品質に不良があると、それを利用するコンピュータ・システムに重要なダメージを与え、ひいては、社会全体にも多大な影響を与えることがある。このことから、ソフトウェア開発において、ソフトウェアの品質管理は極めて重要である。
一般に、ソフトウェアの開発は、複数人の開発者による共同作業によって行われている。このため、ソフトウェアの品質管理は、各開発者が発見した不具合に関する情報(品質情報)を一箇所に集め、集められた品質情報を分析することによって行われる。例えば、特許文献1は、このような品質情報を収集する品質管理システムを提案している。
特許文献1に開示の品質管理システムは、各開発者のクライアントPCと、サーバ装置と、各種データベースとを備えている。サーバ装置は、各開発者がクライアントPCから送信した品質情報を収集し、品質マップを生成する。品質マップは、ソフトウェアを構成するモジュール毎に、不具合の発生状況が分かるように構成されている。更に、品質マップは、開発者の求めに応じて各クライアントPCの表示画面に表示される。
また、特許文献1の品質管理システムでは、サーバ装置は、品質マップの表示を求める開発者が、設計担当者及び管理担当者のいずれであるかを判定し、判定結果に応じて、品質マップの内容を変更する。
具体的には、設計担当者が品質マップの表示を求める場合は、サーバ装置は、その者が関連しているモジュールに関する不具合のみが表示されるように、品質マップを生成する。一方、管理担当者が品質マップの表示を求める場合は、サーバ装置は、全ての不具合が表示されるように、品質マップを生成する。
このように、特許文献1の品質管理システムを用いて、ソフトウェアの品質管理を行えば、各開発者には、その立場に応じた最適な品質マップが提供される。このため、各開発者は、品質マップに基づいて不具合を分析することによって、自己が対処すべき問題点を効率良く把握できる。この結果、ソフトウェアの品質の向上が図られると考えられる。
特開2002−373087号公報(第9図)
しかしながら、上記特許文献1の品質管理システムでは、上述したように、品質マップは、ソフトウェアを構成するモジュール毎に不具合を表示するため、モジュールの個数が増加する程、画面の表示が複雑化してしまう。このように、上記特許文献1の品質管理システムにおいては、一つの事項を主軸とした画面表示しか行われないため、画面が複雑化し易く、開発者において、不具合の分析が難しくなったり、不具合の分析効率が低下してしまったりする場合がある。更に、このことは、ソフトウェアの品質低下の要因となる。
また、上記特許文献1の品質管理システムでは、開発者は、不具合の分析において、モジュール毎の分析に終始し易く、別の角度からの分析を行い難くい傾向にある。不具合の種類によっては、モジュール以外の要素に基づいて分析を行った方が良い場合もあり、この点からも、開発者における不具合の分析効率が低下してしまう。
本発明の目的は、上記問題を解消し、ソフトウェア開発において発生する不具合の分析効率を向上させ得る、品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における品質管理装置は、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理する品質管理装置であって、
前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するプロセス・成果物情報登録部と、
前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集する品質情報登録部と、
前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成する品質マップ生成部とを備え、
前記品質マップ生成部は、外部からの指示に応じて、前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更する、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため本発明における品質管理システムは、ソフトウェア開発における複数のプロセスを実行するコンピュータ装置と、前記ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理する品質管理装置とを備える品質管理システムであって、
前記品質管理装置は、
前記複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するプロセス・成果物情報登録部と、
前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を、前記コンピュータ装置から収集する品質情報登録部と
前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成する品質マップ生成部とを備え、
前記品質マップ生成部は、前記コンピュータ装置からの指示に応じて、前記第1の品質マップ及び前記第2の品質マップいずれかを生成し、更に、前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更する、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため本発明における品質管理方法は、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理するための品質管理方法であって、
(a)前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するステップと、
(b)前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集するステップと、
(c)前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成するステップと、
(d)前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更するステップ、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更するステップとを有する、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため本発明におけるプログラムは、コンピュータ装置を用いて、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理するためのプログラムであって、
前記コンピュータ装置に、
(a)前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するステップと、
(b)前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集するステップと、
(c)前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成するステップと、
(d)前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更するステップ、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更するステップとを実行させる、ことを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ソフトウェア開発において発生する不具合を分析する場合において、分析効率の向上を図ることが可能となる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における品質管理装置、品質管理システム、品質管理方法及びプログラムについて、図1〜図5を参照しながら説明する。最初に、本発明の実施の形態における品質管理装置及び品質管理システムの全体について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態における品質管理装置及び品質管理システムの全体構成を示す図である。
図1に示す品質管理システム4は、ソフトウェア開発においてソフトウェアの品質向上を図るために利用されるシステムである。図1に示すように、品質管理システム4は、コンピュータ装置1と、品質管理装置2とを備えている。品質管理装置2は、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理している。本実施の形態では、品質管理システム4は、更に、記憶装置3を備えている。
コンピュータ装置1は、開発者がソフトウェア開発に用いるコンピュータ装置である。ソフトウェア開発における複数のプロセスは、コンピュータ装置1によって実行される。また、コンピュータ装置1は、後述する品質情報等の情報を、品質管理装置2に送信しており、品質管理装置2に対しては入力装置として機能する。本実施の形態では、ソフトウェア開発には、複数台のコンピュータ装置1が利用されている。これらのコンピュータ装置1は、ネットワークを介して品質管理装置2に接続されている。
また、本実施の形態では、コンピュータ装置1が実行するプロセスとしては、機能設計工程、製造工程、テスト工程が挙げられる。これらの各プロセスの結果、成果物が生成される。本実施の形態において、品質管理装置2が品質管理の対象としているソフトウェアは、特に限定されるものではない。但し、以下の説明では、生産工場等で利用される工場生産管理用のソフトウェアを例として挙げる。また、この例において、各工程の成果物としては、進捗管理機能、品質管理機能、課題管理機能が挙げられる。これらの機能は、機能設計工程で設計され、製造工程で製造され、テスト工程でテストされる。なお、本実施の形態において、プロセスや、成果物は限定されるものではない。
また、図1に示すように、品質管理装置2は、プロセス・成果物情報登録部5と、品質情報登録部6と、品質マップ生成部7とを備えている。プロセス・成果物情報登録部5は、複数のプロセスと、複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成する。紐付け情報は、記憶装置3に格納される。
本実施の形態では、プロセス・成果物情報登録部5は、機能設計工程、製造工程、及びテスト工程のそれぞれを、上記した三機能、即ち、進捗管理機能、品質管理機能、課題管理機能に紐付け、紐付け情報を生成する。なお、プロセス・成果物情報登録部5の詳細については、図2を用いて後述する。
品質情報登録部6は、コンピュータ装置1が送信した品質情報を収集する。品質情報は、ソフトウェア開発で発生したソフトウェアの不具合の件数(不具合検出実績数)、各不具合が発生したプロセス、及び各不具合が関連する成果物を少なくとも特定する情報である。具体的には、開発者は、不具合を検出すると、不具合が発生したプロセスと、それが関連する成果物とを特定し、コンピュータ装置1によって、不具合の存在を品質管理装置2に通知する。品質管理装置2が通知を受けると、品質情報登録部6は、通知内容に基づき、プロセスと成果物とで分類される場合毎に、不具合の数を集計し、集計された各件数を品質情報として、記憶部装置3に格納させる。
品質マップ生成部7は、品質情報に基づいて、品質マップ21(図3(a)参照)又は品質マップ22(図3(a)参照)を生成する。このうち、品質マップ21は、プロセス毎に不具合の発生状態を表示している。品質マップ22は、成果物毎に不具合の発生状態を表示している。なお、図1においては、発生状態の具体的な図示は省略されている。発生状態の具体的な図示は、後述する図3(a)及び(b)で行われている。
本実施の形態では、品質マップ生成部7は、品質マップの生成がコンピュータ装置1から指示された場合に、指示を行ったコンピュータ装置1毎に、指示された品質マップを生成する。品質マップ21の生成を指示するコンピュータ装置1と、品質マップ22の生成を指示するコンピュータ装置1とが存在する場合は、品質マップ生成部7は、結果的に、両方の品質マップを生成することになる。なお、図1において、破線で囲まれた部分や、コンピュータ装置1の表示装置には、品質マップ21及び22のイメージが示されている。
更に、本実施の形態では、品質マップ生成部7は、品質マップ21を生成する場合は、品質情報から、プロセス毎に不具合の件数を求め、これを品質マップ21に表示させる(図3(a)参照)。一方、品質マップ生成部7は、品質マップ22を生成する場合は、品質情報から、成果物毎に不具合の件数を求め、これを品質マップ22に表示させる(図3(b)参照)。品質マップ21及び22の具体的な内容については、後述する。
また、品質マップ生成部7は、外部からの指示に応じて、具体的には、コンピュータ装置1からの指示に応じて、品質マップ21を品質マップ22に変更する、又は品質マップ22を品質マップ21に変更する。この変更は、紐付け情報を利用することにより、簡単に行うことができる。
品質マップ生成部7によって生成又は変更された品質マップは、各コンピュータ装置1に送られ、その表示装置に表示される。コンピュータ装置1は、品質管理装置2に対しては出力装置としても機能する。なお、品質マップ生成部7、品質マップ21及び22の詳細については、図3を用いて後述する。
このように、本実施の形態では、表示上の主軸となる事項が異なる2種類の品質マップが指示に応じて生成され、更に、指示により、一方の種類の品質マップから他方の種類の品質マップへの切り替えが簡単に実行できるようになっている。このため、ソフトウェアの開発者は、場合に応じて、不具合の分析に最適な品質マップを得ることができ、加えて、角度を変えた分析を容易に行うこともできる。本実施の形態における品質管理装置2及び品質管理システム4によれば、ソフトウェア開発において発生する不具合の分析効率が向上することから、品質管理の効率も向上し、結果、品質の高いソフトウェアが提供される。
次に、品質管理装置2及び記憶装置3の具体的構成と品質マップの具体例とについて図2及び図3を用いて説明する。図2は、図1に示された品質管理装置の構成を具体的に示す図である。図3は、本発明の実施の形態における品質管理装置で生成される品質マップの一例を示す図である。図3(a)には、プロセス毎に不具合の発生状態を示す品質マップが示されている。図3(b)には、成果物毎に不具合の発生状態を示す品質マップが示されている。
図2に示すように、本実施の形態では、品質管理装置2において、プロセス・成果物情報登録部5は、プロセス情報登録部8と、成果物情報登録部9と、紐付け情報生成部10とを備えている。記憶装置3は、プロセス・成果物情報記憶部14と、品質情報記憶部15とを備えている。このうち、プロセス・成果物情報記憶部14は、プロセス情報記憶部16と、成果物情報記憶部17と、紐付け情報記憶部18とを備えている。
また、本実施の形態においては、コンピュータ装置1は、プロセス情報と、成果物情報と、紐付け参照情報とを、品質管理装置2に送信する。プロセス情報は、ソフトウェア開発で実行される各プロセスを特定する情報である。成果物情報は、各プロセスで生成される成果物を特定する情報である。また、紐付け参照情報は、紐付け情報の生成時に参照される情報であり、プロセス毎に、そこで得られる成果物が特定されている。これらの情報の送信は、予め、例えば、開発者の管理者等が、一括してコンピュータ装置1によって実行する。
プロセス情報登録部8は、コンピュータ装置1からプロセス情報が送信されると、これを受信し、プロセス情報記憶部16に格納させる。これにより、プロセス情報が登録される。また、成果物情報登録部9は、成果物情報が送信されると、これを受信し、成果物情報記憶部17に格納させる。これにより、成果物情報が登録される。紐付け情報生成部10は、紐付け参照情報が送信されると、これを受信し、上述した紐付け情報の生成を実施する。
具体的には、紐付け情報生成部10は、プロセス情報記憶部16及び成果物情報記憶部17にアクセスし、プロセス情報及び成果物情報を抽出する。そして、紐付け情報生成部10は、抽出したプロセス情報に対しては、参照情報に基づいて、各プロセスで得られる成果物を特定する情報を付加する。また、紐付け情報生成部は、抽出した成果物情報に対しては、参照情報に基づいて、各成果物が得られるプロセスを特定する情報を付加する。紐付け情報生成部10は、このような情報が付加されたプロセス情報及び成果物情報を、紐付け情報として紐付け情報記憶部18に格納させる。
品質情報登録部6は、図1を用いて説明したように品質情報を収集し、収集した品質情報を品質情報記憶部15に格納させる。また、本実施の形態では、品質情報登録部6は、上述した情報に加え、品質情報として、テスト予定項目数、テスト実績項目数、不具合検出予定数も収集する。これらのうち、テスト予定項目数は、テスト工程で実行が予定されているテストの成果物毎の数である。テスト実績項目数は、テスト工程で実際に実行されたテストの成果物毎の数である。不具合検出予定数は、プロセスと成果物とで分類される場合毎に予想されている不具合の件数である。テスト予定項目数、テスト実績項目数、及び不具合検出予定数といった情報の送信も、例えば、開発者の管理者等が、予め、一括してコンピュータ装置1によって実行する。
品質情報登録部6は、例えば、プロセスが「テスト工程」、成果物が「進捗管理機能」である場合について、品質情報として、「テスト予定項目数」が5、「テスト実績項目数」が5、「不具合検出予定数」が2となる情報を収集している(図3(a)及び(b)参照)。また、この場合、品質情報登録部6には、2件の不具合の発生が通知されている。品質情報登録部6は、「不具合検出実績数」として「2」を品質情報記憶部15に格納する(図3(a)及び(b)参照)。
また、品質情報登録部6は、プロセス情報記憶部16、成果物情報記憶部17、及び紐付け情報記憶部18にアクセスし、プロセス情報、成果物情報、紐付け情報を抽出する。そして、品質情報登録部6は、品質情報を品質情報記憶部15に格納する際に、品質情報として収集された各情報を、プロセス情報、成果物情報、及び紐付け情報に関連付ける。
本実施の形態では、開発されるソフトウェアは複数のモジュールを有している。そして、各プロセスで得られる複数の成果物が共通のモジュールを利用する場合がある。このような共通のモジュールに不具合が発生していると、それを利用する複数の成果物それぞれで不具合が確認される。よって、ソフトウェアの品質向上の点からは、不具合が共通のモジュールで発生しているかどうかの情報は、有用である。
このため、本実施の形態においては、各コンピュータ装置1は、不具合の発生を通知する際、不具合が上記の共通のモジュールで発生したものであるかどうかを特定する情報(共通モジュール情報)を送信する。品質情報登録部6は、品質情報として、共通モジュール情報も、品質情報記憶部15に格納させる。共通モジュール情報は、品質マップ生成部7が品質マップを生成する際に利用される。
また、本実施の形態では、品質マップ生成部7は、指示受付部11と、不具合件数集計部12と、レイアウト部13とを備えている。指示受付部11は、コンピュータ装置1からの品質マップ表示の指示を受け付ける。その際、コンピュータ装置1は、表示マップの種類を指示している。指示を受け付けると、指示受付部11は、指示された表示マップの種類を特定し、表示マップの生成を不具合件数集計部12に指示する。
不具合件数集計部12は、プロセス・成果物情報記憶部14及び品質情報記憶部15にアクセスし、プロセス情報、成果物情報、紐付け情報及び品質情報を抽出する。そして、抽出した情報を用いて、指示された種類の表示マップを生成するための集計を行う。ここで、不具合件数集計部12による集計処理について、以下に具体的に説明する。
先ず、品質マップ21(図3(a)参照)の生成が指示された場合について説明する。品質マップ21は、プロセス毎の不具合の件数を表示する。最初に、不具合件数集計部12は、プロセス毎に、成果物が共通となる場合の不具合の件数を各場合に分けて求める。そして、不具合件数集計部12は、プロセス毎に、成果物が共通となる各場合の不具合の件数を集計する。
また、不具合件数集計部12は、プロセス毎の不具合の集計の際、品質情報に含まれる共通モジュール情報に基づいて、集計の対象となっている不具合の中に、共通のモジュールで発生している不具合が存在しているかどうかを判定する。そして、存在する場合は、不具合件数集計部12は、共通のモジュールで発生している複数の不具合は統合し、「1」として集計する。
具体的には、図3(a)に示すように、機能設計工程では、品質管理機能で発生した不具合の1件と、課題管理機能で発生した不具合の1件とは、同一のモジュールで発生している。よって、これらの不具合は統合され、その結果、機能設計工程における集計は、1+3+5−1=8となる。同様に、製造工程における集計は、7+9+12−2=26となり、テスト工程における集計は、2+4+6−3=9となる。
このような集計の結果、図3(a)中の品質マップ21における「不具合検出実績数」の列(右端縦列)に表示すべき数値が求められる。品質マップ21では、成果物が共通となる各場合の不具合の件数と、これらを集計した結果とが、プロセス毎の不具合の件数として表示される。なお、品質マップ21において、「不具合検出実績数」の列中のかっこ内の数値は共通のモジュールで発生した(検出された)不具合の数を示している。
また、不具合件数集計部12は、品質情報に含まれる、「テスト予定項目数」、「テスト実績項目数」、「不具合検出予定数」について、プロセス毎に、成果物で分類した値を求める。更に、不具合件数集計部12は、成果物で分類された値をプロセス毎に集計する。この結果、図3(a)中の「テスト予定項目数」、「テスト実績項目数」、「不具合検出予定数」それぞれの縦列に表示すべき数値が求められる。このようにして得られる表示マップ21において、「(集計)」には、プロセスを主軸とした集計が示される。
次に、品質マップ22(図3(b)参照)の生成が指示された場合について説明する。品質マップ22は、成果物毎の不具合の件数を表示する。最初に、不具合件数集計部12は、成果物毎に、プロセスが共通となる場合の不具合の件数を各場合に分けて求める。そして、不具合件数集計部12は、成果物ごとに、プロセスが共通となる各場合の不具合の件数を集計する。
このような集計の結果、図3(b)中の品質マップ22における「不具合検出実績数」の列(右端縦列)に表示すべき数値が求められる。品質マップ22では、プロセスが共通となる各場合の不具合の件数と、これらを集計した結果とが、成果物毎の不具合の件数として表示される。なお、品質マップ22においても、「不具合検出実績数」の列中のかっこ内の数値は共通のモジュールで発生した(検出された)不具合の数を示している。
また、品質マップ22の生成においては、不具合件数集計部12は、品質情報に含まれる、「テスト予定項目数」、「テスト実績項目数」、「不具合検出予定数」について、成果物毎に、プロセスで分類した値を求める。更に、不具合件数集計部12は、プロセスで分類された値を成果物毎に集計する。この結果、図3(b)中の「テスト予定項目数」、「テスト実績項目数」、「不具合検出予定数」それぞれの縦列に表示すべき数値が求められる。表示マップ22において、「(集計)」には、成果物を主軸とした集計が示される。
このようにして得られた、表示マップ21又は22における全ての縦列に表示すべき数値は、レイアウト部13に入力される。レイアウト部13は、指示された品質マップの種類に応じて、入力された数値をレイアウトし、品質マップ21又は22を表示するための画像データを生成する。生成された画像データは、品質マップを要求したコンピュータ装置1に送信される。生成された品質マップ21又は22は、コンピュータ装置1の表示装置に表示される(図1参照)。
また、コンピュータ装置1から品質マップの変更が指示された場合は、指示受付部11が指示を受け付け、変更の内容(品質マップ21から22への変更、又はこの逆の変更)を特定する。その後、指示受付部11は、変更内容を不具合件数集計部12に指示する。
この場合、不具合件数集計部12は、紐付け情報を用いて、集計のやり直しを実行する。す。例えば、品質マップ21から22への変更が求められている場合は、プロセス情報に成果物を特定する情報を付加して得られた紐付け情報が用いられる。一方、品質マップ22から21への変更が求められている場合は、成果物情報にプロセスを特定する情報を付加して得られた紐付け情報が用いられる。
また、不具合件数集計部12は、既に、プロセス情報、成果物情報、紐付け情報及び品質情報を抽出しているため、集計のみを実行する。よって、変更後の品質マップにおける全ての縦列に表示すべき数値は、短時間で求められる。求められた数値は、レイアウト部13に入力され、レイアウト部13は、変更後の品質マップの画像データを生成し、これを品質マップの変更を指示したコンピュータ装置1に送信する。これにより、変更された品質マップが、コンピュータ装置1の表示装置に表示される。
本実施の形態では、品質マップ生成部7は、図1〜図3を用いて説明したように、品質マップに、不具合の発生状態として不具合検出実績数を表示させる。このため、開発者は、開発中のソフトウェアの現在の状況を数値で知ることができ、ソフトウェアの品質を客観的に知ることができる。但し、本実施の形態は、この態様に限定されるものではない。例えば、品質マップ生成部7は、不具合の件数が一定値以上の場合を「×」、一定値未満の場合を「○」のように、記号によって不具合の発生状態が表示された品質マップを生成することもできる。
また、本実施の形態では、集計された値だけで無く、集計に用いられる値も、品質マップ21及び22に表示される。よって、開発者にとっては、不具合の分析を促進できるので、更なるソフトウェアの品質の向上が期待できる。加えて、本実施の形態においては、上述したように、プロセス毎の不具合の件数を示す品質マップ21の生成に際して、共通のモジュールで発生している複数の不具合は統合される。よって、開発者は、各プロセスにおける品質の作りこみ状況を正確に把握でき、更なる不具合の分析を促進できる。
また、品質管理装置2は、開発者のコンピュータ装置毎に、品質マップの生成及び変更を行うことができるので、本実施の形態は、複数の開発者によってソフトウェア開発が行われる場合に有用である。各開発者は、それぞれ、自己にとって最適な品質マップを得ることができるので、複数の開発者によるソフトウェア開発において開発効率が促進される。
次に、本発明の実施の形態における品質管理方法について図4及び図5を用いて説明する。本実施の形態における品質管理方法は、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理するための方法であり、図1及び図2に示した本実施の形態における品質管理装置2を動作させることによって実行できる。本実施の形態における品質管理方法の発明は、適宜図1〜図3を参酌しながら、品質管理装置2の動作と共に説明する。
先ず、本発明の実施の形態における品質管理方法の全体の流れについて図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施の形態における品質管理方法における処理の流れを示すフロー図である。
図4に示すように、最初に、品質管理装置2において、プロセス情報登録部8が、コンピュータ装置1から送信されたプロセス情報を登録し(ステップS1)、成果物情報登録部9が、コンピュータ装置1から送信された成果物情報を登録する(ステップS2)。なお、本実施の形態において、ステップS1とステップS2とは同時に実行されても良いし、ステップS2が先に実行されても良い。
次に、紐付け情報登録部10が、紐付け参照情報に基づいて、複数のプロセスと、複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、紐付け情報を生成する(ステップS3)。紐付け情報登録部10は、これを紐付け情報記憶部18に格納させる。
次に、品質情報登録部6は、品質情報のうち、開発者の管理者等によって予め定められた情報、即ち、テスト予定項目数、テスト実績項目数、及び不具合検出予定数を収集する(ステップS4)。また、品質情報登録部6は、これらの情報を品質情報記憶部15に格納させる。
続いて、品質情報登録部6は、不具合を検出した開発者のコンピュータ装置1からの、不具合の存在の通知を受信し、実際に発生した不具合の数を集計する(ステップS5)。そして、品質情報登録部6は、通知内容に基づき、プロセスと成果物とで分類される場合毎に、不具合の数を集計し、集計された各件数を品質情報として、品質情報記憶部15に格納させる。また、このとき、品質情報登録部6は、共通モジュール情報も、品質情報として品質情報記憶部15に格納させる。
次に、コンピュータ装置1の指示に応じて、品質マップ生成部7は、品質情報に基づいて、プロセス毎に不具合の発生状態を表示する品質マップ21、又は、成果物毎に不具合の発生状態を表示する品質マップ22を生成する(ステップS6)。なお、ステップS6の具体的内容については、図5を用いて後述する。
その後、コンピュータ装置1から変更の指示に応じて、品質マップ生成部7は、紐付け情報に基づいて、品質マップ21の品質マップ22への変更、又は品質マップ22の品質マップ21への変更を実行する(ステップS7)。なお、ステップS7の具体的内容については、図5を用いて後述する。
このように、品質管理装置2がステップS1〜S7を実行することにより、本実施の形態における品質管理方法が実行されることとなる。ここで、図5を用いて、図4に示したステップS6及びステップS7について更に具体的に説明する。
図5は、図4に示した品質マップの生成工程及び変更工程を具体的に示すフロー図である。図5におけるステップS11〜S14は、図4におけるステップS6に相当する。また、図5におけるステップS15〜S19は、図4におけるステップS7に相当する。
図5に示すように、品質マップ生成部7において、指示受付部11は、コンピュータ装置1が品質マップの表示を指示しているかどうか判定する(ステップS11)。指示がなされていない場合は、指示受付部11は待機状態となる。一方、指示がなされている場合は、指示受付部11は、指示された品質マップの種類を特定する(ステップS12)。
次に、ステップS12において品質マップの種類が特定されると、不具合件数集計部は、特定された品質マップの種類に応じて集計を行う(ステップS13)。また、共通のモジュールで不具合が発生している場合は、不具合件数集計部12は、共通のモジュールで発生している複数の不具合を統合する。
次に、レイアウト部は、ステップS12で得られた集計結果に基づいて、品質マップの画像データを生成し、これを、ステップS11において指示を行ったコンピュータ装置1に出力する(S14)。
その後、指示受付部11は、既に品質マップの画像データが出力されたコンピュータ装置1から、品質マップの変更の指示が送信されていないかどうか判定する(ステップS15)。変更の指示が送信されていない場合は、ステップS19が実行される。
一方、変更の指示が送信されている場合は、指示受付部11は、品質マップ21から22への変更であるのか、この逆の変更であるのか、といった変更の内容を特定する(ステップS16)。
ステップS16の実行後、特定された変更の内容は、不具合件数集計部12に通知される。この場合、不具合件数集計部12は、紐付け情報を用いて、再度集計を実行する(ステップS17)。
そして、レイアウト部は、ステップS17で得られた集計結果に基づいて、変更後の品質マップの画像データを生成し、これをステップS15において指示を行ったコンピュータ装置1に出力する(ステップS18)。
その後、ステップS19において、品質マップ生成部7は、コンピュータ装置1から処理の終了が指示されているかどうか判定し、処理の終了が指示されていない場合は、再度ステップS15を実行する。一方、処理の終了が指示されている場合は、品質マップ生成部7は処理を終了する。
このように、図4に示したステップS1〜S7及び図5に示したステップS11〜S19が実行されると、2種類の品質マップのいずれかが生成され、更に、指示により、一方の種類の品質マップから他方の種類の品質マップへと切り替えられる。この結果、上述したように、ソフトウェアの開発者は、場合に応じて、不具合の分析に最適な品質マップを得ることができ、更に、角度を変えた分析を容易に行うこともできる。
また、本実施の形態における品質管理装置2は、コンピュータに、図4に示すステップS1〜S7と、図5に示すステップS11〜S18とを具現化させるプログラムをインストールし、このプログラムを実行することによって、得られた装置であっても良い。
上記の場合において、コンピュータのCPU(central processing unit)が、プロセス・成果物情報登録部5、品質情報登録部6、及び品質マップ生成部7(図1及び図2参照)として機能し、ステップS1〜S7、S11〜S18の処理を行なう。また、上記の場合において、記憶装置3は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置によって、又は、ネットワークによって接続されたデータベース(別のコンピュータ装置)によって実現できる。
図1は、本発明の実施の形態における品質管理装置及び品質管理システムの全体構成を示す図である。 図2は、図1に示された品質管理装置の構成を具体的に示す図である。 図3は、本発明の実施の形態における品質管理装置で生成される品質マップの一例を示す図である。図3(a)には、プロセス毎に不具合の発生状態を示す品質マップが示されている。図3(b)には、成果物毎に不具合の発生状態を示す品質マップが示されている。 図4は、本発明の実施の形態における品質管理方法における処理の流れを示すフロー図である。 図5は、図4に示した品質マップの生成工程及び変更工程を具体的に示すフロー図である。
符号の説明
1 コンピュータ装置
2 品質管理装置
3 記憶装置
4 品質管理システム
5 プロセス・成果物情報登録部
6 品質情報登録部
7 品質マップ生成部
8 プロセス情報登録部
9 成果物情報登録部
10 紐付け情報生成部
11 指示受付部
12 不具合件数集計部
13 レイアウト部
14 プロセス・成果物情報記憶部
15 品質情報記憶部
16 プロセス情報記憶部
17 成果物情報記憶部
18 紐付け情報記憶部
21 プロセス毎の不具合の発生状態を示す品質マップ
22 成果物毎の不具合の発生状態を示す品質マップ

Claims (19)

  1. ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理する品質管理装置であって、
    前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するプロセス・成果物情報登録部と、
    前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集する品質情報登録部と、
    前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成する品質マップ生成部とを備え、
    前記品質マップ生成部は、外部からの指示に応じて、前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更する、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更する、ことを特徴とする品質管理装置。
  2. 前記ソフトウェア開発における前記プロセスが外部のコンピュータ装置によって実行されており、
    前記品質情報登録部が、前記コンピュータ装置から、前記品質情報を収集し、
    前記品質マップ生成部が、
    前記コンピュータ装置の指示に応じて、前記第1の品質マップ及び前記第2の品質マップいずれかの生成、前記第1の品質マップから前記第2の品質マップへの変更、及び前記第2の品質マップから前記第1の品質マップへの変更を実行する、請求項1に記載の品質管理装置。
  3. 前記品質マップ生成部が、
    前記第1の品質マップの生成において、前記プロセス毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記プロセス毎の前記不具合の件数を、前記プロセス毎の前記不具合の発生状態とし、
    前記第2の品質マップの生成において、前記成果物毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記成果物毎の前記不具合の件数を、前記成果物毎の前記不具合の発生状態とする、請求項1または2に記載の品質管理装置。
  4. 前記品質マップ生成部が、更に、前記紐付け情報を用い、
    前記第1の品質マップの生成では、前記プロセス毎に、前記成果物が共通となる場合の前記不具合の件数を各場合に分けて求め、求められた、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数を集計し、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数と集計した結果とを、前記プロセス毎の前記不具合の件数とし、
    前記第2の品質マップの生成では、前記成果物毎に、前記プロセスが共通となる場合の前記不具合の件数を各場合に分けて求め、求められた、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数を集計し、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数と集計した結果とを、前記成果物毎の前記不具合の件数とする、請求項3に記載の品質管理装置。
  5. 前記ソフトウェアが複数のモジュールを有し、且つ、複数の前記成果物が共通のモジュールを利用する場合において、
    前記品質情報が、前記不具合が前記共通のモジュールで発生したものであるかどうか特定する共通モジュール情報を含み、
    前記品質マップ生成部が、前記第1の品質マップの生成において、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数を集計する際に、
    前記共通モジュール情報に基づいて、集計対象となっている前記不具合の中に、前記共通のモジュールで発生している不具合が存在しているかどうかを判定し、
    存在する場合は、集計時に、前記共通のモジュールで発生している複数の前記不具合を統合する、請求項4に記載の品質管理装置。
  6. ソフトウェア開発における複数のプロセスを実行するコンピュータ装置と、前記ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理する品質管理装置とを備える品質管理システムであって、
    前記品質管理装置は、
    前記複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するプロセス・成果物情報登録部と、
    前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を、前記コンピュータ装置から収集する品質情報登録部と
    前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成する品質マップ生成部とを備え、
    前記品質マップ生成部は、前記コンピュータ装置からの指示に応じて、前記第1の品質マップ及び前記第2の品質マップいずれかを生成し、更に、前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更する、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更する、ことを特徴とする品質管理システム。
  7. 前記品質マップ生成部が、
    前記第1の品質マップの生成において、前記プロセス毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記プロセス毎の前記不具合の件数を、前記プロセス毎の前記不具合の発生状態とし、
    前記第2の品質マップの生成において、前記成果物毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記成果物毎の前記不具合の件数を、前記成果物毎の前記不具合の発生状態とする、請求項6に記載の品質管理システム。
  8. 前記品質マップ生成部が、更に、前記紐付け情報を用い、
    前記第1の品質マップの生成では、前記プロセス毎に、前記成果物が共通となる場合の前記不具合の件数を各場合に分けて求め、求められた、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数を集計し、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数と集計した結果とを、前記プロセス毎の前記不具合の件数とし、
    前記第2の品質マップの生成では、前記成果物毎に、前記プロセスが共通となる場合の前記不具合の件数を各場合に分けて求め、求められた、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数を集計し、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数と集計した結果とを、前記成果物毎の前記不具合の件数とする、請求項7に記載の品質管理システム。
  9. 前記ソフトウェアが複数のモジュールを有し、且つ、複数の前記成果物が共通のモジュールを利用する場合において、
    前記品質情報が、前記不具合が前記共通のモジュールで発生したものであるかどうか特定する共通モジュール情報を含み、
    前記品質マップ生成部が、前記第1の品質マップの生成において、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数を集計する際に、
    前記共通モジュール情報に基づいて、集計対象となっている前記不具合の中に、前記共通のモジュールで発生している不具合が存在しているかどうかを判定し、
    存在する場合は、集計時に、前記共通のモジュールで発生している複数の前記不具合を統合する、請求項8に記載の品質管理システム。
  10. ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理するための品質管理方法であって、
    (a)前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するステップと、
    (b)前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集するステップと、
    (c)前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成するステップと、
    (d)前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更するステップ、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更するステップとを有する、ことを特徴とする品質管理方法。
  11. 前記ソフトウェア開発における前記プロセスが外部のコンピュータ装置によって実行されており、
    前記(b)のステップにおいて、前記コンピュータ装置から、前記品質情報が収集され、
    前記(c)のステップにおいて、前記コンピュータ装置の指示に応じて、前記第1の品質マップ及び前記第2の品質マップいずれかの生成が行われ、
    前記(d)のステップにおいて、前記コンピュータ装置の指示に応じて、前記第1の品質マップから前記第2の品質マップへの変更、及び前記第2の品質マップから前記第1の品質マップへの変更が実行される、請求項10に記載の品質管理方法。
  12. 前記(c)のステップにおいて、
    前記第1の品質マップは、前記プロセス毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記プロセス毎の前記不具合の件数を、前記プロセス毎の前記不具合の発生状態とすることによって生成され、
    前記第2の品質マップは、前記成果物毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記成果物毎の前記不具合の件数を、前記成果物毎の前記不具合の発生状態とすることによって生成される、請求項10または11に記載の品質管理方法。
  13. 前記(c)のステップにおいて、前記紐付け情報が用いられ、
    前記第1の品質マップの生成では、前記プロセス毎に、前記成果物が共通となる場合の前記不具合の件数が各場合に分けて求められ、求められた、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数が集計され、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数と集計された結果とが、前記プロセス毎の前記不具合の件数とされ、
    前記第2の品質マップの生成では、前記成果物毎に、前記プロセスが共通となる場合の前記不具合の件数が各場合に分けて求められ、求められた、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数が集計され、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数と集計された結果とが、前記成果物毎の前記不具合の件数とされる、請求項12に記載の品質管理方法。
  14. 前記ソフトウェアが複数のモジュールを有し、且つ、複数の前記成果物が共通のモジュールを利用する場合において、
    前記(b)の工程では、前記不具合が前記共通のモジュールで発生したものであるかどうか特定する共通モジュール情報を更に含む前記品質情報が収集され、
    前記(c)の工程では、前記第1の品質マップの生成において、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数が集計される際に、
    前記共通モジュール情報に基づいて、集計対象となっている前記不具合の中に、前記共通のモジュールで発生している不具合が存在しているかどうかが判定され、
    存在する場合は、集計時に、前記共通のモジュールで発生している複数の前記不具合は統合される、請求項13に記載の品質管理方法。
  15. コンピュータ装置を用いて、ソフトウェア開発によって開発されるソフトウェアの品質を管理するためのプログラムであって、
    前記コンピュータ装置に、
    (a)前記ソフトウェア開発で実行される複数のプロセスと、前記複数のプロセスそれぞれで得られる成果物とを紐付けし、両者の間の紐付けを特定する紐付け情報を生成するステップと、
    (b)前記ソフトウェア開発で発生した前記ソフトウェアの不具合の件数、各不具合が発生した前記プロセス、及び各不具合が関連する前記成果物を少なくとも特定する品質情報を収集するステップと、
    (c)前記品質情報に基づいて、前記プロセス毎に前記不具合の発生状態を表示する第1の品質マップ、又は、前記成果物毎に前記不具合の発生状態を表示する第2の品質マップを生成するステップと、
    (d)前記紐付け情報に基づいて、前記第1の品質マップを前記第2の品質マップに変更するステップ、又は前記第2の品質マップを前記第1の品質マップに変更するステップとを実行させる、ことを特徴とするプログラム。
  16. 前記ソフトウェア開発における前記プロセスが、前記コンピュータ装置以外の別のコンピュータ装置によって実行されており、
    前記(b)のステップにおいて、前記別のコンピュータ装置から、前記品質情報が収集され、
    前記(c)のステップにおいて、前記別のコンピュータ装置の指示に応じて、前記第1の品質マップ及び前記第2の品質マップいずれかの生成が行われ、
    前記(d)のステップにおいて、前記別のコンピュータ装置の指示に応じて、前記第1の品質マップから前記第2の品質マップへの変更、及び前記第2の品質マップから前記第1の品質マップへの変更が実行される、請求項15に記載のプログラム。
  17. 前記(c)のステップにおいて、
    前記第1の品質マップは、前記プロセス毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記プロセス毎の前記不具合の件数を、前記プロセス毎の前記不具合の発生状態とすることによって生成され、
    前記第2の品質マップは、前記成果物毎に前記不具合の件数を求め、求めた前記成果物毎の前記不具合の件数を、前記成果物毎の前記不具合の発生状態とすることによって生成される、請求項15または16に記載のプログラム。
  18. 前記(c)のステップにおいて、前記紐付け情報が用いられ、
    前記第1の品質マップの生成では、前記プロセス毎に、前記成果物が共通となる場合の前記不具合の件数が各場合に分けて求められ、求められた、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数が集計され、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数と集計された結果とが、前記プロセス毎の前記不具合の件数とされ、
    前記第2の品質マップの生成では、前記成果物毎に、前記プロセスが共通となる場合の前記不具合の件数が各場合に分けて求められ、求められた、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数が集計され、前記プロセスが共通となる各場合の前記不具合の件数と集計された結果とが、前記成果物毎の前記不具合の件数とされる、請求項17に記載のプログラム。
  19. 前記ソフトウェアが複数のモジュールを有し、且つ、複数の前記成果物が共通のモジュールを利用する場合において、
    前記(b)の工程では、前記不具合が前記共通のモジュールで発生したものであるかどうか特定する共通モジュール情報を更に含む前記品質情報が収集され、
    前記(c)の工程では、前記第1の品質マップの生成において、前記成果物が共通となる各場合の前記不具合の件数が集計される際に、
    前記共通モジュール情報に基づいて、集計対象となっている前記不具合の中に、前記共通のモジュールで発生している不具合が存在しているかどうかが判定され、
    存在する場合は、集計時に、前記共通のモジュールで発生している複数の前記不具合は統合集計される、請求項18に記載のプログラム。
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