JP4933987B2 - ロールベーラ - Google Patents

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Description

本発明は、細断された飼料作物からなる被成形材料を圧縮して円柱状のロールベールを成形する成形室と、成形したロールベールをラッピングするラップマシンとを備えたロールベーラに関し、詳しくは、成形室からラップマシンへ搬送中にロールベールからこぼれ落ちる被成形材料のロールベーラ内の残留を抑制するのに好適なロールベーラに関する。
本発明に係るロールベーラに関連する先行技術文献情報として、例えば、下記の非特許文献1、及び非特許文献2がある。
http://www.cornesag.com/jp/robots/harvest/miz_feature.html http://www.cornesag.com/jp/robots/harvest/maize.html#gocon3
例示した非特許文献1、及び非特許文献2に記載のロールベーラ(メイズベーラ)100は、具体的には、図7に示すように、ロールベーラ100は、細断された飼料作物からなる被成形材料を圧縮して円柱状のロールベールを成形する成形室200と、成形したロールベールをラッピングするラップマシン300とを備えている。
又、前記ロールベーラ100は、前記被成形材料を貯留するホッパ400から落下する被成形材料を下方から上方へ運搬する運搬コンベア500で成形室200に運搬し、該成形室200で成形されたロールベールを搬送コンベア600でラップマシン300に搬送するようにされている。
更に、成形されたロールベールの搬送中、及びラッピング時にこぼれ落ちた被成形材料を受け止める受部700が備えられている。
又、前記受部700は、前記運搬コンベア500の上流端と前記搬送コンベア600の下流端との範囲に亘って搬送コンベア600の直下に配されており、該受部700に落下した被成形材料が搬送コンベア600の戻り側(下面側)の動作により、前記受部700の上流側(運搬コンベア500側)に戻されるようにしている。
前記搬送コンベア600には、前記受部700上の被成形材料を搬送する搬送体601が多数配されており、該搬送体601によって受部700上の被成形材料が受部700の上流側に押されるように戻される。
又、前記受部700の上流側には、前記ホッパ400から落下する被成形材料と、戻される被成形材料を貯留するための貯留空間部701が確保され、該貯留空間部701に貯留される被成形材料を、運搬コンベア500に多数突設された運搬突起501によりすくい上げられて前記成形室200に運搬される。
ところで、ロールベール成形、及びラッピング作業の終了後には、ロールベーラ100内に残留した被成形材料を清掃する必要がある。
すなわち、残留した被成形材料を放置すると、該被成形材料が腐敗し、該腐敗による悪臭の発生や、すなわち、残留した被成形材料を放置すると、該被成形材料が腐敗し、該腐敗による悪臭の発生や、腐敗を要因とする酸性化によるロールベーラ100に対する悪影響が生じるためである。
しかしながら、ロールベーラ100内に残留した被成形材料の清掃は、ロールベーラ100内に人が入って手作業により行うが、このロールベーラ100は、作業効率の向上や運搬容易性の向上等の観点から可能な限り小型化されているため、この清掃作業が困難である上、確実な清掃が難しいということがあった。
又、前記被成形材料の清掃は、ロールベール成形、及びラッピング作業の終了毎に行うことが好ましいが、前記したように清掃作業が困難であるため、現実的には、終了毎の清掃がされていない。
本発明は、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料のロールベーラ内の残留を抑制することを課題とし、この課題を解決したロールベーラの提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明が採用した技術的手段は、細断された飼料作物からなる被成形材料を圧縮して円柱状のロールベールを成形する成形室と、成形したロールベールをラッピングするラップマシンと、供給手段から供給される被成形材料を前記成形室に運搬する運搬コンベアと、前記成形室で成形されたロールベールを搬送する無限軌道状、且つ搬送方向と交差する方向に離間して向かい合う複数のコンベア部材からなる搬送コンベアと、前記複数のコンベア部材間にあって、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を落下させる落下空間部と、前記落下空間部に位置し、搬送コンベアで搬送されるロールベールを支持する支持部と、前記落下空間部、及び搬送コンベアの反搬送面側の下方に位置し、成形されたロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を受け止める受部と、前記運搬コンベアの運搬方向上流端の下方に位置し、前記受部に連設された貯留空間部と、前記コンベア部材間に架設され、前記支持部上に落下した被成形材料を前記受部に搬送すると共に、前記受部に落下した被成形材料を前記貯留空間部に搬送する搬送体と、を備えたロールベーラにおいて、前記貯留空間部に、被成形材料を排出する開閉可能な排出口が備えられていることを特徴とするロールベーラにしたことである。
本発明でいう供給手段は、被成形材料を運搬コンベアに供給できる形態であればどのようなものでもよく、例えば、ホッパが挙げられる。
又、供給手段がホッパである場合、ホッパの排出口を運搬コンベアの直上に位置させて、排出口から排出される被成形材料を直接運搬コンベアに供給する形態、あるいは、ホッパの排出口の直下と運搬コンベアの直上とに亘ってコンベアを配し、排出口から排出される被成形材料を、前記コンベアを介して運搬コンベアに供給する形態のいずれでもよい。
前記支持部上にこぼれ落ちる被成形材料を効果的に受部に落下させるという観点から、前記支持部を複数の支持板で構成し、該支持板を、ロールベールの搬送方向と交差する方向に、被成形材料を受部に落下させる落下空間部を確保して複数個並列させた支持板列を、ロールベールの搬送方向に複数列配すると共に、隣り合う支持板列の各支持板の長手側の端部の位置をロールベールの搬送方向と交差する方向にずらすことが好ましい。
被成形材料の排出効率を高めるという観点から、前記貯留空間部に備えられた排出口に加え、前記受部に被成形材料を排出する開閉可能な排出口を一個、又は複数個備えることが好ましい。
前記排出口の配設位置は、被成形材料を排出できる位置であればどの位置でもよいが、排出効率を高めるという観点から、貯留空間部の底面側、又は受部の底面側が好ましい。
又、本発明は、前記搬送コンベアの下流側に成形したロールベールをラッピングするラップマシンを備えた形態のロールベーラにも有効である。
本発明によれば、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料のロールベーラ内の残留を抑制できる。
以下、本発明に係るロールベーラを実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
尚、本形態の説明で用いる図面は、模式的に示す。
本形態で例示するロールベーラ1は、細断された飼料作物からなる被成形材料を圧縮して円柱状のロールベール(図示せず)を成形する成形室2と、成形したロールベールをラッピングするラップマシン3とを備えた複合型のものであり、ホッパ4から被成形材料が供給される運搬コンベア5を経て成形室2に運搬されるようにしたものである。
本形態の成形室2は、円環状に配置された複数のローラ21と、該ローラ21を左右で軸支する側板(図示せず)とで区画形成され、円環状の一部に被成形材料が投入される投入口22が確保され、該投入口22から被成形材料を成形室2へと取り入れて、回転させながら圧縮することで円柱状のロールベールを成形する周知のものである。
又、ロールベールが成形された後、ネット巻掛け装置(図示せず)によりネット(図示せず)が供給され、ロールベールがネットと共に回転することで梱包され、成形室を区画形成する複数のローラ21の内、ロールベール搬送側半部に相当する部分が開くことにより、梱包されたロールベールを成形室2から排出する周知のものである。
本形態のラップマシン3は、ロールベールを回動させると共に、該ロールベールを排出する載置台31と、フィルム(図示せず)に適宜な張力を与えながらロールベールに巻付けるフィルム繰出装置32とが備えられ、載置台31上で回動するロールベールの周りを、フィルム繰出装置32が回転しながらフィルムを繰り出してロールベールに巻付け、巻付けた後にロールベールを排出する周知のものである。
ちなみに、本形態の載置台31を説明すると、ロールベールの排出方向(搬送方向)に回転ローラ31aと可動ローラ31bを並列させ、両ローラに亘ってロールベールを載置する載置ベルト31cが無限軌道状に巻回されており、該載置ベルト31cが前記回転ローラ31aの駆動回転で回動することにより、載置されたロールベールが回動するようにしている。
又、前記可動ローラ31bは、図1において、回動支点31dを回動中心として上下方向に回動するように支持された回動フレーム31eに軸支されており、可動ローラ31bが上方にある状態(実線で示す)において、該可動ローラ31b上にロールベールが載置されて回動しながらフィルムが巻回され、可動ローラ31bが下方にある状態(仮想線で示す)において、前記載置ベルト31cが下方へ傾斜してロールベールをロールベーラ外へ転がしながら排出するようにしている。
又、前記可動ローラ31bが上方にある状態では、前記載置ベルト31cの上方側(載置側)にたるみが生じるようにされており、このたるみ部分にロールベールが嵌るように保持されるようにし、前記可動ローラ31bが下方にある状態において、載置ベルト31cが張られてたるみが無い状態で下方へ傾斜するようにしている。
本形態のホッパ4は、該ホッパ4の排出口41の下方に、該排出口41を塞ぐように配設されたコンベア42を有し、該コンベア42の搬送方向下流端43を、運搬コンベア5の運搬方向上流端51の直上に位置させることにより、運搬コンベア5に被成形材料を供給するようにした周知のものである。
又、前記ロールベーラ1は、前記成形室2で成形されたロールベールを前記ラップマシン3に搬送する無限軌道状、且つ搬送方向と交差する方向に離間して向かい合う2本のコンベア部材61,61からなる搬送コンベア6と、前記複数のコンベア部材61,61間にあって、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を落下させる落下空間部62と、該落下空間部62に位置し、搬送コンベア6で搬送されるロールベールを支持する支持部7と、前記落下空間部62、及び搬送コンベア6の反搬送面63の直下に位置し、成形されたロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を受け止める受部8と、前記運搬コンベア5の運搬方向上流端51の直下に位置し、前記受部8に連設された貯留空間部81と、前記コンベア部材61,61間に架設され、前記ロールベールを搬送すると共に、前記支持部7上に落下した被成形材料を受部8に落下させ、且つ前記受部8に落下した被成形材料を前記貯留空間部81に搬送する複数の搬送体64とを備えている。
又、前記受部8は、前記貯留空間部81から前記搬送コンベア6の搬送方向下流端65に亘る範囲で配されており、前記成形室2から搬送コンベア6の搬送方向下流端65に亘ってこぼれ落ちる被成形材料を受け止めるようにしている。
前記搬送体64は、前記コンベア部材61,61に対し、その搬送方向に一定間隔を持って架設され、前記支持部7及び受部8に接触して動作するようにされている。
この搬送体64により、前記支持部7に落下した被成形材料を受部8に落下させ、且つ受部8に落下した被成形材料を効率的に前記貯留空間部81へ搬送することができる。
尚、前記搬送体64に対し、前記支持部及び受部に対面するようにブラシ状体を設けることによって、より効率的に、前記支持部に落下した被成形材料を受部に落下させ、且つ受部8に落下した被成形材料を効率的に前記貯留空間部へ搬送することができる上、ブラシ状体で前記支持部及び受部をこするように清掃することができる(図示せず)。
前記貯留空間部81の底面部82には、貯留空間部81に貯留された被成形材料を排出するための排出口9が開口されている。
ここで、本形態の排出口9を詳述すると、排出口9は、貯留空間部81の底面部82を比較的大きな面積で開口されている。
又、前記排出口9は、該排出口9を開閉する開閉蓋91により塞がれている。
前記開閉蓋91は、貯留空間部81の外側から排出口9を開閉するようにしてあり、具体的には、開閉蓋91の一端縁を上下方向に回動可能に軸支して、この軸支部92を回動中心として回動させることにより、排出口9を開閉するようにしている。
又、開閉蓋91の排出口9を塞いだ状態の保持は、開閉蓋91を貯留空間部81の外側から、例えば、ボルト・ナット(図示せず)の螺合により保持でき、このボルト・ナットの螺合を解除することにより、開閉蓋91の回動が可能となって排出口9の開閉動作をすることができる。
すなわち、本形態のロールベーラ1は、成形されたロールベールを成形室2から搬送コンベア6でラップマシン3に搬送する際に、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を、前記搬送コンベア6の回動動作に伴って動作する前記搬送体64の戻り側(図示において下側)への動作により、受部8上の被成形材料を前記貯留空間部81へ搬送し(戻し)、貯留空間部81へ搬送された被成形材料を、前記運搬コンベア5により再び成形室2へ運搬するようにしたものである。
更に、ロールベール成形作業終了後、ロールベーラ1内に残留した被成形材料を清掃する際には、ロールベーラ1全体を空転(ホッパ4内が空の状態でロールベーラ1を動作)させることにより、ホッパ4、運搬コンベア5、成形室2、搬送コンベア6、支持部7に残留した被成形材料を前記貯留空間部81に搬送すると共に、該貯留空間部81に搬送された被成形材料を前記排出口9の開放により排出することができる。
又、前記搬送コンベア6のみを動作させることにより、支持部7上に残留した被成形材料を受部8に落下させると共に、該落下した被成形材料と、前記受部8に残留した被成形材料を前記貯留空間部81に搬送し、該貯留空間部81に搬送された被成形材料を前記排出口9の開放により排出することもできる。
尚、前記開閉蓋91の他の形態として、前記排出口の開閉を、前記貯留空間部の外側に対して着脱により行う形態が挙げられ、この場合にも、前記開閉蓋をボルト・ナットの螺合により固定して前記排出口を塞ぎ、ボルト・ナットの螺合を解除して前記開閉蓋を取外せば前記排出口を開放することができる(図示せず)。
又、前記排出口9は、前記貯留空間部81に加えて、前記受部8の任意の位置に、一個、又は複数個設けてもよく、この場合においても、前記開閉蓋を前記した構成で備えることができる(図示せず)。
次に、本形態の運搬コンベア5の形態を説明する。
本形態の運搬コンベア5は、無限軌道状のベルトコンベア構造のものであり、前記貯留空間部81の直上に位置する運搬コンベア5の運搬方向上流端51よりも上方に設定された成形室2の投入口22に、運搬コンベア5の運搬方向下流端52を位置させることで、上向き傾斜状をなすようにされている。
そして、運搬コンベア5は、前記ホッパ4から供給される被成形材料、及び前記搬送体64で貯留空間部81に搬送された被成形材料を前記投入口22に向けて、下方から上方へ運搬すると共に、成形室2に対して落とし込むようにすることにより、成形が困難な被成形材料の成形容易性を向上させている。
又、運搬コンベア5の運搬面54には、被成形材料を支持して運搬する複数の運搬突起53が突設されている。
前記運搬突起53は、図2において、運搬面54の中心部を頂点とし、該頂点から運搬方向上流端51側(下側)に向かって運搬方向と交差する方向(図示では左右方向)に拡がるような下向きの傾斜面55を有する略逆V型状に形成され、該運搬突起53が運搬方向に一定間隔をもって運搬面54の全域に亘って突設されている。
すなわち、前記運搬突起53は、略逆V型状の下向きの傾斜面55により、運搬中に被成形材料を運搬コンベア5の両外側(搬送方向と交差する)方向へ振り分け移動させながら成形室2に投入するので、ロールベールの両肩部を形成する成形室2の両端部側に、より多くの被成形材料を取り込ませることができる。
したがって、成形されるロールベールの両肩部に位置する被成形材料が密になるので、ロールベールの良好な成形性が保たれると共に、ロールベールの両肩部の崩れが抑制される。
本発明の運搬突起53は、例示した略逆V型状に限るものではなく、運搬中に被成形材料を、図示において運搬面54の左右端部方向に振り分け移動させながら成形室2に投入できる傾斜面55を有した形態であればよく、例えば、図5に示すように、略三角形状(a)・略円弧形状(b)・略弓形状(c)、更に、前記運搬面54の左右端部側に左右方向に平行とする平行突起53Aが前記運搬面54の左右端部側に位置し、該平行突起53A間に、前記略逆V型状・略三角形状・略円弧形状・略弓形状の傾斜突起53B(図示では略逆V型状)を連設した形態(d)が挙げられる。
ロールベールの両肩部を形成する成形室の左右端部側に、より多くの被成形材料を取り込ませるための形態として、前記運搬コンベアの幅を前記コンベアの幅よりも狭くすることが挙げられる(図示せず)。
すなわち、被成形材料を前記コンベアから前記運搬コンベアに供給する部分(境部分)が内側に絞られるような形態となるので、被成形材料を供給する状態において、前記コンベアの左右両端部側に位置する被成形材料と、該コンベアの左右両端部に隣接すると共に、前記運搬コンベアの左右両端部の延長線上に位置する被成形材料とが合流して前記運搬コンベアの左右両端部側に供給されることになる。
したがって、供給される被成形材料の量を前記運搬面の全域中において左右端部側に多く供給することができ、これにより、前記成形室の左右端部側に、より多くの被成形材料を取り込ませることができる。
又、特開2006-61043号公報に記載されているようなオーガを、前記コンベアに配設することにより、被成形材料を左右に振り分けながら前記運搬コンベアに供給することができる。
そして、これらの構成の組合せ、及びこれらの構成と図及び図に示した形態の運搬突起53を適宜組合せにより、より良好な作用効果を得ることが期待できる。
次に、本形態の支持部7を詳述する。
本形態の支持部7は、搬送方向に長い長方形板状の複数の支持板71から構成されている。
具体的には、図4に示すように、2枚の支持板71をロールベールの搬送方向と交差する方向に離間させて、前記落下空間部62を確保するように並列させた支持板列を構成し、更に、この支持板列をロールベールの搬送方向に3列配すると共に、隣り合う支持板列の各支持板の長手側の端部の位置をロールベールの搬送方向と交差する方向にずらして構成している。
すなわち、支持板列毎の支持板71の長手方向側の端部の外側に落下空間部62が存在するように、略ちどり状となるように構成されている。
又、隣り合う支持板列の支持板71の長手側の端部同士が、該端部の縁に沿う延長線上に位置するようにしている。
尚、以下では、前記支持板列に符号A,B,Cを付す。
本形態の支持部7によれば、成形室2から排出されたロールベールは、前記支持板列A〜Cの順で、各支持板71で支持されながら搬送体64により搬送される。
この搬送時にロールベーラからこぼれ落ちる被成形材料の一部は、支持板列Aの落下空間部62を通過して前記受部8に落下し、他の被成形材料は、支持板列Aを構成する各支持板71に落下する。
前記各支持板71に落下した被成形材料は、前記搬送体64、及び該搬送体64で搬送されるロールベールにより、ロールベールの搬送方向へ押されながら、各支持板71の長手側の端部、及び短手側の両端部から全て落下空間部62に落とされる。
又、ロールベールは、支持板列Bを経て支持列Cに搬送されるが、この支持板列B及び支持板列Cにおいても、前記支持板列Aと同様の動作で被成形材料を落下空間部62に落とすことができる。
又、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料の量は、成形室2から排出されて最初に位置する支持板列A部分が最も多く、こぼれ落ちた被成形材料は、該支持板列Aに最も多く溜まることになるが、前記したように支持板列Aに溜まった被成形材料の全てが落下空間部62に落とされるので、ロールベールが支持板列Bに搬送される際には、こぼれ落ちる被成形材料が減少し、しかも、この支持板列Bにおいても溜まった被成形材料の全てが落下空間部62に落とされる。
そして、ロールベールが支持板列Cに搬送された時点では、該支持板列Cに被成形材料がほとんど残っていない状態にすることができる。
ちなみに、従来の支持部においては、落下空間部D1をほとんど塞ぐような一枚物の板材を用いた形態の支持部D(図8参照)が存在するが、このような支持部Dである場合、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料のほとんど全部が支持部D上に溜まり、該溜まった被成形材料がロールベールとともに、搬送されてしまい、搬送コンベア600(図7参照)と載置台D3の一部を構成する回動ローラD31との間に溜まって滞留したり、搬送コンベア600と前記回動ローラD31との隙間S1らロールベーラ100外に落下したりするようなことが生じる。
図中、符号700は受部、601は搬送体である。
又、落下空間部E1に相当する部位の長さと同等とする長方形板状の複数の板材を、一定間隔をもって並列させた形態の支持部E(図9参照)も存在するが、このような支持部Eである場合、図8に示す支持部Dに比べて被成形材料が溜まる量は少ないし、ロールベールの搬送時において、支持部Eの短手側の両端部から落下空間部E1に落とされるため、被成形材料の滞留量や落下量は減少させることができるものの、支持部Eの長手側に沿って搬送されるため、被成形材料が搬送コンベア600(図7参照)と載置台D3の一部を構成するローラD31との間に滞留したり、搬送コンベア600と前記回動ローラD31との隙間S1からロールベーラ100外に落下したりするようなことが生じる。
図中、符号700は受部、601は搬送体である。
尚、図7で示す従来のロールベーラ100における載置台D3の構成は、前記図1に示す載置台3と同構成であり、前記回動ローラD31と、可動ローラD32と、両ローラに亘って巻回された載置ベルトD33と、前記可動ローラD32を軸支すると共に、回動支点D34を回動中心として上下方向に回動するように軸支された回動フレームD35とから構成されている。
しかしながら、前記本形態の支持部7の構成では、前記したように、ロールベールからこぼれ落ちた被成形材料を、ロールベールの搬送道中でほとんど落下空間部62に落下させることができるので、搬送コンベア6と載置台31における回動ローラ31aとの間に溜まって滞留したり、搬送コンベア6と前記回動ローラ31aとの隙間Sからロールベーラ1外に落下したりするようなことを抑制できる。
尚、本形態では支持部の支持板列を3列として例示したが、本発明では、3列に限るものではなく、支持部の支持板列を2列とした形態(図6参照)、支持部の支持板列を4列以上とした形態(図示せず)が含まれる。
尚、図6において、前記図4と重複する部位については、同符号を付すことにより説明を省略する。
又、図6では、支持板列が2列であるので、該支持板列に符号はA,Bを付している。
本形態のロールベーラ1によれば、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料のロールベーラ内の残留を抑制できるので、残留する被成形材料の腐敗による悪臭の発生や酸性化によるロールベーラへの悪影響の発生を減少することができる。
更に、ロールベールの良好な成形性の保持、及びロールベールの肩部の崩れを抑制できるので、成形室2からラップマシン3へ搬送されるロールベールにおける被成形材料のこぼれ落ちの量を減少させることができる上に、良好な形状のロールベールを成形することができる。
尚、本発明は、例示した実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲の各項に記載された内容から逸脱しない範囲の構成による実施が可能である。
又、本形態のロールベーラは、ラップマシンを備えた形態で例示したが、本発明では、ラップマシンを備えないロールベーラも含まれ、更に、ホッパを備えないロールベーラ、及びラップマシンとホッパを備えないロールベーラも含まれる。
本発明に係るロールベーラの形態を示す断面図で模式的に示す。 図1の(2)-(2)線拡大断面図。 図2の(3)-(3)線断面図。 図1の(4)-(4)線拡大断面図。 運搬突起の他の例の平面形状を(a)〜(d)で示す。 支持部の他の例を示す。 従来のロールベーラを示す側面図で模式的に示す。 従来の支持部を示す。 従来の支持部を示す。
符号の説明
1:ロールベーラ
2:成形室
3:ラップマシン
4:ホッパ(供給手段)
5:運搬コンベア
6:搬送コンベア
7:支持部
8:受部
9:排出口
22:投入口
42:コンベア
43:搬送方向下流端
51:運搬方向上流端
52:運搬方向下流端
53:運搬突起
54:運搬面
53A:平行突起
53B:傾斜突起
61:コンベア部材
62:落下空間部
63:反搬送面
64:搬送体
71:支持板
81:貯留空間部
82:底面部
91:開閉蓋
A:支持板列
B:支持板列
C:支持板列

Claims (5)

  1. 細断された飼料作物からなる被成形材料を圧縮して円柱状のロールベールを成形する成形室と、
    供給手段から供給される被成形材料を前記成形室に運搬する運搬コンベアと、
    前記成形室で成形されたロールベールを搬送する無限軌道状、且つ搬送方向と交差する方向に離間して向かい合う複数のコンベア部材からなる搬送コンベアと、
    前記複数のコンベア部材間にあって、ロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を落下させる落下空間部と、
    前記落下空間部に位置し、搬送コンベアで搬送されるロールベールを支持する支持部と、
    前記落下空間部、及び搬送コンベアの反搬送面の下方に位置し、成形されたロールベールからこぼれ落ちる被成形材料を受け止める受部と、
    前記運搬コンベアの運搬方向上流端の下方に位置し、前記受部に連設された貯留空間部と、
    前記コンベア部材間に架設され、前記支持部上に落下した被成形材料を前記受部に落下させると共に、前記受部に落下した被成形材料を前記貯留空間部に搬送する搬送体と、
    を備えたロールベーラにおいて、
    前記貯留空間部に、被成形材料を排出する開閉可能な排出口が備えられていることを特徴とするロールベーラ。
  2. 前記支持部が複数の支持板からなり、
    該支持板は、ロールベールの搬送方向と交差する方向に、被成形材料を受部に落下させる落下空間部を確保して複数個並列させた支持板列を、ロールベールの搬送方向に複数列配すると共に、隣り合う支持板列の各支持板の長手側の端部の位置をロールベールの搬送方向と交差する方向にずらしていることを特徴とする請求項1にロールベーラ。
  3. 前記貯留空間部に備えられた排出口に加え、前記受部に、被成形材料を排出する開閉可能な排出口が一個、又は複数個備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2いずれか1項に記載のロールベーラ。
  4. 前記排出口が、前記貯留空間部、及び前記受部の底面に備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載のロールベーラ。
  5. 前記搬送コンベアの搬送方向下流側に、成形したロールベールをラッピングするラップマシンを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載のロールベーラ。
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