JP4933901B2 - 誘虫装置および誘虫システム - Google Patents

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Description

本発明は、誘虫効果のある光を放射して虫を誘引し捕獲する誘虫装置および誘虫システムに関する。
従来、誘虫効果のある光を放射して虫を誘引し捕獲する誘虫装置が知られている。例えば、特許文献1には、誘虫照明を配して当該照明に虫を係留する構成が開示されている。そして、このような誘虫装置は、光を制御して虫を屋内へ侵入しにくくする技術に応用されている。
特開2003−9744号公報
しかしながら、上記のような誘虫装置では、周囲へ強い誘引光を放射しているため、虫を遠方から誘引してしまうという不都合がある。これにより、建物周囲の虫の密度が増大するため、虫が屋内に侵入する確率が高まるおそれがあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、屋内へ侵入する虫の数を減らすことが可能な誘虫装置および誘虫システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の請求項1に記載の誘虫装置は、正面の側壁に開口部を有する建物の前記側壁から手前方向に所定間隔を隔てた位置に設置される誘虫装置であって、地面近傍に配設され、誘虫効果のある光を放射する発光部を備え、この発光部から放射された光が、正面視で前記開口部を覆う形状に、かつ、側面視で略真上に進行する一方、前記発光部から放射された光が、側面視で略真上に進行するのに加え、前記建物の側壁に対して非照射となる角度で前記建物側の上方に進行することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の誘虫装置において、前記発光部の近傍に、該発光部に誘引されて発光部の周囲を飛翔する虫を捕獲する捕獲部を設けたことを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の誘虫装置において、前記発光部は、誘虫効果のある光を放射する光源と、この光源から放射される光の進路上に配され、前記光の進行方向が上向きとなるように調整するルーバとにより構成されていることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項に記載の誘虫システムは、請求項1〜のいずれか一項に記載の第1の誘虫装置に加えて、開口部付近に設置される第2の誘虫装置を備え、前記第2の誘虫装置が、地面近傍に配設され、誘虫効果のある光を放射する発光部を備え、この発光部から放射された光が、正面視で前記開口部を覆う形状に、かつ、側面視で略真上に進行する一方、前記発光部から放射された光が、側面視で略真上に進行するのに加え、前記建物の側壁に対して非照射となる角度で前記建物側の上方に進行することを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、開口部の手前に設けた発光部から放射される光が、正面視で開口部を覆う形状に進行するように構成したので、遠方から開口部に向けて飛翔する虫を、開口部の手前にある発光部に強く誘引することができる。また、例えば当該誘虫装置を側壁の極近くに設置した場合には、発光部から放射された光が側壁の外壁面で反射され、その反射光により虫が誘引されるといった不都合が発生するが、誘虫装置を側壁から所定間隔を隔てた位置に設置し、かつ、発行部から放射される光が側面視で略真上に進行するように構成することによって、放射光が側壁に当たらないので、上記のような不都合の発生を防ぐことができる。さらに、発光部から放射される光が側面視で略真上に進行するように構成したので、建物と反対方向への光の放射が抑えられ、当該誘虫装置が発する光により虫が遠方から不用意に誘引されるのを抑えることができる。これらのことから、発光部から放射された光がバリアのように機能することによって、開口部を通って屋内に侵入する虫の数を大幅に減らすことができる。
また、請求項1の発明によれば、発光部を地面近傍に設けることによって、発光部に誘引された虫を、地面近傍を旋回飛翔させて最終的に地面に着陸させることができるので、虫が屋内に侵入する確率を低減することができる。これは、一度地面に着陸した虫が、再度飛翔し難くなるという虫の特有の性質を利用したものである。
さらに、請求項1の発明によれば、発光部から放射された光が、側面視で略真上に進行するのに加え、建物の側壁に対して非照射となる角度で建物側の上方に進行するように構成したから、発光部から放射された光が側壁の外壁面で反射され、その反射光により虫が誘引されるといった不都合の発生を確実に防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、発光部に向けて飛翔する虫を捕獲部で捕獲することができるので、屋内に侵入する虫の数をさらに減らすことができる。
請求項3の発明によれば、ルーバを用いることで、容易に、光源から放射される光を調整して略真上に進行させることができる。
請求項の発明によれば、第1の誘虫装置を回避する経路で開口部まで到達した虫を、第2の誘虫装置に誘引することができるので、第2の誘虫装置を開口部近傍の屋外側に設置した場合には、虫が開口部を通って屋内に侵入するのを確実に防ぐことができるとともに、第2の誘虫装置を開口部近傍の屋内側に設置した場合には、虫が屋内深部に入り込むのを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による誘虫装置を備えた誘虫システムの全体構成を示した概略側面図であり、図2は、図1に示した誘虫システムの概略正面図である。また、図3および図4は、第1実施形態による誘虫装置の斜視図および断面図である。また、図5は、図1に示した誘虫システムにより誘引される虫の飛翔経路を示した概略側面図である。まず、図1および図2を参照して、誘虫システムおよび当該システムが導入される建物の構成について説明する。
この誘虫システムは、図1に示すように、誘虫効果のある光を放射可能な2つの誘虫装置1A,1Bを具備しており、倉庫等の建物30内へ侵入する虫の数を減らすために設けられるものである。なお、誘虫装置1Aは、本発明の「第1の誘虫装置」であり、誘虫装置1Bは、本発明の「第2の誘虫装置」である。
建物30は、前壁(正面の側壁)31、後壁32、左右壁33、天井34および床35により構成される外枠部分と、建物30内部を前後に2分割する仕切壁36とを備えている。前壁31には、搬入口等の比較的大きな出入口(開口部)31aが設けられており、仕切壁36にも、上記出入口31aと略同形状の出入口(開口部)36aが設けられている。そして、当該建物30では、前壁31と仕切壁36とに挟まれる領域が風除室R1となっており、仕切壁36と後壁32とに挟まれる領域が奥部屋R2となっている。つまり、奥部屋R2と建物30の外部との間に、風除室R1が設けられている。そして、風除室R1および奥部屋R2の天井34には、それぞれ、照明器具37が取り付けられている。
このような建物30では、荷物の搬入・搬出が頻繁に行われることから、出入口31aが長時間に亘って開放状態となることがある。さらに、建物30内には、内部照明として複数の照明器具37が設けられているため、これらの照明器具37から放射される光に屋外の虫I(図5参照)が誘引され、当該虫Iが出入口31aを通って屋内に侵入してくることがある。
前記誘虫装置1Aは、建物30の前壁31から前方(手前方向)に所定間隔を隔てた位置で地面Gに埋設されている(地中埋込型)。このように誘虫装置1Aを地中埋込型とすることによって、当該装置が通行等の邪魔にならない。この誘虫装置1Aは、遠方(特に前方向の遠方)から出入口31aに向けて飛翔してきた虫Iを出入口31aの前方位置において誘引し捕獲するために設けられている。
そして、誘虫装置1Aから放射された光は、図1に示すように、側面視で略真上に進行している。具体的には、上記放射光の前端部L1が僅かに前方に傾斜するとともに、放射光の後端部L2が僅かに後方に傾斜するような角度θ1で上方に向けて放射されている。なお、放射光は、当該放射光の後端部L2´が建物30の前壁31にかからないような角度θ2で上方に放射されていてもよい。
また、誘虫装置1Aからの放射光は、図2(a)に示すように、正面視で出入口31aを覆う扇形状に進行している。具体的には、上記放射光の左右両端部L3が出入口31aの下方となるような角度θ3で上方に放射されている。
前記誘虫装置1Bは、建物30の内側、具体的には風除室R1内の出入口31a付近で床35に埋設されている。この誘虫装置1Bは、出入口31aを通って風除室R1に侵入した虫を誘引し捕獲することによって、前記虫の奥部屋R2への侵入を確実に防ぐために設けられている。
誘虫装置1Bから放射された光は、図1に示すように、側面視で略真上に進行している。具体的には、上記放射光の前端部L1が僅かに前方に傾斜するとともに、放射光の後端部L2が僅かに後方に傾斜するような角度θ4で上方に向けて放射されている。なお、放射光は、当該放射光の前端部L1´が出入口31aの上縁の直上方に当たるとともに、当該放射光の後端部L2´が建物30の仕切壁36に当たらないような角度θ5で放射されていてもよい。このようにすれば、誘虫装置1Bからの放射光が建物30の外部に漏れることがない。また、前記放射光が仕切壁36に当たって反射されることで外部に漏れることがない。
また、誘虫装置1Bからの放射光は、図2(b)に示すように、正面視で仕切壁36の出入口36aを覆う扇形状に進行している。具体的には、上記放射光の左右両端部L4が出入口36aの下縁付近に位置するような角度θ6で上方に放射されている。
以下、図3および図4を参照して誘虫装置1Aの具体的な構成について述べる。なお、誘虫装置1Bの構成は、誘虫装置1Aとほぼ同様であるので、その説明を省略する。
誘虫装置1Aは、図3および図4に示すように、外枠としてのフレーム2と、このフレーム2内に収容される直管ランプ3、3つのルーバ4、粘着シート5(図4参照)、防護ケース6および電源ボックス7(図4参照)とを備えている。なお、直管ランプ3は、本発明の「光源」に相当し、粘着シート5は、本発明の「捕獲部」に相当している。また、直管ランプ3と3つのルーバ4とにより、本発明の「発光部」が構成されている。
フレーム2は、前面部21、後面部22、左右両側面部23、上面部24および下面部25からなる箱型に構成されている。上面部24は、その上面が地面Gと略面一となっており、中央に開口24aを有している。この開口24aは、直管ランプ3からの光を通過させるため、そして当該光に誘引された虫を通過させてフレーム2内に導くために設けられている。なお、フレーム2の内面には、フレーム2内での光の不必要な乱反射を抑えるための黒色塗装が施されている。
直管ランプ3は、誘虫効果のある光を放射可能であり、当該誘虫装置1Aと対向する前壁31に沿う方向(左右方向)に延びる姿勢で、フレーム2内の上部前方位置に配されている。
ルーバ4は、それぞれ、平板状を呈しており、直管ランプ3の上方に該直管ランプ3と平行に延びる姿勢で配されている。また、本実施形態では、3つのルーバ4が、前後に所定間隔を隔てて並列配置されている。これらのルーバ4は、直管ランプ3から放射された光の拡がり具合を積極的に調整する機能を有している。具体的には、直管ランプ3から放射された光をルーバ4で遮ることによって、当該光の前端部L1が僅かに前方に傾斜するとともに後端部L2が僅かに後方に傾斜するように、前記ルーバ4が位置決めされて配設されている。また、ルーバ4は、直管ランプ3を保護する機能も有している。
粘着シート5は、直管ランプ3近傍を飛翔する虫を捕獲するために設けられており、フレーム2内の上部後方位置に配設されている。この粘着シート5は、その上部が下部よりも僅かに前方に位置するように傾斜して配されており、雨や埃が粘着面に付着し難いようになっている。また、粘着シート5は、虫等の付着により捕獲力が低下した際には、容易に新品に交換可能となっている。
防護ケース6は、直管ランプ3の周囲を取り囲むように配されており、直管ランプ3を上方の開口24aから入ってくる虫や異物から保護するための機能を有している。
このように構成された誘虫装置1A,1Bからなる誘虫システムによれば、図5に示すように、前方向の遠方から出入口31aに向けて飛翔してきた虫Iは、出入口31aの前方に設置された誘虫装置1Aの放射光エリアに入ると、誘虫装置1Aからの放射光に強く誘引され、その飛行進路を変更して誘虫装置1Aに向けて飛翔する(図5の点線参照)。そして、誘虫装置1Aの周辺を旋回飛翔しつつ、該誘虫装置1Aに捕獲される。
なお、上記誘虫装置1Aからの放射光を回避する経路で出入口31aまで飛翔してきた虫や、誘虫装置1Aから放射される光を見過ごして出入口31aまで飛翔してきた虫は、出入口31aを通って風除室R1内に侵入することになる。しかしながら、上記虫が、侵入直後に床35に設置された誘虫装置1Bの放射光エリアに入ると、誘虫装置1Bからの放射光に強く誘引され、その飛行進路を変更して誘虫装置1Bに向けて飛翔する(図5の二点鎖線参照)。そして、誘虫装置1Bの周辺を旋回飛翔しつつ、該誘虫装置1Bに捕獲される。
第1実施形態では、上記のように、出入口31aの前方に設けた誘虫装置1Aの発光部から放射される光が、正面視(図2(a)参照)で出入口31aを覆う扇形状に進行するように構成したので、遠方から出入口31aに向けて飛翔する虫Iを、出入口31aの前方にある誘虫装置1Aの直管ランプ3に強く誘引することができる。また、例えば当該誘虫装置1Aを前壁31の極近くに設置した場合には、直管ランプ3から放射された光が前壁31の外壁面で反射され、その反射光により虫が誘引されるといった不都合が発生するが、誘虫装置1Aを前壁31から所定間隔を隔てた位置に設置し、かつ、直管ランプ3から放射される光が側面視(図1参照)で略真上に進行するように3つのルーバ4により調整することによって、放射光が前壁31に当たらないので、上記のような不都合の発生を防ぐことができる。さらに、直管ランプ3から放射される光が側面視で略真上に進行するように3つのルーバ4により調整したので、前方への光の放射が抑えられ、当該誘虫装置1Aが発する光により虫が遠方から不用意に誘引されるのを抑えることができる。これらのことから、発光部から放射された光がバリアのように機能することによって、出入口31aを通って屋内に侵入する虫の数を大幅に減らすことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、誘虫装置1Aの発光部を地面G近傍に設けることによって、当該誘虫装置1Aの発光部に誘引された虫を、地面G近傍を旋回飛翔させて最終的に地面Gに着陸させることができるので、虫Iが屋内に侵入する確率を低減することができる。これは、一度地面に着陸した虫が、再度飛翔し難くなるという虫の特有の性質を利用したものである。
また、第1実施形態では、上記のように、フレーム2内に粘着シート5を設けることによって、出入口31aに向けて飛翔する虫を粘着シート5で捕獲することができるので、屋内に侵入する虫の数をさらに減らすことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、ルーバ4を用いることで、容易に、直管ランプ3から放射される光を、正面視で出入口31aを覆う扇形状に、かつ側面視で略真上に進行させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、誘虫装置1Bを出入口31a近傍の屋内側に設置することによって、誘虫装置1Aを回避する経路で出入口31aまで到達した虫を、誘虫装置1Bに誘引することができるので、虫が奥部屋R2に入り込むのを防ぐことができる。なお、誘虫装置1Bを出入口31a近傍の屋外側に設置した場合には、虫が出入口31aを通って風除室R1に侵入するのをより確実に防ぐことができる。
図6は、第2実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。第2実施形態の誘虫装置101では、図6に示すように、フレーム2の上面に強化ガラス8が嵌め込まれており、フレーム2内が略密閉空間となっている。このため、地面Gに埋め込まれた当該誘虫装置101に上方から荷重が加わったとしても、装置が損傷することがない。また、フレーム2の上面が閉鎖されているので、フレーム2内に異物が入り込むことがない。
図7は、第3実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。第3実施形態の誘虫装置102では、上記第2実施形態と同様、フレーム2の上面に強化ガラス8が嵌め込まれている。そして、この誘虫装置102は、図7に示すように、直管ランプに代えてLED10を備えている。つまり、フレーム2内には、基板9と、この基板9に接続されたLED10と、LED10から発射された光を略真上に進行させるように調整するレンズ体11とが配設されている。なお、LED10は、本発明の「光源」に相当し、LED10とレンズ体11とにより、本発明の「発光部」が構成されている。
このように構成すれば、発光部から放射される光に強い指向性を持たせることができるので、当該誘虫装置102を前壁31の極近くに配置したとしても、放射光が前壁31に当たって反射されることがない。また、当該誘虫装置102の構成を簡素化・コンパクト化することができる。
図8は、第4実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。第4実施形態の誘虫装置103は、図8に示すように、上記第1〜第3実施形態と異なり、地面G上に載置されている(地上設置型)。このような地上設置型の誘虫装置103によれば、容易に施工やメンテナンスを行うことができる。また、フレーム2内の底部には、水が張られた水盤(捕獲部)12が配設されており、直管ランプ3に誘引された虫が水盤12内に落ち込むようになっている。このようにすれば、水盤12内の水を定期的に交換するだけで、捕虫力を維持することができるので、経済的である。
なお、水盤12内の水に界面活性剤を添加して、落下した虫を水没させるようにしてもよい。
図9は、第5実施形態による誘虫装置の内部構成を示した断面図である。第5実施形態の誘虫装置104は、第4実施形態と同様、地面G上に載置された地上設置型である。この誘虫装置104では、フレーム2の後面部22に開口22aが形成されており、フレーム2から後方にむけて光が放射されるようになっている。そして、後方に放射された光を、フレーム2の近傍に傾斜して配設した反射板13によって略真上に反射させている。なお、図9では略式で図示しているが、反射板13は、詳細には、左右方向(紙面と直交方向)の中央部が上方に突出した山形形状を呈しており、これによって反射光が正面視で扇形状に拡がるように反射されるようになっている。
また、第5実施形態では、誘虫装置104を、光の放射方向が後方となる姿勢で地面G上に設置しているが、これに限らず、例えば、誘虫装置104をその開口部22aが左(右)方を向く姿勢で地面G上に設置してもよい。この場合、誘虫装置104を、出入口31aへと延びる通路の側端に設置することができるので、通行の邪魔にならない。
また、上記第5実施形態の変形例として、図10に示すように、建物の出入口へと延びる通路T上に、建物側へ下るように傾斜する反射板14を設置し、この反射板14によって誘虫装置104からの放射光を建物側の上方に反射する構成を挙げることができる。
また、上記実施形態では、本発明の「誘虫装置」を、倉庫等の建物に導入される誘虫システムを構成する誘虫装置に適用する例について示したが、これに限らず、倉庫以外の店舗や家屋に導入される誘虫システムの誘虫装置にも適用可能である。
また、本発明の「捕獲部」として、上記粘着シート5や水盤13以外の、例えば電撃式や吸引式のものを用いてもよい。
本発明の第1実施形態による誘虫装置を備えた誘虫システムの全体構成を示した概略側面図である。 図1に示した誘虫システムの概略正面図であり、(a)は屋外側の誘虫装置の正面図であり、(b)は屋内側の誘虫装置の正面図である。 第1実施形態による誘虫装置の斜視図である。 第1実施形態による誘虫装置の断面図である。 図1に示した誘虫システムにより誘引される虫の飛翔経路を示した概略側面図である。 本発明の第2実施形態による誘虫装置の断面図である。 本発明の第3実施形態による誘虫装置の断面図である。 本発明の第4実施形態による誘虫装置の断面図である。 本発明の第5実施形態による誘虫装置の断面図である。 第5実施形態の変形例による誘虫装置の斜視図である。
符号の説明
1A 誘虫装置(第1の誘虫装置)
1B 誘虫装置(第2の誘虫装置)
101,102,103,104 誘虫装置(第1の誘虫装置、第2の誘虫装置)
3 直管ランプ(光源、発光部)
4 ルーバ(発光部)
5 粘着シート(捕獲部)
10 LED(光源、発光部)
11 レンズ体(発光部)
30 建物
31 前壁(正面の側壁)
31a 出入口(開口部)
36 仕切壁
36a 出入口(開口部)
G 地面

Claims (4)

  1. 正面の側壁に開口部を有する建物の前記側壁から手前方向に所定間隔を隔てた位置に設置される誘虫装置であって、
    地面近傍に配設され、誘虫効果のある光を放射する発光部を備え、
    この発光部から放射された光が、正面視で前記開口部を覆う形状に、かつ、側面視で略真上に進行する一方、
    前記発光部から放射された光が、側面視で略真上に進行するのに加え、前記建物の側壁に対して非照射となる角度で前記建物側の上方に進行することを特徴とする誘虫装置。
  2. 前記発光部の近傍に、該発光部に誘引されて発光部の周囲を飛翔する虫を捕獲する捕獲部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の誘虫装置。
  3. 前記発光部は、誘虫効果のある光を放射する光源と、この光源から放射される光の進路上に配され、前記光の進行方向が上向きとなるように調整するルーバとにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の誘虫装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の第1の誘虫装置に加えて、開口部付近に設置される第2の誘虫装置を備え、
    前記第2の誘虫装置が、地面近傍に配設され、誘虫効果のある光を放射する発光部を備え、
    この発光部から放射された光が、正面視で前記開口部を覆う形状に、かつ、側面視で略真上に進行する一方、
    前記発光部から放射された光が、側面視で略真上に進行するのに加え、前記建物の側壁に対して非照射となる角度で前記建物側の上方に進行することを特徴とする誘虫システム。
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