JP2009268438A - 捕虫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな空間で効率よく虫を捕獲する。
【解決手段】捕虫装置10は、光を発する面状発光体24を有し、面状発光体24は、平板状に成形され短辺側を上下に配置した導光板12と、導光板12の上側の端面12Eに取付けられた光源16とを有している。光源16は導光板12の端面12Eを照射して、導光板12の表面12Sを発光(発光面)させる。光源16は、虫43(ユスリカや小型のハエ類などの飛来昆虫類)を誘引する紫外光領域の波長(約250nm〜約410nm)で発光する光源である。導光板12には、発光面12Sから裏面12Bへ貫通する複数の長孔14が設けられ、長孔14は、虫43を引き入れることができる幅dで、長辺と平行な方向に開口されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光で虫を誘引し、誘引された虫を捕獲する捕虫装置に関する。
食品や医薬品関連の製造施設においては、製品へ混入する異物の大部分が昆虫である。その中で、屋外から飛来してくる、ユスリカや小型のハエ類などの飛来昆虫群(以下、虫と呼ぶ。)がその上位を占めている。これらの虫を防除するため、建物内に捕虫装置が設置されている。
広く使用されている捕虫装置は、光源(紫外線ランプ)で虫を誘引し、粘着性のシートを光源の近くに広げておき、誘引された虫を粘着性のシートで捕獲する構成である。このため、光源の明るさと粘着性のシートの位置が虫の捕獲性能を左右する。
しかし、光源と粘着性のシートとの間隔は、ある程度離さざるをえないため、捕虫装置の光源に虫が誘引されても、誘引された虫の全てが粘着性のシートの位置まで移動するとは限らず、捕りこぼしが生じていた。
捕りこぼしをなくすため、捕虫装置を増設する方法が考えられるが、設置場所の確保が必要となるため、増設にも限界がある。また、紫外線ランプの数を増した場合、設置場所によっては、外から新たな虫を誘引してしまうという問題も生じる。
そこで、照明器具と捕虫装置を一体化し、捕獲性能の改善を図った害虫防除器具が提案されている(特許文献1)。
図15に示すように、特許文献1の害虫防除器具140は、内部が中空の導光体142と、紫外線光源143と、可視光源145と、を有し、導光体142には、導光体142の内外を連通する孔部146が設けられている。
紫外光L2は、導光体142の外側に設けられた反射層148で反射され、反射層148が配置されていない側の面から照射され、虫43を誘引する。誘引された虫43は、導光体142の中の空気を吸引するファン152が発生する気流154で孔部146から導光体142内へ引き入れられる。
導光体142内へ引き入れられた虫43は、気流154で捕虫ボックス151へ誘導され、粘着シート149で捕獲される。
このように、特許文献1では、ファン152で吸引される気流154を利用することで虫の捕獲性能が改善された。
しかし、紫外線光源143からの紫外光L2を反射層148で反射させて導光フィルム144を通過させている。この導光フィルム144を通過した紫外光L2で虫43を誘引し、孔部146から引き入れる方式なので、虫43の誘引に利用できる紫外光L2の量が減少し、大空間では虫43を誘引しにくい。
特開2007−289053号公報
本発明は、上記事実に鑑み、大きな空間で効率よく虫を捕獲することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る捕虫装置は、光を発する面状発光体と、前記面状発光体の発光面の裏面に設けられた通風路と、前記面状発光体の発光面から前記通風路へ、虫を引き入れる吸引口と、前記通風路から空気を吸引する吸引手段と、前記吸引手段で吸引された前記空気を通過させ、前記虫を捕獲する捕獲手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、面状発光体が光を発する。この面状発光体の発光面には吸引口が設けられ、発光面に誘引された虫を、吸引口から通風路へ吸引手段が吸引する空気で虫を引き入れる。この引き入れられた虫を捕獲手段で捕獲する。
このように、外部に露出した面状発光体が光を出す構成とすることで、大きな空間でも発光している面が、虫に大きく見える。
また、面状発光体の発光面に、発光面から通風路へ虫を引き入れる吸引口を設けてあり、面状発光体に誘引された虫を、面状発光体の面上で直接捕獲できる。これにより、従来、光源と吸引口が離れていたことによる捕りこぼしが防げる。
また、捕虫装置を、例えば荷受室に複数設けられた出入口を開閉するシャッターとシャッターの内壁面に取り付ければ、荷受時に出入口へ飛来した虫を、荷受の段階で捕獲できる。
このとき、内壁面から室内に向けて発光させることで、外に向けて光が漏れることはなく、発光面積を広くしても、捕虫装置の光で外から新たな虫を誘引するという問題は生じない。
請求項2に記載の発明に係る、請求項1に記載の捕虫装置は、前記面状発光体は、光透過性を有する導光板と、前記導光板の端面に取付けられた光源と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、導光板の端面に光源を取付け、導光板を側面から照射し、発光させている。
これにより、反射光でなく、直接に面状発光体から光を発光させることができるので、効率よく、面状発光体が発光する。
請求項3に記載の発明に係る、請求項1に記載の捕虫装置は、前記面状発光体は、前記発光面を、電圧をかけると発光する発光性物質で成形した発光パネルであることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、発光パネルの発光面が発光性物質で成形されている。
これにより、自家発光形式なので、装置をコンパクトに設計できる。
請求項4に記載の発明に係る、請求項2又は3に記載の捕虫装置は、前記導光板及び前記発光パネルの裏面に、反射シートを取付けたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、反射シートが導光板及び発光パネルの裏面に設けられている。
これにより、裏面に向かう光を発光面側へ向けることができ、効率よく発光面を明るくできる。
請求項5に記載の発明に係る、請求項1〜4に記載の捕虫装置は、前記面状発光体は、紫外光領域の波長で発光する紫外光と、可視光領域の波長で発光する可視光と、を発することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、面状発光体が、紫外光領域と可視光領域の2つの波長領域で発光する。
これにより、1つの波長領域のみの光源に比べ、誘引できる虫の種類を増やし、昼夜を問わず捕獲性能を高くできる。
なお、2つの光源部は、同時に発光させて2種類の光を混在させてもよいし、時間帯により発光時間を分けて、別々に発光させてもよい。
請求項6に記載の発明に係る、請求項1〜5に記載の捕虫装置は、前記吸引口は前記面状発光体を貫通する長穴であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、面状発光体には吸引口となる長穴が開けられている。
このため、長穴の周囲が発光面となるので、光が散乱して虫は長穴に気付かずに、長穴に近づいて吸引される。
請求項7に記載の発明に係る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の捕虫装置は、前記吸引口は、前記面状発光体を並べて形成した隙間であることを特徴としている。
請求項7に記載の発明によれば、面状発光体を並べて形成した隙間が吸引口とされている。
これにより、面状発光体の発光面に吸引口を加工する手間が不要となり、面状発光体の製造が容易となる。
請求項8に記載の発明に係る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の捕虫装置は、前記通風路は、一面に前記面状発光体が取付けられた筒体であることを特徴としている。
請求項8に記載の発明によれば、一面に面状発光体が取付けられた筒体が通風路とされている。
これにより、面状発光体に設けた吸引口から通風路へ、容易に虫を引き入れることができる。
請求項9に記載の発明に係る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の捕虫装置は、前記通風路は、前記面状発光体を筒状として形成された前記筒体の内側であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明によれば、筒状に形成された面状発光体の内側が通風路とされている。
これにより、全方位を発光面とすることができ、単位設置面積当りの虫の誘引効率が高くなる。
本発明は、上記構成としてあるので、大きな空間で効率よく虫を捕獲できる。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、第1の実施の形態に係る捕虫装置10は、光を発する面状発光体24を有している。
面状発光体24は、平板状に成形され短辺側を上下に配置した導光板12と、導光板12の上側の端面12Eに取付けられた光源16とを有している。光源16は導光板12の端面12Eを照射して、導光板12の表面12Sを発光(発光面)させる。
導光板12には、発光面12Sから裏面12Bへ貫通する複数の長孔14が設けられている。長孔14は、長辺と平行に幅dで開口されている。
導光板12は、例えばアクリル板やポリカーボネート板等の、光透過性能を有する材料で成形されている。
光源16は、虫43(ユスリカや小型のハエ類などの飛来昆虫類)を誘引する紫外光領域の波長(約250nm〜約410nm)で発光する光源であり、例えば冷陰極管やLEDを使用している。
このように、導光板12を使用することで、平面全体を広く発光面12とすることができ、広い空間に配置されても紫外光の視認性を高めることができる。また、反射光でなく、直接に発光面12Sから紫外光を発光させるので、紫外光の透過損失を減らし、効率良く虫43を誘引できる。
図2(A)に示すように、光源16の周囲及び導光板12の裏面12Bには、紫外光を反射する反射シート18が取り付けられている。この反射シート18により、光源16から導光板12の端面12E以外の方向へ向かう紫外光を、導光板12の端面12Eの方向へ向け、また、導光板12の裏面12Bに向かう紫外光を発光面12S側へ向ける。これにより、効率よく発光面12Sから紫外線を照射できる。
図1、図2(B)に示すように、導光板12は、長方形状の箱体22の開口に取り付けられ、裏面12B側が通風路20とされている。
これにより、長孔14は、発光面12Sから通風路20へ空気V1を吸引する吸引口とされ、長孔14の幅dは、発光面12Sに誘引された虫43を引き入れることができる幅とされている。
箱体22の下部には、後述する吸引ファン26と捕獲袋28が収納される収納室29が設けられている。
収納室29と通風路20を仕切る仕切り板31には、通風路20から空気V2を吸引し、収納室29の側面に設けられた排出口23から空気V3を吐出する、吸引ファン26が取り付けられている。
収納室29の内部で吸引ファン26の吐出側には、吸引ファン26で吸引された空気V2を通過させ、長孔14から空気と共に吸引された虫43を捕獲する、捕獲袋28が取付けられている。
また、図3(A)に示すように、捕獲袋28の入口には、捕獲された虫43が捕獲袋28から逃げ出さないように、入口を開閉するダンパー装置30が取付けられている。
ダンパー装置30は、筒状に形成され外周面に捕獲袋28の入口部を取付ける筒体32と、空気の圧力で、筒体32の開口部32Aを自動的に開閉する風圧ダンパー34とを有している。
風圧ダンパー34は、開口部32Aを遮蔽する遮蔽部34Aと、端部に重りが取付けられた重り部34Bと、角度θで遮蔽部34Aと重り部34Bの境界を折り曲げた折り曲げ部35と、を有している。
重り部34Bには、自重で遮蔽部34Aを開口部32Aに押し当てるための重り36が取付けられている。
また、折り曲げ部35にはピン穴(図示せず)が開けられ、筒体32の閉塞部32Bに取付けられたピン38が挿入されている。
このような構成とすることにより、風圧ダンパー34はピン38で支持され、ピン38を中心に角度θだけ回転できる。例えば、吸引ファン26が運転しているときは、破線で示すように、吸引ファン26が吐出する空気の圧力で、遮蔽部34Aが角度θだけ押し下げられ、押し下げられた空間を通り、空気と虫43が捕獲袋28に導かれる。
一方、吸引ファン26が停止しているときには、実線で示すように、重り36により遮蔽部34Aで開口部32Aが閉じられ、捕獲された虫53が、開口部32Aから逃げるのを防ぐ。
以上説明したように、捕虫装置10は、外部に露出した発光面12Sが紫外光を出す構成とされており、大きな空間でも発光面12Sの視認性を確保できる。発光面12Sからの紫外光に誘引された虫43は、発光面12Sの位置で長孔14から通風路20へ引き入れられ、通風路20を経由して捕獲袋28で捕獲される。また、捕獲された虫43を風圧ダンパー34で閉じ込めるため、逃がすことはない。
これにより、大きな空間で効率よく虫43を捕獲できる。
なお、図3(B)に示すように、捕獲した虫43が捕獲袋28から逃げるのを防ぐ手段として、漏斗37を使用した漏斗装置33でもよい。
即ち、漏斗装置33は、円筒部39と、円筒部39の内部に設けられた漏斗37を有しており、漏斗37の外周面には捕獲袋28が取付けられている。
漏斗37は、開口面積が広い入口側を円筒部39の上端部に接合してあり、出口に向けて徐々に面積が狭くなっている。このとき、漏斗37の出口は捕獲袋28の内部に挿入されている。
円筒部39の上端部は、吸引ファン26の吐出口に取付けられ、吸引ファン26から吐出される空気は狭められながら捕獲袋28に導かれる。
この構成により、吸引ファン26が停止しても、漏斗37の先端を細くしているため捕獲袋28の中から虫43が逃げるのを防止できる。
次に、捕虫装置10の設置例について説明する。
図4に示すように、捕虫装置10が食品製造施設の荷受室40の壁面45に取付けられている。
荷受室40の壁面45には、トラックの荷台42の後扉から荷受するための開口部136が開けられている。開口部136は、荷受が終了した後はシャッター44で閉じられている。
壁面45には、開口部136が複数ヶ所設けられ、シャッター44とシャッター44の間の壁面の内側に、捕虫装置10が発光面12Sを室内側に向けて壁45に埋め込まれている。
このような構成において、荷受のためシャッター44を開放しているとき、開口部136とトラックの荷台42との隙間を通って、虫43が荷受室40に侵入する。捕虫装置10は、虫43の侵入場所の直ぐ近くに配置してあり、荷受の段階で虫43を捕獲できる。
また、捕虫装置10の発光面12Sを室内に向けて取付けてあり、外に向けて紫外光が漏れることはない。これにより、発光面12Sが広くても、捕虫装置10からの紫外光で、外から新たな虫43を誘引することがない。
次に、虫43の捕獲効果の比較実験例について説明する。
実験は、紫外光で誘引された虫を粘着紙で捕獲する従来の粘着紙方式と、紫外光で誘引された虫を吸引ファン26で吸引し捕獲袋28で捕獲する吸引方式との捕獲効果の優劣の把握を目的とした。
実験装置は、粘着紙方式は、一般的に広く使用されている捕獲装置をそのまま使用した。具体的には、光源は紫外光を発する20Wの蛍光灯で、光源の近くに粘着紙が設けられている。
一方、吸引方式の捕虫装置は試作機とした。光源は、粘着紙方式と虫の誘引力を同じにするため、紫外光を発する10Wの蛍光灯を2本並べて使用した。光源の下方約20cmの位置に吸引ファン(径80mm)を取り付け、2本の蛍光灯の周囲の空気を下方に吸引する構成とした。また、吸引ファンの吐出口には不織布製の捕獲袋を配置した。このとき、吸引ファンの吸引口の位置における風速は、約1.1m/秒であった。
実験方法は、実験用の同じ建物内に、粘着式捕獲装置と吸引式捕虫装置を、距離を離して設置した。夕方6時から翌朝6時までの時間帯を捕獲時間とし、それぞれの捕獲装置を連続運転させた。
このとき、建物の屋外に面した壁面に設けたシャッター44は、15分毎に自動的に開放させ、15秒間だけ開放状態を維持した後閉じさせた。この動きを獲得時間の間繰り返した。また、同じ実験を2晩(2回)行った。
図5に示すように、実験結果は、捕獲した虫43の数で比較すると、吸引式捕虫装置の方が多く、1回目が粘着式捕虫装置の1.8倍、2回目が2.7倍であった。平均すると2.3倍となり、吸引式捕虫装置の優位性が証明された。
(第2の実施の形態)
図6(A)に示すように、第2の実施の形態に係る捕虫装置46は、光源16を導光板12の上端12Uの端面と下端12Dの端面に設けている。他は、第1の実施の形態と同じ構成である。
光源16で導光板12を上端12Uと下端12Dから照射することで、発光面12Sからの紫外光を多くし、虫43の誘引効果を高めることができる。
一方、図6(B)に示す捕虫装置48は、導光板12の上端12Uの端面に設けた光源16は紫外光を発する光源16であるが、下端12Dの端面に設けた光源50は、可視光領域の波長で発光する光源としている。
このように、捕虫装置48は、導光板12の上端を紫外光の光源16で、下端を可視光の光源50で照射している。これにより、1つの波長領域のみの光源で照射する場合に比べ、誘引される虫の種類と量を増やすことができる。
このとき、光源16と光源50は、同時に発光させて導光板12の中で2種類の光を混在させてもよいし、時間帯により光源16と光源50の発光時間を分けて、別々に発光させてもよい。
(第3の実施の形態)
図7(A)に示すように、第3の実施の形態に係る捕虫装置52は、導光板54の短辺方向と平行に複数の長孔56を開口させ、導光板54の長辺側の片方の端部に、光源58を取付けている。他は、第1の実施の形態と同じ構成である。
長孔56は、導光板54の発光面54Sから裏面54B(図示せず)に貫通して設けられ、通風路20(図示せず)に吸引される空気の吸引口とされている。
導光板54を長辺側から照射することにより、導光板54内部での紫外光の移動距離を短くできる。これにより、発光面54Sからの紫外光を多くし、虫43の誘引効果を高めることができる。
また、図7(B)に示す捕虫装置60のように、導光板54の両側の長辺の端部に光源58を取付けることもできる。
これにより、導光板54を両側の端部から光源58で照射でき、発光面54Sからの紫外光を多くし、虫43の誘引効果を高めることができる。
また、図7(C)に示す捕虫装置62のように、導光板54の長辺側の片方の端部に紫外光の光源58を取付け、他方の端部に可視光の光源64を取付けることもできる。
これにより、導光板54を2つの異なる光源で照射でき、捕獲できる虫の種類と量を増やすことができる。
(第4の実施の形態)
図8(A)に示すように、第4の実施の形態に係る捕虫装置70は、導光板66に千鳥状に複数の円形の貫通孔68を開口させ、導光板66の長辺側の両方の端部に光源58を取付けている。他は、第1の実施の形態と同じである。
貫通孔68は、虫43を引き込むことのできる径dで開口されている。
これにより、光源58からの紫外光の移動距離を短くし、発光面66Sからの紫外光を多くし、虫43の誘引効果を高めることができる。
また、図8(B)に示す捕虫装置72のように、導光板66の長辺側の片方の端部に紫外光の光源58を取付け、導光板54の長辺側の他方の端部に可視光の光源64を取付けることもできる。
これにより、導光板66を光源58と光源64で照射でき、捕獲できる虫43の種類と量を増やすことができる。
(第5の実施の形態)
図9(A)に示すように、第5の実施の形態に係る捕虫装置74は、2枚の導光板76Aと導光板76Bを上下方向に重ね、上側の導光板76Aの上側の端部76Uと下側の導光板76Bの下側の端部76Dに光源16を取付け、更に導光板76Aと導光板76Bの重ね合せ部にも光源16を取付けている。他は、第1の実施の形態と同じである。
導光板76Aには、長辺に沿って長穴78が開口されている。長穴78は、導光板76Aの発光面76Sから裏面76B(図示せず)に貫通し、虫43を引き入れることができる幅dで開口されている。また、長穴78は、発光面76Sから通風路20へ空気を吸引するときの吸引口とされている。導光板76Bも同じ構成である。
このように、導光板76Aの端部76Uと導光板76Bの端部76Dから光源16で照射するのに加え、導光板76Aと導光板76Bの重ね合せ部からも光源16で照射する。これにより、発光面76Sからの紫外光を多くし、虫43の誘引効果を高めることができる。
また、図9(B)に示す捕虫装置80のように、導光板76Aと導光板76Bの短辺側の両方の端部に紫外光の光源16を取付け、導光板76Aと導光板76Bの重ね合せ部に可視光の光源50を取付けてもよい。
これにより、導光板54を2つの異なる光源で照射でき、捕獲できる虫の種類と量を増やすことができる。
(第6の実施の形態)
図10(A)に示すように、第6の実施の形態に係る捕虫装置82は、鉛直方向に平行に並べられた、複数の導光板84を有している。
導光板84には長穴を開口していない。導光板84は、隣り合う導光板84と幅dの隙間86を開けて並べられ、この幅dは虫43を引き入れることができる幅とされている。また、隙間86は、導光板84から通風路20(図示せず)へ空気を吸引するときの吸引口となる。
また、導光体84の上側の端面84Uには光源16が取り付けられ、端面84Uを照射している。他は、第1の実施の形態と同じである。
これにより、導光板84に長穴を加工する手間が不要となり、導光板84の製造が容易となる。
また、図10(B)に示す捕虫装置88のように、導光体90を短辺側(水平方向)に平行に並べてもよい。即ち、長穴の開口されていない導光体90を、隣り合う導光体90との隙間92を幅dだけ開けて並べている。このとき、幅dは、虫43が引き込まれる寸法とされ、この幅dの隙間92は、導光板84から通風路20(図示せず)へ空気を吸引するときの吸引口となる。
また、光源58を捕虫装置88の長辺側に取り付け、光源58で導光体90の端部92Eを照射する。
これにより、導光体90に長穴を加工する手間が不要となり、導光体90の製造が容易となる。
(第7の実施の形態)
図11に示すように、第7の実施の形態に係る捕虫装置100は、導光板102を円筒状に成形し、上端の端面102Uには環状の光源101が取り付けられている。
光源101は、導光板102を端面102Uから照射し、導光板102の外周面を発光させる。このとき、光源101の外周面の、導光板102の端面102Uに面する側以外の部分、及び導光板102の内側には、紫外光を反射する反射シート108が設けられている。
反射シート108により、光源101から照射された紫外光を導光板102の端面102U側へ向け、導光板102の内側に向かう紫外光を、導光板102の外側へ向ける。
これにより、導光板102の外周からの紫外光を多くできる。
導光板102外周には、鉛直方向に開口した複数の長孔104が設けられている。長孔104の幅dは、虫43を引き込むことができる寸法とされ、吸引ファン26で空気を吸引するときの吸引口とされている。
また、捕虫装置100の下部には、導光板102の下端を支持する円筒状の収納室110が設けられている。
導光板102の内側は通風路106とされ、通風路106の下端と収納室110の仕切り部には、吸引ファン26が設けられている。
また、収納室110の内部で吸引ファン26の吐出側には、捕獲袋28が取り付けられ、吸引口104から引き込んだ虫43を捕獲する。このとき、空気は収納室110の周囲の壁面に設けた吐出口112から吐出される。
これにより、虫43を誘引できる方向性をなくし、広範囲に虫43を誘引できる。また、全方位を発光面とすることができ、単位設置面積当りの虫43の誘引効率が上がる。
なお、図11(C)に示すように、通風路106の吸引口104の近くに、吸引口104から吸引された空気に旋回を与えるフィン114を取り付けてもよい。このとき、フィン114を鉛直方向に対し所定の角度で傾斜させておけば、吸引された空気に旋回成分を与えることができる。旋回成分を与えられた空気は、通風路106で竜巻状となり、強力に虫43を、吸引口104から引き込むことができる。
(第8の実施の形態)
図12に示すように、第8の実施の形態に係る捕虫装置116は、導光板120を円筒状に成形している。
円筒状の導光板120の一部には、鉛直方向に、導光板120の上端120Uから下端120Dに至る切欠部120Kが設けられ、切欠部120Kには、紫外光を発生させる直状の光源118が取付けられている。
また、導光板120の内周面には、反射シート121が設けられ、導光板120の内側に向かう紫外光を外周面120S側へ向けて反射させる。
これにより、光源118で、導光板120の切欠部120Kを照射し、導光板120の表面120Sを発光させることができる。
また、導光板120には、複数の長孔106が水平方向に設けられ、内側は通風路104とされている。長孔106は、虫43を引き込むことができる幅dで開口され、通風路104に空気を吸引するときの吸引口となる。
捕虫装置116の下部には収納室110が設けられ、収納室110で導光板120の下端を支持している。収納室110には、後述する吸引ファン26と捕獲袋28が収納されている。
通風路104と収納室110の仕切り部には、通風路104の空気V2を吸引し、収納室110に設けられた吐出口112から空気V3を吐出する、吸引ファン26が取付けられている。また、吸引ファン26の吐出側には、吸引された虫43を捕獲する捕獲袋28が取り付けられている。
これにより、導光板120に誘引された虫43を、吸引口106から通風路104へ引き入れることができる。吸引された虫43は、捕獲袋28で捕獲される。
これにより、虫43を誘引するときの方向性をなくし、捕虫装置116の周囲から虫を誘引できる。また、導光板120の裏側に別途通風路を形成する必要がなく、構成が簡素化される。
(第9の実施の形態)
図13に示すように、第9の実施の形態に係る捕虫装置122は、導光板124を円柱状に成形している。
導光板124の上側と下側の2ヶ所に収納室110を設け、収納室110には、吸引ファン26と捕獲袋28がそれぞれ設けられている。他の構成は第8の実施の形態と同じである。
これにより、吸引口106の位置における虫43を吸引する吸引速度を速くすることができ、虫43をより確実に捕獲できる。
(第10の実施の形態)
図14に示すように、第10の実施の形態に係る捕虫装置130は、発光パネル132を有している。
発光パネル132は、表面132Sを、例えば有機EL(EL:エレクトロ・ルミネッセンス)素材や無機EL素材等の、電圧をかけると発光する発光性物質で成形している。
他の構成は、第1の実施の形態と同じである。
これにより、発光パネル132が直接発光するので、装置をコンパクトに設計できる。
本発明の第1の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る捕虫装置の部分詳細を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る捕虫装置の逃げ防止手段の基本構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る捕虫装置の取付け例を示す図である。 本発明の捕虫装置の捕獲性能の一例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第7の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第8の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第9の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 本発明の第10の実施の形態に係る捕虫装置の基本構成を示す図である。 従来例の捕虫装置の基本構成を示す図である。
符号の説明
10 捕虫装置
12 導光板
14 吸引口(長孔)
16 光源(紫外光)
18 反射シート
20 通風路
22 箱体
24 面状発光体
26 吸引ファン(吸引手段)
28 捕獲袋(捕獲手段)
50 光源(可視光)
102 導光板(筒体)
132 導光板(発光パネル)

Claims (9)

  1. 光を発する面状発光体と、
    前記面状発光体の発光面の裏面に設けられた通風路と、
    前記面状発光体の発光面から前記通風路へ、虫を引き入れる吸引口と、
    前記通風路から空気を吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段で吸引された前記空気を通過させ、前記虫を捕獲する捕獲手段と、
    を有する捕虫装置。
  2. 前記面状発光体は、光透過性を有する導光板と、前記導光板の端面に取付けられた光源と、を有する請求項1に記載の捕虫装置。
  3. 前記面状発光体は、電圧をかけると発光する発光性物質で前記発光面を成形した発光パネルである請求項1に記載の捕虫装置。
  4. 前記導光板及び前記発光パネルの裏面に、反射シートを取付けた請求項2又は3に記載の捕虫装置。
  5. 前記面状発光体は、紫外光領域の波長で発光する紫外光と、可視光領域の波長で発光する可視光と、を発する請求項1〜4のいずれか1項に記載の捕虫装置。
  6. 前記吸引口は、前記面状発光体を貫通する長穴である請求項1〜5のいずれか1項に記載の捕虫装置。
  7. 前記吸引口は、前記面状発光体を並べて形成した隙間である請求項1〜5のいずれか1項に記載の捕虫装置。
  8. 前記通風路は、一面に前記面状発光体が取付けられた筒体である請求項1〜7のいずれか1項に記載の捕虫装置。
  9. 前記通風路は、前記面状発光体を筒状として形成された前記筒体の内側である請求項1〜7のいずれか1項に記載の捕虫装置。
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