JP4932751B2 - 端末装置、通信システム、通信方法、通信プログラム、ならびに記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う端末装置およびその制御方法、通信システム、通信方法、通信プログラム、ならびに記録媒体に関する。
近時、携帯電話等の携帯端末が広く普及している。携帯端末では赤外線の送受信デバイスが装備されている場合が多く、IrDAや、IrSimple(登録商標)といった通信プロトコルを用いて、比較的近距離での高速なデータの送受信が可能となっている。
特許文献1では、赤外線の通信対象を可視光線で指示することで選択を容易にする携帯端末および照射範囲指示方法が開示されている。上記の構成によれば、赤外線などの不可視の無線信号による照射範囲の境界を、目に見えるレーザ光などの可視光の投影模様により容易に把握することができるため、利用者は携帯端末を用いて確実に無線通信を行うことができることが記載されている。
また、非特許文献1では、赤外線発信源を広告物などに備え、周囲の端末にデータを送信する赤外線広告システムが開示されている。上記の構成によれば、受信素子を半円の円弧状に並べ、URLなどの情報を無線にてユーザに配信できることが記載されている。
また、非特許文献2では、光通信を用いて複数の光源から情報を一度に送る照明を使った情報通信について開示されている。上記の構成によれば、LEDを高速で点滅させることで点滅のなかに情報をのせ、文字列などの任意の情報を送信できることが記載されている。
特開2007−181153号公報(2007年7月12日公開) 日本電信電話株式会社、"赤外線広告システム"、[online]、2004年、NTT、[平成19年9月27日検索]、インターネット〈URL:http://www.ntt-tec.jp/technology/A511.html〉 日本放送協会、"経済最前線"、[online]、平成17年9月9日、NHK、[平成19年9月21日検索]、インターネット〈URL:http://www.nhk.or.jp/saizensen/old/sinsin/61.html〉
しかしながら、非特許文献1および非特許文献2では、入射角度が近接した複数の送信源からひとつの送信源を選択して受信することが困難である。また、送信側にとっては相手を絞りにくく、傍受されやすいという問題を生じる。
特許文献1では、可視光線を照射するため、公共の場で使用した場合、照射対象あるいは上記可視光線を見る周囲の人々に対して迷惑であるという問題を生じる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲の人々に迷惑をかけること無く、情報の送信および/または受信が可能な装置をユーザが容易に把握できる端末装置などを提供することにある。
本発明の端末装置は、上記課題を解決するために、映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備える端末装置であって、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられており、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御手段をさらに備えることを特徴としている。
また、本発明の方法は、上記課題を解決するために、映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備えており、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられている端末装置の制御方法であって、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御ステップを含むことを特徴としている。
上記の構成および方法によれば、対象領域が撮影されて、表示される。本発明に係る端末装置は、上記対象領域に存在する他の装置と情報の送信および/または受信が可能であるので、表示される映像に含まれる装置と情報の送信および/または受信が可能となる。従って、ユーザは、表示される映像を参照することにより、情報の送信および/または受信が可能な装置を容易に把握することができる。また、当該装置を把握するために可視光線等を照射する必要が無いので、周囲の人々に迷惑をかけることが無い。
上記の端末装置では、上記制御手段は、上記撮影手段が撮影した映像に、上記対象領域を示すための補助画像を追加表示させることを特徴としている。
ここで、対象領域を示すための補助画像の例としては、照準を合わせるための照準器の画像、該当領域を囲む画像、該当領域の大まかな位置を示す矢印などが挙げられる。
上記の構成によれば、上記対象領域を示すための補助画像を用いることで、表示される映像の何れの部分が、上記対象領域に対応する部分であるかをユーザに分かり易く提示することができる。なお、補助画像を追加表示する代わりに、別の表示部に対象領域を表示してもよい。
ところで、対象領域が広くて、情報の送信および/または受信可能な装置が複数存在する場合が考えられる。この場合、何れの装置と情報の送信および/または受信を行うことになるかは、容易に把握できない。
そこで、上記の通信装置では、上記対象領域を変更する対象領域変更手段をさらに備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、対象領域変更手段が上記対象領域を狭くすることにより、情報の送信および/または受信可能な装置の数を減らすことができ、上記の問題を回避することができる。
上記の端末装置では、上記指向性送信/受信手段は、電磁波を利用して、上記情報の送信および受信の少なくとも一方を行い、上記対象領域変更手段は、望遠レンズまたは凹面鏡の少なくとも一方を利用して上記電磁波の指向角を変更することを特徴としている。
例えば赤外線で情報の送信および/または受信を行う場合、上記対象領域は赤外線の指向角で表される。指向角が広いため複数の装置が対象領域に含まれるような場合、指向角を狭くすることで、上記装置の絞込みを容易に行うことができる。なお、上記指向角を変更する手段の例としては、望遠レンズや凹面鏡などが挙げられる。
上記の端末装置では、上記制御手段は、上記対象領域変更手段による対象領域の変更に連動して、上記撮影手段が撮影可能な領域を変更させ、或いは、上記撮影手段が撮影した映像を上記表示手段が表示する表示範囲を変更させることを特徴としている。
上記の構成によれば、対象領域変更手段により対象領域が変更されると、上記撮影可能な領域が変更され、或いは、映像が表示される表示範囲が変更されるので、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を確実に含むことができる。従って、上記対象領域が変更されても、ユーザは、表示される映像を参照することにより、情報の送信および/または受信が可能な装置を確実に把握することができる。
上記の端末装置では、上記表示手段は、上記対象領域変更手段による対象領域の変更に連動して、上記補助画像を変更することを特徴としている。
ここで、補助画像を変更する例としては、表示される映像における上記対象領域の該当領域の寸法に基づいて、照準器の画像の寸法、上記該当領域を囲む画像の寸法、上記矢印の位置などを変更することが挙げられる。
上記構成によれば、対象領域の変更が行われても、該変更に連動して補助画像を変更するので、上記補助画像は上記対象領域の該当領域を確実に示すことができる。従って、上記対象領域が変更されても、ユーザは、表示される映像を参照することにより、情報の送信および/または受信が可能な装置を確実に把握することができる。
上記の端末装置では、ユーザによる操作を受け付ける操作手段をさらに備えており、上記制御手段は、ユーザから上記操作手段を介しての操作に基づき、上記送信/受信手段を動作させることを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザによる操作手段の操作に基づいて上記送信/受信手段が動作する。従って、表示される映像をユーザが参照しながら、所望の装置と所望のタイミングで情報の送信および/または受信を行わせることができる。
ところで、一般に、上記撮影手段の撮影方向と、上記指向性送信/受信手段の指向性とが異なる端末装置が多い。このような端末装置では、上記撮影手段が撮影可能な領域から上記対象領域が外れてしまい、上述の効果を奏しないことになる。
そこで、本発明に係る方向変更装置は、上記課題を解決するために、映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備える端末装置に利用される方向変更装置であって、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように、上記撮影手段の撮影方向と、上記指向性送信/受信手段の指向性との少なくとも1つを変更することを特徴としている。
上記構成の方向変更装置を、上記端末装置に設置すると、上記撮影手段の撮影方向と、上記指向性送信/受信手段の指向性との少なくとも1つが変更されて、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むことができる。その結果、上述の効果を奏することができる。
本発明の通信システムは、上記課題を解決するために、上記構成の端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の送信を、指向性を有して行う指向性送信手段である第1の端末装置と、上記構成の端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の受信を、指向性を有して行う指向性受信手段である第2の端末装置と、第1の端末装置および第2の端末装置と通信可能に接続したサーバとを備えた通信システムであって、上記サーバは、第1の端末装置および第2の端末装置間で行う個別通信の開設を要求する個別通信開設要求を第1の端末装置から受け付ける通信開設受付手段と、上記個別通信開設要求に応答して、当該個別通信を識別するための個別通信識別情報を通知する識別情報通知手段と、第2の端末装置からの個別通信識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、上記識別情報受付手段が第2の端末装置から受け付けた上記個別通信識別情報を上記識別情報通知手段が通知した第1の端末装置と、当該第2の端末装置との間でのデータの中継を行う個別通信中継手段とを備え、第1の端末装置は、上記サーバに対して上記個別通信開設要求を送信する開設要求送信手段と、上記サーバから上記個別通信識別情報を受信する識別情報受信手段と、上記個別通信識別情報を、上記指向性送信手段を介して送信する識別情報送信手段と、上記サーバを介して第2の端末装置との通信を行う中継通信手段とを備え、第2の端末装置は、上記個別通信識別情報を、上記指向性受信手段を介して受信する識別情報受信手段と、上記サーバに対して上記個別通信識別情報を送信する識別情報送信手段と、上記サーバを介して、第1の端末装置との通信を行う中継通信手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明の通信方法は、上記課題を解決するために、上記構成の端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の送信を、指向性を有して行う指向性送信手段である第1の端末装置と、上記構成の端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の受信を、指向性を有して行う指向性受信手段である第2の端末装置と、第1の端末装置および第2の端末装置と通信可能に接続したサーバとを備えた通信システムにおける通信方法であって、第1の端末装置が、上記サーバに対して上記個別通信開設要求を送信するステップと、上記サーバが、上記個別通信開設要求に応答して、当該個別通信を識別するための個別通信識別情報を通知するステップと、第1の端末装置が、上記個別通信識別情報を、上記指向性送信手段を介して送信するステップと、上記第2の端末装置が、上記個別通信識別情報を、上記指向性受信手段を介して受信するステップと、上記第2の端末装置が、上記サーバに対して上記個別通信識別情報を送信するステップと、上記サーバが、上記識別情報受付手段が第2の端末装置から受け付けた上記個別通信識別情報を上記識別情報通知手段が通知した第1の端末装置と、当該第2の端末装置との間でのデータの中継を行うステップとを備えることを特徴としている。
上記の構成および方法によれば、サーバから通信装置識別情報が第1の端末装置に通知され、当該通信装置識別情報が第2の端末装置からサーバに送信されることにより、サーバが第1および第2の端末装置間のデータの中継を開始する。これにより、第1および第2の端末装置がそれぞれ相手の識別情報を知らない場合であっても、相互でデータの送受信が可能な通信システムおよび通信方法を実現することができる。
なお、上記通信装置および通信システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記通信装置および通信システムをコンピュータにて実現させる端末装置、およびサーバの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明にかかる通信装置は、以上のように、映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備える端末装置であって、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられており、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御手段をさらに備えている。
また、本発明にかかる通信方法は、以上のように、映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備えており、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられている端末装置の制御方法であって、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御ステップを含んでいる。
上記の構成および方法によれば、対象領域が撮影されて、表示されるので、表示される映像に含まれる装置と情報の送信および/または受信が可能となり、ユーザは、表示される映像を参照することにより、情報の送信および/または受信が可能な装置を容易に把握できる効果を奏し、さらに、当該装置を把握するために可視光線等を照射する必要が無いので、周囲の人々に迷惑をかけることが無いという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1から図6を参照して説明する。本実施形態では、本発明の端末装置をカメラ付き携帯電話機等の通信装置に適用している。
図1は、本実施形態における通信装置10、通信端末70、および通信端末80における主要部の構成の具体例を示している。図示のように、通信装置10は、入出力部20、制御部40、および記憶部50を含んでいる。通信端末(他の装置)70および80は、それぞれ、赤外線通信部(識別情報受信手段、識別情報送信手段)72・82、回線通信部(中継通信手段)74・84、制御部76・86、および記憶部78・88を含んでいる。
入出力部20は、通信装置10の外部と情報の入出力を行う。入出力部20は、表示部(表示手段)22、操作部(操作手段)24、音声入力部26、音声出力部28、撮影部(撮影手段)30、赤外線通信部(指向性送信/受信手段、識別情報送信手段)32、指向性制御部(対象領域変更手段)34、および回線通信部(開設要求送信手段、識別情報受信手段、中継通信手段)36を含んでいる。
制御部40は、通信装置10内の各種構成を統括的に制御する。制御部40の機能は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。なお、制御部40の詳細については後述する。記憶部50は、各種データおよびプログラムを記憶している。記憶部50は、制御部40において実行されるプログラムを記憶するプログラム格納領域52と、上記プログラムの中間データまたは他の装置から受信したデータ等を記憶するデータ格納領域54とを含む構成である。具体的には、記憶部50は、読出し専用の半導体メモリであるROM(Read Only Memory)と、ワーキングメモリとしてのRAMとを含んでいる。
以下、入出力部の各部の機能について、詳細に説明する。操作部24は、通信装置10の表面に設けられた操作ボタン、スイッチ、タッチパネルなどの入力デバイスをユーザが操作することにより、ユーザによる操作入力を制御部40に送信する。
表示部22は、制御部40から画像データを受信し、受信した画像データに基づいて表示画面に画像を表示する。具体的には、表示部22は、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示素子と、受信した画像データに基づいて表示素子を駆動するドライバ回路とを含んでいる。
音声入力部26は、外部から入力された音声を、アナログの電気信号である音声信号に変換し、さらにデジタル形式の音声データに変換して制御部40に送信する。具体的には、音声入力部26は、マイクロフォン、A/D変換器、音声符号器などを含んでいる。
音声出力部28は、制御部40からの音声データを音声信号に変換し、さらに音声に変換して外部に出力する。具体的には、音声出力部28は、音声復号器、D/A変換器、スピーカ、レシーバ、音声出力用コネクタなどを含んでいる。通常、通信装置では、通話を行う場合にはレシーバが利用され、着信の報知やテレビ電話を行う場合にはスピーカが利用される。また、音楽を聴く場合には、周囲の人々に配慮して、音声出力用コネクタにヘッドホンが接続される。
撮影部30は、カメラにて撮影された撮影画像の入力を受け付けて、撮影画像データを生成する。撮影部30は、生成した撮影画像データを制御部40に送信する。具体的には、撮影部30は、カメラからの電気信号をRGB各色のデジタル映像データに変換する映像処理回路を含んでいる。
赤外線通信部32は、指向性制御部34を介して受光および照射される赤外線通信の通信制御を行う。具体的には、赤外線通信部32は、A/D変換器、D/A変換器などを含み、指向性制御部34を介して入力された赤外線信号を電気信号に変換し、さらに所定形式のデジタルデータに変換して制御部40に送信する受光部と、制御部40からのデータを赤外線信号に変換し、指向性制御部34を介して外部に照射する発光部とを含んでいる。
指向性制御部34は、レンズ群、フォトトランジスタ、赤外線発光ダイオードなどを含んでいる。この場合のレンズ群は赤外線信号の受光および照射の指向角を限定するものであるが、レンズ群を構成する各レンズとフォトトランジスタとの位置関係を制御することにより、受光角度を動的に調整できるようにすることが好ましい。
なお、本実施形態では、撮影部30および赤外線通信部32は、指向性制御部34を介することによって同じ方向に撮影および照射・受光できるものとして説明するが、これに限るものではない。撮影部30のカメラおよび赤外線通信部32の発光・受光部を同じ方向を向くように配置することでも、実施形態の構成と同様の効果を得ることができる。ただし、本実施形態のように指向性制御部34を備えることによって、ユーザがより容易に赤外線通信のような指向性を持った通信媒体を用いた通信を行うことができるように保つことができる。
回線通信部36は、外部の装置と電波を介した通信を行う。具体的には、回線通信部36は、アンテナ、通信処理回路などを含み、携帯電話回線などを介して対象の通信端末と通信する制御を行う回路を含んでいる。
通信端末70および80の赤外線通信部(識別情報受信手段、識別情報送信手段)72・82は、通信装置10の赤外線通信部32と同様の機能を有しており、通信装置10と赤外線通信経路を用いて通信を行う。通信端末70および80の回線通信部(中継通信手段)74・84は、通信装置10の回線通信部36と同様の機能を持っており、外部の装置と電波を介した通信を行う。通信端末70および80の制御部76・86は、通信端末70・80内の各種構成を統括的に制御する。通信端末70および80の記憶部78・88は、通信装置10の記憶部50と同様の機能を持っており、各種データおよびプログラムを記憶している。
次に、図2を参照して各部で行われるデータの処理について説明を行う。図2は、本実施形態の通信装置10における赤外線通信部32、指向性制御部34、および制御部40の詳細な機能ブロックを示している。図に示されるように、赤外線通信部32は赤外線受光部32aおよび赤外線発光部32bを含んでおり、指向性制御部34は受信角度調整部34aおよび送信角度調整部34bを含んでいる。制御部40は、赤外線通信制御部(通信制御手段)41、音声データ取得部42、操作データ取得部43、受信データ解析部44、送信データ生成部45、送受信角度制御データ生成部46、照準データ生成部(補助画像表示手段)47、表示制御部(補助画像表示手段)48、音声出力制御部49を含んでいる。
赤外線通信制御部41は、赤外線受光部32aから入力される受信データと赤外線発光部32bへ出力する送信データとのそれぞれのプロトコルを制御する。赤外線通信制御部41は、赤外線を媒介して入力された信号からアプリケーション層のデータを取り出し、受信データ解析部44に渡す。また、赤外線通信制御部41は、送信データ生成部45から渡されたアプリケーション層のデータを、赤外線を介して送信可能な信号に変換する。
受信データ解析部44は、赤外線通信制御部41から渡されたアプリケーション層のデータを、ユーザに向けて出力するための画像・文字・音声などの情報に変換し、表示制御部48あるいは音声出力制御部49に渡す。例えば、上記のアプリケーション層のデータが画像データをエンコードしたものであると判断した場合は、赤外線通信制御部41は受け取ったデータをデコードしてビットマップ画像データに変換した上で表示制御部48に渡す。また、アプリケーション層のデータが音声データをエンコードしたものであると判断した場合は、赤外線通信制御部41は受け取ったデータをデコードして音声波形データに変換した上で音声出力制御部49に渡す。
操作データ取得部43は、操作部24からデータを取得して送信データ生成部45および送受信角度制御データ生成部46に渡す。操作部24から渡されたデータが赤外線を媒介して送信すべきデータ、送信開始指示、あるいは送信終了指示であった場合には、操作データ取得部43は受け取ったデータを送信データ生成部45に渡す。一方、操作部24から渡されたデータが送受信角度を制御(ズーム)する指示であった場合には、操作データ取得部43は受け取ったデータを送受信角度制御データ生成部46に渡す。
音声データ取得部42は、マイクロフォン、増幅器、A/Dコンバータなどから成る音声入力部26から、ユーザの話し声などの音声データを取得し、送信データ生成部45に渡す。
送信データ生成部45は操作データ取得部43から渡されたデータが文字データであった場合はそのまま赤外線を媒介して送信するために赤外線通信制御部41に渡す。また、操作データ取得部43から渡されたデータが送信開始指示であった場合は、次回送信終了指示を受けるまでの間、音声取得部から渡された音声データを規定の方式で圧縮した上で赤外線通信部に渡す。
送受信角度制御データ生成部46は、操作データ取得部43から渡された送受信角度を制御(ズーム)する指示に基づいて、受信角度調整部34a、および送信角度調整部34bを制御する。
照準データ生成部47は、例えば、円および円の中心を通る十字の直線で形成したような照準の画像データを生成する。照準の画像データの大きさは、赤外線通信部32が、外部の送受信対象と通信可能な角度に一致させることが望ましい。また、照準データ生成部47は、送受信角度制御データ生成部46から渡された送受信角度のデータに応じて、生成する照準の画像の大きさを変更してもよい。例えば、受信角度を広くした場合には照準の画像の大きさを大きくし、受信角度を狭くした場合には照準の画像の大きさを小さくしてもよい。
表示制御部48は、CCD(Charge Coupled Device)カメラなどで構成される撮影部30から入力された画像データと照準データ生成部47から入力された照準の画像データとを合成した上で、表示部22上に表示するように制御する。
次に、図3を用いて通信装置10を携帯電話機として実装した場合の各部の外見について説明する。図3は、本実施形態の通信装置10を携帯電話機に適用した場合の外観を示す概略図である。図3に示す携帯電話機は、いわゆるクラムシェル型であり、同図に開いた状態で示されている。図3の(a)には、携帯電話機を閉じたときに内側となる部分が示されており、この部分は、携帯電話機を開いたときにユーザが主に利用する側である。
以下では、図3の(a)に示される側を前面側として説明を行う。また、図3の(b)は、携帯電話機を閉じたときに外側となる部分を示している。この部分は、携帯電話機を開いたときに図3の(a)の側と反対側となる。以下では、図3の(b)に示される側を背面側として説明する。図3において、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は背面を左側とした場合の側面図である。
携帯電話機は、通信装置10の正面側に、情報が表示される表示部22と、ユーザの操作を受け付ける操作ボタンで構成された操作部24と、ユーザの音声をマイクロフォンに到達させるための送話口が設けられた音声入力部26と、イヤホンまたはスピーカが出力する音声を外部に到達させるための受話口が設けられた音声出力部28とが設けられ、通信装置10の背面側に撮影を行う撮影部30と、赤外線受光部32aならびに赤外線発光部32bからなる赤外線通信部32とが設けられている。
本実施形態では、操作部24は、通信装置10における各種設定や機能切替えを行うための機能ボタン群と、数字や文字などの記号を入力するための入力ボタン群とから構成されている。具体的には、上記機能ボタン群は、通信装置10の電源のON/OFFを切り替るための電源ボタン、撮影部30を起動するためのカメラボタン、メールソフトを起動するためのメールボタン、選択対象を上下左右方向に移動させるための十字ボタン、該十字ボタンの中央に配置されており種々の選択を決定するための決定ボタン、入力された記号をキャンセルしたり、操作をキャンセルしたりするためのクリアボタンなどを含んでいる。また、上記入力ボタン群は、0〜9および*#の記号が割り当てられたテンキーである。
撮影部30は、被写体の撮影を行う。具体的には、撮影部30は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と光学系とを含んでいる。赤外線通信部32は、撮影部30と同一の向きに取り付けられ、赤外線発光素子および赤外線受光素子と、それらから入出力される赤外線の送受信角度を制限するレンズ群とを含んでいる。
本実施形態の通信装置10は、赤外線受信の場合について述べると、撮影部30が撮影した赤外線データ送信源を含む画像を表示部22上に照準画像と重ね合わせて表示し、照準画像内に表示される赤外線データ送信源から照射される赤外線信号のみを赤外線通信部32または指向性制御部34内のレンズにより選択的に絞り込んだ上で赤外線受光素子により受光し、通信装置10内の赤外線通信制御部41により目的の情報を取り出した上で、受信データ解析部44により音声・文字などの情報に変換しスピーカあるいは表示画面により再生する。
また、本実施形態の通信装置10は、赤外線送信の場合について述べると、撮影部30が撮影した赤外線受光器を含む画像を表示部22上に照準画像と重ね合わせて表示し、照準画像内に表示される赤外線受光器のみを対象として、赤外線発光素子が発する赤外線信号を赤外線通信部32または指向性制御部34内のレンズにより絞り込んだ上で照射する。
以上の構成によって、通信装置10を用いて、送受信角度が近接した複数の赤外線データ送受信対象からいずれか一つを簡単な操作で選択し、データを送受信することが可能となる。
次に、図4および図5を参照して、撮影した映像から通信対象を絞り込む方法について説明を行う。図4は、本実施形態の通信装置10で撮影した映像の具体例を示す図である。図5は、通信装置10の筐体の向きを変更することによって、複数の発信源からいずれか1つを選択する方法を示す図である。
図4に示すように、撮影部30のカメラによって撮影された撮影画像には、塔の形状の建築物と、屋根のある家屋の形状の建造物が撮影されている。ここで、各建築物が赤外線通信による情報を発信しているとする。赤外線による情報の発信源は、便宜上、塔および家の上に☆印で示されている。ここでは、塔に存在する発信源を赤外線発信源1、家に存在する発信源を赤外線発信源2として説明する。
撮影部30から撮影された映像には、通信装置10に搭載されたアプリケーションによって、照準データ生成部47で生成された照準画像が合成されて表示される。図4では、円および円の中心を通る十字の破線によって照準画像が示されている。ここでは、ユーザが赤外線発信源1との通信を希望し、照準画像に赤外線発信源1を合わせていることを示している。
照準画像を発信源に合わせる方法としては、ユーザが通信装置10の筐体を傾けることによって、筐体に固定された撮影部30のカメラおよび赤外線通信部32の方向を変更してもよいし、通信装置10を固定した状態で赤外線通信部32上に設けられた指向性制御部34が指向角を変更することによっていずれかの発信源を選択する構成であってもよい。なお、本実施形態では、複数の赤外線発信源から通信装置10に対して赤外線が照射されている場合でも、撮影画像の照準画像内に捉えられた発信源との通信を選択的に行うものとする。
図5では、2つの一点鎖線がなす角度が、通信装置10の撮影部30におけるカメラの視野角(図示の例では70°)であり、2つの二点鎖線のなす角度が、赤外線通信部32における赤外線受光部32aの赤外線受信角度(図示の例では10°)であり、2つの実線がなす角度が、発信源からの赤外線の照射角度(図示の例ではそれぞれ30°)である。上記2つの二点鎖線で挟まれた領域が、通信装置10との通信対象となる対象領域である。すなわち、通信装置10は、対象領域に存在する発信源と通信可能となる。上記の場合、通信装置10をユーザが傾けることによって10°しかない赤外線の受光角度を調節し、図に☆印で示された赤外線発信源との通信を選択的に行うことができる。なお、受信ならびに送信が逆の場合であっても同様に選択的な送受信が可能である。
次に、図6を参照して、赤外線通信部32ならびに指向性制御部34の構成について説明する。図6は、赤外線通信部32ならびに指向性制御部34の具体的な構成を示す模式図である。
図6の(a)は、赤外線通信部32(赤外線受光素子または赤外線発光素子)、接眼レンズ61、および対物レンズ62が筒の中に収められた屈折型の望遠赤外線デバイスの断面図を示している。
図6の(b)は、赤外線通信部32、および2つの凹面鏡63・63によって構成された反射形の望遠赤外線デバイスの断面図を示している。
図6の(c)は、円柱の中空部に収められた赤外線通信部32と、該中空部から円柱の端面まで穿孔された細い孔部とから構成されたピンホール型の望遠赤外線デバイスの断面図を示している。赤外線通信部32を孔部に近づけると指向角が広くなり、遠ざけると狭くなる。
図6の(d)は、赤外線通信部32、接眼レンズ61、対物レンズ62が筒の中に納められ、接眼レンズ61ならびに対物レンズ62を駆動するステッピングモータ(対象領域変更手段)64を備えた屈折型のズーム赤外線デバイスの断面図を示している。上記構成において、複数枚のレンズの位置関係をステッピングモータにより制御し、赤外線の受光角度または照射角度を制御している。なお、各レンズの位置関係による指向角の制御方法の詳細については、光学技術者に既知の技術であるので説明を省略する。
上述の各赤外線デバイスを用いて、受光または発光するする赤外線の指向角を変更することによって、通信可能な赤外線発信源を適切に絞り込むことができる。
以上のように、本実施形態の通信装置10は、通信対象の端末を含む映像を撮影する撮影部30と、撮影部30が撮影した映像から通信対象の端末を含む映像を表示する表示部22と、上記映像に含まれる通信対象の通信端末70と指向性を有する赤外線通信経路を用いて通信する赤外線通信部32と、通信端末70との赤外線通信の制御を行う赤外線通信制御部41とを備えている。
また、本実施形態の通信装置10における通信方法は、撮影部30が、通信対象の端末を含む映像を撮影する撮影ステップと、表示部22が、撮影ステップにおいて撮影した通信対象の通信端末70の映像を表示する表示ステップと、上記表示ステップのおいて表示された通信対象の通信端末70と指向性を有する赤外線通信経路を用いて通信する制御を行う通信制御ステップとを備えている。
上記の構成によれば、通信対象の通信端末70を撮影し、撮影した映像から通信対象をユーザに選択させることで通信端末70との通信を行うことができるので、ユーザに容易な操作で任意の通信対象を選択させ、赤外線通信経路を用いた通信を行うことができる。
なお、上述の説明では、通信装置10が携帯電話機の場合について説明したが、これに限るものではない。電子手帳やPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末、ゲーム機、モバイルコンピュータといった携帯可能な電子デバイスであってもよい。赤外線通信端子を初めとする指向性通信部デバイスとカメラなどの映像入力デバイスとを備え、指向性を調節して通信を行う構成であれば、本実施形態と略同様の効果が得られる。
〔実施の形態2〕
本実施形態の通信装置では、図1〜図6に示される通信装置に10比べて、赤外線通信部32および指向性制御部34に備えられた指向性通信デバイスが指向角を調整する機能を必須構成とする点が異なり、その他の構成は同様である。
なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。また、本実施形態を構成する場合、指向性通信デバイスは図6(d)に示したような、接眼レンズ61ならびに対物レンズ62を駆動するステッピングモータ64を備えた屈折型のズーム赤外線デバイスであることが好ましいが、これに限定されるものではない。図6(a)〜(c)に示す構成であっても、また、その他の指向性通信デバイスであっても、指向角を変更する機能を備えていればよい。
上記構成において、指向性通信デバイスが指向角を変更した場合の映像表示の動作を、図7に基づき説明すると、以下の通りである。図7(a)は、標準状態における撮影映像、図7(b)は望遠レンズによって指向角を狭くして、照射範囲を狭くした状態における撮影映像を示している。
図7(a)(b)には、それぞれ赤外線発信源1・2、および照準器の画像が合成されたカメラ撮影画像が示されている。ここで、照準器の画像の大きさは、指向性通信デバイスの受光角を示している。図7(a)の照射角では、赤外線発信源1および赤外線発信源2の両方が同時に受光範囲にはいってしまうので、ユーザにとっては通信相手の赤外線発信源を選択する操作が難しくなってしまう。
そこで、ユーザは、操作部24を用いて指向性制御部34に赤外線の照射をズームさせる機能を実行する。具体的には、望遠レンズを追加したり、対物レンズおよび接眼レンズの距離を変更したりすることによって赤外線の受光角を狭くして、赤外線が受光される範囲を狭く絞る。上記の操作に合わせて、照準データ生成部47は、指向性通信デバイスの受光角に基づいて照準器の画像のサイズを変更する。
上述の一連の操作によって、図7(b)のように照準器の画像が狭くなり、近接する2つの赤外線発光源に対してユーザが選択する操作を容易に行うことができるカメラ撮影画像を表示することができる。
以上のように、本実施形態の通信装置では、赤外線通信部32における指向角を変更する指向性制御部34をさらに備えている。
上記の構成によれば、指向角を変更する指向性制御部34を備えているので、通信可能な指向角が狭く、ユーザによって通信相手と通信可能な角度を設定することが困難な場合であっても、通信装置によって通信可能な指向角を設定し、維持することができる。
また、本実施形態の通信装置では、指向角制御部34は、望遠レンズの機能を備えている。
上記の構成によれば、望遠レンズの機能によって赤外線通信デバイスの照射または受光する倍率を変更できるので、通信相手の端末を選択しやすい倍率に変更してユーザによる通信端末の選択操作を容易にすることができる。
また、本実施形態の通信装置では、表示部22は、指向角制御部34による指向角の変更に連動して、撮影部30が撮影した映像の表示範囲を変更している。
上記の構成によれば、指向角の変更、すなわち、倍率を変更することによって変化した指向性を有する通信経路の通信可能範囲を反映して映像を表示している、指向角度を変更した場合でもユーザが通信相手の端末を選択しやすいように映像を表示することができる。
また、本実施形態の通信装置では、表示部22は、指向性制御部34による指向角の変更に連動して、照準器の画像の大きさを変更することを特徴としている。
上記構成によれば、照射・受光範囲の縮小に従って、選択対象を選択するための領域を小さく変更することによって、ユーザが選択する操作をより容易に行うことができる構成を提供することができる。
なお、上述の説明では、選択可能な端末の選択を補助するための画像として、照準を合わせるための照準器の画像を用いる場合について説明したが、これに限るものではない。特定の領域を囲ったり、矢印で示したり、別の表示部に対象領域を表示する構成であってもよい。
〔実施の形態3〕
本実施形態の通信システムでは、図1〜図7に示される構成に比べて、サーバ90を備え、サーバ90を介して通信装置10ならびに通信端末70・80間で個人情報の送信を必要とせずにサーバを介した情報の送受信が可能な点が異なり、その他の構成は同様である。
なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
上記構成において、サーバ90が通信装置10および通信端末70・80間の通信を中継する際の動作を、図8〜図10に基づき説明すると、以下の通りである。
図8は、サーバ90を介して通信装置10および通信端末70・80の間でデータの送受信を行う構成を示すブロック図である。図9は、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90の間でやり取りされるデータの流れを示す概略図である。図10は、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90の間でやり取りされるデータの具体例を示す図である。
図8では、図1に示した構成と比較して、サーバ90の構成が追加され、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90がそれぞれ備える回線通信部によって、サーバ90を介して相互に通信することが可能な構成となっている。サーバ90は、制御部92、回線通信部(識別情報受信手段、個別通信中継手段)94、セッション管理部(通信開設手段、識別情報報知手段)96を備えている。
次に、図9および図10を参照して、サーバ90を介して通信を行う具体的手順について説明する。
(1)まず、通信装置10は、回線通信部36を用いてサーバ90に対してセッション(個別通信)の開始要求を送信する。なお、以下では、セッションとはメッセージ交換、データ交換、チャットなどと呼ばれるような二者あるいは少数の人数で構成されたグループの間でやり取りされる双方向通信のことを指すものとして説明を行う。
セッションの開始要求として、通信端末10は、サーバ90に対して、図10の(1)に示すような「OPEN,090−1111−1111」といった文字列をサーバ90に対して送信する。なお、「090−1111−1111」は、通信端末10の回線通信部36が持つ固有の電話番号を表すものとして以下の説明を行う。
(2)次に、サーバ90は、通信装置10からのセッションの開始要求に対して、新たなセッションを開設し、開設したセッションを識別するための識別情報であるセッションID(ここでは、AAA)と、通信装置10の電話番号に代わる識別情報である臨時ID(ここでは、01)を設定し、図10の(2)に示すような「YOU−ARE,AAA,01」といった文字列を通信装置10に対して送り返す。
(3)次に、通信装置10は、通信端末70に対して、上記(2)で受信したセッションIDおよび臨時IDを、セッション勧誘問い合わせ要求(ここでは、JOIN?という文字列)に併せて、図10の(3)に示すような「JOIN?,AAA,01」という文字列に変えて送信する。
(4)次に、通信端末70は、通信装置10からのセッション勧誘問い合わせ要求に対して承諾し、サーバ90に対して通信装置10から受信したセッションIDと、当該セッションIDへの参加希望を示す文字列(ここでは、JOIN)と、通信端末70の識別情報(ここでは、通信端末70に割り当てられた固有の電話番号である090−2222−2222)を、図10の(4)に示すような「JOIN,AAA,02」という文字列に変えて送信する。
(5)次に、サーバ90が、通信端末70からのセッション参加希望に応答して、通信端末70に対する臨時ID(ここでは、02)と、参加したセッションのセッションID(ここでは、AAA)を、図10の(5)に示すような「YOU−ARE,AAA,02」という文字列に変えて返信する。
(6)さらに、通信装置10に対して、(5)で通信端末70に対して割り当てられた臨時IDを通知するために、図10の(6)に示すような「SHE−IS,AAA,02」という文字列に変えて返信する。
(7)上記(1)〜(6)の処理によって、通信装置10および通信端末70の間で臨時のセッションを確立し、相互の臨時IDを用いて更新が可能になる。具体的には、通信装置10から通信端末70に対して「もしもし」というメッセージを送信する場合は、図10の(7)に示すような「TALK,AAA,02,”もしもし”」という文字列に変えて送信する。これによって、臨時ID02に対して、「”もしもし”」という文字列でメッセージが送信される。
なお、(1)で生成したセッションは、一定の時間、例えば、30分や1時間、1日、1週間などといった一定の時間が経過した場合は消滅させるものとする。これにより、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を交換する必要なく、メールやメッセージを相互に更新することが可能な通信システムを構築することができる。
また、上述の例では、通信端末10の識別情報を臨時IDと共に送信する場合を例にあげて説明したが、これに限るものではない。ユーザのニックネームを識別情報として送信してもよいし、臨時IDのみを送信してもよい。
以上のように、本実施形態の通信システムは、通信装置10と、通信装置10と赤外線通信部32とを介して通信を行う通信端末70と、通信装置10および通信端末70間の通信の中継を行うサーバ90とを備えた通信システムであって、サーバ90は、通信装置10および通信端末70の間で行うセッションの開設を要求するセッション開設要求を通信装置10から受け付ける手段と、セッション開設要求に応答して、セッションを識別するためのセッションIDおよび通信装置10を識別するための臨時IDを返信する手段と、通信端末70の識別情報を受け付ける手段と、セッションIDが一致する通信装置10および通信端末70の間で送受信されるデータの送受信を中継する手段とを備え、通信装置10は、サーバ90に対してセッション開設要求を送信する手段と、サーバ90からセッションIDならびに臨時IDを受信する手段と、赤外線通信部32を用いて通信対象の通信端末70に対してセッションIDならびに臨時IDを送信する手段と、サーバ90を介して通信対象の通信端末70との通信を行う手段とを備え、通信端末70は、通信端末70から通信端末70の識別情報ならびにセッションIDを受信する手段と、サーバ90に対してセッションIDならびに電話番号を送信する手段と、サーバ90を介して、通信端末70との通信を行う手段とを備えている。
また、本実施形態の通信方法は、通信装置10と、通信装置10と赤外線通信部32を介して通信を行う通信端末70と、通信装置10および通信端末70間の通信の中継を行うサーバ90とを備えた通信システムにおける通信方法であって、通信装置10が、サーバ90に対してセッション開設要求を送信するステップと、サーバ90が、通信装置10および通信端末70の間で行うセッションの開設を要求するセッション要求を通信装置10から受け付けるステップと、サーバ90が、セッション開設要求に応答して、セッションを識別するためのセッションIDおよび通信装置10を識別するための臨時IDを返信するステップと、通信装置10が、サーバ90からセッションIDならびに臨時IDを受信するステップと、通信装置10が、上記指向性通信手段を用いて通信対象の通信端末70に対してセッションIDならびに臨時IDを送信するステップと、通信端末70が、通信装置10からセッションIDならびに臨時IDを受信するステップと、通信端末70が、サーバ90に対してセッションIDならびに電話番号を送信するステップと、サーバ90が、通信端末70からのセッションIDを受け付けるステップと、サーバ90が、セッションIDが一致する通信装置10および通信端末70の間で送受信されるデータの送受信を中継するステップと、通信装置10および通信端末70がサーバ90を介して通信を行うステップとを備えている。
上記の構成によれば、サーバ90によって臨時IDが通信装置10および通信端末70に対して割り当てられるので、通信装置10および通信端末70がそれぞれ相手の識別情報を知らない場合であっても、相互でデータの送受信が可能な通信システムおよび通信方法を実現している。
〔実施の形態4〕
図11は、上述の通信装置10で用いることができる外部接続可能な指向性制御器具を装着した通信装置の側面図である。従来、カメラと赤外線送受信器とを搭載した携帯電話器では、カメラと赤外線送受信器の向きが一致せず、また赤外線送受信の角度を一定以上に絞る機構を持たない。そこで、図11のようなアタッチメントを取り付け、本願のソフトウェアを内蔵することにより、従来の携帯電話器に本願の機能を持たせることが可能となる。
〔実施の形態5〕
図12は、上述の通信装置10を車両に適用した場合の構成例を示す概略図である。
車両100は、通信装置10、表示部22、音声出力部28などを車内に備え、赤外線通信部32を外部と通信可能に車外に備えている。車両100の内部に搭載した通信装置10から通信対象とする他の車両の赤外線通信部に向けて赤外線を照射し、通信を開始する。
本実施形態では、通信装置10に備えられたマイクロフォンから入力された音声データを規定の方式でエンドコードした上で送信用端末から相手の赤外線通信部に向けて送信される。通信相手は、受信したデータをデコードし、音声として車内にて再生する。通信相手が自分に送信する場合も同様である。これにより、口頭での対話ができない状況で、周囲に騒音を発することなく、一時的な情報交換が可能となる。
以上のように、任意の車両に上述の通信装置10を配置することによって、例えば、前を走る車に対して個人情報のやり取りを行うことなく、「あなたの前の車と、この車は同行していますので、追い越して先に行って下さい。」などといったメッセージを他の車両に対して発信することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90の各ブロック、特に入出力部20および制御部40の各機能部は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、通信装置10、通信端末70・80、およびサーバ90を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
以上のように、本発明の通信装置は、通信対象の端末を撮影し、撮影した映像から通信対象を選択可能に表示し、ユーザに選択させることで指向性を有する通信経路を用いて通信対象の端末との通信を行うことで、ユーザに容易な操作で任意の通信対象を選択的させ、指向性通信経路を用いた通信を行うことができるので、携帯電話機だけでなく、電子手帳やPDAなどの携帯端末、ゲーム機、モバイルコンピュータといった携帯可能な電子デバイスだけでなく、任意の車両などに設置する装置に対しても適用することができる。
本発明の一実施形態を示すものであり、通信装置、および通信端末の要部構成を示すブロック図である。 上記の通信装置おける赤外線通信部、指向性制御部、および制御部の詳細な機能ブロックを示す図である。 上記の通信装置を携帯電話機に適用した場合の外観を示す概略図である。 上記の通信装置で撮影した映像の具体例を示す図である。 上記の通信装置の筐体の向きを変更することによって、複数の発信源からいずれか1つを選択する方法を示す模式図である。 (a)〜(d)は、赤外線通信部ならびに指向性制御部の具体的な構成を示す模式図である。 本発明の別の実施形態を示すものであり、屈折型のズーム赤外線デバイスを用いた場合に表示される撮影映像および照準画像の一例を示す概略図であり、(a)は、標準状態における撮影映像、(b)は望遠レンズによって指向角を狭くして、照射範囲を狭くした状態における撮影映像を示している。 本発明のさらに別の実施形態を示すものであり、サーバを介して通信装置および通信端末の間でデータの送受信を行う構成を示すブロック図である。 図8の実施形態において、通信装置、通信端末、およびサーバの間でやり取りされるデータの流れを示す概略図である。 図8の実施形態において、通信装置、通信端末、およびサーバの間でやり取りされるデータの具体例を示す図である。 上記の通信装置で用いることができる外部接続可能な指向性制御器具を装着した通信装置の側面図である。 別の実施形態を示すものであり、上記の通信装置を車両に適用した場合の構成例を示す概略図である。
符号の説明
10 通信装置(端末装置)
20 入出力部
22 表示部(表示手段)
24 操作部
26 音声入力部
28 音声出力部
30 撮影部(撮影手段)
32 赤外線通信部(指向性送信/受信手段、識別情報送信手段)
32a 赤外線受光部
32b 赤外線発光部
34 指向性制御部(対象領域変更手段)
34a 受信角度調整部
34b 送信角度調整部
36 回線通信部(開設要求送信手段、識別情報受信手段、中継通信手段)
40 制御部(制御手段)
41 赤外線通信制御部
42 音声データ取得部
43 操作データ取得部
44 受信データ解析部
45 送信データ生成部
46 送受信角度制御データ生成部
47 照準データ生成部
48 表示制御部
49 音声出力制御部
50 記憶部
52 プログラム格納領域
54 データ格納領域
61 接眼レンズ
62 対物レンズ
63 凹面鏡
64 ステッピングモータ(対象領域変更手段)
70、80 通信端末(端末)
72、82 赤外線通信部(識別情報受信手段、識別情報送信手段)
74、84 回線通信部(中継通信手段)
76、86 制御部
78、88 記憶部
90 サーバ
92 制御部
94 回線通信部(識別情報受信手段、個別通信中継手段)
96 セッション管理部(通信開設手段、識別情報報知手段)

Claims (5)

  1. 映像を撮影する撮影手段と、
    上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、
    対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備える端末装置であって、
    上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように、上記撮影手段の撮影方向と、上記指向性送信/受信手段の指向性との少なくとも1つを変更する方向変更装置を備えたことを特徴とする端末装置
  2. 映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備え、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられており、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御手段をさらに備えた端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の送信を、指向性を有して行う指向性送信手段である第1の端末装置と、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の受信を、指向性を有して行う指向性受信手段である第2の端末装置と、
    第1の端末装置および第2の端末装置と通信可能に接続したサーバとを備えた通信システムであって、
    上記サーバは、
    第1の端末装置および第2の端末装置間で行う個別通信の開設を要求する個別通信開設要求を第1の端末装置から受け付ける通信開設受付手段と、
    上記個別通信開設要求に応答して、当該個別通信を識別するための個別通信識別情報を通知する識別情報通知手段と、
    第2の端末装置からの個別通信識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
    上記識別情報受付手段が第2の端末装置から受け付けた上記個別通信識別情報を上記識別情報通知手段が通知した第1の端末装置と、当該第2の端末装置との間でのデータの中継を行う個別通信中継手段とを備え、
    第1の端末装置は、
    上記サーバに対して上記個別通信開設要求を送信する開設要求送信手段と、
    上記サーバから上記個別通信識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    上記個別通信識別情報を、上記指向性送信手段を介して送信する識別情報送信手段と、
    上記サーバを介して第2の端末装置との通信を行う中継通信手段とを備え、
    第2の端末装置は、
    上記個別通信識別情報を、上記指向性受信手段を介して受信する識別情報受信手段と、
    上記サーバに対して上記個別通信識別情報を、第2の端末装置識別情報と共に送信する識別情報送信手段と、
    上記サーバを介して、第1の端末装置との通信を行う中継通信手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  3. 映像を撮影する撮影手段と、上記撮影手段が撮影した映像を表示する表示手段と、対象領域に存在する他の装置と情報の送信および受信の少なくとも一方を、指向性を有して行う指向性送信/受信手段とを備え、上記撮影手段および上記指向性送信/受信手段は、上記撮影手段が撮影可能な領域に上記対象領域を含むように設けられており、上記撮影手段が撮影した映像を表示するように上記表示手段を制御すると共に、上記送信/受信手段を動作させる制御手段をさらに備えた端末装置であって、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の送信を、指向性を有して行う指向性送信手段である第1の端末装置と、上記指向性送信/受信手段が、少なくとも情報の受信を、指向性を有して行う指向性受信手段である第2の端末装置と、
    第1の端末装置および第2の端末装置と通信可能に接続したサーバとを備えた通信システムにおける通信方法であって、
    第1の端末装置が、上記サーバに対して個別通信開設要求を送信するステップと、
    上記サーバが、上記個別通信開設要求に応答して、当該個別通信を識別するための個別通信識別情報を通知するステップと、
    第1の端末装置が、上記個別通信識別情報を、上記指向性送信手段を介して送信するステップと、
    上記第2の端末装置が、上記個別通信識別情報を、上記指向性受信手段を介して受信するステップと、
    上記第2の端末装置が、上記サーバに対して上記個別通信識別情報を送信するステップと、
    上記サーバが、第2の端末装置から受け付けた上記個別通信識別情報を通知した第1の端末装置と、当該第2の端末装置との間でのデータの中継を行うステップとを備えることを特徴とする通信方法。
  4. 請求項に記載の通信システムを動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  5. 請求項に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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