JP4932381B2 - 遊技媒体計数システムおよび遊技媒体計数方法 - Google Patents

遊技媒体計数システムおよび遊技媒体計数方法 Download PDF

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Description

本発明は、各遊技台に併設され遊技媒体の貸出処理を行う台間装置と遊技によって獲得された遊技媒体を計数する計数装置とを備える遊技媒体計数システムおよび遊技媒体計数方法に関し、特に、遊技店のサービスを低下させることなく、かつ効率的に不正を防止することができる遊技媒体計数システムおよび遊技媒体計数方法に関する。
従来、パチンコ店などの遊技店においては、遊技客が打ち込んだ玉数や遊技客へ払いだされた玉数などの台データがパチンコ台ごとに管理され、遊技店の収支管理などに供されている。最近では、大当たりラウンド総数が異なる2種類の大当たりがあるパチンコ台などが導入されつつあるため、より正確に台データを記録するため、大当たりラウンド総数別に出玉を管理することなどが検討されている(例えば特許文献1参照)。
このような台データは、遊技客の台選びの参考となるように、一部のデータがサービスとして公開されることがある。また、他店からの玉の持ち込みや拾った玉の計数などの不正を防止するためにも用いられる。具体的には、遊技客がパチンコ台における遊技を終了する際、獲得された玉を計数する従業員がこのパチンコ台について記録されている出玉数を遊技フロアとは別の事務所などにいる従業員へ無線通信機などを用いて問い合わせ、計数機における計数結果との差が一定範囲内に収まっているか確認することなどが行われている。
特開2006−94960号公報
しかしながら、このような不正防止は効率が悪いとともに、従業員が出玉数の問い合わせをしている時間などは遊技客が待たされることになり、サービスの低下が生じる。すなわち、上述のような不正防止を実行するためには、遊技フロアで遊技客の玉を計数する従業員の他に、常に事務所などにも従業員を配置し、遊技フロアの従業員から伝えられた台番号に対応する出玉数をホールコンピュータを操作して確認する必要があるため、人手を要するとともに時間がかかる。
一方で、他店からの玉の持ち込みや拾った玉の計数などの不正を無視すれば、遊技店の売上に悪影響を及ぼすため、これらの不正が行われないよう、厳しく監視することが望まれている。なお、これらの問題は、遊技媒体としてメダルを用いるパチスロにおいても同様に発生し得る。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、遊技店のサービスを低下させることなく、かつ効率的に不正を防止することができる遊技媒体計数システムおよび遊技媒体計数方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、各遊技台に併設され遊技媒体の貸出処理を行う台間装置と遊技によって獲得された遊技媒体を計数する計数装置とを備える遊技媒体計数システムであって、前記台間装置は、記録媒体の種別を判定する種別判定手段と、前記種別判定手段による判定の結果、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、自装置に隣接する隣接遊技台に係る台情報を記録媒体に記録する記録手段を有し、前記計数装置は、前記記録媒体を受け付ける受付手段と、前記受付手段によって受け付けられた記録媒体に記録された台情報に基づいて前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を取得する取得手段と、遊技客が所持する遊技媒体を計数する計数手段と、前記取得手段によって取得された遊技媒体数と前記計数手段によって計数された遊技媒体数との差が一定範囲を超えるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、遊技媒体数の差が一定範囲を超える場合に、不正の可能性がある旨を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録手段は、前記隣接遊技台において遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データから前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出する算出手段を含み、前記算出手段によって算出された遊技媒体数を記録媒体に記録することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記算出手段は、外部から受信した前記隣接遊技台の台データを用いて遊技媒体数を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記算出手段は、前記隣接遊技台から直接収集して記憶した台データを用いて遊技媒体数を算出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記記録手段は、前記隣接遊技台に固有の識別情報を記録媒体に記録し、前記取得手段は、前記記録手段によって記録された識別情報に対応する台データであって、遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データを外部から受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された台データから前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出する算出手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記台間装置は、前記記録手段によって記録媒体に台情報が記録される際、遊技客が遊技を終了したことを示す遊技終了通知を出力する出力手段をさらに有することを特徴とする。
また、本発明は、各遊技台に併設され遊技媒体の貸出処理を行う台間装置と遊技によって獲得された遊技媒体を計数する計数装置とを備える遊技媒体計数システムにおける遊技媒体計数方法であって、前記台間装置が、記録媒体の種別を判定する種別判定工程と、前記種別判定工程による判定の結果、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、自装置に隣接する隣接遊技台に係る台情報を記録媒体に記録する記録工程と、前記計数装置が、前記記録媒体を受け付ける受付工程と、前記受付工程にて受け付けられた記録媒体に記録された台情報に基づいて前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を取得する取得工程と、遊技客が所持する遊技媒体を計数する計数工程と、前記取得工程にて取得された遊技媒体数と前記計数工程にて計数された遊技媒体数との差が一定範囲を超えるか否かを判定する判定工程と、前記判定工程における判定の結果、遊技媒体数の差が一定範囲を超える場合に、不正の可能性がある旨を表示する表示工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、台間装置は、記録媒体の種別を判定し、判定の結果、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、自装置に隣接する隣接遊技台に係る台情報を記録媒体に記録し、計数装置は、記録媒体を受け付け、受け付けられた記録媒体に記録された台情報に基づいて隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を取得し、遊技客が所持する遊技媒体を計数し、取得された遊技媒体数と計数された遊技媒体数との差が一定範囲を超えるか否かを判定し、遊技媒体数の差が一定範囲を超える場合に、不正の可能性がある旨を表示する。このため、データ上の獲得遊技媒体数と実際の計数結果とを比較して不正を防止することができる。さらに、データ上の獲得遊技媒体数を取得するためにデータを管理しているホールコンピュータなどに従業員を配置しなくても、迅速に遊技媒体数の比較を行うことができる。結果として、遊技店のサービスを低下させることなく、かつ効率的に不正を防止することができる。特に、記録媒体の種別を判定し、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、記録媒体に台情報を記録するため、非公開の台情報を従業員のみが取得することになり、情報の秘匿性を確保することができる。
また、本発明によれば、隣接遊技台において遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データから隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出し、算出された遊技媒体数を記録媒体に記録する。このため、計数装置においては、単に記録媒体に記録された遊技媒体数を読み取るのみでデータ上の獲得遊技媒体数を取得することができ、計数装置における遊技客の待ち時間を短縮することができる。
また、本発明によれば、外部から受信した隣接遊技台の台データを用いて遊技媒体数を算出するため、遊技店のすべての台データを記憶するホールコンピュータなどから確実に隣接遊技台の台データを取得して、データ上の獲得遊技媒体数を求めることができる。
また、本発明によれば、隣接遊技台から直接収集して記憶した台データを用いて遊技媒体数を算出するため、遊技店のすべての台データを記憶するホールコンピュータなどを介さなくてもデータ上の獲得遊技媒体数を求めることができ、ホールコンピュータなどの処理負荷を軽減することができる。
また、本発明によれば、隣接遊技台に固有の識別情報を記録媒体に記録し、記録された識別情報に対応する台データであって、遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データを外部から受信し、受信された台データから隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出する。このため、台間装置においては隣接遊技台の識別情報のみを記録すれば良く、台間装置における処理時間をさらに短縮し、遊技客および従業員が台間装置に面する通路に留まる時間を短縮することができる。したがって、遊技を終了した遊技客および従業員が台間装置に面する通路において他の遊技客や従業員の往来を妨害する程度を軽減することができる。
また、本発明によれば、記録媒体に台情報が記録される際、遊技客が遊技を終了したことを示す遊技終了通知を出力するため、遊技客が遊技台における遊技を終了した時点で遊技終了通知が出力されることになり、出力された遊技終了通知によって台情報の履歴に遊技客が交代したタイミングを正確に記録することができる。結果として、データ上の獲得遊技媒体数を正確に算出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下で説明する遊技店においては、遊技で獲得された玉やメダルなどを使用して他の台で遊技を行う、いわゆる「台移動」が禁止されているものとする。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る遊技店の概略構成を示すブロック図である。同図に示す遊技店は、ホールコンピュータ10、島コントローラ20、計数装置30、台間装置40、およびパチンコ台50を有している。
ホールコンピュータ10は、遊技店全体を統括管理しており、特に店内のすべてのパチンコ台50について、打ち込まれた玉(以下「打込玉」という)や払い出された玉(以下「払出玉」という)などの台データ11を記憶している。具体的には、ホールコンピュータ10は、例えば図2−1に示すような台データ11を記憶している。すなわち、打込玉、払出玉、打込玉と払出玉の差玉、および差玉履歴を台番号に対応付けて記憶している。差玉は、打込玉から払出玉を減算したものであるため、差玉が正の値であれば遊技店に利益が生じており、差玉が負の値であれば遊技客に利益が生じている。
また、差玉履歴は、差玉の時間推移を示しており、拡大すると例えば図2−2に示すようになっている。図2−2において、黒い三角形の印は、後述するように、台間装置40または計数装置30から遊技終了通知を受け取った時点を示しており、この時点で遊技客が遊技を終了し、遊技によって獲得した玉が計数されたことを示している。この図2−2に示す差玉履歴において、グラフが紙面上方の打込側へ伸びている間は、賞球が払い出されず遊技店が優勢となっていることを示し、グラフが紙面下方の払出側へ伸びている間は、賞球が払い出され遊技客が優勢となっていることを示している。また、遊技終了通知を受け取った直近の時点から現在までの間で、紙面上方の打込側へ突出する最も高いピークの差玉から現在の差玉を減算すると、現在遊技客が所持しているおおよその出玉数が得られる。
再び図1の説明に戻って、島コントローラ20は、「島」と呼ばれる単位ごとに複数の台間装置40およびパチンコ台50を管理し、台間装置40やパチンコ台50とホールコンピュータ10との間の台データなどの情報のやり取りを中継する。
計数装置30は、遊技客がパチンコ台50において獲得した出玉を計数し、計数結果が記録されたレシートを発行する。このとき、計数装置30は、遊技店の従業員のみが所持する従業員用のICカードを認識して、計数を行うのが正規の従業員であることを認証した上で出玉の計数を実行する。さらに、計数装置30は、出玉が獲得されたパチンコ台50の出玉データを従業員用のICカードから取得し、出玉データと計数結果を比較して、両者の差が一定範囲を超えている場合は、不正が行われた可能性がある旨を表示する。
台間装置40は、併設されたパチンコ台50の遊技客による現金の投入を受け付け、投入金額に応じて遊技媒体である玉の貸出処理を行う。台間装置40は、玉の貸出処理中は、投入金額の残高を内部に挿入されたICカードに記録し、遊技終了時に遊技客が精算可能なようにしておく。また、台間装置40は、遊技客の遊技終了時に従業員用のICカードが受け付けられると、ホールコンピュータ10へ遊技終了通知を送信するとともに、併設されたパチンコ台50の台データをホールコンピュータ10から取得し、従業員用のICカードに記録する。
パチンコ台50は、それぞれ台間装置40に併設され、遊技客が台間装置40によって貸出処理された玉を盤面へ打ち込んで遊技を行う遊技台である。パチンコ台50に打ち込まれた玉が盤面の所定の入賞口などに進入したり、盤面に配設された液晶画面などに所定の図柄が揃ったりすると、賞球が払い出される。これらの打込玉および払出玉などの台データは、パチンコ台50から島コントローラ20経由でホールコンピュータ10へ報告され、ホールコンピュータ10によって記憶される。
図3は、本実施の形態に係る台間装置40の要部構成を示すブロック図である。図3に示す台間装置40は、ICカード受付部401、種別判定部402、台データ取得部403、出玉データ記録部404、現金投入部405、貸出処理部406、および残高記録部407を有している。
ICカード受付部401は、投入金額の精算のために残高が記録される通常のICカードおよび従業員が所持する従業員用のICカードを受け付ける。なお、ICカード受付部401は、通常のICカードと従業員用のICカードを別々に受け付けるようにしても良い。すなわち、ICカード受付部401は、通常のICカードを挿入可能な挿入口と、従業員用のICカードがかざされたことを検知するセンサとを別々に有していても良い。
種別判定部402は、ICカード受付部401において受け付けられたICカードの種別が通常のICカードであるか従業員用のICカードであるかを判定する。種別判定部402は、ICカード受付部401において通常のICカードと従業員用のICカードとが別々に受け付けられる場合は、ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられたことを検知し、その旨を台データ取得部403へ通知する。
台データ取得部403は、ICカード受付部401に受け付けられたICカードが従業員用のICカードである場合に、ホールコンピュータ10へ遊技終了通知を送信するとともに、台間装置40に併設されたパチンコ台50の台データをホールコンピュータ10から取得する。
出玉データ記録部404は、台データ取得部403によって取得された台データの差玉履歴を参照し、前回の遊技終了通知の時点から現在までの間で最も打込側(図2−2では上方)へ突出するピークの差玉から現在の差玉を減算しておおよその出玉数を算出し、出玉データとしてICカード受付部401に受け付けられた従業員用のICカードに記録する。
現金投入部405は、遊技客が投入する現金を受け付け、投入金額を貸出処理部406へ通知する。
貸出処理部406は、ICカード受付部401に受け付けられたICカードが通常のICカードである場合に、現金投入部405から通知された投入金額を上限として玉の貸出処理を行い、パチンコ台50へ玉の貸出を指示する。この指示を受けて、パチンコ台50から実際の玉が貸し出される。また、貸出処理部406は、現金投入部405から通知された投入金額の残高を貸出処理のたびに更新し、残高記録部407へ通知する。
残高記録部407は、貸出処理部406から通知される残高をICカード受付部401に受け付けられた通常のICカードに記録する。遊技客は、このICカードを図示しない精算装置へ挿入することにより、投入金額のうち貸出処理に未使用の残高を精算することができる。
図4は、本実施の形態に係る計数装置30の要部構成を示すブロック図である。図4に示す計数装置30は、ICカード受付部301、認証部302、出玉データ取得部303、玉投入部304、計数部305、比較部306、表示部307、およびレシート発行部308を有している。
ICカード受付部301は、従業員用のICカードを受け付け、ICカードが受け付けられたことが検知されると、その旨を認証部302へ通知する。
認証部302は、ICカード受付部301に受け付けられたICカードが正規の従業員用のICカードであることを認証し、正規の従業員用のICカードであると認証された場合は、その旨を出玉データ取得部303および計数部305へ通知する。
出玉データ取得部303は、ICカード受付部301に受け付けられたICカードが認証部302によって認証されたと通知されると、この従業員用のICカードに記録された出玉データを取得し、比較部306へ出力する。
玉投入部304は、従業員が投入する玉を受け付け、受け付けられた玉を計数部305へ移送する。
計数部305は、ICカード受付部301に受け付けられたICカードが認証部302によって認証されたと通知されると、玉投入部304から移送される玉を計数し、計数結果を比較部306へ出力する。
比較部306は、出玉データ取得部303から出力される出玉データと計数部305から出力される計数結果とを比較し、両者の差が一定範囲内であるか否かを判定する。そして、比較部306は、計数結果とともに判定の結果を表示部307へ出力する。
表示部307は、比較部306から出力される計数結果および判定の結果を表示する。具体的には、表示部307は、計数結果の玉数を表示するとともに、この計数結果が出玉データと大幅に異なっている場合は不正の可能性がある旨を表示する一方、計数結果が出玉データとほぼ等しい場合は不正がない旨を表示する。
レシート発行部308は、表示部307に不正がない旨が表示された場合に、計数結果が記録されたレシートを発行する。また、レシート発行部308は、表示部307に不正の可能性がある旨が表示された場合でも、不正がないことが遊技客から直接確認されれば、従業員によって所定の操作が行われることにより、計数結果が記録されたレシートを発行する。
次いで、上記のように構成された台間装置40および計数装置30の遊技客の遊技終了時における動作について、図5に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
遊技終了時、遊技によって玉を獲得した遊技客は、着席していたパチンコ台50へ従業員を呼んで出玉の計数を依頼する。依頼を受けた従業員は、パチンコ台50に併設された台間装置40のICカード受付部401に所持している従業員用のICカードをかざす(または挿入する)。そして、ICカード受付部401によってICカードが受け付けられると(ステップS101)、種別判定部402によって、ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられたことが検知され、その旨が台データ取得部403へ通知される。
ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられたということは、遊技客が遊技を終了することを意味しているため、台データ取得部403によって、遊技終了通知がホールコンピュータ10へ送信され、同時に台間装置40に併設されたパチンコ台50の台データが問い合わせられる(ステップS102)。遊技終了通知がホールコンピュータ10によって受け取られると、上述したように、台データ11の差玉履歴において遊技客が遊技を終了したことを示す印が付与される。この時点では、遊技を終了した遊技客以外の遊技客がパチンコ台50で新たに遊技を開始していることがないため、差玉履歴において遊技客が交代したタイミングを正確に残しておくことができる。結果として、差玉履歴から出玉数を算出する際、実際に遊技客が獲得した出玉数との誤差を低減することができる。
また、台データ取得部403によって台データが問い合わせられると、ホールコンピュータ10は、問い合わせを発した台間装置40に併設されたパチンコ台50の台データを台間装置40へ送信する(ステップS103)。ホールコンピュータ10から送信された台データが台データ取得部403によって取得されると、出玉データ記録部404によって、台データ中の差玉履歴からおおよその出玉数が算出され、ICカード受付部401に受け付けられた従業員用のICカードに出玉データとして記録される(ステップS104)。すなわち、出玉データ記録部404によって、差玉履歴における前回の遊技終了通知の時点から現在までの間で最も打込側(図2−2では上方)へ突出するピークの差玉から現在の差玉が減算され、得られたおおよその出玉数が従業員用のICカードに記録される。このとき、出玉数は、台間装置40とホールコンピュータ10との間の通信によって得られるため、ホールコンピュータ10側には従業員は不要であり、人手を省くことができるとともに、出玉数を記録するのに要する処理時間も短時間で済む。
こうしておおよその出玉数が記録された従業員用のICカードは、従業員によって出玉とともに計数装置30へ運ばれ(ステップS105)、計数装置30のICカード受付部301によって受け付けられる(ステップS106)。そして、認証部302によって、ICカード受付部301に受け付けられたICカードが正規の従業員用のICカードであることが認証され(ステップS107)、その旨が出玉データ取得部303および計数部305へ通知される。ここで、もしICカード受付部301に受け付けられたICカードが正規の従業員用のICカードでなければ、このICカードが認証部302によって認証されることはなく、計数装置30による以降の処理は実行されない。
認証部302によって従業員用のICカードが認証されると、従業員によって玉投入部304へ出玉が投入され、ここではICカードが認証された旨が計数部305へ通知されているため、玉投入部304に投入された玉が計数部305によって計数される(ステップS108)。上述のように、従業員用のICカードが認証部302によって認証されていなければ、玉投入部304に出玉が投入されても計数部305による玉の計数が行われない。また、玉投入部304にシャッターを設けておき、認証部302によってICカードが認証されない限りはシャッターが開かず、玉投入が不可能な構成にしても良い。
一方、ICカードが認証された旨が出玉データ取得部303へ通知されると、出玉データ取得部303によって、ICカード受付部301に受け付けられた従業員用のICカードから出玉データが取得される。この出玉データは、台間装置40において差玉履歴から算出されたおおよその出玉数であり、出玉データ取得部303によってICカードから取得されると、比較部306によって、出玉データの出玉数と計数部305による実際の計数結果とが比較される(ステップS109)。ここで、遊技客が他店から持ち込んだ玉や拾った玉を出玉に加えるなどの不正を行っておらず、かつ、他のパチンコ台50における遊技で獲得された出玉を持ってパチンコ台を変更する台移動を行っていなければ、出玉データの出玉数と計数結果とはほぼ一致するはずである。
そこで、比較部306によって、出玉データの出玉数と計数結果との差が一定範囲内に収まるか否かが判定され、この判定の結果が計数結果とともに表示部307へ出力される。そして、表示部307によって、不正が行われた可能性がある旨または不正がない旨の判定の結果と計数結果とが表示される。具体的には、出玉データの出玉数と計数結果との差が一定範囲内に収まっていなければ、不正が行われた可能性がある旨および計数結果が表示部307に表示され、出玉データの出玉数と計数結果との差が一定範囲内に収まっていれば、不正がない旨および計数結果が表示部307に表示される。
そして、表示部307によって不正がない旨および計数結果が表示された場合は、計数結果が表示部307からレシート発行部308へ出力され、レシート発行部308によって、計数結果が記録されたレシートが発行される。また、表示部307によって不正が行われた可能性がある旨および計数結果が表示された場合は、この表示を目視した従業員が遊技客に対して不正の有無を直接確認する処置などが取られる。この結果、遊技客が不正を行っていないことが確認されれば、従業員が計数装置30において所定の操作をすることにより、不正がない旨が表示された場合と同様に、レシート発行部308によって、計数結果が記録されたレシートが発行される。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技客の遊技終了時、ホールコンピュータに記憶された台データを台間装置が取得し、台データから算出される出玉数を台間装置において従業員用のICカードに記録しておき、従業員用のICカードに記録された出玉数と実際に出玉を計数装置において計数した計数結果とを比較し、両者の差が一定範囲を超えると不正が行われた可能性があると判定する。このため、台データから得られる出玉数を短時間でICカードに記録して遊技客を待たせることがないとともに、ホールコンピュータ側に従業員を配置する必要がない。結果として、遊技店のサービスを低下させることなく、かつ効率的に不正を防止することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の特徴は、台間装置において併設されたパチンコ台の台番号のみを従業員用のICカードに記録し、計数装置においてICカードに記録された台番号の台データを取得する点である。
本実施の形態に係る遊技店の概略構成は実施の形態1(図1)と同様であるため、その説明を省略する。本実施の形態においては、台間装置40および計数装置30の内部構成が実施の形態1(図3および図4)と異なっている。
図6は、本実施の形態に係る台間装置40の要部構成を示すブロック図である。同図において、図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図6に示す台間装置40は、図3に示す台間装置40から台データ取得部403および出玉データ記録部404を削除し、台番号記録部601を付加した構成を採る。
台番号記録部601は、台間装置40に併設されるパチンコ台50に固有の台番号を保持しており、ICカード受付部401に受け付けられたICカードが従業員用のICカードである場合に、保持している台番号を従業員用のICカードに記録する。
図7は、本実施の形態に係る計数装置30の要部構成を示すブロック図である。同図において、図4と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図7に示す計数装置30は、図4に示す計数装置30から出玉データ取得部303を削除し、台データ取得部602を付加した構成を採る。
台データ取得部602は、ICカード受付部301に受け付けられたICカードが認証部302によって認証されたと通知されると、ホールコンピュータ10へ遊技終了通知を送信するとともに、ICカードに記録された台番号の台データをホールコンピュータ10から取得する。そして、台データ取得部602は、取得された台データの差玉履歴を参照し、前回の遊技終了通知の時点から現在までの間で最も打込側(図2−2では上方)へ突出するピークの差玉から現在の差玉を減算しておおよその出玉数を算出し、比較部306へ出力する。
次いで、上記のように構成された台間装置40および計数装置30の遊技客の遊技終了時における動作について、図8に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図8において、図5と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
遊技終了時、遊技によって玉を獲得した遊技客の依頼により、従業員がかざした(または挿入した)従業員用のICカードがICカード受付部401によって受け付けられると(ステップS101)、種別判定部402によって、ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられたことが検知され、その旨が台番号記録部601へ通知される。
そして、台番号記録部601によって、台間装置40に併設されたパチンコ台50の台番号がICカード受付部401に受け付けられた従業員用のICカードに記録される(ステップS201)。実施の形態1においては、ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられると、台間装置40とホールコンピュータ10とが通信を行い、パチンコ台50の台データを従業員用のICカードに記録していた。これに対し、本実施の形態においては、台間装置40はホールコンピュータ10との通信を行わず、台番号記録部601にあらかじめ保持されている台番号が従業員用のICカードに記録されるだけであるため、台間装置40における処理時間は実施の形態1よりも短くなる。このため、台間装置40およびパチンコ台50に面する狭い通路に遊技を終了した遊技客および従業員が留まる時間を短くすることができ、他の遊技客や従業員の往来を妨害する程度が軽減される。
こうして台番号が記録された従業員用のICカードは、従業員によって出玉とともに計数装置30へ運ばれ(ステップS105)、計数装置30のICカード受付部301によって受け付けられ(ステップS106)、認証部302によって正規の従業員用のICカードであることが認証される(ステップS107)。そして、ICカードが認証された旨は、台データ取得部602および計数部305へ通知される。
ICカードが認証された旨が台データ取得部602へ通知されると、台データ取得部602によって、遊技終了通知がホールコンピュータ10へ送信され、同時に従業員用のICカードに記録された台番号に対応する台データが問い合わせられる(ステップS202)。遊技終了通知がホールコンピュータ10によって受け取られると、上述したように、台データ11の差玉履歴において遊技客が遊技を終了したことを示す印が付与される。
本実施の形態においては、遊技客がパチンコ台50を離れてから遊技終了の印が付与されるまでの間に他の遊技客が新たに遊技を開始している場合があると考えられるが、この時間はそれほど長くなく、実施の形態1と比べても遊技客が交代したタイミングの誤差は無視できるほど小さい。また、例えば台間装置40の台番号記録部601によってICカードに台番号が記録されると同時に、遊技終了通知がホールコンピュータ10へ送信されるようにしておいても良い。この場合でも、本実施の形態ではホールコンピュータ10からの返信を待機する必要がないため、台間装置40における処理時間を短縮することができる。
また、台データ取得部602によって台データが問い合わせられると、ホールコンピュータ10は、台番号に対応する台データを計数装置30へ送信する(ステップS203)。ホールコンピュータ10から送信された台データが台データ取得部602によって取得されると、台データ取得部602によって、台データ中の差玉履歴からおおよその出玉数が算出され、比較部306へ出力される。このとき、出玉数は、計数装置30とホールコンピュータ10との間の通信によって得られるため、ホールコンピュータ10側には従業員は不要であり、人手を省くことができるとともに、出玉数を算出するのに要する処理時間も短時間で済む。
一方、認証部302によるICカードの認証後、従業員によって玉投入部304へ出玉が投入され、計数部305によって計数される(ステップS108)。上述のように、従業員用のICカードが認証部302によって認証されていなければ、玉投入部304に出玉が投入されても計数部305による玉の計数が行われない。計数部305によって玉が計数されると、台データ取得部602から出力された出玉数と計数部305による実際の計数結果とが比較される(ステップS109)。ここで、遊技客が他店から持ち込んだ玉や拾った玉を出玉に加えるなどの不正を行っておらず、かつ、他のパチンコ台50における遊技で獲得された出玉を持ってパチンコ台を変更する台移動を行っていなければ、台データから得られた出玉数と計数結果とはほぼ一致するはずである。
そこで、比較部306によって、台データから得られた出玉数と計数結果との差が一定範囲内に収まるか否かが判定され、この判定の結果が計数結果とともに表示部307に表示される。以降、実施の形態1と同様に、表示部307に不正がない旨が表示される場合は、レシート発行部308によってレシートが発行され、表示部307に不正が行われた可能性がある旨が表示される場合は、従業員によって直接不正の有無が確認される。
以上のように、本実施の形態によれば、遊技客の遊技終了時、遊技を終了したパチンコ台の台番号を台間装置において従業員用のICカードに記録しておき、従業員用のICカードに記録された台番号に対応する台データを計数装置がホールコンピュータから取得し、台データから算出される出玉数と実際に出玉を計数装置において計数した計数結果とを比較し、両者の差が一定範囲を超えると不正が行われた可能性があると判定する。このため、台間装置においては台番号のみをICカードに記録することになって、台間装置における処理時間をさらに短縮し、遊技客および従業員が台間装置に面する通路に留まる時間を短縮することができる。したがって、遊技を終了した遊技客および従業員が台間装置に面する通路において他の遊技客や従業員の往来を妨害する程度を軽減することができる。
なお、本実施の形態においては、台間装置40に従業員用のICカードが受け付けられた時点で遊技終了通知がホールコンピュータ10へ送信されるようにしても良く、こうすることにより、差玉履歴において遊技客が交代したタイミングを正確に記録することができる。
また、ホールコンピュータ10が遊技終了通知を受け取ると、ホールコンピュータ10は、遊技終了通知を送信した台間装置40に併設されるパチンコ台50の台データを計数装置30へあらかじめ送信しておき、計数装置30に保持しておくことで、計数装置30に台番号が記録されたICカードが受け付けられた際には、ホールコンピュータ10との通信を行うことなく即座に台データを得ることができる。こうすることにより、計数装置30における待ち時間も短くすることができ、さらなるサービスの向上を図ることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の特徴は、パチンコ台の台データを台間装置が収集することにより、ホールコンピュータを介さずに不正を防止することができる点である。
本実施の形態に係る遊技店の概略構成は実施の形態1(図1)と同様であるため、その説明を省略する。また、本実施の形態に係る計数装置30の内部構成も実施の形態1(図4)と同様であるため、その説明を省略する。本実施の形態においては、台間装置40の内部構成のみが実施の形態1(図3)と異なっている。
図9は、本実施の形態に係る台間装置40の要部構成を示すブロック図である。同図において、図3と同じ部分には同じ符号を付し、その説明を省略する。図9に示す台間装置40は、図3に示す台間装置40に台データ記憶部701を付加するとともに、台データ取得部403を台データ取得部702に代えた構成を採る。
台データ記憶部701は、併設されたパチンコ台50から随時送信される打込玉や払出玉などの台データを継続的に収集し記憶する。すなわち、台データ記憶部701は、ホールコンピュータ10が遊技店内のすべてのパチンコ台50について記憶する台データと同様の情報を、台間装置40に併設されたパチンコ台50のみについて記憶する。
台データ取得部702は、ICカード受付部401に受け付けられたICカードが従業員用のICカードである場合に、台データ記憶部701へ遊技終了通知を出力するとともに、台データ記憶部701に記憶された台データを取得する。
次いで、上記のように構成された台間装置40および計数装置30の遊技客の遊技終了時における動作について、図10に示すシーケンス図を参照しながら説明する。なお、図10において、図5と同じ部分には同じ符号を付し、その詳しい説明を省略する。
本実施の形態においては、パチンコ台50において玉が打ち込まれたり払い出されたりすると、打込玉および払出玉の情報は、パチンコ台50からホールコンピュータ10へ報告されるとともに、パチンコ台50から台間装置40へも逐一報告される(ステップS301)。パチンコ台50から台間装置40へ報告された打込玉および払出玉は、台データ記憶部701によって収集され、差玉や差玉履歴とともに台データ記憶部701によって記憶される。
そして、遊技終了時、遊技によって玉を獲得した遊技客の依頼により、従業員がかざした(または挿入した)従業員用のICカードがICカード受付部401によって受け付けられると(ステップS101)、種別判定部402によって、ICカード受付部401に従業員用のICカードが受け付けられたことが検知され、その旨が台データ取得部702へ通知される。
そして、台データ取得部702によって、遊技終了通知が台データ記憶部701へ出力され、同時に台データ記憶部701から台データが取得される。遊技終了通知が台データ記憶部701へ出力されると、台データ記憶部701に記憶された台データの差玉履歴において遊技客が遊技を終了したことを示す印が付与される。
また、台データ取得部702によって台データが取得されると、出玉データ記録部404によって、台データ中の差玉履歴からおおよその出玉数が算出され、ICカード受付部401に受け付けられた従業員用のICカードに出玉データとして記録される(ステップS104)。このとき、出玉数は、台間装置40内の処理のみによって得られるため、ホールコンピュータ10による処理が不要であり、人手を省くことができるとともに、ホールコンピュータ10の処理負荷を軽減することができる。
こうしておおよその出玉数が記録された従業員用のICカードは、従業員によって出玉とともに計数装置30へ運ばれ(ステップS105)、計数装置30のICカード受付部301によって受け付けられ(ステップS106)、認証部302によって正規の従業員用のICカードであることが認証される(ステップS107)。
認証部302によって従業員用のICカードが認証されると、従業員によって玉投入部304へ出玉が投入され、計数部305によって計数される(ステップS108)。一方、ICカードが認証された旨が出玉データ取得部303へ通知されると、出玉データ取得部303によって、ICカード受付部301に受け付けられた従業員用のICカードから出玉データが取得される。そして、出玉データに含まれる出玉数が比較部306へ出力され、比較部306によって、出玉データの出玉数と計数部305による実際の計数結果とが比較される(ステップS109)。
以降、実施の形態1と同様に、比較部306によって、出玉データの出玉数と計数結果との差が一定範囲内に収まるか否かが判定され、不正の可能性の有無が表示部307に表示される。そして、表示部307に不正がない旨が表示される場合は、レシート発行部308によってレシートが発行され、表示部307に不正が行われた可能性がある旨が表示される場合は、従業員によって直接不正の有無が確認される。
以上のように、本実施の形態によれば、台間装置が併設されるパチンコ台の台データを収集し、遊技客の遊技終了時、台間装置に記憶された台データから算出される出玉数を従業員用のICカードに記録しておき、従業員用のICカードに記録された出玉数と実際に出玉を計数装置において計数した計数結果とを比較し、両者の差が一定範囲を超えると不正が行われた可能性があると判定する。このため、ホールコンピュータを介することなく台データから得られる出玉数と計数結果とを比較することができ、ホールコンピュータの処理負荷を軽減することができるとともに、より迅速な処理で不正を防止することができる。
なお、上記各実施の形態においては、遊技媒体として玉を用いるパチンコを例に挙げて説明したが、本発明は、遊技媒体としてメダルを用いるパチスロにも同様に適用することができる。
また、上記各実施の形態においては、台間装置で従業員用のICカードに出玉データまたは台番号が記録されるものとしたが、従業員が所持するのはICカードに限定されず、例えばICチップを内蔵するコインなどでも良く、また、携帯電話などの携帯端末装置でも良い。台間装置が携帯端末装置にデータを記録する場合は、例えば遊技客が所持する携帯端末装置にも公開可能な台データを記録することで、遊技客が遊技店以外の場所でも台データを閲覧し、遊技する台を吟味することができる。
本発明は、遊技店のサービスを低下させることなく、かつ効率的に不正を防止する場合に適用することができる。
実施の形態1に係る遊技店の概略構成を示す図である。 実施の形態1に係る台データの一例を示す図である。 実施の形態1に係る差玉履歴の一例を示す図である。 実施の形態1に係る台間装置の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る計数装置の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る遊技媒体計数システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2に係る台間装置の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る計数装置の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る遊技媒体計数システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3に係る台間装置の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る遊技媒体計数システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
301 ICカード受付部
302 認証部
303 出玉データ取得部
304 玉投入部
305 計数部
306 比較部
307 表示部
308 レシート発行部
401 ICカード受付部
402 種別判定部
403 台データ取得部
404 出玉データ記録部
405 現金投入部
406 貸出処理部
407 残高記録部
601 台番号記録部
602 台データ取得部
701 台データ記憶部
702 台データ取得部

Claims (7)

  1. 各遊技台に併設され遊技媒体の貸出処理を行う台間装置と遊技によって獲得された遊技媒体を計数する計数装置とを備える遊技媒体計数システムであって、
    前記台間装置は、
    記録媒体の種別を判定する種別判定手段と、
    前記種別判定手段による判定の結果、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、自装置に隣接する隣接遊技台に係る台情報を記録媒体に記録する記録手段を有し、
    前記計数装置は、
    前記記録媒体を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段によって受け付けられた記録媒体に記録された台情報に基づいて前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を取得する取得手段と、
    遊技客が所持する遊技媒体を計数する計数手段と、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数と前記計数手段によって計数された遊技媒体数との差が一定範囲を超えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果、遊技媒体数の差が一定範囲を超える場合に、不正の可能性がある旨を表示する表示手段とを有する
    ことを特徴とする遊技媒体計数システム。
  2. 前記記録手段は、
    前記隣接遊技台において遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データから前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出する算出手段を含み、
    前記算出手段によって算出された遊技媒体数を記録媒体に記録することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数システム。
  3. 前記算出手段は、
    外部から受信した前記隣接遊技台の台データを用いて遊技媒体数を算出することを特徴とする請求項2記載の遊技媒体計数システム。
  4. 前記算出手段は、
    前記隣接遊技台から直接収集して記憶した台データを用いて遊技媒体数を算出することを特徴とする請求項2記載の遊技媒体計数システム。
  5. 前記記録手段は、
    前記隣接遊技台に固有の識別情報を記録媒体に記録し、
    前記取得手段は、
    前記記録手段によって記録された識別情報に対応する台データであって、遊技客が投資した遊技媒体数および遊技客へ払い出された遊技媒体数を含む台データを外部から受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された台データから前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を算出する算出手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数システム。
  6. 前記台間装置は、
    前記記録手段によって記録媒体に台情報が記録される際、遊技客が遊技を終了したことを示す遊技終了通知を出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の遊技媒体計数システム。
  7. 各遊技台に併設され遊技媒体の貸出処理を行う台間装置と遊技によって獲得された遊技媒体を計数する計数装置とを備える遊技媒体計数システムにおける遊技媒体計数方法であって、
    前記台間装置が、
    記録媒体の種別を判定する種別判定工程と、
    前記種別判定工程による判定の結果、記録媒体が従業員用の記録媒体である場合にのみ、自装置に隣接する隣接遊技台に係る台情報を記録媒体に記録する記録工程と、
    前記計数装置が、
    前記記録媒体を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程にて受け付けられた記録媒体に記録された台情報に基づいて前記隣接遊技台において遊技客が獲得した遊技媒体数を取得する取得工程と、
    遊技客が所持する遊技媒体を計数する計数工程と、
    前記取得工程にて取得された遊技媒体数と前記計数工程にて計数された遊技媒体数との差が一定範囲を超えるか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程における判定の結果、遊技媒体数の差が一定範囲を超える場合に、不正の可能性がある旨を表示する表示工程と
    を有することを特徴とする遊技媒体計数方法。
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