JP4932203B2 - ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 - Google Patents

ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 Download PDF

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Description

この発明は基板と、この基板にスペーサチップを介して積層される複数の半導体チップをボンディングワイヤによって接続するときに、下側に位置する半導体チップに上側に位置する半導体チップの周辺部を支えるためのペーストを塗布するペースト塗布装置及びペースト塗布方法に関する。
電子回路を構成する基板には半導体チップが実装され、この半導体チップに形成された電極と、上記基板に形成された配線パターンとをボンディングワイヤで接続するということが行われている。最近では電子回路の複雑化に伴い、1枚の基板に実装される半導体チップの数が増加している。
上記基板に複数の半導体チップを実装する際、これら半導体チップを平面的に配置すると基板の大型化を招くため、実用的でない。そこで、最近では基板に複数の半導体チップを積層して実装することで、基板の小型化を図るようにしている。
基板に複数の半導体チップを積層して実装する場合、上下に位置する半導体チップ間に、この半導体チップよりも面積が小さいミラーチップと呼ばれるスペーサチップを介在させるようにしている。それによって、積層される上下の半導体チップ間の周辺部に所定高さの空間を確保し、その空間に下側に位置する半導体チップの周辺部に一端が接続されるボンディングワイヤの立ち上がり部分を介在させることができるようにしている。
上述したように、上記スペーサチップは上記半導体チップよりも小さな面積に形成されている。そのため、積層された上下一対の半導体チップのうち、上側に位置する半導体チップの上記ボンディングワイヤが接続される周辺部分は上記スペーサチップによって支持されていない状態になる。
したがって、上側に位置する半導体チップの周辺部にボンディングツールを押圧してボンディングワイヤを接続する際、その半導体チップの周辺部が下方へ撓むことになるから、上記ボンディングワイヤを上記半導体チップに確実に接続できないということがある。とくに最近では、半導体チップの厚さがたとえば50〜100μm程度に薄くなっている。そのため、ボンディングワイヤの接続時にボンディングツールによって押圧されると、半導体チップが損傷するということがある。
ボンディングワイヤを接続するときに、上側に位置する半導体チップの周辺部が下方へ撓むのを防止するため、下側に位置する半導体チップの上面にスペーサチップを実装した後、上記半導体チップの上面の周辺部にペーストを塗布し、このペーストによって上側に設けられる半導体チップの周辺部を支持する。それによって、ボンディングワイヤの接続時に上側の半導体チップの周辺部が撓むのを防止するようにしている。
上記ペーストの塗布は、先端にノズルが設けられたシリンジによって行われる。その際半導体チップの上面からノズル先端までの高さによってペーストの高さが異なってくる。上記ペーストの高さをスペーサチップの厚さと同じにすることで、ボンディングワイヤを接続するときに半導体チップの周辺部が撓むのを防止するようにしている。
そこで、ペーストの高さを設定するため、従来はペーストの塗布を開始する前に、ノズル先端の高さ及び基板に実装された最下段の半導体チップの上面の高さを検出し、これらの高さを基準にして上記ノズル先端の高さを設定するようにしている。そして、ノズル先端の高さを一度設定したならば、たとえばノズルの交換や品種の交換が行われるまでは、その設定高さによってペーストを塗布するようにしていた。
しかしながら、基板に実装された半導体チップの上面の高さは、実装時の条件によってそれぞれの基板毎にばらつきがある。そのため、予め設定されたノズル先端の高さを基準にしてペーストを塗布すると、ノズル先端と半導体チップの上面との間隔にもばらつきが生じることが避けられない。
ノズル先端と半導体チップの上面との間隔にばらつきが生じると、上記ノズルによって半導体チップの上面に塗布されるペーストの高さが一定にならない。ペーストの高さが低い場合にはボンディングツールによってボンディングワイヤを接続する際、半導体チップに撓みが生じることなり、ペーストの高さが低い場合にはボンディングワイヤが強く押圧され過ぎることになる。そのため、半導体チップに対するボンディングワイヤの接合強度にばらつきが生じることになる。
この発明は、半導体チップにペーストを塗布する毎に、半導体チップの上面の高さに応じてノズル先端の高さを設定できるようにすることで、上記半導体チップの上面にペーストを一定の高さで塗布することができるペースト塗布装置及びペースト塗布方法を提供することにある。
この発明は、基板にスペーサチップを介して複数の半導体チップを積層するとともに、各半導体チップと基板をボンディングワイヤで接続する際に、積層されることで下側に位置する半導体チップの上面の周辺部に、上側に位置する半導体チップの周辺部を支えるペーストを塗布するペースト塗布装置であって、
ノズルを有し、このノズルの先端から上記ペーストを吐出するシリンジと、
このシリンジを水平方向及び上下方向に駆動する駆動手段と、
上面が上記ノズルの先端を接触させる基準面に形成された高さ基準治具と、
上記シリンジと一体的に設けられ上記高さ基準治具の基準面に上記ノズルの先端を接触させたとき上記高さ基準治具の基準面から検出面までの高さを基準高さとして検出するとともに、この基準高さと上記半導体チップの上面の周辺部に塗布されるペーストの高さの和を上記半導体チップの上面から上記検出面までの高さをワーク高さとして検出し、このワーク高さによって上記ノズルの先端の高さを上記ペーストが塗布される上記半導体チップの上面に対して設定する高さ測定手段と
を具備したことを特徴とするペースト塗布装置にある。
上記高さ基準治具の基準面に対する上記ノズルの先端の接触を検出する検出手段を備えていることが好ましい。
下側に位置する半導体チップには、上側に位置する半導体チップのボンディングワイヤが接続される側辺部に対応する部分に上記ペーストが塗布されることが好ましい。
上記ペーストは、下側に位置する半導体チップに環状に塗布されることが好ましい。
この発明は、基板にスペーサチップを介して複数の半導体チップを積層するとともに、各半導体チップと基板をボンディングワイヤで接続する際に、積層されることで下側に位置する半導体チップの周辺部に、上側に位置する半導体チップの周辺部を支えるペーストをシリンジのノズルから吐出させて塗布するペースト塗布方法であって、
高さの基準となる基準面に上記シリンジのノズルの先端を接触させ、上記基準面から上記シリンジに一体的に設けられた変位計の検出面までの高さを上記ノズルの先端の基準高さとして検出する工程と、
検出された上記基準高さと上記半導体チップの上面の周辺部に塗布されるペーストの高さの和を上記半導体チップの上面から上記変位計の検出面までの高さをワーク高さとし、このワーク高さによって上記ノズルの先端の高さを上記ペーストが塗布される上記半導体チップの上面に対して設定する工程と
を具備したことを特徴とするペースト塗布方法にある。
この発明によれば、高さの基準となる基準面にノズルの先端を接触させてノズル先端の基準高さを検出するとともに、半導体チップにペーストを塗布する毎にその半導体チップの上面の高さを検出する。
それによって、これらの高さから半導体チップにペーストを塗布するときの上記半導体チップの上面に対する上記ノズル先端の高さを決定できるから、半導体チップの上面の高さにばらつきがあっても、上記ペーストを高さにばらつきが生じることなく、半導体チップに塗布することができる。
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の塗布装置10Aの概略的構成を示し、この塗布装置10Aは図2に示すように実装装置10B及びワイヤボンディング装置10Cと一直線に並設されている。上記塗布装置10Aは先端にノズル2が設けられたシリンジ1を備えている。このシリンジ1は駆動手段3によってX、Y及びZ方向に駆動可能となっている。
上記駆動手段3はベース4を有し、このベース4上にはXテーブル5が設けられている。このXテーブル5は上記ベース4に設けられたX駆動源6によってX方向に駆動されるようになっている。上記Xテーブル5にはYテーブル7が設けられている。このYテーブル7は、上記Xテーブル5に設けられたY駆動源8によってY方向に駆動されるようになっている。
上記Yテーブル7には支持体11が立設されている。この支持体11にはZテーブル12が上記X方向とY方向とがなす平面に対して直交するZ方向に沿って移動可能に設けられている。このZテーブル12は上記支持体11の上端に設けられたZ駆動源13によってZ方向に駆動されるようになっている。
上記Zテーブル12には支持アーム14が水平に設けられ、この支持アーム14の先端に上記シリンジ1が取り付けられている。それによって、シリンジ1はX、Y及びZ方向に駆動可能となっている。
上記シリンジ1には取り付け部材15が上下方向に沿って設けられている。この取り付け部材15の下端部には高さを測定するための測定手段としてのレーザ変位計16がその検出面16aを下方に向けて設けられている。
上記シリンジ1は制御装置としてのディスペンスコントローラ17にチューブ18によって接続されている。このディスペンスコントローラ17は、上記シリンジ1にペーストP(図4(a)〜(d)に示す)を供給する。ペーストPは圧力及び時間が制御されて供給される。
上記レーザ変位計16の検出信号は上記ディスペンスコントローラ17に入力される。このディスペンスコントローラ17はレーザ変位計16からの検出信号に基いて後述するように上記Z駆動源13によって上記Zテーブル12、つまりシリンジ1がZ方向に位置決めされる。
上記シリンジ1の下方には搬送手段を構成する一対のガイドレール21が所定間隔で配置されている。このガイドレール21は上記構成の塗布装置10Aに並設された、実装装置10B及びワイヤボンディング装置10Cにわたって設けられている。
上記ガイドレール21には基板Wが供給される。基板Wはこのガイドレール21に沿って搬送される。ガイドレール21に供給された基板Wには上記実装装置10Bによって後述するように複数の半導体チップ、この実施の形態では図4(a)〜(d)に示すように第1乃至第3の半導体チップT1〜T3が上記実装装置10Bによって半導体チップT1〜T3よりも面積の小さな矩形状のスペーサチップS1、S2を介して実装される。
さらに、各半導体チップT1〜T3に設けられた図示しない電極と、上記基板Wに設けられた図示しない配線パターンとが上記ワイヤボンディング装置10CによってボンディングワイヤBによって接続されるようになっている。
そして、第1の半導体チップT1上に第2、第3の半導体チップT2、T3を積層する際、第1の半導体チップT1と第2の半導体チップT2の上面周辺部には上記塗布装置10AによってペーストPが以下に述べるように所定の高さで塗布されるようになっている。
塗布装置10Aの下方に位置決めされた基板Wは図示しない撮像カメラによって撮像される。撮像カメラの撮像信号は上記ディスペンスコントローラ17に入力されてデジタル信号に変換される。それによって、ディスペンスコントローラ17は上記X駆動源6とY駆動源8とを駆動し、シリンジ1をX、Y方向に位置決めするようになっている。
つぎに、上記構成の塗布装置10Aによって第1、第2の半導体チップT1、T2の上面周辺部にペーストPを塗布する手順を図3(a)〜(b)と図4(a)〜(d)を参照しながら説明する。
ガイドレール21に供給された基板Wに実装装置10Bで第1の半導体チップT1が実装されると、この基板Wはワイヤボンディング装置10Cに搬送され、ここで上記半導体チップT1の図示しない電極と、上記基板Wの図示しない配線パターンとをボンディングワイヤによって接続する。(図4(a)参照。) つぎに、基板Wは上記実装装置10Bに戻され、ここで第1の半導体チップT1上に半導体チップT1よりも面積の小さな矩形状のスペーサチップS1が実装される。スペーサチップS1が実装されると、基板Wは塗布装置10Aに搬送され、ここで第1の半導体チップT1の周辺部にペーストPが以下の手順で塗布される。
塗布装置10Aのシリンジ1は、図3(a)に示すように予め基準治具25によってそのノズル2の先端の高さが検出される。すなわち、ノズル2の先端を基準治具25の上面である、基準面25aに当てる。そして、そのときの高さA、つまり基準面25aからレーザ変位計16の検出面16aまでの基準高さXをディスペンスコントローラ17に記憶させておく。このときのノズル2の先端と基準面25aとの接触は、検出手段としての検出器26によってノズル2の先端と基準面25aが電気的に導通したか否かによって検出すればよい。
基板Wが塗布装置10Aに搬送されて位置決めされたならば、図3(b)に示すようにシリンジ1を第1の半導体チップT1の上方に位置決めし、この第1の半導体チップT1の上面からレーザ変位計16の検出面16aまでの高さ、すなわちワーク高さYを検出する。
(X=Y)であれば、ノズル2の先端が第1の半導体チップT1の上面に接触することになる。したがって、第1の半導体チップT1の上面に塗布されるペーストP1の高さZは、(Z=Y−X)によって設定できるから、ペーストP1をスペーサチップSの厚さと同じ高さ(この高さをZとする)で塗布する場合、その高さZは、ワーク高さYと基準高さXとの差によって設定することができる。
したがって、ペーストP1を高さZで塗布するには、塗布に先立って第1の半導体チップT1の上面からレーザ変位計16の検出面16aまでの高さYが(Z+X)となるよう、レーザ変位計16の高さ検出に基いてシリンジ1、つまりノズル2の先端の高さをZ駆動源13によって設定する。
ノズル2の先端の高さをZに設定したならば、ノズル2からペーストP1を吐出しながら、第1の半導体チップT1を撮像する図示しないカメラからの撮像信号に基いてシリンジ1を、第1の半導体チップT1の上面周辺部に沿ってXY方向に駆動する。それによって、図4(a)に示すように、第1の半導体チップT1の上面のスペーサチップS1の周辺部にペーストP1を高さZで枠状に塗布することができる。すなわち、ペーストP1を全長にわたって一定の高さZで精度よく塗布することができる。
半導体チップT1は基板Wに水平に実装されず、傾いていることがある。そのような場合、図5に示すように第1の半導体チップT1の四隅部のワーク高さC1〜C4を検出する。そして、C1とC2を結ぶ直線の傾き、C2とC3を結ぶ直線の傾き、C3とC4を結ぶ直線の傾き及びC4とC1を結ぶ直線の傾きをそれぞれ算出し、各直線に沿ってノズル2を移動させてペーストP1を塗布するとき、各直線の傾きに応じてノズル2の高さを制御する。
それによって、第1の半導体チップT1が基板Wに傾いて実装されている場合であっても、その傾きに応じてペーストP1を高さに誤差が生じることなく、同じ高さZで塗布することができる。
第1の半導体チップT1にペーストP1を塗布したならば、基板Wを実装装置10Bに搬送し、ここで図4(b)に示すように第2の半導体チップT2を実装する。ついで、基板Wをワイヤボンディング装置10Cに搬送し、第2の半導体チップT2と基板とをボンディングワイヤBによって接続する。
ワイヤボンディングが終了したなら、基板Wを実装装置10Bに搬送し、ここで図4(c)に示すように第2の半導体チップT2にスペーサチップS2を実装する。ついで、基板Wを塗布装置10Aに搬送し、第2の半導体チップT2の上方にレーザ変位計16を位置決めし、第2の半導体チップT2の上面からレーザ変位計16の検出面16aまでの距離である、ワーク高さYを検出する。そして、基準高さXとワーク高さYからペーストP2の塗布高さZを設定し、図4(c)に示すように第2の半導体チップT2の上面周辺部にペーストP2を塗布する。
第2の半導体チップT2に傾きがある場合、第2の半導体チップT2のワーク高さBを四隅部で検出して4つの測定点を結ぶ各直線の傾きを求め、その傾きに応じてノズル2の高さを制御する。それによって、第2の半導体チップT2が傾いていても、ペーストP2を全長にわたってZの高さで精度よく塗布することができる。
第2の半導体チップT2にペーストP2を塗布したならば、基板Wを実装装置10Bに搬送し、ここで図4(d)に示すように、スペーサチップS2に第3の半導体チップT3を実装する。ついで、基板Wをワイヤボンディング装置10Cに搬送し、ここで第3の半導体チップT3と基板をボンディングワイヤBで接続する。
このように、第1の半導体チップT1と第2の半導体チップT2の上面の周辺部にペーストP1、P2を高さに誤差が生じることなく塗布することができる。つまり、ペーストP1、P2をスペーサチップS1、S2と高精度で同じ高さに塗布することができる。
それによって、第2、第3の半導体チップT2、T3の周辺部にボンディングワイヤBを接続する際、これらの半導体チップT2、T3の周辺部が撓むなどのことがないから、半導体チップT2、T3を損傷させることなく、ボンディングワイヤBの接続を確実に行うことができる。
上記一実施の形態では半導体チップを三層に積層する場合について説明したが、二層或いは四層以上であってもよく、その点はなんら限定されない。
積層される下側の半導体チップの上面にペーストを枠状に塗布したが、ペーストは半導体チップの対向する一対の側辺部の上面にそれぞれ直線状に塗布するようにしてもよく、要はボンディングワイヤが半導体チップの4辺に接続される場合には枠状に塗布し、2辺に接続される場合にはその辺に対応する2辺に塗布すればよい。
シリンジのノズルの先端が基準治具の基準面に接触したか否かを検出する検出手段として上記ノズルと基準面との電気的導通を検出器によって検出したが、たとえばギャップセンサなどの他の手段によって検出するようにしてもよい。
ギャップセンサを用いる場合、たとえばシリンジの支持アームをZテーブルに上下方向に移動可能に設ける。上記Zテーブルには支持アームに対向してギャップセンサを有する取付け体を設ける。取付け体はばねによって支持アームに接近する方向に付勢する。上記取付け体には上記ばねの付勢力によって上端が支持アームの下面に当接してギャップセンサと支持アームの間隔を設定するストッパが設けられている。
このような構成によれば、シリンジが下降してノズルの先端が基準面に当たると、シリンジが上昇して支持アームとギャップセンサとの間隔が変化するから、その変化によってノズルの先端が基準面に接触したことを検出することができる。
上記一実施の形態では実装装置、ワイヤボンディング装置及び塗布装置が直線状に並設されている場合について説明したが、これらの装置が別々に配置されていてもよく、要は半導体チップ及びスペーサチップの実装、ボンディングワイヤの接続及びペーストの塗布を順次行うことができればよい。
この発明の一実施の形態を示す塗布装置の概略的構成図。 塗布装置、実装装置及びワイヤボンディング装置の配置状態の説明図。 (a)は基準高さXを検出するときの説明図、(b)はワーク高さYを検出するときの説明図。 (a)〜(d)は基板に半導体チップを三層に実装する手順を示した説明図。 基板に実装された半導体チップの傾斜を測定する場合の説明図。
符号の説明
1…シリンジ、2…ノズル、3…駆動手段、16…レーザ変位計(高さ測定手段)、17…ディスペンスコントローラ、25…基準治具、25a…基準面。

Claims (5)

  1. 基板にスペーサチップを介して複数の半導体チップを積層するとともに、各半導体チップと基板をボンディングワイヤで接続する際に、積層されることで下側に位置する半導体チップの上面の周辺部に、上側に位置する半導体チップの周辺部を支えるペーストを塗布するペースト塗布装置であって、
    ノズルを有し、このノズルの先端から上記ペーストを吐出するシリンジと、
    このシリンジを水平方向及び上下方向に駆動する駆動手段と、
    上面が上記ノズルの先端を接触させる基準面に形成された高さ基準治具と、
    上記シリンジと一体的に設けられ上記高さ基準治具の基準面に上記ノズルの先端を接触させたとき上記高さ基準治具の基準面から検出面までの高さを基準高さとして検出するとともに、この基準高さと上記半導体チップの上面の周辺部に塗布されるペーストの高さの和を上記半導体チップの上面から上記検出面までの高さをワーク高さとして検出し、このワーク高さによって上記ノズルの先端の高さを上記ペーストが塗布される上記半導体チップの上面に対して設定する高さ測定手段と
    を具備したことを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 上記高さ基準治具の基準面に対する上記ノズルの先端の接触を検出する検出手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  3. 下側に位置する半導体チップには、上側に位置する半導体チップのボンディングワイヤが接続される側辺部に対応する部分に上記ペーストが塗布されることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  4. 上記ペーストは、下側に位置する半導体チップに環状に塗布されることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  5. 基板にスペーサチップを介して複数の半導体チップを積層するとともに、各半導体チップと基板をボンディングワイヤで接続する際に、積層されることで下側に位置する半導体チップの周辺部に、上側に位置する半導体チップの周辺部を支えるペーストをシリンジのノズルから吐出させて塗布するペースト塗布方法であって、
    高さの基準となる基準面に上記シリンジのノズルの先端を接触させ、上記基準面から上記シリンジに一体的に設けられた変位計の検出面までの高さを上記ノズルの先端の基準高さとして検出する工程と、
    検出された上記基準高さと上記半導体チップの上面の周辺部に塗布されるペーストの高さの和を上記半導体チップの上面から上記変位計の検出面までの高さをワーク高さとし、このワーク高さによって上記ノズルの先端の高さを上記ペーストが塗布される上記半導体チップの上面に対して設定する工程と
    を具備したことを特徴とするペースト塗布方法。
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