JP4931613B2 - ピンタンブラー錠 - Google Patents

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Description

この発明は、ピンタンブラー錠に関し、特に不正開錠 (ピッキング)対策の施されたピンタンブラー錠に関する。
ピンタンブラー錠の不正開錠は、鍵穴に道具を差し込んで、鍵挿通孔に露出しているピンを不正に操作して行なわれる。このため、ピンタンブラー錠の不正開錠対策の一つとして、鍵穴を遮蔽する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、鍵穴を遮蔽することができるように錠ボデーの側壁にスライドロック板を設け、このスライドロック板の内壁面にはタンブラー溝を形成し、一方、スライドロック板の外壁面には合鍵の係合部と係合する被係合部を形成し、錠ボデーにはバネ部材で常に一方向へ付勢され、かつ、タンブラー溝と係合する磁石ピンタンブラーを組み込み、磁石ピンタンブラーは合鍵に設けた磁性体の極性に対応してスライドロック板のロックを解除する方向へ移動することを特徴とする南京錠が開示されている。
特開平7−207997号公報(請求項1、図5)
特許文献1では、鍵穴がスライドロック板で遮蔽されるので、二重に鍵をかけたことになり、不正開錠を抑止することができる。しかし、鍵穴をスライドロック板等の別の部材で遮蔽する構造の場合、開錠するとき、先ず鍵穴を露出させる操作が必要になり、二度手間になる。
錠内部に、従動ピンを遮蔽する手段を有し、1回の操作で開錠できるピンタンブラー錠を提供することができれば、二度手間にならず、また不正開錠を困難にすることが可能となり、その有用性は明白である。
上記の課題を解決するため、本発明は、鍵挿通孔に露出するピンが遮蔽され、不正開錠が困難なピンタンブラー錠を提供することを目的とする。
本発明は、固定ハウジング内に鍵挿通孔を有する内筒が回転可能に収容され、固定ハウジングおよび内筒にまたがり内筒の回転軸と直交する方向に配列された駆動ピンおよび従動ピンを複数備え、鍵挿通孔は、内筒の回転軸に沿って延在し従動ピンの先端部が露出可能であり、鍵の挿入により駆動ピンと従動ピンとの境界がシアラインに整列して開錠されるピンタンブラー錠を前提とする。
この前提における本発明の特徴は、鍵挿通孔内に、挿入された鍵に押されて開錠位置まで移動可能で鍵の挿入方向と反対方向にバネ付勢されたピンカバーを備え、複数の従動ピンは、ピンカバーの開錠位置までの移動を許容する移動許容部およびピンカバーの移動を妨げる移動禁止部を有する規制ピンと、規制ピン以外の通常ピンとで構成され、ピンカバーは、施錠状態のとき、少なくとも通常ピンの先端部を鍵挿通孔に対し遮蔽可能で回転軸と平行な方向に延在する壁部を備え、壁部には、規制ピンが進入可能な規制孔および通常ピンが進入可能な通常孔が設けられ、通常孔は、ピンカバーが開錠位置まで移動したとき通常ピンが進入可能に配置され、規制孔は、ピンカバーが開錠位置まで移動する前に規制ピンの移動禁止部が進入可能に配置され、規制ピンの移動許容部は、規制ピンがシアラインに整列したとき規制孔の開孔縁に対向する位置に設けられていることにある。
なお、「規制ピンがシアラインに整列」とは、規制ピンと、この規制ピンに対応する駆動ピンとの境界が、固定ハウジングと内筒との境界に位置するシアラインに一致することをいう。
本発明の1つの実施態様では、ピンカバーの規制孔は、施錠状態のとき壁部が規制ピンの先端部を鍵挿通孔に対し遮蔽可能な位置に配置されている。
また、別の実施態様では、ピンカバーの規制孔は、規制ピンの移動禁止部が進入可能な第1孔部と、第1孔部に鍵の挿入方向の上流側に連接して設けられる第2孔部とからなり、第2孔部には移動許容部が進入可能であるが移動禁止部は進入不能である。
さらに別の実施態様では、規制ピンの移動許容部は、規制ピンの先端部から離間した部分が回転軸に平行な方向に縮径した縮径部であり、縮径部に規制孔の開孔縁が進入可能である。
また別の実施態様では、規制ピンは円柱状の部材であり、移動許容部は規制ピンの先端部から離間した位置で段差となる小円柱部で構成され、小円柱部に規制孔の開孔縁が進入可能である。
本発明のピンタンブラー錠は前記のように、鍵挿通孔内に備えられて開錠位置まで移動するピンカバーと、このピンカバーの移動を規制する規制ピン、および通常ピンを有し、ピンカバーは施錠状態のとき少なくとも通常ピンを遮蔽している。さらに、ピンカバーに規制ピンが進入可能な規制孔、および通常ピンが進入可能な通常孔を設けたことにより、鍵挿通孔に正規の鍵を挿入すると、ピンカバーは鍵に押されて移動し、規制ピンの先端部が鍵挿通孔に露出する。そして、露出した規制ピンの先端部に正規の鍵の鍵溝が当接して、規制ピンはシアラインに整列する方向へ移動する。
規制ピンがシアラインに整列すると、規制ピンの移動許容部がピンカバーに設けられた規制孔の開孔縁に対向する位置となり、ピンカバーが開錠位置まで移動する。この結果、通常ピンがピンカバーの通常孔に進入し、正規の鍵の鍵溝に当接することにより、通常ピンもシアラインに整列して開錠される。
以上のように、本発明のピンタンブラー錠を開錠するとき、鍵穴を露出させる操作は不要で、正規の鍵を鍵穴に挿入する1回の操作で開錠することができる。また、開錠するとき、規制ピンを正確にシアラインに整列させ、さらにピンカバーを正確に開錠位置まで移動させなければならないので、正規の鍵を用いずに不正開錠することが困難になる。
施錠時に、通常ピンだけでなく規制ピンもピンカバーで遮蔽されるように規制孔を配設すれば、不正開錠はさらに困難になる。
ピンカバーの規制孔を、規制ピンの移動禁止部が進入可能な第1孔部と、第1孔部に鍵の挿入方向の上流側に連接して設けられる第2孔部とで形成し、第2孔部には移動許容部が進入可能であるが移動禁止部は進入不能な構成にすれば、鍵を挿入したときピンカバーの第1孔部に移動禁止部が進入してピンカバーの移動が禁止される結果、通常ピンが遮蔽された状態が維持されるので、不正開錠が困難になる。
規制ピンの移動許容部を、規制ピンの先端部から離間した部分が縮径した縮径部で構成すれば、移動許容部を容易に形成することができる。また、このような縮径部を、ダミーも含めて複数設けることにより不正開錠を困難にすることができる。
規制ピンを円柱状の部材とし、移動許容部を規制ピンの先端部から離間した位置で段差となる小円柱部とすれば、移動許容部が段差なので、規制ピンの位置を厳密に合わせなければピンカバーの規制孔の開孔縁を段差に進入させられないため、不正開錠がより困難になる。
添付の図面を参照して、本発明に係るピンタンブラー錠1について説明する。
図1は回転軸Mと従動ピン6を含む面の端面図であり、図2は、図1のII−II線での端面図である。
図1、図2に示すように、ピンタンブラー錠1は、固定ハウジング2内に内筒3が回転可能に収容され、内筒3の回転軸Mに沿って延在する鍵挿通孔Hを備える。また、鍵挿通孔Hから回転軸Mと直交する方向に延出し、固定ハウジング2および内筒3にまたがる複数のピン収容穴4に、駆動ピン5および従動ピン6が配列され、回転軸Mに向けて駆動バネ51で付勢されて収容されている。
さらに、ピンタンブラー錠1の鍵挿通孔H内には、鍵Kの挿入方向X(以下挿入方向X)と反対方向にバネ7でバネ付勢されたピンカバー8が設けられている。なお、挿入方向Xは回転軸Mに平行である。
ピンタンブラー錠1は、駆動ピン5と従動ピン6の境界が、固定ハウジング2と内筒3の境界に位置するシアラインSLに一致して開錠される。
従動ピン6は内筒3側に複数配置され、その先端部61は鍵挿通孔Hに露出可能である。また、複数の従動ピン6は、ピンカバー8の移動を妨げる移動禁止部62およびピンカバー8の移動を許容する移動許容部63を有する規制ピン6aと、規制ピン6a以外の通常ピン6bとで構成されている。
規制ピン6a、通常ピン6bはそれぞれの長さが異なる円柱状部材である。
規制ピン6aの移動許容部63は、規制ピン6aの先端部61から離間した部分が回転軸Mと平行な方向に縮径し、段差となった小円柱部64で構成されている。規制ピン6aの移動禁止部62は、駆動ピン5に当接する面と小円柱部64の間の、径が小円柱部64より大きい円柱部分である。
ピンカバー8は、鍵Kを挿入可能な開放部88を有する中空のほぼ直方体形状であり、回転軸M方向に延在する鍵挿通孔Hの内壁に当接しながら、挿入方向Xに沿って摺動可能である。ピンカバー8は、挿入方向Xにほぼ直交する面である鍵当接部82と、鍵当接部82に連設されて回転軸Mに平行な壁部81を備える。壁部81は従動ピン6に当接可能に対向する面であり、ピンタンブラー錠1が施錠されているときに少なくとも通常ピン6bの先端部61を鍵挿通孔Hに対し遮蔽可能である。
ピンカバー8は、鍵挿通孔Hに正規の鍵Kが挿入されたとき、鍵当接部82に鍵Kが当接して挿入方向Xに押されて開錠位置P(図3(c)参照)まで移動し、鍵Kが抜き取られると、バネ7により挿入方向Xと反対方向に押し返される。
ここで、開錠位置Pとは、ピンカバー8による従動ピン6の遮蔽が解除されてピンタンブラー錠1が開錠可能となる位置のことである。ピンカバー8自体は、挿入方向Xに沿って押されたとき、開錠位置Pを越えて移動することが可能である。
ピンカバー8の壁部81には、規制ピン6aが進入可能な規制孔83、および通常ピン6bが進入可能な通常孔84が設けられている。通常孔84は、ピンカバー8が開錠位置Pまで移動したとき通常ピン6bが進入可能な位置に配置され、規制孔83は、ピンカバー8が開錠位置Pまで移動する前に規制ピン6aの移動禁止部62が進入可能な位置に配置されている。
より詳しくは、通常孔84は、ピンカバー8が開錠位置Pにあるときに壁部81が各通常ピン6bに対向する部位に配置される。これに対し、規制孔83は、ピンカバー8が開錠位置Pにあるときに壁部81が規制ピン6aに対向する部位よりも、挿入方向Xの下流側、別言すれば鍵当接部82寄りに配置されている。
また、規制ピン6aの小円柱部64は、規制ピン6aがシアラインSLに整列したとき、規制孔83の開孔縁87に回転軸Mと平行な線上で対向する部位に、開孔縁87が進入可能な大きさで設けられている。
さらに、規制孔83は規制ピン6aの移動禁止部62が進入可能な大きさの第1孔部85と、第1孔部85に挿入方向Xの上流側に連接して設けられる第2孔部86とからなる(図2参照)。第2孔部86は、第1孔部85、規制ピン6aの移動禁止部62より小さく、規制ピン6aの小円柱部64より僅かに大きい。このため、第2孔部86には、規制ピン6aの移動禁止部62は進入不能であるが、移動許容部63である小円柱部64は進入可能である。
また、図1に示すように、ピンタンブラー錠1の鍵Kには、規制ピン6aに当接する長溝の鍵溝K1と、通常ピン6bに当接する鍵溝K2が形成されている。また、鍵Kの先端部分は、厚み方向、幅方向とも先細りとなるよう傾斜がつけられている。
このようなピンカバー8を有するピンタンブラー錠1が施錠されているとき、図1、図2に示すように、ピンカバー8の壁部81が規制ピン6a、および通常ピン6bの先端部61に当接しており、従動ピン6は鍵挿通孔Hに対し遮蔽されている。従って、外部から鍵挿通孔Hの中を覗いても、従動ピン6がどこにあるのか分からず、不正開錠を困難にする。
次に、図3〜図5を参照してピンカバー8を有するピンタンブラー錠1が開錠される過程を説明する。図3〜図5は、図1、図2に相当する端面で、従動ピン6の周囲を拡大して表わす摸式図であり、図3はピンタンブラー錠1が施錠された状態、図4は正規の鍵Kに押されてピンカバー8が移動中の状態、図5はピンタンブラー錠1が開錠された状態を表わす。なお、図3(a)〜図5(a)は図1、図3(b)〜図5(b)は図2に相当する端面を表わす。
図3(a),(b)に示すように、ピンタンブラー錠1が施錠されているとき、従動ピン6を構成する規制ピン6aおよび通常ピン6bは、先端部61がピンカバー8の壁部81に当接して鍵挿通孔Hに対し遮蔽されている。また、規制ピン6aおよび通常ピン6bはシアラインSLを横切っており、これにより内筒3の固定ハウジング2に対する回転が禁止されている。
図4(a),(b)に示すように、ピンタンブラー錠1を開錠するため鍵挿通孔Hに正規の鍵Kが挿入されると、ピンカバー8は鍵当接部82が鍵Kに押されて挿入方向Xに沿って移動を開始する。この移動中に、駆動バネ51で付勢されている規制ピン6aが、ピンカバー8の規制孔83の第1孔部85に進入し、鍵Kの長溝の鍵溝K1に当接してシアラインSLに整列した位置となる。
これにより、規制孔83の開孔縁87が規制ピン6aの小円柱部64(移動許容部63)に対向する位置となる。すなわち、規制孔83の開孔縁87が規制ピン6aの小円柱部64(移動許容部63)に進入可能な位置となる。このとき、通常ピン6bは未だピンカバー8の壁部81により遮蔽されたままの状態にある。
なお、鍵Kの鍵溝K1は長溝で規制ピン6aに摺接可能なので、鍵Kをさらに奥に挿入することが可能である。
図5(a),(b)に示すように、鍵Kが奥まで挿入されたとき、規制孔83の第2孔部86の部分の開孔縁87が、規制ピン6aの小円柱部64に進入する。これにより、ピンカバー8が仮想線で示す開錠位置Pに達して、通常ピン6bがピンカバー8の通常孔84に進入し、鍵Kの鍵溝K2に当接する。この結果、通常ピン6bもシアラインSLに整列して、内筒3が固定ハウジング2で回転可能となり、ピンタンブラー錠1は開錠される。
図5(a),(b)の状態から鍵Kを引き抜くと、規制ピン6a、通常ピン6bは鍵Kにより規制孔83、通常孔84から退出する方向に押され、さらにピンカバー8がバネ7に付勢されて挿入方向Xと反対方向に移動して規制ピン6aおよび通常ピン6bを鍵挿通孔Hから退出させて遮蔽し、図3(a),(b)の施錠された状態に戻る。
以上のように、本発明のピンタンブラー錠1は、正規の鍵Kを挿入する操作だけで、ピンカバー8を開錠位置Pに位置させて開錠することができる。
次に、図6を参照して、正規の鍵Kを用いずに不正開錠しようとした場合の状態を説明する。図6は、図示しないピッキングツールを用いて不正開錠しようとしたときの状態を表わす模式図である。
ピンタンブラー錠1を開錠するためには、ピンカバー8を仮想線で示す開錠位置Pまで移動させる必要がある。しかし、正規の鍵Kを用いずにピンカバー8を移動させると、規制ピン6aはバネ付勢されており、またその移動を制限する物は無いため、規制ピン6aの移動禁止部62が、規制孔83の第1孔部85に進入する。このため、ピンカバー8は開錠位置Pまでの移動が禁止され、開錠不能な状態になることにより、不正開錠が困難になる。
また、規制孔83の開孔縁87を規制ピン6aの小円柱部64に進入させることができた場合でも、ピンカバー8が開錠位置Pを越えて移動すると、通常ピン6bの先端部の一部しか通常孔84に進入しないため、不正開錠することはできない。さらに、ピンカバー8を開錠位置Pまで正確に移動できたとしても、通常ピン6bは通常孔84から突出するのみで、シアラインSLには整列しないため、開錠することはできない。
このように、本発明のピンタンブラー錠1を開錠するときは、規制ピン6aを正確にシアラインSLに整列させ、さらにピンカバー8を正確に開錠位置Pまで移動させなければならないので、正規の鍵Kを用いずに不正開錠することは困難である。
以上、実施形態に基づき説明したが、本発明はこれに限定されず、種々変更して実施することができる。
例えば図1、図2では、従動ピン6は鍵挿通孔Hの一番奥側に位置する1本の規制ピン6aと、3本の通常ピン6bで構成する場合を例示しているが、これに限定されず、規制ピン6aを複数本設けることもできるし、規制ピン6aが通常ピン6bの間に位置するように配設することもできる。あるいは、施錠時に規制ピンが規制孔83に進入した状態とすることもできる。
また、規制ピン6aの移動許容部63が、回転軸Mと平行な方向に縮径し段差となった小円柱部64で構成されているものとして説明したが、このような段差を、ダミーを含めて複数設けて不正開錠をより困難にすることもできる。また、移動許容部63を、段差となる形状ではなく、回転軸Mと平行な方向になだらかに縮径する形状にすることもできる。あるいは、移動許容部63を円柱形状にかえて、四角柱、六角柱等の角柱状にすることもできる。
ピンタンブラー錠の回転軸と従動ピンを含む面の端面図。 図1のII−II線での端面図。 ピンタンブラー錠が施錠された状態を表わす摸式図であり、図3(a)は図1に相当する端面図、図3(b)は図2に相当する端面図。 ピンカバーが移動中の状態を表わす摸式図であり、図4(a)は図1に相当する端面図、図4(b)は図2に相当する端面図。 ピンカバーが移動中の状態を表わす摸式図であり、図5(a)は図1に相当する端面図、図5(b)は図2に相当する端面図。 不正開錠時の状態を表わす模式図。
符号の説明
1 ピンタンブラー錠
2 固定ハウジング
3 内筒
5 駆動ピン
6 従動ピン
6a 規制ピン
6b 通常ピン
8 ピンカバー
61 先端部
62 移動禁止部
63 移動許容部
64 小円柱部
81 壁部
83 規制孔
84 通常孔
85 第1孔部
86 第2孔部
87 開孔縁
H 鍵挿通孔
K 鍵
M 回転軸
P 開錠位置
SL シアライン
X 挿入方向

Claims (5)

  1. 固定ハウジング内に鍵挿通孔を有する内筒が回転可能に収容され、
    前記固定ハウジングおよび前記内筒にまたがり前記内筒の回転軸と直交する方向に配設され、前記回転軸に向けバネ付勢された駆動ピンおよび従動ピンを複数備え、
    前記鍵挿通孔は、前記内筒の前記回転軸に沿って延在し前記従動ピンの先端部が露出可能であり、
    鍵の挿入により前記駆動ピンと前記従動ピンとの境界がシアラインに整列して開錠されるピンタンブラー錠において、
    前記鍵挿通孔内に、挿入された前記鍵に押されて開錠位置まで移動可能で前記鍵の挿入方向と反対方向にバネ付勢されたピンカバーを備え、
    前記複数の従動ピンは、
    前記ピンカバーの前記開錠位置までの移動を許容する移動許容部および前記ピンカバーの移動を妨げる移動禁止部を有する規制ピンと、前記規制ピン以外の通常ピンとで構成され、
    前記ピンカバーは、施錠状態のとき、少なくとも前記通常ピンの先端部を鍵挿通孔に対し遮蔽可能で前記回転軸と平行な方向に延在する壁部を備え、
    前記壁部には、前記規制ピンが進入可能な規制孔および前記通常ピンが進入可能な通常孔が設けられ、
    前記通常孔は、前記ピンカバーが前記開錠位置まで移動したとき前記通常ピンが進入可能に配置され、
    前記規制孔は、前記ピンカバーが前記開錠位置まで移動する前に前記規制ピンの前記移動禁止部が進入可能に配置され、
    前記規制ピンの前記移動許容部は、前記規制ピンが前記シアラインに整列したとき前記規制孔の開孔縁に対向する位置に設けられていることを特徴とするピンタンブラー錠。
  2. 前記ピンカバーの前記規制孔は、施錠状態のとき前記壁部が前記規制ピンの先端部を前記鍵挿通孔に対し遮蔽可能な位置に配置されている請求項1に記載のピンタンブラー錠。
  3. 前記ピンカバーの前記規制孔は、前記規制ピンの前記移動禁止部が進入可能な第1孔部と、前記第1孔部に前記鍵の挿入方向の上流側に連接して設けられる第2孔部とからなり、
    前記第2孔部には前記移動許容部が進入可能であるが前記移動禁止部は進入不能である請求項1または請求項2に記載のピンタンブラー錠。
  4. 前記規制ピンの前記移動許容部は、前記規制ピンの前記先端部から離間した部分が前記回転軸に平行な方向に縮径した縮径部であり、前記縮径部に前記規制孔の前記開孔縁が進入可能である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のピンタンブラー錠。
  5. 前記規制ピンは円柱状の部材であり、前記移動許容部は前記規制ピンの前記先端部から離間した位置で段差となる小円柱部で構成され、前記小円柱部に前記規制孔の前記開孔縁が進入可能な請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のピンタンブラー錠。
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