JP4237333B2 - シリンダ錠の鍵孔シャッター - Google Patents

シリンダ錠の鍵孔シャッター Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シリンダ錠の鍵孔シャッター(以下単にシャッターという)に係り、特に、簡単な構造で確実に作動し、シリンダ錠の内部への塵やほこり等の侵入を防止できるシャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂シリンダ錠は、何れの型式のものも、内筒内空間が鍵孔を介して外部空間に連通しており、したがって鍵孔から内筒内に塵やほこり、或いは小さな虫等が侵入し易い。
【0003】
周知のように、ピンタンブラー錠を除いて、シリンダ錠の内筒にはその中心軸線に沿って多数のスロットが形成されており、各スロットにはタンブラーが摺動或いは回動可能に収納されており、鍵孔に挿入される鍵と係合する方向に付勢されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
各タンブラーとスロットを区画する仕切板との間には僅かな隙間しかないから、長期間の使用後内筒内に侵入した塵やほこりなどがタンブラーと仕切板との間に堆積すると、タンブラーの動きがこれらの塵等に阻害され、通常、鍵を鍵孔から抜いてもタンブラーが元の位置に戻らなくなる、という作動不良が生じる。
【0005】
そこで、この発明は、シリンダ錠の鍵孔をその入口付近で閉鎖し、内筒内に塵やほこり或いは小さな虫等が侵入することを完全に防止できるシャッターを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、シリンダ錠の内筒の前端に装着され、中心軸に沿って鍵孔を貫通させたキーガイドの後方にシャッター収納部を凹設し、このシャッター収納部内に、鍵孔の幅方向に延在し、シャッター収納部内に開口する鍵孔を覆うに足る寸法の板状の磁性材料よりなるシャッターを配設し、このシャッターを、鍵孔に近接してその外側を幅方向に貫通する回転軸の回りを回動できるように案内すると共に、鍵孔を内側から覆う閉鎖角度位置、及び鍵孔に挿入された合鍵と干渉しない退避角度位置を規定するストッパーを設け、閉鎖角度位置を規定するストッパーのシャッターとの接合面に永久磁石を埋設したことを特徴とする。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説明する。なお、この実施例は、この発明をレバータンブラー錠に適用した場合を示すものである。
【0008】
従来のレバータンブラー錠の構成を示す図1及び図2において符号1は外筒を示し、この外筒1内には、全体を符号2で示す内筒が回動可能に嵌合している。
【0009】
この内筒2は、リテーナ3、3(図2参照)により複数の仕切り板4、4、キーガイド及び尾栓6を相互に一体に結合してなり、中心軸に沿って鍵孔7が貫通している。
【0010】
また、各仕切り板4間、或いは仕切り板4とキーガイド5、尾栓6との間に形成されたスロット8には、全体の形状がC字形のレバータンブラー9が、一端を支軸11に回動自在に支承され、タンブラーばね12(図2参照)の弾力により鍵孔7に挿入された図示しない合鍵に近接する方向に付勢されている。
【0011】
そして、鍵孔7に合鍵が挿入され、この合鍵の鍵溝によってレバータンブラー9が揺動して、その他端に形成された解錠切欠13がロッキングバー14と整合したとき、このレバータンブラー錠は解錠状態となる。
【0012】
この状態で合鍵を介して内筒を回せば、カム溝15とロッキングバー14との間に生じる楔作用によりロッキングバー14は内筒の中心軸方向に移動し、内筒は回動可能になることは従来のレバータンブラー錠と変るところはない。
【0013】
なお、図1及び図2において符号16はバックアップピンを示し、このバックアップピン16は鍵孔7に合鍵が挿入されないときのレバータンブラー9のストッパーの機能と、合鍵とは異なる異鍵が鍵孔に挿入されたときにレバータンブラー9に印加される外力を担持する機能とを併せ有している。
【0014】
上記した構成の従来のレバータンブラー錠は、図1及び図2から明らかなように、内筒内空間が鍵孔7を介して外部空間に連通しているので、鍵孔7を通って内部に塵やほこり或いは小さな虫が侵入することは前記した通りである。
【0015】
ところで、この発明は、前記キーガイド5内にシャッターを組込み、もって鍵孔7に合鍵が挿入されていないときに内筒内に塵やほこりなどが侵入することを防止する。
【0016】
ちなみに、施解錠のために鍵孔7に合鍵を挿入するときには、鍵孔7を合鍵が閉塞するから、鍵孔を通って内筒内に塵やほこりが侵入する恐れは無い。
【0017】
この発明の一実施例を示す図3及び図4において、符号5はキーガイドを示し、このキーガイド5は、内部にシャッターを組込む関係上、その中心軸線方向の寸法(図4で左右方向の寸法)が従来のものと比較して約2.8mm(ミリメートル)大きく(厚く)設定されている。
【0018】
このキーガイド5の後方(図4で右方)は厚さがほぼ半分になる程度にくりぬかれ、内筒回動軸に垂直な平面への投影形状が矩形のシャッター収納部17が形成されている。
【0019】
このシャッター収納部17内には、図5及び図6に示すシャッター18が配設されてい。
【0020】
このシャッター18は、図5乃至図7に示すように、シャッター収納部17内に開口する鍵孔7の幅方向(図7で左右方向)に延在し、鍵孔7を覆うに足る寸法の板状の磁性材料よりなる。
【0021】
図示の実施例では、このシャッター18の中央部が断面台形になるように形成されているが、これは鍵孔7に合鍵19が挿入され、シャッター18が合鍵と干渉しない退避角度位置をとったとき(図8参照)、前記バックアップピン16と干渉しないようにするためで、この発明をディスクタンブラー錠等のバックアップピンが無いシリンダ錠に適用した場合には必要の無い構成である。
【0022】
上記シャッター18は、シャッター収納部17内において、鍵孔に近接してその外側を幅方向に貫通する回転軸21(図4参照)の回りを回動できるように案内されている。
【0023】
そのため、図6に示すように、シャッター18の両端には支持片22が突設されており、これに対応して、図3及び図4に示すように、上記回転軸21に反ってキーガイドの外側から一対の支持孔23、3が穿設されている。
【0024】
なお、図示の実施例では、各支持孔23の内端はシャッター収納部17の内壁を貫通してシャッター収納部17内に延伸しているが、これは支持片23(図6参照)の図6における左右方向の寸法を大きくして剛性を増大させるためであってこの発明の必須の構成ではない。
【0025】
上記支持片22を支持孔23に嵌め込むには、例えば、シャッター18を図4及び図7に示す関係位置でその一端を一方の支持孔23に挿入し、シャッター18を全体が湾曲するように弾性変形させて他方の支持片22を他方の支持孔23に差込む。
【0026】
上記シャッター18の弾性変形を容易にするため、要すれば、シャッター18の中央部の肉を盗んで薄くする(図示せず)。
【0027】
この場合、支持孔23の内周面が支持片22に外接する、という形態でシャッターを支承するが、シャッターを回動可能に案内する、という機能は通常の丸軸及び丸穴の支持形態と変るところはない。
【0028】
上記のようにしてシャッター18をシャッター収納部17内で回動可能に案内し、シャッター18を起立させたときには、図4及び図7に示すように、鍵孔7を内側から覆うことができるようにする。
【0029】
このシャッター18の角度位置を閉鎖角度位置と定義すると、この閉鎖角度位置はシャッター18とシャッター収納部17の底面との接合によって定まり、この場合シャッター収納部17の底面はシャッター18の閉鎖角度位置を規定するストッパーとなる。
【0030】
なお、図示の実施例では、図5に示すように、シャッター18の前面(外面)は断面台形に突出しているので、図3及び図4に示すように、シャッター収納部17の底面の鍵孔7の中央部に断面台形の掘り下げ部24を形成する。
【0031】
また、シャッター18が閉鎖角度位置にあるときこれを安定に保持するため、この掘り下げ部24の両側に、例えば一対の永久磁石25、25を埋設する。
【0032】
なお、図示の一対の永久磁石25、25のシャッター18に対向する磁極は相互に異磁極とするとよい。それは、シャッター18を通る磁束密度が増大するからである。
【0033】
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるシャッターは、合鍵が鍵孔7に挿入されていない常態においては、図4及び図7に示すように、シャッター18が閉鎖角度位置にあって鍵孔7を内側から覆い、内筒内に塵やほこり、或いは小さな虫等が侵入することを防止する。
【0034】
そして、この角度位置は、永久磁石25と磁性板であるシャッター18との吸着により安定に保持される。
【0035】
施解錠のため合鍵を鍵孔7に挿入すると、鍵先によってシャッター18の自由端縁部が内側に押動され、シャッター18と永久磁石25との磁気係合が外れる結果、シャッター18は図4の矢印で示す方向に倒れ、図8に示すように、バックアップピン16を包持するようにしてこれに係止される。
【0036】
このときには、図8から明らかなように、シャッター18は合鍵19と干渉しない退避角度位置にあり、バックアップピン16はシャッターの退避角度位置を規定するストッパーとなる。
【0037】
施解錠操作を終えて合鍵19を鍵孔から引き抜くと、シャッター18は再び自由になるから、永久磁石25の磁気吸引力により図4に示す閉鎖角度位置に復帰する。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、キーガイドの後方にシャッター収納部を凹設し、このシャッター収納部内に、鍵孔の幅方向に延在し、シャッター収納部内に開口する鍵孔を覆うに足る寸法の板状の磁性材料よりなるシャッターを配設し、このシャッターを、鍵孔に近接してその外側を幅方向に貫通する回転軸の回りを回動できるように案内すると共に、鍵孔を覆う閉鎖角度位置にあるシャッターを永久磁石により吸着するようにしたので、施解錠時以外は常に鍵孔を閉鎖してシリンダ錠内部に塵やほこりなどが侵入することを防止できる、という所期の効果を奏する。
【0039】
また、永久磁石によりシャッターを吸着するようにしたので、装置全体をコンパクトにできる、等種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】レバータンブラー錠の構造の一例を示す縦断面図。
【図2】図1のII−II線によるその横断面図。
【図3】この発明によるシャッターを組込むキーガイドの背面図。
【図4】その断面図。
【図5】シャッターの平面図。
【図6】その背面図。
【図7】この発明によるシャッターを組込んだキーガイドの背面図で、シャッターが閉鎖角度位置にある状態を示す。
【図8】この発明によるシャッターを組込んだキーガイドの背面図で、シャッターが退避角度位置にある状態を示す。
【符号の説明】
2 内筒
5 キーガイド
7 鍵孔
16 バックアップピン
17 シャッター収納部
18 シャッター
19 合鍵
21 回転軸
22 支持片
23 支持孔
24 掘り下げ部
25 永久磁石

Claims (1)

  1. シリンダ錠の内筒の前端に装着され、中心軸に沿って鍵孔を貫通させたキーガイドの後方にシャッター収納部を凹設し、このシャッター収納部内に、鍵孔の幅方向に延在し、シャッター収納部内に開口する鍵孔を覆うに足る寸法の板状の磁性材料よりなるシャッターを配設し、このシャッターを、鍵孔に近接してその外側を幅方向に貫通する回転軸の回りを回動できるように案内すると共に、鍵孔を内側から覆う閉鎖角度位置、及び鍵孔に挿入された合鍵と干渉しない退避角度位置を規定するストッパーを設け、閉鎖角度位置を規定するストッパーのシャッターとの接合面に永久磁石を埋設したことを特徴とするシリンダ錠の鍵孔シャッター。
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