JP4930909B2 - コンピュータ環境最適化システム、コンピュータ環境最適化方法、及びコンピュータ環境最適化プログラム - Google Patents
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Description
を具備する。
サーバ環境とは、物理サーバに直接OS(オペレーティングシステム)が搭載された状態であるのか、仮想化ソフトウェア上に仮想マシンが搭載された状態であるのかを示す情報である。
また、業務重要度とは、そのサーバで行われる処理内容がどれだけ重要であるかを示す情報である。業務重要度は、「High」、「Middle」、「Low」の3段階で設定されている。業務重要度が「High」に設定されたサーバは、重要な処理を実行しているサーバであり、温度上昇防止処理を実行することのできないサーバである。「Middle」に設定されたサーバは、電源を切断することはできないが、ライブマイグレーション又はプロビジョニング処理であれば実行できるサーバである。「Low」に設定されたサーバは、温度上昇防止処理として、電源の切断、ライブマイグレーション、及びプロビジョニング処理のいずれも実行可能であるサーバである。
サーバ2の配置位置、サーバのサイズ、及び業務重要度は、ユーザによって予め設定された情報である。
サーバ環境及び電源状態は、情報収集用のアプリケーションがインストールされたコンピュータ(図示せず)によって収集され、構成情報テーブル52に格納される。その情報収集用のアプリケーションとしては、例えば、SigmaSystemCenter(登録商標、日本電気株式会社)、ESMPRO(登録商標)などが挙げられる。情報収集用のアプリケーションは、サーバ環境最適化システム30と同じサーバ装置にインストールされていてもよい。
まず、異常検出部31は、温度情報テーブル51を参照して、各サーバ2の吸気温度が異常であるか否かを判断する。ここで、異常検出部31は、設定情報テーブル53にアクセスし、ユーザにより指定された異常検出方法の設定に基づいて、異常であるか否かの判定を行う。本実施形態では、異常検出方法の設定として、閾値を超えた段階で異常と判断する方法(第1の手法)と、閾値を超えると予測された段階で異常と判断する方法(第2の手法)とのいずれかが設定されているものとする。
具体的には、吸気温度センサ21が一定の時間間隔で吸気温度の測定を行っているものとすると、下記式1を満たすときに異常であると判断することができる。
(数式1);Z≦{(Yn−Yn−1)/(Xn−Xn−1)}(Xn+1−Xn)+Yn
尚、式1中、Xnは現在の測定時刻を示し、Xn−1は前回の測定時刻を示し、Xn+1は次回の測定予定時刻を示す。また、Ynは時刻Xnにおける吸気温度を示し、Yn−1は時刻Xn−1における吸気温度を示す。
この数式1を満たすときには、次回の測定予定時刻Xn+1において吸気温度がZを超えると予測される。従って、時刻Xnの段階で、吸気温度が異常であると判断する。
ラック分析部32は、異常サーバ情報を取得すると、制御対象サーバのリスト(制御対象情報)を作成する。図5Aは、本ステップの動作を詳細に示すフローチャートである。
ラック分析部32は、異常サーバ情報を受け取ると、まず、記憶装置5にアクセスして、異常サーバの搭載されたラック1に含まれるサーバについての構成情報を取得する。また、同様に、温度情報テーブル52にアクセスして、異常サーバの搭載されたラック1に含まれる各サーバの吸気温度に関する情報を取得する。そして、取得した構成情報と吸気温度に関する情報とをマージして、新たなテーブルをラック情報(図5B参照)として作成する。
(ステップS22;制御対象サーバの決定)
次に、ラック分析部32は、ラック情報を分析し、その分析結果に基づいて、温度上昇防止処理の実行を行わないサーバを除外サーバとしてリストアップする。具体的には、電源がオフであるサーバ、及び吸気温度が低いサーバ(例えば、空調温度の設定値よりも吸気温度が低いサーバ)を、温度上昇防止処理を実行する必要がないサーバであると分析し、除外サーバとしてリストアップする。また、業務重要度の高い(High)のサーバについても、温度上昇防止処理を行うことができないサーバであると分析し、除外サーバとしてリストアップする。リストアップされたサーバについての情報(除外対象情報)の例が、図5Cに示される。
ラック分析部32は、ラック情報中から、除外サーバに関する情報を削除して、制御対象情報を作成する。制御対象情報に含まれるサーバは、制御対象サーバに決定される。
(ステップS23;制御対象サーバの有無を確認)
次に、ラック分析部32は、制御対象サーバの有無を確認する。確認の結果、制御対象サーバが残っていない場合、すなわち、ラック情報中から全てのサーバが除外サーバとして除外されてしまった場合、その旨を結果表示インターフェース42を介してユーザに通知し、処理を終了する。一方、制御対象サーバが残っている場合には、次のステップS24の処理を行う。
(ステップS24;制御対象サーバのソート)
次に、ラック分析部32は、制御対象情報中に含まれる各サーバに優先順位を付し、優先順位に従って制御対象情報をソートする。ここでの優先順位は、温度上昇防止処理を試みる順番を示している。具体的には、仮想化環境で動作しているサーバに最も高い優先順位を付し、続いて、業務重要度の低い(Low)のサーバ、吸気温度が高い(予め定められた閾値よりも高い)サーバの順に優先順位を付す。図5Dには、ソートされた後の制御対象情報の例が示されている。ラック分析部32は、ソートした制御対象情報を、サーバ制御部33に通知する。
ここで、仮想化環境で動作しているサーバに高い優先順位を付す理由は、ライブマイグレーションを実行することができる可能性があるからである。ライブマイグレーションを用いれば、実行中の処理を実質的に停止することなく、制御対象サーバの負荷を軽減することができる。したがって、複数のサーバ2が実行している処理を停止させない観点から、ライブマイグレーションを実行できるのであれば、優先的にライブマイグレーションを実行すことが好ましい。
また、熱は下方よりも上方に溜まり易い。従って、優先順位を付す段階で複数のサーバの優先順位が同じになった場合には、より上方に配置されたサーバに対して、より上位の優先順位を付す。
サーバ制御部33は、ソートされた制御対象情報を取得すると、制御対象情報から優先順位の高い順に選択サーバを選択する。そして、選択サーバに対して温度上昇防止処理として実行する処理内容を決定し、決定した内容で温度上昇防止処理を実行する。既述の通り、その温度上昇防止処理としては、ライブマイグレーション、電源の切断、及びプロビジョニングが挙げられる。一つの選択サーバに対する処理が終了すると、制御対象情報の中から別のサーバを選択サーバとして選び、同様の処理を繰り返す。全ての制御対象サーバについて実行可能な温度上昇防止処理が無い場合には、その旨を結果表示インターフェース42を介してユーザに通知し、処理を終了する。
まず、サーバ制御部33は、選択サーバに対してライブマイグレーションを試みる。ライブマイグレーションは、サーバが仮想化環境で動作している場合に、その仮想化環境を別のサーバに実質的にノンストップでコピーする技術である。ライブマイグレーションを用いれば、選択サーバで行われる処理が少なくなり、選択サーバが発生する熱量が低減する。また、選択サーバの温度が上昇することも防止される。具体的には、以下のステップS31−1〜S31−6の処理が実行される。
(ステップS31−1)
サーバ制御部33は、選択サーバが、仮想化環境で動作しているか否かを確認する。確認の結果、仮想化環境で動作する場合には、次のステップS31−2の処理を実行する。一方、仮想化環境で動作しない場合には、ステップS32の処理を実行する。
(ステップS31−2)
選択サーバが仮想化環境で動作している場合、サーバ制御部33は、ライブマイグレーションの移行先となるサーバをリストアップする。具体的には、構成情報テーブル52にアクセスして、データセンタ10内に配置された複数のサーバ2の中から仮想化環境で動作しているサーバ2の全てをリストアップする。
(ステップS31−3、31−4)
続いて、S31−2でリストアップしたサーバ2の中から一つのサーバ2を移行先候補サーバとして選択し、移行先候補サーバがライブマイグレーションを実行可能な構成であるかどうかを確認する(S31−4)。具体的には、選択サーバと移行先候補サーバとが、同じSAN(Storage Area Network)、NAS(Network Attached Storage)と接続されているか、又は同一のネットワーク環境であるか、等の条件を満たすか否かを確認する。また、選択サーバと移行先候補サーバとの双方にライブマイグレーション用のプログラム(例示;VMware社のVMotion、Citrix社のXenMotion)がインストールされているか否か等についても確認する。確認の結果、移動先候補サーバがライブマイグレーションを実行可能な構成である場合には、次のステップS31−5の処理に移る。一方、実行できない構成であった場合には、S31−2でリストアップしたサーバ2の中から別のサーバ2を移行先候補サーバに選択し、再度、ライブマイグレーションを実行可能な構成であるか否かを確認する。尚、S31−2でリストアップしたサーバ2の全てが、ライブマイグレーションを実行できない構成であった場合には、次のステップS32の処理に移る(ステップS31−3)。
(ステップS31−5)
S31−4の処理において、移行先候補サーバがライブマイグレーションを実行可能な構成であった場合には、その移行先候補サーバの吸気温度を判断する。吸気温度が十分に低い場合には、その移行先候補サーバを移行先サーバに決定し、次のステップS31−6の処理を行う。一方、吸気温度が高い場合には、S31−3の処理に戻る。尚、吸気温度が高いか低いかは、例えば、予めユーザにより設定情報テーブル53に設定された温度の閾値などに基づいて、判断される。
(ステップS31−6)
S31−5の処理で移行先サーバが決定された場合には、ライブマイグレーションにより、選択サーバの仮想化環境を、移行先サーバにノンストップで移動させる。選択サーバで実行されていた処理は、熱だまりから退避されることになる。また、選択サーバに対する処理の負担が軽減され、選択サーバによる発熱が防止される。これにより、熱だまりが解消される。また、ライブマイグレーションを用いることにより、選択サーバで行われていた処理を実質的に停止させることなく、移行先サーバに移動させることができる。
ステップS31の処理において、選択サーバが仮想化環境で動作していない場合、もしくは移行先サーバが決定できなかった場合、サーバ制御部33は、業務重要度に基づいて、選択サーバの電源をOFFにするかどうかを判定する(ステップS32−1)。具体的には、選択サーバの業務重要度が「Low」である場合に、電源をOFFにすると判定する。データセンタ10内の複数のサーバ2が、互いに並列的に接続されて負荷分散されて動作しているWebサーバである場合、1台の電源をOFFしてもサービスレベルが損なわれない場合がある。このようなサーバについては、電源をOFFにしてもかまわないので、業務重要度を「Low」に設定しておけばよい。判定の結果、可能であれば、選択サーバの電源を切断し、運用を止める(ステップS32−2)。電源の切断は、例えば、SigmaSystemCenter(登録商標、日本電気株式会社)などの電源切断用アプリケーションを備えたコンピュータにより、実行可能である。選択サーバの電源をOFFにすることができない場合には、ステップS33の処理に移る。電源をOFFにすることで、選択サーバが発熱することもなくなる。また、選択サーバの内部が高温状態となることもなく、障害が発生することもない。
ステップS32において、選択サーバの電源をOFFにすることができない場合、プロビジョニングを試みる。プロビジョニングとは、電源の切断されている移行先サーバに、選択サーバのオペレーティングシステム(以下、OS)を移行する技術である。具体的には、一旦、選択サーバのOSをシャットダウンして、選択サーバのバックアップを採取し、移行先サーバへリストアする。具体的には、以下のように動作して、プロビジョニングを試みる。
(ステップS33−1)
まず、サーバ制御部33は、選択サーバが、プロビジョニング可能なサーバであるか否かを確認する。
(ステップS33−2)
選択サーバがプロビジョニング可能なサーバである場合には、移行先の候補となるサーバをリストアップする。具体的には、構成情報テーブル52に基づいて、データセンタ10内に配置された複数のサーバ2の中からの電源がオフ状態であるサーバを、リストアップする。電源がオフ状態であるサーバが見つからなかった場合には、この選択サーバに対する処理を終了し、制御対象情報中から次の優先順位のサーバを選択サーバとして選び、ステップS31からの処理を繰り返す。
(ステップS33−3、S33−4)
ステップS33−2でリストアップされたサーバ群の中から一つのサーバを移行先候補サーバとして選択し、移行先候補サーバが選択サーバと同一のハードウェア構成であるか否かを判定する。同一のハードウェア構成である場合には、次のステップS33−5の処理に移る。ハードウェア構成が同一でない場合には、別のサーバを移行先候補サーバとして選び、再び同一のハードウェア構成であるか否かの判定を繰り返す。S33−2でリストアップされた全てのサーバについて、同一のハードウェア構成ではないと判定された場合には、この選択サーバに対する処理を終了し、次の優先順位のサーバを選択サーバとして選んで、ステップS31からの処理を繰り返す。
(ステップS33−5)
続いて、サーバ制御部33は、移行先候補サーバの吸気温度に基づいて、プロビジョニングを行うか否かを決定する。ここで、移行先候補サーバは電源がオフ状態であるサーバであるので、吸気温度は測定されない。そこで、サーバ制御部33は、移行先候補サーバに近接して配置された別のサーバの吸気温度に基づいて、移行先候補サーバの吸気温度を予測する。
図7は、移行先候補サーバの吸気温度を予測する方法を説明するための概念図である。図7に示されるように、ラック1の上から5段目に移行先候補サーバが配置されているものとする。また、4段目に稼動しているサーバが配置されており、6段目にも稼動しているサーバが配置されているものとする。このとき、例えば、4段目のサーバと6段目のサーバの吸気温度を線形補間することにより、5段目の移行先候補サーバの吸気温度を予測することができる。
図8A及び8Bを参照して、より具体的に移行先候補サーバの吸気温度の予測方法について説明する。サーバ制御部33は、構成情報テーブル52にアクセスして、移行先候補サーバと同一ラック内に配置されたサーバ全てについて、サーバ配置、UNITサイズ、電源状態、吸気温度、及び業務重要度を示したリスト(図8B参照)を取得する(S33−5−1)。次に、下記式2により、サーバ配置がXmであるサーバの吸気温度「Ym」と、サーバ配置がXnであるサーバの吸気温度「Xm」とに基づいて、サーバ配置が「X」である移行先候補サーバの吸気温度Yを予測する(S33−5−2)。
(数式2);Y={(Ym−Yn)/(Xm−Xn)}・X+(XmYn−XnYm)/(Xm−Xn)
例えば、図8Bに示されるリストにおいて、サーバ配置が「4」段目と「6」段目のサーバの吸気温度に基づいて、サーバ配置が「5」段目である移行先候補サーバの吸気温度を予測する場合、上式2において、X=5、Xm=4、Xn=6、Ym=30、Yn=25、がそれぞれ代入され、Y=27.5と計算が行われる。従って、移行先候補サーバの吸気温度が27.5であると予測される。
(ステップS33−6)
次に、サーバ制御部33は、予測した移行先候補サーバの吸気温度が高いか低いかを、予め設定された閾値などに基づいて判定する。予測した吸気温度が低い場合には、この移行先候補サーバを移行先サーバとして決定し、次のステップS33−7の処理を実行する。一方、予測した吸気温度が高い場合には、この選択サーバに対する処理を終了し、次の優先順位のサーバを選択サーバとして選んで、ステップS31からの処理を繰り返す。
(ステップS33−7)
S33−6において、予測した吸気温度が低い場合、サーバ制御部33は、プロビジョニングにより、選択サーバのOSを移行先サーバに移動させる。プロビジョニングは、プロビジョニング用のアプリケーション(例示;SigmaSystemCenter;日本電気株式会社の登録商標)を備えるコンピュータにより、実現される。プロビジョニングが終了すると、この選択サーバに対する処理を終了し、次の優先順位の選択サーバに対して、ステップS31からの処理を繰り返す。
このように、プロビジョニングを行うことにより、選択サーバ上で行われた処理が別のサーバ(移行先サーバ)に退避される。従って、熱だまりによって処理に障害が発生することが防止される。また、選択サーバに加わる負荷も減るので、選択サーバの発熱量が減る。その結果、選択サーバの温度上昇も防止され、熱だまりが解消されやすくなる。
2 サーバ
3 制御部
4 インターフェース
5 記憶装置
6 情報収集部
10 データセンタ
20 サーバシステム
30 コンピュータ環境最適化システム
31 異常検出部
32 ラック分析部
33 サーバ制御部
41 設定インターフェース
42 結果表示インターフェース
51 温度情報テーブル
52 構成情報テーブル
53 設定情報テーブル
100 データセンタ
Claims (14)
- 複数のラックに配置される複数のコンピュータの中から、異常温度である異常コンピュータを検出する異常検出手段と、
前記異常コンピュータと同一のラックに配置された同一ラックコンピュータ群について、各コンピュータの状態を分析し、分析結果に基づいて、前記同一ラックコンピュータ群の中から、温度上昇防止処理の実行対象となるコンピュータ群を、制御対象コンピュータ群として決定する、グループ分析手段と、
前記制御対象コンピュータ群に含まれる各制御対象コンピュータに対して、前記温度上昇防止処理を実行する、コンピュータ制御手段と、
を具備し、
前記コンピュータ制御手段は、前記温度上昇防止処理として、ライブマイグレーションの実行を試み、ライブマイグレーションが実行できない場合には、電源の切断を試み、電源を切断できない場合にはプロビジョニングを試みる
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項1に記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記グループ分析手段は、前記各コンピュータの状態として、電源のオン/オフ、前記各コンピュータがどれだけ重要な処理を行っているかを示す業務重要度、及び前記各コンピュータの温度、のうちの少なくとも一つを分析し、分析結果に基づいて前記制御対象コンピュータ群を決定する
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項1又は2に記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記グループ分析手段は、分析結果に基づいて、前記制御対象コンピュータ群に含まれる前記各制御対象コンピュータに優先順位を付し、
前記コンピュータ制御手段は、前記優先順位に従う順番で、前記各制御対象コンピュータに対して、前記温度上昇防止処理を実行する
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項3に記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記グループ分析手段は、前記各制御対象コンピュータについて仮想化環境で動作しているか否かを示す環境情報に基づいて、前記優先順位をつける
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記各コンピュータには、吸気温度を測定する吸気温度センサが設けられており、
前記異常検出手段は、前記吸気温度センサによる測定結果に基づいて、異常温度であるか否かを検出する
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記異常検出手段は、予め設定された温度の閾値に基づいて、異常温度であるか否かを検出する
コンピュータ環境最適化システム。 - 請求項6に記載されたコンピュータ環境最適化システムであって、
前記異常検出手段は、前記各コンピュータにおける温度と時間との関係に基づいて、前記各コンピュータの温度が前記閾値を超えるか否かを予測し、異常温度であるか否かを検出する
コンピュータ環境最適化システム。 - 複数のラックに配置される複数のコンピュータの中から、異常温度である異常コンピュータを検出するステップと、
前記異常コンピュータと同一のラックに配置された同一ラックコンピュータ群について、各コンピュータの状態を分析し、分析結果に基づいて、前記同一ラックコンピュータ群の中から、温度上昇防止処理を実行する対象となるコンピュータ群を、制御対象コンピュータ群として決定するステップと、
前記制御対象コンピュータ群に含まれる各制御対象コンピュータに対して、前記温度上昇防止処理を実行するステップと、
を具備し、
前記温度上昇防止処理を実行するステップは、
前記温度上昇防止処理として、ライブマイグレーションの実行を試みるステップと、
ライブマイグレーションが実行できない場合に、電源の切断を試みるステップと、
電源を切断できない場合に、プロビジョニングを試みるステップとを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項8に記載されたコンピュータ環境最適化方法であって、
前記制御対象コンピュータ群を決定するステップは、前記各コンピュータの状態として、電源のオン/オフ、前記各コンピュータの業務重要度、及び前記各コンピュータの温度のうちの少なくとも一つを分析し、分析結果に基づいて前記制御対象コンピュータ群を決定するステップを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項8又は9に記載されたコンピュータ環境最適化方法であって、
前記制御対象コンピュータ群を決定するステップは、
前記分析結果に基づいて、前記制御対象コンピュータ群に含まれる前記各制御対象コンピュータに優先順位をつけるステップを含み、
前記温度上昇防止処理を実行するステップは、前記優先順位の順番で、前記各制御対象コンピュータに対して、前記温度上昇防止処理を実行するステップを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項10に記載されたコンピュータ環境最適化方法であって、
前記優先順位をつけるステップは、前記各制御対象コンピュータについて、仮想化環境で動作しているか否かを示す環境情報に基づいて前記優先順位をつけるステップを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項8乃至11のいずれかに記載されたコンピュータ環境最適化方法であって、
前記異常コンピュータを検出するステップは、予め設定された温度の閾値に基づいて、異常温度であるか否かを検出するステップを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項12に記載されたコンピュータ環境最適化方法であって、
前記異常コンピュータを検出するステップは、
前記各コンピュータにおける温度と時間との関係に基づいて、前記各コンピュータの温度が前記閾値を超えるか否かを予測するステップと、
前記予測するステップにおける予測結果に基づいて、異常温度であるか否かを検出するステップを含んでいる
コンピュータ環境最適化方法。 - 請求項8乃至13のいずれかに記載されたコンピュータ環境最適化方法をコンピュータにより実現するための、コンピュータ環境最適化プログラム。
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