JP4930485B2 - 洗濯機 - Google Patents

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本発明は、開閉自在の蓋を、安全の為に閉じ状態に拘束する機能を有する洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は安全の為、運転中に回転構造に手が触れないように、蓋が開けられないように閉じ状態に拘束(ロック)する構造を採用している(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来の洗濯機の断面図を示すものである。以下、その構成について説明する。
図6に示すように、水受け槽51は、底部にパルセータ52を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽(以下、脱水槽という)53を内包し、吊り棒54により洗濯機外枠55に吊り下げて防振支持している。
水受け槽51の外底部に固着したモータ56の回転は、ブレーキ構造を内設したクラッチ機構57を介してパルセータ52または脱水槽53の回転に伝達され、洗濯、脱水等の運転駆動をする。前記ブレーキ構造を内設したクラッチ機構57は、水受け槽51の下面に配したギヤードモータ67の動作により脱水槽53の回転の制動、開放の切り替えや、洗濯、脱水運転の切り替えを行う。
排水弁58は水受け槽51内の洗濯液を排水し、洗濯機外枠55上部のパネル部60内方の給水弁59は脱水槽53内部へ給水を行うための弁である。
蓋61は、脱水槽53の上部を覆うもので、パネル部60に蓋軸62周りに開閉自在に軸支される。蓋61は、蓋下面に構成したロック部63に、パネル部60に配設した蓋ロック手段であるソレノイド64の操作にてロックピン65を係着することで、閉じ状態に拘束し開放できない構成になっており運転中の安全機構となる。
制御装置66は、モータ56、ギヤードモータ67、排水弁58、給水弁59等を駆動して、洗濯、すすぎ、脱水等一連の行程を制御する。
制御装置66は、一般的な構成として、ミクロ時限の瞬間停電を除き、電源が停電などで一旦OFFすると行程の進行はリセットされてしまい、再度運転開始のON操作がなされねば運転再開の制御はしない。
上記構成において、使用当初において、制御装置66は通電されたときに蓋ロック手段であるソレノイド64の状態を確認し、もし、ロック状態だった場合、蓋ロック手段であるソレノイド64を駆動することで蓋ロックを解除する事により、蓋61を自由に開閉できるようにして、洗濯衣類や洗剤を脱水槽53に投入する等の洗濯の準備を進めることができる。
制御装置66は、運転開始とともに安全の為、蓋ロック手段であるソレノイド64を駆動して、蓋61を閉じ状態に拘束(ロック)する。その後、洗濯とすすぎが終了すると、排水弁58を開放し、水受け槽51内の洗濯液を排水する。排水が終了すると、クラッチ機構57内のブレーキをギヤードモータ67の駆動にて解除し、脱水槽53を回転できる状態にする。
つぎに、モータ56に通電し、脱水槽53を高速回転させる脱水行程に入る。脱水行程を実行後に、ギヤードモータ67の逆駆動にてブレーキ構造の制動力にて、脱水槽53を停止させ、脱水槽53が停止した頃にソレノイド64を駆動して、蓋ロックを解除する。
特開2004−81648号公報
しかしながら、前記従来の洗濯機では、脱水行程の途中で停電が発生し、再度電源をONすると、制御装置66は、使用当初の状態としてリセットしている為、制御装置66が蓋ロックを解除し、蓋を開く事ができるようになる為、万一ブレーキ構造が故障していた場合は、使用者は惰性回転している脱水槽53に手を入れてしまう、という危険性があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、電源ON時に蓋61がロックされているときは、所定時間経過後に蓋ロックを解除することで、脱水槽53が惰性回転しているときに使用者が手を入れてしまう危険を回避する洗濯機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の上部を覆う蓋と、前記洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記蓋を閉じ状態に拘束する蓋ロック状態、または前記蓋ロック状態を解除する蓋ロック解除状態のいずれかに通電を切ってもその時点の状態を維持する蓋ロック手段と、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段と、前記制御手段に電源を投入する電源投入手段とを備え、前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにしたものである。
これによって、ブレーキが故障した状態で停電後に再運転した場合に、制御手段は洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に蓋ロックを解除するため、洗濯兼脱水槽の回転が確実に停止した状態になってから蓋を開く事ができるので、使用者に安全な洗濯機を提供できる。
本発明の洗濯機によれば、ブレーキが故障した状態で停電後再運転したとしても、回転している脱水槽に手を入れる危険を回避することができる。
第1の発明は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の上部を覆う蓋と、前記洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記蓋を閉じ状態に拘束する蓋ロック状態、または前記蓋ロック状態を解除する蓋ロック解除状態のいずれかに通電を切ってもその時点の状態を維持する蓋ロック手段と、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段と、前記制御手段に電源を投入する電源投入手段とを備え、前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにしたことにより、ブレーキが故障した状態で、かつ洗濯兼脱水槽が高速の惰性回転した状態で電源ONされたとしても、制御手段は洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後しか蓋ロックを解除しないため、洗濯兼脱水槽の回転が確実に停止した状態でしか蓋を開けられないので、安全性を高める事ができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、停電が生じたことを検出する停電検知手段と、停電が生じたことを記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記記憶手段の記憶内容によって停電が検出され、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにしたことにより、ブレーキが故障した状態で停電後再運転した場合に、停電という異常状態を検知して、制御手段は洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後しか蓋ロックを解除しないため、洗濯兼脱水槽の回転が確実に停止した状態でしか蓋を開けられないので、安全性を高める事ができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明の制御手段を、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記記憶手段によって脱水運転中に生じた停電が検知され、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにしたことにより、ブレーキが故障した状態で、とくに脱水運転中に停電後再運転した場合に限り、制御手段は洗濯権脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後にのみ蓋ロックを解除するため、洗濯兼脱水槽の回転している場合は蓋を開くことができないともに、洗濯兼脱水槽が回転していない状態ではすぐに蓋を開けられるようにできるので、安全性を高めると共に、無駄な待ち時間が発生することも回避される。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明の制御手段を、表示手段を備え、前記電源投入手段から電源が投入されてから、蓋ロック状態が所定の時間を継続している間、蓋ロック状態を前記表示手段に表示するようにしたことにより、使用者は制御手段が安全のために蓋ロック解除を遅らせていることが判るので、故障と勘違いすることを回避できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯機の断面図を示し、図2は、同洗濯機の制御回路ブロック図を示し、図3は、同洗濯機の動作フローチャートを示す。
水受け槽1の外底部に固着したモータ12の回転は、ベルト13およびクラッチ機構14を介して、洗濯攪拌用のパルセータ2または脱水時の脱水槽3の回転に伝達する。
クラッチ機構14には、パルセータ2の回転と、脱水槽3の高速回転とに切り替えるクラッチ構造(図示せず)と、脱水槽3の回転を制動するブレーキ15を設けており、ブレーキ15は、ギヤードモータ16により駆動される。
洗濯機外枠5の上方に配したパネル部6の上面には開閉自在に蓋19を構成し、パネル部6の前方内方には、洗濯機行程全般を制御すると共に、表示手段27を有する制御装置22を配する。
蓋19の前端部に磁石24を設け、パネル部6に取り付けた感磁素子21に相対するように配置している。感磁素子21は、ホールICなどで構成し、蓋19に設けた磁石24の磁力線により蓋19の開閉を検知するもので、感磁素子21と磁石24とで、蓋開閉検知手段20として機能する。
また、蓋19は、前端部にリング形状をしたロック部37を有しており、蓋19が閉じた状態でリング形状のロック部37にロックピン36をはめ込む蓋ロック手段35を構成し、蓋19を閉じ状態に拘束できるようになっている。また、蓋ロック手段35はソレノイドとハートカムなどで構成されており、通電する毎に、蓋ロックとロック解除を切り替えることができ、通電を切ってもその時点の状態を維持することができる。
図2の制御回路ブロック図において、制御装置22は、マイクロプロセッサー等で構成した制御手段26や、表示手段27、入力設定手段28、パワースイッチング手段25などを有し、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する。
パワースイッチング手段25は、制御手段26の出力によりモータ12、ギヤードモータ16、排水弁17、給水弁18などの通電を制御する。
表示手段27は、発光ダイオード(LED)や液晶ディスプレイ(LCD)などで構成し、洗濯機本体の上部に配置され、文字や数字により運転状態を表示することができる。
入力設定手段28は、使用者が直接操作する機能で、洗濯機運転のスタートや、洗濯コース選定等の所望の入力操作するものである。
蓋開閉検知手段20は、蓋19に設けた磁石24の磁力線により蓋19の開閉を検知し、感磁素子21の出力を制御手段26に入力している。
電源スイッチ31をONすることによって、制御手段26に通電し制御を開始し、電源スイッチ31をOFFすることによって、全ての負荷の電源を切ることができる。
上記構成において、図3のフローチャートでその動作を以下説明する。
制御手段26は入力設定手段28によって、運転を開始(ステップS101)された場合、蓋開閉検知手段20によって、蓋19の開閉を検知し(ステップS102)、閉じるまで待機の制御をする。
蓋19が蓋開閉検知手段20により閉じの状態であることを検知する(閉じ)と、蓋ロック手段35を駆動して、蓋19が開かないように閉じ状態にロックする(ステップS103)と同時に(ステップS120)にて表示手段で蓋が閉じたロック状態にあることを報知し、行程がスタートする(ステップS104)。
次に、(ステップS105)で行程が何らかの理由(例えば、停電あるいは行程終了)で停止すると、すべての制御はリセットされる(ステップS106)。
もし、運転中に停電が生じると、モータ12への通電が停止するとともに、ギヤードモータ16の通電も停止してブレーキ15を作動させて、脱水槽3の回転にブレーキをかける、と共に行程の制御もリセットしている。
この状態で、使用者が電源スイッチ31をONした場合(ステップS107)、制御手段26は蓋ロック手段35の状態を確認する(ステップS108)。蓋が閉じのロック状態でない場合(NO)は、そのまま使用者からの入力の指示を待つ(ステップS109)。
(ステップS108)で、蓋閉じのロック状態の場合(YES)は、(ステップS110)で脱水槽3が停止するために必要な最長の時間より長く設定した所定の時間(例えば、3分)経過するまで蓋ロックを継続し(ステップS110)、かつ(ステップS111)で蓋がロック状態であることを表示手段で報知し、所定時間経過すれば(YES)蓋ロック手段35を駆動して、閉じ状態のロックを解除する(ステップS112)。
以上のように構成された洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
製品が正常な状態の場合、ブレーキを作動させるため、脱水槽の回転は停止している。しかしブレーキが故障している場合は制動力が作用せず、脱水槽が惰性回転する。
そのため、制御手段は、図3の(ステップS107)から(ステップS110)で示したように、電源スイッチがONされた時、蓋がロック状態にある場合に、脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長く設定した所定の時間(例えば、3分)経過するまで待機し、その後蓋ロック手段35を駆動して、ロックを解除する構成である。この間、表示手段27にロック解除待ちの表示を行うことによって、使用者にロック解除を待機していることを報知する。
なお、脱水槽3が停止するまでの時間は、脱水槽などの回転系の慣性モーメント、脱水槽3内の布量、脱水回転数、ベルトテンションの変動、脱水槽3中の布の偏り、などにより変動する。したがって、ブレーキ15が故障しているときなどに脱水槽3が停止するまでに要する時間は、これらの時間の中で最長の時間より長い時間に設定する。一般的な洗濯機に於いては、かかる所定時間はおよそ80秒から180秒ほどであることが経験的に分かっているので、所定時間を設定する事ができる。
以上のように本実施の形態によれば、停電の際、ブレーキが故障した状態で、かつ洗濯兼脱水槽が惰性回転中で電源ONされたとしても、制御手段は洗濯兼脱水槽が慣性回転から停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後しか蓋ロックを解除しないため、洗濯兼脱水槽の回転が確実に停止した状態でのみ蓋を開けるが可能としたので、安全な洗濯機を提供する事ができる。また、安全状態に移行するまでロック解除しないことを報知する事により、使用者にとり、蓋がロック状態にある原因を把握できるので、故障等の勘違いも無くなり使い勝手が良くなる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における洗濯機の制御回路ブロック図であり、図5は、同上洗濯機の動作フローチャートである。
図4に示すように、制御装置22は、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段26と共に、停電検知手段33と記憶手段34とを構成しており、停電が発生した場合、停電検知手段33から制御手段26に停電情報の入力やメモリー(記憶)をすることができる。
記憶手段34は、半導体メモリーであるEEPROMなどの不揮発性記憶素子で構成されており、電源が供給されなくても記憶内容は保持される構成にしている。
よって、制御手段26は、上記停電発生時の情報を検知し、記憶手段34にメモリーし、停電が発生した状況を記録し、かつ、その停電が脱水行程中に発生したかどうかを知ることができる。
上記構成において図5のフローチャートでその動作を説明すると、制御手段26は入力設定手段28によって、運転を開始(ステップS201)された場合、蓋開閉検知手段20によって、蓋19の開閉を検知し(ステップS202)、閉じるまで待機の制御をする。
蓋19が蓋開閉検知手段20により閉じの状態を検知する(閉じ)と、蓋ロック手段35を駆動して、蓋19が開かないように蓋閉じにロックする(ステップS203)と同時に(ステップS220)にて表示手段で蓋がロック状態にあることを報知し、行程がスタートする(ステップS204)。
次に、(ステップS205)で行程が何らかの理由で停止すると、行程停止の理由を検知し(ステップS206)、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程が終了した場合や、入力設定手段28によって一時停止が入力された場合は、通常状態として蓋ロック手段35を駆動して、蓋閉じのロックを解除する(ステップS207)。
これにより蓋19は自由に開けられるようになり(ステップS208)、例えば衣類の追加や取り出し等の作業が可能となる。
もし、運転中に停電が生じると、停電検知手段33は停電が発生したことを記憶手段34に記録し(ステップS211)、脱水運転中に停電が生じた際は、記録手段34に停電が脱水運転中に発生したことも記録する。
また同時に制御手段26に入力され、直ちにパワースイッチング手段25を制御して、モータ12への通電およびギヤードモータ16の通電も停止して(ステップS209)、ブレーキ15を作動させて、脱水槽3の回転にブレーキをかける(ステップS210)。
使用者が電源スイッチ31をONした場合(ステップS212)、制御手段26は蓋ロック手段35の状態を蓋開閉検知手段20で確認(ステップS213)し、ロック状態でない場合(NO)、そのまま使用者からの入力の指示を待つ(ステップS214)。
また、(ステップS213)で蓋閉じにロック状態の場合(YES)、記憶手段34の情報から停電状態を、(ステップS211)のメモリーから脱水行程での停電かどうか確認し(ステップS215)、停電が脱水行程ではない場合(NO)は、(ステップS216)で蓋ロックを解除する(S216)。
脱水行程中に停電があった場合は(YES)、ブレーキ故障を仮定して脱水槽3が惰性回転から停止するために必要な最長の時間より長く設定した所定の時間(例えば、3分)経過するまで蓋閉じにロックを継続し(ステップS217)、かつ(ステップS219)で蓋がロック状態であることを表示手段で報知し、所定時間経過すれば(YES)蓋ロック手段35を駆動して、ロックを解除する(ステップS218)。
以上のように構成された実施の形態2における洗濯機について、以下その動作、作用を説明する。
制御装置22には、停電検知手段33と記憶手段34を構成しており、停電が発生した場合、停電検知手段33から制御手段26に停電情報の入力やメモリー(記憶)をするようにしている。
したがって、図5の(ステップS205)から(ステップS206)で記述した行程停止が、通常使用における停止なのか、停電による異常停止なのか、を検知することにより、以降の制御の処置を対応するので、停電以外の通常の場合は(ステップS207)で速やかに蓋ロックを解除して、次の動作に取り掛かる事ができるようにしている。
停電状態であれば、(ステップ211)以降に記載した蓋ロック解除への各ステップを推進するものである。
また、停電発生時、行程運転の制御がリセットされても、停電検知手段と記憶手段とにより、図5の(ステップS211)で前記停電がどの行程で発生したかを認知し、脱水行程における場合にのみ、所定の時間蓋ロックを継続する構成であり、脱水槽が惰性回転をしていない停電状態では、直ちに蓋を開けられることができるので、無駄な待ち時間が発生することを回避できる。
以上のように本実施の形態によれば、脱水槽が回転している時に限り、制御手段は洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後しか蓋ロックを解除しないため、脱水槽が回転していない場合には電源スイッチをONするとすぐに蓋ロックを解除することができて、安全性が高まると共に使い勝手が向上する。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、ブレーキが故障した状態での回転体が惰性回転中には、停電後の再スタート時に安全状態になるまで蓋ロックを解除しない構成であるので、遠心分離機や脱水機などの用途にも適用可能である。
本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図 同上洗濯機の制御回路ブロック図 同上洗濯機の動作フローチャート 本発明の実施の形態2における洗濯機の制御回路ブロック図 同上洗濯機の動作フローチャート 従来の洗濯機の断面図
1 水受け槽
3 洗濯兼脱水槽(脱水槽)
12 モータ
19 蓋
20 蓋開閉検知手段
26 制御手段
27 表示手段
31 電源スイッチ(電源投入手段)
33 停電検知手段
34 記憶手段
35 蓋ロック手段
37 ロック部

Claims (4)

  1. 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の上部を覆う蓋と、前記洗濯兼脱水槽を駆動するモータと、前記蓋を閉じ状態に拘束する蓋ロック状態、または前記蓋ロック状態を解除する蓋ロック解除状態のいずれかに通電を切ってもその時点の状態を維持する蓋ロック手段と、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御する制御手段と、前記制御手段に電源を投入する電源投入手段とを備え、前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにした洗濯機。
  2. 停電が生じたことを検出する停電検知手段と、停電が生じたことを記憶する記憶手段とを備え、前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記記憶手段の記憶内容によって停電が検出され、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにした請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記電源投入手段から電源が投入された時に、前記記憶手段によって脱水運転中に生じた停電が検知され、前記蓋ロック手段が蓋ロック状態の場合には、前記洗濯兼脱水槽が停止するために必要な最長の時間より長い所定の時間経過後に、前記蓋ロック手段を駆動して蓋ロック解除状態に変更するようにした請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、表示手段を備え、前記電源投入手段から電源が投入されてから、蓋ロック状態が所定の時間を継続している間、蓋ロック状態を前記表示手段に表示するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
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