JP4929644B2 - 集電電極を兼ねたスペーサを備えたチューブ型燃料電池セル及び燃料電池モジュール - Google Patents

集電電極を兼ねたスペーサを備えたチューブ型燃料電池セル及び燃料電池モジュール Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池セルの集電電極が燃料電池セル間のスペーサを兼ねているチューブ型燃料電池セル及び燃料電池モジュールに関する。
従来のチューブ型燃料電池セルは、図8のチューブ延伸方向に沿った断面図に示すように、内部電極10、第1の触媒層12、電解質層14、第2の触媒層16、外部コイル18及び樹脂シール20を含んで構成される。図9に、図8のA−Aラインに沿った断面図を示す。図9に示すように、内部電極10、第1の触媒層12、電解質層14及び第2の触媒層16は、内側から順に略同軸円筒状に積層されている。
このようなチューブ型燃料電池セルを複数集めてモジュール化する場合、各セルに燃料ガス又は酸化剤ガスをできるだけ均等に供給し、反応に伴う熱をうまく冷却するために所定の間隔をもって各セルを配置することが好ましい。特許文献1には、燃料電池のガスシール部分に負担がかからず、セルチューブの破損の発生を低減することができるチューブ型燃料電池セルのスペーサの構造が開示されている。
特開2002−298877号公報
しかしながら、従来技術では、複数のチューブ型燃料電池セルの間隔を所定距離に保つためのスペーサとは別に、モジュール化された複数のセルの内部電極及び外部コイルをそれぞれ並列に接続するための集電用の配線を接続する必要があった。このような集電用の配線を行う工程は複雑であり、燃料電池モジュールを安価に製造する妨げとなっていた。また、スペーサに加えて、さらに集電用の電極を設ける必要があり、燃料電池モジュールを小型化する妨げとなっていた。
特に、直径が数mm程度の極細のチューブ型燃料電池セルを数千〜数万本集めて数mm間隔のスペースを持たせてモジュール化する場合、モジュール化されたセル間を集電用の配線によって電気的に接続するには極めて高い精度の配線技術及び手間が必要とされる。その結果、燃料電池モジュールの製造工程を複雑かつ困難なものとし、製造コストを高める原因となっていた。
本発明は、上記従来技術の問題の少なくとも1つを解決することができるスペーサを備えたチューブ型燃料電池セル及び燃料電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、筒形状の内部電極の外周面に触媒層及び電解質層が積層されたチューブ型燃料電池セルであって、導電性のスペーサを備えることを特徴とするチューブ型燃料電池セルである。
具体的には、導電性を有する筒形状の内部電極と、前記内部電極の外周面に順に積層された第1の触媒層、電解質層及び第2の触媒層と、前記第2の触媒層の外周面に巻き付けられた導電性を有する外部コイルと、を備えるチューブ型燃料電池セルであって、前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径を有する導電型のスペーサを備えることを特徴とする。すなわち、チューブ型燃料電池セルの発電部の外周径よりも非発電部の外周径が大きくなるようにスペーサを設けることを特徴とする。
前記スペーサを前記第2の触媒層からの集電電極として用いる場合、前記スペーサは、前記外部コイルと電気的に接続されていることが好適である。
このようなチューブ型燃料電池セルを複数束ねることによって燃料電池モジュールを構成することができる。すなわち、本発明は、チューブ型燃料電池セルを複数備える燃料電池モジュールであって、前記スペーサの外周面同士が接触するように前記複数のチューブ型燃料電池セルを並べてなることを特徴とする。
前記スペーサを導電性とすることによって、複数のチューブ型燃料電池セルをモジュール化する際に、各チューブ型燃料電池セル間を所定の間隔に保つと同時に前記スペーサによって各チューブ型燃料電池セル間を電気的に接続することができる。したがって、燃料電池モジュールを安価に製造することを可能とする。
例えば、前記スペーサは、中空部を有する円柱又は多角柱の形状を有する導電性部材であることが好適である。また、前記スペーサは、前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径となるように巻かれた導電性のコイルとしてもよい。
特に、前記外部コイルの一部をそのまま前記スペーサとして前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径となるように巻くことによって容易かつ安価に前記スペーサを設けることができる。
本発明によれば、集電電極を兼ねたスペーサを設けることによって、燃料電池モジュールを容易かつ安価に製造することを可能とする。特に、複数のチューブ型燃料電池セルを揃えて束ねるだけで、各セル間の間隔を略所定の距離に保つとともに、各セル同士を電気的に並列に接続することが可能となる。また、スペーサと集電電極を兼ねることによって燃料電池モジュールを小型化することができる。
<チューブ型燃料電池セルの構成>
本発明の実施の形態におけるチューブ型燃料電池セル100は、図1のチューブ延伸方向に沿った断面図に示すように、内部電極30、第1の触媒層32、電解質層34、第2の触媒層36、外部コイル38、樹脂シール40及びスペーサ42を含んで構成される。図2及び図3に、図1のB−Bライン及びC−Cラインに沿った断面図を示す。図2及び図3に示すように、チューブ型燃料電池セル100は、内部電極30、第1の触媒層32、電解質層34及び第2の触媒層36を内側から順に略同軸円筒状に積層して構成されている。
内部電極30は、電気的に導電性の高い材料からなる筒状の部材であり、図1〜図3の断面図に示すように、チューブ型燃料電池セル100の中心に配置される。内部電極30は、例えば、ステンレス、金、銀、銅、アルミニウム等の導電性の高い材料で形成される。ステンレス等を用いる場合には、耐腐食性を高めるためにめっきなどによって金,銀などの耐腐食性が高い材料で被膜することが好ましい。内部電極30の端部は、外部に対してチューブ型燃料電池セル100からの電力を取り出すための電極(図示しない)に接続される。また、内部電極30の端部を除いた周壁には、内部電極30の中空部を通して流される燃料ガス(例えば、水素含有ガス、有機炭化水素含有ガス等)を外周方向へ供給するための多数の小孔が開けられる。
第1の触媒層32は、燃料極に相当する。図1及び図2の断面図に示すように、例えば、白金(Pt)系貴金属などの触媒金属を担持したカーボン(C)粉を適当な有機溶剤に分散させ、これに電解質溶液を適量添加してペースト状にしたものを内部電極30の端部を除いた外周面に塗布して第1の触媒層32を形成することができる。このとき、図1及び図3の断面図に示すように、内部電極30の両端の小孔が設けられてない部分が外部に突出するように内部電極30の両端には第1の触媒層32を形成しない。燃料電池の作動時には、内部電極30の中空部を通して第1の触媒層32に燃料ガスが供給される。
電解質層34は、燃料極で生成したプロトンを空気極へと移動する働きを持つ。電解質層34を構成する材料は、プロトンに対する伝導性の高さと安定性を鑑みて選択される。例えば、スルホン基を持ったフッ素系ポリマー等を、図1及び図2の断面図に示すように、第1の触媒層32の外周面に塗布することによって電解質層34を形成することができる。
第2の触媒層36は、空気極に相当する。図1及び図2の断面図に示すように、例えば、白金(Pt)系貴金属などの触媒金属を担持したカーボン(C)粉を適当な有機溶剤に分散させ、これに電解質溶液を適量添加してペースト状にしたものを電解質層34の外周面に塗布して第2の触媒層36を形成することができる。燃料電池の作動時には、第2の触媒層36には酸化剤ガス(酸素含有ガス、例えば空気等)を供給する。
外部コイル38は、電気的に導電性の高い材料からなる。外部コイル38は、例えば、ステンレス、金、銀、銅、アルミニウム等の導電性の高い材料で形成される。ステンレス等を用いる場合には、耐腐食性を高めるためにめっきなどによって金,銀などの耐腐食性が高い材料で被膜することが好ましい。
外部コイル38は、図1及び図2の断面図に示すように、内部電極30の外表面に略同軸状に積層された第1の触媒層32、電解質層34及び第2の触媒層36に対してらせん状に巻きつけられる。外部コイル38は、第2の触媒層36と電気的に導通するように第2の触媒層36の外周面に巻きつけられる。このとき、外部コイル38と第2の触媒層36との導通を高めるために外部コイル38は互いに隣接するようにらせん状に巻き付けることが好適である。また、本実施の形態では、図1に示すように、外部コイル38を単層に巻き付けたが、2層以上に重ねて巻き付けてもよい。チューブ型燃料電池セル100の外部電極を外部コイル38とすることによって、チューブ型燃料電池セル100の外部に流される酸化剤ガスを第2の触媒層36まで供給することができる。
樹脂シール40は、エポキシ樹脂等の非導電性の樹脂材料を塗布して形成される。樹脂シール40は、図1及び図3の断面図に示すように、内部電極30の両端部の露出部分と第1の触媒層32,電解質層34,第2の触媒層36の積層部分との境界を被うように設けられる。
具体的には、第1の触媒層32,電解質層34及び第2の触媒層36の端面、及び、内部電極30と第1の触媒層32との境界部分、を少なくとも被い、樹脂シール40から内部電極30の端部が露出されるように樹脂材料を塗布する。好ましくは、図1に示すように、第2の触媒層36の外径よりも厚く樹脂材料を塗布し、第1の触媒層32,電解質層34及び第2の触媒層36の端面のみならず第2の触媒層36の周壁にまで及ぶように樹脂シール40を設ける。
樹脂シール40によって、内部電極30の両端部の露出部分と第1の触媒層32,電解質層34及び第2の触媒層36の積層部分との境界部における燃料ガス及び酸化剤ガスの漏れを防ぐことができる。
スペーサ42は、電気的に導電性の高い材料からなる。スペーサ42は、例えば、ステンレス、金、銀、銅、アルミニウム等の導電性の高い材料で形成される。ステンレス等を用いる場合には、耐腐食性を高めるためにめっきなどによって金,銀などの耐腐食性が高い材料で被膜することが好ましい。
スペーサ42は、例えば、図4(a)〜(d)に示すように、貫通した中空孔42aを有する円柱、四角柱、六角柱又は三角柱の外形となるように形成される。図1及び図3の断面図に示すように、チューブ型燃料電池セル100の端部をスペーサ42の中空孔42aに通すようにスペーサ42が装着される。このとき、スペーサ42の少なくとも一部が外部コイル38に接触するようにスペーサ42を装着する。
なお、本実施の形態では、円筒状の内部電極30の外周面に第1の触媒層32,電解質層34及び第2の触媒層36を積層させて円柱状のチューブ型燃料電池セル100を構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、中空の多角柱形状の内部電極30の外周面に第1の触媒層32,電解質層34及び第2の触媒層36を積層させて多角柱形状のチューブ型燃料電池セル100を構成することもできる。
<燃料電池モジュール>
以下、本実施の形態におけるチューブ型燃料電池セル100をモジュール化した構成について説明する。図5は、チューブ型燃料電池セル100をモジュール化した燃料電池モジュール200の構成を示す断面図である。図5では、説明を明確にするために、チューブ型燃料電池セル100の左半図を断面図及び右半図を外観図として表している。
燃料電池モジュール200は、複数のチューブ型燃料電池セル100、燃料ガス供給室50、燃料ガス排出室52及び酸化剤室54を含んで構成される。酸化剤室54と燃料ガス供給室50及び燃料ガス排出室52とはそれぞれ供給側シール部56、排出側シール部58によって隔離される。供給側シール部56及び排出側シール部58は、チューブ型燃料電池セル100の端部の樹脂シール40よりも外側で酸化剤室54と燃料ガス供給室50及び燃料ガス排出室52との間にガスの漏れがなくなるようにシールする。すなわち、チューブ型燃料電池セル100の発電部は酸化剤室54内に配置され、内部電極30の中空部によって燃料ガス供給室50と燃料ガス排出室52とが接続される。
酸化剤室54には、酸化剤ガスを外部から供給し、外部へ排気するための酸化剤ガス供給口54a及び酸化剤ガス排出口54bが設けられる。また、燃料ガス供給室50には燃料ガスを各チューブ型燃料電池セル100へ供給するための燃料ガス供給口50aが設けられ、燃料ガス排出室52には燃料ガスを各チューブ型燃料電池セル100から排出するための燃料ガス排出口52aが設けられる。
チューブ型燃料電池セル100をモジュール化する場合、図5に示すように、スペーサ42の外周面同士が接触するようにチューブ型燃料電池セル100を積層させる。このとき、スペーサ42の外周径a(スペーサ42が多角柱の場合には、図4に示すように、スペーサ42の中心から各辺までの距離を外周径aとする)を第2の触媒層36の外周面に巻かれた外部コイル38の外周径bよりも大きく設定する。この条件下において、スペーサ42の外周径aを所望の大きさにすることによって、複数のチューブ型燃料電池セル100を互いに所定の間隔を保って集積することができる。
例えば、チューブ型燃料電池セル100は、スペーサ42を除いた外周径が数mm〜数cm、長さ数十mm〜数百mmのサイズに形成することができる。この場合、例えば、直径1mmのチューブ型燃料電池セル100に外周径(半径)1mmのスペーサ42を装着することによって、隣接し合うチューブ型燃料電池セル100を略2mmの間隔に保ってモジュール化することができる。
このように、本実施の形態における燃料電池モジュール200では、チューブ型燃料電池セル100の両端部に装着されたスペーサ42によってチューブ型燃料電池セル100を支持することができる。
また、各チューブ型燃料電池セル100に装着されたスペーサ42を導電体で構成し、外部コイル38と電気的に接触するように装着することによって、複数のチューブ型燃料電池セル100を集積するだけで各チューブ型燃料電池セル100の外部コイル38を同時に電気的に並列に接続することができる。
一方、各チューブ型燃料電池セル100の内部電極30は互いに外部配線によって並列に接続される。それぞれ並列に接続された内部電極30とスペーサ42とは外部回路を介して接続される。もちろん、外部コイル38と導通するスペーサ42とは電気的に遮断された別の導電性のスペーサを内部電極30の端部に装着し、そのスペーサの外周径をスペーサ42と等しくすることによって内部電極30も同時に並列に接続することもできる。
以上のように、集電電極を兼ねたスペーサを用いてチューブ型燃料電池セル間の距離を保ちつつ、同時にチューブ型燃料電池セルを電気的に接続することができる。これによって、容易かつ安価に燃料電池モジュールを製造することができる。特に、直径が数mm〜数cmのチューブ型燃料電池セルをモジュール化する際に、スペーサとは別に集電用の配線を行う負担を軽減することができる。
なお、図5では、紙面に対して平行な方向にチューブ型燃料電池セル100を積層した構成を示しているが、もちろん紙面に対して垂直な方向にチューブ型燃料電池セル100を積層してもよい。また、燃料電池モジュール200をサブモジュールとしてさらに直列又は並列に接続してさらに大きなモジュールを構成することもできる。
<燃料電池モジュールの作用>
次に、燃料電池モジュール200の作用について説明する。燃料電池の作動時には、燃料ガス供給口50aから燃料ガス供給室50を介して各チューブ型燃料電池セル100の内部電極30内へ燃料ガスが供給される。それと共に、酸化剤ガス供給口54aから酸化剤室54へ酸化剤ガスが供給される。供給側シール部56及び排出側シール部58によって、燃料ガスと酸化剤ガスとは互いに混じり合うことなく燃料電池モジュール200内を流れる。
内部電極30の中空部を燃料ガスが流れ、内部電極30の周壁に設けられた小孔を通じて第1の触媒層32に燃料ガスが供給される。燃料ガスは、第1の触媒層32を備える電解質層34において酸化されて電子を放出する。一方、第2の触媒層36には外部コイル38の間隙を通って酸化剤ガスが供給される。内部電極30から外部回路を通って外部コイル38へ電子が供給されることによって酸化剤ガスは電子を消費しながら還元される。このような反応によって外部回路に電力が取り出される。
反応に供された燃料ガス及び未反応の燃料ガスは燃料ガス排出室52を介して燃料ガス排出口52aから排出される。また、反応に供された酸化剤ガス及び未反応の酸化剤ガスは酸化剤ガス排出口54bから排出される。
なお、本実施の形態では、第1の触媒層32を燃料極及び第2の触媒層36を空気極とする構成としたが、第1の触媒層32を空気極及び第2の触媒層36を燃料極とする構成にすることもできる。この場合、燃料ガスと酸化剤ガスの供給経路を入れ替えれば同様に発電反応を生じさせることができる。
<変形例>
図6及び図7に、本実施の形態の変形例におけるチューブ型燃料電池セル102,104の断面図を示す。本変形例では、外部コイル38の一部を第2の触媒層36の外周面に巻き付けられた外部コイル38の外周径bよりも大きな外周径aを有するように巻き付けることによってスペーサ42とする。例えば、図6及び図7に示すように、第2の触媒層36の外周面に巻き付けられた外部コイル38の端部をさらに樹脂シール40の外周面に巻き付けることによってスペーサ42を構成する。
このとき、図6に示すように、樹脂シール40の外周径が第2の触媒層36の外周径と等しい場合、第2の触媒層36の外周面にn層(図6ではn=1)の外部コイル38を巻き付けたとすると樹脂シール40の外周面には少なくともn+1層以上(図6では2層)のコイルを巻き付けてスペーサ42とすることが好適である。
また、図7に示すように、樹脂シール40の外周径が第2の触媒層36の外周径よりも大きい場合、第2の触媒層36の外周面にn層(図6ではn=1)の外部コイル38を巻き付けたとすると樹脂シール40の外周面には少なくともn層以上(図6では1層)のコイルを巻き付けてスペーサ42とすることが好適である。
もちろん、チューブ型燃料電池セル102をモジュール化する際に必要とされるチューブ型燃料電池セル102間の間隔に応じてスペーサ42とするコイルの層数を増加させてもよい。
以上のように、外部コイル38の一部をそのまま集電電極を兼ねたスペーサ42として利用することによって、チューブ型燃料電池セル間の距離を保ちつつモジュール化するとともに、同時にチューブ型燃料電池セルを電気的に接続することができる。特に、外部コイル38の一部をそのままスペーサ42として利用することによって、コイルを巻き付ける工程のみによってスペーサ42を構成することができ、容易かつ安価に燃料電池モジュールを製造することができる。
本発明の実施の形態におけるチューブ型燃料電池セルの構成を示す断面図である。 図1におけるB−Bラインに沿ったチューブ型燃料電池セルの構成を示す断面図である。 図1におけるC−Cラインに沿ったチューブ型燃料電池セルの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるスペーサの形状の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における燃料電池モジュールの構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるチューブ型燃料電池セルの変形例の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態におけるチューブ型燃料電池セルの変形例の構成を示す断面図である。 従来のチューブ型燃料電池セルの変形例の構成を示す断面図である。 図8におけるA−Aラインに沿ったチューブ型燃料電池セルの構成を示す断面図である。
符号の説明
10 内部電極、12 第1の触媒層、14 電解質層、16 第2の触媒層、18 外部コイル、20 樹脂シール、22 ガスシール、30 内部電極、32 第1の触媒層、34 電解質層、36 第2の電解質層、38 外部コイル、40 樹脂シール、42 スペーサ、42a 中空孔、50 燃料ガス供給室、50a 燃料ガス供給口、52 燃料ガス排出室、52a 燃料ガス排出口、54 酸化剤室、54a 酸化剤ガス供給口、54b 酸化剤ガス排出口、56 供給側シール部、58 排出側シール部、100,102,104 チューブ型燃料電池セル、200 燃料電池モジュール。

Claims (4)

  1. 導電性を有する筒形状の内部電極と、
    前記内部電極の外周面に順に積層された第1の触媒層、電解質層及び第2の触媒層と、
    前記第2の触媒層の外周面に巻き付けられた導電性を有する外部コイルと、
    を備えるチューブ型燃料電池セルであって、
    前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径を有する導電型のスペーサを備え、
    前記スペーサは、中空部を有する円柱又は多角柱の形状を有する導電性部材であることを特徴とするチューブ型燃料電池セル。
  2. 導電性を有する筒形状の内部電極と、
    前記内部電極の外周面に順に積層された第1の触媒層、電解質層及び第2の触媒層と、
    前記第2の触媒層の外周面に巻き付けられた導電性を有する外部コイルと、
    を備えるチューブ型燃料電池セルであって、
    前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径を有する導電型のスペーサを備え、
    前記スペーサは、前記外部コイルの外周径よりも大きな外周径となるように巻かれた導電性のコイルであることを特徴とするチューブ型燃料電池セル。
  3. 請求項1又は2に記載のチューブ型燃料電池セルにおいて、
    前記スペーサは、前記外部コイルと電気的に接続されていることを特徴とするチューブ型燃料電池セル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のチューブ型燃料電池セルを複数備える燃料電池モジュールであって、
    前記スペーサの外周面同士が接触するように前記複数のチューブ型燃料電池セルを並べてなることを特徴とする燃料電池モジュール。
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