JP4928332B2 - 洗面台 - Google Patents

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本発明は、複数の収納部を備えた洗面台に関する。
従来の洗面台は、例えばドライヤー、化粧品、髭剃り器等の物品を収納する収納部を備えているのが一般的である(特許文献1等参照)。しかしながら、収納部の数が増えてくると、ユーザがいずれの収納部に収納したかを忘れがちとなり、所望の物品の収納場所を探すことが煩わしく感じられてしまう。
特開2004−357965号公報
本発明は、所望の物品の収納場所を容易に認知できる、利便性の高い洗面台を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の発明では、複数の収納部と、前記複数の収納部の各々に設けられ、収納物を取り出し可能な状態に前記収納部を駆動させる駆動装置及び表示装置の少なくとも一方を有する作動装置と、前記収納部を使用するユーザに携帯され、ユーザを特定する個人識別情報が記憶され、前記個人識別情報を少なくとも含むユーザ信号を送信可能な携帯型送信機と、前記携帯型送信機から送信された前記ユーザ信号を受信可能な受信機と、を備え、前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている情報に基づき、前記複数の収納部のうちいずれがユーザに対応した収納部であるかを判別し、判別した前記収納部に対応する前記作動装置を作動させることを特徴とする。
これによれば、ユーザが洗面台に近づくと、ユーザが携帯している携帯型送信機から送信されるユーザ信号を受信機が受信する。すると、受信したユーザ信号に含まれている情報に基づき、複数の収納部のうちユーザに対応した収納部が収納物を取り出し可能な状態に自動で作動する。或いは、複数の収納部のうちユーザに対応した収納部の表示装置が自動で作動(例えば点灯、点滅)する。
したがって、例えば家族で使用する洗面台において、複数の収納部を各ユーザ専用の収納部として家族で割り当てて収納するように用いれば、例えば父親が洗面台に近づいてきた場合には、父親に割り当てられた収納部が自動で作動して髭剃り器等の父親固有の物品を取り出せる状態にできる。或いは、父親に割り当てられた収納部の表示装置が自動で点灯、点滅するようにできる。そのため、父親は、洗面台に近づくだけで父親固有の物品(所望の物品)の収納場所を認知することができる。
以上により、本発明によれば、所望の物品の収納場所を探す煩わしさを低減でき、洗面台の利便性を向上できる。さらに、作動装置が駆動装置を有するようにすれば、収納物を取り出し可能な状態に収納部が自動で作動するので、ユーザが収納部を開ける操作を不要にでき、利便性を向上できる。
また、第2の発明では、前記作動装置は、前記駆動装置及び前記表示装置をともに有しており、前記駆動装置の作動開始と同時に前記表示装置の作動を開始させることを特徴とする。これによれば、所望の物品の収納場所を明確に認知できる。
また、第3の発明では、前記複数の収納部に収納されている物に取り付けられ、ユーザを特定する個人識別情報が記憶されたICタグと、前記複数の収納部の各々に設置され、前記ICタグと無線通信可能なタグ用通信機と、を備え、前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている個人識別情報と一致する個人識別情報の前記ICタグを探索し、探索された前記ICタグが前記複数の収納部のうちいずれに存在するかを判定し、判定された前記収納部がユーザに対応した収納部であると判別することを特徴とする。
これによれば、上述の如く複数の収納部を各ユーザ専用の収納部として家族で割り当てて収納することを不要にしつつも、所望の物品がいずれの収納部に存在するかを判定でき、複数の収納部のうちユーザに対応した収納部が収納物を取り出し可能な状態に自動で作動する。或いは、複数の収納部のうちユーザに対応した収納部の表示装置が自動で作動(例えば点灯、点滅)する。よって、各ユーザ専用の収納部として割り当てて使用する場合に比べて、洗面台の利便性をより一層向上できる。
また、第4の発明では、前記ユーザ信号には、ユーザの身体特性情報及び嗜好情報の少なくとも一方が含まれていることを特徴とするこれにより、ユーザの身長等の身体特性情報により画一的に調整内容を設定するようにもできるし、同じ身長であってもユーザの嗜好に合わせて調整内容を設定するようにもできる。
また、第5の発明では、洗面器の高さを調整する第1調整手段と、戸棚の高さを調整する第2調整手段と、照明装置の照度、色温度及び照射角度の少なくとも一つを調整する第3調整手段と、吐水量及び吐水温度の少なくとも一つを調整する第4調整手段と、のうち少なくとも一つの調整手段を備え、前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている情報に基づき、前記調整手段を作動させることを特徴とする。これによれば、洗面台の各種調整がユーザに応じて自動で調整されることとなるので、洗面台の利便性をより一層向上できる。
また、第6の発明では、ユーザ毎の使用実績を記録し、前記使用実績に基づき次回に使用する可能性の高いユーザを推定し、所定時間ユーザの使用がない場合には、前記推定されたユーザに適した調整状態となるように前記調整手段を予め作動させておくことを特徴とする。これによれば、次回に使用するユーザが洗面台に近づいてきた時には既にそのユーザに適した調整状態になっているので、各種調整がなされる時間を待たずにそのユーザは調整済みの洗面台を使用することができ、利便性を向上できる。
ここで、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信した場合における作動装置の作動として、以下の具体例が挙げられる。
・第7の発明では、複数の前記個人識別情報に対して優先順が予め登録されており、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、優先順位の高い個人識別情報に対応する前記収納部の前記作動装置を優先して作動させることを特徴とする。これによれば、ユーザの優先順にあわせて作動装置を作動させるので、好適である。
・第8の発明では、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、洗面台の一部に先に触れたユーザの個人識別情報に対応する前記収納部の前記作動装置を優先して作動させることを特徴とする。
・第9の発明では、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、洗面台近傍の所定範囲に先に進入したユーザの個人識別情報に対応する前記収納部の前記作動装置を優先して作動させることを特徴とする。
・第10の発明では、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、所定の部位からの距離が近いユーザ又は所定の位置に居るユーザの個人識別情報に対応する前記収納部の前記作動装置を優先して作動させることを特徴とする。
・第11の発明では、前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、複数の前記ユーザ信号に共通した収納部に対応する前記作動装置を作動させることを特徴とする。
また、第12の発明では、ユーザが使用している最中に前記受信機が他の前記ユーザ信号を受信した場合であっても、前記作動装置の作動内容を変更させることなく維持することを特徴とする。これによれば、ユーザが洗面台を使用している最中に、他のユーザが洗面台に近づいてきたことにより他のユーザに合わせて収納部或いは表示装置が作動しまうことを回避でき、使用中のユーザに対して利便性を向上でき、好適である。
また、第13の発明では、優先するユーザが入れ替わった時、入れ替わり後のユーザの個人識別情報に対応する前記収納部の前記作動装置を作動させることを、所定時間が経過した後に許可することを特徴とする。これによれば、短時間で多数のユーザが入れ替わった場合に作動装置がハンチング作動してしまうことを回避できる。
また、第14の発明では、作動させる前記作動装置を他の作動装置に変更する場合には、警告音出力及び警告表示の少なくとも一方を行なうことを特徴とする。これによれば、作動させる作動装置が他の作動装置に自動で変更する旨をユーザに報知でき、好適である
また、第15の発明のように、携帯型送信機は、スマートキー、携帯電話、ICタグ及びICカードのいずれかであることが望ましい。
以下、本発明を具体化した各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
[第1の実施形態]
図1は本実施形態に係る洗面台1の正面図であり、この洗面台1は、住宅内の洗面化粧室に設置されて複数のユーザで使用されることを前提としている。以下、一つの洗面台1を家族(複数のユーザ)で使用することを想定して説明する。
洗面台1は、複数の収納部11,12,13,21、吊戸棚22、洗面器23、照明装置24、水栓25及び鏡26を備えている。
収納部11,12,13,21は、家族が共通して使用する物品を収納するよう用いられる共通収納部21と、各ユーザ固有の物品を収納するよう用いられる個別収納部11,12,13とに分類される。そして、複数の個別収納部11,12,13は、各ユーザ専用の収納部として家族で割り当てて収納するように用いられる。図1に示す例では、個別収納部13を父親に割り当て、父親固有の物品として髭剃り器13P等を収納させている。また、個別収納部12を母親に割り当て、母親固有の物品として化粧品12P等を収納させている。また、個別収納部11を母親に割り当て、子供固有の物品としてドライヤー11P等を収納させている。
個別収納部11,12,13の各々には駆動装置としての電動モータ11a,12a,13aが設けられており、電動モータ11a,12a,13aの作動により個別収納部11,12,13の蓋が開閉する。また、個別収納部11,12,13の各々には表示装置としての発光ダイオード11b,12b,13bが設けられており、点灯又は点滅する。
洗面器23には第1調整手段としての電動モータ23aが設けられており、電動モータ23aの作動により洗面器23の高さが調整される。これにより、例えばユーザが車椅子の利用者である場合や低身長の場合には、洗面器23の位置を低くして洗面器23を利用しやすくできる。
吊戸棚22には第2調整手段としての電動モータ22aが設けられており、電動モータ22aの作動により吊戸棚22の高さが調整される。これにより、例えばユーザが車椅子の利用者である場合や低身長の場合には、吊戸棚22の位置を低くして吊戸棚22を利用しやすくできる。
照明装置24は、図示しない第3調整手段により照度、色温度及び照射角度が調整される。水栓25は、図示しない第4調整手段により吐水量及び吐水温度が調整される。なお、吐水温度についてはヒータの設定温度を調整すればよく、吐水量についてはバルブの開口面積を駆動モータで調整すればよい。
そして、これらの電動モータ11a,12a,13a,22a,23a、発光ダイオード11b,12b,13b及び各種調整手段は、制御装置としてのコントローラ30により制御されて自動で作動可能である。
また、本実施形態に係る洗面台1は、洗面台1を使用するユーザに携帯されるスマートキー40(携帯型送信機)と、スマートキー40と無線により送受信可能な通信機50(受信機)とを備えて構成されている。
スマートキー40が有するEEPROM等の書き換え可能メモリ41には、ユーザを特定する個人識別情報と、個人識別情報とは別の嗜好情報(付加情報)とが記憶されている。これらの情報はユーザの入力操作によってメモリ41に登録され、必要に応じて更新する(書き換える)ことも可能となっている。なお、スマートキー40は、携帯しても邪魔になりにくくかつ常備しやすいものとなっている。例えば、携帯機本体にリストバンドを取り付けた構成のブレスレット式携帯機や、同携帯機本体にネックチェーンを取り付けた構成のペンダント式携帯機、同携帯機本体にバネフックやバッジピンを取り付けた構成のバッジ式携帯機などとして具現化することが考えられる。
通信機50は、洗面台1の近傍に設置されており、リクエスト信号を常時出力している。そして、スマートキー40が通信機50との通信可能エリアに進入してリクエスト信号を受信すると、スマートキー40は、個人識別情報及び嗜好情報を含むユーザ信号を通信機50に送信する。そして、通信機50により受信されたユーザ信号はコントローラ30に出力される。
次に、コントローラ30が有するマイクロコンピュータ31により洗面台1の各部の作動が自動制御される流れを、図2のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、ステップS11では通信機50がリクエスト信号を送信し、続くステップS12では、リクエスト信号に応答して個人識別情報と嗜好情報とを受信したか否かを判定する。応答が無い場合(S12:NO)、すなわち個人識別情報と嗜好情報とを受信していない場合、そのまま本処理を終了する。
また、応答が有る場合(S12:YES)、すなわち個人識別情報と嗜好情報とを受信している場合、ステップS13に進み、受信した個人識別情報に基づいてユーザ認証を実施する。そして、本人であることを確認して認証OKであれば(S14:YES)後続のステップS15に進み、認証NGであれば(S14:NO)そのまま本処理を終了する。
ステップS15では、家族のうちの認証したユーザ(例えば父親)に対応する個別収納部11,12,13がいずれであるかを判別する。つまり、各ユーザ専用の収納部の割り当てを予め設定し、その設定をマイコン31に予め記憶させておく。或いは、前記設定をスマートキー40のメモリ41に嗜好情報として記憶させておく。
続くステップS16では、ステップS15にて判別した収納部13に対応した電動モータ13aを駆動させて収納部13を自動で開ける。また、ステップS15にて判別した収納部13に対応した発光ダイオード13bを作動させる。発光ダイオード13bは、電動モータ13aを駆動させている最中には点滅し、その駆動が停止して収納部13が完全に開いた状態では点灯する。
ステップS17では、ユーザ信号に含まれる嗜好情報に基づき、各種調整手段22a,23aを自動で作動させる。つまり、ユーザは、各調整手段による調整内容に関し、好みの調整量を、嗜好情報として予めスマートキー40に記憶させておく。
なお、ステップS16,S17による各種自動作動の開始後、ユーザが洗面台1から離れてユーザ信号が受信されない状態になると(S12:NO)、各種自動作動は自動的に停止されるようになっている。
ここで、コントローラ30には複数の個人識別情報に対して、その優先順が予め登録されている。そして、通信機50が複数のユーザ信号を同時に受信して、複数の個人識別情報が認識された場合には、コントローラ30は、優先順位の高い個人識別情報に対応するユーザ信号に基づき、個別収納部11,12,13のいずれを自動制御するかを判別し、判別された個別収納部13に対応する電動モータ13a及び発光ダイオード13bを自動制御する。また、優先順位の高い個人識別情報に対応するユーザ信号に基づき、各種調整手段による調整量を決定する。
また、洗面台1をユーザが使用している最中に通信機50が他のユーザ信号を受信した場合であっても、コントローラ30は、電動モータ11a〜13a、発光ダイオード11b〜13bの作動内容及び各種調整手段22a,23aの調整量を変更させることなく維持させる。これによれば、ユーザが洗面台1を使用している最中に、他のユーザが洗面台1に近づいてきたことにより他のユーザに合わせて前記作動内容及び前記調整量が変更されてしまうことを回避でき、使用中のユーザに対して利便性を向上できる。
また、コントローラ30は、ユーザ毎の使用実績を記録し、使用実績に基づき次回に使用する可能性の高いユーザを推定し、所定時間洗面台1が使用されない場合には、推定されたユーザの嗜好情報に応じた調整状態となるように、各種調整手段22a,23aにより予め自動調整する。これによれば、次回に使用するユーザが洗面台1に近づいてきた時には既にそのユーザに適した調整状態になっているので、洗面台1の各部が調整される時間を待たずにそのユーザは調整済みの洗面台1を使用することができ、利便性を向上できる。
以上により、本実施形態によれば、例えばユーザとしての父親が洗面台1に近づき、スマートキー40が通信機50との通信可能範囲に進入すると、個人識別情報を取得したコントローラ30により、父親に割り当てられた個別収納部13が自動で開き、その個別収納部13に取り付けられた発光ダイオード13bが自動で点灯又は点滅する。そのため、父親は、洗面台1に近づくだけで髭剃り器13P(所望の物品)の収納場所を認知することができ、しかも、個別収納部13を自分で開ける手間を無くすことができる。よって、所望の物品の収納場所を探す煩わしさを低減でき、洗面台1の利便性を向上できる。
また、所望の物品を探す場合の他に、新規の物品を収納する場合においても、父親は、洗面台1に近づくだけで自身に割り当てられた個別収納部13が自動で開くので、複数の個別収納部11,12,13のいずれに新規物品を収納したらよいかを容易に認知することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、複数の個別収納部11,12,13を、各ユーザ専用の収納部として家族で割り当てて収納することが要求される。これに対し、本実施形態は、このように割り当てて収納することを、図3に示す構成により不要にできる。つまり、第1の実施形態に係る洗面台1では、例えば父親の髭剃り器13Pを下段の個別収納部13に収納させる必要があるが、本実施形態に係る洗面台2では、髭剃り器13Pを下段の個別収納部13以外の個別収納部(図3に示す例では中段の個別収納部12)に収納させたとしても、父親が洗面台2に近づけば中段の個別収納部12が自動で開き、中段の個別収納部12の発光ダイオード12cが自動で点灯、点滅する。
以下、本実施形態に係る洗面台2の構成を図3を用いて具体的に説明する。
図3は、本実施形態に係る洗面台2の正面図であり、この洗面台2は、個別収納部11,12,13に収納されている物品11P,12P,13Pのそれぞれに取り付けられているICタグ11d,12d,13dを備えている。これらのICタグ11d,12d,13dにはユーザを特定する個人識別情報が記憶されている。
また、洗面台2は、個別収納部11,12,13のそれぞれに取り付けられたタグ用通信機11c,12c,13cを備えている。タグ用通信機11c,12c,13cはICタグ11d,12d,13dと無線通信するように構成されているが、その通信可能範囲は取り付けられた個別収納部内の範囲に限られている。よって、例えばその上段の個別収納部11に収納されたドライヤー11PのICタグ11dは、上段の個別収納部11に取り付けられたタグ用通信機11cとは通信するものの、他のタグ用通信機12c,13cの通信可能範囲外に位置するため、これらのタグ用通信機12c,13cとは通信しない。
また、タグ用通信機11c,12c,13cはコントローラ30と通信可能に構成されており、ICタグ11d,12d,13dから得られた個人識別情報をコントローラ30に出力する。なお、図3に示す例ではタグ用通信機11c,12c,13cとコントローラ30との通信は有線で行なわれているが、無線でもよい。
次に、コントローラ30が有するマイクロコンピュータ31により洗面台2の各部の作動が自動制御される流れを、図4のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、ステップS11〜S14にて図2に示す処理と同様の処理を行なう。そして、本人であることを確認して認証OKであれば(S14:YES)後続のステップS18に進み、認証NGであれば(S14:NO)そのまま本処理を終了する。
ステップS18では、全てのタグ用通信機11c,12c,13cがリクエスト信号を送信するよう、コントローラ30はタグ用通信機11c,12c,13cを制御する。その結果、タグ用通信機11c,12c,13cは、それぞれの個別収納部11,12,13に収納されている物品11P,12P,13PのICタグ11d,12d,13dから個人識別情報を取得し、取得した個人識別情報をコントローラ30に出力する。
その後、ステップS19に進み、それぞれのICタグ11d,12d,13dから取得した個人識別情報のうち、ステップS12にてスマートキー40から取得した個人識別情報と一致する個人識別情報を探索する。その後、ステップS20に進み、探索された個人識別情報に対応するICタグ11d,12d,13dの個別収納部11,12,13について、電動モータ11a〜13a及び発光ダイオード11b〜13bを作動させる。
なお、続くステップS21では、図2に示すステップS17と同様にして、ユーザ信号に含まれる嗜好情報に基づき、各種調整手段22a,23aを自動で作動させる。
以上の構成及び制御により、例えば父親の髭剃り器13Pが、下段の個別収納部13ではなく中段の個別収納部12或いは上段の個別収納部11に収納されている場合であっても、髭剃り器13Pが収納されている個別収納部(図3に示す例の場合には中段の個別収納部12)が自動で開き、その個別収納部の発光ダイオード12bが点灯又は点滅する。なお、図3では図1に示す発光ダイオード11b,12b,13bの図示が省略されている。
したがって、本実施形態によれば、上記第1の実施形態による効果に加え、複数の個別収納部11,12,13を、各ユーザ専用の収納部として家族で割り当てて収納することを不要にできる、といった効果も発揮される。
[他の実施形態]
本発明は以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。そして、以下に説明する各実施形態の特徴的制御内容及び構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・共通収納部21にも電動モータを取り付け、コントローラ30は、いずれの個人識別情報を取得した場合であっても共通収納部21を自動で開くように電動モータを制御してもよい。
・上記実施形態では、コントローラ30は、ユーザ毎の使用実績に基づき次回に使用する可能性の高いユーザを推定し、推定されたユーザの嗜好情報に応じた調整状態となるように、各種調整手段を予め調整しているが、この変形例として、予め登録された優先順の最も順位の高いユーザの嗜好情報に応じた調整状態となるように各種調整手段を予め調整するようにしてもよい。
・前記優先順位の登録又は嗜好情報の登録にあたり、時間帯に応じて異なる優先順位又は嗜好情報を登録可能にして好適である。
・複数のユーザのユーザ信号が受信された場合に、最初に洗面台1,2を使用したユーザのユーザ信号を優先してコントローラ30が制御するようにして好適である。最初に洗面台1,2を使用したユーザの判別方法としては、例えば洗面台1,2に最初に触れたユーザを検出する方法、或いは、洗面台1,2又は所定部位に対して設定距離以内の距離に最初に近づいたユーザを検出する方法、等が挙げられる。
・上記実施形態では、ユーザ信号に含まれる付加情報として嗜好情報を用いているが、ユーザの身長、年齢、障害の種類、有無等の身体的特徴に関する情報を用いるようにしてもよい。
・上記実施形態では、優先順位を予め設定登録しているが、手動操作によりその都度優先順位を変更可能に構成してもよい。
・少なくとも一人のユーザが洗面台1,2を使用している最中には、他のユーザのユーザ信号を認識した場合であっても個別収納部11,12,13を動かすることを禁止してもよい。なお、洗面台1,2を使用しているか否かは、洗面台1,2に接触しているか否かを検出するセンサを設ければよい。
・また、あるユーザが洗面台1,2の使用を終了した後、所定時間(例えば数秒)が経過した場合、或いはそのユーザが所定距離以上離れた場合に、個別収納部11,12,13を動かすことを許可するように構成して好適である。これによれば、短時間で多数のユーザが入れ替わった場合に個別収納部11,12,13の開閉作動がハンチングしてしまうことを回避できる。
・上記実施形態では、ユーザ信号に含まれる嗜好情報(付加情報)に応じて各種調整手段を作動させているが、付加情報の内容を個人識別情報と対応付けて予めコントローラ30等に登録してもよい。換言すれば、ユーザの付加情報を、スマートキー40に記憶させてもよいし、スマートキー40の外部(例えばコントローラ30)に記憶させてもよい。
・上記実施形態では、携帯型送信機としてスマートキーを採用しているが、携帯電話、ICタグ又はICカードを採用してもよい。
本発明の第1の実施形態に係る洗面台の正面図。 第1の実施形態による自動制御の流れを説明するフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る洗面台の正面図。 第2の実施形態による自動制御の流れを説明するフローチャート。
符号の説明
1,2…洗面台、…、11,12,13…個別収納部、11P,12P,13P…物品(収納物)、11a,12a,13a…電動モータ(駆動装置、作動装置)、11b,12b,13b…発光ダイオード(表示装置、作動装置)、40…スマートキー(携帯型送信機)、50…通信機(受信機)。

Claims (6)

  1. 複数の収納部と、
    前記複数の収納部の各々に設けられ、収納物を取り出し可能な状態に前記収納部を駆動させる駆動装置及び表示装置の少なくとも一方を有する作動装置と、
    前記収納部を使用するユーザに携帯され、ユーザを特定する個人識別情報が記憶され、前記個人識別情報を少なくとも含むユーザ信号を送信可能な携帯型送信機と、
    前記携帯型送信機から送信された前記ユーザ信号を受信可能な受信機と、
    を備え、
    前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている情報に基づき、前記複数の収納部のうちいずれがユーザに対応した収納部であるかを判別し、判別した前記収納部に対応する前記作動装置を作動させる洗面台において、
    前記受信機が複数の前記ユーザ信号を同時に受信して、複数の前記個人識別情報が認識された場合には、複数の前記ユーザ信号に共通した収納部に対応する前記作動装置を作動させることを特徴とする洗面台。
  2. 前記作動装置は、前記駆動装置及び前記表示装置をともに有しており、
    前記駆動装置の作動開始と同時に前記表示装置の作動を開始させることを特徴とする請求項1に記載の洗面台。
  3. 前記複数の収納部に収納されている物に取り付けられ、ユーザを特定する個人識別情報が記憶されたICタグと、
    前記複数の収納部の各々に設置され、前記ICタグと無線通信可能なタグ用通信機と、
    を備え、
    前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている個人識別情報と一致する個人識別情報の前記ICタグを探索し、探索された前記ICタグが前記複数の収納部のうちいずれに存在するかを判定し、判定された前記収納部がユーザに対応した収納部であると判別することを特徴とする請求項1又は2に記載の洗面台。
  4. 前記ユーザ信号には、ユーザの身体特性情報及び嗜好情報の少なくとも一方が含まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の洗面台。
  5. 洗面器の高さを調整する第1調整手段と、
    戸棚の高さを調整する第2調整手段と、
    照明装置の照度、色温度及び照射角度の少なくとも一つを調整する第3調整手段と、
    吐水量及び吐水温度の少なくとも一つを調整する第4調整手段と、
    のうち少なくとも一つの調整手段を備え、
    前記受信機により受信した前記ユーザ信号に含まれている情報に基づき、前記調整手段を作動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の洗面台。
  6. ユーザ毎の使用実績を記録し、
    前記使用実績に基づき次回に使用する可能性の高いユーザを推定し、
    所定時間ユーザの使用がない場合には、前記推定されたユーザに適した調整状態となるように前記調整手段を予め作動させておくことを特徴とする請求項5に記載の洗面台。
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