JP4927138B2 - 労働時間管理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、労働時間を管理するために用いられる労働時間管理装置に関する。
近年、所謂サービス残業による賃金未払いが問題となっており、適正な労働時間管理に関心が高まっている。企業において、労働時間管理は、例えば、次のようにして行われる。まず、事前に従業員が、管理者へ所定外労働管理簿に予定される時間外労働時間を記載して、管理者に申請し、管理者によって承認されると、所定外労働管理簿が従業員に返却されて、当日、従業員は、時間外労働を実施する。
翌日(翌営業日)に、実施結果を所定外労働管理簿に記載して、管理者に報告し、管理者が結果を確認し承認すると、所定外労働管理簿が従業員に返却され、従業員は、服務システムに入力する。ここで、労働時間(終業時刻)と従業者端末の使用時間(遮断時刻)との間に差異がある場合には、その理由を記載する。
この後、管理者が、服務システムにアクセスし、問題が無ければ承認する。さらに、管理者は、服務システムにアクセスして、各従業員の労働実績(勤怠状況)を集計し、労働時間が労働協定の内容(例えば、月毎及び年毎の時間外労働時間の最大値)を満たしているか否か確認する。
しかしながら、最終的には個人管理となるため、労働協定違反等の不適切な事例が事後的に判明する場合がある。このため、残業時間制限が設けられている場合に、事前に警告する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この技術では、例えば、有給休暇を一定時間労働したものとして累計し、一箇月の残業時間制限が設けられている場合に、休暇取得後に制限の超過に気づく事態を回避するために、休暇取得の可否を事前に判定する。
特許第2823992号公報
しかしながら、上記従来技術では有給休暇取得の可否判定時以外には、特に警告は出力されず、さらに、もし警告が出力されたとしても、制限を超過して時間外労働がなされない保障はない。
この発明は、前記の課題を解決し、制限が遵守されるように労働時間を適正に管理することができる労働時間管理装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、労働時間を管理するために用いられる労働時間管理装置であって、業務種別や性別などに対応させて、期間毎に設定された、時間外労働が可能な時間外労働可能時間帯、所定労働時間を超過する最大の時間外労働時間、休日労働が可能な休日労働可能時間帯、休日労働時間、及び休日労働が可能な所定期間当たりの労働可能休日日数などの労働時間制限情報を記憶する制限情報記憶手段と労働時間を所定期間に亘って積算して労働実績情報を生成する労働実績情報生成手段と予定される時間外労働又は休日労働に関する労働時間予定情報を入力するための予定情報入力手段と、前記予定情報入力手段によって入力された前記労働時間予定情報と、前記制限情報記憶手段に記憶された労働時間制限情報と、前記労働実績情報生成手段によって生成された労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働が、従業員個別の業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、所属全体の従業員の総時間外労働時間が、時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、を判定する、労働適否判定手段とを備えたことを特徴とする労働時間管理装置である。
請求項1の発明では、予定情報入力手段によって入力された労働時間予定情報と、制限情報記憶手段に記憶された労働時間制限情報と、労働実績情報生成手段によって生成された労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働が、従業員個別の業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、所属全体の従業員の総時間外労働時間が、時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、を判定する
また、労働時間制限情報は、業務種別や性別などに対応させて、期間毎に設定された、時間外労働が可能な時間外労働可能時間帯、所定労働時間を超過する最大の時間外労働時間、休日労働が可能な休日労働可能時間帯、休日労働時間、及び休日労働が可能な所定期間当たりの労働可能休日日数などの労働時間制限情報を記憶する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の労働時間管理装置であって、前記労働適否判定手段によって適合判定された、終業予定時刻を含む前記労働時間予定情報に基づいて、労働者が業務遂行のために用いる電子機器を、前記終業予定時刻に使用を不能とさせるための使用不能化指示信号を前記電子機器へ送る電源遮断手段と、前記終業予定時刻の所定時間前に、警報出力指示信号を前記電子機器へ送る警報出力手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の労働時間管理装置であって、前記労働適否判定手段は、前記労働時間予定情報が再入力されると、再入力された前記労働時間予定情報と、前記労働時間制限情報と、前記労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働の適否を新たに判定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、入力された労働時間予定情報と、労働時間制限情報と、労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働の適否を判定するので、制限が遵守されるように労働時間を適切に管理することができる。また、所属全体(例えば、係全体)の総時間外労働時間が、協定の範囲内か否か判定されるので、所属別の条件が設定されている場合でも、円滑に対応することができる。つまり、時間外労働時間の総計が複数の従業員が所属する部署別に設定され、業務量が比較的多い従業員に、多くの時間外労働時間が割り振られ、全体の総時間外労働時間が調整される場合であっても、円滑に対応することができる。
また、制限情報記憶手段には、労働時間制限情報として、業務種別や性別などに対応させて、期間毎に設定された、時間外労働が可能な時間外労働可能時間帯、所定労働時間を超過する最大の時間外労働時間、が記憶されているので、これらの労働時間制限情報を参照することによって、制限が遵守されるように時間外労働時間を適正に管理することができる。
さらに、制限情報記憶手段には、労働時間制限情報として、休日労働が可能な休日労働可能時間帯、休日労働時間、及び休日労働が可能な所定期間当たりの労働可能休日日数などの労働時間制限情報が記憶されているので、これらの労働時間制限情報を参照することによって、制限が遵守されるように休日労働時間を適正に管理することができる。
請求項2の発明によれば、電源遮断手段は、適合判定された労働時間予定情報に基づいて、労働者が業務遂行のために用いる電子機器を、前記終業予定時刻に使用を不能とさせるための使用不能化指示信号を前記電子機器へ送るので、確実に制限を遵守することができる。
また警報出力手段は、終業予定時刻の所定時間前に、警報出力指示信号を前記電子機器へ送るので、一段と確実に制限を遵守することができる。
請求項3の発明によれば、労働適否判定手段は、労働時間予定情報が再入力されると、再入力された労働時間予定情報と、労働時間制限情報と、労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働の適否を新たに判定するので、迅速に再設定し、円滑に業務を遂行することができる。
この発明の実施の形態1である労働時間管理システムの構成を説明するための説明図である。 同労働時間管理システムの管理者端末の構成を示すブロック図である。 同管理者端末の記憶部の構成を示すブロック図である。 同記憶部の時間外労働協定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図である。 同記憶部の休日労働協定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図である。 同記憶部の労働時間設定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図である。 同労働時間管理システムの従業員端末の構成を示すブロック図である。 同管理者端末の動作を説明するための処理手順図である。 同労働時間管理システムの従業員端末の動作を説明するための処理手順図である。 この発明の実施の形態2である労働時間管理システムの管理者端末の動作を説明するための処理手順図である。 この発明の実施の形態3である労働時間管理システムの管理者端末の動作を説明するための処理手順図である。
次に、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1である労働時間管理システムの構成を説明するための説明図、図2は、同労働時間管理システムの管理者端末の構成を示すブロック図、図3は、同管理者端末の記憶部の構成を示すブロック図、図4は、同記憶部の時間外労働協定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図、図5は、同記憶部の休日労働協定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図、図6は、同記憶部の労働時間設定情報記憶部の記憶内容を説明するための説明図、図7は、同労働時間管理システムの従業員端末の構成を示すブロック図、図8は、同管理者端末の動作を説明するための処理手順図、図9は、同労働時間管理システムの従業員端末の動作を説明するための処理手順図である。
図1に示すように、労働時間管理システム1は、従業員の労働時間を管理するために用いられ、管理者が用いる管理者端末2と、従業員(労働者)が自身の業務遂行のために用いる従業員端末3a,3b,…とが、所内LAN等のネットワーク4を介して接続可能とされて概略構成されている。
管理者端末2は、通信機能を有しネットワーク4に接続可能なパーソナルコンピュータ等の固定端末から構成され、図2に示すように、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部6と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部7と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行う通信部8と、データの入力や指示を行うためのマウス及びキーボードからなる操作部9と、例えば液晶ディスプレイ等からなる表示部11とを有している。
制御部6は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部7に記憶された所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する。管理者端末2においては、例えば、パスワード生成処理や、時間外・休日労働時間設定処理、設定情報等送付処理、実績情報更新処理等が実行される。
管理者端末2は、パスワード生成処理で、毎日所定の時刻に、従業員端末3a(3b,3c,…)毎に解除パスワード(暗号キー)を生成し、図6に示すように、記憶部7の労働時間設定情報記憶部14bに記憶させる。
時間外・休日労働時間設定処理は、適合判定処理を含んでいる。管理者端末2は、時間外・休日労働時間設定処理で、管理者による設定入力操作を受け付け、適合判定処理を実施し、適合していない場合には、再入力操作を要求し(例えば、表示部11に再入力を要する旨のメッセージを表示させる。)、適合している場合には、図6に示すように、設定情報を記憶部7の労働時間設定情報記憶部14bに記憶させる。入力される設定情報は、従業員端末IDと、始業時刻及び終業時刻と、業務種別(例えば、通常業務/緊急業務)とを含んでいる。始業時刻及び終業時刻は、従業員が申請し、管理者が承認した時刻、又は申請された時刻を管理者が調整した時刻とされる。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が通常日の場合は、時間外労働協定情報記憶部14sに記憶された時間外労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別、及び従業員種別としての性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月(一週)当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。
例えば、従業員が男性の場合には、1日の時間外労働時間は、5時間とされ、緊急業務の場合には、10時間まで延長可能とされる。但し、月当たり45時間以内の制限を受け、緊急業務の場合には、50時間まで延長可能とされる。さらに、年当たり350時間の制限を受け、緊急業務の場合には、450時間まで延長可能とされる。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、休日労働協定情報記憶部14tに記憶された休日労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否か、一箇月当たりの休日労働可能日数の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。例えば、従業員が男性の場合は、1日の労働時間は、12時間とされ、緊急業務の場合は、17時間まで延長可能とされ、休日労働可能日数は、月当たり3日とされる。
管理者端末2は、設定情報等送付処理で、設定情報(例えば、業務種別や、始業時刻及び終業時刻)と、解除パスワードとを、従業員端末3a(3b,3c,…)へ送付する。なお、設定情報が入力されない場合は、設定時間の始業時刻及び終業時刻は、デフォルト値(例えば、定時の始業時刻及び終業時刻)とされる。
管理者端末2は、実績情報更新処理で、従業員端末3a(3b,3c,…)から受け取った終了情報に基づいて、労働実績情報記憶部14cに、対応する従業員のその日の終業時刻を記憶させ、実績情報を更新する。
記憶部7は、ROM、RAMや、FD(フレキシブル・ディスク)、HD(ハード・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ等からなっている。記憶部7は、各種プログラムを記憶するプログラム記憶部13と、設定情報等の各種情報を記憶する情報記憶部14とを有している。
プログラム記憶部13は、パスワード生成プログラムが記憶される記憶領域13aと、時間外・休日労働時間設定処理プログラムが記憶される記憶領域13bと、設定情報等送付プログラムが記憶される記憶領域13cと、実績情報更新プログラムが記憶される記憶領域13dとを有している。
情報記憶部14は、労働協定情報(労働時間制限情報)が記憶される記憶領域14aと、労働時間設定情報(労働時間予定情報)が記憶される記憶領域14bと、労働実績情報が記憶される記憶領域14cと、従業員情報が記憶される記憶領域14dとを有している。また、記憶領域14aは、時間外労働協定情報が記憶される記憶領域14sと、休日労働協定情報が記憶される記憶領域14tとを有している。
時間外労働協定情報は、図4に示すように、業務種別、性別毎に定められた、所定労働時間と、時間外労働可能時間(帯)と、一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)と、一月当たりの延長可能時間と、一年当たりの延長可能時間とを含んでいる。例えば、所定労働時間は、7時間と定められる。また、通常業務での時間外労働可能時間は、男性、女性を問わず、7:00〜22:00とされる。また、通常業務での延長可能時間は、男性では、5時間(日当たり)、45時間(月当たり)、350時間(年当たり)とされ、女性では、4時間(日当たり)、6時間(週当たり)、150時間(年当たり)とされる。また、緊急業務での時間外労働可能時間は、男性で、0:00〜24:00とされ、女性で、6:00〜22:00とされる。
また、緊急業務での延長可能時間は、男性では、10時間(日当たり)、50時間(月当たり)、450時間(年当たり)とされ、女性では、4時間(日当たり)、6時間(週当たり)、150時間(年当たり)とされる。なお、1月/1週、1年の延長可能時間数は、通常日の所定労働時間超過の時間外労働と休日労働との合計時間数とする。また、緊急業務における労働時間数は、通常業務における労働時間数を含む。
休日労働協定情報は、図5に示すように、業務種別、性別毎に定められた、休日労働可能時間(帯)と、休日労働時間と、休日労働可能日数とを含んでいる。例えば、通常業務での休日労働可能時間は、男性、女性を問わず、7:00〜22:00とされる。また、通常業務での休日労働時間は、男性では、12時間、女性では、6時間とされる。緊急業務での休日労働可能時間は、男性では、0:00〜24:00、女性では、6:00〜22:00とされる。また、緊急業務での休日労働時間は、男性で、17時間、女性で、6時間とされる。また、休日労働可能日数は、男性では、月当たり3日、女性では、月当たり1日とされる。なお、時間外労働、休日労働が2暦日に亘る場合には、その勤務が継続する一勤務であれば、始業時刻の属する日の労働とされる。
労働時間設定情報は、図6に示すように、従業員端末毎に記載された、所属と、従業員端末IDと、従業員IDと、従業員氏名と、従業員性別と、労働年月日と、業務種別と、設定時間(始業時刻及び終業時刻)と、解除パスワードとを含んでいる。
労働実績情報は、従業員に対応した日付毎の始業時刻、終業時刻、及び労働時間や、その月の労働時間累計、その年の労働時間累計、遅刻回数、早退回数、有給休暇取得日数、有給休暇残日数等を含んでいる。
従業員情報は、例えば、従業員ID(識別番号)、氏名、年齢、性別、入社年月日、住所、所有資格、対応する従業員端末等の電子メールアドレス、電話番号、所属情報、職務経歴情報等の基本情報を含んでいる。この実施の形態では、従業員情報は、基本情報のほか、勤務スケジュール情報等を含んでいても良い。勤務スケジュール情報は、例えば、月間の出勤予定情報、及び休暇予定情報等を含んでいる。出勤予定情報は、夜勤予定情報、及び主張予定情報等を含み、休暇予定情報は、代休予定情報等を含んでいる。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、通信機能を有しネットワーク4に接続可能なパーソナルコンピュータ等の固定端末から構成され、図7に示すように、所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する制御部16と、各種プログラムやデータが記憶される記憶部17と、所定のプロトコルに従ってデータ通信を行う通信部18と、データの入力や指示を行うためのマウス及びキーボードからなる操作部19と、例えば液晶ディスプレイ等からなる表示部21と、スピーカを含む音声出力部22とを有している。
制御部16は、CPU等からなり、記憶部17に記憶された所定の制御プログラムに従って構成各部を制御する。従業員端末3a(3b,3c,…)においては、例えば、設定情報等取得処理や、警報出力処理、再設定処理、電源遮断処理等が実行される。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、設定情報等取得処理で、管理者端末2から、設定情報と、解除パスワードとを受信すると、記憶部17に記憶させる。従業員端末3a(3b,3c,…)は、警報出力処理で、設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、設定された終業時刻から所定時間(例えば、略30分)前となると、音声出力部22を制御して所定の音声メッセージを出力する。
再設定処理は、パスワード照合処理と、適合判定処理とを含んでいる。従業員端末3a(3b,3c,…)は、再設定処理で、従業員による再設定要求操作を受け付け、パスワード照合処理を実施した後、従業員による再設定入力操作を受け付け、適合判定処理を実施し、適合していない場合には、再入力操作を要求し、適合している場合には、再設定情報を記憶部17に記憶させる。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、パスワード照合処理で、管理者端末2から取得した解除パスワードと、入力された解除パスワードとを照合し、一致した場合は、再設定要求操作受付へ進み、一致しない場合は、解除パスワードの再入力を要求する。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、適合判定処理で、対象となる日が通常日の場合は、記憶部17に記憶された時間外労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された例えば終業時刻が、業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部17に記憶させる。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、記憶部17に記憶された休日労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否か、一月当たりの休日労働可能日数の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部17に記憶させる。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、電源遮断処理で、設定情報又は再設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、(再)設定された終業時刻となると、終了情報を管理者端末2へ送付し、電源を遮断する。
記憶部17は、ROM、RAMや、FD(フレキシブル・ディスク)、HD(ハード・ディスク)、CD−ROMが装着されるFDD、HDD、CD−ROMドライバ等からなっている。記憶部17は、各種プログラムを記憶するプログラム記憶部と、設定情報等の各種情報を記憶する情報記憶部とを有している。
プログラム記憶部は、設定情報等取得プログラムが記憶される記憶領域と、警報出力プログラムが記憶される記憶領域と、再設定プログラムが記憶される記憶領域と、電源遮断プログラムが記憶される記憶領域とを有している。
情報記憶部は、管理者端末2の記憶領域14aに記憶されているものと略同一の労働協定情報が記憶される記憶領域と、管理者端末2から取得した労働時間設定情報が記憶される記憶領域と、対応する従業員の労働実績情報が記憶される記憶領域とを有している。
次に、図8及び図9を参照して、この実施の形態の労働時間管理システムの動作について説明する。例として、定時に始業する場合について述べる。まず、管理者端末2は、毎日所定の時刻に、従業員端末3a(3b,3c,…)毎に解除パスワードを生成し、記憶部7の労働時間設定情報記憶部14bに記憶させる(ステップSA11(図8))。
管理者端末2は、管理者による設定操作の有無を判定し(ステップSA12)、設定操作有りの場合は、設定入力操作を受け付け、ステップSA13へ進み、設定操作無しの場合は、ステップSA14へ進む。ステップSA13では、適合判定処理を実施し、適合している場合には、ステップSA14へ進み、適合していない場合には、ステップSA15へ進んで、再入力操作を要求し、ステップSA12へ戻る。
ステップSA13では、設定情報を記憶部7の労働時間設定情報記憶部14bに記憶させる。入力される設定情報は、従業員端末IDと、始業時刻及び終業時刻と、業務種別(例えば、通常業務/緊急業務)とを含んでいる。始業時刻及び終業時刻は、従業員が申請し、管理者が承認した時刻、又は申請された時刻を管理者が調整した時刻とされる。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が通常日の場合は、時間外労働協定情報記憶部14sに記憶された時間外労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月(一週)当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、休日労働協定情報記憶部14tに記憶された休日労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。
管理者端末2は、ステップSA14で、設定情報(例えば、業務種別や、始業時刻及び終業時刻)と、解除パスワードとを、従業員端末3a(3b,3c,…)へ送付する。なお、設定情報が入力されない場合は、設定時間の始業時刻及び終業時刻は、デフォルト値(例えば、定時の始業時刻及び終業時刻)とされる。
次に、従業員端末3a(3b,3c,…)は、管理者端末2から、設定情報と、解除パスワードとを受信すると(ステップSB11(図9))、記憶部17に記憶させる(ステップSB12)。従業員端末3a(3b,3c,…)は、設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、設定された終業時刻から所定時間(例えば、略30分)前となったと判定すると(ステップSB13)、音声出力部22を制御して、例えば、所定の音声メッセージを出力する(ステップSB14)。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、従業員による再設定要求の有無を判定し(ステップSB15)、再設定要求有りの場合は、再設定要求操作を受け付け、ステップSB16へ進み、再設定要求無しの場合は、ステップSB23へ進む。従業員端末3a(3b,3c,…)は、ステップSB16では、解除パスワードの入力を要求し、ステップSB17で、管理者端末2から取得した解除パスワードと、入力された解除パスワードとを照合し、一致した場合は、ステップSB18へ進み、一致しない場合は、ステップSB19へ進んで、解除パスワードの再入力を要求し、ステップSB17へ戻る。従業員は、管理者から解除パスワードを聞いて入力する。管理者が、部署に不在の場合は、例えば、管理者の携帯電話機等に電話して聞き出す。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、ステップSB18では、従業員による設定操作の有無を判定し、設定操作有りの場合は、設定入力操作を受け付け、ステップSB20へ進む。従業員端末3a(3b,3c,…)は、ステップSB20で、適合判定処理を実施し、適合している場合には、ステップSB21へ進み、適合していない場合には、ステップSB22へ進んで、再設定操作を要求し、ステップSB18へ戻る。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、適合判定処理では、対象となる日が通常日の場合は、記憶部17に記憶された時間外労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された例えば終業時刻が、業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部17に記憶させる(ステップSB21)。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、記憶部17に記憶された休日労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否か、一月当たりの休日労働可能日数の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部17に記憶させる。
従業員端末3a(3b,3c,…)は、電源遮断処理で、設定情報又は再設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、(再)設定された終業時刻となったと判定すると(ステップSB23)、終了情報を管理者端末2へ送付し(ステップSB24)、電源を遮断する(ステップSB25)。
次に、管理者端末2は、ステップSA16(図8)で、従業員端末3a(3b,3c,…)から終了情報を受信すると、労働実績情報記憶部14cに、対応する従業員のその日の終業時刻を記憶させ、実績情報を更新する。なお、従業員端末3a(3b,3c,…)は、警報時刻前や、遮断時刻前に、従業員による終了操作があれば、管理者端末2へ終了情報を送付し、電源を遮断する。
こうして、この実施の形態の構成によれば、管理者端末2は、適合判定された設定情報(例えば、業務種別や、始業時刻及び終業時刻)を、従業員端末3a(3b,3c,…)へ送付し、従業員端末3a(3b,3c,…)は、設定情報又は再設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、(再)設定された終業時刻となったと判定すると、電源を遮断するので、労働時間を適正に管理し、時間外労働や休日労働の制限を確実に遵守することができる。また、条件を満たす限り、迅速に再設定し、円滑に業務を遂行することができる。また、サービス残業のための給与精算等の煩雑な処理を省くことができる。また、サービス残業による賃金未払い等を防止し、企業イメージの向上に寄与することができる。
(実施の形態2)
図10は、この発明の実施の形態2である労働時間管理システムの管理者端末の動作を説明するための処理手順図である。この実施の形態の構成が上述した実施の形態1の構成と大きく異なるところは、従業員の申請に基づいて、管理者が管理者端末を操作して再設定を行う点と、警報出力及び電源遮断のタイミングの判定を管理者端末で行って、従業員端末に指示するように構成した点である。
まず、管理者端末2は、管理者による設定操作の有無を判定し(ステップSC11(図10))、設定操作有りの場合は、設定入力操作を受け付け、ステップSC12へ進み、設定操作無しの場合は、ステップSC18へ進む。ステップSC12では、適合判定処理を実施し、適合している場合には、ステップSC13へ進み、適合していない場合には、ステップSC14へ進んで、再入力操作を要求し、ステップSC11へ戻る。
ステップSC12では、設定情報を記憶部7の労働時間設定情報記憶部14bに記憶させる。入力される設定情報は、従業員端末IDと、始業時刻及び終業時刻と、業務種別(例えば、通常業務/緊急業務)とを含んでいる。始業時刻及び終業時刻は、従業員が申請し、管理者が承認した時刻、又は申請された時刻を管理者が調整した時刻とされる。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が通常日の場合は、時間外労働協定情報記憶部14sに記憶された時間外労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月(一週)当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、休日労働協定情報記憶部14tに記憶された休日労働協定情報、及び労働実績情報記憶部14cに記憶された対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否か、一月当たりの休日労働可能日数の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとする。なお、設定情報が入力されない場合は、設定時間の始業時刻及び終業時刻は、デフォルト値(例えば、定時の始業時刻及び終業時刻)とされる。
次に、管理者端末2は、設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、設定された終業時刻から所定時間(例えば、略30分)前となったと判定すると(ステップSC13)、警報出力指示信号を従業員端末3a(3b,3c,…)へ送信する(ステップSC15)。従業員端末3a(3b,3c,…)は、警報出力指示信号を受信すると、音声出力部22を制御して、例えば、所定の音声メッセージを出力する。
次に、管理者端末2は、従業員の申請に基づく管理者による再設定要求の有無を判定し(ステップSC16)、再設定要求有りの場合は、再設定要求操作を受け付け、ステップSC17へ進んで適合判定処理を実行し、再設定要求無しの場合は、ステップSC18へ進む。管理者端末2は、ステップSC17で、適合判定処理を実施し、適合している場合には、ステップSC18へ進み、適合していない場合には、ステップSC19へ進んで、再入力操作を要求し、ステップSC16へ戻る。
管理者端末2は、適合判定処理では、対象となる日が通常日の場合は、記憶部7に記憶された時間外労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された例えば終業時刻が、業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間(帯)及び一日当たりの延長可能時間(時間外労働時間)の条件を満たしているか否か、一月当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否か、及び一年当たりの延長可能時間の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部7に記憶させる。
管理者端末2は、適合判定処理で、対象となる日が休日の場合は、記憶部7に記憶された休日労働協定情報、及び対応する従業員の労働実績情報に基づいて、入力された始業時刻及び終業時刻が、業務種別及び性別に対応した休日労働可能時間(帯)、及び休日労働時間の条件を満たしているか否か、一月当たりの休日労働可能日数の条件を満たしているか否かを判定し、全ての条件を満たしている場合のみに適合しているものとして再設定情報として、記憶部7に記憶させる。
管理者端末2は、設定情報又は再設定情報の終業時刻と、現在時刻とに基づいて、(再)設定された終業時刻となったと判定すると(ステップSC18)、遮断指示信号(使用不能化指示信号)を従業員端末3a(3b,3c,…)へ送信する(ステップSC20)。従業員端末3a(3b,3c,…)は、遮断指示信号を受信すると、電源を遮断させる。
管理者端末2は、ステップSC21で、従業員端末3a(3b,3c,…)から終了情報を受信すると、労働実績情報記憶部14cに、対応する従業員のその日の終業時刻を記憶させ、実績情報を更新する。
この実施の形態の構成によれば、上述した実施の形態1と略同一の効果を得ることができる。加えて、従業員端末3a(3b,3c,…)の構成を簡略化することができる。
(実施の形態3)
図11は、この発明の実施の形態3である労働時間管理システムの管理者端末の動作を説明するための処理手順図である。この実施の形態の構成が上述した実施の形態1の構成と大きく異なるところは、従業員個別の条件のほかに、所属別の条件を満足するか否か判定するように構成した点である。
この実施の形態では、時間外労働時間の総計が複数の従業員が所属する部署別に設定され、業務量が比較的多い従業員に、多くの時間外労働時間が割り振られ、全体の総時間外労働時間が調整される。管理者端末2における時間外・休日労働時間管理処理について説明する。
まず、管理者端末2は、管理者による設定操作を受け付け(ステップSD11(図11)、従業員個別の条件を満足しているか否か判定し(ステップSD12)、満足している場合は、ステップSD13へ進み、満足していない場合は、ステップSD14で、再入力操作を要求し、ステップSD11へ戻る。ステップSD12では、実施の形態1で述べた適合判定処理と同様の処理が実行される。
管理者端末2は、ステップSD13で、管理者による調整操作を受け付け、所属別の条件を満足しているか否か判定し(ステップSD15)、満足している場合は、ステップSD16へ進み、満足していない場合は、ステップSD17で、再入力操作を要求し、ステップSD13へ戻る。ステップSD13では、例えば、業務量が比較的多い従業員に、多くの時間外労働時間が割り振られる。ステップSD15では、所属全体(例えば、係全体)の総時間外労働時間が、協定の範囲内か否か判定される。管理者端末2は、ステップSD16で、設定情報を記憶部7に記憶させる。
この実施の形態の構成によれば、上述した実施の形態1と略同一の効果を得ることができる。加えて、所属別の条件が設定されている場合でも、円滑に対応することができる。
以上、この発明の実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述した実施の形態では、従業員端末を使用不能とするために、電源を遮断する場合について述べたが、これに限らず、操作不能としたり、表示不能とするようにしても良い。
また、例えば、管理者端末において、パスワード生成処理や、時間外・休日労働時間設定処理、設定情報等送付処理、実績情報更新処理等は、制御部が、対応する制御プログラムを実行することによって行うほか、一部又は全部を専用のハードウェアを用いて行い、他の一部を対応するプログラムを実行して処理するようにしても良い。また、それぞれ別々のCPUが実行しても良いし、例えば、単一のCPUが実行しても良い。さらに、各処理をネットワークを介して接続された別々の情報処理装置が行うようにしても良い。従業員端末についても同様である。管理者端末の記憶部において、各記憶領域は、データベースサーバとして独立させても良い。
また、管理者端末を複数設ける場合にも適用できる。この場合、各管理者端末を統括する管理サーバを設けても良い。また、管理者端末の各機能は、それぞれ、独立させて、サーバに担わせても良い。また、管理者端末と、従業員端末とは、必ずしも同一所内に設置されなくても、異なる場所(建物等)に配置されていても良い。この場合、ネットワークは、インターネット等であっても良いし、専用の通信路を用いたネットワークを含んでいても良い。
また、FTTH(Fiber To The Home)回線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)等を用いたネットワークでも良い。また、解除パスワードの伝達は、口頭でも良いし、社内電子メール等によっても良い。また、従業員端末を複数の従業員で共用としている場合にも適用できる。また、管理者端末及び従業員端末に印刷部を追加しても良い。また、週/月毎、年毎の労働時間の制限を考慮する必要がなく、日毎の時間外労働又は休日労働の適否のみを判定する場合にも適用することができる。この場合、例えば、管理者端末の労働実績情報生成手段としての機能は廃しても良い。また、管理者端末及び従業員端末として、固定端末のほか、移動端末を用いる場合について適用できる。
また、実施の形態1で、従業員が管理者に口頭で申請するほかに、従業員端末から申請情報を管理者端末へ送付するようにしても良い。また、従業員端末から管理者端末へ解除パスワードと延長の申請情報を送付して、管理者端末で解除パスワードを認証した後、申請情報に基づいて、自動的に適合判定して再設定し、警報出力指示や、遮断指示を従業員端末へ送っても良い。また、労働実績情報の生成を、例えば、タイムレコーダ装置からの出力と連動させて行っても良い。
また、実施の形態1で、延長の申請情報に基づいて、管理者が操作して再設定しても良い。また、時間外労働時間等の設定は、管理者の操作や確認なく、自動的に行っても良い。また、再設定要求及び解除パスワード入力は、警報出力の前であっても良い。また、解除パスワードは、時間外労働時間設定後に、生成しても良いし、定期的(例えば、毎日所定の時刻)に、全従業員端末について生成しても良い。また、その都度、設定の適合判定を行う場合について述べたが、例えば、定時に始業することを前提として、始業前に、業務種別毎、性別毎に、時間外終業時刻の限界値(最大値)を求めておいても良い。この場合、従業員による時間外労働の申請の有無に関わらず、限界値を求めても良い。また、設定情報及び解除パスワードとともに、労働実績情報及び労働協定情報を送付するようにして、記憶部17の労働実績情報及び労働協定情報の記憶領域を廃するようにしても良い。
また、実施の形態2で、従業員端末が、管理者端末から遮断指示を受けて遮断しても良いし、遮断指示を受けて所定時間経過後に遮断しても良い。また、実施の形態3で、所属別の条件と、従業員個別の条件とを同時に満たすように設定する場合について述べたが、所属別の条件を優先させる設定を行う場合にも適用できる。
制御対象の電子機器として、従業員端末としてのパーソナルコンピュータのほか、表示装置等の従業員が用いる他の電子機器を用いる場合について適用できる。
1 労働時間管理システム
2 管理者端末(労働時間管理装置)
3a,3b,… 従業員端末(電子機器)
4 ネットワーク
6 制御部(労働適否判定手段、労働実績情報生成手段、機器制御手段)
7 記憶部(制限情報記憶手段)
8 通信部
9 操作部(予定情報入力手段)
16 制御部(使用不能化手段、労働適否判定手段)
17 記憶部(制限情報記憶手段、労働実績情報記憶手段)
18 通信部(予定情報取得手段)
19 操作部(予定情報入力手段)

Claims (3)

  1. 労働時間を管理するために用いられる労働時間管理装置であって、
    業務種別や性別などに対応させて、期間毎に設定された、時間外労働が可能な時間外労働可能時間帯、所定労働時間を超過する最大の時間外労働時間、休日労働が可能な休日労働可能時間帯、休日労働時間、及び休日労働が可能な所定期間当たりの労働可能休日日数などの労働時間制限情報を記憶する制限情報記憶手段と
    労働時間を所定期間に亘って積算して労働実績情報を生成する労働実績情報生成手段と
    予定される時間外労働又は休日労働に関する労働時間予定情報を入力するための予定情報入力手段と
    前記予定情報入力手段によって入力された前記労働時間予定情報と、前記制限情報記憶手段に記憶された労働時間制限情報と、前記労働実績情報生成手段によって生成された労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働が、従業員個別の業務種別及び性別に対応した時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、所属全体の従業員の総時間外労働時間が、時間外労働可能時間帯又は休日労働可能時間帯などの労働時間制限情報の条件を満たしているか否か、を判定する、労働適否判定手段と
    を備えたことを特徴とする労働時間管理装置。
  2. 前記労働適否判定手段によって適合判定された、終業予定時刻を含む前記労働時間予定情報に基づいて、労働者が業務遂行のために用いる電子機器を、前記終業予定時刻に使用を不能とさせるための使用不能化指示信号を前記電子機器へ送る電源遮断手段と、
    前記終業予定時刻の所定時間前に、警報出力指示信号を前記電子機器へ送る警報出力手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の労働時間管理装置。
  3. 前記労働適否判定手段は、前記労働時間予定情報が再入力されると、再入力された前記労働時間予定情報と、前記労働時間制限情報と、前記労働実績情報とに基づいて、予定された時間外労働又は休日労働の適否を新たに判定することを特徴とする請求項1または2に記載の労働時間管理装置。
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