JP4926487B2 - 空気ばね - Google Patents

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Description

本発明は、空気圧を利用して入力荷重に対して弾性的な反力を発生させ、この反力により入力荷重を支持する空気ばねに関する。
車両のサスペンション等に用いられる空気ばねとしては、例えば、特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1記載の空気ばねは、支持体及び可動体の一方に連結されるシェル(チャンバ部材)と、支持体及び可動体の他方に連結されるピストン(ピストン部材)と、略円筒状に形成されると共に中間部が内外反転状態とされ、一端部及び他端部がそれぞれチャンバ部材及びピストン部材に連結され、内部にチャンバ室が形成されるダイヤフラムとを備えている。
また特許文献1の空気ばねは、オゾン、酸素等の反応性ガスを含む大気や土砂、石等の異物からダイヤフラムを保護するために、ダイヤフラムの外周側に配置されるダストカバーを備えている。このダストカバーには、その上端部にチャンバ部材の外周側に固定される連結筒部が設けられると共に、この連結筒部の下端部から外周側へ延出する肩部及び、この肩部の下端部から下方へ延出し、可動体の移動方向に沿って伸縮可能とされた筒状の蛇腹部が一体的に設けられている。ここで、肩部の断面形状は、下方へ向って内外径が外周側へ拡がるテーパ状に形成されている。
上記のような空気ばねは、車両におけるサスペンションに適用されることがある。この場合、チャンバ部材が支持体である車体側に固定されると共に、ピストン部材が可動体であるサスペンションアームに連結固定され、車体とサスペンションアームとの間にダイヤフラムが揺動方向に沿って伸縮可能な状態で配置される。これにより、路面側からの荷重によりサスペンションアームが車体側(バウンド方向)へ揺動すると、ダイヤフラム内のチャンバ室内の空気が圧縮されて空気圧が上昇すると共に、この空気圧によりサスペンションアームを介して路面側から入力する荷重を支持する。このとき、チャンバ室内に充填する空気の圧力を調整することにより、中立位置にあるサスペンションアームの位置を調整することが可能になる。
ところで、上記のようなダストカバーは、一般に、樹脂、ゴム等を素材としてブローモールディング成形(ブロー成形)により一体成形されることから、連結筒部、肩部及び蛇腹部の肉厚をそれぞれ大きく変化させることや、連結筒部、肩部及び蛇腹部をそれぞれ比強度が異なる異種材料により成形することができない。このため、ダストカバーを成形する際に、ダストカバーの可動体(サスペンションアーム)に対する追従性を確保するため、蛇腹部の伸縮方向での柔軟性を十分に高いものにすると、肩部の剛性を十分に高いものにすることが困難になる。
上記のような空気ばねでは、ダストカバーにおける肩部の剛性が不足すると、サスペンションアームのバウンド時、すなわち蛇腹部の圧縮変形時に、肩部が蛇腹部の復元力に耐えられなくなり、肩部が連結筒部側へ捲れ上がるように変形(撓み変形)する現象が生じることがある。このような無理な変形が肩部に繰り返し生じると、肩部には比較的短時間で亀裂等の損傷が生じ、ダストカバーの寿命を著しく低下させる。
特開2004−156663号公報
本発明の目的は、上記事実を考慮して、ダストカバーにおける蛇腹部の圧縮変形時に蛇腹部の復元力により肩部が撓み変形することを効果的に抑制し、この変形によりダストカバーの寿命が低下することを防止できる空気ばねを提供することある。
一例に係る空気ばねは、支持体及び可動体の一方に連結されるチャンバ部材と、支持体及び可動体の他方に連結されるピストン部材と、略円筒状に形成されると共に中間部が内外反転状態とされ、一端部及び他端部がそれぞれ前記チャンバ部材及び前記ピストン部材に連結され、内部にチャンバ室が形成されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの外周側に配置され、上端部に前記チャンバ部材の外周側に固定される連結筒部が設けられると共に、該連結筒部の下端部から外周側へ延出する肩部及び、該肩部の下端部から下方へ延出し、可動体の移動方向に沿って伸縮可能とされた筒状の蛇腹部が一体的に設けられたダストカバーと、前記肩部の外周側に配置され、前記蛇腹部の圧縮変形時に前記肩部に当接して、該肩部の前記連結部筒側への弾性的な変形を制限する変形防止部材と、を有することを特徴とする。
記に係る空気ばねでは、変形防止部材がダストカバーにおける肩部の外周側に配置され、蛇腹部の圧縮変形時に肩部に当接して、この肩部の連結部筒側への弾性的な変形を制限することにより、変形防止部材部により肩部を介して圧縮変形した蛇腹部からの復元力の一部乃至全部を支持できるので、圧縮変形した蛇腹部からの復元力に対して肩部の剛性を十分に高くできない場合でも、蛇腹部からの復元力を受けた肩部の連結筒部側への弾性的な変形量を十分に小さいものにできる。
この結果、上記に係る空気ばねによれば、圧縮変形した蛇腹部からの復元力に対して肩部の剛性を十分に高くできない場合でも、圧縮変形した蛇腹部からの復元力により肩部が連結筒部側へ変形することを効果的に抑制し、この変形により肩部に亀裂等の損傷が早期に発生してダストカバーの寿命が低下することを防止できる。
また上記に係る空気ばねは、前記変形防止部材には、上端部に前記チャンバ部材に固定される連結部が設けられると共に、該連結部の下端部から前記肩部の外周側へ延出して、該肩部に対向するストッパ部が設けられたことを特徴とすることもできる
また上記に係る空気ばねは、前記ストッパ部は、前記肩部を外周側から全周に亘って取り囲むように設けられたことを特徴とすることもできる
また上記に係る空気ばねは、前記ストッパ部は、前記肩部における周方向に沿った一部に外周側から対向するように設けられたことを特徴とすることもできる
また上記に係る空気ばねは、前記ストッパ部に、その下端部から外周側へ延出して、前記蛇腹部の圧縮変形時に、前記ストッパ部の前記肩部との接触面積を拡大するための荷重分散部を形成したことを特徴とすることもできる
本発明の請求項1に係る空気ばねは、支持体及び可動体の一方に連結されるチャンバ部材と、支持体及び可動体の他方に連結されるピストン部材と、略円筒状に形成されると共に中間部が内外反転状態とされ、一端部及び他端部がそれぞれ前記チャンバ部材及び前記ピストン部材に連結され、内部にチャンバ室が形成されるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの外周側に配置され、上端部に前記チャンバ部材の外周側に固定される連結筒部が設けられると共に、該連結筒部の下端部から外周側へ向かって斜め下方へ延出する肩部及び、該肩部の下端部から下方へ延出し、可動体の移動方向に沿って伸縮可能とされた筒状の蛇腹部が一体的に設けられたダストカバーと、を有し、前記連結筒部及び前記肩部を一体的に形成すると共に、前記蛇腹部を前記連結筒部及び前記肩部とは別体に形成し、前記ダストカバーを、前記肩部の下端部に前記蛇腹部の上端部を連結して構成し、前記肩部の下端部に内周側へ延出して、該肩部の前記蛇腹部との接触面積を拡大するための荷重分散部を形成し、前記肩部の下端側には外径が一定とされた円筒部が形成され、前記荷重分散部は該円筒部の下端部から外周側へ延出すると共に外周端が下方へ湾曲されて内周側へ延出されて形成され、前記連結部の下端部に前記荷重分散部を外周側から嵌挿する嵌挿部が構成されていることを特徴とする。
上記請求項1に係る空気ばねでは、ダストカバーにおける連結筒部及び肩部を一体的に形成すると共に、蛇腹部を連結筒部及び肩部とは別体に形成し、ダストカバーを、肩部の下端部に蛇腹部の上端部を連結して構成したことにより、ダストカバーにおける肩部と蛇腹部とをそれぞれ比強度等が異なる異種材料に形成し、又は蛇腹部の肉厚に影響されることなく、肩部の肉厚を要求される強度、剛性等の機械的特性に応じて任意の厚さに設定できるので、圧縮変形した蛇腹部からの復元力に対して肩部の剛性を十分に高くし、蛇腹部からの復元力を受けた肩部の連結筒部側への弾性的な変形量を十分に小さいものにできる。
この結果、請求項1に係る空気ばねによれば、圧縮変形した蛇腹部からの復元力に対して肩部の剛性を十分に高くできるので、圧縮変形した蛇腹部の復元力により肩部が連結筒部側へ変形することを防止し、この変形により亀裂等の損傷が肩部に早期に発生してダストカバーの寿命が低下することを防止できる。
また本発明の請求項2に係る空気ばねは、請求項1記載の空気ばねにおいて、前記蛇腹部を弾性材料により形成すると共に、前記連結筒部及び前記肩部を前記蛇腹部に対して比強度が大きい材料により形成したことを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る空気ばねは、請求項2記載の空気ばねにおいて、前記蛇腹部の上端部に、前記肩部の下端部の外周側に嵌挿される筒状の連結部を形成すると共に、前記ダストカバーに、前記連結部に外周側から巻き付けられて、該連結部を前記肩部の下端部に締付け固定するバンド部材を設けたことを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る空気ばねによれば、ダストカバーにおける蛇腹部の圧縮時に蛇腹部の復元力により肩部が撓み変形することを防止し、この変形によりダストカバーの寿命が低下することを防止できる。
以下、本発明の実施形態に係る空気ばねについて図面を参照して説明する。
(一例としての形態)
図1〜図3には、一例としての空気ばねが適用されたサスペンションが模式的に示されている。図1に示されるように、サスペンション12は、全体としてドラム状に形成された空気ばね10及び梁状に形成されたサスペンションアーム14を備えている。サスペンションアーム14には、その長手方向に沿った基端部及び先端部にそれぞれ円筒状のブッシュホルダ16,18が配置されている。
サスペンションアーム14は、基端側のブッシュホルダ16がゴムブッシュ(図示省略)を介して車体15側に揺動可能に連結され、先端側のブッシュホルダ18には、ゴムブッシュを介してホイールハブ(図示省略)側に回転可能に連結される。これにより、サスペンションアーム14は、基端側のブッシュホルダ16を中心として車体15により上下方向に沿って揺動可能に支持される。またサスペンションアーム14には、その上面部における長手方向中間部に凹状のホルダ部20が形成されている。
図1に示されるように、空気ばね10には、その下端側に略有底円筒状に形成されたピストン部材24が設けられると共に、図3に示されるように、ピストン部材24の上側に底の浅い円筒状に形成されたチャンバ部材22が配置されている。ピストン部材24には、図3に示されるように、その上端部に下端側に対して内外径が縮径された円筒状の被連結部28が一体的に形成されている。ピストン部材24の底板下面側には、略台形状に屈曲されたブラケット26が固定されており、ピストン部材24は、ブラケット26を介してホルダ部20内の底面上に固定されている。またチャンバ部材22には、図1に示されるように、その外周側の端部から下方へ突出するように円筒状の被連結部30が屈曲形成されている。
空気ばね10には、図1及び図3に示されるように、ピストン部材24の被連結部28とチャンバ部材22の被連結部30とにそれぞれ連結される薄肉円筒状のダイヤフラム32が設けられている。ダイヤフラム32は、その内部にコード補強層(図示省略)が埋設されたゴム膜により形成されており、上下方向に沿った中間部には内周面と外周面とがU字状に反転された弛み部34が設けられている。またダイヤフラム32には、上端部に被連結部30の外周側へ嵌挿される上側連結部36が円筒状に設けられると共に、下端部に被連結部28の外周側へ嵌挿される下側連結部38が円筒状に設けられている。
空気ばね10には、下側連結部38の外周側に巻き付けられる下側カシメリング(図示省略)が設けられると共に、上側連結部36の外周側に巻き付けられる上側カシメリング42が設けられている。下側カシメリングは、下側連結部38を内周側へ締め付けて被連結部28の外周面に全周に亘って圧接させ、下側連結部38を被連結部28に気密状態となるように連結固定している。また上側カシメリング42は、上側連結部36を内周側へ締め付けて被連結部30の外周面に全周に亘って圧接させ、上側連結部36を被連結部30に気密状態となるように連結固定している。これにより、ダイヤフラム32の内周側には、下端部及び上端部がそれぞれピストン部材24及びチャンバ部材22により閉塞された略円柱状のチャンバ室44が形成される。
図1に示されるように、チャンバ部材22は車体15側におけるサスペンションアーム14のホルダ部20と対向する部位に固定されている。これにより、空気ばね10は、サスペンションアーム14と車体15との間に介装される。図3に示されるように、チャンバ部材22の頂板部には圧力配管46の一端部が接続されている。圧力配管46は、その他端部が車体15側に搭載されたエアポンプ、アキュームレータ等の圧縮空気の供給源(図示省略)に接続されており、圧縮空気の供給源をチャンバ室44内へ連通している。圧力空気の供給源は、圧力配管46を通して車両の走行状況や積載荷重に応じた空気圧を有する圧縮空気をチャンバ室44内へ供給する。
図1及び図3に示されるように、空気ばね10には、ダイヤフラム32の外周側に略円筒状に形成された樹脂製のダストカバー50が設けられている。ダストカバー50には、上端部にチャンバ部材22の被連結部30に固定される連結筒部52が設けられると共に、この連結筒部52の下端部から外周側へ延出する肩部54及び、この肩部54の下端部から下方へ延出し、サスペンションアーム14の揺動方向に沿って伸縮可能とされた円筒状の蛇腹部56が一体的に設けられている。
肩部54には、図3に示されるように、上下方向中間部にV字状に屈曲された屈曲部58が形成されると共に、この屈曲部58を介して上側及び下側にそれぞれ第1傾斜部60及び第2傾斜部62がそれぞれ全周に亘って形成されている。肩部54は、全体として連結筒部52の下端部から外周側へ向って斜め下方へ延出するような形状(テーパ形状)に成形されている。肩部54では、第1傾斜部60の水平方向に対する傾斜角が第2傾斜部の傾斜角よりも小さくなっており、第1傾斜部60の幅は周方向に沿った任意の位置で略一定のものになっている。一方、第2傾斜部62の幅は、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に最も近い位置で最も広く、ブッシュホルダ16から離れるに従って徐々に狭くなっている。
連結筒部52は、蛇腹部56よりも小径の円筒状に形成されており、上側カシメリング42の外周側に嵌挿されている。ダストカバー50は、連結筒部52の外周側に巻き付けられる締結バンド64を備えており、この締結バンド64は、連結筒部52を上側カシメリング42の外周面に全周に亘って圧接させている。これにより、連結筒部52は、上側連結部36及び上側カシメリング42を介してチャンバ部材22における被連結部30の外周側に固定される。
ここで、ダストカバー50における連結筒部52、肩部54及び蛇腹部56は、例えば、比較的柔軟性に富んだ樹脂材料であるポリオレフィンエラストマーを素材として、ブローモールディング成形(ブロー成形)されている。なお、ダストカバー50の成形素材は、ポリオレフィンエラストマー以外であっても柔軟性に富み、かつブロー成形可能なものならば他の樹脂材料、ゴム組成物等も使用可能である。
図1に示されるように、ダストカバー50は、蛇腹部56の下端部に連結固定されるプレート状のフランジ部材66を備えている。フランジ部材66は、蛇腹部56の下端部から全周に亘って外周側へ延出する環状に形成されており、その下面側をサスペンションアーム14におけるホルダ部20の周縁部に圧接させている。フランジ部材66は、その肉厚が蛇腹部56の肉厚よりも厚くされると共に、蛇腹部56の成形素材となる樹脂材料よりも高剛性の材料を素材として成形されている。ここで、フランジ部材66の成形素材としては、EPDM等の耐候性が良好な樹脂が適しているが、樹脂に限定されず、金属、樹脂と他の補強材(例えば、ガラス強化繊維)の複合材料を用いても良い。
図1に示されるように、蛇腹部56には周方向へ延在する多数の折線部が形成されており、これらの折線部がサスペンションアーム14の揺動方向に沿って略一定ピッチで配置されている。蛇腹部56では、多数の折線部に沿ってダストカバー50の中間部が内周側及び外周側へ交互に屈曲されて形成されており、折線部をヒンジとして屈曲部の角度を変化させることにより上下方向へ容易に伸縮可能とされている。空気ばね10は、サスペンションアーム14が下限位置よりも上側にあるときには、このサスペンションアーム14と車体15との間でダストカバー50の蛇腹部56を圧縮状態となる。これにより、ダストカバー50は、蛇腹部56の復元力によりフランジ部材66の下面側をサスペンションアーム14へ圧接させている。
なお、ダストカバー50のサスペンションアーム14に対する追従性を良好にするため、ダストカバー50のフランジ部66をボルト、ナット等の締結部材を用いてサスペンションアーム14の上面側に固定するようにしても良い。このようにすることにより、ダストカバー50内への粉塵等の異物侵入が更に効果的に防止できる。
図3に示されるように、空気ばね10は、ダストカバー50における肩部54の外周側に配置される変形防止キャップ70を備えている。変形防止キャップ70は、樹脂材料や金属材料を素材として頂面側が頂板部72により閉止された略円筒状に形成されている。変形防止キャップ70は、上方からチャンバ部材22及び肩部54の外周側に位置するように装着されており、その頂板部72をチャンバ部材22の頂面部に当接させている。頂板部72には中央部に円形の位置決め穴74が穿設されており、この位置決め穴74内には、チャンバ部材22の上面中央部に形成された凸状の位置決め部76が嵌合している。これにより、変形防止キャップ70はチャンバ部材22と同軸的に位置決めされる。また変形防止キャップ70は、その頂板部72及びチャンバ部材22の頂板部を貫通するリベット78によりチャンバ部材22に固定されている。
変形防止キャップ70には、頂板部72の外周部から下方へ延出する円筒部80が形成されると共に、この円筒部80の下端部から斜め下方へ延出するストッパ部82が全周に亘って一体的に形成されている。ストッパ部82の水平方向に対する傾斜角は、肩部54における第2傾斜部62の傾斜角と略等しくなっている。変形防止キャップ70のストッパ部82の幅は、肩部54の第2傾斜部62と同様に、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に最も近い位置で最も広く、ブッシュホルダ16から離れるに従って徐々に狭くなっている。変形防止キャップ70は、ストッパ部82の内周面における下端側を肩部54に置ける第2傾斜部62の外周面に当接させている。またストッパ部82の下端部には、その下端部から外周側へ延出する荷重分散部84が全周に亘って一体的に形成されている。
ダストカバー50では、図2に示されるように、サスペンションアーム14が上方へ揺動して蛇腹部56が圧縮状態になると、蛇腹部56の復元力S(図2参照)が肩部54に作用する。この復元力Sは、斜め下方へ延出するテーパ形状に成形された肩部54を逆テーパ状に変形(撓み変形)させるような荷重として肩部54に対して作用させる。このとき、ダストカバー50のストッパ部82は、肩部54を介して蛇腹部56からの復元力を担持し、肩部54の外周側が上方へ撓み変形することを制限し、肩部54が逆テーパ状に変形することを阻止する。
次に、上記のように構成された空気ばね10の動作及び作用について説明する。
気ばね10は、車体15とサスペンションアーム14との間に介装されることにより、サスペンションアーム14に対してチャンバ室44内の空気圧に対応するばね反力を作用させ、このばね反力により路面側からサスペンションアーム14に入力する荷重を支持する。このとき、ダストカバー50は、サスペンションアーム14の揺動時に、このサスペンションアーム14の揺動に応じて蛇腹部56を上下方向へ伸縮させ、フランジ部材66をサスペンションアーム14に追従するように上下動させる。
またダストカバー50は、図2に示されるように、サスペンションアーム14が揺動する際には、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に近い蛇腹部56における径方向一端側(図2では、左側)の伸縮量と、サスペンションアーム14の揺動中心から遠い径方向他端側(図2では、右側)の伸縮量とをそれぞれ異なるものにすることにより、フランジ部材66をサスペンションアーム14の傾きに従うように傾ける。これにより、サスペンションアーム14の揺動時にも、フランジ部材66がサスペンションアーム14の上面部に圧接した状態に維持される。
気ばね10では、変形防止キャップ70のストッパ部82がダストカバー50における肩部54の外周側に配置され、蛇腹部56の圧縮変形時に肩部54に当接して、この肩部54の連結筒部52側への撓み変形を制限することにより、変形防止キャップ70のストッパ部82により肩部54を介して圧縮変形した蛇腹部56からの復元力を担持できるので、圧縮変形した蛇腹部56からの復元力に対して肩部54の剛性を十分に高くできない場合でも、蛇腹部56からの復元力を受けた肩部54の連結筒部側への撓み変形量を十分に小さいものにできる。
この結果、空気ばね10によれば、圧縮変形した蛇腹部56からの復元力に対して肩部54の剛性を十分に高くできない場合でも、圧縮変形した蛇腹部の復元力により肩部54が連結筒部52側へ撓み変形することを効果的に抑制し、この変形により肩部54に亀裂等の損傷が早期に発生してダストカバー50の寿命が低下することを防止できる。
また本実施形態に係る空気ばね10では、ストッパ部82の下端部に荷重分散部84が形成されていることにより、蛇腹部56の復元力により肩部54の外周側及び蛇腹部56の上端部がストッパ部82の下端部付近に高荷重で圧接した際にも、荷重分散部84が肩部54の外周側及び蛇腹部56の上端部に面接触状態で圧接し、その圧接部の面積を拡大して荷重を分散できるので、肩部54及び蛇腹部56がストッパ部82と圧接して生じる応力(最大応力)を低下させて肩部54及び蛇腹部56に亀裂等の損傷が発生することを効果的に防止できる。
また、空気ばね10では、サスペンションアーム14が上方へ揺動した場合には、図2に示されるように、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に近い蛇腹部56における径方向他端側の圧縮変形量が径方向一端側の圧縮変形量よりも大きなものになる。これにより、圧縮変形した蛇腹部56がテーパ形状に成形され肩部54を逆テーパ状に変形(反転)させるような荷重(復元力S)を作用させる際には、その復元力S(図2参照)の大きさは、蛇腹部56の径方向他端部で最も大きくなり、径方向他端部で最も小さくなる。このことから、空気ばね10では、変形防止キャップ70が無いと、蛇腹部56が圧縮変形した場合には、図3の2点鎖線で示されるように、蛇腹部56からの復元力により肩部54における径方向他端部付近にのみ逆テーパ状の変形(撓み変形)が生じ、肩部54における径方向一端部付近には撓み変形が生じないこともある。
上記のような場合には、変形防止キャップ70におけるストッパ部82を肩部54の外周側に全周に亘って必ずしも配設する必要はなく、肩部54における径方向他端部付近の外周側にのみストッパ部を部分的に配設するようにしても良い。このようにストッパ部を肩部54の周方向に沿った一部に対向するように設けた場合にも、このストッパ部の下端部に外周側へ延出する荷重分散部を形成することにより、肩部54及び蛇腹部56がストッパ部82と圧接して生じる応力により肩部54及び蛇腹部56に亀裂等の損傷が発生することを効果的に防止できる。
(実施形態)
図4には、一例に係る空気ばねにおけるダストカバーが示されている。第2の実施形態に係る空気ばね90では、基本的にダストカバー92を除く部分が第1の実施形態に係る空気ばね10と同一とされている。このことから、本実施形態に係る空気ばね90に関する説明では、ダストカバー92以外の部分については前述の一例としての形態と同一符号を付して説明を省略する。
空気ばね90には、ダイヤフラム32の外周側に略円筒状に形成されたダストカバー92が設けられている。ダストカバー92には、上端部に略キャップ状に形成されたハンガ部材94が設けられている。ハンガ部材94の上端側には連結筒部96が形成されており、連結筒部96は頂面側が頂板部98により閉止された略円筒状に形成されている。連結筒部96は、チャンバ部材22及び肩部54の外周側に位置するように上方から装着されており、その頂板部98をチャンバ部材22の頂面部に当接させている。
連結筒部96の頂板部98には、中央部に円形の位置決め穴100が穿設されており、この位置決め穴100内には、チャンバ部材22の上面中央部に形成された凸状の位置決め部76が嵌合している。これにより、連結筒部96はチャンバ部材22と同軸的に位置決めされる。また連結筒部96は、その頂板部98及びチャンバ部材22の頂板部を貫通するリベット78によりチャンバ部材22に固定されている。
ハンガ部材94には、連結筒部96の下端部から外周側へ向って斜め下方へ延出する肩部102が全周に亘って一体的に形成されている。肩部102の幅は、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に最も近い位置で最も広く、ブッシュホルダ16から離れるに従って徐々に狭くなっている。また肩部102の下端部には、その下端部から内周側へ延出する荷重分散部104が全周に亘って一体的に形成されている。
ダストカバー92は、ハンガ部材94の下側に連結される蛇腹部106と、この蛇腹部106の上端部を肩部102の下端部に連結固定する締結バンド108を備えている。蛇腹部106には、その上端部に肩部102の外周側に嵌挿される円筒状の連結部110が形成されている。締結バンド108は、連結部110に外周側から巻き付けられて連結部110を締め付けることにより、連結部110を肩部102の下端部に固定している。このとき、荷重分散部104は、その下面側を蛇腹部106の上端部に面接触状態で当接させている。
蛇腹部106は、連結部110の下側部分がサスペンションアーム14の揺動方向に沿って伸縮可能とされている。蛇腹部106はハンガ部材94とは別体の一部品として構成されており、例えば、比較的柔軟性に富んだ樹脂材料であるポリオレフィンエラストマーを素材として、ブローモールディング成形(ブロー成形)されている。なお、蛇腹部106の成形素材は、ポリオレフィンエラストマー以外であっても柔軟性に富み、かつブロー成形可能なものならば他の樹脂材料、ゴム組成物等も使用可能である。一方、ハンガ部材94は、蛇腹部106の成形素材と比較し、アルミ合金等の金属材料や、硬質の樹脂材料などの比強度が大きい材料により形成されている。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る空気ばね90の動作及び作用について説明する。
本実施形態に係る空気ばね90は、車体15とサスペンションアーム14との間に介装されることにより、サスペンションアーム14に対してチャンバ室44内の空気圧に対応するばね反力を作用させ、このばね反力により路面側からサスペンションアーム14に入力する荷重を支持する。このとき、ダストカバー92は、サスペンションアーム14の揺動時に、このサスペンションアーム14の揺動に応じて蛇腹部106を上下方向へ伸縮させる。
またダストカバー92は、サスペンションアーム14が揺動する際には、サスペンションアーム14の揺動中心(ブッシュホルダ16)に近い蛇腹部106における径方向一端側の伸縮量と、サスペンションアーム14の揺動中心から遠い径方向他端側の伸縮量とをそれぞれ異なるものにすることにより、フランジ部材66(図1参照)をサスペンションアーム14の傾きに従うように傾ける。これにより、サスペンションアーム14の揺動時にも、フランジ部材66がサスペンションアーム14の上面部に圧接した状態に維持される。
本実施形態に係る空気ばね90では、ダストカバー92における連結筒部96及び肩部54をハンガ部材94として一体的に形成すると共に、蛇腹部106をハンガ部材94とは別体に形成し、ダストカバー92を肩部102の下端部に蛇腹部の上端部を締結バンド108により固定して構成したことにより、肩部102と蛇腹部106とをそれぞれ比強度等が異なる異種材料に形成し、又は蛇腹部106の肉厚に影響されることなく、肩部102の肉厚を要求される剛性等の機械的特性に応じて任意の厚さに設定できるので、圧縮変形した蛇腹部106からの復元力に対して肩部102の剛性を十分に高くし、蛇腹部106からの復元力を受けた肩部102の連結筒部96側への撓み変形量を十分に小さいものにできる。
この結果、空気ばね90によれば、圧縮変形した蛇腹部106からの復元力に対して肩部102の剛性を十分に高くできるので、圧縮変形した蛇腹部106の復元力により肩部102が連結筒部96側へ撓み変形することを効果的に防止し、この変形により亀裂等が肩部102に早期に発生してダストカバー92の寿命が低下することを防止できる。
また本実施形態に係る空気ばね90では、肩部102の下端部に蛇腹部106に面接触状態で当接する荷重分散部104が形成されていることにより、蛇腹部56がその復元力により肩部102の下端部付近に高荷重で圧接した際にも、蛇腹部106と肩部102との圧接部の面積を拡大して荷重を分散し、蛇腹部106の上端部に生じる最大応力を低下させることができるので、蛇腹部56が肩部102と圧接して生じる応力により蛇腹部56に亀裂等の損傷が発生することを効果的に防止できる。
なお、空気ばね90では、ダストカバー92におけるハンガ部材94を蛇腹部106よりも比強度が高い材料(異種材料)により形成したが、ハンガ部材94を蛇腹部106と同一材料により形成し、蛇腹部106に対して肉厚を厚くすることにより、肩部102の剛性を蛇腹部106の復元力に対して十分に大きなものにするようにしても良い。
(実施形態の変形例)
図5には、本発明の実施形態に係る空気ばね90におけるハンガ部材及びダストカバーの変形例が示されている。なお、符号Sは中立状態にあるダストカバーの軸心を示しており、この軸心Sに沿った方向を装置の軸方向として以下の説明を行う。
図5に示されるハンガ部材120には、肩部102の下端側に外径が略一定とされた円筒部122が形成されると共に、この円筒部122の下端部から外周側へ延出するフランジ状の荷重分散部124が一体的に形成されている。荷重分散部124は、連結筒部96の下端部が外周側へ全周に亘って屈曲されると共に、この屈曲部分の外周側が下方へ向って湾曲されることにより筒状に形成されており、外周側が滑らかに湾曲した略涙滴状となっていている。
図5に示されるダストカバー126には、その連結部110の下端部に荷重分散部124に外周側から嵌挿する嵌挿部128が一体的に形成されている。嵌挿部128は断面形状が内周側へ向って開いた略U字状に形成されており、荷重分散部124に外周側から嵌挿されることにより、その内面側を荷重分散部124の上面側及び下面側にそれぞれ面接触状態で密着させる。またダストカバー126には、図6に示されるように、その上端から連結部110及び荷重分散部124を軸方向に沿って横断するようにスリット130が形成されている。スリット130は、ダストカバー126に少なくとも1個以上設けられている。スリット130には、その下端付近を起点とする亀裂の発生を防止するため、内面部分の下端部が略U字状の湾曲面により形成されている。
ダストカバー126は、図5に示されるように、連結部110がハンガ部材120の円筒部122の外周側に嵌挿されると共に、嵌挿部128がハンガ部材120の荷重分散部124に外周側から嵌挿される。空気ばね90では、締結バンド108が連結部110の外周側に巻き付けられ、この締結バンド108により連結部110を締め付けることにより、連結部110が円筒部122に固定される。このとき、スリット130が締結バンド108の締付け量に応じて開口幅を狭くすることにより、締結バンド108の締付け量を十分に大きくした場合でも、ダストカバー126における円筒部122及び嵌挿部128に皺や弛み等が生じることが防止されるので、連結筒部96を円筒部122へ締結バンド108を用いて固定する際の作業性を良好にできる。
次に、上記のようなハンガ部材120及びダストカバー126を備えたる空気ばね90では、ハンガ部材120の荷重分散部124にダストカバー126の嵌挿部128が嵌挿すると共に、ダストカバー126の連結筒部96がハンガ部材120の円筒部122に締結バンド108により締付け固定されることにより、図4に示されるハンガ部材94及びダストカバー92を備えた空気ばね90と比較し、ダストカバー126とハンガ部材120との連結強度を大幅に向上できる。この結果、例えば、車両が悪路を走行している際に、ダストカバー126の蛇腹部106に過大な伸びが生じた場合でも、連結筒部96が円筒部122から脱落することを防止できる。
一例に係る形態の空気ばねが適用されたサスペンションの構成を示す側面断面図であり、サスペンションアームが中立位置にある状態を示している。 一例に係る形態の空気ばねが適用されたサスペンションの構成を示す側面断面図であり、サスペンションアームが中立位置から上方へ揺動した状態を示している。 図1に示される空気ばねにおける変形防止キャップ付近の構成を示す側面断面図である。 一例に係る形態の空気ばねの構成を示す側面断面図である。 本発明の実施形態に係る空気ばねにおけるハンガ部材及びダストカバーを示す側面断面図である。 図5に示されるダストカバーの構成を示す側面断面図である。
符号の説明
10 空気ばね
12 サスペンション
14 サスペンションアーム(可動体)
15 車体(支持体)
22 チャンバ部材
24 ピストン部材
32 ダイヤフラム
44 チャンバ室
50 ダストカバー
52 連結筒部
54 肩部
56 蛇腹部
64 締結バンド
70 変形防止キャップ
80 円筒部(連結部)
82 ストッパ部
84 荷重分散部
92 ダストカバー
94 ハンガ部材
96 連結筒部
102 肩部
104 荷重分散部
106 蛇腹部
108 締結バンド
120 ハンガ部材
126 ダストカバー

Claims (3)

  1. 支持体及び可動体の一方に連結されるチャンバ部材と、
    支持体及び可動体の他方に連結されるピストン部材と、
    略円筒状に形成されると共に中間部が内外反転状態とされ、一端部及び他端部がそれぞれ前記チャンバ部材及び前記ピストン部材に連結され、内部にチャンバ室が形成されるダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムの外周側に配置され、上端部に前記チャンバ部材の外周側に固定される連結筒部が設けられると共に、該連結筒部の下端部から外周側へ向かって斜め下方へ延出する肩部及び、該肩部の下端部から下方へ延出し、可動体の移動方向に沿って伸縮可能とされた筒状の蛇腹部が一体的に設けられたダストカバーと、を有し、
    前記連結筒部及び前記肩部を一体的に形成すると共に、前記蛇腹部を前記連結筒部及び前記肩部とは別体に形成し、
    前記ダストカバーを、前記肩部の下端部に前記蛇腹部の上端部を連結して構成し、
    前記肩部の下端部に内周側へ延出して、該肩部の前記蛇腹部との接触面積を拡大するための荷重分散部を形成し、
    前記肩部の下端側には外径が一定とされた円筒部が形成され、前記荷重分散部は該円筒部の下端部から外周側へ延出すると共に外周端が下方へ湾曲されて内周側へ延出されて形成され、
    前記連結部の下端部に前記荷重分散部を外周側から嵌挿する嵌挿部が構成されていること、
    を特徴とする空気ばね。
  2. 前記蛇腹部を弾性材料により形成すると共に、前記連結筒部及び前記肩部を前記蛇腹部に対して比強度が大きい材料により形成したことを特徴とする請求項1記載の空気ばね。
  3. 前記蛇腹部の上端部に、前記肩部の下端部の外周側に嵌挿される筒状の連結部を形成すると共に、
    前記ダストカバーに、前記連結部に外周側から巻き付けられて、該連結部を前記肩部の下端部に締付け固定するバンド部材を設けたことを特徴とする請求項2記載の空気ばね。
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