JP4925842B2 - 配線・配管材用支持具 - Google Patents

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Description

この発明は、建造物の天井面等に接着固定されて、配線・配管材を支持する、配線・配管材用支持具に関するものである。
従来、被接着面としての天井面に接着固定されて配線・配管材を支持する支持具があった(例えば、特許文献1参照)。この支持具は、天井面と向かい合う接着板の上面が凹状に形成され、その凹状の底面からなる接着面と天井面との間に充填空間が設けられていた。そこで、この充填空間に接着剤を充填することで、支持具は、天井面に接着固定された。
特開平11−22862号公報
しかし、前記従来の支持具にあっては、天井面と接着面との面による接着のため、天井面から剥がれやすくなっていた。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、被接着面に強固に接着固定することができる、配線・配管材用支持具を提供することにある。
この発明に係る配線・配管材用支持具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る配線・配管材用支持具は、建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具である。この支持具は、前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備える。ここで、前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備える。そして、前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられる。また、前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備える。そして、前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられ、その孔の周面が前記掛合部を形成すべく、その孔は、前記空間側が外部側に比して径小に形成されている。
この支持具によると、固着部を被接着面に接着するにあたって、固着部本体から延設された延設部を被接着面に当接させるようにして、固着部を被接着面の所定位置に位置させる。そして、接着剤を、固着部本体に設けられた接着剤充填口から、固着部本体と延設部とで形成される凹部内の空間に充填する。ここで、固着部は、掛合部を備えており、この掛合部は、接着剤が硬化した接着剤硬化物と離間方向において掛かり合い、固着部が被接着面から離間するのを防止する。
また、請求項2に記載の発明に係る配線・配管材用支持具は、建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具である。この支持具は、前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備える。ここで、前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備える。そして、前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられる。また、前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備える。そして、前記固着部は、前記固着部本体から前記凹部内に突出して前記被接着面に当接可能な突出部を備え、その突出部に、前記掛合部が設けられている。
この支持具によると、固着部を被接着面に接着するにあたって、固着部本体から延設された延設部を被接着面に当接させるようにして、固着部を被接着面の所定位置に位置させる。そして、接着剤を、固着部本体に設けられた接着剤充填口から、固着部本体と延設部とで形成される凹部内の空間に充填する。ここで、固着部は、掛合部を備えており、この掛合部は、接着剤が硬化した接着剤硬化物と離間方向において掛かり合い、固着部が被接着面から離間するのを防止する。
また、請求項3に記載の発明に係る配線・配管材用支持具のように、請求項に記載の支持具において、前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられてもよい。
また、請求項4に記載の発明に係る配線・配管材用支持具は、建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具である。この支持具は、前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備える。ここで、前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備える。そして、前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられる。また、前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられる。そして、前記固着部は、前記固着部本体から前記凹部内に突出して前記被接着面に当接可能な突出部を一つまたは複数備え、その突出部の少なくとも一つは、前記接着剤充填口から前記空間に充填される前記接着剤が前記孔を通るのを制限すべく、前記孔の近傍であって前記接着剤充填口側に形成される。また、前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備える。
この支持具によると、固着部を被接着面に接着するにあたって、固着部本体から延設された延設部を被接着面に当接させるようにして、固着部を被接着面の所定位置に位置させる。そして、接着剤を、固着部本体に設けられた接着剤充填口から、固着部本体と延設部とで形成される凹部内の空間に充填する。ここで、固着部は、掛合部を備えており、この掛合部は、接着剤が硬化した接着剤硬化物と離間方向において掛かり合い、固着部が被接着面から離間するのを防止する。
また、請求項5に記載の発明に係る配線・配管材用支持具のように、請求項に記載の支持具において、前記孔の周面が前記掛合部を形成すべく、前記孔は、前記空間側が外部側に比して径小に形成されてもよい。
また、請求項6に記載の発明に係る配線・配管材用支持具のように、請求項1ないしのいずれか1項に記載の支持具において、前記延設部は、前記凹部の周囲全周を形成するように設けられてもよい。こうして、延設部を、凹部の周囲全周を形成するように設けることで、充填された接着剤が、凹部の周囲から漏れ出るのを防ぐことができる。
また、請求項に記載の発明に係る配線・配管材用支持具のように、請求項1ないしのいずれか1項に記載の支持具において、前記接着剤充填口は、前記空間の中央に通ずるように形成されるのが望ましい。こうして、接着剤充填口を、凹部内の空間の中央に通ずるように形成することで、接着剤を、この接着剤充填口から空間の全体に速やかに行き渡らせることができる。
この発明に係る配線・配管材用支持具によれば、接着剤硬化物と離間方向において掛かり合う掛合部によって、被接着面からの固着部の離間が防止されるため、支持具を被接着面に強固に接着固定することができる。
以下、この発明に係る配線・配管材用支持具を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、建造物(すなわち、建築物とか構築物)の天井面その他の被接着面であって、例えば、二重天井における上側の天井面からなる。2は、配線・配管材であって、電力線、信号線等の配線材とか、給水管、給湯管、ガス管等の配管材からなる。3は、配線・配管材用支持具であって、前記被接着面1に接着固定されて、配線・配管材2を支持する、支持具である。
支持具3は、被接着面1に接着剤4により固着される固着部5と、配線・配管材2を支持する支持部6とを備える。ここで、固着部5は、被接着面1と対面する固着部本体5aと、その固着部本体5aとで被接着面1側に開口する凹部5bを形成するように、固着部本体5aから延設されて被接着面1に当接可能な延設部5cとを備える。そして、固着部本体5aには、前記凹部5b内の空間5dに接着剤4を充填すべく、外部から空間5dに通ずる接着剤充填口5eが設けられている。さらに、固着部本体5aには、接着剤充填口5eとは別に、前記空間5dに充填された接着剤4が空間5dからはみ出すのを許容する、孔5gが設けられている。また、固着部5は、その固着部5自身か被接着面1から離間するのを防止すべく、接着剤4が硬化した接着剤硬化物4aと離間方向(つまり、被接着面1から離間する方向)において掛かり合う掛合部5fを備える。
具体的には、支持具3は、例えば、合成樹脂により一体に形成されている。そして、前記固着部本体5aは、方形平板状に形成されている。そこで、前記延設部5cは、固着部本体5aの各辺の端側を除く中間部分において、起立して形成される。前記接着剤充填口5eは、前記凹部5b内の空間5dの中央に通ずるように、固着部本体5aの中央において、その固着部本体5aの表裏を貫通するようにして形成される。そして、この接着剤充填口5eは、外部側の径小孔501と、前記空間5d側の径大孔502とから構成される。また、前記孔5gは、その孔5gの周面が前記掛合部5fを形成すべく、空間5d側が外部側に比して径小に形成される。図示実施の形態においては、孔5gは、空間5d側ほど径を小さくするテーパー形状、詳細には、円錐台形状をしている。そして、この孔5gは、接着剤充填口5eを囲むようにして、詳しくは、接着剤充填口5eの中心を円の中心とする円周上に等間隔に位置するようにして、複数(この実施の形態では、六つ)設けられている。
支持部6は、固着部本体5aから略J字形状に延設された支持部本体6aと、その支持部本体6aとでループを形成するように、固着部本体5aから延設されて支持部本体6aの先端部内側まで延びる弾性片6bとからなる。そして、この弾性片6bが、内側に撓むように弾性変形することで、弾性片6bと支持部本体6aとの、各先端部間に、配線・配管材2が出入りするための開口が形成される。そして、配線・配管材2は、支持部6内に入ることでその支持部6に支持される。
次に、この第一の実施の形態に示す支持具3の作用効果について説明する。この支持具3によると、固着部5を被接着面1に接着するにあたって、固着部本体5aから延設された延設部5cを被接着面1に当接させるようにして、固着部5を被接着面1の所定位置に位置させる。そして、接着剤4を、固着部本体5aに設けられた接着剤充填口5eから、固着部本体5aと延設部5cとで形成される凹部5b内の空間5dに充填する。このとき、接着剤充填口5eは、空間5dの中央に通ずるように形成されており、接着剤4を、この接着剤充填口5eから空間5dの全体に速やかに行き渡らせることができる。
そして、固着部5は、孔5gの傾斜する周面によって形成された掛合部5fを備えており、接着剤4が空間5dから孔5gに入ると、掛合部5fは、接着剤4が硬化した接着剤硬化物4aと離間方向において掛かり合い、固着部5が被接着面1から離間するのを防止する。そして、このように、接着剤硬化物4aと離間方向において掛かり合う掛合部5fによって、被接着面1からの固着部5の離間が防止されるため、支持具3を被接着面1に強固に接着固定することができる。
また、この支持具3においては、接着剤4を接着剤充填口5eから凹部5b内の空間5dに充填する前に、予め、固着部本体5aから延設された延設部5cを被接着面1に当接させるようにして、固着部5を被接着面1の所定位置に位置させることができる。このため、この支持具3は、被接着面1に対する位置合わせが容易で、かつ、位置ずれが起こりにくい。
また、固着部本体5aには、接着剤充填口5eとは別に、孔5gが設けられているため、この孔5gを通して、接着剤4の充填状態を確認することができる。
図4〜図9は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、第一の実施の形態とは、掛合部5fとか支持部6とかが異なるが、他はほぼ同様であり、同一の機能を有する部位には同一の符号を付して、異なる部分を主に説明する。
この支持具3においては、固着部5は、固着部本体5aから凹部5b内に突出して被接着面1に当接可能な突出部5hを備えている。そして、その突出部5hに、掛合部5fが設けられる。また、固着部5は、前記突出部5hを、一つまたは複数備えており、その突出部5hの少なくとも一つは、接着剤充填口5eから凹部5b内の空間5dに充填される接着剤4が孔5gを通るのを制限すべく、孔5gの近傍であって接着剤充填口5e側に形成される。
具体的には、固着部本体5aは、円形平板状に形成されている。そして、固着部本体5aから延設されて被接着面1に当接可能な延設部5cは、被接着面1側に開口する凹部5bの周囲全周を形成するように設けられる。図示実施の形態においては、延設部5cは、固着部本体5aの周縁に沿って全周に形成されている。接着剤充填口5eは、前記凹部5b内の空間5dの中央に通ずるように、固着部本体5aの中央において、その固着部本体5aの表裏を貫通するようにして形成される。
また、前記空間5dに充填された接着剤4が空間5dからはみ出すのを許容する孔5gは、固着部本体5aにおいて、接着剤充填口5eを二重に囲むように、複数(図示実施の形態においては、接着剤充填口5eの中心を円の中心とする、径を異にする円周上にあって、内側に四つ、外側に八つ)設けられている。そこで、前記突出部5hは、これら孔5g、5gと対をなすように設けられる。詳細には、接着剤充填口5eに近い側の突出部5hは、前述したように、接着剤充填口5eから空間5dに充填される接着剤4が孔5gを通るのを制限すべく、孔5gの近傍であって(詳しくは、孔5gと密接して)接着剤充填口5e側に形成されている。一方、接着剤充填口5eから遠い側の突出部5hは、接着剤充填口5eを中心とする周方向に、孔5gと密接して並ぶように形成されている。また、掛合部5fは、各突出部5hから、孔5gと対面するように(図示実施の形態においては、孔5gとの間に間隙を空けて対面するように)突き出し形成されている(図7および図8参照)。
支持部6は、取付部6cと、その取付部6cに取り付けられる、針金、紐、帯等の線状材6dとからなる。取付部6cは、固着部本体5aから突出形成されており、この取付部6cには、取付孔6eが明けられている。そこで、線状材6dは、この取付孔6eに通されることで取付部6cに取り付けられる。そして、配線・配管材2は、線状材6dによって取付部6cに結び止められ、こうして、配線・配管材2は、支持部6に支持される。なお、図示実施の形態においては、取付部6cは二つ設けられており、線状材6dは、これら取付部6c、6cに渡って取り付けられる。
次に、この第二の実施の形態に示す支持具3の作用効果について説明する。この支持具3によると、固着部5を被接着面1に接着するにあたって、固着部本体5aから延設された延設部5cを被接着面1に当接させるようにして、固着部5を被接着面1の所定位置に位置させる。そして、接着剤4を、固着部本体5aに設けられた接着剤充填口5eから、固着部本体5aと延設部5cとで形成される凹部5b内の空間5dに充填する。このとき、接着剤充填口5eは、空間5dの中央に通ずるように形成されており、接着剤4を、この接着剤充填口5eから空間5dの全体に速やかに行き渡らせることができる。特に、空間5dは、延設部5cによって円形に形成されているため、空間5dの中央に通ずる接着剤充填口5eから充填される接着剤4は、円形に広がり、これによって、接着剤4を、空間5dに均等に行き渡らせることができる。しかも、延設部5cが、凹部5bの周囲全周を形成するように設けられているため、充填された接着剤4が、凹部5bの周囲から漏れ出るのを防ぐことができる。
そして、固着部5は、固着部本体5aから突出する突出部5hに設けられた掛合部5fを備えており、接着剤4が空間5dに充填されると、掛合部5fは、接着剤4が硬化した接着剤硬化物4aと離間方向において掛かり合い、固着部5が被接着面1から離間するのを防止する。そして、このように、接着剤硬化物4aと離間方向において掛かり合う掛合部5fによって、被接着面1からの固着部5の離間が防止されるため、支持具3を被接着面1に強固に接着固定することができる。
また、この支持具3においては、接着剤4を接着剤充填口5eから凹部5b内の空間5dに充填する前に、予め、固着部本体5aから延設された延設部5cを被接着面1に当接させるようにして、固着部5を被接着面1の所定位置に位置させることができる。このため、この支持具3は、被接着面1に対する位置合わせが容易で、かつ、位置ずれが起こりにくい。
また、固着部本体5aには、接着剤充填口5eとは別に、孔5gが設けられている。このため、この孔5gを通して、接着剤4の充填状態を確認することができる。
また、固着部5において、接着剤充填口5eに近い側の孔5gの近傍には、接着剤充填口5e側に、突出部5hが設けられている。したがって、接着剤充填口5eから空間5dに充填された接着剤4は、孔5gを通るのを制限され、接着剤4がその孔5gから外部に漏れ出るのを、防いだり遅らせたりすることができる。また、このことから、接着剤4が孔5gから外部に漏れ出る前に、接着剤4を、凹部5bの隅まで、すなわち、凹部5b内の空間5d全体にしっかりと充填することが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、被接着面1は、天井面でなくとも、壁面等であってもよい。
また、第一の実施の形態において、延設部5cは、固着部本体5aの各辺の中間部分に設けられているが、凹部5bの周囲全周を形成するように、各辺の全長に渡って設けられてもよい。また、第二の実施の形態では、延設部5cは、凹部5bの周囲全周を形成するように、固着部本体5aの周縁に沿う全周に設けられているが、この延設部5cは、部分的に切欠かれていてもよい。
また、第一の実施の形態において、孔5gは、その周面が掛合部5fを形成すべく、空間5d側が外部側に比して径小となるように、テーパー形状をしているが、空間5d側が外部側に比して径小となるように、段付形状をしていてもよい。
また、掛合部5fは、第一の実施の形態では、孔5gに設けられ、第二の実施の形態では、突出部5hに設けられているが、図10に示すように、掛合部5fは、延設部5cに、凹部5bの底面との間に間隙を空けて空間5d側に突き出るように設けられてもよい。この図は、第一の実施の形態に示す支持具3を基本にしたものであるが、勿論、第二の実施の形態に示す支持具3おいても、掛合部5fを延設部5cに設けるようにしても構わない。また、このように、掛合部5fは、固着部5において、孔5gに設けられたり、突出部5hとか延設部5c等から突き出るようにして、凹部5b内に設けられるが、これら孔5gとか突出部5hとか延設部5c等の部位の一つに選択的に設けられる以外に、複数部位に設けられても構わない。
また、第二の実施の形態において、突出部5hは、孔5gと対応して設けられているが、孔5gと対応することなく設けられてもよい。また、この実施の形態において、孔5gは、無くともよい。
また、孔5gは、固着部本体5aの例えば表側から貼られるシールテープによって、塞がれてもよい。特に、このシールテープが、透明あるいは半透明である場合には、このシールテープを通して、接着剤4の充填状態を確認することができる。
また、接着剤充填口5eは、空間5dの中央に通ずるように形成されなくとも、中央からずれた位置に通ずるように形成されてもよい。
この発明の第一の実施の形態の、支持具の斜視図である。 同じく、一部を破断した正面図である。 同じく、使用状態を示す、一部を破断した正面図である。 この発明の第二の実施の形態の、支持具の正面図である。 同じく、平面図である。 同じく、底面図である。 同じく、図5におけるA−A線による拡大断面図である。 同じく、図5におけるB−B線による拡大断面図である。 同じく、使用状態を示す拡大断面図である。 この発明の他の実施の形態の、図3相当図である。
1 被接着面
2 配線・配管材
3 支持具(配線・配管材用支持具)
4 接着剤
4a 接着剤硬化物
5 固着部
5a 固着部本体
5b 凹部
5c 延設部
5d 空間
5e 接着剤充填口
5f 掛合部
5g 孔
5h 突出部
6 支持部

Claims (7)

  1. 建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具であって、
    前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備え、
    前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備え、
    前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられ、
    前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備え、かつ、
    前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられ、その孔の周面が前記掛合部を形成すべく、その孔は、前記空間側が外部側に比して径小に形成されている、配線・配管材用支持具。
  2. 建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具であって、
    前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備え、
    前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備え、
    前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられ、
    前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備え、かつ、
    前記固着部は、前記固着部本体から前記凹部内に突出して前記被接着面に当接可能な突出部を備え、その突出部に、前記掛合部が設けられている、配線・配管材用支持具。
  3. 前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられている、請求項に記載の、配線・配管材用支持具。
  4. 建造物の天井面その他の被接着面に接着固定されて、配線・配管材を支持する、支持具であって、
    前記被接着面に接着剤により固着される固着部と、前記配線・配管材を支持する支持部とを備え、
    前記固着部は、前記被接着面と対面する固着部本体と、前記固着部本体とで前記被接着面側に開口する凹部を形成するように、前記固着部本体から延設されて前記被接着面に当接可能な延設部とを備え、
    前記固着部本体には、前記凹部内の空間に前記接着剤を充填すべく、外部から前記空間に通ずる接着剤充填口が設けられ、また、
    前記固着部本体には、前記接着剤充填口とは別に、前記空間に充填された前記接着剤が前記空間からはみ出すのを許容する、孔が設けられ、
    前記固着部は、前記固着部本体から前記凹部内に突出して前記被接着面に当接可能な突出部を一つまたは複数備え、その突出部の少なくとも一つは、前記接着剤充填口から前記空間に充填される前記接着剤が前記孔を通るのを制限すべく、前記孔の近傍であって前記接着剤充填口側に形成され、また、
    前記固着部は、その固着部自身が前記被接着面から離間するのを防止すべく、前記接着剤が硬化した接着剤硬化物と前記離間方向において掛かり合う掛合部を備える、配線・配管材用支持具。
  5. 前記孔の周面が前記掛合部を形成すべく、前記孔は、前記空間側が外部側に比して径小に形成されている、請求項4に記載の、配線・配管材用支持具。
  6. 前記延設部は、前記凹部の周囲全周を形成するように設けられている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の、配線・配管材用支持具。
  7. 前記接着剤充填口は、前記空間の中央に通ずるように形成されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の、配線・配管材用支持具。
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