JP4925298B2 - 粉体供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、トナー等の粉体を供給先に供給する粉体供給装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、大容量のトナーを収容するためのトナーバンク、トナー補給装置等の粉体供給装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特許文献1等には、複数本のボトル状のトナー容器を設置できる粉体供給装置(トナーバンク)が開示されている。詳しくは、複数本のトナー容器のうち1本のトナー容器の栓が開放されて、内部に収容したトナーがトナーバンクのホッパーに補給される。トナーバンクのホッパー内のトナーは、気体流移送手段によって供給先となる現像装置に向けて搬送される。そして、開栓されたトナー容器内のトナーが空になると、別のトナー容器が開栓されてそこからトナー補給がされる。
特許文献2等には、トナー容器の容量よりも大きなホッパー(トナーホッパー)を備えた粉体供給装置(トナー補給装置)が開示されている。詳しくは、容量の大きなホッパーに複数本分のトナー容器のトナーが収容される。ホッパーには撹拌部材が設置されていて、ホッパーの内部のトナーを撹拌している。そして、ホッパー内のトナーは、ホッパーの下方から排出されて、流体搬送手段によって供給先となる現像装置に向けて搬送される。
他方、特許文献3等には、トナー容器(粉体容器)にトナー(粉体)を充填するための粉体供給装置(充填装置)が開示されている。詳しくは、充填装置内に空気を流入して装置内の圧力を高めることで、充填装置内に収容されたトナーを粉体導出管から排出して、供給先となるトナー容器内にトナーを充填する。
特許第3534159号公報 特開2005−24622号公報 特許第3549051号公報
上述した特許文献1等の粉体供給装置は、複数本のトナー容器が設置されるために、トナーの大容量化が可能になる。しかし、複数のトナー容器に収容されたトナーがすべて空になった後には、トナー容器の本数分だけトナー容器のセット作業が生じることになる。したがって、トナーの大容量化が達成される割には、トナーエンド時の作業性が向上しないという不具合があった。
また、特許文献2等の粉体供給装置は、ホッパーの容積を大きくしてトナーの大容量化を図っている。しかし、ホッパー内に収容されたトナーの架橋を防止するために、ホッパー内のトナーを撹拌部材によって機械的に撹拌しているために、トナーに機械的なストレスが生じる可能性があった。トナーに機械的なストレスが生じると、トナーに添加した添加剤がトナー表面に埋没したりトナー表面から剥離したりして、新品のトナーでありながら劣化した状態になり画質低下の原因になってしまう。また、特許文献2等の粉体供給装置は、ホッパーの下方からトナーを排出しているために、排出口近傍のシール性が低下したとき等に、粉体供給装置からのトナー飛散量が大きくなってしまう可能性もあった。
また、特許文献3等の粉体供給装置は、トナーを収容する収容部に積極的に圧力をかけて収容部内からトナーを吐出している。そのため、収容部が圧力によって破裂しないように、収容部の機械的強度を充分に強く設定する必要がある。したがって、トナー容器にトナーを充填する製造装置として用いることができても、現像装置にトナーを供給する画像形成装置用の粉体供給装置として用いることは難しかった。
また、トナーを収容する収容部に積極的に圧力をかけて収容部内からトナーを吐出する方法は、収容部内のトナー残量によってトナーの吐出量が大きく変動するとともに、微量なトナー吐出量の調整が難しかった。したがって、トナー容器にトナーを充填する製造装置として用いることができても、現像装置にトナーを供給する画像形成装置用の粉体供給装置として用いることは難しかった。
また、上述した種々の問題は、トナーを供給するために画像形成装置に設置される粉体供給装置に限定されることなく、粉体にダメージを与えることなく微量な粉体供給量の調整を必要とするすべての粉体供給装置に共通するものである。
そして、それらのすべての粉体供給装置において、粉体収容部内に収容された粉体が完全に空になって供給先(例えば、画像形成装置である。)にダウンタイムが生じるのを軽減するために、粉体収容部内にタイミングよく粉体を補充する必要がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、粉体にダメージを与えることなく微量な粉体供給量の調整が可能で、トナー飛散がなく、供給先にダウンタイムが生じることのない、粉体供給装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる粉体供給装置は、粉体を供給先に供給する粉体供給装置であって、内部に粉体を収容するとともに、内部に向けて気体を噴出する気体噴出部を底部に具備した粉体収容部と、前記粉体収容部に収容された粉体を吸引口から吸引して前記供給先に向けて搬送する搬送手段と、前記粉体収容部の内部に収容された粉体の残量を検知する検知手段と、を備え、前記検知手段は、前記粉体収容部に収容された粉体の粉面までの距離を測定する測距センサであって、前記気体噴出部が稼動されて所定時間が経過した後に前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知するように制御されるものである。
また、請求項2記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1に記載の発明において、前記測距センサは、前記粉体収容部の上方であって粉体に埋没しない位置に配設されたものである。
また、請求項3記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記測距センサの出力値が所定値に達したときに前記粉体収容部に収容された粉体の残量がないものと検知するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明において、前記測距センサの出力値に応じた粉体の残量に係わる情報を表示する表示手段を備えたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記測距センサの出力値に応じた粉体の残量に係わる情報を装置の外部に通信できるように構成されたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記検知手段は、前記粉体収容部に収容された粉体の消費にともないその粉面が低下して前記吸引口近傍のトナーがなくなる状態になる前に前記粉体収容部に収容された粉体の残量がないものと検知するものである。
また、請求項7記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の発明において、前記検知手段が装置に対して電気的に接続されていることを検知する第2検知手段を備え、前記第2検知手段によって前記検知手段の電気的な接続が検知できないときに装置の稼動をおこなわないように制御されるものである。
また、請求項8記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の発明において、前記測距センサは、前記粉体収容部の上面に着脱自在に配設された蓋に一体的に設置されたものである。
また、請求項9記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記検知手段によって所定時間連続的に検知された検知結果に基いて前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知するものである。
また、請求項10記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項8のいずれかに記載の発明において、前記検知手段によって複数回連続的に検知された検知結果に基いて前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知するものである。
また、請求項11記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記粉体を、トナーとしたものである。
また、請求項12記載の発明にかかる粉体供給装置は、前記請求項1〜請求項10のいずれかに記載の発明において、前記粉体を、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤としたものである。
また、請求項13記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の粉体供給装置を備えたものである。
本発明は、気体噴出部によって粉体収容部の底部から気体を噴出しながら、搬送手段によって吸引口から粉体を吸引するとともに、粉体収容部内の粉体の残量を検知する検知手段を設けているために、粉体にダメージを与えることなく微量な粉体供給量の調整が可能で、トナー飛散がなく、供給先にダウンタイムが生じることのない、粉体供給装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図8にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1及び図2にて、本実施の形態1における画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1は、実施の形態1における画像形成装置を示す外観図である。図2は、画像形成装置本体と粉体供給装置とを示す概略図である。
図1において、1は電子写真方式の画像形成装置の主部となる画像形成装置本体(複写ユニット)、2は大容量給紙バンク(給紙ユニット)、3はソートやホチキス止め等をおこなう後処理ユニット、20は粉体供給装置(トナー供給ユニット)、を示す。
粉体供給装置20は、大容量給紙バンク2の上方に配設された給紙トレイのウイング2aの下方に設置されている。
図2において、1は画像形成装置本体、4は像担持体としての感光体ドラム、5は感光体ドラム4上に形成された静電潜像を現像する現像部(現像装置)、6は感光体ドラム4上に形成されたトナー像を転写紙等の記録媒体に転写する転写部、7は記録媒体上の未定着トナーを定着する定着部、8は感光体ドラム4上の未転写トナーを回収するクリーニング部、16は原稿読込部で読み込んだ画像情報に基いた露光光を感光体ドラム4上に照射する露光部、17は感光体ドラム4上を帯電する帯電部、18は転写紙等の記録媒体が収納された給紙部、を示す。
また、9は粉体供給装置20からトナーが供給される供給先としてのトナーホッパ(トナー受け取り部)、11はトナーホッパ9内のトナーを現像部5のトナー補給部5aに向けて搬送するトナー搬送経路、19は粉体供給装置20とは別にトナーホッパ9内にトナーを補助的に供給するために設けられた第2のトナー収容部としてのトナー容器(トナーボトル)、を示す。
図2を参照して、画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿が原稿搬送部の搬送ローラによって原稿台から搬送されて、原稿読込部上を通過する。このとき、原稿読込部では、上方を通過する原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部16に送信される。そして、露光部16からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光が、感光体ドラム4上に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム4は、図中の時計方向に回転している。感光体ドラム4は、まず、帯電部17との対向位置でその表面が一様に帯電される。そして、帯電部17で帯電された感光体ドラム4表面は、露光光の照射位置に達する。そして、この位置で原稿の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
その後、潜像が形成された感光体ドラム4表面は、現像部5との対向部に達する。そして、現像部5によって、感光体ドラム4上の潜像が現像される。
ここで、現像部5内のトナーは、トナー補給部5aから供給されたトナーとともに、パドルローラ等によってキャリアと混合される。そして、摩擦帯電したトナーは、キャリアとともに、感光体ドラム4に対向する現像ローラ上に供給される。
ここで、トナー補給部5aのトナーは、現像部5内のトナーの消費にともない、現像部5内に適宜に供給されるものである。現像部5内のトナーの消費は、感光体ドラム4に対向するフォトセンサや、現像部5内に設置された透磁率センサ、によって検出される。また、トナー補給部5a内のトナーは、トナー搬送コイル又は粉体ポンプ等で構成されるトナー搬送経路11を経由してトナーホッパ9から適宜に補給されるものである。さらに、トナーホッパ9内のトナーは、装置本体1の外部に設置された粉体供給装置20から搬送手段37、40、22、41によって搬送されるものである。なお、本実施の形態1では、トナーホッパ9に複数のトナー容器19を設置できるように構成されていて、トナー容器19からもトナーホッパ9に向けてトナーを供給できる。
その後、現像部5で現像された感光体ドラム4表面は、転写部6との対向部に達する。そして、この位置で、記録媒体上に感光体ドラム4上のトナー像が転写される。このとき、感光体ドラム4上には、記録媒体に転写されない未転写トナーが僅かながら残存する。
その後、転写部6を通過した未転写トナーを有する感光体ドラム4表面は、クリーニング部8との対向部に達する。そして、感光体ドラム4に当接するクリーニングブレードにより、未転写トナーがクリーニング部8内に回収される。
その後、クリーニング部8を通過した感光体ドラム4表面は、不図示の除電部に達する。そして、ここで感光体ドラム4表面の電位は除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
一方、転写部6に搬送される記録媒体は、次のように動作する。
まず、複数の給紙部のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、給紙部18が選択されたものとする。)。
そして、給紙部18に収納された記録媒体の1枚が、図中の一点鎖線で示す搬送経路を移動する。
その後、給紙部18から給送された記録媒体は、レジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達した記録媒体は、感光体ドラム4上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部6に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体は、転写部6の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着部7に達する。そして、この位置で、記録媒体上の未定着トナー像が熱と圧力とによって定着される。その後、定着工程後の記録媒体は、出力画像として装置本体から排出されて、後処理ユニット3による後処理後に排紙される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
以下、粉体供給装置20の構成・動作について詳述する。
図3は、粉体供給装置に粉体収容部が着脱される状態を示す概略図である。図4は、粉体供給装置を示す構成図である。図5は、粉体供給装置を示す上面図である。図6は、粉体供給装置の粉体収容部を示す構成図である。
図2〜図5を参照して、粉体供給装置20(トナー供給ユニット)は、画像形成装置(大容量給紙バンク2)に固定された供給装置本体21(固定ユニット)と、内部にトナー(粉体)を収容する粉体収容部31(通いトナータンクユニット)と、で構成される。
図3を参照して、粉体収容部31は、供給装置本体21に対して着脱自在に構成されている。詳しくは、粉体収容部31は、底面にキャスタ31aが設置されて、上方に把持部55が設置されている。そして、ユーザーやサービスマン等の作業者は、把持部55を把持しながらキャスタ31aを用いて、床面上にて粉体収容部31を移動することになる(白矢印方向の移動である。)。供給装置本体21には取っ手21aを具備するドア21bが設けられていて(図5を参照できる。)、ドア21bの開閉をおこない供給装置本体21への粉体収容部31の着脱がおこなわれる。そのとき、粉体収容部31側の接続端子50、53a〜53c、57と、供給装置本体21側の接続端子51、54a〜54c、58と、の接離がおこなわれる(図4をも参照できる。)。
このように、本実施の形態1における粉体供給装置20は、トナーが収容される粉体収容部31を供給装置本体21から取り外して移動することができるので、粉体収容部31内のトナーがほぼ空になると、粉体収容部31をトナーが充填された別の粉体収容部31と交換するだけで、画像形成装置1にトナーを継続して供給することができる。なお、粉体供給装置20には、電源部60が画像形成装置本体1の電源とは別に設けられているために、画像形成装置1の電源を切らずに粉体収容部31の交換をおこなうことができる。すなわち、画像形成装置1にダウンタイムを生じさせることなく、粉体収容部31の交換をおこなうことができる。
図4を参照して、供給装置本体21には、粉体収容部31の内部に収容されたトナーTを吸引して供給先(トナーホッパ9)に向けて送出するポンプ22(ダイヤフラム式エアーポンプ)、気体噴出部33に向けて空気を供給するエアーポンプ24、電源部60、等が設置されている。
なお、本実施の形態1では、粉体供給装置20からのトナーの供給先を画像形成装置本体1のトナーホッパ9としたが、粉体供給装置20からのトナーの供給先を現像部5のトナー補給部5aとすることもできる。
図6を参照して、粉体収容部31内には、吸引管37、気体噴出部33A、33B、33C1〜33C4、フレキシブルなシリコンゴムで形成された4つのチューブ40、44a〜44c、第2気体噴出部62、第2気体噴出部62と吸引管37とを保持する保持部材65、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する検知手段としての測距センサ38(トナー残量センサ)、測距センサ38に電気的に接続されたケーブル47(ハーネス線)、吸引管37や保持部材65を支持する支柱61、等が設置されている。また、粉体収容部31内には、粉体としてのトナーT(体積平均粒径が3〜15μmの範囲である。)が収容されている。
粉体収容部31の底部は、中央部近傍が最下位置となるように傾斜する傾斜面で形成されている。換言すると、粉体収容部31の底部は、V字状に形成されている。そして、気体噴出部33A、33B、33C1〜33C4がその傾斜面に沿うように、粉体収容部31の底部に配設されている。
なお、粉体収容部31の底部の傾斜面は、その傾斜角度が収容するトナーTに対する安息角(トナーが滑落する傾斜角度である。)より小さい角度に設定されている。具体的には、トナーTの安息角が40度程度であるのに対して、傾斜面の傾斜角度が20度程度に設定されている。このように傾斜面の傾斜角度を緩やかに設定することで、傾斜によるデッドスペースを小さくすることができて、傾斜面の最下位置にのみトナーが沈積してその位置の嵩密度が高くなり過ぎるのを防止することができる。
気体噴出部は、中継部33A、多孔質部材33B、4つのチャンバ33C1〜33C4、等で構成され、粉体収容部31内に向けて空気(気体)を噴出する。気体噴出部の横断面形状(空気の噴出方向に直交する断面である。)はほぼ矩形に形成されている。
気体噴出部(流動床)の多孔質部材33Bは、粉体収容部31内のトナーTと直接的に接する底面に配設されている。多孔質部材33Bには供給装置本体21のエアーポンプ24から送出された空気がチューブ44a、44b、チャンバ33C1〜33C4を介して送られ、多孔質部材33Bが粉体収容部31内への空気の噴出口となる。
ここで、多孔質部材33Bは、空気を通す微細な多孔質材料からなり、その開口率が5〜40%(好ましくは10〜20%である。)になるように形成され、その平均開口径が0.3〜20μm(好ましくは、5〜15μmである。)になるように形成され、その孔部の平均空孔径が前記トナーの体積平均粒径の0.1〜5倍(好ましくは、0.5〜3倍である。)の大きさになるように形成されている。
多孔質材料としては、例えば、ガラス、樹脂粒子の焼結体、フォトエッチングされた樹脂、熱的に穿孔された樹脂等の多孔質樹脂材料;金属製の焼結体、穿孔処理された金属板状材料、網積層体、易熔融性金属糸束の周囲に電気化学的方法により金属銅を析出させて易熔融性金属糸束が貫通植設された形に作製した銅版を加熱することにより、該易熔融性金属糸部分が選択的に除去された跡の孔部分を有する選択的熔融跡孔を有する金属材料、等を用いることができる。
このように構成された多孔質部材33Bを介して粉体収容部31内のトナーTに向けて空気を噴出することで、トナーの嵩密度を恒常的に低下させて、トナーを流動化して、トナーの架橋を防ぐことができる。なお、トナー粒子1個あたりの重量は微小であって、多孔質部材33Bにかかる空気圧はある程度強いために、トナーが多孔質部材33Bの孔部に入り込んでも、そのままトナーがチャンバ内に侵入したり、孔部を塞いだりすることはない。
ここで、多孔質部材33Bの下方に配設されたチャンバは、それぞれ独立した4つのチャンバ33C1〜33C4で構成されている。
第1チャンバ33C1及び第2チャンバ33C2は、底面(傾斜面)の最下位置に配設された中継部33Aに隣接している。第1チャンバ33C1には、エアーポンプ24から接続端子53b、54b、第2チューブ44bを介して中継部33Aで分岐した後の空気が吐出口44b1から送出される。第2チャンバ33C2には、エアーポンプ24から接続端子53b、54b、第2チューブ44bを介して中継部33Aで分岐した後の空気が吐出口44b2から送出される。第1チャンバ33C1及び第2チャンバ33C2に吐出された空気は多孔質部材33Bを介して、底面(傾斜面)の最下位置近傍に噴出される。
第3チャンバ33C3及び第4チャンバ33C4は、それぞれ、第1チャンバ33C1、第2チャンバ33C2に隣接している。第3チャンバ33C3には、エアーポンプ24から接続端子53a、54a、第1チューブ44aを介して中継部33Aで分岐した後の空気が吐出口44a1から送出される。第4チャンバ33C4には、エアーポンプ24から接続端子53a、54a、第1チューブ44aを介して中継部33Aで分岐した後の空気が吐出口44a2から送出される。第3チャンバ33C3及び第4チャンバ33C4に吐出された空気は多孔質部材33Bを介して、底面(傾斜面)の最下位置近傍以外の位置に噴出される。
ここで、第1チャンバ33C1及び第2チャンバ33C2の面積(多孔質部材33Bと接する接触面の面積である。)又は容積は、第3チャンバ33C3及び第4チャンバ33C4の面積又は容積よりも小さくなるように設定されている。
このように気体噴出部を構成することで、傾斜面の最下位置の近傍(第1チャンバ33C1及び第2チャンバ33C2が配設された位置である。)における単位面積当たりの単位時間の気体噴出量が、それ以外の位置(第3チャンバ33C3及び第4チャンバ33C4が配設された位置である。)における単位面積当たりの単位時間の気体噴出量よりも大きくなる。傾斜面の最下位置近傍はそれ以外の位置(最上位置を含む上方の位置である。)に比べてトナーの嵩密度が高くなりやすいために、傾斜面の位置によって気体噴出部における気体噴出量に差異を設けることで、傾斜面全体でトナーの流動性を効率的に均一化することができる。
搬送手段の吸引管37(吸引口)は、中継部33A(傾斜面の最下位置)の上方に配設されている。吸引管37は、吸引チューブ40、接続端子50、51を介してポンプ22の一端(吸引口)に接続されている。さらに、ポンプ22の他端(吐出口)は、チューブ41を介して画像形成装置本体のトナーホッパ9に接続されている。そして、ポンプ22が稼動されると、粉体収容部31内のトナーTが吸引管37の吸引口から吸引されて、ポンプ22を経由して、トナーホッパ9(供給先)に移送される。
ここで、搬送手段のポンプ22は、粉体収容部31及びトナーホッパ9の上方に配設されている。すなわち、粉体収容部31内のトナーTは、粉体収容部31の最下位置近傍に配設された吸引管37(内径が6〜8mm程度である。)から上方へ吸引されることになる。そのため、粉体収容部31内のトナーTを効率的に吸引して移送することができる。さらに、吸引チューブ40等が破損したり外れたりした場合でも、粉体収容部31内のトナーが大量に飛散することがなく、吸引チューブ40内を通っていた僅かなトナーが飛散する程度ですむことになる。
また、ポンプ22に吸引されたトナーTは、それよりも低い位置に配設されたトナーホッパ9に向けて吐出されることになる。そのため、ポンプ22からトナーホッパ9までの距離が長い場合であっても、双方の高低差によって小さな吐出力であっても確実にトナーを移送することができる。
なお、図7を参照して、吸引管37は、支柱61に支持された保持部材65に固設されている。さらに、吸引管37の下方には、保持部材65に保持された第2気体噴出部62が配設されている。保持部材65(及び支柱61)は、粉体収容部31における吸引管37の位置を定めるとともに、吸引管37に対する第2気体噴出部62の位置を定める。
ここで、第2気体噴出部62は、エアーポンプ24から送出された空気を接続端子53c、54c、第3チューブ44cを介して、吸引管37の吸引口の近傍に向けて噴出するものであって、多孔質部材(チャンバを設けることもできる。)で形成されている。第2気体噴出部62の多孔質部材は、上述した気体噴出部の多孔質部材33Bと同様の材料で形成されている。これにより、吸引管37の吸引口近傍のトナーが流動化されて、搬送手段22、37、40、41によるトナー搬送性が向上することになる。
なお、本実施の形態1では、気体噴出部33とは別に第2気体噴出部62を設けて、第2気体噴出部62によって吸引管37の吸引口の近傍に向けて空気を噴出した。これに対して、第2気体噴出部62を、粉体収容部31の底部に設けた気体噴出部と一体的に設けることもできる。
また、本実施の形態1では、図7を参照して、吸引管37の先端に漏斗状の整流部材37aを設置している。これにより、吸引管37の吸引口からのトナー吸引力が向上することになる。
さらに、図5及び図6を参照して、粉体収容部31の上面には、開口と、その開口を覆うフィルタ35と、が設置されている。フィルタ35は、粉体収容部31内のトナーが外部に漏出するのを防止しつつ、粉体収容部31内の内圧が上昇するのを防止するものである。フィルタ35の材料としては、上述した多孔質部材33Bと同様のものを用いることもできるし、フッ素樹脂製の連続多孔質構造体である「ゴアテックス」(登録商標、ジャパンゴアテックス社製)を用いることもできる。なお、フィルタ35は、トナーが満杯状態の粉体収容部31におけるトナーの喫水線より上方に配設されていれば、その位置は粉体収容部31の上面以外の位置(例えば、側面である。)でもよい。
次に、本実施の形態1において特徴的な、検知手段としての測距センサ38について説明する。
図8を参照して、測距センサ38は、主として、水平方向に離間して並設された発光素子38a(赤外発光ダイオード)と位置検出素子38b(PSD)とで構成されている。発光素子38aから射出された赤外光L1は、トナーの粉面F(トナー面)にて反射して、反射光L2となって位置検出素子38bに入射する。このとき、測距センサ38と粉面Fとの距離によって、位置検出素子38bに入射する反射光L2の入射位置が変化して、それに比例して受光素子38b(測距センサ38)の出力値が変化する。これにより、測距センサ38によって粉体収容部31内のトナー残量を検知することができる。具体的に、測距センサ38と粉面Fとの距離が短いとき(トナー残量が充分にあるとき)には測距センサ38の出力値が大きくなり、測距センサ38と粉面Fとの距離が長いとき(トナー残量が充分にないとき)には測距センサ38の出力値が小さくなる。したがって、測距センサ38は、粉体収容部31内のトナー残量の変化(トナー残量の絶対量)をほぼダイレクトに検知することができる。そして、測距センサ38の出力値が所定値に達したときに、粉体収容部31に収容されたトナーの残量がないものと検知することになる(トナーエンドを検知する)。
ここで、図6を参照して、測距センサ38は、粉体収容部31の上方であってトナーTに埋没しない位置に配設されている。具体的に、測距センサ38は、粉体収容部31内の上面中央部に配設されている。これにより、発光素子38aや位置検出素子38bがトナーで汚れて測距センサ38に検知誤差が生じる不具合を軽減することができる。
また、測距センサ38は、ケーブル47、接続端子57、58(コネクタ)、ケーブル48を介して、画像形成装置本体1の制御部に電気的に接続される。
なお、図8を参照して、稼働中の粉体収容部31内のトナーは、実際には、空気との混合比が異なるいくつかの層T1〜T4に分かれている。詳しくは、底部から上面にかけて、トナーに対する空気の割合が高くなっている。具体的に、最も底部側にはトナーに対する空気の割合がそれほど高くないトナー層T1(適度に流動化されたトナー層である。)があって、その上方にはトナーに対する空気の割合が高いトナー層T2〜T4が順次形成されている。すなわち、トナーに対する空気の割合は、T1<<T2<T3<T4となる。ここで、本実施の形態1では、測距センサ38が検知する実際の粉面Fが、適度に流動化されたトナー層T1のものとなるように、測距センサ38の出力値と換算値(トナー残量)との関係を設定している。
また、本実施の形態1では、測距センサ38は、粉体収容部31内のトナー残量を3段階に分けてユーザーに知らせるように制御されている。
具体的に、測距センサ38によって、所定の位置(高さY1とする。)に粉面Fがあるものと検知されたときに、画像形成装置本体1の表示部に粉体収容部31内のトナーの残量が少なくなっている旨のメッセージを表示する(プレ・ニアエンドの表示である。)。次に、測距センサ38によって、さらに低い位置(高さY2(<Y1)とする。)に粉面Fがあるものと検知されたときに、画像形成装置本体1の表示部に粉体収容部31内のトナーの残量がほとんどなくなっている旨のメッセージを表示する(ニアエンドの表示である。)。最後に、測距センサ38によって、さらに低い位置(高さY3(<Y2)とする。)に粉面Fがあるものと検知されたときに、画像形成装置本体1の表示部に粉体収容部31内のトナーの残量がなくなっている旨のメッセージを表示する(トナーエンドの表示である。)とともに、粉体収容部31の交換作業が完了するまでポンプ22によるトナー吸引を停止するように制御する。
以上説明したように、本実施の形態1では、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口からトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
特に、本実施の形態1では、検知手段として測距センサ38を用いているために、検知手段として圧電センサを用いる場合のように粉体収容部31内のトナーに検知手段を埋没させる必要がないために、検知手段の検知面がトナーで汚れて誤検知する不具合が抑止されるとともに、粉体収容部31内のトナー残量の絶対量をほぼダイレクトに検知することができる。さらには、粉体供給装置20の構成が簡素化される。すなわち、粉体収容部31内のトナーの残量を効率的かつ経済的に正確に検知することができる。
実施の形態2.
図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図9は、実施の形態2における粉体供給装置の吸引管の近傍を示す概略図である。
本実施の形態2においても、前記実施の形態1と同様に、粉体収容部31の上面に測距センサ38が配設されている。
ここで、検知手段としての測距センサ38は、粉体収容部31に収容されたトナーTの消費にともないその粉面F(トナー面)が低下して吸引管37内のトナー(吸引口37a近傍のトナーである。)がなくなる状態になる前に、トナーエンドを検知するように設定されている。
すなわち、吸引管37内において吸引口37aから一定高さH(H>0)のトナーがある状態(図9の状態である。)で、測距センサ38によってトナーエンド検知をおこない粉体供給装置20(ポンプ22)の稼動を停止する。
具体的に、吸引口37aから吸引管37内に入り込んだトナーの高さHがゼロにならないときの粉面Fより高い位置であるときに、測距センサ38がトナーエンド検知するように設定する。なお、粉面Fと吸引管37内のトナー高さHとの関係は、粉面Fにかかる圧力P1、吸引管37内のトナーにかかる圧力P2、等で定まるものである。
このような構成により、吸引管37の吸引口37aから空気のみが吸引されてトナーホッパ9からトナーが飛散する不具合を抑止することができる。
すなわち、吸引管37内の吸引口37a近傍にトナーがない状態でポンプ22が稼動すると、吸引管37から空気のみが吸引されて、トナーホッパ9(供給先)内に多量の空気が送入されてしまう。トナーホッパ9内に多量の空気が送入されると、トナーホッパ9を構成する筐体の隙間からトナーが飛散してしまう。これに対して、本実施の形態2では、吸引口37a近傍のトナーがなくなる前に、測距センサ38にてトナーエンドを検知してポンプ22を停止しているために、吸引管37から空気のみが吸引されるのを防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態2でも、前記実施の形態1と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
実施の形態3.
図10〜図12にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図10〜図12は、実施の形態3における粉体供給装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
本実施の形態3においても、前記実施の形態1と同様に、粉体収容部31の上面に測距センサ38が配設されている。そして、測距センサ38の出力値に応じたトナー残量の情報に基いて、粉体収容部31内のトナー残量を3段階に分けてユーザーに知らせている。詳しくは、測距センサ38の出力値に応じて、プレ・ニアエンド、ニアエンド、トナーエンドをそれぞれ検知している。
ここで、本実施の形態3における粉体供給装置は、測距センサ38によって所定時間連続的に検知された検知結果に基いてトナー残量を検知している。
図10は、プレ・ニアエンド検知がおこなわれる制御を示すフローチャートである。
まず、測距センサ38がプレ・ニアエンドの状態を検知すると(ステップS1)、その状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される(ステップS2)。具体的に、測距センサ38の出力値(出力電圧)が所定値A以下である状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される。
その結果、プレ・ニアエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、ステップS1からのフローが繰り返される。
これに対して、プレ・ニアエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、プレ・ニアエンドの状態であると判断して(ステップS3)、粉体供給装置20に設置されたプレ・ニアエンドLED(不図示である。)の点灯や画像形成装置本体1の表示部への表示をおこなう(ステップS4)。
その後、粉体収容部31の交換や粉体収容部31へのトナー補充がおこなわれると(ステップS5)、再びプレ・ニアエンドの状態(測距センサ38の出力値が所定値A以下となる状態である。)が3秒間連続的に検知されているかが判断される(ステップS6)。
その結果、プレ・ニアエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、ステップS4からのフローが繰り返される。
これに対して、プレ・ニアエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、プレ・ニアエンドの状態ではないと判断して、プレ・ニアエンドLEDの消灯や画像形成装置本体1の表示部の表示解除をおこなう(ステップS7)。
図11は、ニアエンド検知がおこなわれる制御を示すフローチャートである。
まず、測距センサ38がニアエンドの状態を検知すると(ステップS11)、その状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される(ステップS12)。具体的に、測距センサ38の出力値(出力電圧)が所定値B以下である状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される。なお、所定値Bは、所定値Aよりも小さな値である(A>B)。
その結果、ニアエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、ステップS11からのフローが繰り返される。
これに対して、ニアエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、ニアエンドの状態であると判断して(ステップS13)、粉体供給装置20に設置されたニアエンドLED(不図示である。)の点灯や画像形成装置本体1の表示部への表示をおこなう(ステップS14)。
その後、粉体収容部31の交換や粉体収容部31へのトナー補充がおこなわれると(ステップS15)、再びニアエンドの状態(測距センサ38の出力値が所定値B以下となる状態である。)が3秒間連続的に検知されているかが判断される(ステップS16)。
その結果、ニアエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、ステップS14からのフローが繰り返される。
これに対して、ニアエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、ニアエンドの状態ではないと判断して、ニアエンドLEDの消灯や画像形成装置本体1の表示部の表示解除をおこなう(ステップS17)。
図12は、トナーエンド検知がおこなわれる制御を示すフローチャートである。
まず、測距センサ38がトナーエンドの状態を検知すると(ステップS21)、その状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される(ステップS22)。具体的に、測距センサ38の出力値(出力電圧)が所定値C以下である状態が3秒間(所定時間)連続的に検知されているかが判断される。なお、所定値Cは、所定値B及び所定値Aよりも小さな値である(A>B>C)。
その結果、トナーエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、ステップS21からのフローが繰り返される。
これに対して、トナーエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、トナーエンドの状態であると判断して(ステップS23)、粉体供給装置20に設置されたトナーエンドLED(不図示である。)の点灯や画像形成装置本体1の表示部への表示をおこなう(ステップS24)。
さらに、トナーエンドの状態であると判断されると(ステップS23)、トナー補給用のポンプ22の稼動を停止する(ステップS28)。そして、トナーホッパ9内に設置された圧電センサの検知結果からトナーホッパ9内にトナー補給する旨の信号(要求)が発せられると、粉体供給装置20からトナーホッパ9へのトナー補給から、トナーボトル19(トナー容器)からトナーホッパ9へのトナー補給に切り替えられる。
さらに、トナーエンドの状態であると判断されると(ステップS23)、気体噴出部用のエアーポンプ24の稼動を停止する(ステップS30)。そして、粉体供給装置20に設置された気体噴出部LED(不図示である。)を消灯する(ステップS31)。なお、気体噴出部LEDは、気体噴出部33が稼動していることを表示するものである。
その後、粉体収容部31の交換や粉体収容部31へのトナー補充がおこなわれると(ステップS25)、再びトナーエンドの状態(測距センサ38の出力値が所定値C以下となる状態である。)が3秒間連続的に検知されているかが判断される(ステップS26)。
その結果、トナーエンドの状態が3秒間連続して検知された場合には、ステップS24からのフローが繰り返される。
これに対して、トナーエンドの状態が3秒間連続して検知されなかった場合には、トナーエンドの状態ではないと判断して、トナーエンドLEDの消灯や画像形成装置本体1の表示部の表示解除をおこなう(ステップS27)。
さらに、トナーエンドの状態ではないと判断されると、トナー補給用のポンプ22の稼動を再開する(ステップS32)。そして、手動によるトナーボトル19(トナー容器)の交換作業を経て(ステップS33)、粉体供給装置20からトナーホッパ9へのトナー補給を可能にするトナー補給信号の復帰がおこなわれる(ステップS34)。
さらに、トナーエンドの状態ではないと判断されると、気体噴出部用のエアーポンプ24の稼動を再開する(ステップS35)。そして、気体噴出部LEDを点灯する(ステップS36)。
以上説明したように、本実施の形態3における粉体供給装置は、測距センサ38によって所定時間(好ましくは1秒間以上である。)連続的に検知された検知結果に基いてトナー残量を検知しているために、チャタリング等による測距センサ38の誤検知を抑止することができる。
粉体収容部31内のトナーは気体噴出部33から噴出される空気によって流動状態にある。このように空気を多く含んでいて流動状態にあるトナーを測距センサ38で検知する場合には、検知する瞬間のトナーの流動状態によって誤ってトナーがないものと検知してしまうことがある(このような誤検知をチャタリングという。)。これに対して、本実施の形態3では、測距センサ38によって所定時間(本実施の形態3では3秒間としている。)連続的に同じ状態が検知された場合にのみ、その状態(プレ・ニアエンド、ニアエンド、トナーエンド)であるものと制御上判断しているので、測距センサ38の検知精度を向上することができる。
以上説明したように、本実施の形態3でも、前記各実施の形態と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
なお、本実施の形態3では、測距センサ38によって所定時間連続的に検知された検知結果に基いてトナー残量を検知したが、測距センサ38によって複数回連続的に検知された検知結果に基いてトナー残量を検知することもできる。例えば、数秒おきに測距センサ38における検知がおこなわれる場合等に、3回連続して同じ状態が検知された場合にのみその状態であるものと制御上判断することができる。このような場合にも、本実施の形態3と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図13及び図14にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図13及び図14は、実施の形態4における粉体供給装置の回路を示す図である。
本実施の形態4においても、前記実施の形態1と同様に、測距センサ38は、ケーブル47、接続端子57、58(コネクタ)、ケーブル48を介して、画像形成装置本体1の制御部に電気的に接続される。詳しくは、供給装置本体21への粉体収容部31の着脱をおこなうときに、粉体収容部31側の接続端子57と、供給装置本体21側の接続端子58と、の接離がおこなわれる。
ここで、本実施の形態4における粉体供給装置には、測距センサ38が供給装置本体21に対して電気的に接続されていることを検知する第2検知手段が設置されている。そして、その第2検知手段によって測距センサ38の電気的な接続が検知できないときには、粉体供給装置の稼動をおこなわないように制御している。
図13は、第2検知手段としてのアンサーバック回路を有する電気回路を模式的に示す図である。
図13を参照して、粉体収容部31側の接続端子57(コネクタ・オス)と、供給装置本体21側の接続端子58(コネクタ・メス)と、が接続された状態では、電源(+/−)用のハーネス471、48を介して測距センサ38に電力(例えば、5Vである。)が供給される。そして、コネクタ57、58が接続された状態で、測距センサ38がトナーエンドを検知すると、検知信号用のハーネス472を介して出力信号がセンサ用リレー90に入力されて、ポンプ回路の遮断(ポンプ22の稼動停止)や警告表示(画像形成装置本体1の表示部への表示)がおこなわれる。
ここで、本実施の形態4では、測距センサ38の電気的な接続を検知するために、アンサーバック用リレー91やアンサーバック用ハーネス473が設けられている。アンサーバック用ハーネス473は、電源(+)ハーネス471と短絡されている。これにより、コネクタ57、58が接続されると、電圧がかかり電流がアンサーバック用ハーネス473を戻ってアンサーバック用リレー91に入力される。そして、アンサーバック用リレー91に電流が入力されると、ポンプ22を稼動するための回路が復帰される(ポンプ22が稼動可能になる。)。
これに対して、コネクタ57、58が接続されていなかったり、ケーブル47、48が断線していたりすると、アンサーバック用リレー91に電流が入力されずに、ポンプ回路の遮断(ポンプ22の稼動停止)や警告表示(画像形成装置本体1の表示部への表示)がおこなわれる。
このように、作業者の不注意によって粉体収容部31の交換作業においてコネクタ57、58の接続がおこなわれなかったり、ケーブル47、48の断線が生じたりした場合であっても、その状態をアンサーバック回路(第2検知手段)が検知してポンプ22の稼動停止等をおこなうために、粉体収容部31内にトナーがない状態でポンプ22が稼動する不具合を抑止することができる。
なお、トナーエンドの状態であるにもかかわらず、測距センサ38のトナーエンド検知信号がセンサ用リレー90に送られずにポンプ22の稼動が続けられてしまうと、トナーホッパ9に空気のみが多量に送られてトナー飛散が発生することになる。本実施の形態4の回路を用いることで、そのような不具合を確実に抑止することができる。
図14は、第2検知手段が設けられた別の電気回路を模式的に示す図である。
図14を参照して、粉体収容部31側の接続端子57(コネクタ・オス)と、供給装置本体21側の接続端子58(コネクタ・メス)と、が接続された状態では、電源(+/−)用のハーネス471、48を介して測距センサ38に電力が供給される。そして、コネクタ57、58が接続された状態で、測距センサ38によってトナーがあることが検知されると、検知信号用のハーネス472を介して出力信号がセンサ用リレー90に入力されて、ポンプ22を稼動するための回路が復帰される(ポンプ22が稼動可能になる。)。さらに、コネクタ57、58が接続された状態で、測距センサ38によってトナーエンドが検知されると、センサ用リレー90に信号が入力されずに、ポンプ回路の遮断(ポンプ22の稼動停止)や警告表示(画像形成装置本体1の表示部への表示)がおこなわれる。
これに対して、コネクタ57、58が接続されていなかったり、ケーブル47、48が断線していたりすると、センサ用リレー90に信号(トナーありの信号である。)が入力されずに、ポンプ回路の遮断(ポンプ22の稼動停止)や警告表示(画像形成装置本体1の表示部への表示)がおこなわれる。
このように、作業者の不注意によって粉体収容部31の交換作業においてコネクタ57、58の接続がおこなわれなかったり、ケーブル47、48の断線が生じたりした場合であっても、その状態をセンサ用リレー(第2検知手段)が検知してポンプ22の稼動停止等をおこなうために、粉体収容部31内にトナーがない状態でポンプ22が稼動する不具合を抑止することができる。
以上説明したように、本実施の形態4でも、前記各実施の形態と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
実施の形態5.
図15にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図15は、実施の形態5における粉体供給装置でおこなわれる制御を示すタイミングチャートである。
本実施の形態5においても、前記実施の形態1と同様に、気体噴出部33から空気を噴出することで、粉体収容部31内に収容されたトナーの流動性を高めている。
ここで、本実施の形態5では、図15を参照して、気体噴出部33が稼動されて所定時間tが経過した後に、測距センサ38によって粉体収容部31に収容されたトナーの残量を検知するように制御している。換言すると、気体噴出部33が稼動されてから所定時間tの間は、測距センサ38で検知された検知結果が無視(キャンセル)されるように制御している。ここで、本実施の形態5において、測距センサ38の検知結果をキャンセルする時間tは、5〜60分間(好ましくは、15〜30分間である。)に設定されている。
ここで、粉体供給装置20(気体噴出部33)の稼動が停止されると、粉体収容部31内のトナーの粉面は徐々に下がってくる。そして、その状態で粉体供給装置20(気体噴出部33)の稼動が開始されると、粉体収容部31内のトナーの粉面は再び上昇して、一定時間が経過するとその粉面が所定の高さで安定する。
本実施の形態5でおこなう制御は、気体噴出部33の稼動開始直後であってトナー粉面が不安定なときに測距センサ38で残量検知をおこなうことによる誤検知を防ぐためのものである。すなわち、粉体収容部31に充分なトナーがあるにもかかわらず、気体噴出部33の稼動開始直後でトナー粉面が不安定であるために測距センサ38がトナーエンド検知してしまう不具合を抑止するものである。これにより、粉体供給装置20におけるトナーの浪費を未然に防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態5でも、前記各実施の形態と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
実施の形態6.
図16にて、この発明の実施の形態6について詳細に説明する。
図16は、実施の形態6における粉体供給装置の粉体収容部を示す概略図である。本実施の形態6における粉体収容部は、蓋31bが上面に着脱自在に設置されている点と、その蓋31bに測距センサ38が一体的に設置されている点と、トナー残量を示す残量メータ70が設置されている点と、が前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態6においても、前記実施の形態1と同様に、粉体収容部31の上面に測距センサ38が配設されている。
ここで、本実施の形態6では、図16に示すように、蓋31bが、粉体収容部31の上面に着脱自在に設置されている。蓋31bは、主として、粉体収容部31内にトナーを充填するときや、粉体収容部31をメンテナンスするとき、等に粉体収容部31に対して着脱される。
また、本実施の形態6では、蓋31bの内側(粉体収容部31内部に対向する側である。)に、測距センサ38が設置されている。さらに、蓋31bにはフィルタ35が設置されている。このような構成により、測距センサ38やフィルタ35のメンテナンスが容易になる。すなわち、測距センサ38やフィルタ35のメンテナンスをおこなう場合、粉体収容部31から蓋31bを取出して、簡易におこなうことができる。
さらに、本実施の形態6でも、前記実施の形態1と同様に、測距センサ38の出力値に応じたトナー残量の情報に基いて、粉体収容部31内のトナー残量を3段階に分けてユーザーに知らせている。詳しくは、測距センサ38の出力値に応じて、プレ・ニアエンド、ニアエンド、トナーエンドをそれぞれ検知している。
ここで、本実施の形態6における粉体収容部31は、図16に示すように、測距センサ38の出力値に応じたトナー残量に係わる情報を表示する表示手段としての残量メータ70がさらに設置されている。残量メータ70は、測距センサ38で検知した出力値に基いて、トナー残量の絶対量を目盛りに合わせて表示するものである。図示は省略するが、残量メータ70の表示は、粉体供給装置本体21に設けられた窓を介してユーザーによって視認される。このような構成により、ユーザーは、プレ・ニアエンド、ニアエンド、トナーエンドの表示とは別に、粉体収容部31内のトナー残量の絶対量を直接的に認識することができる。
なお、本実施の形態6では、残量メータ70を粉体収容部31に設置したが、残量メータ70を粉体供給装置本体21や画像形成装置本体1に設置してもよい。
以上説明したように、本実施の形態6でも、前記各実施の形態と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
実施の形態7.
図17にて、この発明の実施の形態7について詳細に説明する。
図17は、実施の形態7における粉体供給装置を示す概略図である。本実施の形態7における粉体供給装置は、測距センサ38が粉体供給装置本体21に設置されている点と、LANを介して監視センター80に接続されている点と、が前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態7における粉体供給装置20も、前記実施の形態1のものと同様に、測距センサ38によって粉体収容部31内のトナー残量を検知している。
ここで、本実施の形態7では、図17に示すように、測距センサ38が、粉体供給装置本体21に配設されている。一方、粉体収容部31には、測距センサ38の対向面(粉体収容部31が粉体供給装置本体21に装着されたときの対向面である。)に、光(赤外光)を透過する光透過部材としてのガラス板72が設置されている。そして、粉体供給装置本体21に装着された粉体収容部31内のトナー残量を、ガラス板70を介して、粉体供給装置21に固設された測距センサ38によって検知する。
このような構成により、粉体収容部31には測距センサ38を設ける必要がなくなり、粉体収容部31の部品点数を低減することができる。粉体収容部31は、粉体供給装置本体21から取出されて輸送される機会が多いために、粉体収容部31に測距センサ38を設ける場合に比べて、輸送時の振動による測距センサ38の故障が少なくなる。
なお、光透過部材としてのガラス板72は、測距センサ38の光路(発光素子38aから射出する赤外光L1の光路と、位置検出素子38bに入射する反射光L2の光路と、である。)を屈曲させないものであることが好ましい。
さらに、本実施の形態7における粉体供給装置20は、測距センサ38の出力値に応じたトナー残量に係わる情報を装置の外部(監視センター80である。)に通信できるように構成されている。
詳しくは、画像形成装置(粉体供給装置20)は、LAN81を介して監視センター80に接続されている。そして、監視センター80にて、ネットワークを介して、粉体収容部31内のトナー残量や画像形成装置の状態が監視される。このとき、粉体収容部31内のトナー残量の情報については、プレ・ニアエンド、ニアエンド、トナーエンドの情報とは別に、粉体収容部31内のトナー残量の絶対量が監視センターにて認識される。このような、監視システムを構築することで、サービスマンがユーザーの画像形成装置の使用状況を確認できて、粉体収容部の交換時期や画像形成装置の異常を事前に細やかに把握することができる。
以上説明したように、本実施の形態7でも、前記各実施の形態と同様に、気体噴出部33によって粉体収容部31の底部から気体を噴出しながら、搬送手段22、37、40、41によって吸引管37の吸引口37aからトナーを吸引するとともに、粉体収容部31内のトナーの残量を検知する測距センサ38(検知手段)を設けているために、トナーにダメージを与えることなく、微量なトナー供給量の調整が可能となり、トナー飛散がなく、画像形成装置本体1(供給先)にダウンタイムが生じるのを抑止することができる。
なお、前記各実施の形態では、トナーを供給先に供給する粉体供給装置20に対して本発明を適用したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を供給先に供給する粉体供給装置に対しても当然に本発明を適用することができる。その場合、粉体収容部内の2成分現像剤の残量を検知する検知手段として透磁率センサを用いることもできる。
さらに、以下の粉体供給装置に対しても本発明を適用することができる。
(1)樹脂成型機に成型材料(ペレット)を補充する粉体供給装置(補充機)
(2)小麦粉、肥料、家畜用飼料等を移送する紛体供給装置
(3)紛末又は液体から成る薬品や錠剤等を搬送する製造現場で用いられる粉体供給装置
(4)セメントを移送する粉体供給装置
(5)工業用塗料に空気を分散させることで粘度を下げて搬送する工業用塗料用の粉体供給装置
(6)道路塗装成分や空気ベッドの内填材等に用いる工業用ガラスビーズを搬送する粉体供給装置
なお、2成分現像剤やガラスビーズ等の硬度が高い粉体を用いる場合には、気体噴出部33(流動床)をPE、PC等の樹脂材料で形成すると経時でダメージを受けて多孔質部材の孔部が塞がれる可能性がある。したがって、そのような場合には、気体噴出部を銅や鉄の焼結部材や細かい目の金属メッシュフィルタで形成することが好ましい。
また、前記各実施の形態では、粉体供給装置20を画像形成装置本体1の外部に独立して設置したが、粉体供給装置20を画像形成装置本体1の内部に一体的に設けることもできる。
また、前記各実施の形態における粉体収容部31内に、クリーニング部8で回収された廃トナーを収容する回収容器(例えば、回収量に応じて容積を増すフレキシブルな袋状容器である。)を設置することもできる。その場合、画像形成装置本体1から回収容器までの廃トナーの搬送は、ポンプを用いておこなうことができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す外観図である。 画像形成装置本体と粉体供給装置とを示す概略図である。 粉体供給装置に粉体収容部が着脱される状態を示す概略図である。 粉体供給装置を示す構成図である。 粉体供給装置を示す上面図である。 粉体供給装置の粉体収容部を示す構成図である。 吸引管の近傍を示す部分拡大図である。 測距センサを示す概略図である。 この発明の実施の形態2における粉体供給装置の吸引管を示す概略図である。 この発明の実施の形態3における粉体供給装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 図10に続く制御を示すフローチャートである。 図11に続く制御を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4における粉体供給装置の回路を示す図である。 別の回路を示す図である。 この発明の実施の形態5における粉体供給装置でおこなわれる制御を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態6における粉体供給装置の粉体収容部を示す概略図である。 この発明の実施の形態7における粉体供給装置を示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置(装置本体)、 5 現像部(現像装置)、
9 トナーホッパ(供給先)、 19 トナー容器、
20 粉体供給装置、
21 供給装置本体(固定ユニット)、
22 ポンプ、 24 エアーポンプ、
31 粉体収容部(通いトナータンクユニット)、
33 気体噴出部、 35 フィルタ、
37 吸引管、 37a 整流部材、
38 測距センサ(検知手段)、
40 吸引チューブ、 41、44 チューブ、
44a 第1チューブ、 44b 第2チューブ、 44c 第3チューブ、
47、47a〜47c ケーブル、
61 支柱、 62 第2気体噴出部、 65 保持部材、
70 残量メータ(表示手段)、 72 ガラス板(光透過部材)。

Claims (13)

  1. 粉体を供給先に供給する粉体供給装置であって、
    内部に粉体を収容するとともに、内部に向けて気体を噴出する気体噴出部を底部に具備した粉体収容部と、
    前記粉体収容部に収容された粉体を吸引口から吸引して前記供給先に向けて搬送する搬送手段と、
    前記粉体収容部の内部に収容された粉体の残量を検知する検知手段と、
    を備え、
    前記検知手段は、前記粉体収容部に収容された粉体の粉面までの距離を測定する測距センサであって、前記気体噴出部が稼動されて所定時間が経過した後に前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知するように制御されることを特徴とする粉体供給装置。
  2. 前記測距センサは、前記粉体収容部の上方であって粉体に埋没しない位置に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の粉体供給装置。
  3. 前記測距センサの出力値が所定値に達したときに前記粉体収容部に収容された粉体の残量がないものと検知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の粉体供給装置。
  4. 前記測距センサの出力値に応じた粉体の残量に係わる情報を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の粉体供給装置。
  5. 前記測距センサの出力値に応じた粉体の残量に係わる情報を装置の外部に通信できるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の粉体供給装置。
  6. 前記検知手段は、前記粉体収容部に収容された粉体の消費にともないその粉面が低下して前記吸引口近傍のトナーがなくなる状態になる前に前記粉体収容部に収容された粉体の残量がないものと検知することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の粉体供給装置。
  7. 前記検知手段が装置に対して電気的に接続されていることを検知する第2検知手段を備え、
    前記第2検知手段によって前記検知手段の電気的な接続が検知できないときに装置の稼動をおこなわないように制御されることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の粉体供給装置。
  8. 前記測距センサは、前記粉体収容部の上面に着脱自在に配設された蓋に一体的に設置されたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の粉体供給装置。
  9. 前記検知手段によって所定時間連続的に検知された検知結果に基いて前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の粉体供給装置。
  10. 前記検知手段によって複数回連続的に検知された検知結果に基いて前記粉体収容部に収容された粉体の残量を検知することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の粉体供給装置。
  11. 前記粉体は、トナーであることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の粉体供給装置。
  12. 前記粉体は、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤であることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の粉体供給装置。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載の粉体供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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