JP4924371B2 - 回路遮断器の端子装置 - Google Patents
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Description
一方、制御盤などの盤内で前記コンビネーションスタータを構築する場合に、従来では回路遮断器(マニュアルモータスタータ)と電磁接触器との間に専用付属品の接続モジュールを介装し、この接続モジュールを介して回路遮断器の負荷側端子と電磁接触器の電源側端子との間を電気的・機械的に接続するようにしている(例えば、非特許文献1,特許文献1参照)。
次に、前記接続モジュールを用いて構築したコンビネーションスタータの従来構成を図12〜図14に示す。各図において、1は回路遮断器(マニュアルモータスタータ)、1a,1bは回路遮断器1の本体ケースの両端の端子台に設けた電源側端子,負荷側端子、2は電磁接触器、2a,2bは電磁接触器の電源側端子,負荷側端子、3はケース内に接続バー3aを有する接続モジュールであり、コンビネーションスタータを構築するには、図14で示すように回路遮断器1と電磁接触器2との間に接続モジュール3を介装し、接続モジュール3のケースから前後に突き出した接続バー3aを回路遮断器1の負荷側端子1bと電磁接触器2の電源側端子2aにねじ締結してコンビネーションスタータを構築している。なお、盤内にベースプレート(据付け台板)を設置した上で、このベースプレート上に回路遮断器1,電磁接触器2,接続モジュール3を搭載た機種もある。
製品カタログ"富士マニュアルモータスタータ コンビネーションスタータ"(第6−7頁)、[online]、富士電機機器制御株式会社、[平成19年10月10日検索]、インターネット<http://www.fujielectric.co.jp/fcs/jpn/edc/catalog2/EH530b/EH530b_1.pdf>
そこで、本発明の目的は、従来の接続モジュールを使用せずに、回路遮断器と電磁接触器の本体ケース同士を直接突き合わせて設置した状態で、両者の間を電気的・機械的に接続してコンビネーションスタータを構築できるようにした省スペース化,および取扱性に優れた回路遮断器の端子装置を提供することにある。
(1)前記の導電接続部材は平角導体からなるバー導体で、その取付基部には格納位置,および端子間の接続位置に対応する箇所に端子ねじの通し穴を穿孔するとともに、バー導体の先端には電磁接触器の電源側端子に差し込んでねじ締結するフォーク状の接続部を形成する(請求項2)。
(2)回路遮断器の負荷側端子と導電接続部材との間を可撓性の接続線で接続する(請求項3)。
(3)前記の負荷側端子を挟んでその左右両側に立設した本体ケースの相間隔壁に負荷側端子および導電接続部材の左右側縁を嵌入支持するガイド溝を形成する(請求項4)。
(4)回路遮断器の据付け面を基準にした負荷側端子の高さ位置と電磁接触器の電源側端子の高さ位置との相対段差に対応して、導電接続部材の取付基部と先端側の接続部との中間部位にクランク状に屈曲した段差部を形成する(請求項5)。
これにより、従来の接続モジュールが不要となるので、盤内に構築するコンビネーションスタータの設置面積を縮減して省スペース,コストの低減化が図れる。
ここで、導電接続部材4はプレス形成した平角状のバー導体で、図4に示すように導体片の取付基部には後記する格納位置,および端子間の接続位置に対応する箇所に端子ねじ1cの通し穴4a,4bを穿孔するとともに、導体片の先端側には電磁接触器2の電源側端子2aに差し込んでねじ締結するフォーク状(二股形状)の接続部4cを形成し、さらに取付基部の後端には図3で示すように負荷側端子1bとの間に接続する可撓性の接続線5(平編,撚り銅線,あるいは銅箔の積層導体)をロウ付け,スポット溶接するための接合座4dが形成されている。
一方、回路遮断器1の端子台に配した負荷側端子1bは、図5で示すような逆L字形で、その端子の上面には前記した導電接続部材4のねじ通し穴4a,4bの配列ピッチに合わせて端子ねじ1cを螺設するねじ穴1b−1、および別の補強ねじを螺設するねじ穴1b−2を形成し、さらに該端子の背面には前記した可撓性の接続導体5を接続する接合座1b−3を形成している。
なお、図2(a),(b)で示すように、図示実施例の回路遮断器1,電磁接触器2においては、前記した各極の負荷側端子1b,電源側端子2aおよび導電接続部材4の左右両側に立設した相間隔壁(絶縁バリア)1e,2eの壁面に前後方向に延在するガイド溝1e−1,2e−1を形成しておき、このガイド溝1e−1,2e−1に負荷側端子1b,電源側端子2aおよび導電接続部材4の格納,接続位置でその左右側縁を嵌入して案内支持するようにしている。また、回路遮断器1の端子台には端子カバー1dを設けておき、端子の接続作業を行う際に端子カバー1dを外して外部から導電接続部材4にアクセスできるようにしている。
なお、回路遮断器1を単体で使用する場合には、端子ねじ1cを緩めた上で配線用の電線を負荷側端子1bと導電接続部材4との間に差し込み、その後に端子ねじ1cを締め付けて電線と接続する。また、この場合に電線を接続位置で強固に保持するには、図7で示すように導電接続部材4のねじ通し穴4a(図4参照)に挿入した固定ねじ6を負荷側端子1bのねじ穴1b−2(図5参照)に螺合して電線を2本のねじで強固に締め付けることができる。
これにより、図8のように回路遮断器1と電磁接触器2を突き合わせて盤内の据付け面に並置した状態で、回路遮断器1の端子台から導電接続部材4を端子間の接続位置に引き出すことにより、前記の相対的な段差ΔHを補償して導電接続部材4の先端に形成したフォーク状の接続部4cを電磁接触器2の電源側端子2aに支障なく差し込み接続することができる。なお、図11は導電接続部材4を回路遮断器1の端子台の内方に格納して電磁接触器2と切り離した状態を表しており、導電接続部材4は中間の段差部4eを逆L字状に屈曲した負荷側端子1bの背後側に重ね合わせ、この位置でフォーク状の接続部4cを端子ねじ1cで負荷側端子1bのねじ穴1b−1に螺合して格納位置に締結保持する。
1b 負荷側端子
1b−1 ねじ穴
1c 端子ねじ
1e 相間隔壁
1e−1 ガイド溝
2 電磁接触器
2a 電源側端子
2c 端子ねじ
2e 相間隔壁
2e−1 ガイド溝
4 導電接続部材
4a,4b 端子ねじの通し穴
4c フォーク状の接続部
5 可撓性接続線
Claims (5)
- 電磁接触器と組み合わせてコンビネーションスタータを構築する回路遮断器の本体ケースの一端に設けた負荷側端子と、該負荷側端子に接続される取付基部と、該取付基部の先端に電磁接触器の電源側端子に接続される接続部を有する導電接続部材とを備え、該導電接続部材は接続部を本体ケース内に格納する格納位置と、接続部を本体ケースから引き出した端子間の接続位置へ移動可能にされており、前記格納位置から引き出した前記導電接続部材の接続部を前記接続位置で電磁接触器の電源側端子と電気的・機械的に接続するようにしたことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
- 請求項1に記載の端子装置において、導電接続部材は平角導体からなるバー導体で、その取付基部には格納位置,および端子間の接続位置に対応する箇所に端子ねじの通し穴を穿孔するとともに、バー導体の先端には電磁接触器の電源側端子に差し込んでねじ締結するフォーク状の接続部を形成したことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
- 請求項1または2に記載の端子装置において、回路遮断器の負荷側端子と導電接続部材との間を可撓性の接続線で接続したことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
- 請求項2または3に記載の端子装置において、負荷側端子を挟んでその左右両側に立設した本体ケースの相間隔壁に負荷側端子および導電接続部材の左右側縁を嵌入支持するガイド溝を形成したことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
- 請求項2ないし4のいずれかに記載の端子装置において、回路遮断器の据付け面を基準にした負荷側端子の高さ位置と電磁接触器の電源側端子の高さ位置との相対段差に対応して、導電接続部材の取付基部と先端側の接続部との中間部位にクランク状に屈曲した段差部を形成したことを特徴とする回路遮断器の端子装置。
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