JP4923939B2 - オーディオ再生装置 - Google Patents

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Description

この発明は、オーディオ再生装置に関する。
いわゆるミニコンポや薄型のテレビなどでは、口径の小さいスピーカが使用されているが、そのスピーカを収納しているエンクロージャ(スピーカボックス)の容積も小さい傾向にある。このため、スピーカの共振周波数f0が100Hz程度あるいはそれ以上に高くなっている。
そして、一般に、スピーカに共振周波数f0以下のオーディオ信号を供給すると、周波数が低くなるにつれて基本波成分の出力音圧が次第に低下していくとともに、歪み成分(高調波成分)が急速に増加していく傾向がある。
したがって、上記のような口径の小さいスピーカを使用したオーディオ機器では、スピーカの共振周波数f0以下の低音を十分に再生することができない。
ところで、楽器の音は、基音とその倍音とから構成され、その割り合いが音色を決定している。そして、人間の聴感は、基音が出力されていなくても、その倍音が出力されていれば、あたかもその基音が出力されているかのように知覚することが、心理音響的に実証されている。
そこで、そのような知覚特性を利用して低音感が得られるようにしたオーディオ装置が考えられている。図13は、そのようなオーディオ装置の一例を示すもので、符号5が低音感の改善の対象となるスピーカである。
そして、オーディオ信号S1が、入力端子1を通じてハイパスフィルタ2に供給されて図14Aに示すように、スピーカ5の共振周波数f0以上の中高域成分S2が取り出され、この中高域成分S2が加算回路3に供給される。また、入力端子1のオーディオ信号S1がバンドパスフィルタ7に供給されて図14Bに示すように、周波数帯域f0/2〜f0に含まれる低域成分S7が取り出され、この低域成分S7がピッチシフト回路8に供給される。
このピッチシフト回路8は、これに供給された低域成分S7の周波数を2倍に逓倍するものであり、したがって、ピッチシフト回路8からは、図14Cに示すように、周波数がf0〜2f0の逓倍波成分S8、すなわち、倍音成分S8が出力される。
そして、この倍音成分S8が加算回路3に供給されて中高域成分S2に加算され、加算回路3からは図14Dに示すように、低域成分S7の倍音成分S8が増強されたオーディオ信号S3が取り出され、この信号S3がパワーアンプ4を通じてスピーカ5に供給される。したがって、スピーカ5からは、図14Dに示すような周波数特性の音響出力、すなわち、低域成分S7の倍音成分S8が増強された音響が出力される。
そして、この場合、スピーカ5からは、低域成分S7の音響は出力されないが、この低域成分S7が基音成分に対応するとともに、その倍音成分S8の音響が出力されるので、上述のように、リスナには低域成分S7の音響が出力されているかのように知覚され、したがって、スピーカ5が小口径であっても、低音感を得ることができる。
なお、一般的には、低域成分S7を逓倍処理して倍音成分S5を生成した場合、その倍音成分S8の周波数が200Hz程度以下であれば、聴感上違和感を感じないとされている。
先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開平8−213862号公報
ところが、上述のオーディオ再生装置の場合、倍音成分S8は、低域成分S7の高調波歪み成分と類似する成分でもある。このため、低音感を強めるために倍音成分S8を増やすと、歪み感が強くなってしまい、逆に、歪み感を弱めるために倍音成分S8を減らすと、低音感が弱くなってしまう。つまり、低音感と歪み感とがトレードオフの関係にある。
この発明は、このような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
N=2
ただし、n=1〜6の整数
f0:スピーカの共振周波数
f1:ある信号の基本波成分を逓倍したとき、その結果の逓倍波成分に聴感上の違和感を生じない周波数の上限値
とするとき、
オーディオ信号から上記共振周波数f0以上の中高域成分を取り出すハイパスフィルタと、
上記オーディオ信号から、周波数が帯域f0/N〜f1/Nに含まれる低域成分をそれぞれ取り出すn個のバンドパスフィルタと、
このn個のバンドパスフィルタの出力のそれぞれをN逓倍してN倍の倍音成分を形成するn個のピッチシフト回路と、
上記倍音成分が供給されてそのレベルを動的に制御する利得制御回路と、
この利得制御回路の入力レベルを検出するレベル検出回路と、
上記ハイパスフィルタにより取り出された中高域成分と、上記利得制御回路から出力される上記倍音成分とを加算する加算回路と
を有し、
上記利得制御回路において上記レベル検出回路の検出出力により上記倍音成分のレベルを動的に制御するとともに、
上記加算回路の出力信号を上記スピーカに供給する
ようにしたオーディオ再生装置
とするものである。
この発明によれば、オーディオ信号の低域成分の周波数がスピーカの共振周波数f0より低い場合には、その低域成分の倍音成分の音響を出力するようにしているので、この倍音成分により低音感を得ることができる。また、倍音成分を出力するとき、そのレベルを動的に変化させているので、メリハリのある低音感を得ることができるとともに、歪み感を軽減することができる。
〔1〕 第1の例
図1は、この発明の第1の実施例を示すもので、符号5が低音感の改善の対象となる口径の小さいスピーカである。なお、ここで、
f0:スピーカ5の共振周波数。この例では、100Hz付近あるいはそれ以下。
f1:ある信号の基本波成分を逓倍したとき、その結果の逓倍波成分に聴感上の違和感を生じない上限の周波数(逓倍結果の信号の周波数)。一般には200Hz程度。
とする。この例においては、f0=f1/2(あるいはf0≦f1/2)とする。また、2チャンネルステレオやマルチチャンネルステレオの場合には、各チャンネルを図1の構成とすることができる。
そして、オーディオ信号S1が、入力端子1を通じてハイパスフィルタ2に供給されて図2Aに実線で示すように、スピーカ5の共振周波数f0以上の中高域成分S2が取り出され、この中高域成分S2が加算回路3に供給される。また、通過帯域が周波数f0〜f1、この例においては、100Hz〜200Hzのバンドパスフィルタ11が設けられ、入力端子1からのオーディオ信号S1が、このバンドパスフィルタ11に供給されて図2Aに破線で示すように、周波数帯域がf0〜f1の低域成分S11が取り出され、この低域成分S11がアッテネータ回路13を通じて加算回路3に供給される。
さらに、通過帯域が周波数f0/2〜f1/2、この例においては、50Hz〜100Hzのバンドパスフィルタ21が設けられ、入力端子1からのオーディオ信号S1が、このバンドパスフィルタ21に供給されて図2Bに示すように、周波数がf0/2〜f1/2の低域成分S21が取り出され、この低域成分S21がピッチシフト回路22に供給される。
このピッチシフト回路22は、その一例を後述するが、これに供給された低域成分S21の周波数を2倍に逓倍するものであり、したがって、ピッチシフト回路22からは、図2Cに示すように、2倍の周波数の倍音成分S22、すなわち、周波数がf0〜f1の倍音成分S22が出力される。そして、この2倍の倍音成分S22が後述する利得制御回路23に供給されてレベルの制御された倍音成分S23とされ、この倍音成分S23が加算回路3に供給される。
こうして、加算回路3からは、図2Dに示すように、中高域成分S2に、低域成分S11と、2倍の倍音成分S22とが所定の割り合いで加算されたオーディオ信号S3が取り出される。そして、この加算信号S3がパワーアンプ4を通じてスピーカ5に供給される。
この発明においては、以上に加えてさらに次のように構成される。すなわち、上記のように利得制御回路23が設けられるとともに、ピッチシフト回路22から出力される倍音成分S22がレベル検出回路71に供給され、例えば図3に示すように、倍音成分S22の1サイクル期間、すなわち、例えば、極性が負から正に反転する時点から、次に負から正に反転する時点までの期間Txを1サイクル期間とし、この1サイクル期間Txにおけるピークレベル(絶対値)V22が検出され、この検出信号S71が利得制御回路23にその利得の制御信号として供給される。
図4は、利得制御回路23の制御特性の一例を示すもので、横軸は、利得制御回路23に供給される倍音成分S22の入力レベル、すなわち、検出信号S71が検出した1サイクル期間Txにおける倍音成分S22のピークレベルV22を示し、縦軸は、利得制御回路23から出力される倍音成分S23の出力レベルV23を示す。なお、破線Bは、ピークレベルV22(入力レベル)にかかわらず利得が1倍の場合の特性を、参考のために示す。
そして、
VLM:あらかじめ設定された所定の上限値
VTH:あらかじめ設定された所定のスレッショールドレベル
ただし、VLM>VTH
とすると、利得制御回路23の制御特性は折れ線の特性Aで示され、
V22≧VLMのとき、V23=VMAXに制限する。
V22<VLMのとき、レベルV23はレベルV22にリニアに比例する。
VTH<V22<VLMのとき、利得は1倍よりも大きい。
V22=VTHのとき、利得は1倍となる。
V22<VTHのとき、利得は1倍よりも小さい。
とされている。
そして、倍音成分S22は、1サイクル期間Txごとに、検出信号S71および制御特性Aにしたがってレベルが制御され、倍音成分S23とされる。なお、1サイクル期間Txが終了するまでは、その1サイクル期間TxにおけるピークレベルV22を知ることはできないが、以下においては、簡単のため、1サイクル期間Txの開始時に、その1サイクル期間TxおけるピークレベルV22を検出できるものとする。なお、このような検出および制御を実現するには、レベル制御される倍音成分S22をあらかじめ遅延させておき、対応する検出信号S71と同期させればよい。
このような構成によれば、入力端子1にオーディオ信号S1が供給されると、ピッチシフト回路22により低域成分S21の2倍の倍音成分S22が形成されるとともに、この倍音成分S22が利得制御回路23によりレベルが制御された倍音成分S23とされ、この倍音成分S23と低域成分S11とが、加算回路3において、中高域成分S2に加算される。したがって、加算回路3からは、図2Dに示すような周波数特性のオーディオ信号S3が出力されるが、この信号S3がスピーカ5に供給され、その音響が出力される。
そして、この場合、スピーカ5からは共振周波数f0以下の基音成分の音響はほとんど出力されないが、低域成分S21(図2B)の倍音成分S22の音響が出力されるので、上述のように、リスナには共振周波数f0以下の音響が出力されているかのように知覚され、したがって、スピーカ5が小口径であっても、低音感を得ることができる。
また、利得制御回路23が図4に示すような制御特性を有するので、出力される倍音成分S23の波形(レベル)は、図3に破線に示すようになる。すなわち、倍音成分S22のある1サイクル期間TxのピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも小さいときには、図4に矢印Cにより示すように、倍音成分S23の出力レベルV23は、本来の大きさよりも小さくなる。また、倍音成分S22のある1サイクル期間TxのピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも大きいときには、図4に矢印Dにより示すように、倍音成分S23の出力レベルV23は本来の大きさよりも大きくなる。
したがって、利得制御回路23から出力される倍音成分S23のレベル(波形)V23は、図3に破線により示すように、ピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも小さい1サイクル期間Txでは、より小さくなり、逆にピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも大きい1サイクル期間Txでは、より大きくなる。こうして、倍音成分S23は、レベルが動的に変化するので、メリハリのある低音感を得ることができるとともに、歪み感を抑えることができる。
また、図2A、Dにも示すように、もとの入力オーディオ信号S1に含まれる低域成分S11も増強しているので、低音感を自然なものとすることができる。
〔2〕 第2の例
図5は、この発明の第2の実施例を示すもので、この例においては、より有効に低音感が得られるようにした場合である。すなわち、図6A(図2Aと同じ)にも示すように、図1の装置と同様、入力オーディオ信号S1から中高域成分S2および低域成分S11が取り出され、加算回路3に供給される。
また、入力オーディオ信号S1が、バンドパスフィルタ21に供給されて図6Bに破線で示すように、周波数がf0/2〜f1/2の低域成分S21が取り出され、この低域成分S21がピッチシフト回路22に供給され、ピッチシフト回路22からは、図6Bに実線で示すように、2倍の周波数の倍音成分S22、すなわち、周波数がf0〜f1の倍音成分S22が取り出される。
さらに、入力オーディオ信号S1が、バンドパスフィルタ41に供給されて図6Bに破線で示すように、周波数がf0/4〜f1/4の低域成分S41が取り出され、この低域成分S41がピッチシフト回路42に供給され、ピッチシフト回路42からは、図6Bに実線で示すように、4倍の周波数の倍音成分S42、すなわち、周波数がf0〜f1の倍音成分S42が取り出される。
そして、ピッチシフト回路22からの倍音成分S22と、ピッチシフト回路42からの倍音成分S42とが加算回路24に供給され、加算回路24からは図6Cに示すように、倍音成分S22、S42を有する倍音成分S24が取り出される。そして、この倍音成分S24が利得制御回路23を通じて加算回路3に供給され、加算回路3からは、図6Dに示すように、中高域成分S2に、低域成分S11と、2倍の倍音成分S22と、4倍の倍音成分S42とが所定の割り合いで加算されたオーディオ信号S3が取り出される。そして、この加算信号S3がパワーアンプ4を通じてスピーカ5に供給される。
さらに、この場合、加算回路24から出力される倍音成分S24が利得制御回路23に供給されるとともに、レベル検出回路71に供給され、倍音成分S24の1サイクル期間Txごとに、その1サイクル期間TxにおけるピークレベルV22が検出され、この検出信号S71が利得制御回路23にその1サイクル期間Txにおける利得の制御信号として供給される。
したがって、この例においては、図6Dに示すような周波数特性のオーディオ信号S3がスピーカ5に供給されるので、スピーカ5からは共振周波数f0以下の基音成分の音響がほとんど出力されないが、2倍の倍音成分S22および4倍の倍音成分S42の音響が出力されるので、リスナには共振周波数f0以下の音響が出力されているかのように知覚され、したがって、スピーカ5が小口径であっても、低音感を得ることができる。
また、利得制御回路23から出力される倍音成分S23のレベル(波形)V23は、図3に破線により示すように、ピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも小さい1サイクル期間Txでは、より小さくなり、逆にピークレベルV22がスレッショールドレベルVTHよりも大きい1サイクル期間Txでは、より大きくなる。
したがって、倍音成分S23は、そのレベルが動的に変化するので、メリハリのある低音感を得ることができるとともに、歪み感を抑えることができる。
さらに、例えば図7Aに示すように、低域成分S21(S41)の周波数が35Hzであれば、この低域成分S21から2倍の周波数の倍音成分S22(破線図示)を形成しても、その周波数は70Hzであり、スピーカ5により再生することはできない。
しかし、図5の装置においては、低域成分S21(S41)の周波数が35Hzであれば、この低域成分S21、すなわち、低域成分S41がバンドパスフィルタ41を通じてピッチシフト回路42に供給されて4倍の周波数140Hzの倍音成分S42(実線図示)が形成され、この倍音成分S42が加算回路24に供給される。したがって、低域成分S21(S41)の周波数が35Hzであっても、その4倍の周波数の倍音成分S42により低域成分S21に対応する低音感を得ることができる。
また、例えば図7Bに示すように、低域成分S41(S21)の周波数が60Hzであれば、この低域成分S41から4倍の周波数の倍音成分S42(破線図示)を形成すると、その周波数は240Hzであり、倍音を付加するときの上限周波数f1(≒200Hz)を越えているので、この倍音成分S42をスピーカ5に供給すると違和感を与える音響となってしまう。
しかし、図5の装置においては、低域成分S41(S21)の周波数が60Hzであれば、この低域成分S41、すなわち、低域成分S21はバンドパスフィルタ21を通じてピッチシフト回路22に供給されて2倍の周波数120Hzの倍音成分S22(実線図示)とされ、この倍音成分S22が加算回路24に供給される。したがって、低域成分S41(S21)の周波数が60Hzであっても、その2倍の周波数の倍音成分S22により低域成分S41に対応する低音感を得ることができる。
〔3〕 第3の例
図8は、この発明の第3の実施例を示すもので、f0>f1/2であっても、有効に低音感が得られるようにした場合である。すなわち、図5の装置と同様、入力オーディオ信号S1から中高域成分S2および低域成分S11が取り出され、加算回路3に供給される。
また、図5の装置と同様、バンドパスフィルタ21、41、ピッチシフト回路22、42および加算回路24により、図9A(図6Cと同じ)に示すように、2倍および4倍の倍音成分S22、S42が加算された倍音成分S24が形成され、この倍音成分S24が、ローパスフィルタ25に供給される。このローパスフィルタ25は、図9Bに例えば曲線F25により示すように、共振周波数f0付近をカットオフ周波数とし、上限周波数f1では入力信号成分をほぼ遮断する周波数特性を有するものである。
したがって、ローパスフィルタ25からは、倍音成分S24のうち、違和感を与えない2倍および4倍の倍音成分S25(ハッチング部分)が出力される。そして、この倍音成分S25が、利得制御回路23を通じて加算回路3に供給されるとともに、レベル検出回路71に供給され、倍音成分S25の1サイクル期間Txごとに、その1サイクル期間TxにおけるピークレベルV22が検出され、この検出信号S71が利得制御回路23にその1サイクル期間Txにおける利得の制御信号として供給される。
このような構成によれば、図5の装置と同様、ピッチシフト回路22、42により低域成分S21あるいはS41の2倍あるいは4倍の周波数の倍音成分S22あるいはS42が形成され、これがオーディオ信号S2に付加されるので、上述のように、スピーカ5からは共振周波数f0以下の音響が出力されているかのように知覚され、したがって、スピーカ5が小口径であっても、低音感を得ることができる。
そして、この場合、加算回路3において、中高域成分S2に2倍および4倍の倍音成分S23が加算されるが、この倍音成分S23は、ローパスフィルタ25により上限周波数f1に近づくにつれてレベルが小さくされているので、例え倍音成分S24に上限周波数f1を越えるような信号成分が含まれていても、倍音成分S23には含まれない。この結果、例えばf0>f1/2であっても、違和感を与えるこなく、低音感を得ることができる。
〔4〕 ピッチシフト回路22、42の例
低域成分S21、S41の2倍あるいは4倍の周波数の倍音成分S22、S42は、例えば図10に示すような方法により形成することができる。すなわち、今、図10Aに示すように、正弦波信号SAの1サイクルにD/A変換できるデジタルデータDAが、メモリに保存されているとする。なお、記号●は、そのサンプル点を示す。また、期間TAは、その正弦波信号SAの1サイクル期間、期間1/fcは1サンプル期間とする。
そして、このデジタルデータDAをメモリから読み出す場合、書き込み時と等しいクロック周波数fcで1サンプルずつ順に読み出せば、期間TAに、正弦波信号SAの1サイクルを得ることができる。
また、デジタルデータDAをメモリから読み出す場合、図10Bに示すように、書き込み時と等しいクロック周波数fcで、2番地につき1番地の割り合いで間引いて読み出すとともに、その読み出しを2回繰り返すとき、期間TAに、正弦波信号SAの2倍の周波数の正弦波信号SBを2サイクル得ることができる。つまり、期間TAに、正弦波信号SAの2倍の周波数の倍音成分SBを得ることができる。
さらに、デジタルデータDAをメモリから読み出す場合、図10Cに示すように、書き込み時と等しいクロック周波数fcで、4番地につき1番地の割り合いで間引いて読み出すとともに、その読み出しを4回繰り返すと、期間TAに、正弦波信号SAの4倍の周波数の正弦波信号SCを4サイクル得ることができる。つまり、期間TAに、正弦波信号SAの4倍の周波数の倍音成分SCを得ることができる。
したがって、ピッチシフト回路22(および42)は、例えば図11に示すように構成することができる。すなわち、図11において、符号22Mは例えばリングバッファにより構成されて実質的に十分な大きさのアドレス(容量)を有するメモリ回路を示す。また、低域成分S21が例えば図12Aに示すような波形であり、これをA/D変換した信号がデジタルデータD21であり、そのサンプリング周波数(クロック周波数)はfcであるとする。
さらに、このデジタルデータD21(低域成分S21)の極性が、例えば負から正に反転する時点を、時点txとする。また、ある時点txからその次の時点txまでの期間、すなわち、低域成分S21の1サイクル期間を、期間Txとする。
そして、図11において、デジタルデータD21が入力端子22Aを通じてメモリ回路22Mに供給され、図12Aに示すように、デジタルデータD21は、その1サンプル分ごとにメモリ回路22Mの各アドレスに順に書き込まれていく。したがって、図12の期間Txが図10の期間TAに対応し、図12Aは図10Aに対応する。
また、この書き込みと同時に、メモリ22から、1つ前の期間Txにメモリ22に書き込まれたデジタルデータD21が読み出される。図12では、簡単のため、書き込み側の期間Txと、読み出し側の期間Txとが同一であるとしている。
このメモリ22からの読み出しは、図10Bと同様に実行されるものであり、すなわち、書き込み時と等しいクロック周波数fcで、2番地につき1番地の割り合いで間引いて読み出すものである。また、期間Txに、その読み出しを2回繰り返すものである。したがって、この読み出したデジタルデータD22をD/A変換すれば、もとの低域成分S21の2倍の周波数の倍音成分S22を得ることができる。
さらに、低域成分S41についても、同様にA/D変換してメモリに書き込み、図10Cと同様に読み出せば、すなわち、書き込み時と等しいクロック周波数fcで、4番地につき1番地の割り合いで間引いて読み出すとともに、期間Txにその読み出しを4回繰り返せば、その読み出したデジタルデータをD/A変換したとき、もとの低域成分S41の4倍の周波数の倍音成分S42を得ることができる。
〔5〕 まとめ
上述の装置によれば、低域成分S21の周波数がスピーカ5の共振周波数f0より低い場合でも、ピッチシフト回路22によりスピーカ5の共振周波数f0よりも高い周波数の倍音成分S22を形成し、これを中高域成分S2に付加してスピーカ5に供給するようにしているので、スピーカ5の口径が小さくても低音感を得ることができる。
しかも、その場合、逓倍成分S22のレベルを、そのレベルにしたがって例えば図3に示すように動的に変化させているので、メリハリのある低音感を得ることができるとともに、歪み感を軽減することができる。
さらに、低域成分S21を逓倍するとき、その逓倍結果の倍音成分が、スピーカ5の共振周波数f0と、上限周波数f1との間の帯域に収まるように、2逓倍あるいは4逓倍としているので、低音感に違和感を生じることがない。
また、例えば3倍の周波数の倍音成分は、もとの基音成分に対してオクターブの関係にないので、違和感を与えてしまうが、2倍あるいは4倍の周波数の倍音成分は、もとの基本波成分に対して1オクターブあるいは2オクターブ高い周波数の関係にあり、再生音に違和感を与えることがない。
〔6〕 その他
上述においては、レベル検出回路が、1サイクル期間TxにおけるピークレベルV22を検出し、その1サイクル期間Txに対する利得を制御したが、1サイクル期間Txにおける平均レベルを検出し、その1サイクル期間Txに対する利得を制御することもできる。あるいは検出回路71に供給される逓倍成分の1サンプルごとにレベルを検出して、すなわち、エンベロープを検出して利得を制御することもできる。また、そのとき、アタックタイム、リリースタイムなどをスピーカ5の特性を考慮して設定することができる。
さらに、利得制御回路23の制御特性を図4とは逆にすることもでき、すなわち、
V22>VTHのとき、利得は1倍よりも小さい。
V22=VTHのとき、利得は1倍となる。
V22<VTHのとき、利得は1倍よりも大きい。
とすることもでき、このようにする場合には、AGCのように作用するので、常に低音感を得ることができる。
また、上述において、入力オーディオ信号S1から出力オーディオ信号S3を得るまでの信号系は、実際には、DSPや専用のハードウェアを使用してデジタル処理により実現するので、例えば、ピッチシフト回路22と利得制御回路23とでメモリを共用したりすることができる。
また、上述においては、ピッチシフト回路22が、図10に示すように、入力された低域成分D21(S21)の1サイクルを単位(区切り)としてその単位ごとに2逓倍しているが、一定の期間を単位としてその単位ごとに2逓倍することもでき、その場合には、ある期間の波形の最後の部分と、次の期間の波形の最初の部分とが滑らかにつながるように処理することができる。
さらに、上述においては、周波数f0をスピーカ5の共振周波数としたが、実際の製品においては、低音感を得たい周波数に対応して他の周波数に設定することもできる。また、CDやSACDなどでは、かなり低い周波数の低域成分が記録されている場合もあるので、これらの低域成分からも低音感を得る場合には、2倍および4倍の倍音成分に加えて、8倍、16倍、32倍などの倍音成分、すなわち、周波数が上限周波数f1を越えない倍音成分であって、低音感を得たい低域成分のN倍(N=2。n=1〜6程度の整数)の倍音成分を付加することができる。
〔略語の一覧〕
A/D :Analog to Digital
AGC :Automatic Gain Control
CD :Compact Disc
D/A :Digital to Analog
DSP :Digital Signal Processor
SACD:Super Audio CD
この発明の一形態を示す系統図である。 この発明を説明するための周波数特性図である。 この発明を説明するための波形図である。 この発明を説明するための制御特性図である。 この発明の他の形態を示す系統図である。 図5の装置を説明するための周波数特性図である。 図5の装置を説明するための周波数特性図である。 この発明の他の形態を示す系統図である。 図8の装置を説明するための周波数特性図である。 この発明を説明するための波形図である。 この発明を説明するための系統図である。 図11の回路を説明するための波形図である。 この発明を説明するための系統図である。 図13の回路を説明するための周波数特性図である。
符号の説明
1…入力端子、2…ハイパスフィルタ、5…スピーカ、11、21および41…バンドパスフィルタ、22および42…ピッチシフト回路、23…利得制御回路、71…レベル検出回路

Claims (6)

  1. N=2
    ただし、n=1〜6の整数
    f0:スピーカの共振周波数
    f1:ある信号の基本波成分を逓倍したとき、その結果の逓倍波成分に聴感上の違和感を生じない周波数の上限値
    とするとき、
    オーディオ信号から上記共振周波数f0以上の中高域成分を取り出すハイパスフィルタと、
    上記オーディオ信号から、周波数が帯域f0/N〜f1/Nに含まれる低域成分をそれぞれ取り出すn個のバンドパスフィルタと、
    このn個のバンドパスフィルタの出力のそれぞれをN逓倍してN倍の倍音成分を形成するn個のピッチシフト回路と、
    上記倍音成分が供給されてそのレベルを動的に制御する利得制御回路と、
    この利得制御回路の入力レベルを検出するレベル検出回路と、
    上記ハイパスフィルタにより取り出された中高域成分と、上記利得制御回路から出力される上記倍音成分とを加算する加算回路と
    を有し、
    上記利得制御回路において上記レベル検出回路の検出出力により上記倍音成分のレベルを動的に制御するとともに、
    上記加算回路の出力信号を上記スピーカに供給する
    ようにしたオーディオ再生装置。
  2. f0:スピーカの共振周波数
    f1:ある信号の基本波成分を逓倍したとき、その結果の逓倍波成分に聴感上の違和
    感を生じない周波数の上限値
    とするとき、
    オーディオ信号から上記共振周波数f0以上の中高域成分を取り出すハイパスフィルタと、
    上記オーディオ信号から、周波数が帯域f0/2〜f1/2に含まれる第1の低域成分を取り出す第1のバンドパスフィルタと、
    上記オーディオ信号から、周波数が帯域f0/4〜f1/4に含まれる第2の低域成分を取り出す第2のバンドパスフィルタと、
    上記第1のバンドパスフィルタの出力を2逓倍して2倍の倍音成分を形成する第1のピッチシフト回路と、
    上記第2のバンドパスフィルタの出力を4逓倍して4倍の倍音成分を形成する第2のピッチシフト回路と、
    上記第1および第2のピッチシフト回路により形成された上記2倍の倍音成分および4倍の倍音成分を加算する第1の加算回路と、
    この第1の加算回路から出力される倍音成分が供給されてそのレベルを動的に制御する利得制御回路と、
    この利得制御回路の入力レベルを検出するレベル検出回路と、
    上記ハイパスフィルタにより取り出された中高域成分と、上記利得制御回路から出力される上記倍音成分とを加算する第2の加算回路と
    を有し、
    上記利得制御回路において上記レベル検出回路の検出出力により上記倍音成分のレベルを動的に制御するとともに、
    上記第2の加算回路の出力信号を上記スピーカに供給する
    ようにしたオーディオ再生装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載のオーディオ再生装置において、
    f0≦f1/2である
    ようにしたオーディオ再生装置。
  4. 請求項1に記載のオーディオ再生装置において、
    上記オーディオ信号から上記周波数f1以下の信号成分を取り出すローパスフィルタを設ける
    ようにしたオーディオ再生装置。
  5. 請求項2に記載のオーディオ再生装置において、
    上記第1の加算回路の出力のうち、上記周波数f1以上の周波数成分を制限するローパスフィルタを設け、
    このローパスフィルタの出力が上記利得制御回路に供給される
    ようにしたオーディオ再生装置。
  6. 請求項1に記載のオーディオ再生装置において、
    f0≦f1/2、n=1である
    ようにしたオーディオ再生装置。
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