JP4923039B2 - カノニカル形式で署名された数字の乗算器 - Google Patents

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Description

本発明は、乗算器に関し、特に、複数の定数を入力データに乗算する乗算器に関する。
多くのデジタル信号処理アプリケーションにおいて、複数の定数を入力データに乗算する必要がある。例えば、有限インパルス応答(FIR)フィルタ又は高速フーリエ変換(FFT)プロセッサの場合、一定の係数を入力データに乗算する必要がある。FIRフィルタ及びFFTプロセッサは、多くのデジタル信号処理アプリケーション、例えば、無線通信アプリケーションで用いられる。
乗算を行うためには演算負荷が増大するので、カノニカル形式で署名された数字の(canonical signed digit:CSD)乗算器により係数を表すことによって必要な計算を行うことが知られている。これによって、一連のシフト演算及び加算演算によって必要な乗算を行うことができる。b...bN−1の形式、すなわち、b(i=0,1,2,..,N−1)である場合のCSD形式の番号は、0,+1,−1の値の一つをとり、bは、二つ続けて零でない値とならない。
文献“Implementation of Orthogonal Frequency Division Multiplexing Modem Using Radix-N Pipeline Fast Fourier Transform (FFT) Processor”, Oh, et al, Jpn. J. Appl. Phys. Vol. 42 (2003) pp.1-6は、CSD符号化乗算器を実現するハードウェア構造を開示する。入力信号は、右シフト素子のセットを通じて並列にスイッチングネットワークに供給される。スイッチングネットワークは、必要な乗算係数に基づいて、右シフトされた入力を出力マルチプレクサのセットに供給するよう動作する。出力マルチプレクサは、処理されたデータを順次出力できるよう選択信号によって制御される。
この構造は、必要な乗算係数の数が増大すると複雑になる。特に、スイッチングネットワークの設計は、必要な乗算係数の数が増大すると複雑になり、同時に、出力マルチプレクサの各々のサイズも、必要な乗算係数の数が増大すると増大する。
この構造は、出力値が累積される前に低次のビットが破棄されるために構造が比較的大きな切捨て誤差を有するという不都合がある。
本発明によれば、CSD形式の選択された定数を入力データ値に乗算する乗算器であって、前記選択された定数が、複数のビット対を具え、
各々が前記選択された定数のビット対の各々によって制御され、各々が複数の入力部を有し、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零を前記入力部で受信するように接続され、前記選択された定数のビット対の各々の値に応じて、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零を出力するように制御される複数のマルチプレクサと、
各々が前記マルチプレクサの各々からの入力を受信するように接続され、前記選択された定数のビット対の各々に応じて、受信した入力を第1のビットシフト値又は第2のビットシフト値だけシフトするように適合され、前記第1のビットシフト値と前記第2のビットシフト値が1だけ異なる複数の可変シフトブロックと、
前記複数の可変シフトブロックからの出力を受信し、前記複数の可変シフトブロックからの出力を結合し、他のビットシフトを発生して、前記選択された定数を前記入力データ値に乗算した結果に等しい出力値を形成する結合回路とを具える乗算器を提供する。
これは、許容される切捨て誤差のレベルでCDS符号化乗算器をハードウェア内で有効に実現することができる利点を有する。
図1は、本発明による乗算器10の一般形態を示す。周知のように、カノニカル形式で署名された数字(CSD)の乗算器の機能は、一連の入力データ値に一つ以上の予め決定された定数を乗算することであり、この場合、入力データ値は2値形式であり、定数はCSD形式である。すなわち、入力データ値は、d...dM−1の形式、すなわち、d(i=0,1,2,..,M−1)であり、0又は+1の値のうちの一方をとり、それに対して、定数は、b...bN−1の形式、すなわち、b(i=0,1,2,...,N−1)であり、0,+1,−1の値の一つをとり、bは、二つ続けて零でない値とならない。
したがって、CSD乗算器は、入力データ値を受信し、予め決定された定数のうちの選択したものを入力データ値に乗算し、結果を出力値として生じる必要がある。
乗算の結果は、従来と同様にd...dM−1xb...bN−1となり、乗算器10は、この結果を適切な加算及びシフト演算によって計算する。
図1において、入力データ値は、データ線12上で受信される。入力データ値がmビット値である場合、データ線12はmビット線となる。データ線12上で受信した入力データ値は、n個のマルチプレクサ14,14,...,14n−1の各々の第1の入力部の各々に供給される。
第2の入力線16は、m個の零値を搬送し、これらm個の零値は、n個のマルチプレクサ14,14,...,14n−1の第2の入力部の各々に供給される。
データ線12で受信した入力データ値は、インバータ18にも供給され、入力データ値の二つの補数を形成し、入力データ値の結果的に得られる二つの補数の形態が、インバース線20を通じてマルチプレクサ14,14,...,14n−1の第3の入力部の各々に供給される。
マルチプレクサ14,14,...,14n−1は、第1の制御線22の制御信号によって制御される。既に説明したように、n個のマルチプレクサ14,14,...,14n−1が存在し、これは、CSD形式の定数がそれぞれ2nビットを有する場合である。すなわち、定数は、b...b2N−22N−1の形式、すなわち、b(i=0,1,2,...,N−1)であり、0,+1,−1の値の一つをとり、bは、二つ続けて零でない値とならない。
したがって、第1のマルチプレクサ14は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2のマルチプレクサ14は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4のビットbによって制御され、等々。その間、最後のマルチプレクサ14n−1は、この瞬時に用いられる定数の最後から2番目及び最後のビットb2n−22n−1によって制御される。
この瞬時に用いられる定数において、零でないビットが二つ連続しないと考えることができる。その理由は、これがCSD形式の状態だからである。したがって、一例として第1のマルチプレクサ14をとると、この組合せは、CSD表示のあり得る五つの値、すなわち、00,01,10,−10及び0−1を有する。
が00に等しい場合、第1のマルチプレクサ14が第2入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、全て零を送り出すように、第1のマルチプレクサ14が制御される。bが01又は10に等しい場合、第1のマルチプレクサ14が第1入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ14が制御される。bが0−1又は−10に等しい場合、第1のマルチプレクサ14が第3入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値の二つの補数の形態を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ14が制御される。
他のマルチプレクサは、この瞬時に用いられる定数からの各ビット対により対応する方法で制御される。
マルチプレクサ14,14,...,14n−1からの出力は、各可変シフトブロック24,24,...,24n−1に送り出され、各可変シフトブロック24,24,...,24n−1は、第2制御線26の制御信号によって制御される。
特に、第1の可変シフトブロック24は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2の可変シフトブロック24は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4のビットbによって制御され、等々。その間、最後の可変シフトブロック24n−1は、この瞬時に用いられる定数の最後から2番目及び最後のビットb2n−22n−1によって制御される。
可変シフトブロック24,24,...,24n−1を、右シフタ、左シフタ、又は右シフタと左シフタの組合せとすることができる。いずれにせよ、可変シフトブロック24,24,...,24n−1の各々の入力は、 マルチプレクサ14,14,...,14n−1の各々からの出力となる。各ケースにおいて、可変シフトブロックの出力が入力データ値と定数の適切なビット対との乗算の結果に比例するのが望ましい。
この出力の符号は、マルチプレクサの制御によって決定され、同時に、出力の大きさは、可変シフトブロック24によって供給されるシフトの制御によって決定される。可変シフトブロック24,24,...,24n−1の各々がS,S,...,Sn−1のシフト値のそれぞれを発生するように、可変シフトブロック24,24,...,24n−1の各々が制御され、これらシフト値の各々が、定数の適切なビット対の零でないビットが上位ビットであるか下位ビットであるかに応じて、1だけ異なる第1又は第2の値をとることができる。
したがって、可変シフトブロック24を考察すると、これは、ビット対bの値に基づいて入力データをシフトする。上位ビットbが零でない場合、上位ビットbは、右シフトせずにそのまま入力部に送り出される。下位ビットbが零でない場合、下位ビットbは、1ビット位置だけ右シフトする。b及びbがいずれも零である場合、シフタが1ビット位置だけ右シフトするかそのまま入力部に送り出すかは重要でない。その理由は、既に説明したように、入力が全て零から構成されるからである。
ここで説明したように上位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が右シフトを行わないとともに下位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が1ビット位置だけ右シフトを行うとしても、重要なのは、あり得る二つのシフト値の絶対値ではなくこれらシフト値の相対的なサイズである。したがって、例えば、上位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が2ビット位置だけ右シフトを行うとともに下位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が3ビット位置だけ右シフトを行うことができる。また、上位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が3ビット位置だけ左シフトを行うとともに下位ビットbが零でない場合に可変シフトブロック24が2ビット位置だけ左シフトを行うこともできる。いずれも場合でも、上位ビットbが零でない場合のビットシフトは、下位ビットbが零でない場合のビットシフトに対して左に1ビット多く(又は右に1ビット少なく)なる。
同じことは、他の可変シフトブロック24,...,24n−1にも当てはまる。
可変シフトブロック24,24,...,24n−1の出力は、結合回路28に送り出され、結合回路28は、これら出力を結合して出力線30に送出する。結合回路28の機能は、正確な最終結果が得られるよう適切な他のビットシフトを行う間に可変シフトブロック24,24,...,24n−1の出力を互いに加えることである。
可変シフトブロック24は、定数の二つの上位ビットを入力データに乗算した結果を発生し、可変シフトブロック24は、定数の最初の二つの上位ビットを入力データに乗算した結果を発生し、可変シフトブロック24は、定数の次の二つの上位ビットを入力データに乗算した結果を発生し、等々。同時に、可変シフトブロック24n−1は、定数の二つの下位ビットを入力データに乗算した結果を発生する。したがって、可変シフトブロック240の出力が、可変シフトブロック24n−1の出力に対して全体に更に2(n−2)ビット多く左に(又は全体で更に2(n−1)ビット少なく右に)シフトされるまで、可変シフトブロック240の出力を、可変シフトブロック241の出力に対して全体で更に2ビット多く左に(又は全体で更に2ビット少なく右に)シフトする必要がある、等々。
これを、可変シフトブロック24,24,...,24n−1に対するあり得る種々のシフト値を設定し、種々のシフト値を可変シフトブロックの出力に適用し、又はこれら二つの要素を組み合わせることによって達成することができる。
その結果、比較的少ないハードウェアを用いるとともに要求される結果を生成するために要望に応じて制御することができる乗算器となる。
図2は、データに8ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の一般形態を示すとともに結合回路の操作方法を示すブロック線形図である。
図2において、乗算器210への入力データ値は、データ線212で受信される。定数は、8ビットの各々であり、その結果、データ線212で受信した入力値が、四つのマルチプレクサ214,214,...,214の各々の各入力部に供給される。
第2の入力線216は、全ての零を搬送し、これらの零は、マルチプレクサ214,214,...,214の第2の入力部にそれぞれ供給される。データ線212で受信した入力データ値は、インバータ218にも供給され、入力データ値の二つの補数を形成し、入力データ値の結果的に得られる二つの補数形態は、インバース線220を通じてマルチプレクサ214,214,...,214の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ214,214,...,214は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。したがって、第1のマルチプレクサ214は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2のマルチプレクサ214は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4の2ビットbによって制御され、第3のマルチプレクサ214は、この瞬時に用いられる定数の第5及び第6の2ビットbによって制御され、第4のマルチプレクサ214は、この瞬時に用いられる定数の第7及び第8の2ビットbによって制御される。
が00に等しい場合、第1のマルチプレクサ214が第2入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、全て零を送り出すように、第1のマルチプレクサ214が制御される。bが01又は10に等しい場合、第1のマルチプレクサ214が第1入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ214が制御される。bが0−1又は−10に等しい場合、第1のマルチプレクサ214が第3入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値の二つの補数の形態を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ214が制御される。
他のマルチプレクサは、この瞬時に用いられる定数からの各ビット対により対応する方法で制御される。
マルチプレクサ214,214,...,214からの出力は、各可変シフトブロック224,224,...,224に送り出され、各可変シフトブロック224,224,...,224は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。
特に、第1の可変シフトブロック224は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2の可変シフトブロック224は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4のビットbによって制御され、等々。
既に説明したように、可変シフトブロック224,224,...,224を、右シフタ、左シフタ、又は右シフタと左シフタの組合せとすることができる。
第1及び第2の可変シフトブロック224及び224の出力は、第1の加算器232に送り出され、それに対して、第3及び第4の可変シフトブロック224及び224の出力は、第2の加算器234に送り出される。
第1の加算器232の出力は、第1の固定シフトブロック236に送り出され、第1の固定シフト値を発生する。第2の加算器234の出力は、第2の固定シフトブロック238に送り出され、第2の固定シフト値を発生する。第1の固定シフトブロック236及び第2の固定シフトブロック238の出力は、第3の加算器240に送り出され、第3の加算器240の出力は、データ出力として出力線242に供給される。
第1の可変シフトブロック224の出力が第2の可変シフトブロック224の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)し、第2の可変シフトブロック224の出力が第3の可変シフトブロック224の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)し、第3の可変シフトブロック224の出力が第4の可変シフトブロック224の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)するように、四つの可変シフトブロック224,224,...,224及び二つの固定シフトブロック236,238によって供給されるシフト値が設定される。
図3は、データに12ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の一般形態を示すとともに結合回路の操作方法を示すブロック線形図である。
図3において、乗算器310への入力データ値は、データ線312で受信される。定数は、12ビットの各々であり、その結果、データ線312で受信した入力値が、六つのマルチプレクサ314,314,...,314の各々の各入力部に供給される。
第2の入力線316は、全ての零を搬送し、これらの零は、マルチプレクサ314,314,...,314の第2の入力部にそれぞれ供給される。データ線312で受信した入力データ値は、インバータ318にも供給され、入力データ値の二つの補数を形成し、入力データ値の結果的に得られる二つの補数形態は、インバース線320を通じてマルチプレクサ314,314,...,314の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ314,314,...,314は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。したがって、第1のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4の2ビットbによって制御され、第3のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の第5及び第6の2ビットbによって制御され、第4のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の第7及び第8の2ビットbによって制御され、第5のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の第9及び第10の2ビットbによって制御され、第6のマルチプレクサ314は、この瞬時に用いられる定数の第11及び第12の2ビットb1011によって制御される。
が00に等しい場合、第1のマルチプレクサ314が第2入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、全て零を送り出すように、第1のマルチプレクサ314が制御される。bが01又は10に等しい場合、第1のマルチプレクサ314が第1入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ314が制御される。bが0−1又は−10に等しい場合、第1のマルチプレクサ314が第3入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値の二つの補数の形態を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ314が制御される。
他のマルチプレクサは、この瞬時に用いられる定数からの各ビット対により対応する方法で制御される。
マルチプレクサ314,314,...,314からの出力は、各可変シフトブロック324,324,...,324に送り出され、各可変シフトブロック324,324,...,224は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。
特に、第1の可変シフトブロック324は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2の可変シフトブロック324は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4のビットbによって制御され、等々。
既に説明したように、可変シフトブロック324,324,...,324を、右シフタ、左シフタ、又は右シフタと左シフタの組合せとすることができる。
第1及び第2の可変シフトブロック324及び324の出力は、第1の加算器332に送り出され、それに対して、第3及び第4の可変シフトブロック324及び324の出力は、第2の加算器334に送り出され、第5及び第6の可変シフトブロック324及び324の出力は、第3の加算器336に送り出される。
第1の加算器332の出力は、第1の固定シフトブロック338に送り出され、第1の固定シフト値を発生する。第2の加算器334の出力は、第2の固定シフトブロック340に送り出され、第2の固定シフト値を発生する。第3の固定シフトブロック336の出力は、第3の加算器342に送り出され、第3の固定シフト値を発生する。
第1の固定シフトブロック336及び第2の固定シフトブロック340の出力は、第4の加算器344に送り出される。第3の固定シフトブロック342及び第4の固定シフトブロック344の出力は、第5の加算器346に送り出され、第5の加算器346の出力は、データ出力として出力線348に供給される。
第1の可変シフトブロック324の出力が第2の可変シフトブロック324の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)し、第2の可変シフトブロック324の出力が第3の可変シフトブロック324の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)し、第3の可変シフトブロック324の出力が第4の可変シフトブロック324の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)し、第4の可変シフトブロック324の出力が第5の可変シフトブロック324の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)、第5の可変シフトブロック324の出力が第6の可変シフトブロック324の出力に対して全体的に2ビット多く左にシフト(又は2ビット少なく右にシフト)するように、六つの可変シフトブロック224,224,...,224及び三つの固定シフトブロック338,340,342によって供給されるシフト値が設定される。
図4は、データに8ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の特別な形態を示すブロック線形図である。
図4において、乗算器410への入力データ値は、データ線412で受信される。定数は、8ビットの各々であり、その結果、データ線412で受信した入力値が、四つのマルチプレクサ414,414,...,414の各々の各入力部に供給される。
第2の入力線416は、全ての零を搬送し、これらの零は、マルチプレクサ414,414,...,414の第2の入力部にそれぞれ供給される。データ線412で受信した入力データ値は、インバータ418にも供給され、入力データ値の二つの補数を形成し、入力データ値の結果的に得られる二つの補数形態は、インバース線420を通じてマルチプレクサ414,414,...,414の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ414,414,...,414は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。したがって、第1のマルチプレクサ414は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2のマルチプレクサ414は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4の2ビットbによって制御され、第3のマルチプレクサ414は、この瞬時に用いられる定数の第5及び第6の2ビットbによって制御され、第4のマルチプレクサ414は、この瞬時に用いられる定数の第7及び第8の2ビットbによって制御される。
が00に等しい場合、第1のマルチプレクサ414が第2入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、全て零を送り出すように、第1のマルチプレクサ414が制御される。bが01又は10に等しい場合、第1のマルチプレクサ414が第1入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ414が制御される。bが0−1又は−10に等しい場合、第1のマルチプレクサ414が第3入力部の値を出力部に送り出す、すなわち、入力データ値の二つの補数の形態を出力部に送り出すように、第1のマルチプレクサ414が制御される。
他のマルチプレクサは、この瞬時に用いられる定数からの各ビット対により対応する方法で制御される。
マルチプレクサ414,414,...,414からの出力は、各可変シフトブロック424,424,...,424に送り出され、各可変シフトブロック424,424,...,424は、図1を参照して説明したように制御線(図示せず)の制御信号によって制御される。
特に、第1の可変シフトブロック424は、この瞬時に用いられる定数の最初の2ビットbによって制御され、第2の可変シフトブロック424は、この瞬時に用いられる定数の第3及び第4のビットbによって制御され、等々。
第1の可変シフトブロック24は、シフトを行わなくすることができ又はデータを右に1ビットすることができ、第2の可変シフトブロック24は、データを2ビット又は3ビットだけ右にシフトすることができ、第3の可変シフトブロック24は、シフトを行わなくすることができ又はデータを右に1ビットすることができ、第4の可変シフトブロック24は、データを2ビット又は3ビットだけ右にシフトすることができる。
第1及び第2の可変シフトブロック424及び424の出力は、第1の加算器432に送り出され、それに対して、第3及び第4の可変シフトブロック424及び424の出力は、第2の加算器434に送り出される。
第1の加算器32の出力の固定シフトを零にする。第2の加算器434の出力は、固定シフトブロック438に送り出され、右に4ビットの固定シフトを行う。第1の加算器及び固定シフトブロック438の出力は、第3の加算器440に送り出され、第3の加算器440の出力は、データ出力として出力線442に供給される。
したがって、必要に応じて、第1の可変シフトブロック424の出力は、右に0又は1ビットシフトされ、第2の可変シフトブロック424の出力は、右に2又は3ビットシフトされ、第3の可変シフトブロック424の出力は、(可変シフトブロック424及び固定シフトブロック438によって)右に4又は5ビットシフトされ、第4の可変シフトブロック424の出力は、右に6又は7ビットシフトされる。
この構造は、従来の装置より小さい切捨て誤差を有する。しかしながら、本発明によれば、切捨て誤差を更に減少することができる。
図5は、データに8ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の特別な形態を示すブロック線形図である。
図5において、乗算器510への入力データ値は、データ線512で受信される。データ線512で受信した入力データ値は、四つのマルチプレクサ514,514,...,514の各々の第1の入力部にそれぞれ供給される。
第2の入力線516は、全ての零を搬送し、データ線512で受信した入力データ値は、インバータ518にも供給され、インバータ出力は、インバース線520を通じてマルチプレクサ514,514,...,514の各々の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ514,514,...,514の動作は、図4のマルチプレクサ414,414,...,414の動作と同一であり、ここで再び説明しない。
マルチプレクサ514,514,...,514の出力は、可変シフトブロック524,524,...,524の各々に送り出され、可変シフトブロック524,524,...,524の動作の原理は、図4の可変シフトブロック424,424,...,424の動作の原理と同一であり、ここで再び説明しない。
しかしながら、この場合、第1の可変シフトブロック524は、切り捨てなくデータを左に2又は3ビットシフトすることができ、第2の可変シフトブロック524は、切り捨てなくデータを左に1ビットシフトし又はデータのシフトを零にすることができ、第3の可変シフトブロック524は、切り捨てなくデータを右に1又は2ビットシフトすることができ、第4の可変シフトブロック524は、切り捨てなくデータを右に3又は4ビットシフトすることができる。
第1の可変シフトブロック524及び第2の可変シフトブロック524が切り捨てなくデータを左にシフトできることによって、ハードウェアをやや複雑にするだけで装置の精度を上げる。
第1の可変シフトブロック524及び第2の可変シフトブロック524の出力は、第1の加算器532に送り出され、それに対して、第3の可変シフトブロック524及び第4の可変シフトブロック524の出力は、第2の加算器534に送り出される。
第1の加算器532及び第2の加算器534の出力の固定シフトを零にする。第1の加算器532及び第2の加算器534の出力は、第3の加算器540に送り出され、第3の加算器540の出力は、データ出力として出力線542に供給される。
したがって、必要に応じて、第1の可変シフトブロック524の出力は、左に3又は2ビットシフトされ、第2の可変シフトブロック524の出力は、左に1又は0ビットシフトされ、第3の可変シフトブロック524の出力は、右に1又は2ビットシフトされ、第4の可変シフトブロック524の出力は、右に3又は4ビットシフトされる。
図6は、データに8ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の他の特別な形態を示すブロック線形図であり、この場合も、図4に示す実施の形態より切捨て誤差が小さくなる。
図6において、乗算器610への入力データ値は、データ線612で受信される。データ線612で受信した入力データ値は、四つのマルチプレクサ614,614,...,614の各々の第1の入力部にそれぞれ供給される。
第2の入力線616は、全ての零を搬送し、データ線612で受信した入力データ値は、インバータ618にも供給され、インバータ出力は、インバース線620を通じてマルチプレクサ614,614,...,614の各々の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ614,614,...,614の動作は、図4のマルチプレクサ414,414,...,414の動作と同一であり、ここで再び説明しない。
マルチプレクサ614,614,...,614の出力は、可変シフトブロック624,624,...,624の各々に送り出され、可変シフトブロック624,624,...,624の動作の原理は、図4の可変シフトブロック424,424,...,424の動作の原理と同一であり、ここで再び説明しない。
しかしながら、この場合、第1の可変シフトブロック624は、切り捨てなくデータを左に2又は3ビットシフトすることができ、第2の可変シフトブロック624は、切り捨てなくデータを左に1ビットシフトし又はデータのシフトを零にすることができ、第3の可変シフトブロック624は、切り捨てなくデータを左に2又は3ビットシフトすることができ、第4の可変シフトブロック624は、切り捨てなくデータを左に1ビットシフトし又はデータのシフトを零にすることができる。
この場合も、第1〜4の可変シフトブロック624〜624が切り捨てなくデータを左にシフトできることによって、ハードウェアをやや複雑にするだけで装置の精度を上げる。
第1の可変シフトブロック624及び第2の可変シフトブロック624の出力は、第1の加算器632に送り出され、それに対して、第3の可変シフトブロック624及び第4の可変シフトブロック624の出力は、第2の加算器634に送り出される。
第1の加算器632の出力の固定シフトを零にし、それに対して、第2の加算器634の出力は、固定シフトブロック638に供給され、右に4ビットのシフトを行う。第1の加算器632及び固定シフトブロック638の出力は、第3の加算器640に送り出され、第3の加算器640の出力は、データ出力として出力線642に供給される。
したがって、必要に応じて、第1の可変シフトブロック624の出力は、左に3又は2ビットシフトされ、第2の可変シフトブロック624の出力は、左に1又は0ビットシフトされ、第3の可変シフトブロック624の出力は、(第3の可変シフトブロック624及び固定シフトブロック638の影響を考慮すると)右に1又は2ビットシフトされ、第4の可変シフトブロック624の出力は、(第4の可変シフトブロック624及び固定シフトブロック638の影響を考慮すると)右に3又は4ビットシフトされる。
出力のビット精度を向上する必要があるため、ハードウェアをやや複雑にするだけで切捨て誤差のない構造を用いることができる。図7は、切捨て誤差なくデータに8ビットの定数を乗算する、本発明による乗算器の他の特別な形態を示すブロック線形図であり、
図7において、乗算器710への入力データ値は、データ線712で受信される。データ線712で受信した入力データ値は、四つのマルチプレクサ714,714,...,714の各々の第1の入力部にそれぞれ供給される。
第2の入力線716は、全ての零を搬送し、データ線712で受信した入力データ値は、インバータ718にも供給され、インバータ出力は、インバース線720を通じてマルチプレクサ714,714,...,714の各々の第3の入力部にそれぞれ供給される。
マルチプレクサ714,714,...,714の動作は、図4のマルチプレクサ414,414,...,414の動作と同一であり、ここで再び説明しない。
マルチプレクサ714,714,...,714の出力は、可変シフトブロック724,724,...,724の各々に送り出され、可変シフトブロック724,724,...,724の動作の原理は、図4の可変シフトブロック424,424,...,424の動作の原理と同一であり、ここで再び説明しない。
しかしながら、この場合、第1の可変シフトブロック724は、切り捨てなくデータを左に2又は3ビットシフトすることができ、第2の可変シフトブロック724は、切り捨てなくデータを左に1ビットシフトし又はデータのシフトを零にすることができ、第3の可変シフトブロック724は、切り捨てなくデータを左に2又は3ビットシフトすることができ、第4の可変シフトブロック724は、切り捨てなくデータを左に1ビットシフトし又はデータのシフトを零にすることができる。
第1の可変シフトブロック724及び第2の可変シフトブロック724の出力は、第1の加算器732に送り出され、それに対して、第3の可変シフトブロック724及び第4の可変シフトブロック724の出力は、第2の加算器734に送り出される。
の加算器734の出力の固定シフトを零にし、それに対して、第1の加算器732の出力は、固定シフトブロック736に供給され、左に4ビットのシフトを行う。
この場合も、可変シフトブロック724〜724が切り捨てなくデータを左にシフトできることによって、ハードウェアをやや複雑にするだけで装置の精度を上げる。
したがって、必要に応じて、第1の可変シフトブロック724の出力は、(第1の可変シフトブロック724及び固定シフトブロック736の影響を考慮すると)左に7又は6ビットシフトされ、第2の可変シフトブロック724の出力は、(第2の可変シフトブロック724及び固定シフトブロック736の影響を考慮すると)左に5又は4ビットシフトされ、第3の可変シフトブロック724の出力は、(第3の可変シフトブロック724及び固定シフトブロック736の影響を考慮すると)左に3又は2ビットシフトされ、第4の可変シフトブロック724の出力は、左に1ビットシフトされ又はシフトされない。
8ビットの定数の任意のセットをデータに乗算する特定の実施の形態を説明したが、同一の原理を任意の長さの定数に適用できることは明らかである。
乗算器を、予め知られた定数のセットとともに用いるとき、簡素化を行うことができる。その理由は、乗算器があり得る値の一部を用いて演算を行う必要がないからである。
特に、連続的な2ビットの対(すなわち、b2n2n+1)の各々を、CDS乗算器によってサポートすべき定数の完全なセットに対して検査する必要がある。nの各値(すなわち、8ビットの定数の場合にn=0,1,2,3)に対して、b2n2n+1の値の全てをリストすることができる。nの各値に対しても、対応するマルチプレクサ、シフタ及び加算器の簡素化が可能であるか否かを決定するために、リスト値が検査される。
マルチプレクサに関して、連続する2ビットの値のあり得る五つの対が存在することを説明した。これらを、三つのサブセット:サブセット0={00};サブセット1={10,01};サブセット2={−10,0−1}に分けることができる。b2n2n+1のリスト値が上記サブセットの一つから来る場合、必要なマルチプレクサ出力を、サブセットに応じて常に零、データ入力又はデータ入力の二つの補数とするので、各マルチプレクサを取り除くことができる。リスト値が上記サブセットの二つから来る場合、あり得るマルチプレクサ入力の一つが選択されることがないので、対応するマルチプレクサは3:1から2:1まで減少する。
可変ビットシフタに関して、連続する2ビットの値のあり得る五つの対を、上記サブセットとは異なる三つのサブセット:サブセット0={00};サブセット1={10,−10};サブセット2={01,0−1}に分けることができる。サブセット1とサブセット2の一方の値のみが、リスト値に含まれ、一つのシフト値のみが適用されるので、ビット対b2n2n+1によって制御されたシフタが、固定シフタに対して最適化される。リスト値がサブセット0のみから来る場合、シフタを取り除くことができる。
加算器に関して、上記のようにシフタが取り除かれた場合、シフタからの入力の一つを受信した対応する加算器も取り除くことができる。
したがって、大幅なハードウェアの要求なく要求される精度を有する出力を生じることができる乗算器が存在する。
図1は、本発明による乗算器の一般的な形態を示すブロック線形図である。 図2は、8ビットの定数をデータに乗算する、本発明による乗算器の一般的な形態を更に詳細に示すブロック線形図である。 図3は、12ビットの定数をデータに乗算する、本発明による乗算器の一般的な形態を更に詳細に示すブロック線形図である。 図4は、8ビットの定数をデータに乗算する、本発明による第1の乗算器を示すブロック線形図である。 図5は、8ビットの定数をデータに乗算する、本発明による第2の乗算器を示すブロック線形図である。 図6は、8ビットの定数をデータに乗算する、本発明による第3の乗算器を示すブロック線形図である。 図7は、8ビットの定数をデータに乗算する、本発明による第4の乗算器を示すブロック線形図である。

Claims (9)

  1. CSD形式の選択された定数を入力データ値に乗算する乗算器であって、前記選択された定数が、複数のビット対を具え、
    各々が前記選択された定数のビット対の各々によって制御され、各々が複数の入力部を有し、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零を前記入力部で受信するように接続され、前記選択された定数のビット対の各々の値に応じて、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零を出力するように制御される複数のマルチプレクサと、
    各々が前記マルチプレクサの各々からの入力を受信するように接続され、前記選択された定数のビット対の各々に応じて、受信した入力を第1のビットシフト値又は第2のビットシフト値だけシフトするように適合され、前記第1のビットシフト値と前記第2のビットシフト値が1だけ異なる複数の可変シフトブロックと、
    前記複数の可変シフトブロックからの出力を受信し、前記複数の可変シフトブロックからの出力を結合し、他のビットシフトを発生して、前記選択された定数を前記入力データ値に乗算した結果に等しい出力値を形成する結合回路とを具える乗算器。
  2. 請求項1記載の乗算器において、前記結合回路が、前記複数の可変シフトブロックの二つからの出力を受信するように接続された加算器と、前記加算器からの出力を入力として受信するとともに受信した入力を固定されたビットシフト値だけシフトするように適合した固定シフトブロックとを具えることを特徴とする乗算器。
  3. 請求項1又は2記載の乗算器において、前記選択された定数のビット対の各々に対して一つのマルチプレクサを具えることを特徴とする乗算器。
  4. 請求項1記載の乗算器において、前記選択された定数のビット対の各々によって制御される少なくとも一つのマルチプレクサを更に具え、前記マルチプレクサが、少なくとも一つの入力部を有し、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零の一つ以上を前記少なくとも一つの入力部で受信するように接続され、前記選択された定数のビット対の各々の値に応じて、前記入力データ値、前記入力データ値の逆及び全て零を出力するように制御されることを特徴とする乗算器。
  5. 請求項1又は4記載の乗算器において、前記マルチプレクサの各々からの入力を受信するように接続されるとともに受信した入力を固定ビットシフト値の各々によってシフトするように適合された少なくとも一つの他の固定シフトブロックを更に具えることを特徴とする乗算器。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の乗算器において、前記可変シフトブロックの少なくとも一つが、切り捨てなく入力を1ビット位置以上左にシフトする左シフタを具えることを特徴とする乗算器。
  7. 請求項2から6のうちのいずれか1項に記載の乗算器において、前記固定シフトブロックが、切り捨てなく入力を1ビット位置以上左にシフトする左シフタを具えることを特徴とする乗算器。
  8. CSD形式の選択された定数を入力データ値に乗算する方法であって、
    前記選択された定数を複数のビット対に分割し、
    複数のマルチプレクサの各々を、前記選択された定数の前記ビット対の各々のビット値に基づいて制御し、
    前記選択された定数のビット対の各々のビット値に応じて、前記入力データ値、前記入力データ値の逆又は全て零を前記複数のマルチプレクサの各々から出力し、
    前記複数のマルチプレクサからの出力を可変シフトブロックの各々に供給し、
    前記選択された定数のビット対の各々のビット値に基づいて前記可変シフトブロックの各々を制御して、前記可変シフトブロックが、受信した入力を第1のビットシフト値又は第2のビットシフト値だけそれぞれシフトし、前記第1のビットシフト値と前記第2のビットシフト値とが1だけ異なり、
    前記複数のシフトブロックからの出力を結合し、他のビットシフトを発生して、前記選択された定数を前記入力データ値に乗算した結果に等しい出力値を形成する方法。
  9. 請求項8記載の方法において、前記結合するステップが、前記複数の可変シフトブロックの二つからの出力を加算するとともに固定ビットシフトを前記加算の結果に適用するステップを有することを特徴とする方法。
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