JP4922587B2 - ドレン構造 - Google Patents

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Description

本発明は、船舶において、船体とエレベータテーブル間に画成されるエレベータ間隙の排水を行うドレン構造に関するものである。
従来、船舶のエレベータ間隙を密封する構造として、船体に気密パッキンをエレベータテーブルを囲むようにして設け、この気密パッキンを空気圧によって膨らませることにより、エレベータテーブルの全周に渡って当接させるものがある(特許文献1参照)。
エレベータ間隙の排水を行うドレン構造として、エレベータ間隙に入った水を気密パッキンの上方から排出する排水管を船体に配設するものがあった。
この場合、雨水等がエレベータ間隙に入ると、この水が気密パッキンの上方から排水管を通って排出される。
特開2005−188622号公報
しかしながら、このような従来のエレベータ間隙のドレン構造にあっては、雨水等が常時エレベータ間隙から排水管を通って排出される場合、排水管を流れる水の流速が低いため、排水管が詰まる可能性があり、メンテナンスに手間がかかるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、船舶のエレベータ間隙に適したドレン構造を提供することを目的とする。
本発明は、船内で昇降するエレベータテーブルと甲板に開口するエレベータ用開口部と間に画成されるエレベータ間隙に入った水を排出するドレン構造において、エレベータテーブル側に設けられるシールプレートと、シールプレートに対向した位置であって甲板の下方に設けられ、膨張することでシールプレートに当接して水を貯留し、収縮することでシールプレートから離間してこの貯留した水を下方に排出する気密パッキンと、気密パッキン及びシールプレートの下方に設けられ、気密パッキンがシールプレートから離間して排出される水を通過させるドレン通路と、ドレン通路を通過した水を溜めるドレンタンクと、を備えたことを特徴とするものとした。
本発明によると、気密パッキンがエレベータ間隙を閉塞した状態で雨水等がエレベータ間隙に流下すると、この水が気密パッキン上に溜められ、船内に入ることが回避される。
水が気密パッキン上に溜まった状態で、気密パッキンがエレベータ間隙を開くとき、気密パッキン上に溜まった水がドレン通路を通ってドレンタンクに流下し、ドレンタンクに溜められる。
これにより、気密パッキンがエレベータ間隙を開くとき、気密パッキン上に溜まった水が船内に流下して拡がることが回避され、船内での作業等に支障を来さないで済む。
気密パッキンがエレベータ間隙を開くとき、大量の水が一気にドレン通路を通ってドレンタンクに流下するため、ドレン通路が詰まることを防止でき、メンテナンスの手間がかからないで済む。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、船体1の甲板2にエレベータ用開口部3が設けられ、このエレベータ用開口部3の内側に船内昇降機のエレベータテーブル4が設けられる。この船内昇降機はエレベータテーブル4を船内で昇降し、エレベータテーブル4上に例えば航空機等を載せて船内格納庫と甲板2の間で搬送する。
エレベータ用開口部3は例えば数10mの開口幅を有し、エレベータ用開口部3とエレベータテーブル4の間にはその開口幅が数10mmのエレベータ間隙5が空けられている。
船体1にはエレベータ間隙5を閉塞する気密パッキン10が設けられる。この気密パッキン10はエア配管11介して導かれる加圧空気によって膨らみ、シールプレート7に押し当てられることにより、甲板2とエレベータテーブル4の間を密封する。気密パッキン10はその内部の空気がエア配管11介して排出されることにより収縮し、シールプレート7から離れ、昇降するエレベータテーブル4に干渉しないようになっている。
エレベータフレーム6には帯板状のシールプレート7が全周に渡って固設される一方、甲板1の下に設けられる船体フレーム8には気密パッキン10が全周に渡って取り付けられる。気密パッキン10は環状に延びるエンドレス構造に形成され、その長さが例えば数10mとなる。
ところで、雨水等がエレベータ間隙5に流下するため、従来、エレベータ間隙5に入った水を気密パッキン10の上方から排出する排水管を船体1に配設するものがあった。しかし、この場合、排水管を流れる水の流速が低いため、排水管が詰まる可能性があり、排水管のメンテナンスに手間がかかるという問題点があった。
これに対処して、本発明は、エレベータテーブル4側に気密パッキン10が開くときに流下する水を回収するドレン通路20と、このドレン通路20によって集められた水を溜めるドレンタンク30を搭載する。
ドレン通路20は、気密パッキン10を収縮させてエレベータ間隙5を開くときにエレベータ間隙5から流下する水を受ける排水ギャラリ21と、エレベータフレーム6に開口するギャラリ開口部22と、このギャラリ開口部22に接続する傾斜ガータ23と、この傾斜ガータ23から流下する水をドレンタンク30へと導く垂直ガータ24とを備える。
排水ギャラリ21はエレベータテーブル4の全周に渡って環状に形成され、ギャラリ開口部22、傾斜ガータ23、垂直ガータ24、ドレンタンク30は、環状のエレベータ間隙5に沿って所定の間隔で複数箇所(例えば10箇所)に設けられる。
排水ギャラリ21は断面L字形の部材からなり、エレベータフレーム6に固設され、上方に向けて開口した流路を画成する。排水ギャラリ21はシールプレート7の直下に開口し、気密パッキン10を収縮させてエレベータ間隙5を開くときに、エレベータ間隙5に溜まっていた水がシールプレート7に沿って排水ギャラリ21へと流下するようになっている。
図2に示すように、ギャラリ開口部22はエレベータフレーム6に対して略矩形の断面を持って開口する。傾斜ガータ23は断面コの字形の部材からなり、このギャラリ開口部22を囲むようにしてエレベータフレーム6に固設される。これにより、ギャラリ開口部22を通過した水は傾斜ガータ23上へと流下する。
図3に示すように、垂直ガータ24はエレベータフレーム16に固設され、エレベータフレーム16との間で閉断面の流路を画成する。垂直ガータ24の上端部に傾斜ガータ23が接続され、垂直ガータ24の下端はドレンタンク30内に臨んで開口している。
ドレンタンク30は上方に向けて開口した箱形をし、エレベータテーブル4のフレーム16,17に沿って固設される。ドレンタンク30は例えば数10リットルの容量を有し、ドレン通路20から導かれる水の全量が溜められる。
ドレンタンク30の底部には排水弁31が設けられ、この排水弁31から排出される水は船内格納庫に設けられる排水路に流下する。
排水弁31はドレンタンク30の底部に固設されるハウジング32と、このハウジング32に開口した排水口33を開閉する弁体34と、この弁体34を閉弁方向に付勢するスプリング35と、弁体34に連結されるロッド36とを備える。ロッド36がスプリング35に抗して押し上げられることにより、弁体34がハウジング32のシート部から離れ、排水口33が開かれる。
船体1には排水弁31をエレベータテーブル4が最下位置に下降するときにロッド36に当接する駆動部(図示せず)が設けられる。これにより、エレベータテーブル4が最下位置に下降するのに伴って、ロッド36が駆動部によって押し上げられ、排水弁31が自動的に開弁する。
以上のように構成されて、次に作用及び効果について説明する。
エレベータテーブル4が図1に示すように最上位置にあるとき、気密パッキン10を加圧空気によって膨らませることにより、甲板2とエレベータテーブル4の間を密封する。
この状態で雨水等がエレベータ間隙5に流下すると、この水が気密パッキン10上に溜められ、船内に入ることがない。
水が気密パッキン10上のエレベータ間隙5に溜まった状態で、気密パッキン10の空気を抜いて気密パッキン10を収集させてエレベータ間隙5を開くとき、気密パッキン10がシールプレート7からわずかに離れるのに伴って、気密パッキン10上に溜まった水がシールプレート7に沿って排水ギャラリ21へと流下し、ギャラリ開口部22、傾斜ガータ23、垂直ガータ24からなるドレン通路20を通ってドレンタンク30に流下し、ドレンタンク30に溜められる。
これにより、気密パッキン10を収縮させてエレベータ間隙5を開くとき、気密パッキン10上に溜まった数100リットルの水が船内に流下して拡がることが回避され、船内での作業等に支障を来さないで済む。
気密パッキン10を収縮させてエレベータ間隙5を開くとき、大量の水が一気にドレン通路20を通ってドレンタンク30に流下するため、ドレン通路20が詰まることを防止でき、メンテナンスの手間がかからない。
エレベータテーブル4に気密パッキン10を当接させるシールプレート7を設け、ドレン通路20はこのシールプレート7の直下に開口する排水ギャラリ21を備えたため、気密パッキン10を収縮させてエレベータ間隙5を開くときにエレベータ間隙5から流下する水を回収することができる。
エレベータテーブル4が最下位置に下降するのに伴って、ロッド36が駆動部によって押し上げられ、排水弁31が自動的に開弁し、この排水弁31から排出される水は船内格納庫に設けられる排水路に流下する。これにより、排水弁31を開弁させる手間がかからない。
なお、これに限らず、排水弁31を手動で開弁させるようにしても良い。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のエレベータ間隙のドレン構造は、昇降機を備えた船舶に利用できる。
本発明の実施の形態を示すエレベータ間隙のドレン構造の横断面図。 同じく図1の矢印Aの断面図。 同じく縦断面図。
符号の説明
1 船体
2 甲板
3 エレベータ用開口部
4 エレベータテーブル
5 エレベータ間隙
10 気密パッキン
20 ドレン通路
21 排水ギャラリ
22 ギャラリ開口部
23 傾斜ガータ
24 垂直ガータ
30 ドレンタンク
31 排水弁

Claims (3)

  1. 船内で昇降するエレベータテーブルと甲板に開口するエレベータ用開口部と間に画成されるエレベータ間隙に入った水を排出するドレン構造において、
    前記エレベータテーブル側に設けられるシールプレートと、
    前記シールプレートに対向した位置であって前記甲板の下方に設けられ、膨張することで前記シールプレートに当接して水を貯留し、収縮することで前記シールプレートから離間してこの貯留した水を下方に排出する気密パッキンと、
    前記気密パッキン及び前記シールプレートの下方に設けられ、前記気密パッキンが前記シールプレートから離間して排出される水を通過させるドレン通路と、
    前記ドレン通路を通過した水を溜めるドレンタンクと、を備えたことを特徴とするドレン構造
  2. 前記エレベータテーブル側に設けられ、前記気密パッキンが前記シールプレートから離間して排出される水を受ける排水ギャラリを備えたことを特徴とする請求項1に記載のドレン構造
  3. 前記ドレンタンクに設けられ、前記エレベータテーブルが所定位置に下降する動作に連動して開弁する排水弁を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のドレン構造
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