JP4921774B2 - 内視鏡用照明具及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡用照明具及び内視鏡装置 Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡用照明具、及び、この内視鏡用照明具を備えた内視鏡装置に関する。
近年、インジェクションプラグ等の被検体を観察するにあたっては、内視鏡装置が利用されている。このようなインジェクションプラグには、例えば、内径5mm、深さ40mmからなる円筒状の穴が設けられており、この穴に内視鏡を挿入して被検体を観察する。一方、この内視鏡に設けられた照明部によって、被検体の観察したい箇所を照らし出そうとすると、内視鏡の照明部が照射する光の強度が強すぎるため、被検体の観察したい箇所が接近し過ぎているため、また、被検体の観察したい箇所が金属で構成されているため、等の理由により、被検体の観察しようとする箇所を照らし出しすぎてしまって、撮像された画像を白くぼやけさせてしまう(ハレーション)不具合が生じていた。
このような問題を解決するにあたって、この内視鏡に設けられた照明部とは別個の照明手段によって、被検体の観察したい箇所を照らし出すことができるように構成された内視鏡装置が提供されている。例えば、照明手段によって被検体の観察したい箇所を照らし出し、照らし出された箇所をコーンミラーによって反射させてCCDカメラで撮像するものが提供されている(特許文献1参照)。また、ライトガイド光学系からの光を、撮像部が設けられた先端側とは反対の基端側に設けられた照射手段から照射して構成される内視鏡装置も提供されている(特許文献2参照)。また、筒状部材の長手軸方向全長にわたって、発光するライトガイドファイバを配設して構成される内視鏡装置も提供されている(特許文献3参照)。また、ライトガイド光学系からの光を、投光接着剤を介して、被検体の観察したい箇所に当てるように構成された内視鏡装置も提供されている(特許文献4参照)。また、ライトガイド光学系からの光を、反射手段を介して、被検体の観察したい箇所に当てるように構成された内視鏡装置も提供されている(特許文献5参照)。
特開2003−302352号公報 特開平11−125774号公報 特許第3607843号公報 特開平6−67098号公報 特開平5−289000号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載されている内視鏡装置にあっては、円筒状の穴に設けられた横穴を観察したい場合には、この横穴からの光がコーンミラーに向かわないので、CCDカメラによって撮像されず、具合の悪いものとなっていた。また、特許文献3に記載されている内視鏡装置にあっては、照らし出す光が、先端に設けられているので、先端方向や斜め方向を観察するにあたっては、有利に構成されているが、上述したように、円筒状の穴に設けられた横穴を観察したい場合には具合の悪いものとなっていた。また、特許文献4に記載されている内視鏡装置にあっては、一体に構成されているので、内挿したい内視鏡を適宜に交換することが容易に行えなかった。さらに、特許文献5に記載されている内視鏡装置にあっては、撮像するための手段を新たに設けることが必要となるので、全体として嵩張る問題が生じていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、被検体の観察しようとする箇所を白くぼやけさせてしまう(ハレーション)不具合を解消しながら、嵩張ることなく、円筒状の穴に設けられた被検体の横穴等を好ましく観察することができる内視鏡用照明具、及び、この内視鏡用照明具を備えた内視鏡装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の手段の内視鏡用照明具及び内視鏡装置を提供する。
すなわち、請求項1に係る内視鏡用照明具は、光を導く長尺の導光体と、前記導光体の基端から前記導光体の軸線に沿って前記導光体に穿設された内視鏡挿入穴部と、前記内視鏡挿入穴部に挿入された前記内視鏡の撮像部が外部に露出されるように、少なくとも前記導光体の一側部側が前記内視鏡挿入穴と連通して開口するように前記導光体に設けられた撮像用開口部と、前記導光体の前記基端から前記導光体に光を入射させる発光部とを備え、前記撮像用開口部が、外部に向かうにしたがって拡大するように形成されており、前記導光体の先端には、前記導光体の前記先端から出射しようとする光を前記導光体の内部に向かって反射させる反射部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、導光体は、例えば、光を導く樹脂によって構成されているので、発光部によって、基端から導光体に入射した光は、この導光体の先端まで好ましく導かれる。一方、この導光体は、基端から導光体の軸線に沿って穿設された内視鏡挿入穴部から、内視鏡を挿入させることができる。また、挿入された内視鏡の撮像部は、少なくとも導光体の一側部側が内視鏡挿入穴と連通して開口するように導光体に設けられた撮像用開口部から外部に露出されているので、この内視鏡の撮像部は、外部を好ましく撮像することができるようになっている。
従って、内視鏡が挿入された内視鏡用照明具を、この内視鏡と共に被検体に挿入した場合には、基端から先端まで光が導かれた導光体の発する光によって、被検体を照らし出すことができる。また、この被検体を照らし出す光は、撮像部が撮像する方向のみで構成されるものではなく、さまざまな方向に拡散された光によって構成されている。これによって、被検体からの撮像部に向かっての反射光は少なくされたものとなって、この反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。
また、この内視鏡用照明具にあっては、撮像用開口部が、例えば、すり鉢状(円錐形状)や角錐形状等が選択されることによって、外部に向かうにしたがって拡大するように形成されているので、この撮像用開口部を構成する内面部が、被検体に向けられたものとなる。これによって、被検体は照らし出され易くなり、内視鏡は、好ましく被検体を撮像することができる。さらに、外部に向けて拡大するように形成されることによって、内視鏡の撮像部によって撮像される範囲は拡大される。つまり、内視鏡の撮像部は、被検体に対し、広範囲に亘って撮像することができるようになる。
また、この内視鏡用照明具にあっては、導光体の先端には、例えば、導光体の内部の光を導光体の内部に向かって反射させる、反射部(例えば、鏡面状)が設けられているので、発光部によって基端から導光体の内部に入射された光は、この先端に設けられた反射部によって、導光体の内部に向かって反射させる。つまり、導光体の内部の光は、導光体の先端から抜けてしまうことがなくなって、効率良く導光体の内部に留まり、被検体を照らし出すことができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項1に記載の内視鏡用照明具において、前記撮像用開口部の近傍の外周面が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする。なお、ここでいう「荒らされている」とは、導光体の内部の光が、外部に散乱するように構成されていること意味するものであって、例えば、細かい凹凸となる砂目状の面によって構成されていたり、化学的な加工によって内部の光を外部に散乱させ易くしていたりすることを意味する。また、この「荒らされている」という意味は、導光体の他の外周面に比したものである。
この内視鏡用照明具にあっては、撮像用開口部の近傍の外周面が、例えば、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされているので、導光体の基端から先端まで導かれた光は、この荒らされた面にぶつかることによって外部に散乱され易くなる。これによって、被検体が照らし出され易くなって、内視鏡の撮像部は、好ましく被検体を撮像することができる。また、導光体の内部の光が、散乱するように外部に放出されることによって、被検体を照らし出す光は、被検体を、撮像部の撮像方向のみからではなく、さまざまな方向から照らし出すことができる。これによって、撮像部に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。なお、この荒らされた面は、撮像用開口部の近傍の外周面に設けられているので、散乱させられる光は、被検体のうち、内視鏡の撮像部によって撮像される箇所を集中して照らし出すことができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項1または請求項2に記載の内視鏡用照明具において、前記撮像用開口部の内面部が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、撮像用開口部を構成する内面部が、例えば、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされているので、導光体の基端から先端まで導かれた光が、この荒らされた面にぶつかることによって外部に散乱され易くなる。これによって、被検体は照らし出され易くなって、内視鏡の撮像部は、好ましく被検体を撮像することができる。また、導光体の内部の光が、散乱するように外部に放出されることによって、被検体を照らし出す光は、被検体を、撮像部の撮像方向のみからではなく、さまざまな方向から照らし出すことができる。これによって、撮像部に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。なお、この荒らされた面は、撮像用開口部を構成する内面部に設けられているので、散乱させられる光は、被検体のうち、内視鏡の撮像部によって撮像される箇所を集中して照らし出すことができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項1に記載の内視鏡用照明具において、前記導光体の前記一側部側とは反対側の他側部側には、前記導光体の軸線に沿って前記内視鏡の先端よりも延びてなる延出部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、導光体の一側部側とは反対側の他側部側には、導光体の軸線に沿って内視鏡の先端よりも延びてなる延出部が設けられているので、さらに、導光体の基端から延出部先端まで光が導かれ、この延出部からも光が発せられることとなる。これによって、先端側まで被検体を好ましく照らし出すことができる。また、この被検体を照らし出す光は、撮像部が撮像する方向のみで構成されるものではなく、さまざまな方向に拡散された光によって構成されているので、被検体からの撮像部に向かっての反射光は少なくされたものとなって、この反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項に記載の内視鏡用照明具において、前記延出部のうち、前記内視鏡が配置される側の面が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、延出部のうち、内視鏡が配置される側の面が、導光体の他の外周面よりも荒らされているので、導光体の基端から延出部先端まで導かれた光は、この荒らされた面にぶつかることによって外部に散乱され易くなる。また、この散乱される光は、内視鏡が配置される側となっているので、被検体に向けて散乱される。これによって、被検体が照らし出され易くなって、内視鏡の撮像部は、好ましく被検体を撮像することができる。また、導光体の内部の光が、散乱するように外部に放出されることによって、被検体を照らし出す光は、被検体を、撮像部の撮像方向のみからではなく、さまざまな方向から照らし出すことができる。これによって、撮像部に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。なお、この荒らされた面は、延出部のうち、内視鏡が配置される側の面に設けられているので、散乱させられる光は、この内視鏡の先端より先の被検体を好ましく照らし出すことができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具において、前記導光体の外周面には、前記導光体の前記外周面から出射しようとする光を前記導光体の前記内部に向かって反射させる反射部が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、導光体の外周面には、例えば、導光体の内部の光を導光体の内部に向かって反射させる、反射部(例えば、鏡面状)が設けられているので、発光部によって基端から導光体の内部に入射された光は、この外周面に設けられた反射部によって、導光体の内部に向かって反射される。つまり、導光体の内部の光は、導光体の周方向に抜けてしまうことがなくなって、効率良く導光体の内部に留まり、被検体を照らし出すことができる。
請求項に係る内視鏡用照明具は、請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具において、前記導光体の前記内視鏡挿入穴部は、前記導光体の前記撮像用開口部が設けられる側とは反対側に偏心していることを特徴とする。
この内視鏡用照明具にあっては、導光体の内視鏡挿入穴部は、導光体の撮像用開口部が設けられる側とは反対側に偏心しているので、この内視鏡挿入穴部が中心軸線上に設けられた場合に比して、挿入された内視鏡の撮像部と被検体との距離が長くなる。これによって、挿入された内視鏡の撮像部は、焦点距離間隔を確保できて被検体を撮像し易くなる。
また、撮像部と被検体との距離が長くなるので、この撮像部の撮像範囲も拡大させることができる。
請求項に係る内視鏡装置は、内視鏡と、前記内視鏡の挿入部が内挿される請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具とを備えたことを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、撮像部に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができた内視鏡装置とすることができる。
本発明に係る内視鏡用照明具及び内視鏡装置によれば、被検体の観察しようとする箇所を白くぼやけさせてしまう(ハレーション)不具合を解消しながら、嵩張ることなく、円筒状の穴に設けられた被検体の横穴等を好ましく観察することができる。また、複雑に構成されたものではないので、安価に製造することもできる。
以下、本発明に係る内視鏡用照明具及び内視鏡装置の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1は内視鏡装置を示す斜視図、図2は図1の内視鏡装置を構成する内視鏡用照明具を示す斜視図、図3は図2の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図、図4は撮像用開口部が外部に向けて拡大している内視鏡用照明具を示す斜視図、図5は図4の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図、図6は撮像用開口部近傍の外周面が砂目状にされている内視鏡用照明具を示す斜視図、図7は撮像用開口部を構成する内周面が砂目状にされている内視鏡用照明具を示す斜視図、図8は導光体の先端に反射部が設けられている内視鏡用照明具を示す断面図、図9は導光体の外周面に反射部が設けられている内視鏡用照明具を示す断面図、図10は撮像用開口部が先端まで拡大している内視鏡用照明具を示す斜視図、図11は図10の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図、図12は内視鏡の一例を示すボアスコープの鉛直方向断面図である。
〔第1の実施の形態〕
図1に付されている符号1は、本発明に係る内視鏡装置を示す。この内視鏡装置1は、大まかに、硬性鏡とも称されるボアスコープ(本発明における内視鏡)2と、このボアスコープ2の挿入部3が挿入される内視鏡用照明具10とを具備して構成される。このボアスコープ2は、図12の断面図にも示すように、大まかに、接眼レンズ3aを内蔵して観察者が覗き観ることができるように構成されたアイピース3と、このアイピース3の先端側から延びるように設けられた長尺状の挿入部4とを具備して構成されている。なお、図1中の符号Eは、このアイピース3の基端側に設けられた接眼部3bから覗き見ている観察者の目を示している。
このアイピース3の先端側に設けられた挿入部4には、その基端部4aから先端部4bまで延びる細長い鏡筒4cが内蔵されている。この鏡筒4c内には、適宜のリレーレンズ4dが組み込まれている。また、この鏡筒4cの基端側には、接眼レンズ3aの一部が設置されており、この鏡筒4cの先端側には、対物レンズの一部(第1の対物レンズ)4eが設置されている。さらに、この第1の対物レンズ4eの先端側には、一面部が第1の対物レンズと対向するように配置されたプリズム4fが設けられている。また、このプリズム4fの他面部と対向する箇所には、残りの対物レンズ(第2の対物レンズ)4gが設置されている。そして、このプリズム4fと第2の対物レンズ4gとを含めて、撮像部5が構成されている。言い換えれば、この撮像部5は、長尺状に構成された挿入部4の先端部4bの近くに位置されて側方に向いて設けられており、この挿入部4の軸線方向(導光体の軸線X方向と同方向)に対して側方を観察することができるように構成されている。
このように構成されたボアスコープ2は、撮像部5を構成する第2の対物レンズ4gから光が入射すると、その入射した光は、プリズム4fを介して第1の対物レンズ4eに入射し、鏡筒4c内のリレーレンズ4dを通過し、さらに、鏡筒4cの基端側に設けられた接眼レンズ3aとアイピース3内に設けられた接眼レンズ3aとを通過して、接眼部3bから出射されるようになっている。このようにして、観察者は、被検体の様子を観察することができるようになっている。このように構成されたボアスコープ2は、次に説明する内視鏡用照明具10と共に内視鏡装置1を構成する。そして、このボアスコープ2は、内視鏡用照明具10と共に被検体に挿入され、その被検体を観察するようになっている。
次に、このように構成されたボアスコープ2の挿入部4が挿入され、被検体を照らし出す内視鏡用照明具10について説明する。
この内視鏡用照明具10は、図2の斜視図及び図3の断面図に示すように、大まかに、光を導く樹脂で構成された長尺の導光体11と、この導光体11の基端(基端面も構成している)11aから導光体11の内部に光を入射させる発光装置30とを具備して構成される。なお、符号11bが、この導光体11の先端(以下、先端面も構成している)を示している。また、この光を導く樹脂としては、例えば、アクリル樹脂等が挙げられる。
この導光体11は、ボアスコープ2の挿入部4が挿入された状態で、被検体に挿入させるものであり、被検体をボアスコープ2の撮像部5によって撮像し易いように、被検体を照らし出すことができる。この導光体11は、この長尺状の導光体11の軸線Xに沿って、基端面11aから先端面11bまで延びる円筒状の中空となった内視鏡挿入穴部12が穿設されている。なお、この穿設される内視鏡挿入穴部12は、導光体11の撮像用開口部13が設けられる側(一側部側)とは反対側(他側部側)に偏心している。この円筒状に形成される内視鏡挿入穴部12の内径は、上述したボアスコープ2の挿入部4の外径より僅かに大きな径で構成されている。これによって、ボアスコープ2の挿入部4は、この内視鏡挿入穴部12に好ましく挿入させることができる。
また、この導光体11には、導光体11の一側部側(図中では下方)が、内視鏡挿入穴12と連通して開口する、円筒状の撮像用開口部13が穿設されている。また、この穿設される撮像用開口部13は、この導光体11の軸線Xと直交する側方に延びるように設けられている。この導光体11に穿設される撮像用開口部13の位置は、図示するように、内視鏡挿入穴部12に上述したボアスコープ2の挿入部4を挿入させた場合に、そのボアスコープ2の撮像部5の位置に合わされている。図示例の撮像用開口部13は、先端面11bから基端面11aに僅かにずれた位置に配置されている。また、その内径は、上述したボアスコープ2の撮像部5が、好ましく外部に露出される程度の大きさとなっている。
次に、この導光体の基端面11aから、この導光体11に光を入射させる発光装置30について説明する。
発光装置30は、図示するように、電源ユニット31と、この電源ユニット31と接続されるLED(本発明における発光部)32とを具備して構成される。また、このLED32は、導光体11の内部に光を入射させるように、この導光体11の基端面11aに接するように設置されている。なお、この導光体11の基端面11aに接するように設置されるLED32は、適宜の発光量で発光するLED32が選択されており、電気的接続された電源ユニット31から電力が供給されるようになっている。なお、第1〜第6の実施の形態においては、LED32は、撮像用開口部13,13Aが設けられる一側部側(図中では下方)の基端面11aに設置されている。
このように構成された内視鏡用照明具は、次のような作用を奏する。
すなわち、この内視鏡用照明具10にあっては、導光体11は光を導く樹脂(例えば、アクリル樹脂)によって構成されているので、LED32によって、基端面11aから導光体11に入射した光は、この導光体11の先端面11bまで好ましく導かれ、内部全体に拡がる。一方、この導光体11は、基端11aから導光体11の軸線Xに沿って穿設された内視鏡挿入穴部12から、ボアスコープ2の挿入部4を挿入させることができる。また、挿入されたボアスコープ2の挿入部4の先端部4bの近くの側部に設けられた撮像部5は、導光体11の軸線Xと直交する側方に延びるように導光体11に穿設された撮像用開口部13から外部に露出されているので、このボアスコープ2の撮像部5は、外部を好ましく撮像することができるようになっている。
従って、ボアスコープ2の挿入部4が内視鏡挿入穴部12に挿入された内視鏡用照明具10を、このボアスコープ2と共に被検体に挿入した場合には、基端面11aから先端面11bまで光が導かれた導光体11の発する光によって、被検体を照らし出すことができる。また、この被検体を照らし出す光は、撮像部5が撮像する方向のみで構成されるものではなく、さまざまな方向に拡散された光によって構成されている。これによって、被検体からの撮像部5に向かっての反射光は少なくされたものとなって、この反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。従って、ボアスコープ2は、被検体を好ましく撮像することができる。
〔第2の実施の形態〕
以下に、上述の第1の実施の形態の内視鏡装置1を変形させた他の実施の形態について説明する。なお、以下において説明する他の実施の形態は、上述の第1の実施の形態の内視鏡装置1を構成する内視鏡用照明具10の変形例である。
まず、第2の実施の形態について、図4の斜視図及び図5の断面図を参照しながら説明する。なお、上述の第1の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図4の斜視図及び図5の断面図に示す内視鏡用照明具10Aは、上述の第1の実施の形態において説明した内視鏡用照明具10の撮像用開口部13が、外部に向うにしたがって拡大するように形成されている点において、第1の実施の形態と異なる構成となっている。つまり、撮像用開口部13Aは、外部に向うにしたがって拡大した、所謂、すり鉢状(円錐形状)に構成されている。
このように構成された内視鏡用照明具10Aにあっては、この撮像用開口部13Aを構成する内周面(内面部)は、被検体に向けられたものとなり、これによって、被検体は照らし出され易くなり、ボアスコープ2は、好ましく被検体を撮像することができる。さらに、外部に向けて拡大するように形成されることによって、ボアスコープ2の撮像部5によって撮像される範囲は拡大される。つまり、ボアスコープ2の撮像部5は、被検体に対し、広範囲に亘って撮像することができるようになる。
〔第3の実施の形態〕
次に、上述の第2の実施の形態における内視鏡用照明具10Aと異なる第3の実施の形態について、図6の斜視図を参照しながら説明する。なお、上述の第1及び第2の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図6の斜視図に示す内視鏡用照明具10Bは、外周面15のうち、上述の第2の実施の形態において説明した内視鏡用照明具10Aの撮像用開口部13Aの外部側周縁16の近傍においては、第1の光散乱部18aが設けられている。この光散乱部18aは、LED32から入射されて導光体11の内部に拡がった光を、被検体に向けて好ましく散乱させるように構成されており、具体的には、この撮像用開口部13Aの外部側周縁16から適宜の範囲に亘った外周面15に、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされた第1の光散乱部18aが設けられている。なお、この第1の光散乱部18aの範囲は、図示の例に限定されることなく適宜な範囲を選択することができる。また、この光散乱部18a以外の導光体の他の外周面(外側面、先端面、基端面を含む)15は、導光体11の内部から外部に放出され難いように、滑らかな面で構成されている。
このように構成された内視鏡用照明具10Bにあっては、撮像用開口部13Aの近傍の外周面15に、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされた第1の光散乱部18aが設けられているので、導光体11の基端面11aから先端面11bまで導かれた光は、この光散乱部18aの細かい凹凸となる砂目状の面(荒らされた面)にぶつかることによって、外部に散乱され易くなる。これによって、被検体が照らし出され易くなって、ボアスコープ2の撮像部5は、好ましく被検体を撮像することができる。
また、導光体11の内部の光が、散乱するように外部に放出されることによって、被検体を照らし出す光は、被検体を、撮像部5の撮像方向のみからではなく、さまざまな方向から照らし出すことができる。これによって、撮像部5に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。なお、この第1の光散乱部18aは、ボアスコープ2の撮像部5が露出される撮像用開口部13Aの近くに設けられているので、散乱させられる光は、被検体のうち、ボアスコープ2の撮像部5によって撮像される箇所を集中して照らし出すことができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、上述の第3の実施の形態における内視鏡用照明具10Bの変形例となる第4の実施の形態について、図7の斜視図を参照しながら説明する。この第4の実施の形態における内視鏡用照明具10Cは、上述の第3の実施の形態における内視鏡用照明具10Bの撮像用開口部13Aの近傍の外周面15に設けられていた第1の光散乱部18aが、撮像用開口部13Aを構成する内面部17に設けられている点で異なる。なお、上述の第1及び第2の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図7の斜視図に示す内視鏡用照明具10Cは、上述の第3の実施の形態において説明した内視鏡用照明具10Aの、撮像用開口部13Aを構成する内面部17に、LED32から入射され、導光体11の内部に拡がった光を、被検体に向けて好ましく散乱させる第2の光散乱部18bが設けられている。具体的には、すり鉢状に形成された撮像用開口部13Aの内周面(内面部)17の全体に亘って、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされた第2の光散乱部18bが設けられている。
このように構成された内視鏡用照明具10Cにあっては、撮像用開口部13Aの内周面(内面部)17の全体に亘って、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされた第2の光散乱部18bが設けられているので、導光体11の基端面11aから先端面11bまで導かれた光は、この光散乱部18bの細かい凹凸となる砂目状の面(荒らされた面)にぶつかることによって、外部に散乱され易くなる。これによって、被検体が照らし出され易くなって、ボアスコープ2の撮像部5は、好ましく被検体を撮像することができる。
また、上述と同様に、導光体11の内部の光が、散乱するように外部に放出されることによって、被検体を照らし出す光は、被検体を撮像部5の撮像方向のみからではなく、さまざまな方向から照らし出し、これによって、撮像部5に向かっての被検体からの反射光を少なくさせることができて、反射光が強すぎた場合に生じていた、白くぼやけさせてしまう(ハレーション)等の問題を解消することができる。なお、この第2の光散乱部18bも、ボアスコープ2の撮像部5が露出される撮像用開口部13Aの近くに設けられているので、散乱させられる光は、被検体のうち、ボアスコープ2の撮像部5によって撮像される箇所を集中して照らし出すことができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、上述の第1〜第4の実施の形態における内視鏡用照明具とは異なる第5の実施の形態について、図8の断面図を参照しながら説明する。なお、上述の第1及び第2の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
この第5の実施の形態においては、導光体11の先端面11bに、導光体11の内部の光を導光体11の内部に向かって反射させる第1の鏡面部(本発明における反射部)19aが設けられている。この第1の鏡面部19aは、具体的には、先端面11bを被覆するように適宜の金属膜を蒸着させることによって形成されている。なお、この第1の鏡面部19aは、金属膜を蒸着させることによって形成されることに限定されるものではなく、先端面11bに適宜の金属板を貼り付けられることによって形成されるものであってもよい。
このように構成された内視鏡用照明具10Dにあっては、導光体11の先端面11bに、導光体11の内部の光を導光体11の内部に向かって反射させる第1の鏡面部19aが設けられているので、LED32によって基端面11aから導光体11の内部に入射された光は、この先端面11bに設けられた第1の鏡面部19aによって、導光体11の内部に向かって反射される。つまり、導光体11の内部の光は、導光体11の先端から抜けてしまうことがなくなって、効率良く導光体11の内部に留まり、被検体を照らし出すことができる。
〔第6の実施の形態〕
次に、上述の第5の実施の形態における内視鏡用照明具の変形例となる第6の実施の形態について、図9の断面図を参照しながら説明する。この第6の実施の形態における内視鏡用照明具10Eは、上述の第5の実施の形態における内視鏡用照明具10Dの導光体11の先端面11bに設けられていた第1の鏡面部19aに加え、さらに、導光体11の外周面15に第2の鏡面部19bが設けられている点で異なる。なお、上述の第1及び第2の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、この第6の実施の形態においては、上述の第5の実施の形態における内視鏡用照明具10Dの導光体11の先端面11bに設けられていた第1の鏡面部19aに加え、導光体11の外周面15に、導光体11の内部の光を導光体11の内部に向かって反射させる第2の鏡面部(本発明における反射部)19bが設けられている。この第2の鏡面部19bは、具体的には、外周面15を被覆するように適宜の金属膜を蒸着させることによって形成されている。なお、この鏡面部19bは、金属膜を蒸着させることによって形成されることに限定されるものではなく、外周面15に適宜の金属板を巻き付けられて貼り付けられることによって形成されるものであってもよい。
このように構成された内視鏡用照明具10Eにあっては、さらに、導光体11の外周面15に、導光体11の内部の光を導光体11の内部に向かって反射させる第2の鏡面部19bが設けられているので、LED32によって基端面11aから導光体11の内部に入射された光は、この外周面15に設けられた第2の鏡面部19bによって、導光体11の内部に向かって反射される。つまり、導光体11の内部の光は、導光体11の周方向に抜けてしまうことがなくなって、効率良く導光体11の内部に留まり、被検体を照らし出すことができる。
〔第7の実施の形態〕
次に、上述の第1〜第6の実施の形態における内視鏡用照明具とは異なる第7の実施の形態について、図10の斜視図及び図11の断面図を参照しながら説明する。この第7の実施の形態における内視鏡用照明具10Fは、上述の第1及び第2の実施の形態において、円筒状若しくはすり鉢状に穿設された撮像用開口部13,13Aが、異なるように構成された例である。なお、上述の第1及び第2の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、この第7の実施の形態における撮像用開口部13Fは、図10の斜視図及び図11の断面図に示すように、導光体11のうち、挿入されたボアスコープ2の撮像部5が配置される一側部側(図中では上方)が、挿入されたボアスコープ2の撮像部5を外部に完全に露出する位置から先端面11bにかけて、導光体11が半割りとなるように切り欠いて構成されている。また、この撮像用開口部13Fの基端側は、半割り面17Fから外周面15に向うにしたがって、導光体11の基端面11aに向かうような斜面で切られている。このように、半割りとなるように撮像用開口部13Fが設けられることによって、この導光体11には、被検体と真っ直ぐに対向させることが可能な半割り面17Fが形成される。
また、この導光体11の一側部側とは反対側の他側部側(図中の下方)には、導光体11の軸線Xに沿ってボアスコープ2の先端部4bよりも延びてなる延出部40が設けられている。具体的には、延出部40は、撮像用開口部13Fが設けられることによって形成された半割りとされた箇所が、導光体11の軸線Xに沿ってボアスコープ2の先端部4bよりも延びるようにして構成されている。これによって、半割り面17Fも、ボアスコープ2の先端部4bよりも先端側に延びて形成されている。なお、この半割り面17Fは、本発明におけるボアスコープ(内視鏡)2が配置される側の面と一致する。
そして、この半割り面17Fには、細かい凹凸となる砂目状の面を構成するように荒らされた光散乱部18cが設けられている。また、半割りとなった導光体11の先端面11bには、導光体11の内部の光を導光体11の内部に向かって反射させる第3の鏡面部19cも設けられている。なお、この第7の実施の形態においては、LED32は、撮像用開口部13Fが設けられる一側部側とは反対側の他側部側(図中では上方)の基端面11aに設置されている。
このように構成された内視鏡用照明具10Fにあっては、LED32によって、基端面11aから導光体11に入射した光は、この延出部40の先端面11bまで光が導かれ、この延出部40からも光が発せられることとなる。これによって、先端面11b側まで被検体を好ましく照らし出すことができる。加えて、半割り面17Fは、被検体に対して真っ直ぐに対向しているので、被検体に向けて、散乱された光を好ましく被検体に当てることができて、被検体は好ましく照らし出される。また、この荒らされた面は、延出部40のうち、ボアスコープ2の先端部4bよりも延びて設けられているので、散乱させられる光は、このボアスコープ2の先端部4bより先の被検体を好ましく照らし出すことができる。
なお、本発明に係る内視鏡用照明具は、上述したような実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に選択して構成することができる。
例えば、上述の実施の形態における発光部は、LEDで構成されるものであったが、これに限定されることなく、適宜のランプやライトガイド等の光源体によって構成されるものであってもよい。
また、上述の実施の形態における光散乱部にあっては、細かい凹凸となる砂目状の面によって構成されるものとなっていたが、荒らされて構成されるものであれば、何ら問題のないものとされる。つまり、導光体の内部の光が、この導光体から外部に散乱するように構成されていれば、この「荒らされている」に含まれるものであり、この細かい凹凸となる砂目状の面であることに限定されるものではない。また、この「荒らされている」ように構成されるにあたっては、物理的な加工に限定されず、化学的な加工によって構成されるものであってもよい。
また、上述の実施の形態における内視鏡にあっては、ボアスコープとして構成されたものを、本発明における内視鏡として説明した。しかしながら、このボアスコープは、本発明における内視鏡の一例に過ぎず、また、列挙されたボアスコープの構成も一例に過ぎず、上述の実施の形態における構成に限定されることなく、本発明における内視鏡を構成することができる。
内視鏡装置を示す斜視図である。 図1の内視鏡装置を構成する内視鏡用照明具を示す斜視図である。 図2の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図である。 撮像用開口部が外部に向けて拡大している内視鏡用照明具を示す斜視図である。 図4の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図である。 撮像用開口部近傍の外周面が砂目状にされている内視鏡用照明具を示す斜視図である。 撮像用開口部を構成する内周面が砂目状にされている内視鏡用照明具を示す斜視図である。 導光体の先端に反射部が設けられている内視鏡用照明具を示す断面図である。 導光体の外周面に反射部が設けられている内視鏡用照明具を示す断面図である。 撮像用開口部が先端まで拡大している内視鏡用照明具を示す斜視図である。 図10の内視鏡用照明具の鉛直方向断面図である。 内視鏡の一例を示すボアスコープの鉛直方向断面図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
2 ボアスコープ(内視鏡)
5 撮像部
11 導光体
11a 基端面(基端)
12 内視鏡挿入穴部
13 撮像用開口部
32 LED(発光部)
X 導光体の長手方向に延びる軸線


Claims (8)

  1. 光を導く長尺の導光体と、
    前記導光体の基端から前記導光体の軸線に沿って前記導光体に穿設された内視鏡挿入穴部と、
    前記内視鏡挿入穴部に挿入された前記内視鏡の撮像部が外部に露出されるように、少なくとも前記導光体の一側部側が前記内視鏡挿入穴と連通して開口するように前記導光体に設けられた撮像用開口部と、
    前記導光体の前記基端から前記導光体に光を入射させる発光部とを備え
    前記撮像用開口部が、外部に向かうにしたがって拡大するように形成されており、
    前記導光体の先端には、前記導光体の前記先端から出射しようとする光を前記導光体の内部に向かって反射させる反射部が設けられていることを特徴とする内視鏡用照明具。
  2. 前記撮像用開口部の近傍の外周面が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする請求項に記載の内視鏡用照明具。
  3. 前記撮像用開口部の内面部が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡用照明具。
  4. 前記導光体の前記一側部側とは反対側の他側部側には、前記導光体の軸線に沿って前記内視鏡の先端よりも延びてなる延出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用照明具。
  5. 前記延出部のうち、前記内視鏡が配置される側の面が、前記導光体の他の外周面よりも荒らされていることを特徴とする請求項に記載の内視鏡用照明具。
  6. 前記導光体の外周面には、前記導光体の前記外周面から出射しようとする光を前記導光体の前記内部に向かって反射させる反射部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具。
  7. 前記導光体の前記内視鏡挿入穴部は、前記導光体の前記撮像用開口部が設けられる側とは反対側に偏心していることを特徴とする請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具。
  8. 内視鏡と、前記内視鏡の挿入部が内挿される請求項1から請求項のうち何れか一項に記載の内視鏡用照明具とを備えたことを特徴とする内視鏡装置。
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