JP4921583B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、表示手段に表示される指示表示体を遊技者による操作で移動表示させて表示手段の図柄を指示選択する遊技機に関する。
従来、遊技者に遊技ボタンスイッチを操作させる演出を有する遊技機において、遊技ボタンスイッチを操作するのが煩わしい等の理由により遊技ボタンスイッチを操作しない遊技者に対しては、遊技ボタンスイッチを操作させる演出の出現頻度を低くすることが提案されている。
しかしながら、遊技者は、現在の遊技ボタンスイッチの操作頻度がどの程度になっているか分からず、操作ボタンスイッチの操作を伴う演出の出現頻度について現在の状態を推測することができない問題があった。また、遊技者が交代した場合等には、前の遊技者が操作ボタンスイッチをどの程度使用していたか把握することができず、前の遊技者による操作ボタンスイッチの操作頻度を自分の遊技の参考にすることができなかった。
特開2005−270256号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、遊技者が操作手段の操作頻度を視認して確認することができ、遊技者の意図する操作手段の操作頻度に調節することが可能な遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、所定の契機に基づいて当否を判定する当否判定手段と、前記当否判定手段による当否判定結果に基づいて所定の変動態様で判定図柄を表示可能な表示手段と、遊技者が操作可能な操作手段と、を備えた遊技機において、前記表示手段には前記判定図柄とは異なる図柄が表示可能とされ、前記表示手段に表示される図柄を複数の図柄が含まれる図柄群から選択する図柄選択手段を備えると共に、前記図柄群の図柄には前記操作手段の操作に基づいて前記表示手段に移動表示される指示表示体により指示選択可能な選択図柄が含まれ、前記操作手段により前記指示表示体を移動表示させる操作がされたかを判定する操作判定手段を備え、前記図柄選択手段は前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合には、操作が行われていないと判定した場合よりも前記選択図柄を選択しやすく設定され、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した操作判定結果と前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定した操作判定結果を計数する計数手段を備え、前記表示手段に前記計数手段の計数結果に基づいて前記操作手段の操作頻度を表す操作頻度インジケータが表示され、前記計数手段は前記計数によって増減する基準値を備え、前記図柄選択手段は、前記基準値に基づいて前記選択図柄の選択しやすさを設定し、前記操作頻度インジケータは前記基準値に対応させて可変表示され、前記基準値は前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定したことにより減少し、前記基準値が所定値以下となることに基づいて前記操作頻度インジケータが最低値で表示されると共に、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択しない設定にされ、前記操作頻度インジケータの表示が最低値のときに、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合に前記基準値が初期値まで増加すると共に前記操作頻度インジケータの表示が初期表示値まで増大し、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択可能な設定にされることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、遊技者が操作手段の操作頻度を視認して確認することができるようになり、操作手段の操作頻度を遊技者の意図する頻度に調節することが可能である。
請求項1の発明によれば、操作判定手段の判定結果に応じて基準値を増減することにより、操作手段における操作頻度に基づく設定がしやすくなる。
請求項1の発明によれば、表示手段に表示される操作頻度インジケータの表示状態によって操作手段の操作頻度を遊技者に正確に分かりやすく知らせることが可能となる。
請求項1の発明によれば、指示表示体により選択図柄を指示選択する遊技に参加しない遊技者には、指示表示体により選択しない図柄が表示手段に表示されるようになり、遊技者の遊技スタイルに合わせた遊技機を遊技者に提供することが可能となる。
請求項1の発明によれば、操作手段の操作が少なく、あるいは全く操作しないことにより選択図柄が選択されない状態になっても、操作手段を操作して指示表示体を移動させることにより再び選択図柄が選択可能な設定に戻すことができ、遊技のバリエーションを増やすことが可能となる。
本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。 同遊技機の遊技ボタンスイッチの平面図である。 同遊技機の裏側を示す図である。 同遊技機の制御基板や装置等の接続を簡略に示すブロック図である。 変動パターンテーブルの例である。 操作変動態様による表示例を示す図である。 図柄テーブルA,Bの例である。 図柄テーブルC,Dの例である。 選択図柄の表示状態と非表示状態の例を示す図である。 同遊技機における主制御基板が行うメイン処理のフローチャートである。 同メイン処理用割り込み処理のフローチャートである。 同割り込み処理における始動入賞口スイッチ検出処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別動作処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別外れ図柄作成処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄待機処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄大当たり判定処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄選択処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄乱数シフト処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄変動処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別図柄確定処理のフローチャートである。 同割り込み処理における特別電動役物処理の第1フローチャートである。 同割り込み処理における特別電動役物処理の第2フローチャートである。 同割り込み処理における保留球数処理のフローチャートである。 同割り込み処理における電源断監視処理のフローチャートである。 サブ制御基板によるメイン処理のフローチャートである。 同サブ制御の外部INT割り込み処理のフローチャートである。 同サブ制御の2msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 同サブ制御の10msタイマ割り込み処理のフローチャートである。 同10msタイマ割り込み処理におけるコマンド監視処理のフローチャートである。 同10msタイマ割り込み処理における図柄テーブル設定処理のフローチャートである。 同10msタイマ割り込み処理におけるSW処理のフローチャートである。 同SW処理における予告に関する操作手段の入力処理に関する第1フローチャートである。 同SW処理における予告に関する操作手段の入力処理に関する第2フローチャートである。 同SW処理における変動停止中に関する操作手段の入力処理に関するフローチャートである。 操作頻度インジケータの表示例を示す図である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体を示す正面図、図2は遊技ボタンスイッチの平面図、図3は遊技機の裏側を示す図、図4は同遊技機の制御基板や装置等の接続を簡略に示すブロック図、図5は変動パターンテーブルの例、図6は操作変動態様による表示例を示す図、図7及び図8は図柄テーブルの例、図9は選択図柄の表示状態と非表示状態の例を示す図である。
図1に示す遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤2の縁に外レール3及び内レール4が略円形に配置され、前記外レール3及び内レール4によって区画された遊技領域6が前記遊技盤2上に設けられている。前記遊技領域6には遊技球を誘導する誘導釘Jが遊技盤2の表面に設けられている。また、遊技機1の前面側には、装飾ランプ35a,35bからなるランプ装置、発射装置へ供給する遊技球と払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の満杯時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するための発射装置64、遊技者による操作可能な遊技ボタンスイッチ67が設けられている。
前記遊技ボタンスイッチ67は、前記下側球受け皿37の横上面に固定され、遊技者による操作が可能となっている。前記遊技ボタンスイッチ67は、本発明において遊技者が操作可能な操作手段に相当し、本実施例では、押下および前後左右のスライド型のスイッチからなり、操作手段が正しく操作されたことを検知する接点型のリミットセンサーが内蔵され、操作に対応した出力信号を出力可能にされている。接点型のリミットセンサーは、押下の検知用のものとスライド検知用のものが個別に設けられている。図2に示すように、本実施例の遊技ボタンスイッチ(操作手段)67は、操作可能な1つの操作部67Aを有し、前記操作部67Aを押下あるいは左右にスライドさせるようになっている。なお、左右のスライドは、前記操作部67Aを左方または右方へ押すことによって行う。前記遊技ボタンスイッチ67の操作部67Aの外周には操作方向を示す矢印68が刻印されている。また、前記遊技ボタンスイッチ67の操作部67Aは、遊技ボタンスイッチ67の内部に設けられているLEDが点灯して照明されるようになっており、その照明によって遊技者に遊技ボタンスイッチを意識させるようになっている。なお、図1における符号F1は遊技機の外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。以下、遊技機1の主要な部分について説明する。
前記遊技盤2の遊技領域6には、中心線上の上部から下部に向かって順に表示装置10、始動入賞口42、大入賞口45、アウト口49が配置されている。前記始動入賞口42及び前記大入賞口45の左右には左袖入賞口51、右袖入賞口52、左落とし入賞口53、右落とし入賞口54が配置されている。また、前記表示装置10の左には普通図柄変動開始用ゲート55、その下方には風車76が設けられている。
前記表示装置10は、当否判定手段による当否判定結果に基づいて所定の変動態様で判定図柄を表示可能な表示手段に相当し、判定図柄や判定図柄とは異なる図柄(文字、キャラクタ等の画像を含む)を表示可能なものであって、遊技が大当たりか否かの当否判定結果を表示したり、前記当否判定結果を表示する過程で遊技進行情報画像を表示したり、背景画像や遊技用の演出画像等を表示したりする。前記判定図柄の変動の仕方(変動時間や回転、拡縮変化等の変形等)や遊技進行情報画像、背景画像、演出画像等の表示態様等は前記変動態様に含まれている。前記表示装置10は、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなる。本実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左上の部分が普通図柄表示部50とされ、他の部分が特別図柄表示部11とされている。
前記特別図柄表示部11には、横に並ぶ3つの判定図柄として左特別図柄(左判定図柄)ZL、中特別図柄(中判定図柄)ZM、右特別図柄(右判定図柄)ZRが、後述の変動パターン(変動態様)にしたがって、それぞれ変動表示し、所定時間変動表示された後、判定結果に基づき左確定特別図柄、中確定特別図柄、右確定特別図柄が確定判定図柄として停止表示される。また、前記特別図柄表示部11には、前記特別図柄(判定図柄)に加えて判定図柄とは異なる図柄(背景画像やキャラクタ,背景,文字等を含む。)等が表示されることもある。前記特別図柄(判定図柄)及び前記判定図柄とは異なる図柄は、特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して表示可能となっている。なお、この実施例において変動および停止表示される左、中、右特別図柄(判定図柄)は、それぞれ『1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12』の12通りの図柄とされている。本実施例では、遊技者に有利な特典を付与する大当たりか否かの当否判定結果が大当たり(当たり)の場合には、前記特別図柄表示部11に大当たり確定特別図柄組合せ、この例では『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)や『2,2,2』(いわゆる‘2’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で特別図柄(判定図柄)が停止表示され、通常遊技より多くの賞を付与する特別遊技に移行する。前記通常遊技は特別遊技以外の遊技状態をいい、また、前記通常遊技より多くの賞を付与するとは、遊技者に有利な特典を付与することをいい、本実施例では、前記通常遊技において前記左袖入賞口51、右袖入賞口52、左落とし入賞口53、右落とし入賞口54等に入賞(遊技球が入球)した際よりも遊技者の獲得遊技球数が多くなるように設定されている。
前記表示装置10の特別図柄表示部11に表示される特別図柄(判定図柄)の変動は、後述のように遊技者が前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67を所定の操作方法で操作することに基づいて変動内容が変化する操作変動パターン(操作変動態様)で行われることがある。また、前記表示装置10の特別図柄表示部11には、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作に基づいて移動する指示表示体(カーソル)Kや、前記指示表示体(カーソル)Kにより指示選択可能な選択図柄S1,S2,S3が表示されることもある。前記指示表示体(カーソル)Kは、本実施例では矢印形状からなり、前記選択図柄が図柄選択手段で選択され、SW有効時間(操作有効時間)が設定されている場合に表示される。また、前記指示表示体(カーソル)Kを一定時間移動表示させない場合やSW有効時間(操作有効時間)が終了した場合には、前記指示表示体(カーソル)Kは非表示とされる。しかし、前記指示表示体(カーソル)Kは非表示状態となっても、前記特別図柄(判定図柄)が変動表示されていない特別図柄停止画面状態においては、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67をスライド操作することにより、前記指示表示体(カーソル)Kは表示され、移動表示可能になる。
前記普通図柄表示部50は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部50に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされ、小当たりの場合には、前記普通図柄表示部50に奇数の普通図柄で停止表示するようになっている。
前記始動入賞口42は2つの可動片42a,42bを備えると共に、前記2つの可動片42a,42bの先端間が遊技球の入球可能領域とされ、前記可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドにより略垂直にされて入球(入賞)のし難い入球可能領域狭小状態と、略V字形(逆ハの字形)に拡開されて入球(入賞)のし易い入球可能領域拡大状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口42の可動片42a,42bの拡開は、前記普通図柄表示部50で表示される普通図柄(小当たり判定図柄)が変動した後に予め決められた特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われるようにされている。
前記始動入賞口42の裏側には、前記始動入賞口42に入賞(入球)した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられている。本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出が、本発明における所定の契機に設定され、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出(所定の契機)に基づいて当否判定手段が当否を判定するように構成されている。また、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出は、前記特別図柄表示部11における変動表示開始に対する起因にも設定されている。前記特別図柄表示部11で変動表示中に、前記始動入賞口42に遊技球が入賞しても、直ちに新たな変動表示を開始することができないため、始動入賞口検出スイッチによる遊技球検出数を予め設定された設定数まで特別図柄用保留球数として記憶して大当たりの判定(遊技の当否判定)及び特別図柄の変動表示を一旦保留し、順次大当たりの判定、特別図柄の変動表示を行うことによって記憶されている特別図柄用保留球数の数を減らしている。なお、前記始動入賞口検出スイッチによる遊技球検出数が設定数まで記憶されている(すなわち特別図柄用最大保留球数となっている)時には、前記始動入賞口検出スイッチがそれ以上入賞遊技球を検出しても、保留球数としては記憶されない無効球とされ、その無効球については変動及び当否判定を行うことなく、入賞に対する賞球遊技球が所定数払い出される。また、本実施例では、前記特別図柄用保留球数に関して設定されている前記設定数(すなわち最大保留球数)は4個とされている。
前記普通図柄変動開始用ゲート55は、前記遊技盤2の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで普通図柄変動開始用ゲート55を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部50で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用ゲート55を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動を、最高4回普通図柄用保留球数として記憶し、普通図柄の変動開始により普通図柄用保留球数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口51と右袖入賞口52の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口53と右落とし入賞口54の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口45は、前記遊技盤2の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板46を備えている。この大入賞口45は、通常は開閉板46が閉じた状態とされ、当該大入賞口45内の一部には、該大入賞口45が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口47を有する。さらに、該特定領域入賞口47には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口47には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口45を再度開ける継続権利が成立し、本実施例では最高15ラウンド繰り返し可能にされている。また、前記大入賞口45内の略中央には、大入賞口45に入賞し、かつ前記特定領域入賞口47に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記発射装置64は、操作レバー65の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置64により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された内側誘導レール4と外側誘導レール3間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口49から遊技盤2の裏側へ排出される。
また、前記遊技機1の裏側には、図3に示すように、遊技を制御するための複数の制御基板や装置等が設けられている。制御基板の主なものとして、主制御基板200、サブ制御基板210、ランプ制御基板215、音声制御基板220、払出制御基板240、電源基板250、発射制御基板260等がある。符号206はRAMクリアスイッチ、265は外部端子、281は払出装置(賞球と貸球の払出装置)、283は球無しスイッチ基板(賞球・球貸し兼用)、285はカードインターフェース接続部、289は球貯留タンク、291は球誘導樋である。なお各制御基板には制御回路が設けられている。前記RAMクリアスイッチ206は、主制御基板200のRAMについてのみ初期化を行わせることができ、サブ制御基板215、ランプ制御基板215のRAMについては初期化を行わない構成となっている。また、各制御基板は、単独でまたは複数まとめてケースに収納された状態で遊技機1の裏側に配置されている。主な制御基板を、図4のブロック図を用いて簡略に示す。
主制御基板200は、制御手段および主制御手段に相当し、CPU、RAM、ROMおよび複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータを少なくとも備え、サブ制御基板210、払出制御基板240等と接続されている。前記マイクロコンピュータは制御手順を実行して遊技に関わる主制御を行う。前記主制御基板200は電源基板250から電源供給を受けて作動する。
前記主制御基板200におけるCPUは、制御部,演算部,各種カウンタ、各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、乱数値も生成し、また制御信号をサブ制御基板210等へ出力(送信)可能に構成されている。
前記主制御基板200のRAMは、前記始動入賞口42に入球したことによる所定の契機の回数(判定条件の成立回数)、すなわち前記始動入賞口検出スイッチで検出された前記特別図柄変動保留球数及び普通図柄変動開始スイッチで検出された普通図柄変動保留球数の記憶領域、CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、遊技に必要な遊技データ等の各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備え、ROMと共に記憶手段として機能する。前記RAMに記憶される遊技データは、遊技の進行に応じて逐次記憶されて最新のデータに更新される。前記RAM(記憶手段)に記憶された遊技データは、電源断時にバックアップされ、次の電源投入時あるいはリセット処理時に読み出されて使用される。RAMに逐次記憶される遊技データとしては、当否判定結果、特別図柄変動保留球数、払出に関するデータ等がある。
前記主制御基板200のROMは、前記RAMと共に記憶手段として機能し、前記CPUのための制御手順(プログラムとも称される)や制御データ、前記表示装置10における特別図柄表示部11での変動表示に関するデータ等が書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
なお、前記主制御基板200のマイクロコンピュータは、遊技の当否判定を行う大当たりの当否判定手段(本発明における所定の契機に基づいて当否を判定する当否判定手段に相当する。)や小当たりの判定を行う小当たり当否判定手段としても機能する。前記主制御基板200から出力される(すなわちマイクロコンピュータから出力される)制御信号(コマンド)には、大当たり判定結果に基づく態様により前記特別図柄表示部11で特別図柄を変動表示させるための変動データ(変動コマンド)、前記特別図柄表示部11で表示する大当たり判定結果データ、前記特別図柄表示部11に表示させるための大当たり判定結果データと、小当たり判定結果に基づく態様で前記普通図柄表示部50に表示させるための小当たり判定結果データが少なくとも含まれる。前記主制御基板200から出力される制御信号には、その他、電源投入時、異常時、大当たりラウンド時等のデータを挙げることができる。
サブ制御基板210は、CPU、ROM、RAM、複数のカウンタを備えたマイクロコンピュータと、前記主制御基板200および前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67とを結ぶ入力回路と、ランプ制御基板215や音声制御基板220とを結ぶ出力回路を備えている。前記サブ制御基板210は、本実施例では演出制御基板を兼ねており、前記主制御基板200から制御信号(コマンド)を受信して表示装置10を制御すると共に他の制御基板(ランプ制御基板215,音声制御基板220)に制御信号を出力する。また、前記サブ制御基板210には前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作による信号も入力されるように構成されている。
前記サブ制御基板210が前記主制御基板200から受信する制御信号(コマンド)には、変動コマンドの他に前記特別図柄表示部11に対する停止図柄データや前記ランプ制御基板215や音声制御基板220に対する制御信号等が含まれ、その制御信号の内容に合わせて遊技の制御を行っている。また、前記サブ制御基板(演出制御基板)210のROMは制御用のプログラム(制御手段)やデータ定数、変動パターンテーブルや複数の図柄テーブル等が記憶され、また前記RAMは各種データの記憶領域とCPUによる作業領域を有している。前記サブ制御基板(演出制御基板)210は電源基板250から電源供給を受けて作動する。
前記変動パターンテーブル(変動態様群)には、複数の変動パターン(変動態様)が含まれ、変動態様選択手段が前記主制御基板200からの変動コマンドに基づいて変動パターンテーブル(変動態様群)から変動パターン(変動態様)を選択するように構成されている。
前記複数の変動パターン(変動態様)には、前記特別図柄表示部11で特別図柄(判定図柄)を変動表示中に、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が遊技者によって所定の操作方法で操作されることに基づいて変動内容(例えば演出画像や背景図柄等)が変化する操作変動パターン(操作変動態様)が少なくとも含まれている。
図5には前記変動パターンテーブル(変動態様群)の例を示す。図5に示す変動パターンテーブルは、大当たりの当否判定結果が当たりと外れに対して、それぞれ変動パターン(変動態様)1〜5が設けられている。前記変動パターン(変動態様)1〜5には、変動態様乱数値の範囲、遊技ボタンスイッチ(SW)の有効時間、遊技ボタンスイッチ(SW)の使用有無、遊技ボタンスイッチの操作がスライドかPUSH(押下)かの種別(SW種別)、前記特別図柄表示部11における特別図柄の変動時間が設定されている。前記変動パターン1〜5のうち、遊技ボタンスイッチ(SW)の使用が有りに設定されている変動パターン4,5が操作変動パターン(操作変動態様)である。前記変動パターン(変動態様)は、前記主制御基板200からの変動コマンドにおける変動態様乱数値の値に基づいて選択される。例えば、当否判定結果が当たりであって変動態様乱数値が151〜174の場合には、当たりの変動パターン4(操作変動パターン)が選択される。なお、本実施例もおける操作変動パターン(操作変動態様)には、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67をスライドさせる操作方法のみが設定されているが、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の他の操作方法、例えば押下(PUSH)を設定してもよい。さらに、前記遊技ボタンスイッチ67の異なる操作方法、例えば操作方法がスライドからなる操作変動パターン(操作変動態様)と押下(PUSH)からなる操作変動パターン(操作変動態様)の両方が変動パターンテーブル(変動態様群)に含まれていたり、一つの操作変動パターン(操作変動態様)中に遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の複数種類の操作方法が含まれていたりしてもよい。
図6には操作変動パターン(操作変動態様)による特別図柄表示部11での表示例を示す。図示の操作変動パターン(操作変動態様)は、前記遊技ボタンスイッチ67をスライドする例であり、上方から落下してくるボール状のオブジェクト(図柄)C2が人物状のオブジェクト(図柄)C1に衝突する前に前記遊技ボタンスイッチ67を右方へスライド操作することにより、人物状のオブジェクトC1にボール状のオブジェクトC2が当たらないようにする例である。なお、図示の例では、操作変動パターン(操作変動態様)が表示される際には、「タイミングを合わせて右によけろ!」の表示等からなる操作方法の報知が行われる。また、図示の例では、操作変動パターン(操作変動態様)が表示されている間、前記特別図柄は小さくなって特別図柄表示部11の左上等に移動することで、遊技者が操作変動パターン(操作変動態様)の図柄を視認し易いようになっている。前記遊技ボタンスイッチ67を正しく操作できた場合には、特別図柄表示部11に「成功!」の文字が表示され、一方、正しく操作されなかった場合には「残念!」の文字が表示される。その後は再び特別図柄が特別図柄表示部11の中央位置に戻ってしばらく変動した後に停止表示される。
前記複数の図柄テーブルは、本発明における図柄群に相当する。各図柄テーブルには、複数の図柄パターン(図柄態様)が含まれている。前記複数の図柄パターン(図柄態様)は、前前特別図柄(判定図柄)とは異なる図柄で構成されている。また、前記複数の図柄は、前記特別図柄(判定図柄)の停止表示によって前記特別図柄表示部11で大当たりの当否判定結果が表示されるのに先立って、前記当否判定結果を報知する報知態様で表示される予告図柄ともなっている。前記複数の予告図柄(すなわち前記複数の図柄)には、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作に基づいて前記表示装置10の特別図柄表示部11に移動表示される指示表示体Kにより指示選択可能な選択図柄と、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67による操作が不要な操作不要図柄とがあり、前記図柄パターンには、前記選択図柄からなる選択図柄パターンと、前記操作不要図柄からなる操作不要図柄パターンとがある。
図7及び図8に図柄テーブルの例を示す。図7及び図8に示す複数の図柄テーブルは、図柄選択手段による選択図柄の選択率が異なる図柄テーブルA〜Dで構成されている。前記図柄テーブルA〜Dには、大当たりの当否判定結果が当たりの場合と外れの場合にそれぞれ使用される図柄パターン1〜5が設けられ、各図柄パターン1〜5には、変動態様乱数値の範囲、遊技ボタンスイッチ(SW)の有効時間、遊技ボタンスイッチ(SW)の使用有無、前記特別図柄表示部11における予告図柄(選択図柄または操作不要図柄)の表示時間、テーブル内での出現率が設定されている。各図柄テーブルにおいて、遊技ボタンスイッチ(SW)を使用する図柄パターンは選択図柄を表示する選択図柄パターンであり、一方、遊技ボタンスイッチ(SW)を使用しない図柄パターンは選択図柄を表示しない(操作不要図柄を表示する)操作不要図柄パターンである。なお、各図柄テーブルにおける選択図柄選択率は、図柄テーブル内において遊技ボタンスイッチ(SW)を使用する図柄パターン(例えば図柄テーブルAの当たりにおいては図柄パターン2〜5)の出現率を加算することにより得られる。また、図柄テーブルDは、選択図柄選択率0%の図柄テーブルであり、操作不要図柄パターン1〜5で構成されている。
前記複数の図柄テーブルは、後述のように、遊技者が前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作をして指示表示体を移動させることにより特別図柄表示部11の選択図柄を指示選択する操作を行ったか否かの判定結果に基づいて増減する基準値に基づいて、前記選択図柄の選択率が所定の値からなる図柄テーブルが選択されるように構成されている。さらに、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと判定された場合には、操作が行われていないと判定された場合よりも前記選択図柄の選択率の高い図柄テーブルが選択されることにより、前記選択図柄が選択され易くなるように設定されている。選択された図柄テーブルからの図柄パターンの選択は、前記主制御基板200からの変動コマンドにおける変動態様乱数値に基づいて行われる。例えば、前記基準値に基づいて図柄テーブルAが選択され、当否判定結果が当たりであって変動態様乱数値が50の場合には、図柄テーブルAから当たりの図柄パターン2が選択される。
前記選択図柄は前記特別図柄表示部11に表示され、前記指示表示体により指示選択されることにより、大当たりの当否判定結果を報知する報知態様で予告表示が行われる。前記予告表示は、当否判定結果が分かる、あるいは推測できる報知態様で行われる。例えば、当たりの場合には前記特別図柄表示部11に「おめでとう!」や「大当たり!」と表示されたり、それらの表示と共に音声で当たりが報知されたりする。一方、外れの場合には「次回に期待!」や「外れ!」等と表示されたり、それらの表示と共に音声で外れが報知されたりする。また、前記選択図柄を指示表示体で選択することにより、遊技に関わる特典遊技が遊技者に付与される。前記遊技に関わる特典遊技は大当たりの当否判定結果に影響を与えず、賞球に影響を与えないものとされる。例えば、選択図柄が指示表示体で選択される毎に所定値の遊技ポイントP1を与え、遊技ポイントP1の取得積算値が所定値になると大当たり時のBGM等が変わったり、判定図柄変動中の特別図柄表示部11に新たなキャラクタを表示したり等する例を挙げることができる。取得した遊技ポイントの積算値P2は特別図柄表示部11の一部に表示される。なお、前記予告表示において、当否判定結果が外れの場合には、前記選択図柄が指示表示体で選択された際に付与するポイントだけを表示することによって外れの予告表示とし、外れを示す語句等を表示しないようにしてもよい。
図9の9−Aに選択図柄の例を示す。図示の例では、選択図柄として顔の選択図柄S1と、サンドバッグの選択図柄S2と、本の選択図柄S3が設けられ、遊技者は、指示表示体(カーソル)Kを遊技ボタンスイッチ(操作手段)67のスライド操作で移動させ、前記選択図柄S1,S2,S3上で押下(PUSH)することにより選択図柄を指示選択可能とされている。また、本実施例の選択図柄パターン(選択図柄を表示する図柄パターン)には、前記選択図柄が1つのもの、2つのものあるいは3つのものがあり、選択された選択図柄パターンによって前記特別図柄表示部11に表示される選択図柄の数が定まる。なお、本実施例においては、前記選択図柄S1,S2,S3は不透明からなっている。そして、図柄選択手段により前記選択図柄が選択されていない非選択状態時、すなわち前記選択図柄パターンが選択されていないときには、図9の9−Bに示すようには、選択図柄が非表示状態であることを表す半透明の選択図柄非表示図柄S1a,S2a,S3aが特別図柄表示部11に表示され、図柄選択手段により選択図柄が選択されること、すなわち前記選択図柄パターンが選択されることに基づいて、前記選択図柄非表示図柄S1a,S2a,S3aが、図9の9−Aのように不透明の選択図柄S1,S2,S3に変化して表示されるようになっている。
図柄選択手段により選択された図柄パターンが操作不要図柄パターンの場合には、選択された操作不要図柄パターンに設定されている操作不要図柄が前記特別図柄表示部11に表示された後、前記特別図柄の停止による当否判定結果表示以前に、自動的に予行表示が行われ、遊技者が前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67を操作する必要がないようにされている。
ランプ制御基板215は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータと、前記サブ制御基板(演出制御基板)210と結ぶ入出力回路と、ランプ中継基板と結ぶ入出力回路等で構成され、前記サブ制御基板210から出力される制御信号に基づいて、装飾ランプ等のランプ装置の点灯を制御する。前記ランプ制御基板215は、電源基板250から電源供給を受けて作動する。
音声制御基板220は、前記サブ制御基板210と電気的接続手段で接続され、前記サブ制御基板210から出力される信号により音声信号を合成し、アンプに出力する。アンプは音声信号を増幅してスピーカ38に出力する。
払出制御基板240は、前記主制御基板200と電気的接続手段で接続され、前記主制御基板200から出力される制御信号を受信して払出装置281を制御する。前記払出制御基板240は電源基板250から供給される電源によって作動する。
電源基板250は、外部から供給される電源AC24Vを遊技機の各部に必要な直流34V、直流12V、直流5V等の各電源に変換して各制御基板等へ供給する。
また、発射制御基板260は、前記発射装置64における発射モータの制御を行う。
ここで前記遊技機1における遊技について簡略に説明する。前記遊技機1においては、電源投入後所定の契機が成立するまでの間(判定条件が成立するまでの間)、あるいは予め設定された所定時間(例えば30分間)前記始動入賞口42に入賞しなかった場合(すなわち所定期間当否判定が行われなかった場合)に、待ち受け画面としてのデモンストレーション画像が前記表示装置10の特別図柄表示部11に表示される。
遊技機の電源投入時の初期設定では、前記基準値が最大の初期値(100)に設定されると共に前記操作頻度インジケータIの表示が最大(MAX)にされ、前記図柄パターンが選択される図柄テーブルに初期設定図柄テーブルが設定される。初期設定図柄テーブルは、前記複数の図柄テーブルにおいて選択図柄の選択率が最大の図柄テーブル(図7の選択図柄選択率80%の図柄テーブルA)とされている。
また、前記当否判定結果及び取得された変動態様乱数値に基づいて図柄パターンが選択される図柄テーブルは、遊技機1を初期状態にリセットするリセット手段が作動したことに基づいて、予め定められた図柄テーブルに設定されるようになっている。本実施例では、リセット手段の作動により、前記基準値(頻度カウンタの値、計数手段の計数値)、前記操作頻度インジケータIの表示、図柄テーブルがそれぞれ前記初期設定時の状態にされる。すなわち、基準値が最大の初期値(100)に設定されると共に前記操作頻度インジケータIの表示が最大(MAX)にされ、さらに前記図柄パターンが選択される図柄テーブルとして選択図柄の選択率が最大(本実施例では80%)の図柄テーブルが設定される。本実施例におけるリセット手段の作動は、前記特別図柄表示部11が待ち受け画面(デモンストレーション画面)になることによって作動するように構成されている。なお、遊技機1の背面等に設けられたリセットスイッチ(図示せず)を操作することによってもリセット手段は作動する。
前記遊技領域6へ向けて発射装置64により発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると入賞口に応じた所定数の遊技球が賞球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用ゲート55を遊技球が通過すると、前記普通図柄表示部50で普通図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。その際、普通図柄の当たり判定結果が小当たりの場合には、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止し、前記始動入賞口42の2つの可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)から略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態に変化し、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口42に遊技球が入賞する(本実施例では判定条件が成立する)と、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
前記始動入賞口42に遊技球が入賞(判定条件が成立)すると、後述の大当たり判定用乱数値及び大当たり図柄乱数値等が取得され、前記取得された大当たり判定用乱数値に基づいて大当たりの当否判定が行われると共に、前記複数の図柄テーブルから図柄テーブルが選択される。そして、選択された図柄テーブルから図柄パターンが選択される。選択された図柄パターンが選択図柄パターンの場合には、図9の9−Aに示したような選択図柄(S1,S2,S3の少なくとも一つ)が前記表示装置10の特別図柄表示部11に表示される。一方、選択された図柄パターンが前記操作不要図柄パターンの場合には、前記選択図柄非表示図柄S1a,S2a,S3aと前記操作不要図柄(図示せず)が前記特別図柄表示部11に表示される。前記操作不要図柄(図示せず)は、前記選択図柄非表示図柄S1a,S2a,S3aで代用されるように構成されてもよい。
また、前記図柄パターンの選択と共に、前記変動パターンテーブルから変動パターン(変動態様)が選択されて、前記選択図柄あるいは操作不要図柄等の表示と共に前記特別図柄表示部11で画像(特別図柄を含む)の変動表示が開始される。その際、選択された変動パターンが、前記操作変動パターン(操作変動態様)の場合には、図6に示したように、前記遊技ボタンスイッチ67の操作により変動内容が変化する演出表示と共に特別図柄の変動表示が行われる。
例えば、既に説明した図6の操作変動パターン(変動態様)においては、前記特別図柄の変動途中において、前記特別図柄がそれまでの特別図柄表示部11の中央位置から左上位置へ移動して変動を続け、空いた中央位置に遊技ボタンスイッチ67の操作による演出表示が行われる。この演出では、前記遊技ボタンスイッチ67を遊技者が右方へ所定時間(SW有効時間、操作有効時間)内に正しく操作することにより人物状のオブジェクト(図柄)C1を右方へ移動させて、上方から落下してくるボール状のオブシェクト(図柄)C2が衝突しないようにする。前記遊技ボタンスイッチ67を正しく操作できた場合には、特別図柄表示部11に「成功!」の文字が表示され、一方、正しく操作されなかった場合には「残念!」の文字が表示される。その後は再び特別図柄が再び特別図柄表示部11の中央位置に戻って変動を続ける。
また、前記特別図柄表示部11に選択図柄が表示されている場合、例えば、既に説明した図9の9−Aの場合は、遊技者が遊技ボタンスイッチの有効時間(操作有効時間)内に前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67をスライドさせて前記指示表示体(カーソル)Kを選択図柄S1,S2,S3上に移動させ、その状態で前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67を押下(PUSH)して選択図柄S1,S2,S3を指示選択することにより、当否判定結果を予告する態様で図柄が表示される。例えば、当たりの場合には前記特別図柄表示部11に「おめでとう!」や「大当たり!」等、当たりを示す語句や絵等の図柄で表示されたり、当たりを示す音声が流れたりする。一方、外れの場合には、本実施例では、遊技ポイントP1が付与され、前記特別図柄表示部11に遊技ポイントP1の取得積算値P2が表示される。そして遊技ポイントP1の取得積算値P2が所定値になると大当たり時のBGM等が変わったり、特別図柄表示部11に新たなキャラクタが表示されたりする。なお、当否判定結果が外れの場合には、選択図柄が指示選択されたことにより「次回に期待!」や「外れ!」等、外れを示す語句や絵等の図柄で当否判定結果を予告してもよい。また、当否判定結果が当たりの場合においても、選択図柄が指示選択されたことにより遊技ポイントP1を付与するようにしてもよい。
前記当否判定結果を予告する態様の表示やポイントの付与は、前記特別図柄表示部11に複数の選択図柄が表示されている場合、1つの選択図柄を指示選択したときに行われるようにしたり、所定数の選択図柄を指示選択したときに行われるようにしたり、あるいは表示されている全ての選択図柄を指示選択したときに行われたりするようにしてもよい。
前記選択図柄の表示及び当否判定結果を予告する態様の表示は、前記特別図柄(判定図柄)の変動開始から2番目の特別図柄(判定図柄)が停止表示されるまでの間に行われる。これは、2番目の特別図柄が停止表示されることによって、遊技者には当否判定結果が外れか、あるいは当たりの可能性が残っているかが分かってしまい、それ以後の時点で予告を行っても予告による興奮が減殺されてしまうことになるからである。したがって、本実施例のように、2番目の特別図柄が停止表示されるまでの当否判定結果が全く分からない時点で当否判定結果の予告を行うことにより、遊技者に与える興奮を一層高めることが可能となる。
前記指示表示体を移動表示させる遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作が前記遊技ボタンスイッチ(SW)の有効時間(操作有効時間)内に操作されることにより前記基準値が増加すると共に操作頻度インジケータIの表示が増大し、一方、操作されないことにより前記基準値が減少すると共に操作頻度インジケータIの表示が減少する。前記基準値が大きい程、すなわち前記指示表示体を移動表示させる操作頻度が高いほど、選択図柄の選択率が高い図柄テーブルが前記複数の図柄テーブルから選択され、選択された図柄テーブルから図柄パターンが選択されるようになる。一方、前記基準値が小さい程、すなわち前記指示表示体を移動表示させる操作頻度が少ないほど、選択図柄の選択率が低い図柄テーブルが前記複数の図柄テーブルから選択され、選択された図柄テーブルから図柄パターンが選択されるようになる。したがって、遊技ボタンスイッチ67を操作して指示表示体を移動表示させることが少ない遊技者については、指示表示体を移動表示させて選択する選択図柄の現れる頻度が低くなり、一方、遊技ボタンスイッチ67を操作して指示表示体を移動表示させることが多い遊技者については、指示表示体を移動表示させて選択する選択図柄の現れる頻度が高くなる。
また、本実施例では、前記基準値が最低値になると前記選択図柄の選択率が0%の図柄テーブル(図8の図柄テーブルD)が選択されると共に操作頻度インジケータIが最低の表示となる。これにより、前記選択図柄が選択されなくなって前記特別図柄表示部11に選択図柄が表示されなくなるが、その状態時に前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67を操作して指示表示体Kを移動させる操作を行った場合には、前記基準値が最大値にされると共に操作頻度インジケータIが最大の表示となり、再び選択図柄が選択可能となる。
このように、前記選択図柄は、前記指示表示体67を移動させる操作が行われたと判定された場合には、操作が行われていないと判定された場合よりも、選択図柄が選択され易くなる。また、前記指示表示体67を移動させる操作が行われたか否かの判定結果に関わらず、前記操作変動パターン(操作変動態様)が前記大当たりの当否判定結果に基づいて選択される。したがって、前記操作変動パターン(操作変動態様)の選択は、前記指示表示体Kを移動させるための前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)の操作をしたか否かに影響を受けることがないことから、遊技者は、指示表示体Kを移動させるための前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)の操作のみを行わないようにすることができる。
その後、前記特別図柄表示部11で前記特別図柄が停止表示される。前記大当たりの当否判定結果が大当たりの場合には、前記特別図柄表示部11に左、中、右特別図柄がぞろ目で揃って停止し、通常遊技より多くの賞を付与する(本実施例では遊技者の獲得遊技球数が多くなる)特別遊技が実行される。一方、外れの場合には左、中、右特別図柄がぞろ目とならず、外れ図柄で表示される。
特別遊技(大当たり遊技)状態になると、前記大入賞口45の開閉板46が開いて遊技領域6の表面を落下してくる遊技球を受け止め易くして、大入賞口45へ入賞可能にし、該大入賞口45への入賞があると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。前記開閉板46は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。また、前記大入賞口45の開放中又は大入賞口45が閉じてから約2秒以内に、大入賞口内の特定領域入賞口47への入賞球が検出されると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高ラウンド数(例えば最高15ラウンド)、前記開閉板46の開放を繰り返すようになっている。
前記大当たりには通常大当たりと確変大当たりとがある。通常大当たりの場合には、特別遊技の終了後、次の大当たりの確率が低確率(本実施例では1/315)とされるのに対して、確変大当たりの場合には、特別遊技の終了後に次の大当たりの確率が高確率(本実施例では5/315)に設定される。前記通常大当たりの場合には、前記特別図柄表示部11に『2,2,2』等、偶数のぞろ目からなる通常大当たり図柄(通常大当たり判定図柄)が表示され、一方、確変大当たりの場合には、前記特別図柄表示部11に『1,1,1』等、奇数のぞろ目からなる確変大当たり図柄(特別大当たり判定図柄)が表示される。
次に、前記遊技機1の制御処理に関して説明する。前記主制御基板200に設けられる乱数用カウンタとして、大当たり判定乱数用カウンタ、大当たり図柄乱数用カウンタ、リーチ乱数用カウンタ、特別図柄データ乱数用カウンタ、変動態様カウンタ、普通図柄乱数用カウンタ等がある。
大当たり判定乱数用カウンタは、大当たり判定手段による大当たりの判定に用いられ、‘0’〜‘629’の乱数からなる。前記大当たり判定乱数用カウンタにおける大当たり判定乱数値は、遊技機の電源投入時‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1加算され、‘629’に至ると次には‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。大当たり判定乱数値は前記始動入賞口42への入賞に起因して取得され、その取得値が前記低確率状態時には大当たり成立数値として設定されている‘3’,‘397’の何れかと一致すれば大当たりとなり、一方高確率状態時には、大当たり成立数値として設定されている‘3’,‘53’,‘113’,‘173’,‘227’,‘281’,‘337’,‘397’,‘449’,‘503’の何れかと一致すれば大当たりとなる。
大当たり図柄乱数用カウンタは、前記当否判定結果が当たりの場合に、前記特別図柄表示部11に確定停止して揃う大当たり図柄組合せを決定するものであり、‘0’〜‘11’の乱数からなる。この大当たり図柄乱数値は、電源投入時に‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1加算され、‘11’に至ると次には‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。大当たり図柄乱数は前記始動入賞口42への入賞に起因して取得される。前記大当たり図柄乱数には、大当たりの当否判定結果が当たりの場合に、前記特別図柄表示部11で停止表示される大当たり図柄組合せが割り当てられている。本実施例では、‘0’の場合には大当たり図柄組合せが‘1,1,1’となる1のぞろ目(全図柄同一)、‘1’の場合には‘2,2,2’となる2のぞろ目、‘2’の場合には‘3,3,3’となる3のぞろ目、‘3’の場合には‘4,4,4’となる4のぞろ目、‘4’の場合には‘5,5,5’となる5のぞろ目、‘5’の場合には‘6,6,6’となる6のぞろ目、‘6’の場合には‘7,7,7’となる7のぞろ目、‘7’の場合には‘8,8,8’となる8のぞろ目、‘8’の場合には‘9,9,9’となる9のぞろ目、‘9’の場合には‘10,10,10’となる10のぞろ目、‘10’の場合には‘11,11,11’となる11のぞろ目、‘11’の場合には‘12,12,12’となる12のぞろ目からなる大当たり図柄組合せが割り当てられている。
リーチ乱数用カウンタは、前記大当たり判定乱数値による当否判定結果が外れとなる場合において、リーチ状態を経るか否かを決めるリーチ有無決定用のものであり、‘0’〜‘126’の乱数からなる。本実施例におけるリーチ状態は、前記特別図柄表示部11で変動停止表示される左特別図柄、中特別図柄及び右特別図柄のうち、最後に停止表示される特別図柄(例えば中特別図柄)を除いて他の特別図柄(例えば左特別図柄と右特別図柄)が同一となる状態(最終停止図柄を除いて大当たりの特別図柄組み合わせと等しくなる状態であり、最終的に大当たりとなる場合と外れとなる場合が含まれる状態)をいう。このリーチ乱数は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1ずつ加算され、数値が‘126’に至ると、次に‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。リーチ乱数は、前記始動入賞口42への入賞に起因して取得され、当否判定結果が外れの場合に、その数値が予め決定されているリーチ成立数値と対比されてリーチ有無が判断される。本実施例ではリーチ成立数値は、‘5’,‘17’,‘28’,‘40’,‘51’,‘63’,‘74’,‘86’,‘97’,‘109’,‘120’に設定されている。なお、本実施例では、前記大当たり判定乱数値による当否判定結果が当たりとなる場合には、必ずリーチになるため、リーチの有無に関してこのリーチ乱数は使用されない。
特別図柄データ乱数用カウンタは、前記大当たり判定乱数値による当否判定結果が外れとなる場合において、前記特別図柄表示部11に確定停止表示する外れ図柄組合せ(外れ判定図柄)の決定に用いられるものであり、前記特別図柄表示部11に停止表示する左特別図柄を決定する特別図柄データ1の乱数用カウンタと、中特別図柄を決定する特別図柄データ2の乱数用カウンタと、右特別図柄を決定する特別図柄データ3の乱数用カウンタとより構成され、各特別図柄データ乱数用カウンタは、‘0’〜‘11’の乱数からなる。
前記特別図柄データ1の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに ‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。また、前記特別図柄データ2の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって、前記特別図柄データ1の乱数が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。さらに、前記特別図柄データ3の乱数は、電源投入時に‘0’から始まって、前記特別図柄データ2の乱数が‘0’に書き換えられる際に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。これによって、特別図柄データ1〜3の乱数範囲が同一であっても、当該特別図柄データ1〜3の乱数が同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。
前記特別図柄データ1〜3の各乱数は‘0’の場合には1、‘1’の場合には2、‘2’の場合には3というように、当否判定結果の外れ時に前記特別図柄表示部11に停止表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる判定図柄が割り当てられている。前記特別図柄データ1〜3の乱数は、前記始動入賞口42への入賞に起因して取得され、取得した特別図柄データ1〜3の乱数の組合せによって、外れ時に前記特別図柄表示部11に表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄からなる判定図柄が定まる。
変動態様カウンタは、図5に示した変動パターンテーブルから変動パターン(動作態様)を選択する際、及び図7,図8に示した図柄テーブルから図柄パターンを選択する際に用いられるものであり、‘0’〜‘199’の変動態様乱数を備える。この変動態様乱数は、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まり、後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに1ずつ加算され、数値が‘199’に至ると、次に‘0’にされて再び前記加算を繰り返すようになっている。変動態様乱数は、前記始動入賞口42への入賞に起因して取得される。
前記取得された大当たり判定乱数、大当たり図柄乱数、リーチ乱数、特別図柄データ乱数、変動態様乱数については、それぞれ最大4個、前記主制御基板200のRAMにおける該当領域に、前記保留球数と対応させて格納され、順次使用される。
普通図柄乱数用カウンタは、小当たりを判定するもので、遊技機1の電源投入時、‘0’から始まって後述の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理ごとに
‘1’ずつ加算され、‘9’に至ると、次に‘0’に書き換えられて再び前記加算が繰り返される。この普通図柄乱数は、前記普通図柄変動開始用ゲート55を通過した遊技球を前記普通図柄変動開始スイッチで検出するごとに取得され、最大4個まで前記主制御基板200のRAMの普通図柄乱数値記憶領域に格納される。
また、前記普通図柄乱数には、普通図柄が割り当てられている。前記普通図柄乱数値‘0’には普通図柄の‘0’、‘1’には‘1’、‘2’には‘2’等のように割り当てられている。本実施例では、小当たりの当たり確率は1/2となっており、具体的には、前記普通図柄乱数の取得乱数値が奇数である場合、小当たりになり、前記始動入賞口42の拡開開放を行うようになっている。また、前記普通図柄乱数の取得乱数値がその他の場合には小当たりとならず、前記始動入賞口42が前記入賞し難い狭小開放状態のままとされる。
前記主制御基板(主制御回路)200に設けられる主なフラグとして、この実施例では大当たりフラグ、大当たり終了フラグ、確変フラグ、電源断フラグ等が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全てOFFにされる。
前記主制御基板(主制御回路、主制御手段)200では、前記ROMに記憶されているプログラム(主制御手順)に従い前記CPUがメイン処理Mを行う。図10はメイン処理Mのフローチャートである。前記主制御基板(主制御回路、主制御手段)200が行う処理は主制御手順の処理に相当する。
メイン処理Mでは、CPU等の初期設定処理(S10)、RAMの内容の異常有無判断(S20)、RAMの初期化処理(S30)、割り込み禁止処理(S40)、普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S50)、割り込み許可処理(S60)、割り込み処理(S100)が行われ、最終処理においてループ処理が行われている間に4ms毎に割り込み処理(S100)が実行される。
CPU等の初期設定処理(S10)では、スタックの設定、割り込み時間の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。次にRAMクリアスイッチ206がONされているか、もしくは電源断フラグがONでRAMの内容が正常かどうか判断し(S20)、異常と判断されるとRAMの初期化が行われる(S30)。メイン処理Mは繰り返し行われるが、CPU等の初期設定処理(S10)、RAMの内容異常有無判断(S20)、RAMの初期化(S30)については、電源投入時のみに必要な初期制御手順であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されないが、周知であるので詳細は省略する。割り込み禁止処理(S40)では、4msecごとに割り込み処理(S100)が入ってきても、割り込み許可となるまで、割り込みを禁止する。普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S50)では、種々の乱数が普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S50)ごとに1加算され、前記のように各乱数の設定上限値に至ると次に‘0’に戻って再び加算が行われる。更新された乱数は前記主制御基板200のRAMに記憶される。割り込み許可処理(S60)では、4msecごとに入ってくる割り込み処理(S100)に対して許可をする。
割り込み処理(S100)では、図11に示すように、まず出力処理(S110)が行われる。出力処理(S110)では、各処理により前記主制御基板200の出力バッファに記憶されたコマンド(制御信号)等が、対応する制御基板等へ出力される。ここで出力されるコマンド(制御信号)等には、演出乱数値、大当たり図柄データ、大当たり判定データ、外れ図柄データ等が挙げられる。続く入力処理(S120)では、遊技機1に設けられている種々のセンサ(各入賞口の検出スイッチ等)が検知した場合の信号入力が行われる。また、次の普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S130)では、前記メイン処理Mにおけるループ処理内で行われている普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理(S50)と同様の処理が行われる。
始動入賞口スイッチ検出処理(S140)では、図12に示すように、まず前記始動入賞口42に遊技球が入賞したか否か、すなわち始動入賞口42に遊技球の入球があって前記始動入賞口検出スイッチで遊技球が検出されたか否か判断され(S140−1)、前記始動入賞口42に入賞していなければ、この始動入賞口スイッチ検出処理(S140)を終了する。一方、前記始動入賞口42に入賞している場合には、次に前記主制御基板200のRAMに記憶されている前記特別図柄用保留球数が設定数の4以上か確認される(S140−2)。前記特別図柄用保留球数が4以上であれば、この始動入賞口スイッチ検出処理(S140)を終了し、それに対して4未満であれば、前記特別図柄用保留球数に前記始動入賞口スイッチで検出された遊技球検出数1が加算される(S140−3)。続いて、特別図柄関係乱数取得処理(S140−4)が行われ、その後にこの始動入賞口スイッチ検出処理(S140)が終了する。前記特別図柄関係乱数取得処理(S140−4)では、前記RAMに記憶されている特別図柄関係の更新乱数が取得され、現在の特別図柄用保留球数と対応するRAMアドレスに取得乱数がセーブ(記憶)される。ここで取得される乱数値は、大当たり判定乱数値、大当たり図柄乱数値、リーチ乱数値、特別図柄データ乱数値、変動態様乱数値である。なお、現在の特別図柄用保留球数と対応するRAMアドレスに取得乱数値がセーブされるとは、例えば現在の特別図柄用保留球数が1の場合には特別図柄用保留球数1と対応するRAMアドレスに取得乱数値がセーブされ、特別図柄用保留球数が2の場合には特別図柄用保留球数2と対応するRAMアドレスに取得乱数値がセーブされることを意味する。
普通動作処理(S150)では、前記更新されてRAMに記憶されている普通図柄乱数値が取得されて、小当たりの判定や普通図柄表示部50での普通図柄の停止表示、始動入賞口42の開閉等、小当たりに関する処理が行われるが、本発明を理解する上で重要ではないため、詳細な説明を省略する。
特別動作処理(S160)では、図13に示すように、まず特別外れ図柄作成処理(S160−1)が行われる。特別外れ図柄作成処理(S160−1)では、図14に示すように、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)において取得されてRAMに記憶されている特別図柄データ1のアドレス値が格納元アドレス値にセットされ(S160−1−1)、続いて、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)において取得されて前記RAMに記憶されている特別図柄データ3が判定値としてロードされ(S160−1−2)、前記判定値としての特別図柄データ3の乱数値と前記格納元アドレス値に記憶されている特別図柄データ1の乱数値が一致するか否か判断される(S160−1−3)。一致すればこの特別外れ図柄作成処理(S160−1)が終了して特別外れ図柄データが更新されず、一致しない場合には、前記RAMにおける特別外れ図柄のデータ格納先アドレス値と、特別外れ図柄として転送される特別図柄データ1〜3のアドレス値がセットされ(S160−1−4)、続いて前記特別図柄データ1〜3の乱数値に割り当てられている特別図柄が、前記特別外れ図柄のデータ格納先に転送されて特別外れ図柄1〜3として格納されることにより特別外れ図柄データが更新され(S160−1−5)、その後にこの特別外れ図柄作成処理(S160−1)が終了する。なお、特別外れ図柄1は大当たり判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部11で停止表示される左特別図柄、特別外れ図柄2は大当たり判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部11で停止表示される中特別図柄、特別外れ図柄3は大当たり判定結果が外れ時に前記特別図柄表示部11で停止表示される右特別図柄に対応する。
図13に示すように、前記特別動作処理(S160)では、前記特別外れ図柄作成処理(S160−1)の後に特別動作ステータスが1〜4の何れであるか判断される(S160−2〜160−4)。前記特別動作ステータスが1の場合には特別図柄待機処理(S160−5)が行われ、それに対して前記特別動作ステータスが2の場合には特別図柄変動処理(S160−6)が行われ、前記特別動作ステータスが3の場合には特別図柄確定処理(S160−7)が行われ、前記特別動作ステータスが4の場合には特別電動役物処理(S160−8)が行われる。
前記特別図柄待機処理(S160−5)では、図15に示すように、前記特別図柄用保留球数が0か否か判断され(S160−5−1)、特別図柄用保留球数が0の場合には前記特別図柄表示部11が特別図柄の変動中ではない待機画面(待ち受け画面)中か否か判断され(S160−5−6)、待機画面(待ち受け画面)中であれば、この特別図柄待機処理(S160−5)が終了し、一方、待機画面(待ち受け画面)中ではない場合には前記特別図柄表示部11を待機画面(待ち受け画面)にする設定処理が行われ(S160−5−7)、その後にこの特別図柄待機処理(S160−5)が終了する。なお、待機画面にする設定処理は、この設定処理がなされてから所定時間の間、始動入賞口42に遊技球が入賞しない場合に、待ち受け画面をセットさせる待ち受けコマンドがサブ制御基板210に出力されるようにする処理である。
それに対して前記S160−5−1で特別図柄用保留球数が0ではないと判断された場合には、特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が行われる。特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)では、図16に示すように、まず、前記主制御基板200のRAMに記憶されている前記更新大当たり判定乱数値が判定値としてロードされる(160−5−2−1)と共に、前記高確率時及び低確率時における大当たり成立数値を定めた大当たり判定値テーブルが格納されているRAMのアドレスがセットされる(S160−5−2−2)。続いて現在確変中(高確率状態中)か否かが判断される(S160−5−2−3)。前記確変中か否かは、前記主制御基板200に設けられている確変フラグがON(高確率状態)かOFF(低確率状態)かによって判断される。前記確変中の場合には、高確率状態時における大当たり成立数値と前記ロードされた大当たり判定乱数値が一致するか否かにより大当たりか否か判断され(S160−5−2−4)、一方、確変中ではない、すなわち低確率状態時には、低確率状態時における大当たり成立数値と前記ロードされた大当たり判定乱数値が一致するか否かにより大当たりか否か判断され(S160−5−2−5)、一致すれば大当たりと判断されて、前記主制御基板200に設けられている大当たりフラグがONにセットされる(S160−5−2−6)。その後、この特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が終了する。なお、前記S160−5−2−4あるいはS160−5−2−5で大当たりではないと判断されると、大当たりフラグをONにすることなく、この特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)が終了する。
前記特別図柄大当たり判定処理(S160−5−2)の後、特別図柄選択処理(S160−5−3)が行われる。特別図柄選択処理(S160−5−3)では、図17に示すように、前記大当たりフラグがON(大当たり)か否か判断され(S160−5−3−1)、大当たりフラグがON(大当たり)の場合には、前記大当たり図柄乱数値に基づく図柄が、前記特別図柄表示部11で停止表示する大当たり図柄としてセットされ(S160−5−3−2)、その後にこの特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。
一方、大当たりフラグがOFF(外れ)の場合には、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)で取得されて前記主制御基板200のRAMに記憶されているリーチ乱数値がロードされて、前記リーチ成立数値と一致するか否か確認され(S160−5−3−4)、一致すればリーチ有りとなり、前記始動入賞口スイッチ検出処理(S140)で取得されて前記主制御基板200のRAMに記憶されている特別図柄データ1が前記特別図柄表示部11で停止表示される左右の特別図柄としてセットされ(S160−5−3−5)、続いて特別図柄データ1に1が加算され(S160−5−3−6)、加算後のものが前記特別図柄表示部11で停止表示される中特別図柄としてセットされる(S160−5−3−7)。その後、この特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。
それに対して前記ロードされたリーチ乱数値がリーチ成立数値と一致しない場合、すなわちリーチ無しと判断された場合には、前記特別外れ図柄作成処理(S160−1)において作成された特別外れ図柄1〜3のセット(格納)されているアドレス値が、格納元アドレス値としてセットされ(S160−5−3−8)、続いて格納先アドレス値として特別停止図柄1〜3のアドレスがセットされ(S160−5−3−9)、それぞれの格納元アドレスから対応する格納先アドレスにデータが転送され(S160−5−3−10)、その後にこの特別図柄選択処理(S160−5−3)が終了する。なお、特別停止図柄1は前記特別図柄表示部11で停止表示される左特別図柄、特別停止図柄2は前記特別図柄表示部11で停止表示される中特別図柄、特別停止図柄3は前記特別図柄表示部11で停止表示される右特別図柄に対応する。
前記特別図柄選択処理(S160−5−3)に次いで特別図柄乱数シフト処理(S160−5−4)が行われる。この特別図柄乱数シフト処理(S160−5−4)では、前記RAMの特別図柄用保留球数のデータ記憶領域において、ロード(読み出し)順位一位のアドレスの記憶領域に記憶されていた特別図柄用保留球数のデータが、先の処理によりロードされて空席となることに起因して、ロード順位が二位以降のアドレスに記憶されている特別図柄用保留球数のデータについて、ロード順位を一つずつ繰り上げるアドレスのシフトが行われる。具体的には、図18に示すように、まず、前記主制御基板200のRAMに記憶されている前記特別図柄用保留球数から1減算(例えば保留球数2のものは1にされ、3のものは2にされる等)され(S160−5−4−1)、次に各保留球数に対応するデータが各保留球数から1減算した保留球数のRAMアドレスにシフトされ(S160−5−4−2)、続いて最上位(ロード順位が最後、本実施例では4個目)の特別図柄用保留球数に対応するRAMアドレスに0がセットされる(S160−5−4−3)。
前記特別図柄乱数シフト処理(S160−5−4)に次いで、特別図柄変動開始処理(S160−5−5)が行われる。特別図柄変動開始処理(S160−5−5)では、特別動作ステータスが2に設定されると共にその他特別図柄の変動開始に必要な処理が行われる。前記特別図柄変動開始処理(S160−5−5)の後に、前記特別図柄待機処理(S160−5)が終了する。
前記特別動作ステータスが2の場合に行われる特別図柄変動処理(S160−6)では図19に示すように、まず特別図柄の変動時間が終了したか否か判断され(S160−6−1)、変動時間が終了していなければこの特別図柄変動処理(S160−6)が終了する。一方、変動時間が終了していれば変動停止図柄用のテーブルがセットされる(S160−6−2)と共に、変動停止図柄のデータが格納され(SS160−6−3)、続いて特別動作ステータスが3にセットされ(S160−6−4)、その他必要な処理(S160−6−5)が行われた後に、この特別図柄変動処理(S160−6)が終了する。
前記特別動作ステータスが3の場合に行われる特別図柄確定処理(S160−7)では図20に示すように、まず大当たりフラグがONか否か、すなわち大当たりか否か判断される(S160−7−1)。大当たりフラグがON、すなわち大当たりの場合には、ラウンドカウンタがセットされ(S160−7−2)、特別動作ステータスが4にセットされた(S160−7−3)後、この特別図柄確定処理(S160−7)が終了する。一方、大当たりフラグがOFF、すなわち外れの場合には、特別動作ステータスが1にセットされた(S160−7−4)後、この特別図柄確定処理(S160−7)が終了する。
前記特別動作ステータスが4の場合に行われる特別電動役物処理(S160−8)では、図21及び図22に示すように、まず確変フラグがOFFにリセットされた(S160−8−1)後に、大当たり終了フラグがON(大当たり遊技終了)か否か判断される(S160−8−2)。そして、大当たり終了フラグがONではない、すなわち大当たり遊技終了ではない場合には現在大入賞口15が開放中か否か判断され(S160−8−3)、開放中ではなく閉鎖中の場合には大入賞口15の開放時間か否か判断される(SS160−8−4)。大入賞口15の開放時間の場合には大入賞口の開放処理が行われて(S160−8−5)、その後にこの特別電動役物処理(S160−8)が終了する。それに対して大入賞口15の開放時間となっていないときには、この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
一方、前記S160−8−3で大入賞口15が開放中と判断されると、大入賞口15に10個遊技球が入賞(S160−8−6)、若しくはラウンド終了時間(本実施例では30秒)経過(S160−8−7)の何れかであるか否か判断され、何れでもない場合にはそのままこの特別電動役物処理(S160−8)が終了し、それに対して大入賞口15に10個遊技球が入賞、若しくはラウンド終了時間経過の何れかである場合には、大入賞口閉鎖処理(S160−8−8)とラウンドカウンタの値から1減算する処理(S160−8−9)が行われる。なお、前記大入賞口閉鎖処理(S160−8−8)では、大入賞口閉鎖のコマンドが出力バッファにセットされる。続いて、ラウンドカウンタが0か否か判断され(S160−8−10)、ラウンドカウンタが0ではない場合には、そのままこの特別電動役物処理(S160−8)が終了し、それに対してラウンドカウンタが0の場合には、大当たり終了処理(S160−8−11)が行われ、前記RAMの特別図柄用保留球数記憶領域に記憶されている大当たり乱数データが、大当たり終了コマンドと共に前記ランプ制御基板215へ送信されるように出力バッファにセットされる。その後、大当たり終了フラグがONにされ(S160−8−12)、この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
それに対し、前記S160−8−2で大当たり終了フラグがON、すなわち大当たり終了と判断されると、大当たり終了フラグをOFFにセットする処理(S160−8−13)と、大当たりフラグをOFFにする処理(S160−8−14)が行われ、その後に停止図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)であるか判断される(S160−8−15)。そして、確変図柄の場合には、確変フラグがONにされる(S160−8−16)と共に、特別動作ステータスが1にセットされ(S160−8−17)、一方、確変図柄とは異なる場合には前記確変フラグをONにする処理(S160−8−16)をジャンプして特別動作ステータスが1にセットされ(S160−8−17)、この特別電動役物処理(S160−8)が終了する。
保留球数処理(S170)では、図23に示すように保留球数がロードされ(S170−1)、保留球数が出力バッファにセットされる(S170−2)。
電源断監視処理(S180)では、図24に示すように、電源断信号が入力したか判断され(S180−1)、入力していなければこの電源断監視処理(S180)が終了する。一方、電源断信号が入力している場合には、現在のデータ(状態)が前記主制御基板200のRAMに記憶され(S180−2)、次いで電源断フラグがONにされ(S180−3)、その後ループ処理が行われる。
その他の処理(S190)では、遊技に必要なその他の様々な処理が行われるが、本発明で特に関わりのない処理についての説明は省略する。
前記サブ制御基板(サブ制御回路、演出制御基板)210が行う処理について説明する。前記サブ制御基板(演出制御基板)210が行うサブ制御メイン処理Jでは、図25に示すように、遊技機1の電源投入時にサブ御基板210においてCPU初期化処理が行われる(S201)。前記CPU初期化処理(S201)では、スタックの設定、CPUの設定、SIO、CTCの設定等が行われる。次に、電源断信号がONでRAM内容が正常か判断され(S202)、異常と判断されるとRAMの初期化が行われ(S203)、その後乱数更新処理(S204)が行われる。一方、正常であれば、RAMの初期化を行うことなく乱数更新処理(S204)が行われる。
乱数更新処理(S204)では、前記サブ制御基板210に設けられている乱数用カウンタにおいて乱数値の更新処理(1加算)が行われる。乱数値は設定最大値に至ると次に‘0’に戻り、再び更新処理(1加算)が行われる。
前記乱数更新処理(S204)の後、ループ処理が行われる。このループ処理が行なわれている間に、前記主制御基板200からのコマンド(制御信号)受信時に外部INT割り込み処理(S300)が行われ、また、2ms毎に2msタイマ割り込み処理(S400)、10ms毎に10msタイマ割り込み処理(S500)がそれぞれ行われる。
外部INT割り込み処理(S300)では、図26に示すように、主制御基板200からのストローブ(STB)信号がONか確認され(S301)、ストローブ信号がON、すなわち外部INT入力部にストローブ信号が入力されると、前記主制御基板200から出力されたコマンド(制御信号)の受信およびRAMへの格納が行われる(S302)。ここで主制御基板200から受信するコマンド(制御信号)には、変動態様乱数値に基づく変動コマンド、大当たり図柄データ、大当たり判定データ、外れ図柄データ等が含まれる。それに対し、ストローブ信号がONになっていなければ、その時点でこの外部INT割り込み処理(S300)が終了する。
2msタイマ割り込み処理(S400)は、図27に示すように、入力処理(S401)が行われる。
入力処理(S401)では、遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の信号の受信が行われる。前記遊技ボタンスイッチ67が操作された(リミットセンサーが検知した)ON状態か、操作されていない(リミットセンサーが検知していない)OFF状態かを判断し、前記遊技ボタンスイッチ67の状態をサブ制御基板210のRAMに記憶する。前記遊技ボタンスイッチ67のON、OFF状態判断は、遊技ボタンスイッチ67からサブ制御基板210に入力される信号が、OFF状態時にはlow、ON状態時にはhighとなることにより判断される。前記ON状態か、OFF状態かの判断は、2msタイマ割り込み処理(S400)が実行される2ms毎に行われる。本実施例では、2ms毎に繰り返し実行される入力処理(S401)でOFF状態が3回検出された後にON状態が3回検出された場合(合計12ms)に、前記遊技ボタンスイッチ67が操作されたと判断される。
10msタイマ割り込み処理(S500)では、図28に示すように、コマンド監視処理(S501)、図柄テーブル設定処理(S502)、液晶更新処理(S503)、SW処理(S504)、コマンド送信処理(S505)が行われる。
コマンド監視処理(S501)では、図29に示すように、前記主制御基板(主制御回路)200から受信したコマンドが大当たりラウンドに関するコマンドか(S501−1)、変動に関するコマンドか(S501−2)、待ち受けコマンドか(S501−3)が判断され、その後にその他の処理(S501−7)が行われる。大当たりラウンドに関するコマンドの場合には、大当たりラウンドに関する設定処理、例えば大当たりラウンド中の画面や音声等の設定処理が行われる(S501−4)。一方、変動に関するコマンドの場合には、主制御基板(主制御回路)200において判定された当否判定結果及び取得された変動態様乱数値に基づいて、図7の変動パターンテーブルから変動パターンが選択され、変動表示が設定される(S501−5)。前記S501−5は、本発明において、前記変動態様を変動態様群から選択する変動態様選択手段の処理に相当する。また、待ち受けコマンドの場合には、頻度カウンタの値(計数手段の計数値)が初期値にリセットされる(S501−6)。なお、前記操作頻度インジケータの表示は、頻度カウンタの値(計数手段の計数値)の初期値と対応して後述の液晶更新処理(S503)で初期表示値にされる。頻度カウンタの値(計数手段の計数値)は本発明の基準値に相当し、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が有効時間(SW有効時間)内にスライド操作される毎に加算され、操作しないことにより減算されるものであり、初期値は最大の100に設定されている。このように、待ち受けコマンドを初期化手段とすることで、遊技客の交代時等に初期状態で新しい遊技者を迎え易くすることが可能となる。
その他の処理(S501−7)では、コマンド監視処理において必要なその他の処理が行われるが、本発明の理解には特に必要とならないため、説明を省略する。
図柄テーブル設定処理(S502)では、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が選択図柄の選択のためにスライドされた頻度を表す操作頻度ランクに基づいて、図7及び図8の図柄テーブルA〜Dの中から図柄テーブルが選択され、選択された図柄テーブルから、前記変動態様乱数値に基づいて図柄パターンが選択される。すなわち、図30に示すように、この図柄テーブル設定処理(S502)では、操作頻度がA,B,C,Dの何れか判断され(S502−1〜S502−3)、操作頻度ランクがAの場合には前記図柄テーブルAが図柄パターンの選択用に設定され(S502−4)、操作頻度ランクがBの場合には前記図柄テーブルBが図柄パターンの選択用に設定され(S502−5)、操作頻度ランクがCの場合には前記図柄テーブルCが図柄パターンの選択用に設定され(S502−6)、操作頻度ランクDの場合には前記図柄テーブルDが図柄パターンの選択用に設定される(S502−7)。その後、設定された図柄テーブルから、前記主制御基板200の変動態様乱数値に基づいて図柄パターンが選択され、選択された図柄パターンの内容で設定される(S502−8)。選択された図柄パターンが遊技ボタンスイッチを使用するもの、すなわち選択図柄の場合には、選択図柄の図柄パターンに基づいてSW有効時間(操作有効時間)が設定される。
前記操作頻度ランクは、表1に示すように、頻度カウンタ値(計数手段の計数値、基準値)に基づいて設定され、各ランクには前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作により選択図柄を指示選択する演出の頻度と、前記操作頻度インジケータIの表示状態が設定されている。操作頻度ランクAは、頻度カウンタの値(基準値)の範囲が「70〜100」に設定されると共に、選択図柄を指示選択する演出の頻度が「多い」、操作頻度インジケータIの表示が最大の「3つ」に設定されている。前記操作頻度インジケータの表示は、「無し」、「1つ」、「2つ」、「3つ」の四段階とされ、表示状態最低の「無し」が操作頻度最低値状態、表示状態最大の「3つ」が操作頻度最大値状態を示すようになっている。図35に操作頻度インジケータIの表示状態を示す。なお、図柄テーブル設定処理(S502)は、図柄選択手段に相当する。
Figure 0004921583
液晶更新処理(S503)では、主制御基板200より受信した変動コマンド(変動態様乱数値)に基づいて前記変動パターンテーブルから選択された変動パターン(変動態様)、及び前記操作頻度ランクに対応して設定された図柄テーブルから前記変動コマンド(変動態様乱数値)に基づいて選択された図柄パターン、及び前記操作頻度ランクと対応する操作頻度インジケータの表示設定に合わせて表示装置(詳しくはVDP等)10に、表示データが記憶されたサブ制御基板(演出制御基板)210のROMから表示データを出力し、表示画面に表示される画像の更新が行われる。前記液晶更新処理(S503)の次にはSW処理(504)が行われる。
SW処理(S504)では、図31に示すように、前記表示装置10の状態に応じた遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作に対する処理、すなわち、予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)、変動態様に関する操作手段の入力処理(S504−2)、変動停止中に関する操作手段の入力処理(S504−3)、その他に関する操作手段の入力処理(S504−4)が行われる。
予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)では、前記選択図柄が表示されているSW有効時間(操作有効時間)内に前記指示表示体(カーソル)を移動させるために前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)のスライド操作が行なわれたか、あるいは前記選択図柄を選択するために押下(PUSH)操作が行なわれたかを判断し、SW有効時間(操作有効時間)内に操作された場合には操作を有効として、前記頻度カウンタの値(本発明の基準値)を規定値分加算し、一方SW有効時間内に操作されなかった場合には規定値分減算する処理を行うと共に、頻度カウンタの値(本発明の基準値)に応じて操作頻度インジケータIの表示の設定を行う。この予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)は、本発明において、操作手段により前記指示表示体を移動表示させる操作がされたかを判定する操作判定手段の処理に相当すると共に、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した操作判定結果と前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定した操作判定結果を計数する計数手段の処理に相当する。
図32及び図33に示すように、前記予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)では、まず選択された図柄パターンに基づいて設定されたSW有効時間(操作有効時間)が0になったか判断される(S504−1−1)。前記SW有効時間(操作有効時間)が0になっていない場合には、遊技ボタンスイッチ(操作手段)67のスライド操作が行われたか(S504−1−2)、すなわち前記指示表示体(カーソル)を移動表示させる操作が行われたか、あるいは遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の押下(PUSH)操作が行われたか、すなわち選択図柄を選択する操作が行われたか判定される(S504−1−6)。
前記S504−1−2で遊技ボタンスイッチ(操作手段)67のスライド操作が行われたと判定されると、次にBFGフラグがONか判定される(S504−1−3)。BFGフラグがOFFの場合にはONに設定されると共に操作手段の前記頻度カウンタの値(基準値)が規定値分加算され(S504−1−4)、その後指示表示体(カーソル)Kの移動表示処理が行われる(S504−1−5)。なお、前記S504−1−3でBFGフラグがONと判定された場合には、前記BFGフラグの設定及び頻度カウンタの加算処理(S504−1−4)がジャンプされて指示表示体(カーソル)の移動処理(S504−1−5)が行われる。本実施例における前記頻度カウンタの値に加算される規定値は5に設定されている。また、頻度カウンタの値は、上限が100に設定されており、前記規定値分の加算によって100を超える場合には、加算後の頻度カウンタ値は100に設定される。
一方、前記S504−1−6で遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の押下(PUSH)操作が行われたと判定された場合には、前記指示表示体(カーソル)が選択図柄の上に位置するか判断される(S504−1−7)。前記指示表示体(カーソル)が選択図柄の上に位置する場合には、BFGフラグがONか判断され(S504−1−8)、OFFの場合にはONに設定されると共に頻度カウンタの値が規定値分加算され(S504−1−9)、続いて選択図柄を選択した際の処理、すなわち予告表示やポイントの加算等の処理が行われる(S504−1−10)。なお、前記S504−1−7でBFGフラグがONと判断された場合には前記BFGフラグの設定及び頻度カウンタの値の加算処理がジャンプされる。また、前記S504−1−7で遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が押下されていないと判断されたり、S504−1−8で指示表示体(カーソル)が選択図柄の上に位置しないと判断されたりした場合、すなわち選択図柄が表示され、SW有効時間(操作有効時間)内に遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が操作されていない(正しく操作されていない場合を含む)と判定された場合には、前記BFGフラグのON設定や頻度カウンタの値(基準値)の加算処理、及び選択図柄を選択した際の処理はジャンプされて行われない。
続いて、前記SW有効時間(操作有効時間)が減算され(S504−1−11)、次にSW有効時間(操作有効時間)が0になったか判断され(S504−1−12)、0の場合にはBFGフラグがONか判断される(S504−1−13)。前記BFGフラグがOFFの場合には前記操作手段の頻度カウンタの値(基準値)が規定値分減算(本実施例では5減算)される(S504−1−14)。なお、前記頻度カウンタの値(基準値)の最低値は0に設定されており、減算結果がマイナスとなる場合には減算後の頻度カウンタの値(基準値)が0にされる。前記S504−1−13でBFGフラグがOFFと判断される場合は、前記S504−1−2、S504−1−6、S504−1−7の判定により前記SW有効時間(操作有効時間)内に遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が操作されていない(正しく操作されていない場合を含む)と判定されたことによりBFGフラグがOFFになっている場合である。その後、頻度カウンタの値による前記操作頻度ランクに変更があった場合には、該当する操作頻度ランクに更新されると共に更新後の操作頻度ランクに応じた操作頻度インジケータの表示がセットされる(S504−1−15)。一方、前記S504−1−12でSW有効時間が0ではないと判断された場合には前記BFGフラグのON判断(S504−1−13)及び前記操作手段の頻度カウンタ値減算(S504−1−14)の処理がジャンプされ、また、前記S504−1−13においてBFGフラグがONと判断された場合には前記操作手段の頻度カウンタ値減算(S504−1−14)の処理がジャンプされ、その後に前記操作頻度ランクの更新及び更新後の操作頻度ランクに応じた操作頻度インジケータの表示処理(S504−1−15)が行われる。
また前記S504−1−1でSW有効時間(操作有効時間)が0と判断されると、BFGフラグがONか判断され(S504−1−16)、OFFの場合には直ちにまたこの予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)が終了し、一方、ONの場合にはOFFに設定された(S504−1−17)後に、この予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)が終了する。
変動態様に関する操作手段の入力手段(S504−2)では、前記操作変動パターン(操作変動態様)が選択されている場合に、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67の操作が行われることにより変動内容を変化させる処理が行われる。
変動停止中に関する操作手段の入力処理(S504−3)では、前記特別図柄(判定図柄)の変動停止中に、遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が操作された場合の処理が行われる。前記変動停止中に関する操作手段の入力処理(S504−3)では、図34に示すように、まず、前記指示表示体(カーソル)Kが前記特別図柄表示部11において非表示か判断される(S504−3−1)。前記指示表示体(カーソル)Kが非表示の場合、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67がスライド操作されたか判断される(S504−3−2)。前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67がスライド操作されている場合、頻度カウンタの値(基準値)が0(最低値)か判断され(S504−3−3)、頻度カウンタの値(基準値)が0(最低値)の場合には頻度カウンタの値(基準値)が最大の100(初期値)にセットされ(S504−3―4)、前記指示表示体(カーソル)Kが前記特別図表示部11に表示され、指示表示体(カーソル)の移動処理が行われる(S504−3−5)。なお、前記頻度カウンタの値が最大の100(初期値)に設定されると、次回のサブ制御10msタイマ割り込み処理における前記予告に関する操作手段の入力処理(S504−1)のS504−1−15で、前記操作頻度インジケータIの表示が初期表示値(最大表示値)まで増大する。一方、前記S504−3−3で前記頻度カウンタの値(基準値)が0ではないと判断された場合には、前記頻度カウンタの値(基準値)の最大値(初期値)設定処理(S504−3―4)がジャンプされる。
また、前記S504−3−1において前記指示表示体(カーソル)Kが前記特別図柄表示部11に表示されていると判断された場合、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67がスライド操作されたか判断される(S504−3−6)。スライド操作されていない場合にはカーソルタイマが更新され(S504−3−7)、カーソルタイマが所定時間経過したか判断される(S504−3−8)。カーソルタイマが所定時間経過している場合、すなわち遊技ボタンスイッチ(操作手段)67が所定時間スライド操作されていない場合、前記指示表示体(カーソル)Kが非表示にされる(S504−3−9)。それに対して前記カーソルタイマが所定時間経過していない場合には、直ちにこの変動停止中に関する操作手段の入力処理(S504−3)が終了する。
一方、前記S504−3−6において前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67がスライド操作されたと判断された場合には、前記指示表示体(カーソル)Kの移動処理が行われ(S504−3−10)、カーソルタイマが0にされる(S504−3−11)。
その他に関する操作手段の入力処理(S504−4)では、前記遊技ボタンスイッチ(操作手段)67を用いて行われるその他の入力に関する処理が行われる。
コマンド送信処理(S505)では、送信コマンドがある場合にはコマンドが送信されてこのコマンド送信処理(S505)が終了する。なお、送信コマンドない場合には、ただちにこのコマンド送信処理(S505)が終了する。
このように、本実施例によれば、遊技者が遊技ボタンスイッチ(操作手段)の操作頻度を操作頻度インジケータで視認して確認することができるようになり、遊技ボタンスイッチ(操作手段)の操作頻度を遊技者の意図する頻度に調節することが可能となる。
なお、本実施例では遊技者が操作可能な操作手段を、押下とスライド可能なスイッチ(リミットセンサーを有するボタンスイッチ)からなる1つの遊技ボタンスイッチとしたが、これに限定されるものではなく、押下専用の遊技ボタンスイッチとスライド専用の遊技ボタンスイッチとで構成してもよい。また、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。さらに本発明の遊技機はパチンコ遊技機に限定されるものではなく、操作手段を用いて演出が行われるものに適用可能である。
以上、前記実施例の構成をまとめると、以下の通りである。
(1)所定の契機に基づいて当否を判定する当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定結果に基づいて所定の変動態様で判定図柄を表示可能な表示手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
を備えた遊技機において、
前記表示手段には前記判定図柄とは異なる図柄が表示可能とされ、
前記表示手段に表示される図柄を複数の図柄が含まれる図柄群から選択する図柄選択手段を備えると共に、前記図柄群の図柄には前記操作手段の操作に基づいて前記表示手段に移動表示される指示表示体により指示選択可能な選択図柄が含まれ、
前記操作手段により前記指示表示体を移動表示させる操作がされたかを判定する操作判定手段を備え、
前記図柄選択手段は前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合には、操作が行われていないと判定した場合よりも前記選択図柄を選択しやすく設定され、
前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した操作判定結果と前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定した操作判定結果を計数する計数手段を備え、
前記表示手段に前記計数手段の計数結果に基づいて前記操作手段の操作頻度を表す操作頻度インジケータが表示されることを特徴とする遊技機。
(2)前記(1)において、前記操作手段は操作有効時間内に操作された場合に操作が有効とされ、
前記操作有効時間は前記図柄選択手段が前記選択図柄を選択したことに基づいて設定され、
前記操作判定手段は、前記操作有効時間内に前記操作手段により前記指示表示体を移動表示させる操作がされたかを判定することを特徴とする遊技機。
(3)前記(1)または(2)において、前記表示手段に表示される前記図柄群の図柄は前記当否判定手段の判定結果に基づいて前記図柄選択手段により選択されると共に、前記判定図柄による前記当否判定結果の表示に先立って、前記図柄群の図柄が前記当否判定結果を報知する報知態様で表示されることを特徴とする遊技機。
(4)前記(3)において、前記図柄群から前記図柄選択手段により前記選択図柄が選択されて、前記選択図柄を前記指示表示体で指示選択することにより、前記選択図柄が前記報知態様で表示されることを特徴とする遊技機。
(5)前記(1)から(4)の何れか一において、前記選択図柄を前記指示表示体により選択することにより遊技に関わる特典遊技が遊技者に付与されることを特徴とする遊技機。
(6)前記(1)から(5)の何れか一において、前記図柄選択手段により前記選択図柄が選択されていない非選択状態時には前記選択図柄が非表示状態であることを表す半透明の選択図柄非表示図柄が前記表示手段に表示され、
前記図柄選択手段により前記選択図柄が選択されることに基づいて前記選択図柄非表示図柄が不透明の前記選択図柄に変化することを特徴とする遊技機。
(7)前記(1)から(6)の何れか一において、前記計数手段は前記計数によって増減する基準値を備え、
前記図柄選択手段は、前記基準値に基づいて前記選択図柄の選択しやすさを設定することを特徴とする遊技機。
(8)前記(7)において、前記操作頻度インジケータは前記基準値に対応させて可変表示されることを特徴とする遊技機。
(9)前記(8)において、前記基準値は前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定したことにより減少し、
前記基準値が所定値以下となることに基づいて前記操作頻度インジケータが最低値で表示されると共に、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択しない設定にされることを特徴とする遊技機。
(10)前記(9)において、前記操作頻度インジケータの表示が最低値のときに、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合に前記基準値が初期値まで増加すると共に前記操作頻度インジケータの表示が初期表示値まで増大し、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択可能な設定にされることを特徴とする遊技機。
(11)前記(1)から(10)の何れか一において、前記指示表示体は前記操作手段の操作が所定時間行われない場合には非表示にされることを特徴とする遊技機。
(12)前記(1)から(11)の何れか一において、前記図柄群は前記図柄選択手段による選択図柄の選択率が異なる複数の図柄テーブルで構成されると共に、前記図柄選択手段は前記操作判定手段の判定結果に基づいて選択した前記図柄テーブルの中から前記選択図柄を選択することを特徴とする遊技機。
(13)前記(1)から(12)の何れか一において、所定時間遊技が行われていないことに基づいて前記表示手段の表示が待ち受け画面に設定されると共に前記計数手段の計数値が初期値にリセットされ、前記操作頻度インジケータの表示が初期表示値にされることを特徴とする遊技機。
(1)の構成によれば、遊技者が操作手段の操作頻度を視認して確認することができるようになり、操作手段の操作頻度を遊技者の意図する頻度に調節することが可能である。
(2)の構成によれば、遊技者が遊技に関係無く操作手段を操作しても遊技に反映されず、有効な操作のみを反映させることが可能となる。
(3)の構成によれば、判定図柄による前記当否判定結果の表示に先立って図柄が当否判定結果を報知する報知態様で表示されるため、遊技者は判定図柄の表示により当否判定結果を知る前に当否判定結果を知ることが可能となる。
(4)の構成によれば、遊技者が操作手段を操作して選択図柄を指示表示体で指示選択することにより、当否判定結果が判定図柄で表示されるよりも早く図柄が当否判定結果を報知する報知態様で表示されるため、遊技者が操作手段を操作して選択図柄を指示選択する楽しみが増し、遊技が退屈となることを防止することが可能となる。
(5)の構成によれば、遊技者が操作手段を操作して選択図柄を指示表示体で指示選択することにより、遊技に関わる特典遊技が遊技者に付与されるため、遊技者が操作手段を操作して選択図柄を指示選択する楽しみが増し、遊技が退屈となることを防止することが可能となる。
(6)の構成によれば、図柄選択手段で選択図柄が選択されていない状態においては、選択図柄が非表示状態であることを表す半透明の選択図柄非表示図柄が表示手段に表示され、図柄選択手段により選択図柄が選択されることに基づいて選択図柄非表示図柄が不透明の選択図柄に変化するため、遊技者は表示手段上での選択図柄表示位置を予め認識できると共に、選択図柄を指示選択できる時間が分かりやすくなることから、選択図柄を指示選択するための操作手段の操作をスムーズに行うことが可能となる。
(7)の構成によれば、操作判定手段の判定結果に応じて基準値を増減することにより、操作手段における操作頻度に基づく設定がしやすくなる。
(8)の構成によれば、表示手段に表示される操作頻度インジケータの表示状態によって操作手段の操作頻度を遊技者に正確に分かりやすく知らせることが可能となる。
(9)の構成によれば、指示表示体により選択図柄を指示選択する遊技に参加しない遊技者には、指示表示体により選択しない図柄が表示手段に表示されるようになり、遊技者の遊技スタイルに合わせた遊技機を遊技者に提供することが可能となる。
(10)の構成によれば、操作手段の操作が少なく、あるいは全く操作しないことにより選択図柄が選択されない状態になっても、操作手段を操作して指示表示体を移動させることにより再び選択図柄が選択可能な設定に戻すことができ、遊技のバリエーションを増やすことが可能となる。
(11)の構成によれば、指示表示体は操作手段の操作が所定時間行われない場合には非表示にされるため、指示表示体を移動させる操作を行わない遊技者等に対しては指示表示体が遊技の妨げとなることを防止することが可能となる。
(12)の構成によれば、図柄選択手段による選択図柄の選択率が異なる複数の図柄テーブルの中から、操作判定手段の判定結果に基づいて図柄テーブルを選択することにより、選択図柄の出現率を容易に変化させることが可能となる。
(13)の構成によれば、所定時間遊技が行われていないことにより表示手段が待ち受け画面に設定されることに基づいて計数手段の計数値が初期値にリセットされ、操作頻度インジケータの表示が初期表示値になる初期化手段を備え、遊技中に作動する初期化手段を備えることで、前の遊技者が遊技した後の遊技機で引き続き遊技をする遊技者が、操作手段の操作を用いる遊技に関して初期設定状態から遊技を行うことが可能となる。また、遊技客の交代時等に初期状態で新しい遊技者を迎え易くすることが可能となる。なお、「所定時間遊技が行われていない」とは、所定時間の間、前記判定図柄の変動を開始させる状態とならないこと、すなわち、当否判定のための所定の契機が所定時間成立しないことをいう。
1 遊技機
2 遊技盤
10 表示装置
11 特別図柄表示部
64 発射装置
67 遊技ボタンスイッチ(操作手段)
I 操作頻度インジケータ

Claims (1)

  1. 所定の契機に基づいて当否を判定する当否判定手段と、
    前記当否判定手段による当否判定結果に基づいて所定の変動態様で判定図柄を表示可能な表示手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    を備えた遊技機において、
    前記表示手段には前記判定図柄とは異なる図柄が表示可能とされ、
    前記表示手段に表示される図柄を複数の図柄が含まれる図柄群から選択する図柄選択手段を備えると共に、前記図柄群の図柄には前記操作手段の操作に基づいて前記表示手段に移動表示される指示表示体により指示選択可能な選択図柄が含まれ、
    前記操作手段により前記指示表示体を移動表示させる操作がされたかを判定する操作判定手段を備え、
    前記図柄選択手段は前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合には、操作が行われていないと判定した場合よりも前記選択図柄を選択しやすく設定され、
    前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した操作判定結果と前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定した操作判定結果を計数する計数手段を備え、
    前記表示手段に前記計数手段の計数結果に基づいて前記操作手段の操作頻度を表す操作頻度インジケータが表示され、
    前記計数手段は前記計数によって増減する基準値を備え、
    前記図柄選択手段は、前記基準値に基づいて前記選択図柄の選択しやすさを設定し、
    前記操作頻度インジケータは前記基準値に対応させて可変表示され、
    前記基準値は前記指示表示体を移動させる操作が行われなかったと前記操作判定手段が判定したことにより減少し、
    前記基準値が所定値以下となることに基づいて前記操作頻度インジケータが最低値で表示されると共に、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択しない設定にされ、
    前記操作頻度インジケータの表示が最低値のときに、前記指示表示体を移動させる操作が行われたと前記操作判定手段が判定した場合に前記基準値が初期値まで増加すると共に前記操作頻度インジケータの表示が初期表示値まで増大し、前記図柄選択手段は前記選択図柄を選択可能な設定にされることを特徴とする遊技機。
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