JP4921433B2 - 保護機能付きdc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、保護回路の誤動作を抑えた保護機能付きDC−DCコンバータ関する。
降圧型DC−DCコンバータの過電流や短絡等の異常が発生した際の回路を保護する方法としては、従来から下記の3通りのものが知られている。
(1)まず、出力負荷の前段に抵抗を追加し、その抵抗に流れる電流による電圧降下を監視して過電流を検出し、過電流が検出された場合に保護動作に入る方法がある。この方法は一般的によく使われている方法である(従来技術1という)。
(2)次に、PWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)制御の降圧型DC−DCコンバータを構成する場合の簡易な保護回路方式として、基準電圧と抵抗分圧された帰還電圧を差動アンプで比較し、その出力電圧をDC−DCコンバータを構成する三角波(鋸歯状波)発振器出力の上限および下限の電圧と比較し、出力電圧がその上限および下限の電圧の間からはみ出す状態を一定時間継続した場合に過電流等による出力電圧の低下等の出力電圧の異常が発生したとみなして保護動作に入る方法がある(特許第2501909号公報参照:従来技術2という)。
(3)さらに、PWM制御の降圧型DC−DCコンバータの主スイッチがオン状態を継続する時間を測定し、オン状態が一定時間保持された場合に過電流等による出力電圧の低下が発生したとして保護動作に入る方法もある(従来技術3という)。
図7は上記従来技術3の保護回路を模式的に示す図である。図8は、図7の回路の電源投入時のタイミングチャートを示す図である。
図7において、101は基準電圧(周知の基準電圧発生回路からの基準電圧)、102は差動アンプ(エラー増幅器)、103は三角波発生回路、104はPWMコンパレータ、105は信号バッファ制御回路、106はスイッチオン検出回路、107はタイマ回路、108は負荷である。また、SW1は主スイッチ、R1およびR2は抵抗、D1はダイオード、L1はインダクタンス、C1およびC2は容量である。A〜Hは回路点(またはその回路点の信号)を示している。
図7に示した従来の保護回路においては、出力電圧VOUTを抵抗R1およびR2により分圧して差動アンプ102の一方の入力端子(−)に入力し、差動アンプ102の他方の入力端子(+)に基準電圧101を入力する。
さらに、差動アンプ102の出力をPWMコンパレータ104の一方の入力端子(−)に入力し、三角波発生回路103の出力を該PWMコンパレータ104の他方の入力端子(+)に入力する。
PWMコンパレータ104の出力を信号バッファ制御回路105に入力するとともに、主スイッチSW1のオン状態を検出するスイッチオン検出回路106にも入力する。スイッチオン検出回路106からの主スイッチのオン状態を示す検出信号をタイマ回路107で計測し、主スイッチSW1がオン状態を一定時間保持した場合に過電流等による出力電圧の低下が発生したとして信号バッファ制御回路105を制御して主スイッチSW1をオフにして保護動作に入る。
以上の動作を行なう従来の保護回路においては、最初からDC−DCコンバータ回路は動作状態になっている。電源投入時に、図8に示すように、A点の電圧が徐々に上昇し、それに伴ってB点(=C点)の電圧、F点の電圧も上昇する。
P3時点で回路が通常動作に入り、入力電圧が出力設定電圧(図8では破線で示す)未満なので出力電圧が出力設定電圧以下となり、主スイッチSW1がオン状態で保持されて保護回路が動作を始める。タイマ回路107で設定された一定時間後のP4の時点で保護動作に入って出力を停止する。上記の従来の保護回路はこのまま停止状態を保持してしまって自動復帰できないという不具合が発生する。
特許第2501909号公報
上記従来技術1のような抵抗を追加して電流を監視する方法の場合、抵抗による熱損失があるため電力効率の低下が生じるという問題がある。また、部品点数の増加や検出用端子の追加が必要となり、回路も複雑化して実装面積やコストが高くなり、特にIC化した際にはその影響が大きくなるという問題もある。
上述したような電流検出機能のないDC−DCコンバータを用いて保護回路を構成する場合は、差動アンプの出力電圧で保護動作に入るかどうかを判定する方法(従来技術2)あるいはDC−DCコンバータスイッチのON状態を保持する時間を積分して保護動作にはいるかどうかを判定する方法(従来技術3)が簡易な方法である。しかしこれらの判定方式を用いた場合は、本当の過電流なのか、あるいは入力電圧が出力設定電圧以下になったために生じる誤動作なのかを判別できないという問題がある。
また、保護回路形式をラッチ型とした場合は、どちらの場合も区別できずに出力を停止し、そのまま停止状態を保持してしまい自動復帰しなくなるという問題がある。
これを回避するには保護回路形式をリセット型とすれば自動復帰するようになるが、結局はショートや過電流状態に対してもオン/オフを繰り返してしまうので完全な保護になっていないばかりでなく、発熱等の不具合が残ってしまう。
また、電源投入時に入力電圧の立ち上りがゆっくりとした場合は、出力設定電圧より入力電圧が低い状態が長く続くため保護回路が動作してしまうことがあり、保護形式がラッチ型の場合には出力電圧が立ち上がらないこともある。
そこで、本発明は上述した問題点を解消することを目的としており、具体的には各請求項は次のような目的を有している。
請求項1記載の発明の目的は、電源投入時などの入力電圧の立ち上り時における保護の誤動作を防止することを目的としている。
また、請求項2記載の発明の目的は、真性な保護検出状態(本当の過電流状態)と擬似的な保護検出状態(入力電圧が出力設定電圧以下になった状態)を識別可能とすることである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成を有している。
請求項1記載の発明は、入力電源と、該入力電源と出力端子との間に接続されたオンオフ可能な主スイッチと、抵抗分割回路と、一方の入力端子に基準電圧が入力され、他方の入力端子に前記抵抗分割回路によって分割された電圧が入力される差動アンプ兼コンパレータと、前記出力端子からの出力電圧または前記入力電源からの入力電圧のいずれか一方を前記抵抗分割回路に与える切替回路と、一方の入力端子に前記差動アンプ兼コンパレータの出力が接続され、他方の入力端子に三角波発生回路の出力がそれぞれ接続されたPWMコンパレータと、該PWMコンパレータの出力に接続され、前記主スイッチにオンオフを制御する信号を出力する制御回路と、前記入力電源の電圧が所定の電圧以下の場合に前記切替回路により前記入力電源からの入力電圧前記抵抗分割回路に与え、前記入力電源の電圧が所定の電圧を超えた場合に前記切替回路により前記出力端子からの出力電圧を前記抵抗分割回路に与える手段とを有することを特徴とする
請求項2記載の発明は、入力電源と、該入力電源と出力端子との間に接続されたオンオフ可能な主スイッチと、抵抗分割回路と、一方の入力端子に基準電圧が入力され、他方の入力端子に前記抵抗分割回路によって分割された電圧が入力される差動アンプ兼コンパレータと、前記出力端子からの出力電圧または前記入力電源からの入力電圧のいずれか一方を前記抵抗分割回路に与える切替回路と、一方の入力端子に前記差動アンプ兼コンパレータの出力が接続され、他方の入力端子に三角波発生回路の出力がそれぞれ接続されたPWMコンパレータと、該PWMコンパレータの出力に接続され、前記主スイッチにオンオフを制御する信号を出力する制御回路と、前記切替回路により前記出力端子からの出力電圧を前記抵抗分割回路に与えているDC−DCコンバータ通常動作中に入力電圧が出力設定電圧以下となった場合に前記主スイッチをオンからオフして一旦通常動作を停止させると共に前記切替回路により前記入力電源からの入力電圧を前記抵抗分割回路に与えてオフ状態を保持し、
一定時間経過後に切り替え回路により前記入力電圧が前記抵抗分割回路に与えられている状態から前記出力電圧前記抵抗分割回路に与えられている状態に前記切り替え回路を切り替えると共に、該入力電圧が出力設定電圧より高いか否かを判断し、前記入力電圧が出力設定電圧より低い場合は前記通常動作状態に戻して前記主スイッチをオンした状態で前記入力電圧をそのまま出力させ、前記入力電圧が前記出力設定電圧を超えた場合に前記主スイッチをオフする手段を有することを特徴とする。
本発明の各請求項の効果は次の如くである。
請求項1記載の発明によれば、電源投入時に入力電圧を検出する状態にしてスタンバイ状態を保ち、入力電圧が出力設定電圧を超えた時点で通常の動作に切り替えるようにしているので、入力電圧の立ち上り時における保護の誤動作を防止することが可能になる。
請求項2記載の発明によれば、保護動作の後、出力を一時的に停止して入力電圧が出力設定電圧以下の場合は、入力電圧が出力設定電圧以下になった状態である擬似的な保護検出状態と判断し、保護回路を動作させずに通常動作状態に戻してスイッチをオンした状態で入力電圧をそのまま出力し、入力電圧が出力設定電圧を超える場合は過電流状態である真性の保護検出状態と判断し、保護回路を動作させて出力を停止したままで保持するようにしたので、真性な保護検出状態と擬似的な保護検出状態を識別でき、それぞれに対応した動作を行わせることが可能になる。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
(第1の実施例)
図1は、図7に説明した従来のDC−DCコンバータを基本にして構成した本発明の第1の実施例を説明するための回路図である。図2は、本発明の第1の実施例の電源投入時のタイミングチャート例を示す図である。
図1において、1は電源投入リセット信号回路、2はフリップフロップ、3は切替回路、4は基準電圧(周知の基準電圧発生回路からの基準電圧)、5は差動アンプ兼コンパレータ、6は三角波発生回路、7はPWMコンパレータ、8は信号バッファ制御回路、9はスイッチオン検出回路、10はタイマ回路、11は負荷、12はインバータである。また、図7と同様に、SW1は主スイッチ、R1およびR2は抵抗、D1はダイオード、L1はインダクタンス、C1およびC2は容量である。A〜Hは回路点(またはそこの信号)を示している。
電源投入リセット信号回路1、フリップフロップ2、切替回路3、周知の基準電圧発生回路、差動アンプ兼コンパレータ5、スイッチオン検出回路9、タイマ回路10、インバータ12、抵抗R1、R2は、三角波発生回路6、PWMコンパレータ7、信号バッファ制御回路8、主スイッチSW1からなるPWM制御の降圧型DC−DCコンバータの保護回路を構成し、主スイッチSW1のオン状態が一定時間保持された場合に過電流等による回路の破壊から回路を保護する機能を有する。
図1において、電源投入リセット信号回路1、フリップフロップ2、切替回路3、インバータ12を除いた回路構成は図7の従来回路と同様の回路構成である。
図1の回路において、最初は電源投入リセット信号により図示のようにC点の電圧=A点の電圧になるように切替回路3を接続設定し、本回路を、DC−DCコンバータ回路を待機状態に保持する。ここで、切替回路3は如何なる切替スイッチであってもよく、例えばMOSトランジスタを用いた周知の切替スイッチを利用できる。
図2に示すように、電源投入時に、入力電圧A点の電圧(=C点の電圧)が0Vから徐々に上昇し、それに伴ってD点の電圧(図示せず)およびF点の電圧が上昇する。入力電圧A点の電圧(=C点の電圧)が回路の動作電圧になるP1までは回路素子が正常動作はしないが、DC−DCコンバータ回路を待機状態に保持する。
図2のタイミングチャート中のP1で回路が正常動作に入るが、入力電圧AがまだDC−DCコンバータ回路の出力設定電圧(図2の破線参照)を超えていないので続けてDC−DCコンバータ回路を待機状態に保持する。
続いて、入力電圧AがDC−DCコンバータ回路の出力設定電圧(図2の破線参照)を超えたP2の時点で、差動アンプ兼コンパレータ5がその旨の検出信号(F点の電圧の下落)を出力し、この信号がインバータ12を介してフリップフロップ回路2のセット端子Sに入力されフリップフロップの状態をセット状態に切り替える。
このフリップフロップ回路2の状態がセット状態に切り替わったことによりその出力Qで切替回路3の接点をC点の電圧=A点の電圧(C点とA点間が導通)からC点の電圧=B点の電圧(C点とB点間が導通)になるように、すなわち出力側に切り替え、DC−DCコンバータ回路を動作状態にさせる。この時点では先に述べたように入力電圧が既に出力設定電圧を超えているので保護回路は通常動作を行う。
なお、フリップフロップ2として、ここでは単純なフリップフロップ回路を想定しているが、電源投入時に電源投入リセット回路1からリセット信号を受けてDC−DCコンバータ回路を停止状態(C点の電圧=A点の電圧)にし、差動アンプ兼コンパレータ5の検出信号を受けてDC−DCコンバータ回路を動作状態(C点の電圧=B点の電圧)にする回路であれば如何なるものであってもよい。
ここで、差動アンプ兼コンパレータ5は、電源投入後入力電圧AがDC−DCコンバータ回路の出力設定電圧になったことを検知してDC−DCコンバータ回路を動作状態に移行するためのコンパレータとして機能し、DC−DCコンバータ回路が通常動作中は差動アンプとして機能する。
また、DC−DCコンバータ回路を停止させる際には信号バッファ制御回路8だけを停止するのではなくてPWMコンパレータ7や三角波発生回路6等を停止するようにすれば消費電流を抑えることもできる。
以上説明したように、本実施例によれば、電源投入時の電源立ち上りの保護回路の誤動作を防ぐとともに、電源が立ち上がった後に通常のDC−DCコンバータ動作に切り替えることができる。
本実施例の回路では、電源投入時に入力電圧を検出する状態にしてスタンバイ状態を保ち、入力電圧が出力設定電圧を超えた時点で通常の動作に切り替えることにより、立ち上りでの保護の誤動作を防止できる。
本発明の機能および構成は、回路の構成として急峻な立ち上がりを防ぐソフトスタート機能や特定の設定電圧以下で動作を停止させて不確定状態の誤動作を防ぐUVLO(アンダーボルテージロックアウト)機能等との組合せを妨げるものではなく、必要に応じてこれらの組み合わせが可能であることはいうまでもない。
また、上記実施例の回路では三角波発生回路を用いた例を示したが、必ずしも厳密な意味での三角波発生回路である必要はなく、例えば、所定の信号レベルとの比較結果に基づいて主スイッチのオンオフ比(デューティー比)を制御することができる一定の周波数発生回路であれば如何なるものであってもよい。本明細書ではこれらの周波数発生回路を含めて三角波発生回路と呼ぶことにする。
(第2の実施例)
図3は、本発明の第2の実施例を説明するための回路図である。また、図4は、本発明の第2の実施例のタイミングチャート例を示す図である。
図3において、21はUVLO(アンダーボルテージロックアウト)回路、22は動作制御回路、23は切替回路、24は基準電圧(周知の基準電圧発生回路からの基準電圧)、25は差動アンプ兼コンパレータ、26は三角波発生回路、27はPWMコンパレータ、28はタイマ回路、29はスイッチオン検出回路、30は信号バッファ制御回路、31は負荷である。また、図1と同様に、SW1は主スイッチ、R1およびR2は抵抗、D1はダイオード、L1はインダクタンス、C1およびC2は容量である。A〜Hは回路点(またはそこの信号)を示している。
UVLO回路21、動作制御回路22、切替回路23、周知の基準電圧発生回路、差動アンプ兼コンパレータ25、スイッチオン検出回路9、タイマ回路10は、三角波発生回路26、PWMコンパレータ27、信号バッファ制御回路30、主スイッチSW1からなるPWM制御の降圧型DC−DCコンバータの保護回路を構成している。
ここで、この保護回路は、保護動作の後、出力を一時的に停止して入力電圧が出力設定電圧以下の場合は、入力電圧が出力設定電圧以下になった状態である擬似的な保護検出状態と判断し、保護回路を動作させずに通常動作状態に戻してスイッチをオンした状態で入力電圧をそのまま出力し、入力電圧が出力設定電圧を超える場合は過電流状態である真性の保護検出状態と判断し、保護回路を動作させて出力を停止したままで保持する機能を有する。
なお、ここで、UVLO(アンダーボルテージロックアウト)回路21とは、特定の設定電圧以下で回路動作を停止させて、不確定状態における誤動作を防止する機能を有する回路をいう。
図3では、図1の電源投入リセット信号回路1、フリップフロップ2、切替回路3、スイッチオン検出回路9、タイマ回路10、インバータ12の代わりに、UVLO(アンダーボルテージロックアウト)回路21、動作制御回路22、タイマ回路28、スイッチオン検出回路29を用いている。
図3の回路構成では、図4に示したタイミングチャート中のP5までは切替回路23はC点は出力側B点に接続すなわちC点の電圧=B点の電圧になっていて通常のDC−DCコンバータ動作状態になっている。さらにP6までは入力電圧の低下でも出力設定電圧より高いので通常のDC−DCコンバータ動作状態を保つ。すなわち、P6の時点までは主スイッチSW1は差動アンプ兼コンパレータ25とPWMコンパレータ27で生成され、信号バッファ制御回路30を経由して与えられるパルス状信号によってオン状態とオフ状態を繰り返す。
しかし、P6−P7間では入力電圧Aが出力設定電圧より低くなるのでF点の電圧(差動アンプ兼コンパレータ25の出力)が上昇し、主スイッチSW1はオン状態のまま保持される。P7の時点でタイマ回路28を動作させるとともに動作制御回路22からの信号によって信号バッファ制御回路30をコントロールして主スイッチSW1をオフ状態に保持し一旦DC−DCコンバータ回路を停止させ、また、動作制御回路22からの信号によって切替回路23を図示のようにC点の電圧=B点の電圧からC点の電圧=A点の電圧になるように切替える。
P7−P8間で差動アンプ兼コンパレータ25が入力電圧Aの出力設定電圧以下への低下を検出して動作制御回路22(図1のフリップフロップ回路2に対応している)はタイマ回路28を用いてP8までの一定時間だけこの状態を保持し擬似的な保護検出状態と認識して保護する。
一定時間経過したP8の時点で、動作制御回路22からの信号により切替回路23ではC点の電圧=A点の電圧からC点の電圧=B点の電圧になるように切替える。同様に動作制御回路22からの信号でDC−DCコンバータ回路を動作状態に戻すとともに、タイマ回路28を停止させる。P8−P9の間では、差動アンプ兼コンパレータ25が入力電圧Aが出力設定電圧以下であることを検出しているので、主スイッチSW1をオン状態に保持する。
さらに、P9では入力電圧Aの上昇に伴い出力設定電圧を超えた時点で主スイッチSW1はオン状態とオフ状態の両方が可能となり、オンとオフを繰り返すとともに、スイッチオン検出回路29、続いてタイマ回路28がリセットされて動作制御回路22は通常状態になる。
P10までは通常状態で動作するが、P10−P11で再度主スイッチSW1がオン状態のままで保持されてP11の時点でタイマ回路28が動作し、動作制御回路22からの信号で信号バッファ回路30をコントロールしてDC−DCコンバータ回路を停止させ、また動作制御回路22からの信号で切替回路23ではC点の電圧=B点の電圧(C点とB点間が導通)からC点の電圧=A点の電圧(C点とA点間が導通)、すなわち入力側に切替える。
この時点で出力の過電流が切り離されて入力電圧が復帰し差動アンプ兼コンパレータ25は入力電圧が出力設定電圧を超えることを検出して真性の保護検出状態と認識してDC−DCコンバータ回路を停止したまま保持する。
また、本実施例の回路では、保護動作の後、出力を一時的に停止して入力電圧が出力設定電圧以下の場合は、入力電圧が出力設定電圧以下である擬似的な保護検出状態として保護回路を動作させずに通常動作状態に戻してスイッチをオンした状態で入力電圧をそのまま出力し、入力電圧が出力設定電圧を超える場合は本当の過電流状態としての真性の保護検出状態として保護回路を動作させて出力を停止したままで保持する。これにより真性と擬似的な保護検出状態を識別できる。
(第3の実施例)
図5は、本発明の第3の実施例を説明するための図である。また、図6は、該第3の実施例のタイミングチャートを示す図である。
図5において、40はタイマ回路、41は動作制御回路、42は信号保持回路、43は切替回路、44は基準電圧、45は差動アンプ兼コンパレータ、46は三角波発生回路、47はPWMコンパレータ、48は信号バッファ制御回路、49は負荷である。また、SW1は主スイッチ、R1〜R4は抵抗、D1はダイオード、L1はインダクタンス、C1およびC2は容量である。A〜Hは回路点(またはそこの信号)を示し、JおよびKは検出信号、Lはリセット信号を示している。
図6において、P12までは通常のDC−DCコンバータの動作状態になる。P12にタイマ回路40からの信号で動作制御回路41を動かして信号バッファ制御回路48を通じて主スイッチSW1を停止させてDC−DCコンバータの動作を停止させる。同時に、切替回路43を制御しD点の電圧=C点の電圧からD点の電圧=K点の電圧になるように切替えて検出信号K(検出信号Jと分割抵抗R3,R4により生成される)を検出する。
リセット信号Lは初期状態をLOWとしてP12−P13間の信号FのLOWを検出するが、リセット信号LはLOW状態のまま保存する。P12−P13間はDC−DC出力動作が停止しているので出力電圧が低下していく。
P13でタイマ回路40からの制御により動作制御回路41を動かしてまた切替回路43を制御してD点の電圧=K点の電圧からD点の電圧=C点の電圧になるように切替えて出力電圧Bの分割レベル(C点の電圧)を検出するようにして通常のDC−DCコンバータの動作状態に戻す。
P13−P14間は通常のDC−DC動作状態になる。P14でもP12と同じ手順で回路動作を切り替える。P14−P15間の信号FはHIGHを出すのでリセット信号LをHIGHにする。
P15では、P13と同じ手順でDC−DC動作状態に戻すが、リセット信号LはHIGHを保持したままになる。P15−P16間は通常のDC−DC動作状態になる。
P16でもP12と同じ手順で回路動作を切り替える。P16−P17間の信号FはLOWを出すのでリセット信号LをLOWにする。P17ではP13と同じ手順でDC−DC通常動作に戻すが、リセット信号LはLOWを保持したままになる。
本実施例によれば、通常のDC−DCコンバータ動作中、切替回路を用いて定期的に差動アンプの入力端子を一度出力電圧検出用抵抗分割器の出力から前記出力電圧検出用抵抗分割器とは別の電圧検出用抵抗分割器の出力と切替えて任意の端子電圧がある任意の電圧より高いか否かを判断し、高いか否かに対応した信号を出力することが可能になる。従って、定常的な検出の必要ない端子電圧を少ない部品点数の追加でDC−DCコンバータの回路に追加できる。
本発明の第1の実施例を説明するための図である。 本発明の第1の実施例の電源投入時のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第2の実施例を説明するための図である。 本発明の第2の実施例のタイミングチャートを示す図である。 本発明の第3の実施例を説明するための図である。 本発明の第3の実施例のタイミングチャートを示す図である。 従来技術3の保護回路を模式的に示す図である。 図7の回路の電源投入時のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
1:電源投入リセット信号回路、
2:フリップフロップ、
3:切替回路、
4:基準電圧、
5:差動アンプ兼コンパレータ、
6:三角波発生回路、
7:PWMコンパレータ、
8:信号バッファ制御回路、
9:スイッチオン検出回路、
10:タイマ回路、
11:負荷、
12:インバータ、
21:UVLO(アンダーボルテージロックアウト)回路、
22:動作制御回路、
23:切替回路、
24:基準電圧、
25:差動アンプ兼コンパレータ、
26:三角波発生回路、
27:PWMコンパレータ、
28:タイマ回路、
29:スイッチオン検出回路、
30:信号バッファ制御回路、
31:負荷、
40:タイマ回路、
41:動作制御回路、
42:信号保持回路、
43:切替回路、
44:基準電圧、
45:差動アンプ兼コンパレータ、
46:三角波発生回路、
47:PWMコンパレータ、
48:信号バッファ制御回路、
49:負荷、
SW1:主スイッチ、
R1〜R4:抵抗、
D1:ダイオード、
L1:インダクタンス、
C1,C2:容量、
A〜H:回路点(またはその回路点の信号)。
J,K:検出信号、
L:リセット信号。

Claims (2)

  1. 入力電源と、該入力電源と出力端子との間に接続されたオンオフ可能な主スイッチと、抵抗分割回路と、一方の入力端子に基準電圧が入力され、他方の入力端子に前記抵抗分割回路によって分割された電圧が入力される差動アンプ兼コンパレータと、前記出力端子からの出力電圧または前記入力電源からの入力電圧のいずれか一方を前記抵抗分割回路に与える切替回路と、一方の入力端子に前記差動アンプ兼コンパレータの出力が接続され、他方の入力端子に三角波発生回路の出力がそれぞれ接続されたPWMコンパレータと、該PWMコンパレータの出力に接続され、前記主スイッチにオンオフを制御する信号を出力する制御回路と、前記入力電源の電圧が所定の電圧以下の場合に前記切替回路により前記入力電源からの入力電圧を前記抵抗分割回路に与え、前記入力電源の電圧が所定の電圧を超えた場合に前記切替回路により前記出力端子からの出力電圧を前記抵抗分割回路に与える手段とを有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 入力電源と、該入力電源と出力端子との間に接続されたオンオフ可能な主スイッチと、抵抗分割回路と、一方の入力端子に基準電圧が入力され、他方の入力端子に前記抵抗分割回路によって分割された電圧が入力される差動アンプ兼コンパレータと、前記出力端子からの出力電圧または前記入力電源からの入力電圧のいずれか一方を前記抵抗分割回路に与える切替回路と、一方の入力端子に前記差動アンプ兼コンパレータの出力が接続され、他方の入力端子に三角波発生回路の出力がそれぞれ接続されたPWMコンパレータと、該PWMコンパレータの出力に接続され、前記主スイッチにオンオフを制御する信号を出力する制御回路と、
    前記切替回路により前記出力端子からの出力電圧を前記抵抗分割回路に与えているDC−DCコンバータ通常動作中に入力電圧が出力設定電圧以下となった場合に前記主スイッチをオンからオフして一旦通常動作を停止させると共に前記切替回路により前記入力電源からの入力電圧を前記抵抗分割回路に与えてオフ状態を保持し、
    一定時間経過後に切り替え回路により前記入力電圧が前記抵抗分割回路に与えられている状態から前記出力電圧前記抵抗分割回路に与えられている状態に前記切り替え回路を切り替えると共に、該入力電圧が出力設定電圧より高いか否かを判断し、前記入力電圧が出力設定電圧より低い場合は前記通常動作状態に戻して前記主スイッチをオンした状態で前記入力電圧をそのまま出力させ、前記入力電圧が前記出力設定電圧を超えた場合に前記主スイッチをオフする手段を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
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