JP4921241B2 - ダイカストマシン - Google Patents

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Description

本発明は、射出プランジャの前進により金属溶湯を金型内に射出・充填するダイカストマシンに係り、特に、射出プランジャを軸方向に移動させる駆動源として油圧駆動源と電動駆動源とを備えたダイカストマシンに関する。
溶融金属材料を金型のキャビティ内に射出・充填して製品を得るダイカストマシンはよく知られており、このダイカストマシンにおいては、溶解炉で溶融した金属材料(例えば、Al合金、Mg合金など)を1ショット毎にラドルで計量して汲み上げ、汲み上げた金属溶湯(溶融金属材料)を射出スリーブ内に注ぎ込んで、これを射出プランジャの前進動作によって金型のキャビティ内に射出・充填するようにしている。
このようなダイカストマシンにおいては、駆動源を油圧駆動源とした油圧式のマシンが、従来はその主流となっていた。しかしながら、油圧式のダイカストマシンは、油による汚損の虞があるため、クリーンな電動式のダイカストマシンへの要望が、近時は高まりつつあり、このような電動式のダイカストマシンとして、例えば、特開2000−84654号公報(特許文献1)、特開2001−1126号公報(特許文献2)に記載された技術が知られている。これらの特許文献に示された技術においては、射出用電動サーボモータと、昇圧・保圧工程で用いる油圧駆動源としてのアキュームレータとを備え、射出工程の低速射出工程と高速射出工程は射出用電動サーボモータの駆動力のみによって実行し、昇圧工程は射出用電動サーボモータとアキュームレータの駆動力を足し合わせて実行し、昇圧工程に続く保圧工程はアキュームレータの駆動力のみで実行するか、もしくは、昇圧・保圧工程はアキュームレータの駆動力のみで実行するようになっている。
上記した特許文献1、2に示された技術では、射出工程(低速射出工程および高速射出工程)の駆動源を電動サーボモータとして、昇圧・保圧工程のみに油圧駆動源の力を利用するようにしているので、比較的にクリーンな射出系構造とすることができ、したがって、特許文献1、2のダイカストマシンにおいて、型開閉やエジェクトなどのマシンの他の駆動源を総て電動駆動源(電動モータ)とするようになせば、マシン全体を比較的にクリーンなものとすることができる。しかしながら、特許文献1、2に示された技術は、高速射出工程における高速の射出速度を、電動サーボモータのパワーのみで得るようにしているため、射出速度を高速化するためには一定の限界があり、かつ、射出速度を確保するために電動サーボモータも比較的に大型のモータを必要とする。
そこで、射出プランジャの前進用の駆動源として、電動サーボモータと油圧駆動源とを備えた構成において、射出工程中の高速射出工程のみに、油圧駆動源による前進駆動力を射出プランジャに付加するようにして、高速射出工程における高速の射出速度を、確実に得ることができるようにしたダイカストマシンを、本願出願人は、特開2006−315050号公報(特許文献3)などによって提案した。
特開2000−84654号公報 特開2001−1126号公報 特開2006−315050号公報
ところで、上記した特許文献3に示された技術では、射出プランジャと一体となって前後進するピストン体をもつ油圧シリンダ全体を、電動サーボモータの駆動力で前後進させ、油圧シリンダの前進用油室にアキュームレータから蓄圧された作動油を送り込むことによって、射出プランジャを前進させると共に、差動圧回路により油圧シリンダの後退用油室内の作動油を前進用油室に送り込むようにしている。また、射出プランジャの先端が固化した金属に当接した状態で油圧シリンダ全体を電動サーボモータの駆動力で前進させることにより、射出プランジャを油圧に抗して後退させることによって前進用油室内の作動油をアキュームレータに戻してアキュームレータを蓄圧するようにして、後退用油室には1鋳造サイクル毎に小型の油圧ポンプから小量の作動油を送り込むようにするようにしている。つまり、油圧シリンダによる射出プランジャの前進駆動時に、油圧ポンプでポンプアップした作動油(圧油)を送り続けということを一切せずに、アキュームレータからの圧油と差動圧回路とにより射出プランジャを前進させ、また、アキュームレータの蓄圧にも油圧ポンプを一切使用しないようにすることで、1鋳造サイクル中での油圧ポンプの稼動時間を短縮可能としている。
しかしながら、上記のように1鋳造サイクル中での油圧ポンプの稼動時間を短縮できるものの、1鋳造サイクル毎に必ず油圧ポンプから作動油を後退用油室に送り込む必要があるので、油圧ポンプの稼動時間をこれ以上短くすることはできない。小型ではあっても油圧ポンプが作動すると、油圧ポンプの作動に伴うポンプ熱損失(ポンプ発熱)が発生することは避けられず、このポンプ熱損失(ポンプ発熱)を可及的に低減可能とし、また、油圧ポンプの稼動によるエネルギー消費も可及的に低減するためには、油圧ポンプの稼動周期を1鋳造サイクルを大幅に上回る周期とし、かつ、1回の油圧ポンプの稼動時間を可及的に短縮することが、望まれる。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、射出プランジャを軸方向に移動させる駆動源として油圧駆動源と電動駆動源とを備えたダイカストマシンにおいて、連続鋳造運転時のトータルとしての油圧ポンプの稼動時間を、大幅に短縮可能とすることにある。
本発明は上記した目的を達成するため、金属溶湯を金型内に射出・充填するための射出プランジャと、該射出プランジャを軸方向に移動させる駆動源として油圧駆動源および電動駆動源を備え、前記射出プランジャと一体となって前後進するピストン体をもつ油圧シリンダ全体を、前記電動駆動源の駆動力で前後進させ、前記油圧シリンダの前進用油室にアキュームレータから蓄圧された作動油を送り込むことによって、前記射出プランジャを前進させるようにしたダイカストマシンにおいて、前記油圧シリンダの後退用油室に接続されたバッファタンクを設け、前記アキュームレータから前記前進用油室に作動油を送り込んでいる際には、前記後退用油室の作動油を前記バッファタンクに送り込み、前記射出プランジャの先端が固化した金属に当接した状態で前記油圧シリンダ全体を前記電動駆動源の駆動力で前進させることにより、前記射出プランジャを油圧に抗して後退させている際には、前記前進用油室内の作動油を前記アキュームレータに送り込むと共に、前記バッファタンクから作動油を前記後退用油室に送り込む。
本発明では、射出プランジャと一体となって前後進するピストン体をもつ油圧シリンダ全体を、電動駆動源(例えば電動サーボモータ)の駆動力で前後進させ、油圧シリンダの前進用油室にアキュームレータから蓄圧された作動油を送り込むことによって、射出プランジャを前進させる構成において、油圧シリンダの後退用油室に接続されたバッファタンクを設け、アキュームレータから前進用油室に作動油を送り込んでいる際には、後退用油室の作動油をバッファタンクに送り込み、射出プランジャの先端が固化した金属(ビスケットと称される部分)に当接した状態で油圧シリンダ全体を電動駆動源の駆動力で前進させることにより、射出プランジャを油圧に抗して後退させている際には、前進用油室内の作動油をアキュームレータに送り込むと共に、前記バッファタンクから作動油を前記後退用油室に送り込むようにしている。よって、油圧シリンダの前進用油室とアキュームレータとの間、および、油圧シリンダの後退用油室とバッファタンクとの間を、見かけ上、閉回路とした構成としているので、油圧ポンプを用いなくても、油圧シリンダのシリンダチューブ(筒体)に対してピストン体(すなわち射出プランジャ)を前後進させることができる。
ただし、上述したような油圧回路構成と動作とを採ると、ピストン体のヘッド周面とシリンダチューブ内周との間にシールがあっても、前進用油室から後退用油室へと、徐々にごく少量ずつではあるが、作動油がリークする傾向を示す。このため、バッファタンク側の作動油の量が徐々に増加し、アキュームレータ側の作動油の量が徐々に減少する。そこで例えば、バッファタンク側の作動油を微量ずつメインタンクに戻す手段(例えば、微定量オリフィス絞り)を設けて、上記のリーク分に相当する作動油をメインタンクに戻し、また、例えば、多数回の鋳造サイクルに1回毎、油圧ポンプを稼動させて、油圧ポンプから吐出される作動油をアキュームレータに補充する。このようにしても、油圧ポンプを稼動させるのは、多数回の鋳造サイクルに1回でよく、また、1回の油圧ポンプの稼動時間もごく短いものとすることができるので、連続鋳造運転時のトータルとしての油圧ポンプの稼動時間を、大幅に短縮することが可能となる。よって、ポンプ熱損失(ポンプ発熱)を可及的に低減することが可能となって、自然放熱に委ねるだけで作動油の温度上昇を全く懸念する必要がなく、また、油圧ポンプの稼動によるエネルギー消費も可及的に低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1〜図3は、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)によるダイカストマシンに係り、図1は、本実施形態のダイカストマシンの射出系メカニズムにおける油圧シリンダ周りの構成を示す要部説明図である。
図1において、1は、図示せぬ射出系ベース部材上に固設された保持プレート、2は、保持プレート1と所定距離をおいて対向配置された図示せぬ支持ブロックとの間で、前後進可能であるように配設された移動ブロックである。ここで、図1においては、移動ブロック2は簡略化して描いてあるが、実際には、移動ブロック2は、保持プレート1と図示せぬ支持ブロックとの間に掛け渡された図示せぬ複数本のガイドバーに挿通・案内されて、保持プレート1と図示せぬ支持ブロックとの間で前後進可能なように構成されている。
3は、保持プレート1に搭載された1対の射出用の電動サーボモータ、4は、各電動サーボモータ3の出力軸に固定された駆動プーリ、5は、ネジ軸6とナット体7とを含んで構成され、対応する電動サーボモータ3の回転を直線運動に変換する1対のボールネジ機構、6は、保持プレート1に軸受を介して回転可能に保持された各ボールネジ機構5のネジ軸、7は、対応するネジ軸6に螺合されると共に、移動ブロック2にその端部を固定されたナット体、8は、各ネジ軸6の端部に固定され、対応する電動サーボモータ3の回転を、駆動プーリ4、図示せぬタイミングベルトを介して、対応するネジ軸6に伝達する被動プーリである。
9は、移動ブロック2にそのシリンダチューブ10を固定され、移動ブロック2と一体となって全体が前後進可能な射出用の油圧シリンダ、11は、油圧シリンダ9のピストン体と一体化され、その一部が図示せぬ射出スリーブ内で前後進する射出プランジャ、11aは、射出プランジャ11の先端のプランジャチップである。なお、射出プランジャ11は、油圧シリンダ9のピストン体と一体に形成したものであっても、油圧シリンダ9のピストン体の先端に、適宜の連結部材を介して固定されたものであってもよい。
本実施形態では、1対の電動サーボモータ3を同期して回転駆動し、各電動サーボモータ3の回転力を、それぞれ駆動プーリ4、図示せぬタイミングベルト、被動プーリ8を介して、各ボールネジ機構5のネジ軸6に伝達してネジ軸6を回転させ、これにより、ネジ軸6に螺合した各ボールネジ機構5のナット体7をそれぞれ軸方向に前後進させることで、移動ブロック2と共に油圧シリンダ9全体を移動させて、射出プランジャ11を前後進させるようになっている。
また、後記するように、油圧シリンダ9の前進用油室に所定圧力の作動油(圧油)を送り込むことで、射出プランジャ11に前進方向の力を付与し、射出プランジャ11をシリンダチューブ10に対して前進させるようになっている。
また、図1において2点鎖線で示すように、射出プランジャ11がシリンダチューブ10に対して前進限位置にあって、射出プランジャ11の先端のプランジャチップ11aが固化した金属(固化した金属のビスケット)に当接している状態で、1対の電動サーボモータ3によって油圧シリンダ9(シリンダチューブ10)を前進方向に駆動することで、射出プランジャ11を油圧に抗して後退(シリンダチューブ10に対して後退)させるようになっている。
なお、本実施形態では、電動サーボモータ3とボールネジ機構5を2つ設けて、2つの電動サーボモータ3の出力を足し合わせて移動ブロック2(射出プランジャ11)を軸方向に移動させるようにしているので、大きな推力を得ることができるようになっている。
図2は、本実施形態のダイカストマシンの射出系における油圧回路図であり、同図において、図1の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付してある。
図2において、21は油圧シリンダ9の前進用油室、22は油圧シリンダ9の後退用油室、23は、所定圧力の作動油を貯えることが可能な1対のアキュームレータ(以下、ACC23と記す)、24は、ACC23と油圧シリンダ9の前進用油室21とを接続する油路上に配設されたポペットバルブ、25は、ポペットバルブ25の動作を制御する電磁制御バルブ、26は、油圧シリンダ9の後退用油室22内の作動油を貯えることが可能な小容量のバッファタンク、27は、バッファタンク26と油圧シリンダ9の後退用油室22とを接続する油路上に配設されたポペットバルブ、28は、ポペットバルブ27の動作を制御する電磁制御バルブ、29はメインタンク、30は、バッファタンク26側の作動油を微量ずつメインタンク29に戻すために、バッファタンク26とメインタンク29とを接続する油路上に配設された微定量オリフィス絞り、31は、メインタンク29内の作動油を汲み上げてポンプアップした(昇圧した)作動油を吐出する油圧ポンプ、32は、油圧ポンプ31とACC23とを接続する油路上に配設された電磁制御バルブである。
なお、図2においては、メンテナンス時などに、ACC23内の作動油をメインタンク29に戻すための油圧回路要素や、バッファタンク26の作動油をメインタンク29に戻すための油圧回路要素、あるいは、鋳造運転の安全性の確保などのために設けられた、油圧シリンダ9の前進用油室21側の作動油を少量だけメインタンク29に戻すための油圧回路要素や、油圧シリンダ9の後退用油室22内に少量だけ油圧ポンプ31から吐出された作動油を送り込むための回路要素などが、描かれているが、これらについては、本発明の特徴と直接関係するものではないので、その説明は割愛する。
図3は、本実施形態のダイカストマシンにおける射出系にかかわる制御系の構成を簡略化して示す図であり、同図において、図1の構成要素と同一の構成要素には同一符号を付してある。
図3において、51は、マシン(ダイカストマシン)全体の制御を行うシステムコントローラで、このシステムコントローラ51は、あらかじめ作成されてワークエリアに展開された各種のアプリケーションプログラムと、各種運転条件設定データと、マシンの各部に配設された各種センサ(位置センサ、圧力センサ、安全確認用センサなど)からの計測情報と、マシンの各種制御系からの状態確認用情報と、計時情報などとに基づき、マシンの各種制御系を制御する。すなわち、システムコントローラ51は、演算機能素子やメモリなどのハードウェア資源と、予め保持された各種アプリケーションソフトなどのソフトウェア資源との協働により、各種の演算処理、データ書き込み・呼み出し処理、指令出力処理、表示制御処理等々の各種処理を実行するものであり、後記する運転制御機能は、上記のハードウェア資源とソフトウェア資源とにより具現化される。
52は、各種の計測情報をシステムコントローラに出力する、上記した各種センサで構成されるセンサ群、53は、システムコントローラ51からの指令にしたがって、対となった前記電動サーボモータ3をそれぞれ駆動制御する対をなすモータドライバ、54は、前記電磁制御バルブ25、28を含めて図2中に図示された総ての電磁制御バルブで構成される電磁制御バルブ群、55は、システムコントローラ51からの指令にしたがって、電磁制御バルブ群54中の対応する電磁制御バルブをそれぞれ駆動制御する複数のバルブドライバで構成されるバルブドライバ群である。
次に、本実施形態のダイカストマシンにおける射出系の動作を説明する。射出前の状態では、シリンダチューブ10内において射出プランジャ11は最後退位置にあり、ポペットバルブ24は閉状態にあり、ACC23の油室内には所定量・所定圧の作動油が貯えられており、このときACC23のガス室内のガスは、油の圧力により圧縮・昇圧されている。また、ポペットバルブ27も閉状態にあって、バッファタンク26内の作動油は概略空状態となっている(なお、バッファタンク26内にも所定圧力のガスが満たされて、バッファタンク26内に作動油が貯えられた際には、作動油には圧力が付加されるようになっている)。また、小量の油をACC23へ送り込む工程以外には、油圧ポンプ31は停止状態におかれていると共に、電磁制御バルブ32は閉状態をとっている。また、射出前の状態では、ナット体7(すなわち、移動ブロック2やシリンダチューブ10)は、最も後退した位置におかれている。なお、図2中で符号を付していない電磁制御バルブについては、以下の動作説明では、総て閉状態を維持しているものとしている。
上記したような状態において、射出工程の開始タイミングに至ると、システムコントローラ51からの指令に基づいて、モータドライバ53を介して、電動サーボモータ3が、所定方向に、かつ、低速射出工程に設定された速度で回転駆動され、これによって、ボールネジ機構5のナット体7と共に、移動ブロック2、油圧シリンダ9(シリンダチューブ10および射出プランジャ11)が低速で前進駆動される。つまり、低速射出工程では、位置軸に沿った速度フィードバック制御によって電動サーボモータ3が駆動制御され、これによって、低速射出工程が実行されて、図示せぬ射出スリープ内の金属溶湯が金型のランナ部まで充填され、また、金型のキャビティ内の空気抜きが行われる。そして、システムコントローラ51は、電動サーボモータ3に付加された図示せぬエンコーダからの出力により、移動ブロック2の前進位置を認知して、低速射出工程に設定された距離だけ移動ブロック2が前進したタイミングで、射出工程を高速射出工程に切り替える。
高速射出工程の開始タイミングとなると、システムコントローラ51は、電動サーボモータ3に対しては低速射出工程と同様の動作をとらせつつ、電磁制御バルブ25を駆動制御することでポペットバルブ24を開状態に切り替えると同時に、電磁制御バルブ28を駆動制御することでポペットバルブ27を開状態に切り替える。これによって、ACC23に貯えられた圧油は、圧縮・昇圧されていたガス圧によって、ポペットバルブ24を通じて油圧シリンダ9の前進用油室21に急速に送り込まれ、射出プランジャ11はシリンダスリーブ10内を高速で前進駆動され(射出プランジャ11は移動ブロック2に対して高速で前進駆動され)、このとき、油圧シリンダ9の後退用油室22内の作動油は、ポペットバルブ27を通じてバッファタンク26に送り込まれる。
このように、高速射出工程では、油圧シリンダ9の油圧による駆動力と電動サーボモータ3の電動による駆動力とを足し合わせた大きな駆動力で射出プランジャ11を急速前進させ、これによって、金属溶湯が金型のキャビティ内に急速に射出・充填される。油圧シリンダ9による最大前進速度は、電動サーボモータ3による最大前進速度の数倍〜20倍程度であり、電動サーボモータ3として小型のモータを用いても、高速の射出速度を応答性よく確実に得ることができる。本実施形態では、高速射出工程の速度設定は、高速射出の開始位置および高速射出工程終期の減速域の減速開始位置と、高速射出速度および減速速度とを設定することで行われ、高速射出工程では、電動サーボモータ3は低速射出工程での設定速度を出力し続け(一定速を出力し続け)、高速射出工程での速度の可変制御は、電磁制御バルブ(サーボバルブ)25がポペットバルブ24の開度調整を行うことによる、油圧シリンダ9の位置軸に沿った速度フィードバック制御に専ら委ねられるようになっている。そして、システムコントローラ51は、電動サーボモータ3に付加されたエンコーダからの出力により、移動ブロック2の前進位置を認知して、高速射出工程に設定された距離だけ前進したタイミングで、高速射出工程を完了させ、工程を増圧工程に切り替える。
増圧工程に入ると、システムコントローラ51は、電動サーボモータ3を射出工程での位置軸に沿った速度フィードバック制御から、時間軸に沿った圧力フィードバック制御に切り替える。この増圧工程では、システムコントローラ51は、ポペットバルブ24およびポペットバルブ27に開状態を維持させつつ、電動サーボモータ3を圧力フィードバック制御して、電動サーボモータ3に増圧工程で設定されている増圧圧力に一致する圧力を出力させる。この増圧工程によって、射出プランジャ11から金型内の固化し始めた金属に大きな圧力が付与され、金属の固化・収縮に伴って、射出プランジャ11は、高速射出の完了位置から微量だけ微速前進する。そして、システムコントローラ51は、時間監視に基づいて、増圧工程の完了タイミングを認知すると、工程を冷却工程に切り替える。
なお、本実施形態では、射出系をツイン電動モータ方式としているため、個々の電動サーボモータ3を大容量のものにしなくても、容易に要求される増圧工程の圧力を得ることができる。さらに、電動サーボモータ3の回転を直線運動に変換するボールネジ機構5も大型化しなくて済むので、慣性力が高まることがなく、したがって、過渡応答性にも優れたものとなる。
冷却工程における終期期間では、システムコントローラ5は、ポペットバルブ24およびポペットバルブ27に開状態を維持させつつ、電動サーボモータ3を、位置軸に沿った速度フィードバック制御によって前進方向に駆動制御し、移動ブロック2(シリンダチューブ10)を前進させる。この移動ブロック2の前進によって射出プランジャ11は前進方向の力を受けるが、射出プランジャ11先端のプランジャチップ11aには固化した金属(ビスケット部分)が当接しているため、射出プランジャ11は前進することができず、反対に油圧に抗してシリンダチューブ10に対して相対的に後退する。これによって、油圧シリンダ9の前進用油室21内の作動油が、ポペットバルブ24を通じてACC23の油室内へと戻され、これに伴ってACC23のガス室内のガスが圧縮・昇圧され、また、バッファタンク26内の作動油が、ポペットバルブ27を通じて、油圧シリンダ9の後退用油室22へと送り込まれる。そして、シリンダチューブ10内において射出プランジャ11が最後退位置まで後退して、ACC23の油室内に所定量・所定圧の圧油が貯えられた(前記した高速射出工程に必要な作動油が貯えられた)タイミングで、システムコントローラ51は、電磁制御バルブ25を駆動制御することでポペットバルブ24を閉状態に切り替えると同時に、電磁制御バルブ28を駆動制御することでポペットバルブ27を閉状態に切り替える。
冷却工程が終了すると、システムコントローラ51は、型開き工程を実行させ、この型開き動作と同期して、電動サーボモータ3を、位置軸に沿った速度フィードバック制御によって前進方向に駆動制御して、移動ブロック2(シリンダチューブ10)を前進させる。そして、これによって、射出プランジャ11によってビスケットを押し出すビスケット押出工程を、型開きと同期させて実行させる。
ビスケット押出工程が完了した後の適宜のタイミングで、システムコントローラ51は、射出プランジャ11を後退させる工程をとり、電動サーボモータ3を、位置軸に沿った速度フィードバック制御によって後退方向に駆動制御して、移動ブロック2を後退させる。そして、移動ブロック2(シリンダチューブ10)が最後退位置まで後退したタイミングで、システムコントローラ51は、電動サーボモータ3を停止させる。
なお、ビスケット押出工程においても増圧工程と同様に大きな力が要求されるが、本実施形態では、先にも述べたように射出系をツイン電動モータ方式としているため、個々の電動サーボモータ3を大容量のものにしなくても、容易に要求されるビスケット押し出し力を得ることができる。さらに、射出用の電動サーボモータ3の回転を直線運動に変換するボールネジ機構5も大型化しなくて済むので、慣性(イナーシャ)が高まることがなく、したがって、過渡応答性にも優れたものとなる。
上述したように、本実施形態では、油圧シリンダ9全体を、電動サーボモータ3の駆動力で前後進させ、油圧シリンダ9の前進用油室21にACC23から蓄圧された作動油を送り込むことによって、射出プランジャ11を前進させる構成において、油圧シリンダ9の後退用油室22に接続されたバッファタンク26を設け、ACC23から前進用油室21に作動油を送り込んでいる際には、後退用油室22の作動油をバッファタンク26に送り込み、射出プランジャ11の先端が固化した金属(ビスケット部分)に当接した状態で油圧シリンダ9全体を電動サーボモータ3の駆動力で前進させることにより、射出プランジャ11を油圧に抗して後退させている際には、前進用油室内21の作動油をACC23に送り込むと共に、バッファタンク26から作動油を後退用油室22に送り込むようにしている。よって、油圧シリンダ9の前進用油室21とACC23との間、および、油圧シリンダ9の後退用油室22とバッファタンク26との間を、見かけ上、閉回路とした構成としているので、油圧ポンプ31を用いなくても、油圧シリンダ9のシリンダチューブ10に対して射出プランジャ11を前後進させることができる。
ただし、上述したような油圧回路構成と動作とを採ると、前進用油室21から後退用油室22へと、徐々にごく少量ずつではあるが、作動油がリークする傾向を生じることが、本願発明者等によるマシンの実働試験によって確認された。このため、バッファタンク26側の作動油の量が徐々に増加し、ACC23側の作動油の量が徐々に減少する傾向を示すことになる。
そのため、本実施形態では、バッファタンク26側の作動油を微量ずつメインタンク29に戻す微定量オリフィス絞り30を設けて、上記のリーク分に相当する作動油を、微定量オリフィス絞り30を通じてメインタンク29に戻すようにしている。また、本実施形態では、前進用油室21から後退用油室22へとリークした分の作動油をACC23側に補充するための油圧回路経路を設けてあり、システムコントローラ51が、例えば、多数回の鋳造サイクルに1回毎、油圧ポンプ31を稼動させると共に、この油圧ポンプ31の稼動期間のみ電磁制御バルブ32を開状態に切り替えて、油圧ポンプ31から吐出される昇圧された作動油を、電磁制御バルブ32を通じてACC23に補充するようにしてある。なお、ACC23への作動油の補充は、電動サーボモータ3によって移動ブロック2(シリンダチューブ10)を後退させた後のタイミングで行われる。
このようにしても、油圧ポンプ31を稼動させるのは、多数回の鋳造サイクルに1回でよく、また、1回の油圧ポンプ31の稼動時間もごく短いものとすることができるので、連続鋳造運転時のトータルとしての油圧ポンプ31の稼動時間を、大幅に短縮することが可能となる。よって、ポンプ熱損失(ポンプ発熱)を可及的に低減することが可能となって、自然放熱に委ねるだけで作動油の温度上昇を全く懸念する必要がなく、また、油圧ポンプ31の稼動によるエネルギー消費も可及的に低減することが可能となる。
なお、図2に示した本実施形態の油圧回路では、前進用油室21から後退用油室22へリークした作動油を、メインタンク29に戻す手段として微定量オリフィス絞り30を設けているが、微定量オリフィス絞り30は、他の手段に置き換えることが可能である。
図4は、本発明の他の実施形態の油圧回路図であり、同図において、図2と同一の構成要素には同一符号を付してある。
本他の実施形態が前記の実施形態と相違するのは、本他の実施形態では、バッファタンク26とメインタンク29とを接続する油路上に配設された微定量オリフィス絞り30を、電磁制御バルブ33に置き換えた点と、バッファタンク26内の作動油の量を検出するセンサを設けて、シリンダチューブ10内において射出プランジャ11が最後退位置まで後退した際に、上記のセンサの出力により、バッファタンク26内の作動油をメインタンク29へ所定量だけ戻すことが必要になったか否かを、システムコントローラ51が判定するようにして、必要と判定した際に、システムコントローラ51が、電磁制御バルブ33、油圧ポンプ31、電磁制御バルブ32を制御するようにした点にある。
すなわち、本他の実施形態では、システムコントローラ51が、バッファタンク26に貯えられる作動油が所定量を超えたと判断すると、電磁制御バルブ33を閉状態から短時間だけ開状態に切り替えて、バッファタンク26側の余分な作動油をメインタンク29に戻し、また、この戻し動作と同期して、油圧ポンプ31を稼動させると共に、この油圧ポンプ31の稼動期間のみ電磁制御バルブ32を開状態に切り替えて、油圧ポンプ31から吐出される昇圧された作動油を、電磁制御バルブ32を通じてACC23に補充する。
このような本他の実施形態においても、油圧ポンプ31を稼動させるのは、多数回の鋳造サイクルに1回でよく、また、1回の油圧ポンプ31の稼動時間もごく短いものとすることができるので、連続鋳造運転時のトータルとしての油圧ポンプ31の稼動時間を、大幅に短縮することが可能となる。よって、ポンプ熱損失(ポンプ発熱)を可及的に低減することが可能となって、自然放熱に委ねるだけで作動油の温度上昇を全く懸念する必要がなく、また、油圧ポンプ31の稼動によるエネルギー消費も可及的に低減することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出系メカニズムにおける、油圧シリンダ周りの構成を示す要部説明図である。 本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出系における油圧回路図である。 本発明の一実施形態に係るダイカストマシンにおける、射出系にかかわる制御系の構成を簡略化して示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るダイカストマシンの射出系における油圧回路図である。
符号の説明
1 保持プレート
2 移動ブロック
3 電動サーボモータ
4 駆動プーリ
5 ボールネジ機構
6 ネジ軸
7 ナット体
8 被動プーリ
9 油圧シリンダ
10 シリンダチューブ
11 射出プランジャ
11a プランジャチップ
21 前進用油室
22 後退用油室
23 アキュームレータ(ACC)
24 ポペットバルブ
25 電磁制御バルブ
26 バッファタンク
27 ポペットバルブ
28 電磁制御バルブ
29 メインタンク
30 微定量オリフィス絞り
31 油圧ポンプ
32 電磁制御バルブ
33 電磁制御バルブ
51 システムコントローラ
52 センサ群
53 モータドライバ
54 電磁制御バルブ群
55 バルブドライバ群

Claims (3)

  1. 金属溶湯を金型内に射出・充填するための射出プランジャと、該射出プランジャを軸方向に移動させる駆動源として油圧駆動源および電動駆動源を備え、前記射出プランジャと一体となって前後進するピストン体をもつ油圧シリンダ全体を、前記電動駆動源の駆動力で前後進させ、前記油圧シリンダの前進用油室にアキュームレータから蓄圧された作動油を送り込むことによって、前記射出プランジャを前進させるようにしたダイカストマシンにおいて、
    前記油圧シリンダの後退用油室に接続されたバッファタンクを設け、前記アキュームレータから前記前進用油室に作動油を送り込んでいる際には、前記後退用油室の作動油を前記バッファタンクに送り込み、前記射出プランジャの先端が固化した金属に当接した状態で前記油圧シリンダ全体を前記電動駆動源の駆動力で前進させることにより、前記射出プランジャを油圧に抗して後退させている際には、前記前進用油室内の作動油を前記アキュームレータに送り込むと共に、前記バッファタンクから作動油を前記後退用油室に送り込むことを特徴とするダイカストマシン。
  2. 請求項1に記載のダイカストマシンにおいて、
    前記バッファタンク側の作動油を微量ずつメインタンクに戻す手段と、作動油を前記アキュームレータに所定タイミング毎に補充する手段とを、備えたことを特徴とするダイカストマシン。
  3. 請求項1に記載のダイカストマシンにおいて、
    前記バッファタンクに貯えられる作動油が所定量を超えると、余分な作動油をメインタンクに戻す手段と、この戻し動作と同期して作動油を前記アキュームレータに補充する手段とを、備えたことを特徴とするダイカストマシン。
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