JP4920861B2 - 上顎ディストラクタ - Google Patents

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は整形系、更に特別には、装置が患者の口内で使用されて頬骨に関する上顎の位置の変化を得る改良された整形系に関する。
【0002】
(背景技術)
骨整復装置及び伸延(distraction)装置を含む、種々の整形装置が当業界で知られている。整復装置及び伸延装置(普通レデューサー及びディストラクタ(distractor)と称される)は骨修復部位の対向面の骨部分の相対的配向及びスペーシングを徐々に調節するのに使用される。本明細書に使用される“骨修復部位”は整形装置が固定し得る比較的健全な骨領域により対向面で境界を画されるあらゆる骨領域、例えば、骨切り術(骨の切断)又は破損を表す。
【0003】
レデューサー及びディストラクタは典型的には骨修復部位の対向面における装置の部分間の距離の制御されたインクレメントの調節を可能にするメカニズムで骨修復部位の両面で骨に一緒に固定された経皮ピン又はねじからなる。典型的には、ディストラクタは伸延骨形成(骨の形成)を行なうのに使用される。この処置はロシア人の整形ドクターであるガブリエル・イリザロフにより行なわれた。この型の典型的な処置はせいぜい骨を二つのセグメントに完全に分離する骨切り術、又は少なくとも骨の皮質部分の切除を伴う。次いで、骨切り術の両面の骨セグメント(又は切除の両面の骨の延髄部分もしくは海綿質部分)が膨張されてもよい。この徐々の分離は新しい骨が骨切り術ボイド中に形成することを可能にする。伸延期に続いて圧密期があり、その間にディストラクタが固定されて保持され、新しい骨の成長が強度を得る。圧密期後に、ディストラクタが患者から除去される。
【0004】
伸延技術が使用される一つの領域は上顎形成不全(上顎、又は上顎骨の発育不全)と診断された患者を治療することにある。この症状を有する一つの特別な患者集団は唇裂患者及び口蓋裂患者である。これらの患者を治療するのに上顎伸延を利用する主要な理由はこれらの患者の上顎領域に見られる実質的な軟組織力を成功裏に解消することができることである。唇裂患者及び口蓋裂患者は通常早期の乳児期にかれらの軟組織変形を修正するために手術を受ける。これらの処置は多量の軟組織切開を伴い、患者にかれらの上顎領域の周囲にかなりの瘢痕組織を残す。規則的な軟組織と較べて瘢痕組織の低下された弾性の結果として、上顎が正常な成長から非常にしばしば制限され、通常の整形手術(顎の骨の位置異常の治療に関する手術)を使用して前位縫合することが非常に困難であり得る。こうして、上顎伸延は瘢痕組織の引張力が解消されることを可能にし、また一層大きい前進距離が得られることを可能にし、それ程大きくない程度の再発(治療が終了された後のその初期の位置に向かって逆の上顎の望ましくない移動)が臨床上支持されて予想される。
【0005】
上顎伸延を利用し得る付加的な患者集団は大きい大きさのA−P(前方−後方)上顎欠陥を有する非口蓋裂患者である。典型的には、上顎前位縫合を伴う整形処置は周囲の軟組織の弾性のために上顎の前位縫合の大きさで制限される。また、一層大きい前位縫合は前位縫合の長期安定性を確実にするためにその部位への骨移植をおそらく必要とする。上顎前位縫合のための伸延の使用は大きさの制限を排除するだけでなく、これらの患者のために移植する必要を省くことができる。
【0006】
唇裂患者及び口蓋裂患者に上顎伸延を行なうことの別の利点は通常の整形手術によるよりも若い年齢の上顎形成不全患者を治療することができることである。骨格変形の早期治療は頭蓋と顔の変形が幼児に対して有するネガチブな心理・社会的影響を最小にする手段として頭蓋及び顔の外科医の中で人気を得ていた。また、或る外科医は骨格変形の早期修正が周囲の組織及び構造への残留影響を軽減し、こうして患者についての総合の結果を改良し得ると考えている。例えば、Steven Cohen, M.D., F.A.C.S., “Midface Distraction”, Perspectives in Plastic Surgery, 11巻, 1号を参照のこと。
【0007】
しかしながら、上顎伸延に使用し得る利用できる装置のみが口内アプライアンスに固定された外科ワイヤにより頭蓋及び上顎に付着する外部“ハロ−スタイル”固定装置を有する。一つのこのような既知のハロ系はKLS−マーチンRED(剛性外部伸延)系である。このような高プロフィール外部装置は目障りであり、外部装置を着用することの心理・社会的効果が特に若い患者では重大な関心事である。外部装置はまた患者の体内に完全に配置される装置よりも衝突及び障害を受けやすい。それ故、口内で使用されて上顎の伸延又は整復を信頼できるように行ない得る装置を提供することの要望が当業界にある。
【0008】
更に、既知の外部固定装置は多数の構成部分を伴い、それ故、設置し、調節するのが複雑である。それ故、比較的低い部分カウントを有し、かつ設置し、調節するのが両方とも簡単である、上顎の伸延又は整復を行なうのに使用し得る装置を提供することの要望が当業界にある。
【0009】
(発明の開示)
本発明の整形系は上顎と頬骨の間の分離を変更するための整形装置を含む。その装置は口内に入れることができ、患者の上顎及び頬骨に取り付けられる。
【0010】
その系中の整形装置はディストラクタであってもよい。その系は少なくとも二つの骨アンカー(これらはフットプレートであってもよい)を有してもよく、夫々が骨ねじを受け取ってフットプレートを骨に固定するのに適した少なくとも一つのねじ穴を備えている。アンカーの一つはまた患者に固定された一つ以上の構造物に付着するフットプレートであってもよい。アンカーの配向は互いに関して変更されてもよく、また固定されてもよい。
【0011】
本発明の患者の上顎と頬骨の間の距離を変更するための整形系は遠位フットプレート及び近位フットプレート、並びに整形装置を含んでもよい。遠位フットプレートは皮下移植及び頬骨への取り付けのために設計され、フットプレートが結合表面及びねじを受け取るのに適したねじ穴を有する。近位フットプレートは皮下移植及び上顎への取り付けのために設計され、フットプレートが結合表面及びねじを受け取るのに適したねじ穴を有する。整形装置は長さ方向の軸を有し、装置が患者に一旦移植されるとフットプレートの間で長さ方向の軸に沿ってその距離の変更を可能にし、更にその装置は移植前に互いに関するフットプレートの配向の変更を可能にする。全系は患者の口内に配置される。
【0012】
整形装置はディストラクタであってもよい。遠位フットプレートは患者の頬骨に取り付けられてもよく、近位フットプレートは患者の上顎に取り付けられてもよい。また、遠位フットプレートは患者の頬骨に取り付けられてもよく、近位フットプレートは構造物に取り付けられてもよく、その構造物は患者の歯に機械的に結合される。フットプレートが整形装置とかみ合わされる場合、遠位フットプレートの結合表面は装置の長さ方向の軸に実質的に直交してもよく、近位フットプレートの結合表面は装置の長さ方向の軸に実質的に平行であってもよい。
【0013】
本発明によれば、整形装置は親ねじ、内部スリーブ、及び外部スリーブを含んでもよい。親ねじは外部ねじ切りを有する。内部スリーブは親ねじの外部ねじ山、外部の軸方向のスロット、及び遠位フットプレートかみ合い部分とかみ合う内部ねじ山を有し、その遠位フットプレートかみ合い部分は遠位フットプレートに結合される。外部スリーブはスロットかみ合い部分及び近位フットプレートかみ合い部分を有し、その近位フットプレートかみ合い部分は近位フットプレートに結合される。前進ねじ及び外部スリーブは長さ方向の軸のまわりの相対的回転運動のみが許されるように結合され、内部スリーブが前進ねじ及び外部スリーブと相互作用し、その結果、前進ねじの回転が外部スリーブ及び前進ねじに関する内部スリーブの線形移動に変えられる。
【0014】
外部スリーブのスロットかみ合い部分は外部スリーブの遠位端部中のくぼみであってもよく、半径方向に内向きに延びて内部スリーブの外部の軸方向のスロットと相互作用する。外部スリーブのスロットかみ合い部分はまた外部スリーブの遠位端部に挿入されたピンであってもよく、半径方向に内向きに延びて内部スリーブの外部の軸方向のスロットと相互作用する。
【0015】
前進ねじは前進ねじと連係して回転するカラーにより外部スリーブに結合されてもよい。カラーは両方の部分に挿入されたピンにより前進ねじに結合されてもよい。カラーは前進ねじの角度変位を内部スリーブに関する外部スリーブの線形進行に変換することを助けるために視覚的基準マーカーを有してもよい。視覚的基準マーカーはカラーの表面のくぼみであってもよく、又はそれはカラーの表面に刷りこまれてもよい。
【0016】
遠位フットプレートは内部スリーブの内径とマッチする内径を有する穴を有してもよく、その二つを一緒に押しつけ、ピンを両方の部分に挿入することにより内部スリーブに取り付けられてもよい。近位フットプレートは外部スリーブの外部ねじ山にマッチする内部ねじ山を有する穴を有してもよく、フットプレートを外部スリーブにねじ込むことにより装置の外部スリーブに取り付けられてもよい。これらはまた外部スリーブの外部ねじ山とかみ合うロックナットであってもよく、近位フットプレートがナットをそれに対し締付けることにより適所にロックされる。フットプレートが整形装置とかみ合わされる場合、遠位フットプレートの結合表面が装置の長さ方向の軸に実質的に直交してもよく、近位フットプレートの結合表面が装置の長さ方向の軸に実質的に平行であってもよい。
【0017】
フットプレートはステンレス鋼、チタン、又はチタン合金からつくられてもよい。また、それらは生体吸収性材料を含んでもよい。それらはまた伸延組立体から取り外されてもよい。
【0018】
また、患者の上顎と頬骨の間の分離を変更するための方法が開示される。一般に、その方法は下記の工程を含む。切除が上顎及び頬骨への接近のために行なわれる。口内の整形装置が上顎及び頬骨に機械的に結合される。整形装置は伸延骨形成を行なうのに使用される。次いで整形装置が患者から除去され、切除が閉じられる。
【0019】
この方法において、整形装置はディストラクタであってもよい。ディストラクタを患者に機械的に結合する工程は整形装置を患者の骨に取り付け、又は、整形装置を構造物(これは患者の歯に取り付けられる)に取り付けることからなってもよい。
【0020】
更に詳しくは、本発明の患者の頬骨からの上顎の分離を進める方法は下記の工程を含む。切除が上顎及び頬骨を露出するために行なわれる。遠位フットプレート及び近位フットプレート並びに伸延組立体を含む第一整形装置が選ばれる。遠位フットプレートがねじを使用して頬骨に取り付けられる。近位フットプレートがねじを使用して上顎に機械的に結合される。次いで第二整形装置が同じ工程を使用して患者の別の面に取り付けられる。骨切り術が行なわれて上顎を頬骨から分離し、次いで切除が閉じられて、夫々の装置の伸延組立体の少なくとも一部を露出して残す。伸延処置は伸延組立体を使用して行なわれて頬骨からの上顎の分離を増大する。圧密を可能にする時間の期間が経過した後に、装置が除去される。
【0021】
上記方法において、近位フットプレートが患者の上顎に取り付けられてもよい。それはまた患者の上顎に機械的に結合される構造物に取り付けられてもよく、次いでこれは構造物を上顎に取り付けることを必要とする。
【0022】
上記方法で行なわれる骨切り術はレフォルトI型骨切り術であってもよい。その方法はまた、骨切り術を行なう工程の前に、装置位置に鑑みて骨切り術を計画するために初期に整形装置を一時的に移植することを含んでもよい。次いで整形装置が除去され、次いで骨切り術を行なった後に交換され、再度取り付けられる。
【0023】
また、使用されるフットプレート及びねじは生体吸収性材料からつくられ、全装置を患者から除去することに代えて、依然として患者に取り付けられている間に、フットプレートが切除を閉じる前に伸延組立体から取り外され、フットプレート及びねじを生体に吸収されるように残す。
【0024】
本発明の特徴及び利点は下記の発明の詳細な説明から一層容易に明らかになり、同様の要素が同様に標識される。
【0025】
(発明を実施するための最良の形態)
本発明の整形装置が頬骨から上顎の線形伸延に使用されるのに適した好ましい実施態様を参照して本明細書に説明される。
【0026】
図1、2、及び3Aに見られるように、整形系10は一般に伸延組立体11並びに夫々近位及び遠位の骨板500及び700の形態のアンカーからなる。伸延組立体11は近位端部、又は調節端部12及び遠位端部13を有する。整形系10はフットプレート500及び700中のねじ穴15に挿入されている骨ねじ14により上顎21及び頬骨22に固定される。使用中、全整形系10が移植され、その結果、遠位骨板700が頬骨22に取り付けられ、近位骨板500が上顎21に取り付けられ、伸延組立体11がバックル溝(buckle sulcus)内に位置される。本発明の種々の要素に関して、近位という用語は患者の頬骨22から離れて外向きに延びる伸延組立体12の近位端部と関連される装置の端部を表すのに使用されることが理解されるであろう。遠位という用語は装置13の他端を表すのに使用される。
【0027】
図2、3A、及び3Bに最良に示されるような整形系10の詳細を今参照して、伸延組立体11は一般に親ねじ100、内部スリーブ200、及び外部スリーブ300からなる。以下に詳しく記載されるように、親ねじ100は外部スリーブ300内にジャーナリングされ(journaled)、その結果、ねじ100が回転し得るが、外部スリーブ300に対し線形(軸方向)に変位できない。内部スリーブ200はねじ100の外部ねじ切り104と相互作用する内部ねじ切り202を有する。逆に、以下に説明されるような内部スリーブ及び外部スリーブの相互作用はそれらが互いに関して線形に変形し得るが、互いに対し回転することができないようなものである。こうして、組み立てられた伸延組立体11では、親ねじ100の回転がボルトの上で駆動されるナットのように親ねじ及び外部スリーブに対する内部スリーブの線形運動に変えられ、全体の組立体10の望遠鏡的膨張又は収縮を生じる。
【0028】
親ねじ100は外部ねじ切り104を備えた遠位シャフト部分102、拡大された直径の中間部分106、近位シャフト部分108、及び近位端部、又は調節端部110を有する。調節端部110は工具インターフェース112、例えば、通常の六角形駆動工具により駆動し得る六角形表面を備えている。
【0029】
内部スリーブ200はその長さの少なくとも一部に沿って内部ねじ切り202を備えている。その内部ねじ切りはねじ100の外部ねじ切り104とマッチする。内部スリーブ200は遠位端部210に向かってスリーブの近位端部208から延びる長さ方向のスロット206以外は概して平滑である外面204を有する。
【0030】
図4に最良に見られるように、外部スリーブ300は二つの異なる内部キャビティ部分を有する。近位キャビティ部分302はねじ100の近位シャフト部分108を(回転自在に)摺動自在に受け入れるようなサイズにされた内径を有する。遠位キャビティ部分304は内部スリーブ200を(軸方向に)摺動自在に受け入れるようなサイズにされた内径を有する。外部スリーブ306の外面は遠位端部310以外のその長さの殆どに沿ってねじ切りされることが好ましい。
【0031】
外部スリーブ300に対する内部スリーブ200の回転を防止するがその変位を可能にするためのメカニズムが用意される。示された実施態様において、これは内部スリーブ200の長さ方向のスロット206にフィットするようなサイズにされる“キー”312に形成された外部スリーブ310の遠位端部の一部を有することにより達成される。これは遠位端部の一部を永久に変形するのに充分な、適当に造形された工具による、力の適用により遠位端部をクリンプすることにより達成し得る。また、ピンが遠位端部の壁中の穴に固定でき、外面と同一平面をなし、半径方向に内向きに延び、内部端部が長さ方向のスロット206にフィットする。
【0032】
親ねじ100は外部スリーブ300に関する親ねじ100の回転を可能にするが、転換運動を防止するように、外部スリーブ300内にジャーナリングされる。好ましい実施態様において、ジャーナリングは以下に従って行なわれる。親ねじ100の近位シャフト部分108が外部スリーブ300の近位キャビティ部分302内に摺動自在に受け取られ、その結果、ねじ100が外部スリーブ300に対し自由に回転する。近位シャフト部分108の領域、及びねじ100の調節端部110がスリーブの近位端部308から延びて出る。カラー400が、例えば、ピン402を夫々カラー及び近位シャフト部分中のマッチしている穴406及び114に挿入することにより、近位シャフト部分の延びている領域上のねじに取り付けられる。カラー400及び拡大された直径の中間シャフト部分106が外部スリーブ300の近位端部308を“サンドイッチ”し、それにより外部スリーブ300に対するねじ100の軸方向の転換を防止する。この方法で、ねじ100が外部スリーブ300内に有効にジャーナリングされる。
【0033】
カラー400はまたマーキング、例えば、くぼみを有し、これは視覚的基準マーク404として作用する。カラーは前進ねじと連係して回転するので、基準マーク404は装置のユーザーに親ねじが調節される場合に親ねじが受ける回転の量を測定するための容易に使用し得る視覚的手段を与える。装置のねじ山ピッチを知って、ユーザーはマークの角度変位を装置の線形前進に容易に変換し得る。カラーの表面におけるマークの刷りこみを含む、その他の視覚的マーキング方法が使用し得る。
【0034】
内部スリーブ200の内部ねじ切り202は親ねじ100の外部ねじ切り104と相互作用し、同時に内部スリーブの平滑な外面204は外部スリーブの遠位キャビティ部分304の平滑な内面と摺動関係にある。図5は外部スリーブのキー312が長さ方向のスロット206と相互作用してキー溝を形成する方法を示す。長さ方向のスロット206及びキー312の相互作用は装置の長さ方向の軸X−X(図3中X−Xと表示される)のまわりのスリーブの相対的回転を防止するとともに、外部スリーブ300に対する内部スリーブ200の摺動、望遠鏡的移動を自由に許すキー溝を形成することが認められるであろう。
【0035】
その系はディストラクタが、例えば、近位フットプレート500及び遠位フットプレート700により患者に固定されるメカニズムを与え、これらが図2を参照することにより最良に理解される。フットプレートは患者の骨修復部位の両面で装置を骨に固定する骨ねじ14を受け入れるためにねじ穴15を備えている。これらの穴は装置が完全に移植された後にフットプレート表面上のねじヘッドの突起の高さを減少するためにさら穴に形成されることが好ましい。フットプレートは底部、結合表面506及び710(これらは平らであってもよく、又は好ましくはそれが取り付けられている骨の輪郭に合致するように造形されてもよい)を有する。以下に詳しく説明されるように、結合表面はフットプレートが患者の骨に直接取り付けられる場合には骨接触面であり、又はフットプレートが構造物(これは順に患者の骨に機械的に結合される)に取り付けられる場合には構造物接触面であってもよい。
【0036】
フットプレート500及び700はアンカーとして利用でき、あらゆる生体適合性材料、例えば、金属、プラスチック、又は複合材料からつくられる。例えば、フットプレートはチタン又はチタン合金からつくられてもよい。フットプレートをつくる材料の選択は本発明の系が使用される特別な医療適用に純粋に依存するルーチン設計上の事柄である。好ましい実施態様において、フットプレートはステンレス鋼からつくられた骨板である。実験はステンレス鋼が必要な強度を与えると同時に(i)フットプレートを曲げることによりそれらの調節を可能にし、かつ(ii)顎領域における固有のサイクル負荷に耐えるのに充分に可鍛性であることを示した。
【0037】
図6に示されるように、近位フットプレート500は外部スリーブ300の外面306のねじ切りを受け入れる内部ねじ穴504を含む装置連結部分502を有する。近位フットプレート504の内部ねじ穴は外部スリーブ300の外面306と相互作用し、その結果、互いに関する二つのフットプレートの配向及び分離がスリーブ300を穴504にねじ込むことにより必要に応じて変更し得る。所望の配向及び分離が一旦得られると、近位フットプレート500はロックナット600をそれに対し締付け、充分な摩擦力を与えてフットプレートを適所に保つことにより適所にロックされる。
【0038】
図7に示されるように、遠位フットプレート700は内部スリーブ200を受け入れる直径を有する穴704を含む装置連結部分702を有する。遠位フットプレートは、例えば、二つを一緒に押しつけ、ピンを穴708及び212に挿入することにより内部スリーブ210の遠位端部に取り付けられる。
【0039】
図2に最良に示されるように、近位フットプレート500は線P−Pが伸延組立体11の軸X−Xに概して平行であるように配向される。それはまた患者のどの側に組立体が移植されるべきかに応じて、上に、かつ伸延組立体11の両側に対しずれている。患者の右側に置かれる場合、フットプレート500は伸延組立体11の左にずれており、その逆もまた真である。図2はフットプレートの右側配向を示し、一方、図6は左側配向を示す。遠位フットプレート700は線D−Dが伸延組立体11の軸X−Xに対し概して直交し、かつ上方にあるように配向される。
【0040】
フットプレート500及び700の上記形状寸法は本発明の装置が上顎の伸延に使用される場合にねじへの接近及び強度保持の良好な組み合わせを与えることがわかった。しかしながら、図2、6、及び7に見られるようなねじ穴の正確な位置並びにプレート500及び700の輪郭形状及び配向は本発明の重要な局面ではないことが理解されるべきである。その他のねじ穴配置、プレート形状、及びプレート配向が本発明の精神及び範囲から逸脱しないで使用し得る。
【0041】
整形系の組立体は図8A〜8Eを参照することにより最良に理解される。その系を組み立てるために、親ねじ100が図8Aに示されるように、外部スリーブ300に最初に挿入される。次いでカラー400が図8Bに示されるように、外部スリーブ300の近位端部308から延びて出る近位シャフト部分108の領域に設置される。カラー400はピン402をカラー406及び近位シャフト部分114中のマッチする穴に押し入れることによりシャフトに捕らえられる。遠位フットプレート700は図8Cに示されるように、内部スリーブ210の遠位端部に押しつけられ、ピン706をフットプレート708及び遠位シャフト部分212中のマッチする穴に押し入れることによりシャフトに捕らえられる。次いで親ねじが図8Dに示されるように、内部スリーブ200にねじ込まれ、スリーブ200上の長さ方向のスロット206がキー312と適当にかみ合っているように注意が払われる。次いでナット600及び近位フットプレート500が図8Eに示されるように、外部スリーブ300にねじ込まれる。
【0042】
本発明の装置は通常対で使用され、患者の顔の夫々の側について一つ使用される。本発明の装置を上顎伸延処置で使用するために、外科医が切除を行ない、装置を患者にフィットし、レフォルトI骨切り術(ミッドフェースの残部からの上顎の分離)を行なうために装置を一時的に除去し、装置を取り付け、伸延及び圧密を行ない、次いで装置を永久的に除去する。
【0043】
装置を移植するために、上顎前庭切除が患者の口の側で行なわれ、その結果、骨膜が上昇されて上顎の骨及び頬骨を露出し得る。組み立てられた装置が適当な位置に置かれ、適当なフィットについてチェックされる。フットプレートは適当な様式で配向されるように一般に前もって造形されるが、フットプレートを、例えば、プライヤの組で曲げることにより調節がフットプレートになされる。次いで遠位フットプレートが必要な安定性及び強度を与えるのに充分な数を使用して、骨ねじ14で頬骨に締付けられる。好ましい方法において、ねじはセルフタッピングであり、こうして骨の予備タッピングは必要とされない。必要とされる場合、フットプレート中の過剰の材料が除去し得る。例えば、ねじ穴の全部が必ずしも使用される必要がない場合、未使用の穴を有するフットプレートの部分がクリップオフされてもよい。次いで前方フットプレートが同じ様式で取り付けられる。次いで同じ処置が患者の別の側で繰り返される。
【0044】
次いでドクターが計画された骨切り術(典型的にはレフォルトI骨切り術)を略述し、伸延装置の許容をつくる。装置が除去され、骨切り術が行なわれ、装置が適所にもどされる。次いで切除が閉じられ、伸延組立体を患者の口内に露出して残す。
【0045】
伸延骨形成処置は工具インターフェース112を使用して親ねじを夫々の装置について回転させることにより行なわれる。装置の遠位端部(そこに工具インターフェース112が見られる)は患者の頬と歯肉の間で、口内領域で容易に接近し得ることが図1(これは軟組織を示さない)を参照することにより理解されるであろう。ねじの反時計方向の回転は装置の軸方向の延長をもたらし、伸延力がフットプレートにより骨に伝えられることをもたらすであろう。基準マーク404は前位縫合の変化を正確に測定するのに使用し得る。一般に、伸延は完全な前位縫合が得られるまで1日当り1−2mmの速度で進行する。前位縫合期に続いて圧密期があり、その期間は前位縫合期の期間より少なくとも2倍長い。次いで装置が別の外科処置で除去される。
【0046】
別の実施態様において、装置の近位フットプレート500は患者の上顎21に取り付けられるのではなく、構造物、例えば、歯科副木(これは上顎21に取り付けられる)に取り付けられる。典型的な歯科副木は患者の歯にフィットされ、又はワイヤでつけられたアクリルのディスクからなってもよい。記載された相違以外は、治療のこの別法は治療の通常の過程に使用される方法と同じである。この実施態様は患者の上顎21がフットプレート500を支持するのに使用された骨ねじ14を支持し得ない場合に使用し得る。これはしばしば唇裂患者又は口蓋裂患者の場合であり、彼らは骨が存在すべき上顎21中に大きいボイドをしばしば有する。それはまた骨ねじ14により損傷し得る中断されていない結節歯胚の存在のために、若い患者を治療するのに好ましい実施態様であるかもしれない。
【0047】
装置を患者に取り付けるための方法の上記実施態様は装置を頬骨及び上顎に機械的に結合するための単に特別な例であることが強調されるべきである。装置フットプレートは患者の骨に直接取り付けられてもよい。また、それらは一つ以上の構造物に取り付けられてもよく、これらの構造物は患者の骨に取り付けられる。実際に、構造物は必ずしも患者の頬骨又は上顎に直接取り付けられる必要はないが、患者の歯に取り付けられてもよい。重要なことは装置が伸延を信頼できる程に行なうために充分な剛性で頬骨及び上顎に機械的に結合されることである。また、装置は上顎周囲の結索法を使用して移植されてもよく、この場合、ワイヤが上顎の骨構造付近に通されて、装置のしっかりした固定を与える。
【0048】
図9A及び9Bは装置がこの実施態様を使用して患者の左側に移植されるような際の装置を示す。近位フットプレート500の配向はY−Yにより表される水平面のまわりのその垂直な配向30から鏡像にされる。即ち、患者の左側で使用される装置について、フットプレート500は図9A及び9Bに見られるように、伸延組立体11の下かつ右に配置される。実際に、これはフットプレート500をX−X軸のまわりに180度だけ単に回転させ(図3Aに記載されたように)、装置が移植される患者の顔の側を切り替えることにより行なわれてもよい。別法では、装置を上顎21に直接取り付ける場合に患者の右側に使用されるフットプレート500は装置を歯科副木に取り付ける場合に左側に使用されるものと同じであり、その逆もまた真である。この配向は歯科副木方法に好ましい。何とならば、それはフットプレート及びねじ穴を歯の噛む表面により生じた水平面(これは歯科副木へのフットプレートの取り付けに好ましい位置である)に一層近くに置くからである。図9Bはフットプレート500に関する副木3の部分を示す。
【0049】
別の好ましい実施態様において、フットプレート及び/又は骨ねじは生体吸収性材料からつくられてもよく、伸延組立体から取り外し可能である。これはフットプレートの容易な造形を可能にする(挿入の前に加熱される場合には、例えば、熱水中のソーキングによる)。伸延及び圧密が完結された後、生体吸収性フットプレートが伸延組立体から取り外され、切除が閉じられ、フットプレート及び骨ねじを適所に残して、最終的に生体に吸収される。これは第二の外科処置を行なってねじに接近してフットプレートを除去する必要がないという利点を与える。必要とされる外科処置の数を減少することにより、手術と関連する回避できないリスク及び可能な合併症が減少される。骨ねじはフットプレートがつくられる材料と少なくとも同じ位に吸収するのに長くかかり、こうして生体により充分に吸収されるまでフットプレートが固定されることを確実にする材料からつくられるべきである。
【0050】
本発明の上記実施態様は人の骨格系中の特別な適用に適した単に特別な例であることが強調されるべきである。その他の適用に適した改良は上記の記載に示された本発明の構造及び操作の理解を備えた当業者により容易に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上顎及び頬骨に取り付けられたディストラクタを示す、上顎における使用に適した本整形系の実施態様の斜視図である。
【図2】 図1に示されたような系のディストラクタの斜視図である。
【図3】 AおよびBは前位縫合の種々の段階におけるディストラクタを示す、部分断面及び部分正面図の、図2に示されたディストラクタの伸延組立体の側面図である。
【図4】 図2に示されたディストラクタの内部スリーブ及び外部スリーブの平面図である。
【図5】 互いに相互作用する図4の内部スリーブ及び外部スリーブの側断面図である。
【図6】 図2に示された近位フットプレートの斜視図である。
【図7】 図2に示された遠位フットプレートの斜視図である。
【図8】 A〜Eは図2に示された装置の組立における連続工程を示す側面図である。
【図9】 AおよびBは治療の別法に使用される場合の、図2に示された系の側面図である。

Claims (18)

  1. 患者の上顎骨21及び頬骨22の間の距離を変更するための整形系10であって、
    A)骨に結合する表面および骨ねじ14を受け取るのに適したねじ穴15を有した、頬骨22への皮下移植および取り付けのための遠位フットプレート700;
    B)骨に結合する表面および骨ねじ14を受け取るのに適したねじ穴15を有した、上顎骨21への皮下移植および取り付けのための近位フットプレート500;
    C)縦軸を有した整形装置11であって、整形装置11はフットプレート500、700間の縦軸に沿う距離を変更することを可能とし、さらに、整形装置11はフットプレート500、700の移植前の互いに関する方向を変更することを可能とする整形装置11;を含み、これにより、
    D)前記距離の変更が、その目的のための牽引具(distractor)して設計された前記整形装置の動作により実施可能であり、
    E)前記方向の変更が、フットプレートおよび整形装置11間のねじ接続により組み立てられた状態で実施可能であり、
    F)整形装置11が、
    a)おねじを有した親ねじ100;
    b)親ねじ100のおねじに係合するめねじを有した内部スリーブ200;および外部軸方向スロット;および遠位フットプレート係合部;ここで、遠位フットプレート係合部は遠位フットプレート700と結合している;ならびに、
    c)スロット係合部および近位フットプレート係合部を有した外部スリーブ300;ここで、近位フットプレート係合部は近位フットプレートと結合している;を含み、
    ここで、縦軸まわりの相対的回転運動のみが可能なように親ねじ100および外部スリーブ300が接合し、かつ、親ねじ100の回転が外部スリーブ300および親ねじ100に関する内部スリーブ200の直線運動へと転換されるように内部スリーブ200が親ねじ100および外部スリーブ300と相互作用する
    ことを特徴とする整形系10。
  2. フットプレート500、700が曲げ可能であるが、顎領域に固有の繰り返し負荷になお耐える、請求項1記載の整形系10。
  3. 遠位フットプレート700が患者の頬骨22に取り付け可能であり、かつ、近位フットプレート500が構築物に取り付け可能であり、この構築物は患者の歯に機械的に結合している、請求項1または2に記載の整形系10。
  4. フットプレート500、700が牽引具から取り外し可能な、請求項2または3のいずれか一項に記載の整形系10。
  5. フットプレート500、700が整形装置11に係合している場合、遠位フットプレート700の結合面が整形装置11の縦軸と実質的に直交し、かつ、近位フットプレート500の結合面が整形装置11の縦軸と実質的に平行である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の整形系10。
  6. 外部スリーブ300のスロット係合部が、外部スリーブ300の遠心端のくぼみであり、径方向内側に向かって延び、内部スリーブ200の外部軸方向スロットと相互作用する、請求項記載の整形系10。
  7. 外部スリーブ300のスロット係合部が、外部スリーブ300の遠心端を介して挿入されたピンであり、径方向内側に向かって延び、内部スリーブ200の外部軸方向スロットと相互作用する、請求項記載の整形系10。
  8. 親ねじ100が、親ねじ100と関連して回転するカラーにより外部スリーブ300と接合する、請求項記載の整形系10。
  9. 双方の部品を介して挿入されたピンにより、カラーが親ねじ100と接合する、請求項記載の整形系10。
  10. カラーが、視認できる基準点を有し、親ねじ100の角変位を内部スリーブ200に関する外部スリーブ300の直線的な前進へ転換させる助けとなる、請求項記載の整形系10。
  11. 視認できる基準点が、カラーの表面のくぼみである、請求項10記載の整形系10。
  12. 視認できる基準点が、カラーの表面に刻印されている、請求項10記載の整形系10。
  13. 遠位フットプレート700が、内径が内部スリーブ200の内径と適合するボアを有し、2つを共に押し付けて双方の部品を介してピンを挿入することにより内部スリーブ200に遠位フットプレート700が取り付けられている、請求項1〜12のいずれか一項に記載の整形系10。
  14. 近位フットプレート500が、めねじが外部スリーブ300のおねじと適合するボアを有し、近位フットプレート500を外部スリーブ300にねじ込むことにより装置の外部スリーブ300に近位フットプレート500が取り付けられている、請求項1〜13のいずれか一項に記載の整形系10。
  15. さらに外部スリーブ300のおねじに係合するロックナットを含み、近位フットプレート500がナットをそれに対して締め付けることにより適所にロックされる、請求項14に記載の整形系10。
  16. フットプレート500、700が生体吸収性材料からなる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の整形系10。
  17. フットプレート500、700がステンレス鋼からなる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の整形系10。
  18. フットプレート500、700がチタンまたはチタン合金の群から選択される材料からなる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の整形系10。
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