JP4920501B2 - 接合方法 - Google Patents
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Description
(1)ウエハ111、112はそれぞれの接合面が鉛直方向に対向するように保持されている。このため、たとえば、ウエハ112にビーム114を照射すると、ウエハ112の接合面に付着していた汚染物120がウエハ112の鉛直方向下方で浮遊しつつ、矢符121の方向に下降し、ビーム113に衝突する。このとき、汚染物120にはウエハ111の接合面に向かう力が付与されるので、最終的にウエハ111の接合面に再付着する。同様に、ウエハ111の接合面から除去される図示しない汚染物質も、ウエハ112の接合面に再付着し易い。特に、特許文献1の方法では、ウエハ111、112の接合面の全面にビーム113、114を照射するので、除去される汚染物120は、ウエハ111、112の接合面近傍に浮遊して再付着し易い。
(3)また、ウエハ111、112の接合面の全面に、ビーム113、114を照射する場合には、真空チャンバ102内部における不活性ガスの流量が多くなり、真空チャンバ102内部の真空度が低下する。これによって、接合品質が低下する。
図17〜19は、スパッタリングによるシリコンウエハ表面の清浄化を概略的に示す側面図である。図17に示すように、シリコンウエハ表面に原子ビームを照射すると、有機汚染物が除去される。次に、図18に示すように自然酸化膜が除去され、図19に示すようにシリコン面が露出する。
本発明の目的は、接合対象物表面から除去された汚染物が該表面に再付着するのを防止し、該表面を効率良くかつ確実に清浄化し、清浄化された表面を接触させるだけで容易に接合できる接合方法を提供することである。
清浄化工程は、
前記第1対象物および前記第2対象物の接合面における前記エネルギー波の照射された領域から前記エネルギー波の照射されていない領域に向けて前記エネルギー波の照射位置を移動させるとともに、前記エネルギー波の照射中心線と、前記エネルギー波の照射位置移動方向の前記接合面と、のなす角の角度が90°より大きく180°より小さくなるようにして行われる接合方法に係る。
前記第1エネルギー波の照射中心線と前記第2エネルギー波の照射中心線との水平平面への投影図において、前記第1エネルギー波の照射中心線と前記第2エネルギー波の照射中心線とのなす角の角度が30°〜90°であることが好ましい。
保持部材7、8は、鉛直方向に対向するように設けられている。また、保持部材7は、ウエハ13を回転自在に保持する部材であり、図示しない支持部材によって、真空チャンバ2内部の鉛直方向下部に固定されている。保持部材8は、ウエハ14を回転自在に保持する部材であり、プッシュロッド6によって上下動可能に支持され、保持部材7の鉛直方向上方に配置されている。このように保持部材7、8を配置することによって、保持部材7、8に保持されるウエハ13、14も、鉛直方向に対向配置されることになる。このとき、ウエハ13の接合面に照射されるエネルギー波15の、エネルギー波照射方向における照射範囲の延長線上の範囲外に、ウエハ14を配置し、かつウエハ14の接合面に照射されるエネルギー波16の、エネルギー波照射方向における照射範囲の延長線上の範囲外に、ウエハ13を配置するのが好ましい。すなわち、ウエハ13にエネルギー波16が照射されず、ウエハ14にエネルギー波15が照射されないように、ウエハ13、14ひいては保持部材7、8を配置することが好ましい。これにより、一旦除去された汚染物のウエハ13、14への再付着が一層防止される。
なお、ビーム照射装置9、10のビーム照射孔近傍には図示しないシャッタが設けられ。原子ビーム15、16の照射を行わない場合には、シャッタによってビーム照射孔から照射される原子ビーム15、16を遮るように構成されている。また、ビーム照射装置9、10は、保持部材7、8に出来るだけ近接させて配置するのが望ましい。
なお、本実施の形態では、ビーム照射装置9、10に移動機能を付加して原子ビーム15、16の照射位置を移動する構成を採るが、それに限定されず、保持部材7、8に移動機能および/または回転機能を付加し、ウエハ13、14を移動および/または回転させても良い。
清浄化工程では、真空チャンバ2内にウエハ13、14が搬入され、それぞれ保持部材7、8に保持され、鉛直方向に対向配置される。次に、真空チャンバ2内が真空またはそれに近い状態まで減圧される。次に、ビーム照射装置9からウエハ13に原子ビーム15をライン状に照射し、ビーム照射装置10からウエハ14に原子ビーム16をライン状に照射する。これによって、ウエハ13、14の接合面を清浄化する。接合工程は、清浄化工程に引き続いて行われ、ウエハ13およびウエハ14の清浄化された接合面を接触させて接合する。すなわち、プッシュロッド6を下降させることによって、プッシュロッド6に支持された保持部材8ひいてはウエハ14を下降させて、ウエハ13の接合面とウエハ14の接合面とを接触させて接合し、接合体を得る。この接合体は真空チャンバ2外に搬出され、新しいウエハ13、14が搬入され、同じ動作が繰り返される。
なお、接合装置1は、清浄化工程と並行して、または清浄化工程と接合工程との間に、集塵工程を行うこともできる。集塵工程では、原子ビーム15、16の照射によりウエハ13、14の接合面から除去された汚染物を回収する。
2 真空チャンバ
3 搬出入口
4 扉
5 排気口
6 プッシュロッド
7、8 保持部材
9、10、20 ビーム照射装置
11、12 集塵器
13、14 ウエハ
15、16 原子ビーム
15x、16x、30 汚染物
Claims (7)
- 第1対象物の接合面と第2対象物の接合面とが対向するように第1対象物および第2対象物を配置し、前記第1対象物の接合面および前記第2対象物の接合面にエネルギー波をライン状に照射する清浄化工程と、前記清浄化工程に引き続いて行われ、前記第1対象物の接合面と前記第2対象物の接合面とを接触させる接合工程とを含む接合方法において、
清浄化工程は、
前記第1対象物および前記第2対象物の接合面における前記エネルギー波の照射された領域から前記エネルギー波の照射されていない領域に向けて前記エネルギー波の照射位置を移動させるとともに、前記エネルギー波の照射中心線と、前記エネルギー波の照射位置移動方向の前記接合面と、のなす角の角度が90°より大きく180°より小さくなるようにして行われる接合方法。 - 前記エネルギー波の照射方向と直交する方向における、前記エネルギー波の幅は10mm以下である請求項1記載の接合方法。
- 前記第1対象物と前記第2対象物とを鉛直方向に対向配置するとともに、前記第1対象物の接合面に照射されるエネルギー波の照射範囲の延長線上の範囲の外に前記第2対象物を配置し、かつ前記第2対象物の接合面に照射されるエネルギー波の照射範囲の延長線上の範囲の外に前記第1対象物を配置して前記エネルギー波を照射する請求項1または2記載の接合方法。
- 前記第1対象物と前記第2対象物とを鉛直方向に対向配置するとともに、前記第1対象物および前記第2対象物の接合面にそれぞれ対向するように設けられて、前記第1対象物および前記第2対象物の接合面に第1および第2エネルギー波を照射する第1および第2エネルギー波発生源をさらに含み、
前記第1エネルギー波の照射中心線と前記第2エネルギー波の照射中心線との水平平面への投影図において、前記第1エネルギー波の照射中心線と前記第2エネルギー波の照射中心線とのなす角の角度が30°〜90°である請求項1または3記載の接合方法。 - 前記第1対象物の接合面および前記第2対象物の接合面に対する前記エネルギー波の入射角度が45°〜60°である請求項1〜4のいずれか1つに記載の接合方法。
- 前記エネルギー波の照射により前記第1対象物の接合面および前記第2対象物の接合面から除去された汚染物を回収する集塵工程をさらに含む請求項1〜5のいずれか1つに記載の接合方法。
- 前記エネルギー波が原子ビームである請求項1〜6のいずれか1つに記載の接合方法。
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