JP4919208B2 - チャック装置 - Google Patents
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Description
本発明は、厚さ方向に変形可能な薄板状のダイヤフラム部と、該ダイヤフラム部に周方向に間隔をあけて固定されワークを着脱可能に把持する複数の爪を備えるチャック部と、前記ダイヤフラム部を変形させて前記チャック部の爪を開閉させるチャック駆動部とを備え、該チャック駆動部が、外部供給流体圧により往復駆動される第1の複動型流体圧ピストンと、前記ダイヤフラム部に固定され、内部流体圧により往復駆動されて該ダイヤフラム部の厚さ方向双方向に加える駆動力を発生する第2の複動型流体圧ピストンと、前記第1の複動型流体圧ピストンの移動方向の両側に配置され、該第1の複動型流体圧ピストンにより加圧される内部流体を収容した一対の第1の流体室と、前記第2の複動型流体圧ピストンの移動方向の両側に配置される一対の第2の流体室と、これら第1、第2の流体室をそれぞれ接続する連通流路とを備え、前記第2の流体室の受圧面積が、第1の流体室の受圧面積より大きく構成されているチャック装置を提供する。
上記発明においては、前記外部供給流体圧が空気圧であることとしてもよい。
このようにすることで、内部流体圧により駆動される第2の複動型流体圧ピストンに、圧縮性流体を用いた場合より大きな推力を発生させることができる。すなわち、第1の流体室内の流体の圧縮にエネルギを消費することなく効率的に第2の流体室内の圧力を上昇させることができる。
このようにすることで、第2の複動型流体圧ピストンを作動させると、連結部材を介してダイヤフラム部を厚さ方向に往復変形させることができ、ダイヤフラム部に固定された複数の爪を開閉してワークを容易に着脱することができる。
このようにすることで、ダイヤフラム部と連結部材との接触部を支点としてダイヤフラム部を変形させることができる。これにより、ダイヤフラム部の変形が妨げられず、スムーズにチャックを開閉動作させることができる。
このようにすることで、軸方向の全長を短く抑えて、高剛性のチャック装置を提供することができる。
また、本発明は、上記いずれかのチャック装置を備える主軸ユニットを提供する。
この発明によれば、チャック装置によって把持したワーク(または工具)と、その外側に支持した工具(またはワーク)を相対的に高速回転(例えば,5000rpm以上)させることができる。
図1は、本実施形態に係るチャック装置1を示す縦断面図である。
本実施形態に係るチャック装置1は、図1に示すように、主軸ユニット3のスピンドル軸5の端部に取り付けられ、スピンドル軸5とともに中心軸C回りに回転させられるようになっている。
図2は、図1のチャック機構部7の構成を説明する正面図である。
さらに、ピストンガイド19には、第1油圧室41と第2の油圧室53とを連絡する連通流路57が設けられ、ハウジング21には、第1油圧室43と第2油圧室55とを連絡する連通流路59が設けられている。図中符号60は、第1油圧室41,43および連通流路57に、符号61は第2油圧室53,55および連通流路59にそれぞれ内部流体であるオイルを供給するためのオイル供給部である。オイル供給部60,61から供給されたオイルは第1,第2油圧室41,43,53,55および連通流路57,59の全体に気泡を形成すること無く充填されるようになっている。
なお、第1油圧室41,43、第2油圧室53,55および連通流路57,59に充填される流体は、非圧縮性流体であればよく、上述のようなオイルに限定されるものではない。
また、図中符号69は、爪13の間に挿入されたワークWを軸方向に突き当てるバッキングロッドである。バッキングロッド69にワークWを突き当てることにより、チャック装置1へのワークWの取り付け位置精度の低下を防止できるようになっている。
本実施形態に係るチャック装置1を用いてワークWを把持するには、まず、図1に示される状態から、空気圧供給ポート34に加圧空気を供給する。これにより、空気圧室32に加圧空気が供給され、図3に示されるように、空気圧ピストン23が空気圧シリンダ29内において軸方向後方(矢印Aの方向)に移動させられる。
全ての爪13が中心軸Cから離れる方向に傾斜させられることにより、爪13間の隙間が拡大されるので、ワークWを挿入できるようになる。
空気圧室31に供給される加圧空気の圧力をPa、空気圧室31における空気圧ピストン23の加圧空気と接する面における中心軸線Cに対する垂直面への投影面積をSaとすると、加圧空気により空気圧ピストン23に作用する中心軸線C方向への力Faは、
Fa=Pa×Sa ・・・(1)
と表される。
油圧ピストン部37の油と接する面における中心軸線Cに対する垂直面への投影面積(受圧面積)をSy1とすると、第1油圧室43内の油圧Py1は、
Py1=Fa/Sy1 ・・・(2)
と表される。
Py1=Fa/Sy1=Pa×Sa/Sy1 ・・・(3)
と表すことができる。加圧空気と接する空気圧ピストン23の投影面積Saは、油圧ピストン部37の投影面積Sy1より大きいため、Sa/Sy1>1となる。したがって、(3)式から第1油圧室43内の油圧Py1は、加圧空気の圧力Paより高くなることが示されている。
Py2=Py1=Fa/Sy1 ・・・(4)
と表される。
油圧ピストン25の油と接する面の中心軸線Cに対する垂直面への投影面積(受圧面積)をSy2とすると、油圧ピストン25に働く中心軸線C方向への力(推力)Fy2は、
Fy2=Py2×Sy2 ・・・(5)
と表される。
Fy2=Fa×Sy2/Sy1 ・・・(6)
と表される。油圧ピストン25の投影面積Sy2は、油圧ピストン部37の円筒部の投影面積Sy1より大きいため、Sy2/Sy1>1となる。したがって、(6)式から油圧ピストン25に働く推力Fy2は、加圧空気の圧力Paに基づく空気圧ピストン23に作用する力Faより大きくなっていることが示されている。
したがって、油圧ピストン25を駆動する推力は、空気圧ピストン23を駆動する推力に対して受圧面積の比率に対応する割合で十分に増幅され、大きな推力でダイヤフラム11を駆動し、爪13を開閉することができる。
すなわち、油圧ピストン25が大きな推力を発生させるので、ワークWの把持力を低下させることなくチャック装置1を小型化することができる。
すなわち、油圧ピストン25が大きな推力を発生させるので、ワークWの把持力を低下させることなくチャック装置1を小型化することができる。
また、油圧装置を必要としないため、油圧装置に起因する振動が発生しない。また、油圧装置から圧力変動のある油圧が供給されないため、油圧の変動に基づくチャック装置1の振動発生を防止できる。
例えば、上記の実施の形態においては、空気を供給することにより爪13が開閉されるチャック装置1を例示したが、非圧縮性流体等その他各種の流体により駆動されるチャック装置に適用することにしてもよい。
また、ダイヤフラム11として略円板状のものを例示したが、これに限定されるものではなく、他の任意の形態のものを採用してもよい。この場合、ダイヤフラム部とは、その構成部品のうち薄板状で厚さ方向に弾性変形可能な略円板状の部位を指すものとする。
1 チャック装置
7 チャック機構部(チャック部)
9 チャック駆動部
11 ダイヤフラム(ダイヤフラム部)
13 爪
23 空気圧ピストン(第1の複動型流体圧ピストン)
25 油圧ピストン(第2の複動型流体圧ピストン、複動型ピストン)
41,43 第1油圧室(第1の流体室)
53,55 第2油圧室(第2の流体室)
57,59 連通流路
63 連結部材
Claims (7)
- 厚さ方向に変形可能な薄板状のダイヤフラム部と、
該ダイヤフラム部に周方向に間隔をあけて固定されワークを着脱可能に把持する複数の爪を備えるチャック部と、
前記ダイヤフラム部を変形させて前記チャック部の爪を開閉させるチャック駆動部とを備え、
該チャック駆動部が、外部供給流体圧により往復駆動される第1の複動型流体圧ピストンと、前記ダイヤフラム部に固定され、内部流体圧により往復駆動されて該ダイヤフラム部の厚さ方向双方向に加える駆動力を発生する第2の複動型流体圧ピストンと、前記第1の複動型流体圧ピストンの移動方向の両側に配置され、該第1の複動型流体圧ピストンにより加圧される内部流体を収容した一対の第1の流体室と、前記第2の複動型流体圧ピストンの移動方向の両側に配置される一対の第2の流体室と、これら第1、第2の流体室をそれぞれ接続する連通流路とを備え、
前記第2の流体室の受圧面積が、第1の流体室の受圧面積より大きく構成されているチャック装置。 - 前記外部供給流体圧が空気圧である請求項1に記載のチャック装置。
- 前記内部流体が非圧縮性流体である請求項1または請求項2に記載のチャック装置。
- 前記第2の複動型流体圧ピストンに固定され、該第2の複動型流体圧ピストンを前記ダイヤフラム部に固定する連結部材を備え、
該連結部材が、前記ダイヤフラム部を厚さ方向に挟み込んで該ダイヤフラム部に固定されている請求項1から請求項3のいずれかに記載のチャック装置。 - 前記連結部材と前記ダイヤフラム部とが、該ダイヤフラム部の変形方向に直交する方向に線接触している請求項4に記載のチャック装置。
- 前記第1の複動型流体圧ピストンの半径方向内方に前記第1の流体室が配置されている請求項1から請求項5のいずれかに記載のチャック装置。
- 請求項1から請求項6のいずれかに記載のチャック装置を備える主軸ユニット。
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