JP4917983B2 - 搬送量推定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンベアで搬送される搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置に関する。
コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置が特許文献1に開示されている。
特許文献1の搬送量推定装置は、管理面内に設けた複数の測線の各々について、コンベアの上方に設けた原点からコンベアの搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を計測するレーザ走査装置と、このレーザ走査装置で計測された距離に基づいて、管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、測定サイクルを1回行う間に搬送面が移動した距離を断面積取得手段で取得した断面積に乗算することで、測定サイクルを1回行う間に管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えて構成されていて、複数の測定サイクルの各々において取得された通過体積を累計することで、管理面を通過した搬送物の総量(累計体積)を推定している。
なお、特許文献1の搬送量推定装置においては、レーザ走査装置で計測された複数の距離dn1,dn2,…dnkを用いて、最も外側に位置する二つの測線D1,Dk(図2参照)と計測対象面Pnとで囲まれた扇状の計測領域K(図2参照)の実面積Snを取得し、空荷状態(搬送面上に搬送物が存在していない状態)を想定して規定した計測領域Kにおける仮想面積S0から実面積Snを差し引くことで、管理面を通過した搬送物の断面積Anを取得している。
特開2002−81987号公報
空荷状態のときには、実面積Snと仮想面積S0とが一致し、搬送物の断面積Anがゼロになるはずであるが、計測誤差等の影響により、実面積Snと仮想面積S0とが完全に一致することは稀である。空荷状態であるにも係わらず、通過体積Vnがゼロにならない場合には、通過体積Vnが誤差となって蓄積されてしまうので、これらを累計して得られる累計体積Tnの推定精度が悪化する虞がある。
このような観点から、本発明は、コンベアで搬送される搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、累計体積の推定精度を向上させることが可能な搬送量推定装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する第一の発明は、コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、前記面積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、空荷状態を想定して規定した前記各測線における仮想距離を用いて算出した前記計測領域の面積を前記実面積として取得するか、若しくは、前記仮想面積を前記実面積として取得し、前記空荷判定手段において空荷状態でないと判定されたときには、前記距離取得手段で取得された距離を用いて算出した前記計測領域の面積を前記実面積として取得することを特徴とする。
第一の発明によれば、空荷状態であると判定された場合に、断面積取得手段において取得される搬送物の断面積がゼロとなり、ひいては、体積取得手段において取得される搬送物の通過体積もゼロとなるので、コンベアの搬送面上に搬送物が存在していないにも係わらず搬送物の累計体積が増加してしまうという不具合を解消することが可能となる。つまり、第一の発明によれば、空荷状態が長時間に亘って継続するような場合であっても、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
前記課題を解決する第二の発明は、コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、前記断面積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、前記断面積をゼロに設定することを特徴とする。
第二の発明によれば、空荷状態であると判定された場合に、体積取得手段において取得される搬送物の通過体積がゼロとなるので、コンベアの搬送面上に搬送物が存在していないにも係わらず搬送物の累計体積が増加してしまうという不具合を解消することが可能となり、ひいては、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
前記課題を解決する第三の発明は、コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、前記体積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、前記通過体積をゼロに設定することを特徴とする。
第三の発明によれば、空荷状態であると判定された場合における搬送物の通過体積がゼロに設定されるので、コンベアの搬送面上に搬送物が存在していないにも係わらず搬送物の累計体積が増加してしまうという不具合を解消することが可能となり、ひいては、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
前記課題を解決する第四の発明は、コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、コンベアの搬送面を横断する管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、前記空荷判定手段により空荷状態でないと判定された測定サイクルにおいて取得された前記通過体積のみを累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定することを特徴とする。
第四の発明によれば、空荷状態であると判定された測定サイクルで取得された搬送物の通過体積を除外して累計体積が推定されることになるので、コンベアの搬送面上に搬送物が存在していないにも係わらず搬送物の累計体積が増加してしまうという不具合を解消することが可能となり、ひいては、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
上記各発明において、判定手段における判定手法に制限はないが、距離取得手段で取得された距離に基づいて空荷状態であるか否かの判定を行うことが望ましい。このようにすると、空荷状態であるか否かの判定を行うための専用の計測手段(例えば、ロードセルなど)が不要になるので、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
なお、距離取得手段で取得された距離を用いた判定手法としては、例えば、前記距離取得手段で取得された複数の距離の総てが基準距離以上である場合に空荷状態であると判定し、前記複数の距離の少なくとも一つが前記基準距離よりも小さい場合に空荷状態でないと判定する手法、前記面積取得手段で取得された実面積が、基準面積よりも大きい場合に空荷状態であると判定し、前記基準面積以下である場合に空荷状態でないと判定する手法、前記断面積取得手段で取得された断面積が、基準断面積以下である場合に空荷状態であると判定し、前記基準断面積よりも大きい場合に空荷状態でないと判定する手法などがある。
ところで、各測線で得られた距離のみを用いて搬送物の断面積を取得すると、最も外側に位置する測線からはみ出した状態で搬送される搬送物の断面積を正確に把握することができず、累計体積の推定精度を悪化させる虞がある。このような問題を解決するためには、搬送量推定装置に、最も外側に位置する前記測線の外側に搬送物がはみ出した状態であるか否かを判定する搬送状態判定手段を具備させ、さらに、最も外側に位置する前記測線のさらに外側に設けた少なくとも一つの予備測線に沿って距離を計測する機能を前記距離取得手段に具備させるとともに、前記搬送状態判定手段においてはみ出した状態であると判定された場合に、前記予備測線を最も外側に位置する測線とみなして、前記実面積を取得する機能を前記面積取得手段に具備させればよい。
はみ出した状態であるか否かを判定する手法に制限はないが、最も外側に位置する前記測線において取得された距離が、当該測線上における前記基準距離よりも小さい場合に、はみ出した状態であると判定し、前記基準距離以上である場合に、はみ出した状態でないと判定することが望ましい。このようにすると、はみ出した状態であるか否かの判定を行うための専用の計測手段が不要になるので、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
この他、最も外側に位置する前記測線のさらに外側に設けた少なくとも一つの予備測線に沿って距離を取得する機能を前記距離取得手段に具備させるとともに、前記各予備測線において取得された距離に基づいて搬送物の端部を通る前記予備測線を抽出する機能を前記搬送状態判定手段に具備させ、さらに、前記搬送状態判定手段により抽出された予備側線を、最も外側に位置する測線とみなして、前記実面積を取得する機能を前記面積取得手段に具備させることでも、最も外側に位置する測線からはみ出した状態で搬送される搬送物の断面積を正確に把握することが可能となる。
この場合には、隣り合う前記予備測線において取得された距離の差分値の絶対値を算出するとともに、当該絶対値が抽出基準差分値以上であるか否かを判定し、前記抽出基準差分値以上であると判定された場合に、隣り合う前記予備測線のうち、内側に位置する前記予備測線を、搬送物の端部を通る予備測線として抽出するか、あるいは、前記予備測線において取得された距離が抽出基準距離以下であるか否かを判定し、前記抽出基準距離以下であると判定された予備測線のうち最も外側に位置するものを、搬送物の端部を通る予備測線として抽出することが望ましい。このようにすると、搬送物の端部を通る予備測線を抽出するための専用の計測手段が不要になるので、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
本発明に係る搬送量推定装置によれば、コンベアで搬送される搬送物の累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
(第一の実施形態)
図1の(a)および(b)に示す第一の実施形態に係る搬送量推定装置E1は、管理面Qを通過した搬送物Zの体積(通過体積)Vnを取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積Vnを累計することで、コンベアCに載せられた状態で管理面Qを通過した搬送物Zの累計体積Tnを推定するものであり、測定部1、判定部2、演算部3、記憶部4、表示部5などを備えている。なお、符号の添え字「n」は、n回目の測定サイクルで取得されたことを意味する。
搬送物Zの種類やコンベアCの形式等は限定されるものではないが、本実施形態においては、トンネル掘削に伴い発生した土砂など断面形状が不定形な搬送物Zとし、トンネル構内に設置されたベルトコンベアをコンベアCとする場合を例示する。
管理面Qは、コンベアCを横断するように設定された仮想上の平面であり、本実施形態では、コンベアCの搬送方向(搬送面C1の移動方向)に直交している。
搬送量推定装置E1のうち、判定部2、演算部3、記憶部4および表示部5は、汎用コンピュータ(図示略)を利用して構成されている。この汎用コンピュータは、CPU(中央演算処理装置)のほか、RAM、ROM、ハードディスクなどの記憶装置(記憶部4)、ディスプレイなどの表示装置(表示部5)、測定部1とデータのやり取りを行うためのインターフェースなどを備えて構成されていて、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することで、判定部2および演算部3として機能する。
測定部1は、コンベアCの上方に設けた原点Oから計測対象面Pnまでの距離dn1,dn2,…dnkを取得する距離取得手段11と、搬送面C1の移動距離xnを取得する移動量取得手段12とを備えている。
ここで、計測対象面Pnは、搬送面C1または搬送物Zの表面であり、搬送物Zの有無や断面形状に応じて変化する。例えば、搬送物Zが全く存在しない状態であれば搬送面C1が計測対象面Pnとなり(図2の(a)参照)、搬送面C1上の全面に亘って搬送物Zが搭載されていれば、搬送物Zの表面Z1が計測対象面Pnとなる(図2の(b)参照)。また、搬送面C1上の一部に搬送物Zが搭載されている場合には、搬送面C1と搬送物Zの表面Z1とによって計測対象面Pnが形成されることになる(図2の(c)参照)。
図3に示すように、距離取得手段11は、管理面Q内に設けた複数の測線D1,D2,…Dkの各々について、原点Oから計測対象面Pn(より詳細には、測線D1,D2,…Dkと計測対象面Pnとの交点である計測点pn1,pn2,…pnk)までの距離dn1,dn2,…dnkを取得し、取得した距離dn1,dn2,…dnkを判定部2と演算部3とに出力する。なお、測線D1,D2,…Dkは、距離dn1,dn2,…dnkの計測方向を示す仮想上の直線であり、本実施形態では、原点Oを中心として所定角度φごとに設けられている。
以下の説明において、測線D1,D2,…Dkを区別しない場合には添え字を省略して「測線D」と称し、これに対応して距離dn1,dn2,…dnkを「距離dn」と称する。計測点pn1,pn2,…pnkについても同様である。
本実施形態の距離取得手段11は、非接触型の距離計の一種であるレーザスキャナ(レーザ走査装置)であり、所定角度φごとに計測対象面Pnに向けてレーザ光を照射し、計測対象面Pnで反射したレーザ光を受光することで、測線Dにおいて距離dnを計測する。ちなみに、計測点pnの位置は、原点Oを中心とする極座標(円座標)で表すことができ、これを極座標平面にプロットすることで、計測対象面Pnの表面形状を把握することができる。
図1の(b)に示すように、移動量取得手段12は、所定時間Δtnの間に搬送面C1が移動する移動距離xnを取得し、取得した移動距離xnを演算部3に出力する。所定時間Δtnは、例えば、今回(n回目)の測定サイクルにおいて距離取得手段11が計測対象面Pnに対する測定を開始した時刻tnから、次回(n+1回目)の測定サイクルにおいて距離取得手段が計測対象面Pn+1に対する測定を開始する時刻tn+1まで(Δtn=tn+1−tn)、とすることができる。本実施形態の移動量取得手段12は、刷子式、光電式または磁気式のリニアエンコーダであり、コンベアベルトの裏側に設置されている。なお、図示は省略するが、コンベアCの動力源であるモータ等の出力軸に付設したロータリーエンコーダを利用して搬送面C1の移動距離xnを取得してもよいし、速度計で計測したコンベアベルトの送り速度から移動距離xnを算出してもよい。
判定部2は、図3に示すように、コンベアCが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段21を備えている。
空荷判定手段21は、測線Dごとに定義された基準距離dHを記憶部4から読み出したうえで、対応する距離dnと比較し、複数の距離dnの総てが基準距離dH以上である場合に「空荷状態である」と判定し、複数の距離dnの少なくとも一つが基準距離dHよりも小さい場合に「空荷状態でない」と判定する。判定結果は、演算部3に出力される。図2の(a)に示すように、基準距離dH1,dH2,…dHkは、原点Oから搬送面C1の上方に設定された判定基準線Hまでの距離であり、測線D1,D2,…Dkごとに定義されている。判定基準線Hと搬送面C1との離隔距離は、適宜設定することができるが、必要以上に大きくすると、無視できない量の搬送物Zが搬送面C1上に存在しているにも係わらず空荷状態であるとの判定がなされる虞があり、必要以上に小さくすると、距離取得手段11の測定誤差等により空荷状態であるにも係わらず搬送物Zが存在しているかのような判定がなされる虞があるので、距離取得手段11の測定精度と同程度に設定することが望ましい。
図3に示すように、演算部3は、面積取得手段31と、断面積取得手段32と、体積取得手段33と、累計手段34と、を備えている。
面積取得手段31は、最も外側に位置する二つの測線D1,Dkと計測対象面Pnとで囲まれた計測領域K(図2参照)の実面積Snを取得するものであり、本実施形態では、空荷判定手段21により「空荷状態である」と判定されたときには、空荷状態を想定して規定した各測線Dにおける仮想距離d(図2の(a)参照)を用いて算出した計測領域Kの面積S1nを実面積Snとして取得し、空荷判定手段21により「空荷状態でない」と判定されたときには、距離取得手段11で取得された距離dnを用いて算出した計測領域Kの面積S2nを実面積Snとして取得する。取得された実面積Snは、断面積取得手段32に出力される。ここで、仮想距離dは、例えば、コンベアCの稼動前に搬送物Zが全く存在していない状態で測定した原点Oと計測対象面Pn(搬送面C1)との離隔距離であり、予め記憶部4に記憶されている。
なお、計測領域Kの面積は、例えば、測線D(線分Opn)を垂線とする二等辺三角形の面積ΔSの総和を算出することで得ることができる。
二等辺三角形の垂線の長さをhとすると、
ΔS=h×tan(φ/2) (式1)
であるから、仮想距離d1,d2,…dkを用いる場合の計測領域Kの面積S1nは、
S1n=(d1 2+d2 2+・・・+dk 2)×tan(φ/2) (式2)
により算出され、距離取得手段11で取得された距離dnを用いる場合の計測領域Kの面積S2nは、
S2n=(dn1 2+dn2 2+・・・+dnk 2)×tan(φ/2) (式3)
により算出される。
断面積取得手段32は、空荷状態を想定して規定した計測領域K(図2参照)の仮想面積S0から面積取得手段31で取得された実面積Snを差し引くことで、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを取得するものである。すなわち、断面積取得手段32は、
n=S0−Sn (式4)
により断面積Anを算出する。断面積取得手段32により取得された断面積Anは、体積取得手段33に出力される。なお、仮想面積S0は、仮想距離d1,d2,…dkを用いて計算した計測領域Kの面積S1nと等しく、したがって、実面積Snとして面積S1nが取得された場合(「空荷状態である」と判定された場合)には、搬送物の断面積Anは、ゼロとなる。
体積取得手段33は、移動量取得手段12から出力された搬送面C1の移動距離xnを断面積取得手段32から出力された断面積Anに乗算することで、所定時間Δtnの間に管理面Qを通過した搬送物Zの通過体積Vnを取得する。
すなわち、体積取得手段33は、
n=xn×An (式5)
により、通過体積Vnを算出する。体積取得手段33により取得された通過体積Vnは、累計手段34に出力される。
累計手段34は、各測定サイクルにおいて取得された通過体積Vnを累計することで、管理面Qを通過した搬送物Zの累計体積Tnを推定する。具体的に、累計手段34は、記憶部4に記憶された前回の測定サイクルまでの累計体積Tn-1を読み出し、読み出した前回までの累計体積Tn-1に体積取得手段33から出力された今回の測定サイクルにおける通過体積Vnを加算することで、今回の測定サイクルまでの累計体積Tnを推定する。すなわち、累計手段34は、
n=Tn-1+Vn (式6)
により、累計体積Tnを推定する。初期値T0は、例えば、ゼロである。推定した累計体積Tnは、記憶部4に出力される。
なお、記憶部4に、各測定サイクルにおいて取得された通過体積V1,V2,…Vn-1,Vnが記憶されている場合には、これらの総和を累計体積Tnとしてもよい。また、累計体積Tnに単位体積重量を乗算することで、搬送物Zの重量を取得しても勿論差し支えない。
記憶部4は、CPUを判定部2および演算部3として機能させるためのプログラムのほか、距離取得手段11の測定ピッチ(角度φ)、基準距離dH、仮想距離d、仮想面積S0、各測定サイクルにおける搬送物Zの通過体積V1,V2,…Vn-1,Vn、累積体積Tnなどが記憶されている。
表示部5は、記憶部4に記憶されたデータや当該データに基づいて作成したグラフなどを表示するものである。表示部5に累積体積Tnなどを表示することで、累積体積Tnをリアルタイムで把握することが可能となる。
次に、本実施形態に係る搬送量推定装置E1を利用した搬送量の推定方法を、図3に示すブロック図と図4に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
まず、距離取得手段11により、計測対象面Pnをスキャニングし、複数の測線D1,D2,…Dkの各々について、原点Oから計測対象面Pnまでの距離dn1,dn2,…dnkを計測するとともに、移動量取得手段12により、所定時間Δtnの間に搬送面C1が移動した移動距離xnを計測する(ステップ101)。
次に、空荷判定手段21により、空荷状態であるか否かを判定する(ステップ102)。具体的には、測線D1,D2,…Dkの各々について、距離dnと基準距離dHとを比較し、複数の距離dnの総てが基準距離dH以上である場合に空荷状態である(Yes)と判定し、複数の距離dnの少なくとも一つが基準距離dHよりも小さい場合に「空荷状態でない(No)」と判定する。すなわち、測線D1,D2,…Dkの総てについて、
n1≧dH1
n2≧dH2



nk≧dHk
が成立する場合(すなわち、計測点pn1,pn2,…pnkの総てが判定基準線H上か、あるいは判定基準線Hよりも下側に位置する場合)に「空荷状態である」と判定し、少なくとも一つの測線Dにおいて成立しない場合に「空荷状態でない」と判定する。
ステップ102において空荷状態である(Yes)と判定された場合には、ステップ103に進み、記憶部4の中から仮想距離dを読み出すとともに、この仮想距離dを式(2)に代入することにより計測領域Kの面積S1nを算出し、得られた面積S1nを実面積Snとして取得する。
また、ステップ102において「空荷状態でない(No)」と判定された場合には、ステップ104に進み、距離取得手段11で実測された距離dnを式(3)に代入することにより計測領域Kの面積S2nを算出し、得られた面積S2nを実面積Sとして取得する。
ステップ103またはステップ104において実面積Snを取得したら、ステップ105に進み、式(4)により、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを算出し、さらに、ステップ106に進み、ステップ101で取得した搬送面C1の移動距離xnとステップ105で取得した搬送物Zの断面積Anとを式(5)に代入することで、所定時間Δtnの間に管理面Qを通過した通過体積Vnを算出し、これを記憶部4に書き込む。
通過体積Vnを取得したら、ステップ107に進む。ステップ107では、記憶部4の中から、前回(n−1回目)の測定サイクルまでに管理面Qを通過した累計体積Tn-1を読み出し、今回の通過体積Vnと前回までの累計体積Tn-1とを式(6)に代入することにより、今回(n回目)の測定サイクルまでに管理面Qを通過した累計体積Tnを算出し、取得した累計体積Tnを記憶部4に書き込む。以後、上記のステップ101〜107を、コンベアCが停止するまで繰り返すことで、累計体積Tnを随時更新する。
以上説明した本実施形態に係る搬送量推定装置E1によれば、空荷状態であると判定された場合に、断面積取得手段32において取得される搬送物の断面積Anがゼロとなり、ひいては、体積取得手段33において取得される搬送物の通過体積Vnもゼロとなるので、コンベアCの搬送面C1上に搬送物Zが存在していないにも係わらず搬送物Zの累計体積Tnが増加してしまうという不具合を解消することが可能となる。つまり、搬送量推定装置E1によれば、空荷状態が長時間に亘って継続するような場合であっても、累計体積Tnの推定精度を向上させることが可能となる。
また、搬送量推定装置E1によれば、距離取得手段11で取得された距離dnに基づいて空荷状態であるか否かの判定を行っているので、当該判定を行うための専用の計測手段(例えば、ロードセルなど)が不要になり、ひいては、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
(変形例1)
前記した実施形態では、空荷状態のときに、仮想距離dを用いて算出した計測領域Kの面積S1nを実面積Snとして取得する場合を例示したが、仮想距離dを用いて算出せずに、予め規定した仮想面積S0を実面積Snとして取得しても差し支えない。この場合も、式(4)で算出される搬送物の断面積Anは、ゼロとなるので、コンベアCの搬送面C1上に搬送物Zが存在していないにも係わらず搬送物Zの累計体積Tnが増加してしまうという不具合を解消することが可能となる。
(変形例2)
前記した実施形態では、空荷判定手段21における判定結果を面積取得手段31で利用するように構成された搬送量推定装置E1を例示したが、図5に示す搬送量推定装置E2のように、断面積取得手段35において利用するように構成してもよい。
この場合、断面積取得手段35は、空荷判定手段22により「空荷状態である」と判定されたときには、断面積Anをゼロに設定し、空荷判定手段22により「空荷状態でない」と判定されたときには、式(4)により断面積Anを算出する。
このようにすると、「空荷状態である」と判定された場合に、体積取得手段33において取得される搬送物Zの通過体積Vnがゼロとなるので、コンベアCの搬送面C1上に搬送物Zが存在していないにも係わらず搬送物Zの累計体積Tnが増加してしまうという不具合を解消することが可能となり、ひいては、累計体積Tnの推定精度を向上させることが可能となる。
ちなみに、搬送量推定装置E2の面積取得手段31は、常に、距離取得手段11で取得された距離dnを用いて式(3)により算出した計測領域Kの面積S2nを実面積Snとして取得し、空荷判定手段22は、面積取得手段31で取得された実面積Snが、基準面積SHよりも大きい場合に「空荷状態である」と判定し、基準面積SH以下である場合に「空荷状態でない」と判定する。ここで、基準面積SHは、最も外側に位置する二つの測線D1,Dkと判定基準線Hとで囲まれた領域の面積であり、記憶部4に記憶されている。
なお、図示は省略するが、空荷判定手段22に代えて、距離取得手段11で取得された複数の距離dnに基づいて空荷状態であるか否かの判定を行う空荷判定手段21(図3参照)を搬送量推定装置E2に組み合わせてもよい。
(変形例3)
図6に示すように、空荷状態であるか否かの判定結果を、体積取得手段36において利用するように構成してもよい。
体積取得手段36は、空荷判定手段23により「空荷状態である」と判定されたときには、通過体積Vnをゼロに設定し、空荷判定手段23により「空荷状態でない」と判定されたときには、式(5)により通過体積Vnを算出する。
このような構成の搬送量推定装置E3によれば、「空荷状態である」と判定された場合に、体積取得手段36において取得される搬送物Zの通過体積Vnがゼロとなるので、コンベアCの搬送面C1上に搬送物Zが存在していないにも係わらず搬送物Zの累計体積Tnが増加してしまうという不具合を解消することが可能となり、ひいては、累計体積Tnの推定精度を向上させることが可能となる。
ちなみに、図6に示す面積取得手段31は、常に、距離取得手段11で取得された距離dnを用いて式(3)により算出した計測領域Kの面積S2nを実面積Snとして取得し、断面積取得手段32は、常に、式(4)により断面積Anを取得する。また、空荷判定手段23は、断面積取得手段32で取得された断面積Anが、基準断面積AH以下である場合に「空荷状態である」と判定し、基準断面積AHよりも大きい場合に「空荷状態でない」と判定する。ここで、基準断面積AHは、最も外側に位置する二つの測線D1,Dkと判定基準線Hと搬送面C1とで囲まれた領域の面積であり、記憶部4に記憶されている。
なお、図示は省略するが、空荷判定手段23に代えて、図3に示す空荷判定手段21または図5に示す空荷判定手段22を組み合わせてもよい。
また、「空荷状態である」と判定された場合に、体積取得手段35において取得される搬送物Zの通過体積Vnがゼロとする代わりに、「空荷状態である」と判定された測定サイクルにおいて取得された通過体積Vnを累計しないことで、管理面Qを通過した搬送物の累計体積をTn推定してもよい。すなわち、累計手段34を、空荷判定手段23により「空荷状態でない」と判定された測定サイクルにおいて取得された通過体積Vnを累計し、空荷判定手段23により「空荷状態である」と判定された測定サイクルにおいて取得された通過体積Vnを累計しないように構成してもよい。
(変形例4)
前記した実施形態では、コンベアCの搬送面C1に対応して設けられた測線Dについて、距離dnを取得した結果に基づいて搬送物Zの累計体積Tnを推定する搬送量推定装置E1を例示したが、図7に示す搬送量推定装置E4のように、測線Dにおける距離dnに加えて、最も外側に位置する測線D1のさらに外側(図7においては左側)に設けた複数の左側予備測線L1,L2,…において原点Oから計測対象面Pnまでの距離ln1,ln2,…を取得するとともに、最も外側に位置する他方の測線Dkのさらに外側(図7においては右側)に設けた複数の右側予備測線R1,R2,…について原点Oから計測対象面Pnまでの距離rn1,rn2,…を取得し、これらに基づいて搬送物Zの累計体積Tnを推定するように構成してもよい。
搬送量推定装置E4は、判定部2に搬送状態判定手段24を具備している。なお、搬送量推定装置E4のその他の構成は、前記した搬送量推定装置E1と同様であるが、距離取得手段11、空荷判定手段21、面積取得手段31には、以下で説明する機能が付加されている。
距離取得手段11は、測線D1,D2,…Dkにおける距離dn1,dn2,…dnkに加えて、複数の左側予備測線L1,L2,…の各々について、原点Oから計測対象面Pnまでの距離ln1,ln2,…を取得し、取得した距離ln1,ln2,…を判定部2と演算部3とに送出し、さらに、複数の右側予備測線R1,R2,…の各々について、原点Oから計測対象面Pnまでの距離rn1,rn2,…を取得し、取得した距離rn1,rn2,…を判定部2と演算部3とに送出する。
なお、左側予備測線L1,L2,…は、距離ln1,ln2,…の計測方向を示す仮想上の直線であり、本実施形態では、原点Oを中心として所定角度φごとに設けられている。同様に、右側予備測線R1,R2,…は、距離rn1,rn2,…の計測方向を示す仮想上の直線であり、本実施形態では、原点Oを中心として所定角度φごとに設けられている。左側予備測線L1,L2,…および右側予備測線R1,R2,…は、いずれも、管理面Q内に設けられている。
以下の説明において、左側予備測線L1,L2,…を区別しない場合には添え字を省略して「予備測線L」と称し、これに対応して距離ln1,ln2,…を「距離ln」と称する。右側予備測線R1,R2,…および距離rn1,rn2,…についても同様とする。
距離取得手段11は、非接触型の距離計の一種であるレーザスキャナ(レーザ走査装置)であり、所定角度φごとに計測対象面Pnに向けてレーザ光を照射し、計測対象面Pnで反射したレーザ光を受光することで、距離dn,ln,rnを計測する。
搬送状態判定手段24は、複数の測線D1,D2,…Dkのうち、最も外側に位置する測線D1,Dkの外側に搬送物Zがはみ出した状態であるか否かを判定するはみ出し判定部24aを具備している。はみ出し判定部24aは、測線D1,Dkにおいて計測された距離dn1,dnkの少なくとも一方が、測線D1,Dk上における基準距離dH1,dHkよりも小さい場合に「はみ出した状態である」と判定し、基準距離dH1,dHk以上である場合に「はみ出した状態でない」と判定する。
また、搬送状態判定手段24は、予備測線L,Rにおいて取得された距離ln,rnに基づいて搬送物Zの端部を通る予備測線L,Rを抽出する端部抽出部24bを具備している。
搬送物Zが測線Dkよりも右側にはみ出している場合を例にして、端部抽出部24bの機能をより詳細に説明する。
端部抽出部24bは、はみ出し判定部24aにおいて「はみ出した状態である」と判定された場合に機能するものであり、隣り合う予備測線Rm-1,Rmにおいて取得された距離rnm-1,rnmの差分値の絶対値URm(=|rnm−rnm-1|)を算出し、この絶対値URmが抽出基準差分値Uよりも小さい場合には、予備測線Rmよりも右側に搬送物Zが連続しているものと認定し、絶対値URmが抽出基準差分値U以上である場合には、隣り合う予備測線Rm-1,Rmのうち、内側に位置する予備測線Rm-1を、搬送物Zの端部を通る予備測線として抽出する。なお、端部抽出部24bは、搬送物Zの端部を通る予備測線が抽出されるまで、R1から順に、前記した判定を繰り返す。
より具体的に、端部抽出部24bは、はみ出し判定部24aにより「はみ出した状態である」と判定されると、まず、m=1として、隣り合う予備測線R0,R1において取得された距離rn0,rn1の差分値の絶対値UR1(=|rn1−rn0|)を算出する。なお、予備測線R0は、測線Dkと一致している(すなわち、rn0=dnkである)。次に、端部抽出部24bは、絶対値UR1が抽出基準差分値U以上であるか否かを判定し、抽出基準差分値U以上である場合には、搬送物Zの端部を通る測線として予備側線R0(測線Dk)を抽出し、抽出基準差分値Uよりも小さい場合には、予備測線R1よりも右側に搬送物Zが連続しているものと認定する。
端部抽出部24bは、予備測線R1よりも右側に搬送物Zが連続していると認定した場合には、m=2として、予備測線R1において取得されたrn1と、予備測線R1の隣りに位置する予備測線R2において取得された距離rn2との差分値の絶対値UR2(=|rn2−rn1|)を算出し、絶対値UR2が抽出基準差分値U以上である場合には、搬送物Zの端部を通る測線として予備側線R1を抽出し、抽出基準差分値Uよりも小さい場合には、予備測線R2よりも右側に搬送物Zが連続しているものと認定し、以下、搬送物Zの端部を通る測線が抽出されるまで、予備測線R3,R4,…に対し同様の作業を繰り返す。ちなみに、図7においては、予備測線Rm,Rm+1において取得された距離rnm,rnm+1の差分値の絶対値URm+1(=|rnm+1−rnm|)が抽出基準差分値U以上となり、搬送物Zの端部を通る測線として予備側線Rmが抽出される。すなわち、端部抽出部24bは、隣り合う予備測線Rm+1,Rmのうち、内側に位置する予備測線Rmを、搬送物Zの端部を通る予備測線として抽出する。
以下の説明においては、端部抽出部24bにより抽出された予備測線R,Lを、抽出予備側線Rc,Lcと称する場合がある。
なお、空荷判定手段21は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態である」と判定された場合に「空荷状態でない」と判定し、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態でない」と判定された場合には、第一の実施形態のものと同様の手法によりコンベアCが空荷状態であるか否かを判定する。
面積算出手段31は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態でない」と判定された場合には、第一の実施形態のものと同様の手法により、最も外側に位置する二つの測線D1,Dkと計測対象面Pnとで囲まれた計測領域K(図2参照)の実面積Snを取得する。すなわち、面積算出手段31は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態でない」と判定され、かつ、空荷状態判定手段21により「空荷状態である」と判定された場合には、式(2)により算出された面積S1nを計測領域Kの実面積Snとして取得し、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態でない」と判定され、かつ、空荷状態判定手段21により「空荷状態でない」と判定された場合には、式(3)により算出された面積S2nを計測領域Kの実面積Snとして取得する。
また、面積算出手段31は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態である」と判定された場合には、搬送状態判定手段24の端部抽出部24bにより抽出された抽出予備側線Rc,Lcを、最も外側に位置する測線Dとみなして、計測領域K’の実面積Snを取得する。すなわち、面積取得手段31は、「はみ出した状態である」と判定された場合に、以下の式(7)により、抽出予備側線Rc,Lcと搬送物Zの表面とで囲まれた計測領域K’の面積S3nを算出し、この面積S3nを計測領域K’の実面積Snとして取得する。
S3n={(ln1 2+ln2 2+…+lnc 2)+(dn1 2+dn2 2+…+dnk 2
+(rn1 2+rn2 2+…+rnc 2)}×tan(φ/2) (式7)
断面積取得手段32は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態でない」と判定された場合には、第一の実施形態のものと同様の手法により、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを取得する。
また、断面積算出手段32は、搬送状態判定手段24により「はみ出した状態である」と判定された場合には、計測領域K’の仮想面積S0’から計測領域K’の実面積Sn(=S3n)を差し引くことで、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを取得する。すなわち、断面積取得手段32は、
n=S0’−Sn (式8)
により断面積Anを算出する。
なお、計測領域K’の仮想面積S0’は、例えば、計測領域Kの仮想面積S0と、三角形OpRcRの面積S0Rと、三角形OpLcLの面積S0Lとを合算することで、得ることができる。すなわち、計測領域K’の仮想面積S0’は、
0’=S0+S0R+S0L (式9)
により算出することができる。
体積算出手段33、累計手段34の構成は、第一の実施形態のものと同様であるので、詳細な説明を省略する。
次に、変形例に係る搬送量推定装置E4を利用した搬送量の推定方法を、図7に示すブロック図と図8に示すフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。
まず、距離取得手段11により、計測対象面Pnをスキャニングし、複数の測線Dの各々について、原点Oから計測対象面Pnまでの距離dnを計測するとともに、複数の左側予備測線L…および複数の右側予備測線Rの各々について、原点Oから計測対象面Pnまでの距離ln,rnを計測する(ステップ401)。また、移動量取得手段12により、所定時間Δtnの間に搬送面C1が移動する移動距離xnを計測する(ステップ401)。
次に、はみ出し判定部24aにより、最も外側に位置する測線D1,Dkの外側に搬送物Zがはみ出した状態であるか否かを判定する(ステップ402)。
ステップ402において「はみ出した状態である(Yes)」と判定された場合には、ステップ403に進み、端部抽出部24bにより、搬送物Zの端部を通る予備測線L,Rを抽出する。
次に、ステップ404に進み、式(7)により、計測領域K’の面積S3nを算出し、この面積S3nを計測領域K’の実面積Snとして取得し、さらに、ステップ405に進み、式(8)により、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを取得する。
一方、ステップ402において「はみ出した状態でない(No)」と判定された場合には、ステップ406に進み、空荷判定手段21により、空荷状態であるか否かを判定する。
ステップ406において空荷状態である(Yes)と判定された場合には、ステップ407に進み、記憶部4の中から仮想距離dを読み出すとともに、この仮想距離dを式(2)に代入することにより計測領域Kの面積S1nを算出し、得られた面積S1nを実面積Snとして取得(記憶)する。
また、ステップ406において「空荷状態でない(No)」と判定された場合には、ステップ408に進み、距離取得手段11で実測された距離dnを式(3)に代入することにより計測領域Kの面積S2nを算出し、得られた面積S2nを実面積Snとして取得(記憶)する。
ステップ407またはステップ408において実面積Snを取得したら、ステップ405に進み、式(4)により、管理面Qを通過した搬送物Zの断面積Anを算出する。
ステップ405において搬送物Zの断面積Anを取得したら、ステップ409に進み、式(5)により、所定時間Δtnの間に管理面Qを通過した通過体積Vnを算出し、これを記憶部4に書き込む。
通過体積Vnを取得したら、ステップ410に進む。ステップ410では、記憶部4の中から、前回(n−1回目)の測定サイクルまでに管理面Qを通過した累計体積Tn-1を読み出し、今回の通過体積Vnと前回までの累計体積Tn-1とを式(6)に代入することにより、今回(n回目)の測定サイクルまでに管理面Qを通過した累計体積Tnを算出し、取得した累計体積Tnを記憶部4に書き込む。以後、上記のステップ401〜410を、コンベアCが停止するまで繰り返す。
搬送量推定装置E4によれば、最も外側に位置する測線D1,Dkからはみ出した状態で搬送物Zが搬送される場合であっても、搬送物Zの断面積Anを正確に把握することが可能となり、ひいては、累計体積Tnの推定精度を向上させることが可能となる。
また、搬送量推定装置E4においては、距離取得手段11で取得された距離dn1,dnkを用いて、はみ出した状態であるか否かの判定を行っているので、はみ出した状態であるか否かの判定を行うための専用の計測手段が不要になり、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
同様に、搬送量推定装置E4においては、距離取得手段11で取得された距離ln,rnを用いて、搬送物Zの端部を通る予備測線L,Rの抽出を行っているので、搬送物の端部を通る予備測線を抽出するための専用の計測手段が不要になり、従前の搬送量推定装置と同程度のコストで、累計体積の推定精度を向上させることが可能となる。
なお、予備測線L,Rの抽出手法は、前記したものに限定されることはなく、適宜変更しても差し支えない。例えば、予備測線L,Rにおいて取得された距離ln,rnが抽出基準距離lH,rH以下であるか否かを判定し、抽出基準距離lH,rH以下であると判定された予備測線L,Rのうち最も外側に位置するものを、搬送物Zの端部を通る予備測線L,Rとして抽出してもよい。
また、前記した実施形態では、距離取得手段11が一つで、測線Dおよび予備測線L,Rが一つの原点Oを中心として扇状に広がっている場合を例示したが、この他、図9に示すように、複数の距離取得手段(図示略)を設け、複数の測線Dを平行にした場合(測線Dごとに原点Oが異なる場合)にも適用することができる。
また、前記した実施形態では、移動量取得手段12により、搬送面C1の移動距離xnを取得する場合を例示したが、コンベアCの所定時間あたりの移動距離が既知である場合には、定数として記憶部4に記憶しておき、記憶部4に記憶された移動距離を体積取得手段33が参照するように構成しても勿論差し支えない。
実施形態に係る搬送量推定装置の構成を説明するための模式図であって、(a)はコンベアの断面図、(b)は側面図である。 (a)〜(c)は管理面や測線などの意義を説明するための模式図である。 実施形態に係る搬送量推定装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施形態に係る搬送量推定装置を使用した搬送量の推定方法を説明するためのフローチャートである。 実施形態に係る搬送量推定装置の変形例を説明するためのブロック図である。 実施形態に係る搬送量推定装置の他の変形例を説明するためのブロック図である。 実施形態に係る搬送量推定装置のさらに他の変形例を説明するためのブロック図である。 図7の搬送量推定装置を使用した搬送量の推定方法を説明するためのフローチャートである。 原点から計測対象面までの距離の他の取得方法を示す模式図である。
符号の説明
E1〜E4 搬送量推定装置
11 距離取得手段
21 空荷判定手段
24 搬送状態判定手段
31 面積取得手段
32 断面積取得手段
33 体積取得手段
34 累計手段
C コンベア
C1 搬送面
Z 搬送物
D 測線
n 計測対象面
Q 管理面
L,R 予備測線
K,K’ 計測領域

Claims (12)

  1. コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、
    前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、
    前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、
    最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、
    空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、
    前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、
    前記面積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、空荷状態を想定して規定した前記各測線における仮想距離を用いて算出した前記計測領域の面積を前記実面積として取得するか、若しくは、前記仮想面積を前記実面積として取得し、前記空荷判定手段において空荷状態でないと判定されたときには、前記距離取得手段で取得された距離を用いて算出した前記計測領域の面積を前記実面積として取得することを特徴とする搬送量推定装置。
  2. コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、
    前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、
    前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、
    空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、
    前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、
    前記断面積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、前記断面積をゼロに設定することを特徴とする搬送量推定装置。
  3. コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、
    前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、
    前記管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、
    空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、
    前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段と、を備えており、
    前記体積取得手段は、前記空荷判定手段により空荷状態であると判定されたときには、前記通過体積をゼロに設定することを特徴とする搬送量推定装置。
  4. コンベアの搬送面を横断するように設けた管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する測定サイクルを複数回実行し、各測定サイクルにおいて取得された通過体積を累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定する搬送量推定装置であって、
    前記コンベアが空荷状態であるか否かを判定する空荷判定手段と、
    コンベアの搬送面を横断する管理面内に設けた複数の測線の各々について、前記コンベアの上方に設けた原点から前記搬送面または搬送物の表面である計測対象面までの距離を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段で取得された距離を用いて、最も外側に位置する二つの前記測線と前記計測対象面とで囲まれた計測領域の実面積を取得する面積取得手段と、
    空荷状態を想定して規定した前記計測領域の仮想面積から前記実面積を差し引くことで、前記管理面を通過した搬送物の断面積を取得する断面積取得手段と、
    前記搬送面の移動距離を前記断面積に乗算することで、前記管理面を通過した搬送物の通過体積を取得する体積取得手段とを備えており、
    前記空荷判定手段により空荷状態でないと判定された測定サイクルにおいて取得された前記通過体積のみを累計することで、前記管理面を通過した搬送物の累計体積を推定することを特徴とする搬送量推定装置。
  5. 前記空荷判定手段は、前記距離取得手段で取得された複数の距離の総てが基準距離以上である場合に空荷状態であると判定し、前記複数の距離の少なくとも一つが前記基準距離よりも小さい場合に空荷状態でないと判定する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の搬送量推定装置。
  6. 前記空荷判定手段は、前記面積取得手段で取得された実面積が、基準面積よりも大きい場合に空荷状態であると判定し、前記基準面積以下である場合に空荷状態でないと判定する、ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の搬送量推定装置。
  7. 前記空荷判定手段は、前記断面積取得手段で取得された断面積が、基準断面積以下である場合に空荷状態であると判定し、前記基準断面積よりも大きい場合に空荷状態でないと判定する、ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の搬送量推定装置。
  8. 最も外側に位置する前記測線の外側に搬送物がはみ出した状態であるか否かを判定する搬送状態判定手段をさらに備えており、
    前記距離取得手段は、最も外側に位置する前記測線のさらに外側に設けた少なくとも一つの予備測線に沿って距離を取得し、
    前記面積取得手段は、前記搬送状態判定手段においてはみ出した状態であると判定された場合に、前記予備測線を最も外側に位置する測線とみなして、前記実面積を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の搬送量推定装置。
  9. 前記搬送状態判定手段は、最も外側に位置する前記測線において計測された距離が、当該測線上における前記基準距離よりも小さい場合に、はみ出した状態であると判定し、前記基準距離以上である場合に、はみ出した状態でないと判定する、ことを特徴とする請求項8に記載の搬送量推定装置。
  10. 前記距離取得手段は、最も外側に位置する前記測線のさらに外側に設けた少なくとも一つの予備測線に沿って距離を取得し、
    前記搬送状態判定手段は、前記各予備測線において取得された距離に基づいて搬送物の端部を通る前記予備測線を抽出する機能を備えており、
    前記面積取得手段は、前記搬送状態判定手段により抽出された予備側線を、最も外側に位置する測線とみなして、前記実面積を取得することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の搬送量推定装置。
  11. 前記搬送状態判定手段は、隣り合う前記予備測線において取得された距離の差分値の絶対値を算出するとともに、当該絶対値が抽出基準差分値以上であるか否かを判定し、前記抽出基準差分値以上であると判定された場合に、隣り合う前記予備測線のうち、内側に位置する前記予備測線を、搬送物の端部を通る予備測線として抽出することを特徴とする請求項10に記載の搬送量推定装置。
  12. 前記搬送状態判定手段は、前記予備測線において取得された距離が抽出基準距離以下であるか否かを判定し、前記抽出基準距離以下であると判定された予備測線のうち最も外側に位置するものを、搬送物の端部を通る予備測線として抽出することを特徴とする請求項10に記載の搬送量推定装置。
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