JP4917443B2 - 冷却ファン駆動制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン冷却ファン駆動制御装置に係り、特に、エンジンルームに配設されたエンジン周辺部品の温度を予測し、少なくともエンジン周辺部品温度に基づいて冷却ファンを駆動制御する冷却ファン駆動制御装置に関する。
ディーゼルエンジン車では、一般に、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するために排気系統にDPFが配設されており、排気ガス中の一酸化炭素や炭化水素などの酸化され易い粒子を燃焼させるために、DPFに酸化触媒を組み合わせたものが多く採用されている。このような触媒担持型DPFは、排気ガス中に含まれる粒子状物質を燃焼させるために高温となることを必須要件としており、排気ガスの高温を利用し、また触媒の早期活性化を図るためにエンジン直下に配設されることが多い。ところが、DPFは触媒などからの輻射熱を放出して周辺部品を加熱する。そのため、エンジン停止後であっても、ある程度の時間の経過後にラジエータの水温が上昇して突然冷却ファンが作動するようなことがあった。このような場合、エンジン停止後から冷却ファンが回り始めてエンジンが冷却されるまでの間、周辺部品が過熱される虞があった。
このような不都合を回避するために、エンジンの運転条件によって触媒モデルから算出される推定触媒温度に基づき、エンジン駆動停止後のエンジン周辺温度(エンジンルーム温度)の上昇を推定するエンジン周辺温度推定手段と、エンジン冷却水の温度を取得する冷却水温度取得手段とを備え、エンジン周辺推定温度とエンジン冷却水温度とに基づいて、エンジン停止直後の冷却ファンの駆動制御を行い、特にエンジン停止後に冷却ファンの回転が必要と予測される場合には、エンジン停止直後から冷却ファンを適正に稼動させる冷却ファンの駆動制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−353457号公報
しかしながら、上記冷却ファン駆動制御装置では、エンジンルーム温度とエンジン周辺部品の温度との間に温度差および時間差(遅れ)があるため、エンジン駆動中やエンジン停止後に、冷却ファンが過剰に稼動したり、エンジン周辺部品に冷却が必要と予測される場合に冷却ファンの稼動が不足し或いは冷却ファンが稼動しない等の問題が生じる虞があった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、エンジンおよび触媒の熱によるエンジン周辺部品の温度上昇をより正確に予測し、エンジン駆動中およびエンジン停止後の冷却ファンの駆動を適正に制御し、エンジン周辺部品が過熱されるのを防止することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、エンジンルーム内に配設された冷却ファンを駆動制御する冷却ファン駆動制御装置であって、エンジンルーム温度を予測するエンジンルーム温度予測手段と、前記エンジンルーム温度予測手段の予測結果に基づいて、エンジン周辺部品温度を予測するエンジン周辺部品温度予測手段と、少なくとも前記エンジン周辺部品温度予測手段の予測結果に基づいて、前記冷却ファンの駆動設定を行う駆動設定手段とを備え、前記エンジンルーム温度予測手段は、加熱源による前記エンジンルーム温度の上昇量をDPF温度およびエンジン水温に基づいて推定する温度上昇量推定手段と、冷却源による前記エンジンルーム温度の下降量を推定する温度下降量推定手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1にかかる冷却ファン駆動制御装置において、前記エンジン周辺部品温度予測手段は、前記エンジンルーム温度予測手段により算出された前記エンジンルーム温度に所定の時間遅れを算入して前記エンジン周辺部品温度を予測することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2にかかる冷却ファン駆動制御装置において、前記駆動設定手段は、前記エンジン周辺部品温度予測手段の予測結果に基づいて、前記冷却ファンのエンジン停止後の駆動時間を設定することを特徴とする。
また請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項にかかる冷却ファン駆動制御装置において、前記温度下降量推定手段は、ラジエータ水温、外気温、車速およびファン制御状態に基づいて前記エンジンルーム温度の下降量を推定することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、エンジンルーム温度を予測するにあたり、エンジンルーム温度の上昇量および下降量の双方を予測算定の基礎に用いることにより、より正確なエンジンルーム温度を予測することができる。また、予測したエンジンルーム温度からエンジン周辺部品の温度上昇を推定し、エンジン駆動中には冷却ファンの回転速度を適正に制御し、エンジン停止後には、冷却ファンの回転が必要と予測される場合に、エンジン停止直後から冷却ファンを適正に稼動させてエンジン周辺部品の過熱を防止することができる。また、請求項2の発明によれば、所定の時間遅れを算入することにより、エンジンルーム温度とエンジン周辺部品温度との間の時間差を修正してエンジン周辺部品温度を適切に予測することができる。また、請求項の発明によれば、エンジン停止後の駆動時間を適正に制御することによって、エンジン周辺部品が過熱されることを防止するとともに、ファンの過剰な駆動によってバッテリの不要な消耗を回避することもできる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
≪実施形態に係る自動車の構成≫
図1は実施形態に係る自動車の概略構成を示す側面図である。自動車1は前方にエンジンルーム3を備えており、エンジンルーム3にはディーゼルエンジン2が搭載されている。エンジンルーム3の上面はボンネット4で覆われており、その下面には断熱や防音などの機能を果たすインシュレータ5(エンジン周辺部品)が配設されている。ディーゼルエンジン2はエンジンルーム3内の後方に横置きにされ、その背面側にはインテークマニホールド6が、前面側にはエキゾーストマニホールド7が接続されている。インテークマニホールド6は、自動車1前部のグリルから延設された吸気通路8と連通している。一方、エキゾーストマニホールド7は、ディーゼルエンジン2のすぐ前方に配設されたDPF9に接続されている。
DPF9の前方にはラジエータ10が配設されており、その背面には冷却ファン11およびこれを回転駆動するファンモータ12が設けられている。ラジエータ10はアッパホース13とロアホース14とによってディーゼルエンジン2と接続されており、エンジン始動直後などの暖機時を除く通常運転時には、ディーゼルエンジン2を冷却して暖められた冷却水がアッパホース13内をラジエータ10に向かって流通し、ラジエータ10によって冷まされた冷却水がロアホース14内をディーゼルエンジン2に向かって流通している。本実施形態の場合、高温となるディーゼルエンジン2およびDPF9の直上に配設されたインシュレータ5がエンジンによる熱害を最も受け易い。
エキゾーストマニホールド7のDPF9付近には排気ガスの温度を測定するDPF前温度センサ21が設けられている。また、アッパホース13のディーゼルエンジン2近傍、若しくはディーゼルエンジン2のウォータージャケット部には、暖められた冷却水の温度を測定するエンジン水温センサ22が設けられており、ロアホース14のラジエータ10近傍には、冷まされた冷却水の温度を測定するラジエータ水温センサ23が設けられている。さらに、吸気通路8内にはディーゼルエンジン2の吸気温度を測定する外気温度センサ24が設置されており、前輪部には車速センサ25が設置されている。これら各センサ21〜25は自動車1の制御主体であるECU(Electronic Control Unit)31にそれそれ接続されている。また、ファンモータ12も、これを制御するモータコントローラ51を介してECU31に接続されている。
ECU31は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インターフェース、各種ドライバ等から構成されており、通信回線(本実施形態では、CAN(Controller Area Network))を介して各センサ21〜25およびモータコントローラ51と接続されている。ROMには、後述するDPF温度Tdに対して排気系エンジン温度Teeを関係付ける2Dマップデータ、エンジン水温TweおよびDPF前温度Tdfに対して本体系エンジン温度Tebを関係付ける3Dマップデータ、外気系冷却温度Tcに対して外気系冷却係数Keaを関係付ける2Dマップデータ、車速Sとファン制御状態Fmに対して車速系冷却係数Kesを関係付ける3Dマップデータ、およびインシュレータ温度Tpに対してエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを関係付ける2Dマップデータなどが格納されている。各センサ21〜25はそれぞれ検出結果をECU31に入力し、ECU31は演算したモータ制御信号をモータコントローラ51に出力する。モータコントローラ51はこれらモータ制御信号に基づいてファンモータ12の駆動制御を行っている。なお、図示はしないが、ECU31にはこれら各センサ21〜25の他、各種センサや装置などが接続されており、吸入吸気量、燃料噴射量、エンジン回転数などの各種信号が入力される。
≪冷却ファン駆動制御全体フロー≫
各種信号を受け取ったECU31は、これら信号並びにこれら信号に基づいて算出された各種算出データから冷却ファン11の駆動制御を行う。図2および図3を参照して、ECU31が行う冷却ファン11の制御方法の概略について説明する。図2はエンジン運転中の冷却ファンの駆動制御方法を示すフロー図であり、図3は、エンジン停止後の冷却ファンの駆動制御方法を示すフロー図である。なお、本実施形態ではECU31は、後述する各種信号またはデータに基づいて、モータの駆動を停止する「OFF」、モータを低速駆動する「LO」、およびモータを高速駆動する「HI」の3モードに振り分けて冷却ファン11を駆動制御する。
<エンジン運転中の冷却ファン駆動制御フロー>
先ず、図2を参照してエンジン運転中の冷却ファンの駆動制御手順について説明する。ECU31は、ステップST101において故障などのエラー信号があるか否か判別する。エラー信号が無い場合にはステップST104に進み、エラー信号がある場合にはステップST102に進んで、強制OFF信号または低バッテリ信号があるか否かを判別する。ステップST102において強制OFF信号または低バッテリ信号がある場合にはステップST115に進み、どのような状態であっても冷却ファン11を停止させるべく、冷却ファン11の制御モードをOFFに設定する。一方、強制OFF信号または低バッテリ信号が無い場合にはステップST103に進んで、強制ON信号があるか否か判別する。ステップST103において強制ON信号が無い場合にはステップST104に進み、強制ON信号がある場合にはステップST113に進んで、冷却ファン11を高速回転させるべく、冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。
ステップST104では、インシュレータ過熱信号があるか否かを判別する。インシュレータ過熱信号がある場合には同じくステップST113に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。一方、インシュレータ過熱信号が無い場合には、ステップST105に進んで、A/C要求信号があるか否か判別する。ステップST105においてA/C要求信号が無い場合にはステップST108に進み、A/C要求信号がある場合にはステップST106に進んで、冷媒圧HI信号があるか否か判別する。冷媒圧HI信号がある場合にはステップST113に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。一方、冷媒圧HI信号がない場合にはステップST107に進んで、Unitリクエスト信号があるか否か判別する。Unitリクエスト信号が無い場合にはステップST108に進む。一方、Unitリクエスト信号がある場合にはステップST112に進んで、ラジエータ水温の高水温信号があるか否か判別する。ラジエータ水温の高水温信号がある場合にはステップST113に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する一方、高水温信号がない場合にはステップST114に進んで冷却ファン11の制御モードをLOに設定する。
ステップST108では、A/CのON信号があるか否か判別する。A/CのON信号がある場合にはステップST110に進む。一方、A/CのON信号が無い場合にはステップST109に進んで、再生負荷アップを要求するDPF要求信号があるか否か判別し、DPF要求信号が無い場合にはステップST110に進む一方、DPF要求信号がある場合にはステップST113に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。ステップST110では、ラジエータ水温の高水温信号があるか否かを判別し、高水温信号がある場合にはステップST113に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。ステップST110でラジエータ水温の高水温信号がない場合には、ステップST111に進んでラジエータ水温の低水温信号があるか否か判別する。ラジエータ水温の低水温信号がある場合には、ステップST115に進んで冷却ファン11の制御モードをOFFに設定する。一方、ラジエータ水温の低水温信号が無い場合、即ち、ラジエータ水温の中水温信号がある場合には、ステップST114に進んで冷却ファン11の制御モードをLOに設定する。
以上のように、各種信号の有無によってモータの駆動を、ステップST113の「HI」、ステップST114の「LO」、およびステップST115「OFF」のいずれかのモードに振り分け、この手順を繰り返すことによって冷却ファン11の駆動を制御する。
<エンジン停止後の冷却ファン駆動制御フロー>
次に、図3を参照して、エンジン停止後(アフターラン中)の冷却ファンの駆動制御手順について説明する。エンジンが停止されると、ECU31は図3のフローに入る前に先ず、後述するエンジン停止後冷却ファン駆動時間tの値を参照しに行く。そしてステップST201において故障などのエラー信号があるか否か判別し、エラー信号が無い場合にはステップST204に進む。ステップST201でエラー信号がある場合にはステップST202に進んで、強制OFF信号または低バッテリ信号があるか否かを判別する。ステップST202において強制OFF信号または低バッテリ信号がある場合にはステップST209に進み、どのような状態であっても冷却ファン11を停止させるべく、冷却ファン11の制御モードをOFFに設定する。一方、ステップST202において強制OFF信号または低バッテリ信号が無い場合にはステップST203に進んで、強制ON信号があるか否か判別する。ステップST203において強制ON信号が無い場合にはステップST204に進み、強制ON信号がある場合にはステップST207に進んで、冷却ファン11を高速回転させるべく、冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。
ステップST204では、エンジン停止後の経過時間が、エンジン停止時に参照したエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを超過したか否かを判別する。ステップST204でエンジン停止後の経過時間がエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを超過していない場合には、同じくステップST207に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。一方、ステップST204でエンジン停止後の経過時間がエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを超過している場合には、ステップST205に進む。ステップST205では、ラジエータ水温の高水温信号があるか否かを判別し、高水温信号がある場合にはステップST207に進んで冷却ファン11の制御モードをHIに設定する。ステップST205でラジエータ水温の高水温信号がない場合には、ステップST206に進んでラジエータ水温の低水温信号があるか否か判別する。ラジエータ水温の低水温信号がある場合には、ステップST209に進んで冷却ファン11の制御モードをOFFに設定する。ラジエータ水温が低水温で無い場合、即ち、ラジエータ水温の中水温信号がある場合には、ステップST208に進んで冷却ファン11の制御モードをLOに設定する。
このように、エンジン停止後の冷却ファンの駆動制御手順についても、ECU31は駆動制御モードを、ステップST113の「HI」、ステップST114の「LO」、およびステップST115「OFF」のいずれかに振り分け、アフターラン中の冷却ファン11の駆動を制御する。
≪冷却ファン駆動制御装置の構成≫
次に、上述したステップST104で判別されるインシュレータ過熱信号の生成、或いはステップST204で判別に利用されるエンジン停止後冷却ファン駆動時間tの設定を行う冷却ファン駆動制御装置について説明する。図4は実施形態に係る冷却ファン駆動制御装置の概略構成を示すブロック図である。冷却ファン駆動制御装置61は、上述した各センサ21〜25の他、ECU31、モータコントローラ51、および図示しない各種センサ・装置を備えている。ECU31は、入力インターフェース32、出力インターフェース45、エンジンルーム温度演算部40、インシュレータ温度演算部41、駆動設定部44(駆動設定手段)に加え、ECU31の一部であるファン制御状態判定部46、およびECU31に内装された図示しない種々の演算処理部や駆動制御部等の信号処理回路等から構成されている。
エンジンルーム温度演算部40は、排気系エンジン温度演算部33、本体系エンジン温度演算部34、発生温度演算部35(温度上昇量推定手段)、外気系冷却係数演算部36、車速系冷却係数演算部37、冷却係数演算部38(温度下降量推定手段)、およびエンジンルーム温度演算部39から構成されている。駆動設定部44は、インシュレータ過熱判定部42およびエンジン停止後冷却ファン駆動時間設定部43の他、各種データから上記各信号を生成してモータコントローラ51に出力する各種判定部から構成されている。
ファン制御状態判定部46は、前述した冷却ファン11の制御モードを示すファン制御状態Fm信号を生成してエンジンルーム温度演算部40に入力する。また、DPF前温度センサ21はDPF前温度Tdf信号を生成し、エンジン水温センサ22はエンジン水温Twe信号を生成し、ラジエータ水温センサ23はラジエータ水温Twr信号を生成し、外気温度センサ24は外気温度Ta信号を生成し、車速センサ25は車速S信号を生成し、各信号は入力インターフェース32を介してエンジンルーム温度演算部40にそれぞれ入力される。エンジンルーム温度演算部40は、ファン制御状態判定部46、各センサ21〜25、および図示しない各種センサ・装置から入力された信号を用いて、後述する各演算処理を行ってエンジンルーム温度Tiを予測する。インシュレータ温度演算部41はエンジンルーム温度Tiからインシュレータ温度Tp(エンジン周辺部品温度)を予測する。インシュレータ過熱判定部42はインシュレータ温度Tpに基づきインシュレータ過熱信号を生成し、エンジン停止後冷却ファン駆動時間設定部43はインシュレータ温度Tpからエンジン停止後冷却ファン駆動時間t信号を生成する。インシュレータ過熱信号およびその他各種信号に基づいて設定された冷却ファン11の制御モード信号、およびエンジン停止後冷却ファン駆動時間t信号は、出力インターフェース45を介してモータコントローラ51に出力される。
次に、各演算部33〜41の処理内容について説明する。排気系エンジン温度演算部33は、DPF前温度Tdfおよび図示しない各種センサ・装置からの各種信号からDPF内部温度Tdiを算出する。各種信号として具体的には、吸入吸気量信号、燃料噴射量信号、エンジン回転数信号などが用いられる。そして、DPF前温度Tdfおよび算出したDPF内部温度Tdiから排気系エンジン温度Teeを算出する。本体系エンジン温度演算部34は、エンジン水温TweおよびDPF前温度Tdfから本体系エンジン温度Tebを算出する。外気系冷却係数演算部36は、ラジエータ水温Twrおよび外気温度Taから外気系冷却係数Keaを算出する。車速系冷却係数演算部37は、車速Sおよびファン制御状態Fmから車速系冷却係数Kesを算出する。発生温度演算部35は、排気系エンジン温度Tee、本体系エンジン温度Tebおよび1次遅れC,C(時間遅れ)からエンジンルーム発生温度Tr(エンジンルーム温度の上昇量)を算出する。冷却係数演算部38は、外気系冷却係数Kea、車速系冷却係数Kesおよび1次遅れC(時間遅れ)からエンジンルーム冷却係数Kr(エンジンルーム温度の下降量)を算出する。エンジンルーム温度演算部39は、エンジンルーム発生温度Trおよびエンジンルーム冷却係数Krからエンジンルーム温度Tiを算出する。インシュレータ温度演算部41は、エンジンルーム温度Tiおよび1次遅れC(時間遅れ)からインシュレータ温度Tpを算出する。
≪冷却ファン駆動制御フロー≫
次に、ECU31が処理する冷却ファン駆動制御方法について、エンジンルーム発生温度予測フロー、エンジンルーム冷却係数予測フロー、およびインシュレータ過熱防止フローの3つに分割して具体的に説明する。図5はエンジンルーム発生温度を予測するフローを示し、図6はエンジンルーム冷却係数を予測するフローを示し、図7はインシュレータ過熱防止を示すフローを示している。
<エンジンルーム発生温度予測フロー>
最初にエンジンルーム発生温度Trの演算フローについて図5を参照しながら説明する。先ず、排気系エンジン温度演算部33は、ステップST301において、DPF前温度Tdfが算出したDPF内部温度Tdiより高いか否か判別する。DPF前温度TdfがDPF内部温度Tdiより高い場合には、ステップST302に進んでDPF温度TdをDPF前温度Tdfに設定し、DPF前温度TdfがDPF内部温度Tdi以下の場合には、ステップST303に進んでDPF温度TdをDPF内部温度Tdiに設定する。次にステップST304において、DPF温度Tdに対し2Dマップで排気系エンジン温度Teeを取得する。次に、本体系エンジン温度演算部34は、ステップST305において、エンジン水温TweおよびDPF前温度Tdfに対し3Dマップで本体系エンジン温度Tebを取得する。
次に、発生温度演算部35は、ステップST306において、排気系エンジン温度Teeを1次遅れCで補正して排気系エンジンルーム発生温度Treを算出し、ステップST307において、本体系エンジン温度Tebを1次遅れCで補正して本体系エンジンルーム発生温度Trbを算出する。そしてステップST308において、排気系エンジンルーム発生温度Treが本体系エンジンルーム発生温度Trbより高いか否か判別する。排気系エンジンルーム発生温度Treが本体系エンジンルーム発生温度Trbより高い場合には、ステップST309に進んでエンジンルーム発生温度Trを排気系エンジンルーム発生温度Treに設定し、排気系エンジンルーム発生温度Treが本体系エンジンルーム発生温度Trb以下の場合には、ステップST310に進んでエンジンルーム発生温度Trを本体系エンジンルーム発生温度Trbに設定する。これを所定時間ごとに繰り返すことにより最新のエンジンルーム発生温度Trを取得する。
<エンジンルーム冷却係数予測フロー>
次に、エンジンルーム冷却係数Krの演算フローについて図6を参照しながら説明する。先ず、外気系冷却係数演算部36は、ステップST401において、外気温度Taがラジエータ水温Twrより高いか否か判別する。外気温度Taがラジエータ水温Twrより高い場合には、ステップST402に進んで外気温度Taを外気系冷却温度Tcに設定し、外気温度Taがラジエータ水温Twr以下の場合には、ステップST403に進んでラジエータ水温Twrを外気系冷却温度Tcに設定する。次にステップST404において、外気系冷却温度Tcに対し2Dマップで外気系冷却係数Keaを取得する。
次に、車速系冷却係数演算部37は、ステップST405において、車速Sとファン制御状態Fmに対し3Dマップで車速系冷却係数Kesを取得する。次に、冷却係数演算部38は、ステップST406において、外気系冷却係数Keaに車速系冷却係数Kesを乗算してエンジン冷却係数Keを算出する。そして、ステップST407において、エンジン冷却係数Keを1次遅れCで補正してエンジンルーム冷却係数Krを算出する。これを所定時間ごとに繰り返すことにより最新のエンジンルーム冷却係数Krを取得する。
<インシュレータ過熱防止フロー>
最後に、インシュレータ過熱防止フローについて図7を参照しながら説明する。先ず、エンジンルーム温度演算部39は、ステップST501において、エンジンルーム発生温度予測フローで算出したエンジンルーム発生温度Trに、エンジンルーム冷却係数予測フローで算出したエンジンルーム冷却係数Krを乗算して、エンジンルーム温度Tiを算出する。次に、インシュレータ温度演算部41は、ステップST502において、エンジンルーム温度Tiを1次遅れCで補正してインシュレータ温度Tpを算出する。
インシュレータ過熱判定部42は、ステップST503において、インシュレータ温度Tpが設定した閾値より高いか否かを判別する。インシュレータ温度Tpが閾値より高い場合には、ステップST504に進んで、冷却ファン11の制御モードをHIに設定すべくインシュレータ過熱信号を生成し、ステップST505に進む。ステップST503においてインシュレータ温度Tpが閾値以下の場合には、直接ステップST505に進む。次にエンジン停止後冷却ファン駆動時間設定部43は、ステップST505において、インシュレータ温度Tpに対し2Dマップでエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを取得する。このとき、インシュレータ温度Tpが閾値以下の場合には、ファン駆動時間は0とされる。冷却ファンのインシュレータ過熱防止フローは所定のインターバル(例えば、100ms)で繰り返し処理され、エンジン停止後冷却ファン駆動時間tのデータはその都度RAMに保存される。
このように、エンジン運転中にはインシュレータ過熱信号を生成するか否かが繰り返し判定され、インシュレータ過熱信号が生成された場合には、上述したステップST104で、インシュレータ過熱信号ありと判断される。その結果、冷却ファン11の制御モードがHIに設定される。また、エンジンが停止されるとエンジン停止後冷却ファン駆動時間tが読み込まれ、モータコントローラ51に設定される。そして、アフターランの間、ステップST204で、エンジン停止後の経過時間がエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを超過したか否かが繰り返し判定され、エンジン停止後の経過時間がエンジン停止後冷却ファン駆動時間tを超過しない場合には、冷却ファン11の制御モードがHIに設定される。冷却ファン11の制御モードは出力インターフェース45を介して出力され、モータコントローラ51によって冷却ファン11の制御が行われる。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態はディーゼルエンジンを搭載した自動車に適用しているが、ガソリンエンジン車やガスエンジン車などに適用してもよく、また建設機械や船舶などのエンジンを搭載する各種機械に適用することができる。また、上記実施形態では、冷却ファンとしてラジエータ冷却ファンを用いているが、エンジンルーム内の温度を下げる効果を有するものであればよく、例えば、エアコンコンデンサやインタークーラなどを冷却する冷却ファンや、単にエンジンルーム内の換気に利用される冷却ファンであってもよい。また、エンジン周辺部品として、本実施例ではインシュレータを採用しているが、これ以外にもエンジン上面を覆うエンジンカバーやバッテリ、またはエンジン若しくはDPFの周辺に配設され熱害に対する極限温度の低い部品などであってもよい。さらに、エンジンルーム温度Ti、エンジンルーム発生温度Tr、エンジンルーム冷却係数Krなどの算出方法も、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で用いたセンサ以外のセンサや算出データなどについても本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用可能である。
実施形態に係る自動車の概略構成を示す側面図 エンジン運転中の冷却ファンの駆動制御を示すフロー図 エンジン停止後の冷却ファンの駆動制御を示すフロー図 実施形態に係る冷却ファン駆動制御装置の概略構成を示すブロック図 エンジンルーム発生温度を予測するフロー図 エンジンルーム冷却係数を予測するフロー図 インシュレータ過熱防止を示すフロー図
符号の説明
1 自動車
3 エンジンルーム
4 ボンネット
5 インシュレータ(エンジン周辺部品)
9 DPF
10 ラジエータ
11 冷却ファン
12 ファンモータ
35 発生温度演算部(温度上昇量推定手段)
38 冷却係数演算部(温度下降量推定手段)
40 エンジンルーム温度演算部(エンジンルーム温度予測手段)
41 インシュレータ温度演算部(エンジン周辺部品温度推定手段)
42 インシュレータ過熱判定部
43 エンジン停止後冷却ファン駆動時間設定部
44 駆動設定部(駆動設定手段)
Tp インシュレータ温度(エンジン周辺部品温度)
Ti エンジンルーム温度
Tr エンジンルーム発生温度(エンジンルーム温度の上昇量)
Tre 排気系エンジンルーム発生温度
Trb 本体系エンジンルーム発生温度
Tee 排気系エンジン温度
Teb 本体系エンジン温度
Td DPF温度
Tdf DPF前温度
Tdi DPF内部温度
Twe エンジン水温
Twr ラジエータ水温
Ta 外気温度
Tc 外気系冷却温度
Kr エンジンルーム冷却係数(エンジンルーム温度の下降量)
Ke エンジン冷却係数
Kea 外気系冷却係数
Kes 車速系冷却係数
,C,C,C 1次遅れ(時間遅れ)
t エンジン停止後冷却ファン駆動時間

Claims (4)

  1. エンジンルーム内に配設された冷却ファンを駆動制御する冷却ファン駆動制御装置であって、
    エンジンルーム温度を予測するエンジンルーム温度予測手段と、
    前記エンジンルーム温度予測手段の予測結果に基づいて、エンジン周辺部品温度を予測するエンジン周辺部品温度予測手段と、
    少なくとも前記エンジン周辺部品温度予測手段の予測結果に基づいて、前記冷却ファンの駆動設定を行う駆動設定手段とを備え、
    前記エンジンルーム温度予測手段は、加熱源による前記エンジンルーム温度の上昇量をDPF温度およびエンジン水温に基づいて推定する温度上昇量推定手段と、冷却源による前記エンジンルーム温度の下降量を推定する温度下降量推定手段とを備えたことを特徴とする冷却ファン駆動制御装置。
  2. 前記エンジン周辺部品温度予測手段は、前記エンジンルーム温度予測手段により算出された前記エンジンルーム温度に所定の時間遅れを算入して前記エンジン周辺部品温度を予測することを特徴とする、請求項1に記載の冷却ファン駆動制御装置。
  3. 前記駆動設定手段は、前記エンジン周辺部品温度予測手段の予測結果に基づいて、前記冷却ファンのエンジン停止後の駆動時間を設定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の冷却ファン駆動制御装置。
  4. 前記温度下降量推定手段は、ラジエータ水温、外気温、車速およびファン制御状態に基づいて前記エンジンルーム温度の下降量を推定することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷却ファン駆動制御装置。
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