JP4917366B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
使い捨ておむつ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4917366B2 JP4917366B2 JP2006188707A JP2006188707A JP4917366B2 JP 4917366 B2 JP4917366 B2 JP 4917366B2 JP 2006188707 A JP2006188707 A JP 2006188707A JP 2006188707 A JP2006188707 A JP 2006188707A JP 4917366 B2 JP4917366 B2 JP 4917366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disposable diaper
- absorber
- portions
- width direction
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
Description
[1.1]全体構成
本発明の実施形態におけるパンツ型の使い捨ておむつ1を用いて、本発明に係る使い捨ておむつの全体構成を説明する。なお、本実施形態においては、使い捨ておむつ1のうち着用者の身体に向けられる一方側を肌当接面側とし、肌当接面側と反対の他方側を非肌当接面側とする。
シャーシー2は、着用時における着用者の腹部側に配置される前身頃21と、着用者の背部側に配置される後身頃22と、前身頃21と後身頃22との間に配置される股下部23と、を有する。シャーシー2は、前身頃21と後身頃22とのそれぞれの両側縁部に設けられる所定の接合部24において、前身頃21及び後身頃22の両端のそれぞれを超音波シールにより間欠的に接合することによりパンツ形状に形成される。接合部24における他の接合方法としては、熱シール及びホットメルト接着剤等による接合が例示できる。
[1.3.1]全体構成
図5(A)及び(B)に示すように、吸収体4は、略縦長に形成されている。具体的には、吸収体4は、前身頃21に配置される前身頃部43と、後身頃22に配置される後身頃部44と、股下部23に配置される股間部45に分けると、股間部45において、それぞれが互いに相反する方向であって吸収体4の幅方向に隆起する一対の隆起部42、42を有する。隆起部42、42の前身頃部43及び後身頃部44の幅方向における外縁に対する隆起量としては、特に限定されることはないが、少なくとも補助屈曲部41、41の面積と同じ面積の分だけ隆起していればよい。言い換えると、補助屈曲部41、41を設けることにより減少される吸収体の面積を補うだけの面積量を有していればよい。また、隆起部42、42における外縁の形状は、例えば、曲率の低い湾曲状に形成されることが好ましいが、本発明においてはこれに限らない。例えば、台形状に形成したものであってもよい。さらに、本実施形態においては、隆起部42、42は、股間部45において、一対設けたが本発明においてはこれに限らない。例えば、吸収体4の長手方向に伸び、吸収体4の幅方向を二分する中心線Cに沿って、1つの補助屈曲部42を設けてもよく、例えば、一対の隆起部42、42を股間部45に複数対設けてもよい。また、それぞれを組み合わせて設けてもよい。
補助屈曲部41、41は、吸収体4の長手方向に伸びる略縦長であり、幅方向において、補助屈曲部41、41のそれぞれが吸収体4の幅方向における外縁側に隆起する凸レンズ形状に形成されている。言い換えると、補助屈曲部41、41における長手方向における少なくとも一部は、補助屈曲部41、41の幅方向における長さが互いに異なるように形成される。さらに言い換えると、補助屈曲部41、41は、吸収体4の幅方向における外縁側に突出するような湾曲部411、411と、吸収体4と略並行に吸収体4の長手方向に伸びる直線状の起点部412、412を備える。
以下に、使い捨ておむつ1の各構成物について説明する。
シャーシー2は、使い捨ておむつ1の外形を構成する。シャーシー2は、一枚のシート状部材で構成されていても良く、複数のシート状部材が接着されて構成されていても良い。なお、本実施形態においては、使い捨ておむつ1は、前身頃21及び後身頃22を有するシャーシー2と、前身頃21と後身頃22との間に位置される股下部23と、を備え、シャーシー2の所定位置に股下部23を介して表面シート3、吸収体4及び裏面シート5が接合されるが、本発明においてはこれに限らない。例えば、シャーシー2が前身頃21、後身頃22及び前身頃21と後身頃22との間に位置される股下部23を有し、シャーシー2の所定位置に表面シート3、吸収体4及び裏面シート5が配置されるものであってもよい。また、例えば、シャーシー2が前身頃21及び後身頃22を有し、表面シート3、吸収体4及び裏面シート5を有する股下部23が独立してシャーシー2と接合させるものであってもよい。この場合、股下部23における裏面シート5とシャーシー2とを接合してもよく、裏面シート5にシャーシー2の役割をもたせるものであってもよい。
表面シート3は、使用時には身体側に配置されると共に排泄部に当接される。表面シート3は、全面が液透過性であっても良く、一部が液透過性であっても良い。また、一枚のシート状部材で構成されていても良く、複数のシート状部材が接着されて構成されていても良い。
吸収体4は、尿などの排出された体液を吸収、保持する。吸収体4としては、例えば、高吸収性ポリマーと親水性繊維とが混合されて積層されたもの、或いは、高吸収性ポリマーが親水性シートにホットメルト接着剤等により固定化された構造を有してもよい。また、高吸収性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸塩系、デンプン/アクリル酸塩系などの吸収性ポリマーで、その吸水可能倍率が20g/g以上、その粒度が100〜800μmであるものが80%以上を占めるものが例示できる。親水性繊維としては、例えば、粉砕したパルプ繊維やレーヨン繊維などが例示できる。親水性シートとしては、ポリオレフィン系、ポリエステル系などの疎水性繊維に親水処理を施したものから形成されるポイントボンド、エアスルー、スパンボンドなどの不織布(目付け15〜35g/m2)が例示できる。ホットメルト接着剤としては、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレン共重合物)、SIS(スチレン−イソブチレン−スチレン共重合物)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合物)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン共重合物)、APAO(Amorphous Poly Alpha Orefin)などをベースポリマーとしたものが例示できる。
裏面シート5としては、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等を主体とした熱可塑性フィルム、通気性の樹脂フィルム、スパンボンド又はスパンレース等の不織布に通気性の樹脂フィルムを接合したもの、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)の複数層等を用いることができる。好ましくは、例えば、ポリオレフィン系の樹脂を主体とし、目付が10g/m2から30g/m2の範囲から得られる樹脂フィルムが好ましい。
弾性部材26としては、例えば、天然ゴムや、スチレンーブタジエン、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴムを用いることができる。また、シート状の弾性部材26としては、例えば、目付けが30g/m2から80g/m2の発泡ポリウレタン、目付けが20g/m2から70g/m2のポリウレタンとポリプロピレンとの混合繊維から形成される不織布等を用いることができる。
表面シート3及び吸収体4とシャーシー2とは、それぞれがホットメルト接着剤により貼り合わされるようにして接合される。また、表面シート3と吸収体4とは、ホットメルト接着剤により貼り合わされるようにして接合される。なお、接合は、上記ホットメルト接着に限られず、例えば、熱シール、超音波シール等を単独又は組み合わせて使用してもよい。
2 シャーシー
3 表面シート
4 吸収体
5 裏面シート
6 防漏壁
7 脚開口部
8 胴開口部
21 前身頃
22 後身頃
23 股下部
41 補助屈曲部
42 隆起部
43 第1窪み部
44 第2窪み部
Claims (8)
- 前身頃と、後身頃と、前記前身頃と前記後身頃との間に配置される股下部を有するシャーシーと、
略縦長に形成され、前記股下部を介して前記前身頃から前記後身頃に沿って配置される液保持性の吸収体と、を少なくとも備える使い捨ておむつであって、
前記吸収体は、前記股下部において、該吸収体の長手方向に伸びるように略縦長に形成され、前記吸収体の吸収性材料を配置しない材料不存在部、及び/又は、前記吸収体の肉厚が薄く形成される薄肉部を含む1以上の補助屈曲部と、それぞれが互いに相反する方向であって幅方向に隆起する一対の隆起部と、を有し、
前記補助屈曲部は、前記股下部において、前記吸収体の長手方向に延び、該吸収体の幅方向を二分する略中心線に対し、互いに対称となる位置に形成される一対のサイド補助屈曲部と、前記一対のサイド補助屈曲部の間に配置され、前記略中心線に沿うように形成される中央補助屈曲部と、を備え、
前記一対のサイド補助屈曲部は、該サイド補助屈曲部の幅方向における長さが異なるように形成されると共に、
前記吸収体の長手方向に延びる直線状の起点部と、前記起点部よりも前記吸収体の幅方向外側に位置すると共に前記吸収体の幅方向における外縁側に突出するような湾曲部と、を備え、かつ前記起点部と前記湾曲部とで取り囲まれた形状に形成され、
前記湾曲部は、前記隆起部の外縁と略同一の円弧を描くように形成される使い捨ておむつ。 - 前記薄肉部は、目付け量を小さくすることにより形成される請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記薄肉部は、前記吸収体を圧搾することにより形成される請求項1に記載の使い捨ておむつ。
- 前記補助屈曲部は、幅方向における長さの総最大長が前記吸収体の前記股下部における幅方向の長さの50%以下の範囲にある請求項1から3のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸収体は、前記股下部において、該股下部の長手方向における両側部に、略中心線に向かう方向に切り欠き状に形成される吸収体の吸収性材料を配置しない、若しくは、吸収体の肉厚を薄くすることにより形成される、少なくとも1以上の1対の切り欠き部が設けられる請求項1から4のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
- 前記切り欠き部は、複数の切り込み線を含む請求項5に記載の使い捨ておむつ。
- 前記吸収体は、少なくとも股下部において、前記補助屈曲部のそれぞれに挟まれる中央領域を備え、
前記隆起部は、該中央領域よりも膨潤率が低い請求項1から6のいずれかに記載の使い捨ておむつ。 - 前記膨潤率は、目付け量を調整することにより形成される請求項7に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006188707A JP4917366B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006188707A JP4917366B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨ておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008012198A JP2008012198A (ja) | 2008-01-24 |
JP4917366B2 true JP4917366B2 (ja) | 2012-04-18 |
Family
ID=39069811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006188707A Expired - Fee Related JP4917366B2 (ja) | 2006-07-07 | 2006-07-07 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4917366B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008093289A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP5328203B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-10-30 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て吸収性着用物品 |
JP5847999B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2016-01-27 | ユニ・チャーム株式会社 | パンツ型オムツ |
JP5578025B2 (ja) * | 2010-10-27 | 2014-08-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 吸収性物品 |
JP6195762B2 (ja) * | 2013-08-23 | 2017-09-13 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
WO2021234880A1 (ja) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | 花王株式会社 | 使い捨ておむつ |
EP4154855A4 (en) * | 2020-05-20 | 2024-01-24 | Kao Corporation | DISPOSABLE DIAPER |
EP4154856A4 (en) * | 2020-05-20 | 2024-05-29 | Kao Corporation | DISPOSABLE NAPPIES |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2859743B2 (ja) * | 1990-12-28 | 1999-02-24 | 花王株式会社 | 吸収性物品 |
SE510391C2 (sv) * | 1997-08-20 | 1999-05-17 | Sca Hygiene Prod Ab | Absorberande alster |
JP4145288B2 (ja) * | 2004-11-22 | 2008-09-03 | 花王株式会社 | 使い捨ておむつ |
-
2006
- 2006-07-07 JP JP2006188707A patent/JP4917366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008012198A (ja) | 2008-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4917365B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
JP5144539B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP4917366B2 (ja) | 使い捨ておむつ | |
WO2013111871A1 (ja) | 使い捨て着用物品 | |
JP2010284418A (ja) | 吸収性物品 | |
TWI566751B (zh) | Pant-type absorbent article | |
JP5926904B2 (ja) | 吸収性物品 | |
TWI667017B (zh) | Absorbent article | |
JP4814835B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP3892352B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP4746833B2 (ja) | 女性用失禁パッド | |
CN114667124B (zh) | 吸收性物品 | |
JP4966841B2 (ja) | 使い捨てパンツ型おむつ | |
JP2017217257A (ja) | 吸収性物品 | |
JP6353237B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP3887293B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
CN110177529B (zh) | 吸收性物品 | |
JP4152759B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP6253836B1 (ja) | 尿取りパッド | |
JP3927881B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP3887284B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP2005087655A (ja) | 女性用失禁パッド | |
JP4088116B2 (ja) | 体液吸収性物品 | |
JP5536407B2 (ja) | 吸収性物品 | |
JP3842703B2 (ja) | 体液吸収性物品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120126 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4917366 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |