JP4917229B2 - パッケージ化粉体を処理するシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

【0001】
関連出願に対する相互参照
本出願は1999年12月17日に出願された米国仮出願第60/172,444号の一部継続出願であると共に該仮出願の特典を主張するものであり、その開示内容全体は言及したことにより本出願中に援用する。
【0002】
発明の背景
本発明は概略的に粉体抽出の分野に関し、特に、容器(receptacle)から粉体(powder)を抽出して粉体のエアロゾル化を促進する方法に関する。ひとつの特定の側面において本発明は、容器内にパッケージ化された粉末を調整(condition)してエアロゾル化プロセスの間における粉体の取出しを促進する方法に関する。
【0003】
患者に対して種々の薬剤を投与するひとつの有望な手法は肺投与(pulmonary delivery)であり、その場合に薬剤散布物すなわちエアロゾルは患者により吸入されることから、散布物内の有効薬剤は肺の末端すなわち肺胞領域に到達し得る。薬剤の肺投与は特に有望なことが示された、と言うのも、一定の薬剤は循環血液内に容易に吸収されることが確認されているからである。たとえば肺投与は、他の吸収経路では投与が困難なタンパク質およびポリペプチドに対する有用な手法であり得る。
【0004】
肺に対して薬剤を投与するために、液体噴霧装置、投与量計測吸入器などの種々の技術が採用された。本発明に対し特に重要なのは、患者による吸入のために粉末状薬物をエアロゾル化し得る乾燥粉体散布デバイスである。粉末状薬物をエアロゾル化する代表的な装置は米国特許第5,458,135号、第5,775,320号、第5,740,794号、第5,785,049号および第6,089,228号、ならびに、1999年6月4日に出願された米国特許出願第09/312,434号、1999年5月28日に出願された米国特許出願第60/136,518号、1999年6月30日に出願された米国特許出願第60/141,793号、2000年4月24日に出願された米国特許出願第09/556,262号および2000年5月30日に出願された米国特許出願第09/583,312号に記述されており、それらの開示内容全体は言及したことにより本出願中に援用する。
【0005】
上記の特許およ特許出願の少なくとも幾つかは送給管内に粉体を吸引すべく高圧気体流を利用し、この送給管にて粉体は、凝集解除されると共に高圧気体流に捕捉され、吸入に適したエアロゾルとして出射する。一定の場合に斯かる装置は、貫通可能蓋部を有する容器を利用することがある。送給管はこの蓋部を貫通して挿入され、該蓋部には一つ以上の通気口が形成される。次に、高圧気体流が上記容器を介して送給管内へと空気を吸引する。上記容器を介して吸引された空気は粉体を抽出し、これが高圧気体流に結合してエアロゾルを形成する。
【0006】
故に容器内の粉体は、気体流による抽出に対して適切な状態とするのが望ましい。斯かる様式で粉体が抽出されるのを促進する如く粉体を容器に充填する代表的な技術が開発された。斯かる技術はたとえば、米国特許第5,826,633号、1998年4月17日に出願された米国特許出願第09/154,930号、および、PCT出願第98/21059号に記述されているが、それらの開示内容全体は言及したことにより本出願中に援用する。簡潔に述べると斯かる技術は、調量プロセス(metering process)における粉体の流動化を支援する。たとえば粉体は、流動化されて調量チャンバ内に吸引され得る。調量された粉体は次に容器内に射出され、次に蓋部によりシールされる。
【0007】
これらの技術は微細粉体を調量する上で極めて有用なことが立証されたが、種々の状況に依り、パッケージ化に続きエアロゾル化の前に粉体の更なる調整が必要な場合もある。たとえば一定の場合に粉体は、調量チャンバから容器内に転送された後でパック(puck)形態すなわち無拘束的に詰められた錠剤の形態のままとなることもある。他の例としては、貯蔵、塊状パッケージ化、搬送、温度、揺動、経年変化などの条件は容器内の粉体の状態に影響し得る。たとえば粉体の幾分かは容器の側部へと付着し、気体流を用いて取出すことが困難となる。別の例として粉体は容器内で移動し得ることから、不均一に分布される。これは、粉体の抽出方法に影響し得る。更なる例として粉体は、容器内で凝集しもしくは固まる傾向がある。更なる例として粉体の幾分かは、容器内に形成された種々の角隅部に捕捉されたり閉じ込められることがある。
【0008】
故に本発明はパックからの粉体の取出しを促進すべく、事前パッケージ化粉体を調整する技術に関する。この様にして、粉体のエアロゾル化が促進され得る。
【0009】
発明の概要
本発明は、粉体のパッケージ化に続き粉体を処理(treat)もしくは調整してパッケージからの粉体の抽出を促進する技術を提供する。パッケージ化粉体は典型的には微細であり、通常は、約0.1μm乃至約10μm、好適には0.5μm乃至約5μmの範囲の基本粒子サイズもしくは質量中央径を有する。更に上記粉体は、調量されると共に肺投与を促進するためにエアロゾル化されるべく構成された種々の薬物から成り得る。
【0010】
一実施例においては、パッケージ化粉体を調整する方法が提供される。該方法に依れば、所定量の粉体を収容する閉塞チャンバを有する容器が提供される。上記チャンバを通して気体を流すときに該チャンバから粉体が抽出され得る効率を高めるべく、上記容器に対しては少なくとも一つのエネルギ・パルスが提供される。
【0011】
上記エネルギ・パルスを提供するひとつの手法は、たとえば少なくとも約0.01lbf−インチのエネルギにより容器を迅速に衝撃することである。たとえば容器を迅速に衝撃すべく、スプリング負荷されたレバーが解放され得る。別の例として、容器は該容器がアームを通過するときに該容器の縁部に一時的に係合するアームを通過して移動されても良く、逆も同様である。容器に対してエネルギを提供する他の手法としては、指により容器を軽打し、脆弱な負荷構造の破裂から帰着する突然のエネルギを伝達し、容器内の堅固な要素を破壊し、容器を屈曲してから解放することで所定表面に対する容器の衝当を許容するなどが挙げられる。
【0012】
エネルギ・パルスを提供する別の手法は、容器の振動に依るものである。たとえば容器に対しては圧電変換器が載置されてから、少なくとも約10kHzの周波数などで振動され得る。代替的に容器は、音波的もしくは超音波的な浴内に載置され得る。容器を振動させる他の手法としては、音叉などの振動構造に対して容器を連結する、患者の吸入を用いてリード(reed)を振動させるなどが挙げられる。
【0013】
本発明は更に、所定量の粉体を収容する閉塞チャンバを有する容器を備えた粉体調整システムを提供する。該システムは更に、上記チャンバを通して気体を流すときに該チャンバから粉体が抽出され得る効率を高めるべく、上記容器に対して少なくとも一つのエネルギ・パルスを提供するメカニズムを含む。
【0014】
ひとつの見地において上記メカニズムは、容器を迅速に衝撃する衝撃デバイスを備える。上記衝撃デバイスは、少なくとも約0.01lbf−インチのエネルギで容器を衝撃すべく構成され得る。一例として、上記衝撃デバイスはスプリング負荷レバー・アームと、該レバー・アームを解放する解放装置とを備え得る。
【0015】
別の見地において上記メカニズムは、フレームに取付けられたアームを備える。移動可能プラットフォームは、容器を保持すると共に容器を移動させ、上記アームが該容器に一時的に係合しまたはその逆と成る如く構成される。代替的に上記メカニズムは、振動されたときに容器に接触すべく構成された振動要素を備え得る。たとえば上記振動要素は圧電変換器から成り得る。別の例として、容器を屈曲してから解放することで所定表面への容器の衝当を許容する屈曲デバイスが使用され得る。
【0016】
別実施例においては、所定量の粉体を収容する閉塞チャンバを有する容器を受容するハウジングを備えた粉体散布デバイスが提供される。上記容器から粉体を抽出すると共にエアロゾルを形成すべく、上記ハウジング内にはエアロゾル化メカニズムが配備される。上記散布デバイスは更に、エアロゾル化に先立ち上記容器に少なくとも一つのエネルギ・パルスを提供するメカニズムであって、上記チャンバを通して気体を流すときに上記容器から粉体が取出されるのを促進するメカニズムを含む。
【0017】
ひとつの見地において上記メカニズムは、スプリング負荷レバー・アームなどの衝撃デバイスを備え得る。ひとつの特定の見地においては、繋止部材を有する枢動ラッチであって、容器が当該ラッチに抗して移動されるときに枢動する枢動ラッチが配備され得る。斜面部を有するトリガも配備され得ると共に、上記ラッチの上記繋止部材は該ラッチが枢動するときに上記斜面部方を摺動し、上記スプリング負荷レバー・アームを枢動させ且つそのスプリングを圧縮させる。それを行う際に上記繋止部材は上記トリガに係合し、上記スプリング負荷レバー・アームをエネルギ蓄積位置に固定する。好適には上記トリガに対して別のスプリングが接触すべく載置されることから容器は上記デバイス内に更に移動され、該容器は上記トリガに係合して該トリガを上記繋止部材から離間移動して上記レバー・アームを解放すると該レバー・アームは容器を衝撃する。代替的に上記メカニズムは、容器に接触すべく上記ハウジングから延在するアーム、または、容器を振動させる振動要素を備え得る。
【0018】
更なる別実施例においては、容器にエネルギを付与するための、且つ/又は、容器に少なくとも一つのエネルギ・パルスを付与するに先立ち粉体により容器の壁部を被覆するための、事前調整方法が提供される。たとえば上記事前調整段階は、粉体が容器にパッケージ化されているときに行われ得る。上記方法に依れば容器は、該容器を所定量の粉体で被覆するに十分であるという所定時間に亙り約1kHz未満、好適には約0.01Hz乃至約500Hzの低周波振動に委ねられる。容器の斯かる事前調整は好適には、上述の方法のいずれかによる少なくとも一つのエネルギ・パルスの付与に先行して行われる。
【0019】
本発明は更に、粉体をエアロゾル化するキットを提供する。該キットは、所定量の粉体を収容する閉塞チャンバを有する少なくとも一つの容器を含む。上記キットは、容器内の粉体をエアロゾル化するエアロゾル化デバイスと、上記粉体のエアロゾル化に先立ち上記容器にエネルギ・パルスを提供する方法を記述する説明文とを含む。
【0020】
ひとつの見地において、上記説明文は指もしくは硬質表面により上記容器を手動的に衝撃する方法を記述する。別の見地において、上記キットは粉体調整デバイスを更に含み、且つ、上記エアロゾル化デバイス内に上記容器を挿入する前に該容器を上記粉体調整デバイス内に載置する手法を記述する説明文が配備される。ひとつの特定の見地において上記粉体調整デバイスは、フレームと、該フレームに枢動可能に連結されたスプリング負荷レバー・アームとを備える。この様にして上記レバー・アームは、枢動して上記容器を衝撃すべく解放され得る。代替的に上記説明文は、上記エアロゾル化デバイス内への上記容器の載置と、粉体のエアロゾル化に先立ち容器に一つ以上のエネルギ・パルスを供給する上記デバイス上のボタンの操作とを記述し得る。
【0021】
別実施例において、容器のシール済チャンバ内の粉体は、該容器を保持する収納器(container)を開くときに調整され得る。好適には、斯かる収納器は使い捨て式であると共に、容器を搬送もしくは保管するときのパッケージとして使用され得る。上記収納器は、上記チャンバを通して気体を流すときに該チャンバから粉体が抽出され得る効率を高めるべく上記容器に対して少なくとも一つのエネルギ・パルスを提供するメカニズムを含む。
【0022】
好適に上記収納器は、基部と、該基部に枢動可能に連結されたカバーとを備え得る。上記基部および上記カバーは、容器を受容する外枠を画成する。更に、上記基部に容器を連結すべく連結機構(coupling arrangement)が配備される。
【0023】
ひとつの見地において上記メカニズムは、上記カバーに連結されたフックを備え、該フックは上記カバーが枢動されたときに容器に係合してから該容器を解放することで該容器が上記基部に衝当するのを許容する。別の見地において、上記連結機構は上記基部に枢動可能に連結され、上記メカニズムは、上記基部に作用的に連結されたラッチと、上記カバーに連結されたアームと、上記連結機構に取付けられた片持梁とを備え得る。上記アームは、上記カバーが開かれるときに上記連結機構に係合して該連結機構を枢動させるべく構成され、且つ、上記ラッチは、上記連結機構が枢動されるときに上記片持梁に係合してから該片持梁を解放することで該片持梁が容器を衝撃するのを許容すべく構成される。好適に上記ラッチは、容器が上記外枠内に位置された後に該ラッチが上記片持梁上を移動され得る如く上記基部に摺動可能に連結され得る。更なる見地において上記メカニズムは、上記カバーに連結されたスプリングと、上記基部に作用的に連結されたラッチとを備え得る。上記カバーが閉じられたとき、上記スプリングは上記ラッチに係合する。そのとき上記ラッチは上記スプリングを解放して該スプリングが容器を衝撃するのを許容すべく作動され得る。選択的に上記ラッチは、上記カバーが閉じられた後に該ラッチが移動して上記スプリングを解放し得る如く上記基部に摺動可能に連結され得る。
【0024】
代替実施例は、複数の容器を保持する収納器もしくはハウジングを提供する。上記収納器から各容器の内のひとつの容器を取出す前に、該容器にはエネルギ・パルスが供給されて粉体が調整される。この様にして、複数の容器が単一のハウジング内に保管されると共に要求時に供給され得る。供給に先立ち粉体が調整され、エアロゾル化装置における粉体のエアロゾル化が促進される。
【0025】
粉体は、上記収納器内に各容器を積層すると共に、頂部容器が上記収納器から排出される前に該頂部容器を衝撃することで調整され得る。これは、付勢衝撃部材と、原位置と衝撃位置との間で移動可能なトリガとを用いて達成され得る。上記トリガが上記衝撃位置へと移動されるときに上記衝撃部材が解放され、該衝撃部材が各容器の内の頂部容器を衝撃し得る。上記衝撃部材を解放する直前において、各容器は該衝撃部材に向けて前進装置により前進せしめられる。この様にして粉体が調整された後、上記トリガは上記原位置へと戻り移動され得ると共に、該位置にては上記トリガに連結された押板が処理済容器を上記収納器から押し出す。
【0026】
特定実施例の説明
本発明は、容器もしくは収納器からの抽出に先立ちパッケージ化粉体の処理もしくは調整を行う。本発明の粉体調整技術は本質的に、粉体を保持すべく採用される任意の形式の容器もしくは収納器に関して利用され得る。本発明は例示的にのみ、粉体が保持されるシール済キャビティを有する”ブリスタ・パック(bliser pack)”もしくは容器により利用され得る。斯かる容器の例は、米国特許第5,740,794号、および、1999年12月17日に出願された同時係属の米国特許出願第60/172,317号に記述されるが、それらの開示内容全体は言及したことにより本出願中に援用する。但し、本発明がこれらの特定容器に限定されないことは理解される。
【0027】
本発明は、微細粉体の調整に特に有用である。たとえば本発明は、約0.1μm乃至約10μm、好適には0.5μm乃至約5μm、更に好適には約1μm乃至約4μmの範囲の平均粒子サイズを有する粉体と共に使用され得る。本発明の技術を用いてたとえば活性因子(active agent)などの広範な粉体が調整されるが、斯かる活性因子としては限定的なものとしてで無く、カルシトニン、エリスロポイエチン(EPO)、第VIII因子、第IX因子、セレデース(ceredase)、セレザイム(cerezyme)、シクロスポリン、顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)、α−1プロティナーゼ抑制因子、エルカトニン、顆粒球マクロファージ・コロニー刺激因子(GMCSF)、成長ホルモン、ヒト成長ホルモン(HGH)、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)、ヘパリン、低分子量ヘパリン(LMWH)、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、インターロイキン−2、黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)、インシュリン、オクトレオチド(octreotide)などのソマトスタチン類似体、バソプレシン類似体、卵胞刺激ホルモン(濾胞成熟ホルモン)、インシュリン様成長因子、インシュリントロピン、インターロイキン−1受容体拮抗体、インターロイキン−3、インターロイキン−4、インターロイキン−6、マクロファージコロニー刺激因子(M−CSF)、神経成長因子、上皮小体ホルモン(PTH)、サイモシン・アルファ1、llb/lla抑制因子、α−1抗トリプシン、VLA−4、呼吸シンクチアル(respiratory synchtial)ウィルス抗体、嚢胞性繊維症膜横断調節器(CFTR)遺伝子、デオキシリボヌクレアーゼ(Dnase)、殺菌/透過性増強タンパク質(BPI)、反CMV抗体、インターロイキン−1受容体、13−シスレチノイン酸、ペンタミジン・イソチオ尿素、硫酸アルブテロール、硫酸メタプロテレノール、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、トリアムシノロン・アセトアミド、ブデソニド・アセトニド、ゲンタマイシン、シプロフロキサシン、トブラマイシン、フルチカソン(fluticasone)、イプラトロピウムブロミド、フルニソリド、クロモリンナトリウム、酒石酸エルゴタミン、ならびに、上記の類似体、アゴニストおよびアンタゴニストが挙げられる。
【0028】
容器を粉体で充填する場合、その粉体は調量され得る。たとえば粉末状薬物によれば、単位投与量の薬物を調量すべく調量プロセスが採用され得る。斯かる調量プロセスの例は、先に言及することで援用された米国特許第5,826,633号、米国特許出願第09/154,930号およびPCT出願第98/21059号に記述されている。但し、本発明が何らかの特定の充填プロセスに限定されることを意図しないことは理解される。粉体を調量する場合、約0.5mg乃至約40mgの範囲の単位投与量が容器内に載置され得るが、本発明が他の量の粉体を調整すべく使用され得ることは理解される。
【0029】
粉体は、容器内で生成される真空により容器から抽出もしくは取出され得る。真空を生成する場合には空気もしくは別の気体が容器に流入することで粉体の取出しを支援する。たとえば粉体を取出すひとつの手法は、容器に少なくとも一つの出射開口と一つ以上の通気口を配備することである。その場合に粉体は出射口から外方へ吸引されると共に、空気は通気口から進入し、粉体を保持しているキャビティもしくはチャンバを掃引する。粉体を容器から抽出する方法の例、ならびに、本発明に係る方法と共に使用されるに適したエアロゾル化装置は、先に言及することで援用された米国特許第5,740,794号および第5,785,049号、ならびに、同時係属の米国特許出願第09/004,558号、第09/312,434号、第60/136,518号および第60/141,793号に記述されている。
【0030】
本発明の粉体調整技術は、種々の状態に在る粉体の調整に有用であり得る。たとえば粉体は、凝集して大寸凝集体となり、稠密に圧縮され、不均一に分布され、または、容器の壁部に付着したりする。斯かる粉体状態は、揺動、搬送、パッケージ化、初期充填、温度、時間経過、粉体のタイプなどの条件に起因し得る。
【0031】
本発明に依れば、容器に対して一つ以上のエネルギ・パルスが提供されて粉体を処理または調整する。たとえば迅速な衝撃すなわち”軽打”が容器に提供され得る。これはたとえば、スプリング負荷されたレバーアームまたは可撓部材を解除し、指で軽打し、容器に係合するアームを通過させて容器を移動し(またはその逆)、脆弱な負荷構造の破裂から帰着する突然のエネルギを伝達し、容器内の堅固な要素を破壊し、(ボールベアリングなどの)中実物体を容器に対して推進し、あるいは、容器を屈曲してから解放することで所定表面に対する容器の衝当を許容することなどで行われ得る。容器に対しては、音波的もしくは超音波的な振動などの振動エネルギも供給され得る。振動エネルギはたとえば、圧電変換器、音波浴、音片(vibrating reed)などの振動構造、音叉などを用いて供給され得る。粉体に対してエネルギを供給する他の技術としては、空気パルス、容器の突然の破裂、容器の堅固要素の破壊、または、パッケージを通して鋭い衝撃波(impluse)が伝播する如き手法による容器の帯状部からの容器の分離が挙げられる。
【0032】
粉体は、エアロゾル化装置への容器の挿入の以前、挿入後、またはその両方において調整され得る。好適には上記エアロゾル化装置は、エンドユーザに対してプロセスを視認不能とし乍ら通常動作の間に粉体を調整すべく構築され得る。一定の場合に容器は、エアロゾル化の前に粉体を調整する方法に関する説明文を含むキットの一部であり得る。たとえば斯かる説明文は、エアロゾル化装置への挿入に先立ち容器を処理する技術を記述し得る。代替的に斯かる説明文は、エアロゾル化に先立ち粉体を調整するためのエアロゾル化デバイスの操作を記述しても良い。別の選択肢として粉体は、容器が保管されるパッケージの収納器から該容器を取出すときに調整され得る。
【0033】
好適実施例に依れば、調整事象はエアロゾル化事象と同期される。驚くべきことに、この調整事象のタイミングは投与デバイスからの投与量の放出の改善に帰着することが見い出された。特に好適な実施例に依れば同期は、エアロゾル化事象の開始の約100ミリ秒前から約25ミリ秒後に調整事象を生じさせることで実施される。斯かる同期を用いて放出された投与量は、調整およびエアロゾル化が同期されずに放出された投与量よりも10%多いことが観察された。
【0034】
次に図1を参照し、本発明の粉体調整技術を示すべく容器10の一実施例を記述する。それを行う際に本発明の技術が他の形式の容器と共に使用され得ることは理解される。容器10は、頂端部14および底端部16を有する容器本体12を備える。容器本体12は、所定量の粉体を保持するキャビティ18を画成する。キャビティ18からはタブ20が延在し、容器10を保持して取り扱うための好適な手段を提供する。容器本体12は、金属、プラスチック、複合材料などの種々の剛性もしくは半剛性の材料から構築され得る。
【0035】
キャビティ18から粉体を抽出するひとつの好適な手法は、頂端部14にひとつの出射開口および一つ以上の通気口を生成することである。次に吸気が行われ、上記通気口、キャビティ18および出射開口を介して空気が吸引され得る。
【0036】
キャビティ18内で粉体を調整すべく、容器本体12に対しては一つ以上のエネルギ・パルスが提供され得る。図2には、空気の流れを用いて粉体の抽出を促進するこの様な粉体調整の実効性が示される。図2は、3群の容器が評価された実験の結果をグラフで示している。第一の群は対照群であり、充填の直後に粉体が抽出された。第二の群は、容器を搬送するときに典型的に遭遇する条件に委ねられた後の容器の群を表す。第三の群は、搬送条件に遭遇してから容器にエネルギ・パルスを付与して調整された容器を表している。
【0037】
示された如く、搬送された容器の群で残存する粉体の量は60%を超え、平均値から比較的に大きな偏差である。調整の後、抽出された粉体の量は対照群と同様であり、偏差は搬送された群よりも相当に小さい。一定の場合、処理された群は平均値に関して対照群よりも小さな偏差を有し得る。
【0038】
図3は、別の実験の試験結果を示すグラフである。図3の実験は、対照群および処理済群を利用している。対照群は、粉体が導入されたばかりの容器を含んでいた。処理済群は、搬送状況をシミュレートすべくASTM振動落下試験に委ねられた。容器は次に、種々の衝撃波または弾折(snap)に委ねられた。”弾折”という語句は、容器が迅速に衝撃されもしくは”折られる”ことを表している。図4は、各群に対して供給されたエネルギ量を示すと共に、E=0.016 lbf−インチとして1*Eの基礎弾折、7*E弾折、9*E弾折および14*E弾折を含んでいる。
【0039】
図3は、衝撃波エネルギが増加すると容器から抽出される粉体の量が増加することを示している。更に、処理後の14*E弾折に対し、平均値からの偏差は相当に減少された。
【0040】
図5は、搬送条件に委ねられた後の一定粉体に対し、容器に対する衝撃波が増加するにつれて粉体取出効率が増大することを示す別のグラフである。図6は、容器に対して振動エネルギが付与された同様のグラフを示している。示された如く、音波エネルギが付与される時間を増加した場合、抽出される粉体の量は増加した。更に、平均値からの偏差も減少した。
【0041】
図7は、粉体調整デバイス22の実施例を示している。説明の便宜のためにデバイス22は図1の容器10に関して示されるが、他の形式の容器も使用され得ることは理解される。デバイス22は、種々の構成要素が連結されるフレーム24を備える。フレーム24の頂端部26には、容器10の導入を促進する湾曲唇部30を有するガイド部材28が在る。フレーム24は更にガイド部材28の下方に、容器10が貫通挿入され得る開口32(図7A参照)を含む。(容器10が取出された)図7Aも参照するとデバイス22は、枢動点36にてフレーム24に枢着されたレバー・アーム34を更に含む。レバー・アーム34は、容器10のキャビティ18を受容する凹所38を含む。デバイス22が作動されるとき、容器10を衝撃すべく円筒状衝撃部材40が採用される。
【0042】
フレーム24に対し、枢動点48にては二つの端部44および46を有する回転可能トリガ42が枢動可能に連結される。以下に記述される如く、回転されたときに端部44はレバー・アーム34に係合する。フレーム24は更に、レバー・アーム34に係合するスプリング52を保持するホルダ50を含む。この様にしてレバー・アーム34は、図7Aに示された如く閉成位置へと付勢される。容器10を挿入すべく、トリガ42は図7Bに示された位置へと僅かに回転される。これによりレバー・アーム34は枢動し、スプリング52を圧縮し始める。同様に、図7Cに示された如く円筒状衝撃部材40は下方に移動されることで、容器10のキャビティ18がデバイス22内に受容されるのを許容する。図7Cに示された如く、トリガ42を更に回転するとスプリング52は更に圧縮される。図7Dに示された如く、一定の箇所でトリガ42の端部44はレバー・アーム34を通過移動する。図7Dに示された如く、この箇所にてスプリング52はレバー・アーム34を強制的に閉成位置へと復帰移動させ、其処で衝撃部材40はキャビティ18の側にて且つキャビティ18の直近のタブ20にて容器10に係合する。容器10を衝撃したとき、キャビティ18内の粉体を調整すべく衝撃波エネルギが提供される。
【0043】
図7Eに示された如くトリガ42は約180°回転され、其処で端部46はレバー・アーム34に接触する。この様にして衝撃部材40は下降されることで、容器10はデバイス22から取出され得る。次に容器10は、吸入に先立ち粉体をエアロゾル化すべくエアロゾル化デバイスに挿入され得る。
【0044】
図8は、図9のエアロゾル化装置62などのエアロゾル化装置内へと取入れられ得る衝撃メカニズム60を示している。エアロゾル化装置62は衝撃メカニズム60も取入れ乍ら、先に言及することで援用された米国特許第5,740,794号に記述されたエアロゾル化デバイスと多くの点で類似して構成され得る。但し本発明は、衝撃メカニズム60の使用をエアロゾル化装置62のみに限定することを意図しないことは理解される。
【0045】
装置62は、ハンドル68を用いて加圧気体を生成するピストンポンプ66と共に衝撃部材60が収容される基部64を備える。ピストンポンプ66からの加圧気体は管材72を介してエアロゾル化メカニズム70が受容することで、容器10からの粉体を抽出してエアロゾル化する。エアロゾル化された粉体は、粉体を吸入するためのマウスピース76を有する捕捉チャンバ内へと射出される。基部64は、容器10が挿入される開口78も含む。
【0046】
容器10が開口78へと挿入されたとき、該容器10は容器ホルダ80(図8参照)内に受容される。容器ホルダ80を上方に移動するためには、基部64から延在する(図では隠れている)親指用トグルスィッチが押圧され得る。それを行う際に、容器10はエアロゾル化メカニズム70と連結されるまで開口78内で上方に移動される。次に起動ボタン80が操作され、容器10内の粉体をエアロゾル化して粉体を捕捉チャンバ74内へと射出するエアロゾル化メカニズム70へと加圧気体が放出される。
【0047】
次に図8に戻り、衝撃メカニズム60の構造を記述する。容器ホルダ80に対して枢動点82にてはレバー・アーム84が枢動可能に連結される。またレバー・アーム84には、容器10を受容するキャビティ86が形成される。更に、容器10を衝撃してその粉体を調整すべく、衝撃部材88が配備される。レバー・アーム84を図8に示された位置に付勢すべく、ホルダ80とレバー・アーム84との間にはスプリング90が位置される。
【0048】
基部64(図9も参照)からは、矢印により示された如く衝撃メカニズム60が上方に移動されるときにレバー・アーム84と係合する突起92が延在する。好適には、衝撃メカニズム60を揚動すべくエアロゾル化装置62の上記親指用トグルスィッチが押圧され得る。それを行う際にレバー・アーム84は、突起92と係合したときに枢動される。故に、スプリング90が圧縮される。一定の箇所にてレバー・アーム84は突起92を通過移動し、其処でスプリング90は容器10に対して衝撃部材88を衝当させることで粉体を調整する。上記親指用トグルスィッチを更に移動すると容器10がエアロゾル化メカニズム70(図9参照)と係合されると共に加圧気体が放出され、前述の如く容器10から粉体が抽出される。この様にして、粉体の調整はエアロゾル化プロセスの一部として生ずると共に、エンドユーザは視認不能である。
【0049】
衝撃メカニズム60により付与される力は、スプリング90の性質およびスプリング圧縮の量に依存して変更され得る。ひとつの見地において衝撃メカニズム60は、約0.01 lbf−インチ乃至約0.3 lbf−インチの範囲の衝撃エネルギを生成すべく構成され得る。
【0050】
容器10内で粉体を調整する別の手法は、振動エネルギを用いることである。図10および図11には、振動エネルギが供給され得る二つの例が示される。図10にて容器10は、二つの挟持部材96および98間に挟持され、示された如くクランプ96は固定して保持される。クランプ98に対しては圧電ロッド100が位置されると共に、示された如く該ロッドは逆端にて固定される。ロッド100に対して電圧が印加されたとき、該ロッドは矢印により示された如く伸縮する。結果的なクランプ98の変位は小さく、高揺動力となる。たとえば揺動電力は、約10ミリワット乃至約50ミリワットの範囲とされ得る。更にロッド98は、容器10内の粉体を調整すべく約0.5秒乃至約10秒の範囲の時間に亙り振動され得る。
【0051】
図11において容器10は、一対のクランプ102および104間に挟持される。示された如くクランプ102は一端で固定される。示された如くクランプ104には、周縁部が固定もしくは挟持された円形圧電部材106が接触する。示された如く、電圧が印加されたときに圧電部材106は上下に振動し、容器10に対してクランプ104を揺動させる。
【0052】
図10および図11に示された方式は、エアロゾル化装置に好適に取入れられ得る。斯かる場合に上記挟持部材は、容器が装置に挿入された後で該容器を挟持すべく構成され得る。たとえば上記装置は、容器の挿入時に自動的に容器を挟持して振動エネルギを提供すべく構成され得る。代替的に上記装置は、容器を挟持すべくユーザにより操作されるボタンを含み得る。いずれの場合も上記装置は、電圧の印加を制御するプロセッサを含み得る。この様にして上記プロセッサは、操作毎に一定時間だけ容器が振動される如くプログラムされ得る。
【0053】
図12A乃至図12Cは、容器10に対してエネルギ・パルスを提供する別の方式を示している。この方式は、エアロゾル化装置の一部としてまたは別体の調整デバイスとして包含され得る突起108を使用する。最初に図12Aに示された如く、突起108の下方に容器10が位置される。次に図12Bに示された如く、容器10は突起108と係合するまで上方に移動される。この上方移動は好適には、前述と同様な様式で容器がエアロゾル化メカニズム内へと移動されるプロセスの一部とされ得る。容器10が突起108を通過移動するとき(図12C参照)、容器10は突然に解放されて該容器10が振動されると共に粉体が調整される。
【0054】
図13および図14は、粉体調整デバイスの別実施例120を示している。示された如くデバイス120は、スタンドアロン・システムである。但し、先の実施例により記述されたのと類似した様式でデバイス120が粉体散布デバイスに取入れられ得るのは理解される。
【0055】
デバイス120はキャリア122を備えるが、該キャリアはデバイス120の他の構成要素に対するキャリアもしくはハウジングの役割を果たすと共に粉体散布デバイス内にデバイス120を取入れ得る好適な構造を提供する。キャリア122の頂部には保持器124が位置され、キャリア122内への容器の挿入を促進する。
【0056】
デバイス120は更に、枢動点128にてキャリア122に枢動可能に連結されたアーム126を含む。また、保持器124に向けてアーム126を付勢すべく圧縮スプリング130が採用される。アーム126は、以下に記述される如くキャリア122内に(不図示の)容器が完全に挿入されたときに該容器のキャビティが受容される凹所領域132を含む。キャリア122に対してはピン134によりラッチ136も枢動可能に連結されるが、該ラッチ136は、該ラッチ136が枢動されるときにキャリア122の一対のスロット140内で移動し得る一対のアーム138を有する。ラッチ136はまた、アーム126を以下に記述される如きエネルギ蓄積位置に保持すべく採用された繋止部材142も含んでいる。以下に記述される如く上記エネルギ蓄積位置からのアーム126の解除を許容すべく、トリガ144も配備される。該トリガ144は斜面部145を含み、該斜面部上を繋止部材142が摺動し得る。トリガ144を側方に付勢すべく、スプリング146が採用される。
【0057】
次に図15乃至図22を参照し、容器150内の粉体を調整すべきデバイス120の動作を記述する。容器150がキャリア122内に挿入されると、該容器はラッチ136のアーム138に係合する(図15参照)。容器150を更に挿入すると、ラッチ136は図16に示された如く枢動され、繋止部材142はトリガ144を捕捉する準備ができる。容器150の箱部(tub)151はアーム126の斜面部152に接触し、スプリング130の付勢(図14参照)に抗してアーム126を枢動させる(図17参照)。図18に示された如く繋止部材142はトリガ144上を移動することで、スプリング130が圧縮されるというエネルギ蓄積位置へとアーム126を固定する。
【0058】
容器150がキャリア122内に更に挿入されると、容器150は図19に示された如くトリガ144と接触し、図20に示された如くスプリング146(図14参照)の付勢に抗してトリガ144を繋止部材142から離間すべく摺動させる。容器150が更に挿入されると、繋止部材142はトリガ144を離間し(図21参照)、図22に示された如くスプリング130により生成される力によりアーム126は直ちに容器150を衝撃する。図22の位置においてアーム126および容器本体12は容器150を所定位置に固定することから、容器150は所定位置に固定され乍ら該容器150からの粉体は抽出かつエアロゾル化され得る。
【0059】
別実施例に依れば容器は、たとえば容器のパッケージ化の間であって搬送に先行し、少なくとも一つのエネルギ・パルスの付与に先立ち低周波振動に委ねられ得る。たとえば容器は振動台もしくは設備上にて、該容器を所定量の粉体で被覆するに十分であるという典型的には約10分、好適には約0.01乃至約10分以内という時間に亙り、約1kHz未満、好適には約0.01Hz乃至約500Hz、更に好適には約1Hz乃至約150Hzの周波数にて振動され得る。低周波振動を付与する他の技術としては、オーディオ・スピーカ、金属彫刻機(metal engraver)などの使用が挙げられる。この低周波振動は、容器の壁部に所定量の粉体を被覆することで容器内の粉体を事前調整する。引き続き、斯かる事前調整された容器に対して少なくとも一つのエネルギ・パルスを上述の方法のいずれかにより付与すると、容器から更に大量の粉体が散布する結果となる。
【0060】
本発明の別の見地において、容器内にパッケージ化された粉体は、各容器が保管される収納器もしくは他のパッケージ材料からの取出し時に調整され得る。この様にして容器は、当業界で一般的である如く製造の時点でパッケージもしくは他の収納器内に載置され得る。但し上記パッケージは、該パッケージから容器を取出すときに該容器内の粉体を調整するメカニズムを含み得る。この様にして容器を保管および搬送すべく且つエアロゾル化デバイス内への当該容器の載置に先立ち粉体を調整すべく、使い捨て式の容器パッケージが使用され得る。斯かるパッケージの使用は好適である、と言うのも、エアロゾル化に先立ち粉体が調整されるからである。
【0061】
次に図23を参照し、斯かる粉体調整デバイスの一実施例160が記述される。デバイス160は、基部162と、ヒンジ166により基部162に枢動可能に連結されたカバー164とを備える。選択的に基部162は、プラットフォーム168に連結され得る。図23に示された如くデバイス160は、基部162およびカバー164が外枠170を画成する閉成位置に在る。
【0062】
図24に最適に示される如く、基部162に容器174を連結すべく連結機構172が採用される。容器174は、頂端部176と、該頂端部176の下方に位置されたキャビティ178であって調整されるべき粉体が充填されたキャビティ178とを有する。キャビティ178からはタブ180が延在し、連結機構172に連結される。タブ180は好適には、エアロゾル化デバイスへの挿入が準備されたときに該タブ180が連結機構172から除去され得る如く切込み形成され得る。連結機構172は好適には、容器174を外枠170内に適切に位置決めするための位置決めピンを含み得る。更に、外枠170の内容を視認化すべく、視認窓が配備され得る。
【0063】
カバー164に対してはフック182が連結される。カバー164が図24に示された如く開き位置へと移動されるとき、フック182は容器174に係合して該容器174を上方に移動する。カバー164が更に開かれると、容器174はフック182を通過移動し、容器174は基部162の突出表面184に係合するまで下方へと弾性移動する。キャビティ178が表面184に衝当すると、キャビティ178内に保持された粉体に対してエネルギが供給されることで該粉体を調整する。粉体に供給されるエネルギ量は、容器174を構築すべく使用される材料の特性もしくは厚みを変更することで変更され得る。粉体に供給されるエネルギは更に、容器174と表面184との間の距離ならびにフック182のサイズを調節することで変更され得る。
【0064】
故に容器174は、製造の時点で外枠170内に載置され得る。そのときにデバイス160は、使用の準備ができるまで容器174を搬送もしくは保管するパッケージとして機能し得る。斯かる時点でカバー164は、容器174に対するアクセスを得るべく揚動される。それを行う際に容器174内の粉体は、前述の如く調整される。次に容器174が外枠170から取出され、粉体のエアロゾル化のためにエアロゾル化デバイス内に載置され得る。図示されてはいないが、カバー164が開かれるときに各容器内の粉体が同時に調整される様に複数の容器を保持すべく粉体調整デバイス160が改変され得ることは理解される。
【0065】
次に図25および図26を参照し、粉体調整デバイスの別実施例186を記述する。粉体調整デバイス160と同様にデバイス186は、使用の準備ができるまで容器を保持すべく使用されるパッケージとして機能し得る。デバイス186は、基部188と、ヒンジ192により該基部188に枢動可能に連結されたカバー190とを備える。選択的に基部188は、プラットフォーム194に連結され得る。
【0066】
基部188に対してはまたヒンジ192により、連結機構196も枢動可能に連結される。連結機構196は、容器174が連結されるホルダ198を含む。連結機構196に対しては、片持梁200も連結される。この様にして片持梁200は、(容器174を保持する)連結機構196と共に枢動する。カバー190に対してはアーム202が取付けられるが、該アーム202は、図26に示された如き開き位置へとカバー190が移動されるときに連結機構196に係合すべく構成された(図では隠れている)突出タブを含む。基部188に対しては、部分的に片持梁200と交差して延在するラッチ204が摺動可能に連結される。容器174にアクセスすべくユーザがカバー190を開くと、アーム202上の突出タブが連結機構196を回転させる。それを行う際に、ラッチ204が片持梁200に係合し乍ら容器174も回転する。カバー190の更なる回転時に、片持梁200はラッチ204から係合解除されて上方に弾性移動し、容器174のキャビティ178に衝当する。粉体に供給されるエネルギ量は、片持梁200の剛性および/または容器174の構成に依存して制御され得る。容器174内の粉体の調整に続き、たとえば切込ラインに沿った容器174の裂開などにより該容器174は連結機構196から除去され得る。次に容器174は、エアロゾル化デバイス内に載置され得る。
【0067】
デバイス186の最終作製を促進すべく、ラッチ204は基部188に摺動可能に連結される。より詳細には、容器174が挿入されてカバー190が閉じられた後、ラッチ178は片持梁200上に配置される様に図26に示された位置へと移動され得る。他の実施例と同様に、連結機構196は複数の容器を保持すべく採用され得ると共に、カバー190を開くときに各容器内の粉体を調整すべく複数のラッチが使用され得る。
【0068】
次に図27および図28を参照し、粉体調整デバイスの更なる別実施例206を記述する。粉体調整デバイス160および186と同様に、デバイス206は容器を保管かつ搬送する場合に使用され得る。容器が取出された後、デバイス206は廃棄され得る。デバイス206は、基部208と、ヒンジ212により基部208に枢動可能に連結されたカバー210とを備える。閉じ位置に在る場合にカバー210および基部208は、容器174が保持される外枠214を画成する。選択的に基部208は、プラットフォーム216に連結され得る。基部208は好適には、容器174が該基部208に連結されたときに容器174を適切に整列するピン218を含む。
【0069】
基部208に対してはラッチ220が摺動可能に連結され、カバー210に対してはスプリング222が連結される。図27に最適に示される如く、容器174が基部208に取付けられた後、カバー210が閉じられる。それを行う際にスプリング222の端部224はラッチ220に係合する。カバー210が更に閉じられたとき、スプリング222はカバー210に向けて上方に押しやられて該スプリングが”負荷”される。完全に閉じられたとき、閉じ位置にカバー210を保持すべく捕捉部226がノッチ228に係合する。
【0070】
ユーザが容器174を使用する準備ができたときにラッチ220は基部208に対して摺動され、端部224からラッチ220が係合解除される。それを行う際にスプリング220は図27に示された如く下方に弾性移動して容器174を衝撃する。それを行う際に容器174内の粉体は調整される。次にカバー210は図28に示された開き位置へと移動され得ると共に、容器174が取出される。次に容器は、エアロゾル化のためにエアロゾル化デバイス内に載置され得る。他の実施例と同様に、複数の容器内の粉体を同時に調整すべく外枠214内には複数の容器が保持され得ることは理解される。更に、粉体に供給されるエネルギ量は、スプリング222のバネ定数を変更することで変更され得る。
【0071】
次に図29を参照し、粉体調整デバイスの別実施例250を記述する。粉体調整デバイス250は、別体のエアロゾル化デバイスによりエアロゾル化されるべき所定量の粉体を各々が保持すべく積層された複数の容器256を保管するための内部254を有するハウジング252を備える。各容器256は、各容器を相互から離間するスペーサ258上に保持される。底部スペーサ258は、各容器256に対して上向きの力を付与するスプリングもしくは(不図示の)他の付勢メカニズムを利用する前進メカニズム262のインデックス・プレート260の頂部に着座する。この様にしてひとつの容器がハウジング252から取出されると各容器256は上方に前進されることから、次の容器が以下に記述される如く処理される。
【0072】
ハウジング252に対しては枢動ピン264によりトリガ266が枢動可能に連結される。トリガ266に対しては、枢動ピン270により押板268が枢動可能に連結される。図29に示された如くトリガ266は、押板268が容器256の割出しを防止するという原位置に在る。押板268はまた、スプリング付勢された衝撃プレート272が下方へと解放されるのを防止するためにも使用される。衝撃プレート272は枢動ピン274によりハウジング252に枢動可能に連結されると共に、スロット276内を回転すべく構成される。押板268に対して衝撃プレート272を付勢すべく、(不図示の)スプリングが使用される。
【0073】
ユーザがひとつの容器256を取出す準備ができたとき、トリガ266は図30に示された供給位置へと引張られる。それを行う際に押板268は頂部容器を通過移動せしめられることから、前進メカニズム262は各容器256の積層物を上方に移動し得る。各容器が前進し始めた数分の一秒後、押板268は衝撃プレート272上の引込箇所278を通過する。引込箇所278が通過されると、衝撃プレート272は上記スプリングの力により下方へと枢動し、(頂部容器がまさに上方に移動しているときに)該頂部容器256を衝撃する。故に、トリガ266を上記供給位置へと引張ることにより頂部容器にはエネルギ・パルスが提供され、ハウジング252からの取出しに先立ち容器の粉体が調整される。
【0074】
図31に示された如くトリガ266は原位置に戻し移動され、押板268は(前進メカニズム262により上方へと割出された)頂部容器をハウジング252から部分的に外方へと押し出す。次にユーザは、供給された容器を把持してスペーサ258から取出し、該容器を粉体のエアロゾル化のためにエアロゾル化デバイス内に載置し得る。トリガ266を原位置に戻すと、同一のプロセスを反復することで積層物における次の容器が処理されて供給され得る。
【0075】
本発明は、明確化および理解を目的として詳述された。但し、添付の請求の範囲の有効範囲内において一定の変更および改変が実施され得ることは理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従い粉体を保持する容器の一実施例の底部斜視図である。
【図2】 エアロゾル化装置の高圧気体流への露出後に容器内に残存する粉体の百分率を示すグラフである。各容器には充填のみが為された容器(対照)、充填されて搬送された容器、および、充填されてから搬送され且つ衝撃デバイスにより処理された容器が含まれる。
【図3】 衝撃デバイスにより予め異なる量のエネルギが付与された各容器から放出された投与量を示すグラフである。各容器は、充填のみが為され(対照)、または、充填されてから標準的な搬送処置に委ねられた。
【図4】 図3の実験で使用された種々のエネルギ・レベルを示すグラフである。
【図5】 調整プロセスの間に一定の粉体を収容する容器を衝撃したときにエネルギ・レベルを増加した結果を示すグラフである。
【図6】 調整プロセスの間に一定の粉体を収容する容器に対して供給される振動エネルギの量を増加した結果を示すグラフである。
【図7】 粉体調整デバイスおよび該デバイス内に挿入された容器の上方斜視図である。
【図7A】 容器内の粉体を調整する図7の粉体調整デバイスの作用を示す図である。
【図7B】 容器内の粉体を調整する図7の粉体調整デバイスの作用を示す図である。
【図7C】 容器内の粉体を調整する図7の粉体調整デバイスの作用を示す図である。
【図7D】 容器内の粉体を調整する図7の粉体調整デバイスの作用を示す図である。
【図7E】 容器内の粉体を調整する図7の粉体調整デバイスの作用を示す図である。
【図8】 エアロゾル化装置に収容され得る粉体調整デバイスの側断面図である。
【図9】 図8の粉体調整デバイスを利用し得るエアロゾル化装置の斜視図である。
【図10】 粉体を調整すべく振動エネルギを用いる粉体調整デバイスの別実施例を示す図である。
【図11】 図10のデバイスの代替実施例を示す図である。
【図12A】 代替的な粉体調整方式の使用法の概略図である。
【図12B】 代替的な粉体調整方式の使用法の概略図である。
【図12C】 代替的な粉体調整方式の使用法の概略図である。
【図13】 粉体調整デバイスの代替実施例を示す図である。
【図14】 図13のデバイスの分解図である。
【図15】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図16】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図17】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図18】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図19】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図20】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図21】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図22】 容器内の粉体を調整する図13の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図23】 本発明に係る粉体調整デバイスの別実施例の斜視図である。
【図24】 作動時における図23の粉体調整デバイスを示す図である。
【図25】 本発明に係る粉体調整デバイスの更なる実施例の斜視図である。
【図26】 作動時における図24の粉体調整デバイスを示す図である。
【図27】 本発明に係る粉体調整デバイスの更なる別実施例の斜視図である。
【図28】 開き位置に在る場合の図27の粉体調整デバイスを示す図である。
【図29】 複数の容器を保持する本発明に係る粉体調整デバイスの実施例を示す図である。
【図30】 図29の粉体調整デバイスの動作を示す図である。
【図31】 図29の粉体調整デバイスの動作を示す図である。

Claims (8)

  1. 所定量の粉体を収容する閉塞チャンバを有する容器を受容し得るハウジングと、
    上記容器から粉体を抽出すると共に該粉体を気体流内に捕捉してエアロゾルを形成する、上記ハウジング内のエアロゾル化システムと、
    エアロゾル化に先立ち上記容器に少なくとも一つのエネルギ・パルスを提供し、上記チャンバを通して気体を流すときに該チャンバから粉体が抽出され得る効率を高めるメカニズムと、を備え、
    前記メカニズムは容器を迅速に衝撃すべく前記ハウジング内に配設された衝撃デバイスを備え、該衝撃デバイスは、スプリング負荷レバー・アームと、該レバー・アームを解放する解放装置とを備えており、
    さらに、
    繋止部材を有する枢動ラッチであって、容器が当該ラッチに抗して移動されるときに枢動する枢動ラッチと、斜面部を有するトリガとを備え、
    上記ラッチの上記繋止部材は該ラッチが枢動するときに上記斜面部上を摺動し得ることで、上記レバー・アームを枢動させて第一のスプリングを圧縮させ、且つ、該繋止部材を上記トリガに係合させて上記レバー・アームをエネルギ蓄積位置に固定しており、
    さらに、
    前記トリガと接触する第二のスプリングを更に備え、
    容器を更に移動すると該容器は上記トリガに係合して該トリガを前記繋止部材から離間移動することで前記レバー・アームを解放し、該レバー・アームは次に容器を衝撃する、粉体散布デバイス。
  2. 前記メカニズムは、前記ハウジングに作用的に取付けられたアームと、容器を移動させて該アームに一時的に係合させ乍ら該アームを通過して容器を移動させる移動可能プラットフォームとを備える、請求項1記載のデバイス。
  3. 前記メカニズムは、前記ハウジング内の振動要素であって少なくとも一時的に容器に接触すべく構成された振動要素を備える、請求項1記載のデバイス。
  4. 前記振動要素は圧電変換器から成る、請求項3記載のデバイス。
  5. 前記エアロゾル化システムは、患者が前記気体流を生成するのを許容すべく患者の口を受容し得るマウスピースを備える、請求項1記載のデバイス。
  6. 前記粉体は0.5μm乃至5μmの範囲の平均サイズを有する微細粒子である、請求項1記載のデバイス。
  7. 前記容器は前記チャンバから延在するタブを有する金属質本体を更に備えて成る、請求項1記載のデバイス。
  8. 前記エアロゾル化システムは前記チャンバを通って流れる気体に真空を適用する、請求項1記載のデバイス。
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