JP4916688B2 - 携帯情報端末及びデフラグ制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばハードディスクドライブ(HDD)を搭載した携帯情報端末と、デフラグ制御方法に関する。
従来より、ハードディスクドライブ(以下、単にHDDとする。)においては、その構造的な問題により、データの記録追加、消去等を繰り返していくうちに徐々にデータがHDD内の磁気ディスク上に連続して書き込まれなくなり、その結果、データが磁気ディスク上の様々な場所に細かく分割されて配置されるようになってくる。この現象は、データのフラグメント化(断片化)と呼ばれている。このようなデータのフラグメント化が進行すると、データへのアクセス時間が長くなり、機器の動作レスポンス(反応)が悪くなる等といった現象が現れてくる。なお、利用者は、データがフラグメント化されていることかどうかを直接検知することはできないが、上述したアクセス時間の長時間化や動作レスポンスの悪化により、間接的にフラグメント化の進行度合いを知ることは可能である。
なお、上記フラグメント化の進行による様々な問題の発生を避けるために、パーソナルコンピュータでは、いわゆる「デフラグ(デフラグメンテーション)」と呼ばれるフラグメント化解消用のアプリケーションを、時々手動若しくは自動(時間指定)で行うことが推奨されている。当該デフラグ作業を実行した場合、データのフラグメント化が解消され、データのアクセス時間や機器の動作レスポンスを改善することができる。
ところで、近年は、携帯電話端末等のような携帯情報端末へハードディスクドライブ(以下、単にHDDとする。)を搭載する動きが盛んになってきている。
携帯情報端末にHDDを搭載する場合にも、上述同様にデータがフラグメント化する現象が生じる可能性がある。特に、HDDを搭載した携帯情報端末において、データのフラグメント化が進行すると、動作レスポンスが悪化するだけでなく、HDDへのアクセス時間が長くなるために消費電力が増加してしまい、その結果、バッテリーの容量減少が早くなる(つまりバッテリーの持ちが悪くなる)ことになる。
もちろん、HDDを搭載した携帯情報端末において、パーソナルコンピュータのようにデフラグ用のアプリケーションを持ち、それを例えば手動で実行させることにより、上述した動作レスポンスとアクセス時間を改善することも可能である。しかしながら、デフラグ処理には、通常、数分から数十分以上の時間がかかり、また、その間は動作電流が高いHDDを動作させ続けることになる。このため、携帯情報端末では、バッテリーの残容量に十分注意しながらデフラグ処理を行う必要がある。
このようなことから、一般の人々に使われるような携帯情報端末では、利用者に対して、上述のようにバッテリー残容量を気にしながら手動でデフラグ処理を行ってもらうことを望むのは現実には難しいと言わざるを得ない。
特開2001−147784号の公開特許公報(特許文献1)には、2次電池により動作する電子装置の自動デフラグ装置において、2次電池の充電開始を検出した場合に、当該電子装置の内部または外部の記録媒体のデフラグ処理を開始することにより、2次電池の残量に影響を受けることなく記録媒体に対してデフラグ処理を自動的に行うことを可能とした自動デフラグ装置が開示されている。
また、特開2004−295755号の公開特許公報(特許文献2)には、情報記録媒体を装着可能となされた携帯用の情報記録再生装置において、情報記録再生装置をクレードルへ装着したときに、当該情報記録再生装置への充電を開始すると同時に、情報記録媒体のデフラグメンテーションを実行するか否かをユーザに求める警告表示を行い、ユーザからの実行指示に応じてデフラグメンテーションを実行するようになされた情報記録再生装置が開示されている。
特開2001−147784号公報(図1) 特開2004−295755号公報(図1)
上記特開2001−147784号の公開特許公報に記載された技術の場合、デフラグ処理の開始は、充電を開始するかどうかのみに頼ったものであり、デフラグ処理が不要な場合にも処理が開始されてしまうため、HDDへの負担が大きくなる。また、充電開始を検出してデフラグ処理を実行するようになされているため、例えば内部抵抗が高い外部電源(電池)が接続されたときにも、充電が開始されたと誤検出してしまい、その結果、デフラグ処理を開始してしまう可能性がある。すなわち、この公報記載の技術では、デフラグ処理を開始させるための条件設定が不充分であると考えられる。
また、上記特開2004−295755号の公開特許公報に記載された技術の場合も同様であるが、情報記録再生装置をクレードルに載せたことを検知した時に、デフラグメンテーションの実行の可否をユーザに問うようになされているため、デフラグという作業について不慣れなユーザにとっては、面倒でありかつ不案内な作業の可否を答えなければならず、これだけでは実用的に問題があると考えられる。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、不要なデフラグ処理が実行されることを無くすことができ、また、利用者の手を煩わせることなく、かつ、利用者に対して面倒な判断を求めることなく、より効率的にデフラグ処理を実行可能となされた携帯情報端末及びデフラグ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の携帯情報端末は、ハードディスクドライブとバッテリを搭載した携帯情報端末であり、ハードディスクドライブの記録ディスクに対するファイルデータの書き込み/読み出しアクセスの少なくとも何れかのアクセスがなされ、そのアクセスされたファイルが、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルである時に、当該ファイルのフラグメント状態を調査し、そのフラグメント状態の調査によりフラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、フラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、デフラグが必要であると判定するデフラグ要否判定部と、デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグを実行するデフラグ制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の携帯情報端末は、ハードディスクドライブとバッテリを搭載した携帯情報端末であり、ハードディスクドライブの記録ディスクを複数に分割した各分割領域について、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査し、そのフラグメント状態の調査によりフラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、各分割領域内でフラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、当該分割領域についてデフラグが必要であると判定するデフラグ要否判定部と、デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定された分割領域の数が、全分割領域数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になっており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグを実行するデフラグ制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明のデフラグ制御方法は、バッテリ駆動される携帯情報端末のハードディスクドライブのデフラグ制御方法であり、ハードディスクドライブの記録ディスクに対するファイルデータの書き込み/読み出しアクセスの少なくとも何れかのアクセスがなされ、そのアクセスされたファイルが、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルである時に、当該ファイルのフラグメント状態を調査するステップと、フラグメント状態の調査結果に基づいて、フラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、フラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、デフラグが必要であると判定するステップと、デフラグの必要性判定のステップにおいてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時にデフラグを実行するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明のデフラグ制御方法は、バッテリ駆動される携帯情報端末のハードディスクドライブのデフラグ制御方法であり、ハードディスクドライブの記録ディスクを複数に分割した各分割領域について、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査するステップと、フラグメント状態の調査結果に基づいて、フラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、各分割領域内でフラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、当該分割領域についてデフラグが必要であると判定するステップと、デフラグの必要性判定のステップにおいてデフラグが必要であると判定された分割領域の数が、全分割領域数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になっており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時にデフラグを実行するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、ハードディスクドライブへのアクセス時などの所定のタイミングで、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査し、その調査結果に基づいてデフラグの必要性を判定しておくようになされている。したがって、デフラグが不要であるにもかかわらず、デフラグが行われてしまうようなことはない。
本発明によれば、ハードディスクドライブへのアクセス時などに、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査することでデフラグの必要性を判定しておくようになされており、デフラグが必要であると判定されている時には、電源電圧が所定の条件を満たしている時にデフラグを実行するようになされているため、不要なデフラグ処理が実行されることが無く、また、利用者の手を煩わせることなく、且つ、利用者に対して面倒な判断を求めることなく、より効率的にデフラグ処理を実行することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の携帯情報端末及びデフラグ制御方法の一実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、本発明の携帯情報端末の一例として、ハードディスクドライブ(HDD)を搭載した携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔HDDの基本機械構造〕
図1には、本発明の実施形態の携帯電話端末に搭載されるHDDの筐体内部の概略的な基本機械構造を示す。なお、図1の(A)はHDD内部構成の概略的な斜視図を示し、図1の(B)は概略的の側面図を示している。
図1において、磁気ディスク10は、例えばガラスやアルミニュウム等のディスク基板の両面に磁気記録層が形成されている。そして当該磁気ディスク10は、スピンドルモータ25により高速回転可能となされている。
磁気ヘッド20及びスイングアーム22は、上記磁気ディスク10の一方の記録面(以下、第一面と呼ぶ。)側に配され、磁気ヘッド21及びスイングアーム23は、磁気ディスク10の他方の記録面(以下、第二面と呼ぶ。)側に配されている。
スイングアーム22,23は、一方の端部にそれぞれ磁気ヘッド20,21が配設されており、他方の端部がアクチュエータ24の回転軸に固定されている。したがって、スイングアーム22,23の一方の端部に配設されている磁気ヘッド20,21は、アクチュエータ24が回転駆動された場合に、その回転に連動して、磁気ディスク10上を半径方向に移動することになる。
この図1に示したHDDにおいて、データの書き込みや読み出しを行う場合には、スピンドルモータ25により磁気ディスク10を高速回転させることで当該磁気ディスク10表面に強い空気の流れを発生させ、その空気の流れを利用して磁気ヘッド20,21をディスク表面から非常に狭い一定間隔だけ浮上させるようにし、その状態で、アクチュエータ24を駆動させて上記磁気ヘッド20,21を磁気ディスク10表面の所望のトラック上に正確に合わせる。そして、それら磁気ヘッド20,21により、データの書き込みや読み出しを行う。
なお、図1の例のHDDでは、磁気ディスクの両面にデータを読み書きする構造としているため、磁気ヘッドもディスクの表裏に1個ずつ設けているが、もちろん、磁気ヘッドを1個のみ設け、磁気ディスクの片面のみのデータを読み書きする構造のHDDや、逆に、磁気ディスクと磁気ヘッドをそれぞれ複数設ける構造のHDDであってもよい。
〔携帯電話端末の内部構成〕
図2には、上述したHDDを搭載した本実施形態の携帯電話端末の概略的な内部の機能ブロック構成を示す。
この図2において、データラインは、音声データや電子メールデータ、画像データなの各種データを伝送するための伝送ラインである。
制御ラインは、CPU(中央処理ユニット)により構成されている制御部30からの制御データなどの各種制御情報を伝送するための伝送ラインである。
アンテナ32は、例えば内蔵アンテナであり、通信回路31に接続され、信号電波を送受信するのに用いられる。
通信回路31は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。
ここで、上記アンテナ32及び通信回路31にて受信された通話音声データは音声処理部40へ送られ、それ以外の受信データは、制御部30へ送られて処理された後、必要に応じて当該制御部30から各部へ送られる。なお、通話音声以外の受信データは、パケット通信にかかるデータであり、例えば電子メールデータ、動画像や静止画の画像データ、音楽等のデータ、HTML(Hyper Text Markup Language)データ、プログラムコードのデータ等を挙げることができる。
上記アンテナ32及び通信回路31から通話音声データが供給された時の音声処理部40は、当該通話音声データを復号化し、その復号化後の通話音声データをアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号をスピーカ46へ送る。
スピーカ38は、増幅器を含み、供給されたアナログ音声信号を増幅した後、その音声信号を可聴音声に変換して外部に出力する。これにより、スピーカ38からは通話音声が出力されることになる。
マイクロホン39は、増幅器を含み、入力音声をアナログ音声信号に変換すると共に増幅し、さらにそのアナログ音声信号を音声処理部48に送る。
上記マイクロホン39から通話音声信号が供給された時の音声処理部40は、その通話音声信号をディジタル音声データに変換した後に符号化し、さらにその符号化後の通話音声データを通信回路31へ送る。これにより、アンテナ32からは通話音声信号が送信されることになる。
表示部33は、携帯電話端末の筐体に設けられたメインディスプレイ及びサブディスプレイの両者を含み、それらメインディスプレイ,サブディスプレイの液晶ディスプレイ等の表示デバイス及び表示駆動回路を備え、それら上記ディスプレイ上に画像や文字等を表示する。
操作部34は、携帯電話端末の筐体に設けられたテンキーや発話キー、終話/電源キー、カメラ撮影用のシャッターキー、クリアキー、文字種変換キー等の各キー操作子、ジョグダイヤル、それら各キー操作子やジョグダイヤルが操作されたときの操作信号を発生する操作信号発生器とからなる。
画像処理部41は、内蔵メモリや図示しない外部メモリインターフェースを介して外部メモリから読み出された圧縮符号化されている画像データが供給された時には、その画像データの伸張復号化等の再生処理を行い、その伸張復号後の画像データをデータラインを介して表示部33へ送る。また、画像処理部41は、図示しないカメラ部により撮影された静止画像や動画像のデータの圧縮等を行い、制御部30による制御の元で、その静止画像や動画像のデータをHDD42へ送って記憶させる。
HDD42は、前述した本実施形態のHDDであり、例えばアドレス帳データ、メモ帳データ、電子メールデータ、スケジュールデータ、文字や予測変換の候補単語のユーザ登録データや予測変換の学習データ、カメラ部により撮影した画像データ、録音機能により録音した音声データ、外部インターフェースを介して取り込んだ画像,音声,音楽,その他のデータやプログラムコード、通信機能を介して受信した画像,音声,音楽,その他のデータやプログラムコードなどを保存可能な記録手段である。
メモリ35は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部30が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、フォントデータ、辞書データ、着信音やキー操作音,アラーム音用の報知音データ、メニュー表示等を行うためのプログラム、電子メールの作成や編集等を行うためのアプリケーションプログラム、画像や音声に対して様々な処理を行うためのアプリケーションプログラム、電子ゲームのアプリケーションプログラム、本実施形態にかかるデフラグ制御用のアプリケーションプログラム、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーションプログラム、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。上記ROMは、いわゆるNAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)のような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳や電子メールアドレス、ユーザのスケジュールデータ、画像データ、ダウンロードされた画像データや音楽データ、ダウンロードされた着信音,報知音データ、文字データや予測変換の候補単語の登録データや予測変換の学習データ、各アプリケーションプログラム、その他、各種のユーザ設定値等を新たに保存したり、消去したりすることも可能となされている。RAMは、制御部30が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。デフラグが実行されている時には、HDD42から読み出されたデータが当該RAMに一時的に格納されることになる。
電源部36は、充電用の端子から供給される充電電流をバッテリ37へ供給することにより、当該バッテリ37の充電を行う。また、電源部36は、バッテリ37から出力される電力を当該携帯電話端末の各部へ供給する。さらに、電源部36は、バッテリ37の電圧値の情報を制御部30へ送る機能も備えている。上記バッテリ37は、充電可能な2次電池である。
上記制御部30は、通信回路31における通信の制御、音声処理部40や画像処理部41の制御の他、本実施形態の携帯電話端末の各構成要素の制御や各種演算処理を行う。また、制御部30は、メモリ35に保存されている本実施形態にかかるデフラグ制御用のアプリケーションプログラムを実行可能となされている。なお、上記制御部30がデフラグ制御用アプリケーションプログラムを実行する際の当該携帯電話端末の動作の詳細については後述する。
その他、図2には図示を省略しているが、本発明の携帯電話端末は、ブラウザ機能、外部メモリインターフェース、外部ケーブル用コネクタ、赤外線通信機能、近距離無線通信機能、電子財布機能、カメラ機能、GPS(Global Positioning System)機能、LEDの発光機能、バイブレータ機能など、一般的な携帯電話端末が備えている各構成要素についても備えている。
〔デフラグの概要〕
図3と図4には、磁気ディスク10上にデータDが配列された状態を模式的に表している。
図3の例は、ファイルデータDが細かく断片化され、磁気ディスク10上の様々な位置に分散して記録されている状態、すなわち、データのフラグメント化が進行している状態を表している。この図3の例のように、磁気ディスク10上のデータDが各所に分散していると、一つのファイルのデータを読み出すために、磁気ヘッド(図1の磁気ヘッド20や21)を様々な位置に移動させてデータの読み出しを行わなければならず、読み出し時間が長くなってしまう。またそのため、HDDの消費電力もその分増えることになる。なお、図3の例は模式的に書かれているが、実際のディスク上でも略々同様な動作が起こり、データの状態によってはデフラグ処理を実行することが求められる。
一方、図4には、デフラグ処理を行うことで、図3の例のようにデータDが不必要に分割されること無くなり、磁気ディスク10上でデータDが可能な限り連続して書き込まれている状態を示している。この図4の例のように、ファイルのデータDが連続して書き込まれている場合、一つのファイルのデータDを読み出す際には、図3の例のように磁気ヘッドを頻繁に移動させること無しに、そのデータDを読み出すことができるようになり、その結果、ファイルデータDの読み出し時間を最小限に抑えることができることになる。
これら図3,図4の例からわかるように、データのフラグメント化が進行している場合にデフラグを行えば、データのアクセス時間や機器の動作レスポンスを改善することができ、バッテリの残容量の減少を抑えることが可能となる。
ところで、上記デフラグ処理は、例えば、磁気ディスク10上のデータDの配列をチェックし、断片化されたデータが多くなっているとき、つまりデータのフラグメント化が進行していることがわかったときにのみ実行することが望ましい。なぜならば、デフラグ処理は、磁気ディスク10上に既に書き込まれているデータを読み出し、そのデータを所望の場所に移動させる処理であり、データの読み出しと書き込みが頻繁に行われるため、実行に時間がかかり、また消費電力も大きくなるからである。逆に、断片化されたデータが少ない場合にデフラグ処理を実行しても、データのアクセス時間の短縮や機器の動作レスポンスの改善には殆ど効果がなく、さらに、デフラグ処理のためにはHDDを動作させなければならず、バッテリを消耗させることになるので好ましくない。
したがって、前述した従来技術のように、単純にバッテリを充電する都度、デフラグ処理を実行させることは殆ど意味は無く、充電完了までの時間を余分に延ばしてしまったり、ユーザに不要な作業を行わせたりするだけになる。
〔デフラグ処理の要否判別〕
ここで、上述したように不要なデフラグ処理を実行しないようにするためには、デフラグが必要か否かを判別しなければならない。
デフラグ処理が必要か否かを判別する場合、基本的には磁気ディスク上に記録されているファイルシステム情報を調べ、データの断片化状態を調べることが必要である。
具多的なファイルシステムとして、汎用のパーソナルコンピュータで一般的に使われているものとしては、FAT(File Allocation Tables)、FAT32、NTFS(New Technology File System)等がある。本実施形態のような携帯電話端末においても、HDDを導入する場合には、上記FAT若しくはFAT32等が使用されることが多いと考えられているので、以下、この例を用いて説明する。
上記FATを用いたファイルシステムは、磁気ディスク上に記録されているファイルの位置を、テーブル(表)形式で保持及び管理する方式が採用されている。なお、FAT32は、FATで扱える最大ファイルサイズを増やしたフォーマットであるため、基本的なファイル管理構造はFATと同じである。
したがって、上記FATに記述されている情報を調べれば、ファイルのディスク上の位置を調べることができ、さらには、そのファイルが断片化されているか、あるいは、連続した位置に記録されているのかを知ることができる。
このため、デフラグ実行の要否を決めるためには、上記FATを調べれば良いことになるが、例えば、磁気ディスク上のデータサイズが大きくなればなるほど、調べなければならないテーブル量は増大し、これを調査するための処理量も大きくなって行く。なお、磁気ディスク上の合計データサイズが比較的小さいうちであれば、FATを調べることで直ぐにデータのフラグメント化状況がわかり、デフラグ処理が必要か否かは直ぐに判断できる。
しかしながら、磁気ディスクの容量が大きくなり、大きなサイズのファイルが多数記録されるようになると、FAT自体のサイズも非常に大きくなり、その結果、FATを調べることでデフラグ処理が必要かどうかを判断するために必要な処理時間も増加することになる。なお、従来技術で述べたように、充電を行う度にそのようなデフラグの要否判定処理を行うことは処理量の増大を招き好ましくない。
このようなことから、本発明実施形態においては、大容量のHDDであっても、デフラグが必要な状態かどうかを簡単に判別する方法として、以下に述べる第1,第2の二つのデフラグ要否判別方法を用いることとする。
〔第1のデフラグ要否判別方法〕
先ず、第1のデフラグ要否判別方法について説明する。
通常、HDD動作時に磁気ディスク上でファイルの読み出し/書き込みが行われる度に、必ずFATが参照されるため、本発明実施形態の第1のデフラグ要否判別方法では、HDD動作等によりFATが参照された時、データのフラグメント化(断片化)の状態を同時に調査し、断片化状態がひどい場合、つまりディスク上でファイルのデータが殆ど連続しておらず分散配置されている場合には、その旨を示す所定の情報(以下、ファイル断片化インデックスと呼ぶことにする。)を、例えばFAT内或いは磁気ディスク上の所定の位置に記録しておくようにする。また、本実施形態の第1のデフラグ要否判定方法では、上記断片化の状態のチェック対象ファイルを、或る一定サイズ以上のファイルのみとする。すなわち、小さいファイルサイズのものがディスク上に分割配置されていても、データのアクセス時間には殆ど影響がないため、サイズの小さいファイルは無視し、或る一定サイズ以上のファイルのみを上記断片化状態のチェック対象ファイルとする。そして、本発明実施形態の第1のデフラグ要否判別方法では、上述したフラグメント化の状態調査により上記ファイル断片化インデックスが付加されたファイルの数が、予め定めた或る一定数以上或いは一定割合以上に増えた場合には、デフラグ処理が必要であると判断する。
より具体的に説明すると、本発明実施形態の第1のデフラグ要否判別方法では、ファイルサイズが例えば4KByte以上のファイルのみをチェック対象ファイルとしてフラグメント化状態をチェックし、断片化状態がひどいファイルについてはFAT等にファイル断片化インデックスを記録しておくようにし、例えば100個の調査対象ファイルのうち50個以上(つまり対象ファイル数の50%以上)にファイル断片化インデックスが付加された場合に、デフラグ処理の実行が必要であると判断する。
この第1のデフラグ要否判定方法によれば、HDDからの通常のファイル読み出し/書き込み処理時に、上記FATの参照による断片化状態の調査処理とそれに応じたファイル断片化インデックスの付加処理のような簡単な処理を行うだけで、デフラグ処理が必要になっているか否かを判定することが可能となる。
図5には、本発明実施形態の第1のデフラグ要否判定方法、つまりファイル単位でデフラグの要否を判定する方法のフローチャートを示す。なお、この図5に示すフローチャートの処理は、図2のメモリ35に保持されている本発明実施形態のデフラグ制御用のアプリケーションプログラムに含まれ、そのアプリケーションプログラムを図2の制御部30が実行することにより実現される。また、この図5のフローチャートでは、HDD42へのデータ書き込みがなされる時にのみフラグメント化の状態を調査するようにし、HDD42からのデータ読み出しの際にはフラグメント化の状態を調査しないことで調査処理時間と調査処理量の低減を図っている。
図5において、制御部30は、ステップS10の処理として、HDD42へファイルデータ書き込み処理が開始されると、ステップS11の処理として、そのファイルのデータサイズが予め定めたサイズ以上か否か、具体的には例えば4KByte以上か否かを判断する。このステップS11において、制御部30は、ファイルのデータサイズが4KByte以上であるときには、ステップS12へ処理を進め、4KByte未満であるときには、ステップS15へ処理を進める。
ファイルのデータサイズが4KByte未満であると判断されてステップS15の処理に進むと、制御部30は、当該ファイルをフラグメント化の状態判定調査の対象から除外し、そのまま当該ファイルのデータを磁気ディスク10へ書き込み、この図5のフローチャートの処理を終了する。
一方、ファイルのデータサイズが4KByte以上であると判断されたステップS12の処理に進むと、制御部30は、当該ファイルをフラグメント化の状態判定のチェック対象ファイルとし、そのチェック対象ファイルの数(以下、フラグメント化チェック対象ファイル数と呼ぶ。)のカウント値を一つプラス(1カウントアップ)する。このステップS12のカウントアップ処理後、制御部30は、ステップS13へ処理を進める。
ステップS13の処理に進むと、制御部30は、上記チェック対象ファイルのデータをHDD42へ書き込む処理を行う。このとき、制御部30は、FAT等を参照して当該チェック対象ファイルのデータをHDD42の磁気ディスク10上に配置して書き込む制御を行うため、当該チェック対象ファイルについてデータのフラグメント化の状態を自ら認識することができる。
次に、制御部30は、ステップS14の処理として、ステップS13にて認識したフラグメント化の状態を元に、上記チェック対象ファイルはデフラグ処理が必要なほどフラグメント化が進行しているか否か判断する。そして、デフラグ処理が必要無いと判断した場合には、この図5のフローチャートの処理を終了する。一方、デフラグ処理が必要であると判断した場合、制御部30は、ステップS16へ処理を進める。
ステップS16の処理に進むと、制御部30は、上記デフラグ処理が必要と判断したチェック対象ファイルについてFAT等にファイル断片化インデックスを付加すると共に、デフラグ処理が必要なチェック対象ファイルの数を表すデフラグカウントの値を一つプラス(1カウントアップ)する。
次に、制御部30は、ステップS17へ処理を進め、上記デフラグカウントと上記フラグメント化チェック対象ファイル数とに基づいて、デフラグ処理の要否判定を行う。具体的には、デフラグカウントの値(つまりデフラグ処理が必要なチェック対象ファイルの数)が、全フラグメント化チェック対象ファイル数の1/2(つまり全フラグメント化チェック対象ファイル数の50%)以上である場合には、ステップS18へ処理を進め、デフラグ処理が必要であると設定する。一方、デフラグカウントが全フラグメント化チェック対象ファイル数の1/2未満である場合には、ステップS19の処理を進め、デフラグ処理は不要であると設定する。
なお、ステップS17でのデフラグ処理の要否判定の際には、HDD42の磁気ディスク10上の全データサイズがある一定以上であるか否かという条件も加えるようにしても良い。すなわち、HDD42の磁気ディスク10上の全データサイズが一定未満である場合(少ない場合)にはデフラグは不要であると考えられるため、HDD42の磁気ディスク10上の全データサイズがある一定以上で且つ、デフラグカウントが全フラグメント化チェック対象ファイル数の1/2以上であるときにステップS18へ処理を進めるようにしても良い。
上述した第1のデフラグ要否判定方法では、デフラグが必要か否かを、ファイル断片化インデックスの数に基づいて行うようにしたが、例えばパーセンテージ等の定量的な数値に基づいてデフラグの要否を判断するようにしても良い。
〔第2のデフラグ要否判別方法〕
次に、第2のデフラグ要否判別方法について説明する。
上述した第1のデフラグ要否判別方法では、ファイル単位でデフラグの要否を判定するようにしたが、本実施形態の第2のデフラグ要否判別方法では、磁気ディスク10の全記録領域を仮想的に幾つかの領域に分割し、何らかのタイミング例えば充電のタイミングで、それら各分割領域のうちの一つのみについてデフラグ処理が必要か否かを調査し、デフラグ処理が必要であれば、当該分割領域についてデフラグが必要であることを示す所定の情報(以下、分割領域デフラグインデックスと呼ぶことにする。)を、例えばFAT内或いは磁気ディスク上の所定位置に記録しておくようにする。そして、当該第2のデフラグ要否判別方法では、このような処理を例えば充電の度に各分割領域に対して順番に実行するようにし、最終的にデフラグが必要かどうかを判断する。
より具体的に説明すると、本発明実施形態の第2のデフラグ要否判別方法では、上記磁気ディスク10の全記録領域の記録容量が例えば8GByteであるとした場合、図6に示すように、その8GByteの記録領域を例えば1GByteずつ8個の分割領域Z1〜Z8に分けるようにし、例えば充電のタイミングで、それら各分割領域Z1〜Z8のうちの何れか一つの分割領域についてフラグメント化の状態を調査し、フラグメント化状態がひどい分割領域については、FAT等に分割領域デフラグインデックスを記録しておくようにする。そして、このような処理を充電の度に各分割領域に対して順番に実行するようにし、最終的に全ての分割領域のうち5個以上の分割領域について分割領域デフラグインデックスが付加されている場合には、デフラグ処理の実行が必要であると判断する。なお、図6は概略図であり、各分割領域Z1〜Z8の図中の実際の面積と各分割領域Z1〜Z8の実際の記録容量とは正確に対応しているわけではない。
この第2のデフラグ要否判定方法の場合、例えば充電の度に、各分割領域について上記FATの参照によるフラグメント化の状態調査処理とそれに応じた分割領域デフラグインデックスの付加処理のような簡単な処理を行うだけで、デフラグ処理が必要になっているか否かを判定することが可能となる。
図7には、本発明実施形態の第2のデフラグ要否判定方法、つまり分割領域単位でデフラグの要否を判定する方法のフローチャートを示す。なお、この図7に示すフローチャートの処理は、図2のメモリ35に保持されている本発明実施形態のデフラグ制御用のアプリケーションプログラムに含まれ、そのアプリケーションプログラムを図2の制御部30が実行することにより実現される。
図7において、制御部30は、ステップS30の処理として、携帯電話端末の充電開始等のタイミングで、上記全分割領域のうちの一つの分割領域について、その分割領域についてフラグメント化の判定処理を開始し、ステップS31の処理として、その分割領域内の各データファイルのフラグメント化の状態を調査する。
次に、制御部30は、ステップS32へ処理を進め、ステップS31にて調査した分割領域についてデフラグ処理が必要なほどフラグメント化が進行しているか否か判断する。そして、制御部30は、その分割領域について、デフラグ処理が必要無いと判断した場合には、後述するステップS37へ処理を進め、一方、デフラグ処理が必要であると判断した場合には、ステップS33へ処理を進める。
ステップS33の処理に進むと、制御部30は、上記デフラグ処理が必要と判断した分割領域についてFAT等に分割領域デフラグインデックスを付加すると共に、デフラグ処理が必要な分割領域の数を表すデフラグカウントの値を一つプラス(1カウントアップ)する。
次に、制御部30は、ステップS34へ処理を進め、上記デフラグ処理が必要な分割領域の数を表すデフラグカウントと上記分割領域の総数とに基づいて、デフラグ処理の要否判定を行う。具体的には、上記分割領域の数を表すデフラグカウントの値(つまりデフラグ処理が必要な分割領域の数)が、総分割領域数の1/2より多い(つまり図6の例では5以上)である場合には、ステップS35へ処理を進め、デフラグ処理が必要であると設定する。一方、上記分割領域の数を表すデフラグカウントの値が総分割領域数の1/2以下(つまり図6の例では4以下)である場合には、ステップS36の処理を進め、デフラグ処理は不要であると設定する。
次に、制御部30は、ステップS37へ処理を進め、次回のデフラグ要否チェックを行う分割領域を決めるための更新処理を行う。すなわち例えば、今回チェックした分割領域が図6の分割領域Z1である場合、次回チェックする分割領域を図6の分割領域Z2とするような更新処理を行う。
なお、上述した第2のデフラグ要否判定方法では、デフラグが必要か否かを、分割領域デフラグインデックスの数に基づいて行うようにしたが、例えばパーセンテージ等の定量的な数値に基づいてデフラグの要否を判断するようにしても良い。
また、第2のデフラグ要否判定方法では、デフラグの必要性の調査を充電のタイミングで行う例を挙げたが、充電時に限らず、例えば電源電圧がある一定以上で、前回のデフラグ必要性のチェック時から一定時間が経過したタイミング等でデフラグの必要性調査を行っても良い。
〔デフラグ実行処理〕
本実施形態の携帯電話端末は、上述した第1或いは第2のデフラグ要否判定方法によりHDD42のデフラグの必要性をチェックした後、実際にデフラグ処理を実行可能か否かを、例えばバッテリ電源電圧と端末の使用環境等の条件に基づいて判断するようになされている。
具体的に説明すると、本実施形態の携帯電話端末は、上述の第1或いは第2のデフラグ要否判定方法にてデフラグ処理が必要である判断している場合には、さらに、端末の使用環境により消費電流が多くなっている時と少なくなっている時の双方の電圧差をチェックし、電源電圧が或る程度以上有り且つ上記双方の電圧差が少ないときにのみ、実際にデフラグ処理を実行可能な状態になっていると判断する。すなわち、消費電流が多い時と少ない時の電圧差が小さいということは、電源のバッテリの内部抵抗が小さいということ、つまりバッテリ残容量が充分に残っていることを表しており、この場合は消費電力の大きいHDD42を動作させてデフラグ処理を実行しても問題はなく、一方、消費電流が多い時と少ない時の電圧差が大きいということは、バッテリの内部抵抗が大きいということ、つまりバッテリ残容量が少なくなっていることを表しており、この場合、消費電力の大きいHDD42を動作させてデフラグ処理を行うと、バッテリの電圧降下及び消耗により、直ぐにHDD42を停止せざるを得ないような状態になってしまう。このため、本実施形態の携帯電話端末では、電源電圧が或る程度以上有り且つ上記双方の電圧差が少ないとき、言い換えると、バッテリ電源の内部抵抗が低く且つ電源電圧が充分高いときにのみ、実際にデフラグ処理を実行可能な状態になっていると判断する。
なお、上記消費電流が少ない時の電圧値としては、当該携帯電話端末がスタンバイ状態であるときの電圧値(例えば受信待ち受け状態にある時の電圧値)を挙げることができ、上記消費電流が多い時の電圧値としては、当該携帯電話端末が動作中であるときの電圧値(例えば電波送信中やHDD42動作中の電圧値)を挙げることができる。
本実施形態の携帯電話端末においては、それら電圧値の情報を電源部36から制御部30へ送るようになされており、当該制御部30が、上記電圧値の情報に基づいてバッテリ37の電圧と上記電圧差を求めると共に実際にデフラグ処理を実行可能な状態になっているかどうかの判断処理を行う。そして、当該携帯電話端末が例えば受信待ち受け状態や充電状態のようなスタンバイ状態である場合において、制御部30は、HDD42のデフラグ処理を実際に開始可能であると判断した時には、利用者からの指示を仰ぐことなく、自動的にデフラグ処理を開始する。
図8には、本実施形態の携帯電話端末が上述したデフラグ処理が実行開始可能か否かの判断に基づいてデフラグ処理を実行する際の処理の流れを示す。なお、この図8に示すフローチャートの処理は、図2のメモリ35に保持されている本発明実施形態のデフラグ制御用のアプリケーションプログラムに含まれ、そのアプリケーションプログラムを図2の制御部30が実行することにより実現される。
図8において、制御部30は、ステップS50の処理として、電源部36からの電圧値の情報によりバッテリ37の電圧は予め定められている電源電圧閾値以上であるか否か判定し、閾値未満であると判定した場合には当該図8のフローチャートの処理を終了し、一方、閾値以上であると判定した場合にはステップS51へ処理を進める。
ステップS51の処理に進むと、制御部30は、上記電源部36からの電圧値の情報により、消費電流が多い時と少ない時の双方の電圧差が予め定められている電圧差閾値以下であるか否か判定し、閾値より大きいと判定した場合には当該図8のフローチャートの処理を終了し、一方、閾値以下であると判定した場合にはステップS52へ処理を進める。
ステップS52の処理に進むと、制御部30は、当該携帯電話端末が例えば受信待ち受け状態や充電状態のようなスタンバイ状態であるか否か判定し、電波送信中やHDD42の動作中のようにスタンバイ状態でないと判定した場合には当該図8のフローチャートの処理を終了し、一方、スタンバイ状態であると判定した場合にはステップS53へ処理を進める。
ステップS53の処理に進むと、制御部30は、前述した図5のステップS18或いは図7のステップS35の処理にてデフラグ処理が必要であると設定されているか否か判定し、デフラグ処理は必要無いと設定さている場合には当該図8のフローチャートの処理を終了し、一方、デフラグ処理が必要であると設定されている場合にはステップS54へ処理を進める。
ステップS54の処理に進むと、制御部30は、デフラグ処理の実行を開始する。
その後、制御部30は、ステップS55にてデフラグ処理が完了したか否か判定し、デフラグ処理が完了していない時には、ステップS56にて、例えば利用者からの指示等によりデフラグ処理が途中終了されたか否か判定する。制御部30は、ステップS56にてデフラグ処理が途中終了されていない時には、ステップS55からステップS56の判定処理を繰り返し、ステップS55にてデフラグ処理が完了したと判定した時、若しくは、ステップS56にてデフラグ処理が途中終了したと判定した時には、ステップS57へ処理を進める。
ステップS55にてデフラグ処理が完了してステップS57の処理に進んだ場合、制御部30は、前述の図5で説明したファイル断片化インデックスやデフラグカウント値、デフラグ処理の要否設定情報等を初期値の戻す更新処理を行う。一方、ステップS56にてデフラグ処理が途中終了してステップS57の処理に進んだ場合、制御部30は、前述の図5で説明したファイル断片化インデックスやデフラグカウント値、デフラグ処理の要否設定情報等を、デフラグ処理の進行状況に合わせた値に更新する処理。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明実施形態の携帯情報端末によれば、第1のデフラグ要否判定方法若しくは第2のデフラグ要否判定方法により、適切なタイミングでHDD42のデフラグの要否判定を行い、更に、電源電圧と端末使用環境等の条件に基づいて、適切なタイミングでHDD42のデフラグを実行するようになされているため、不要なデフラグ処理が実行されることを無くすことができ、また、利用者の手を煩わせることなく、かつ、利用者に対して面倒な判断を求めることなく、より効率的にデフラグ処理を実行可能となっている。したがって本実施形態によれば、HDD42の記録状態を常に適切な状態に保つことが可能であり、データのアクセス時間や機器の動作レスポンスを改善することができるだけでなく、デフラグ実行時以外の端末の平均動作電流を下げることができるので、低消費電力化が可能となり、バッテリの残容量の減少を抑えることができるようになる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
例えば、本発明の携帯情報端末は、携帯電話端末に限定されず、HDDを搭載したPDA等の各種の携帯端末、カーナビゲームションシステム等の車載器にも適用可能である。
また、上述の実施形態では、第1のデフラグ要否判定方法と第2のデフラグ要否判定方法の何れかを用いる例を挙げたが、本発明はそれらを組みあわせることも可能である。
本発明実施形態の携帯電話端末に搭載されるHDDの筐体内部の概略的な基本機械構造を示す図である。 本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示すブロック図である。 データのフラグメント化が進行した状態を模式的に示す図である。 デフラグ処理によりデータが連続化された状態を模式的に示す図である。 本発明実施形態の第1のデフラグ要否判定方法のフローチャートである。 本発明実施形態の第2のデフラグ要否判定方法における分割領域の一例を模式的に示す図である。 本発明実施形態の第2のデフラグ要否判定方法のフローチャートである。 デフラグ処理が実行開始可能か否かの判断に基づいてデフラグ処理を実行する際の処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
10 磁気ディスク、20,21 磁気ヘッド、22,23 スイングアーム、24 アクチュエータ、25 スピンドルモータ、30 制御部、31 通信回路、32 アンテナ、33 表示部、34 操作部、35 メモリ、36 電源部、37 バッテリ、38 スピーカ、39 マイクロホン、40 音声処理部、41 画像処理部、42 HDD

Claims (13)

  1. ハードディスクドライブとバッテリを搭載した携帯情報端末において、
    上記ハードディスクドライブの記録ディスクに対するファイルデータの書き込み/読み出しアクセスの少なくとも何れかのアクセスがなされ、そのアクセスされたファイルが、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルである時に、当該ファイルのフラグメント状態を調査し、そのフラグメント状態の調査によりフラグメント化が進んでいると判断したファイルの数が、上記フラグメント状態の調査対象になる全ファイル数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、デフラグが必要であると判定するデフラグ要否判定部と、
    上記デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグを実行するデフラグ制御部と
    を有する携帯情報端末。
  2. 上記デフラグ要否判定部は、上記記録ディスク上の全データサイズが予め決めた一定サイズ未満であるか判定し、上記記録ディスク上の全データサイズが一定サイズ未満であるときには上記デフラグが不要であると判定する請求項1記載の携帯情報端末。
  3. 上記デフラグ制御部は、端末の消費電流が大きい時と小さい時の電圧差が所定閾値以下である時にバッテリの内部抵抗が低いと判断し、上記バッテリの内部抵抗が低く且つ電源電圧が所定閾値以上である時に、上記電源電圧が所定の条件を満たしている判断する請求項1記載の携帯情報端末。
  4. 上記デフラグ要否判定部は、上記記録ディスクへのデータ書き込みがなされるときにのみ上記フラグメント状態の調査を行う請求項1記載の携帯情報端末。
  5. 上記デフラグ制御部は、上記デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしており、さらに、当該端末がスタンバイ状態である時に、デフラグの実行を開始する請求項1記載の携帯情報端末。
  6. ハードディスクドライブとバッテリを搭載した携帯情報端末において、
    上記ハードディスクドライブの記録ディスクを複数に分割した各分割領域について、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査し、そのフラグメント状態の調査によりフラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、各分割領域内で上記フラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、当該分割領域についてデフラグが必要であると判定するデフラグ要否判定部と、
    上記デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定された分割領域の数が、全分割領域数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になっており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグを実行するデフラグ制御部と
    を有する携帯情報端末。
  7. 上記デフラグ要否判定部は、上記記録ディスク上の全データサイズが予め決めた一定サイズ未満であるか判定し、上記記録ディスク上の全データサイズが一定サイズ未満であるときには上記デフラグが不要であると判定する請求項6記載の携帯情報端末。
  8. 上記デフラグ要否判定部は、バッテリへの充電がなされた時に上記複数の分割領域のうち何れか一つの分割領域についてフラグメント状態の調査を行う請求項6記載の携帯情報端末。
  9. 上記デフラグ制御部は、端末の消費電流が大きい時と小さい時の電圧差が所定閾値以下である時にバッテリの内部抵抗が低いと判断し、上記バッテリの内部抵抗が低く且つ電源電圧が所定閾値以上である時に、上記電源電圧が所定の条件を満たしていると判断する請求項6記載の携帯情報端末。
  10. 上記デフラグ要否判定部は、上記記録ディスクへのデータ書き込みがなされるときにのみ上記フラグメント状態の調査を行う請求項6記載の携帯情報端末。
  11. 上記デフラグ制御部は、上記デフラグ要否判定部にてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしており、さらに、当該端末がスタンバイ状態である時に、デフラグの実行を開始する請求項6記載の携帯情報端末。
  12. バッテリ駆動される携帯情報端末のハードディスクドライブのデフラグ制御方法において、
    上記ハードディスクドライブの記録ディスクに対するファイルデータの書き込み/読み出しアクセスの少なくとも何れかのアクセスがなされ、そのアクセスされたファイルが、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルである時に、デフラグ要否判定部が、当該ファイルのフラグメント状態を調査するステップと、
    上記フラグメント状態の調査結果に基づいて、デフラグ要否判定部が、フラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、上記フラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、デフラグが必要であると判定するステップと、
    上記デフラグの必要性判定のステップにおいてデフラグが必要であると判定されており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグ制御部が、デフラグを実行するステップと
    を有するデフラグ制御方法。
  13. バッテリ駆動される携帯情報端末のハードディスクドライブのデフラグ制御方法において、
    上記ハードディスクドライブの記録ディスクを複数に分割した各分割領域について、デフラグ要否判定部が、記録ディスク上に断片化されて分散記録され得るデータサイズのファイルの内で、多数に断片化されて分散記録され得る所定サイズ以上のファイルのフラグメント状態を調査するステップと、
    上記フラグメント状態の調査結果に基づいて、デフラグ要否判定部が、フラグメント化が進んでいると判断したファイルデータの数が、各分割領域内で上記フラグメント状態の調査対象になる全ファイルデータ数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になった時に、当該分割領域についてデフラグが必要であると判定するステップと、
    上記デフラグの必要性判定のステップにおいてデフラグが必要であると判定された分割領域の数が、全分割領域数に対して所定割合以上、若しくは所定数以上になっており、且つ、少なくとも電源電圧が所定の条件を満たしている時に、デフラグ制御部が、デフラグを実行するステップと
    を有するデフラグ制御方法。
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