JP2007102688A - データ自動消去可能な記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、安全面に優れており、また、アクセス頻度の少ないデータの削除に手間を要さない、データ自動消去可能な記憶装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係わるデータ自動消去可能な記憶装置100は、メモリ部3、コントローラ部2を備えている。メモリ部3は、データの記憶、消去が可能である。コントローラ部2は、メモリ部3に記憶されている所定のデータの自動消去処理を実行可能である。ここで、自動消去処理とは、(i)所定のデータに対して、第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、所定のデータの消去処理を実施し、(ii)第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、所定のデータの消去処理は実施しない処理である。
【選択図】 図1

Description

この発明は、記憶装置に係る発明であり、特に、データの自動消去が可能な記憶装置に関するものである。
パーソナルコンピュータ等に対して脱着可能なUSBタイプのメモリ媒体(以下、メモリ媒体を記憶装置と称する)、携帯電話端末やデジタルスチルカメラ等に対して脱着可能なカードタイプの記憶装置、および、ハンディータイプのMP3プレイヤー等の機器に内蔵されている記憶装置等が、製品として市場に存在している。
当該記憶装置の大容量化、低価格が進んできており、付加価値として、信頼性、高速アクセス、データの暗号化の向上を図った商品も市場に存在してきている。
しかし、昨今、個人情報の漏洩事故が多発しており、データの保全に問題が生じている。当該漏洩事故の多くは、個人情報を記憶している上記記憶装置等が盗まれることにより、発生している。当該記憶装置に記憶されているデータを暗号化することで、当該漏洩事故の発生を抑制できる。しかし、多くの場合、諸事情によりデータの暗号化はなされていない。
また、例えば、ハンディータイプのMP3プレイヤーに搭載されている記憶装置には、利用者の好みの音楽データ等が記憶される。当該記憶装置は追記が可能であるため、利用者の好みの音楽データが随時、当該記憶装置に記憶される。ところが、データ容量には制限があるため、記憶装置の容量が一杯になった後は、新しいデータの記憶に先立って、利用者が手動で再生頻度の少ないデータを消去する必要があった。このように、アクセス頻度の少ないデータの削除作業には、手間を要していた。
なお、データを自動的に消去することができる技術が、下記特許文献1に開示されている。
特開2004−185255号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、たとえメモリ部に記憶されているデータにアクセスがあったとしても、所定時間を経過すれば、強制的にデータがメモリ部から消去されてしまう。これでは、必要なデータ(例えば、アクセス頻度の多いデータ)も消去されてしまう。
そこで、本発明は、データの保全に優れており、また、例えばアクセス頻度の少ないデータの削除処理に手間を要さない、データの自動消去が可能な記憶装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、データの記憶、消去が可能なメモリ部と、前記メモリ部に記憶されている所定のデータの自動消去処理を実行可能なコントローラ部とを備え、前記自動消去処理とは、(i)前記所定のデータに対して、第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記所定のデータの消去処理を実施し、(ii)前記第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、前記所定のデータの前記消去処理は実施しない処理である。
また、本発明に係わる請求項2に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記所定のデータの前記消去処理は、前記メモリ部において前記所定のデータが記憶されている領域のビットを全て同一にする物理的フォーマットであることを特徴とする。
また、本発明に係わる請求項3に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、時間の計測を行うタイマ部をさらに備えており、前記自動消去処理において前記コントローラ部は、前記メモリ部に前記所定のデータが記憶されてから、前記タイマ部の時間計測を開始させ、前記所定のデータにアクセスされるまでの前記タイマによる計測時間が、前記第一の所定時間を超えている場合には、前記所定のデータの前記消去処理を実施し、前記第一の所定時間以内である場合には、前記所定のデータの前記消去処理は実施しない。
また、本発明に係わる請求項4に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項3に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記自動消去処理において前記コントローラ部は、前記メモリ部に記憶されている前記所定のデータに対して読み出し処理若しくは更新処理または追記処理があると、前記タイマ部の計測時間をリセットした上で、前記タイマ部の時間計測を再開する。
また、本発明に係わる請求項5に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項3または請求項4に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記第一の所定時間の記憶が可能な管理情報記憶部を、さらに備えており、前記管理情報記憶部に記憶される前記第一の所定時間は、前記所定のデータの生成時のみ設定可能である。
また、本発明に係わる請求項6に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項3または請求項4に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記第一の所定時間の記憶が可能な管理情報記憶部を、さらに備えており、前記管理情報記憶部に記憶されている前記第一の所定時間は、前記第一の所定時間が前記管理情報記憶部に記憶されてから、前記消去処理が実施されるまでの間、変更可能である。
また、本発明に係わる請求項7に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、点灯・消灯可能な光表示部を、さらに備えており、前記コントローラ部は、前記消去処理を実施する前に、前記光表示部を点灯させる。
また、本発明に係わる請求項8に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、所定の画像の表示を行う表示部を、さらに備えており、前記コントローラ部は、前記消去処理を実施する前に、前記表示部に前記消去処理の対象となっている前記所定のデータのファイル名を表示させる。
また、本発明に係わる請求項9に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、ON、OFFの切り替え可能な切り替え部を、さらに備えており、前記切り替え部がONの場合には、前記自動消去処理が可能であり、前記切り替え部がOFFの場合には、前記自動消去処理が行えない。
また、本発明に係わる請求項10に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記コントローラ部は、前記メモリ部に記憶されている所定のデータに対して、前記第一の所定時間よりも小さい第二の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記所定のデータの圧縮処理を実施し、前記圧縮処理の前後に渡って前記所定のデータに対して、前記第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記圧縮処理後の所定のデータの消去処理を実施する。
また、本発明に係わる請求項11に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置であって、前記コントローラ部は、前記圧縮処理後の所定のデータに対して、前記第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、前記圧縮処理後の所定のデータを解凍する。
本発明の請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、その自動消去処理において、第一の所定時間を超えて所定のデータに対してアクセスが無い場合には、メモリ部に記憶されている当該所定のデータを消去処理する。また当該所定のデータに対して第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、当該所定のデータの消去処理は実施しない。従って、頻繁に使用するデータや必要なデータのみをメモリ部に記憶させておくことができ、使用頻度の少ないデータや不必要となったデータ等を自動的に消去することができる。よって、例えば、当該記憶装置を紛失したとしても、所定のデータに対してアクセスが無ければ、当該所定のデータは自動的に消去される。よって、相当時間経過後に当該記憶装置を他人が取得したとしても、所定のデータは削除されているので、当該所定のデータの安全性を高めることができる。さらに、当該消去処理は、第一の所定時間に基づいて、コントローラ部が自動的に行うので、所定のデータの消去処理に手間を要することも無い。
また、請求項2に記載のデータ自動消去可能な記憶装置では、所定のデータの消去処理は、物理的フォーマットである。従って、所定のデータの復元を防止することができる。
また、請求項3に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、メモリ部に所定のデータが記憶されてからの経過時間が第一の所定時間を超えても、所定のデータに対するアクセスが無い場合には、当該所定のデータを消去している。これに対して、所定のデータに対してアクセスがあるまでの経過時間が、第一の所定時間以内であれば、所定のデータを消去しない。従って、メモリ部に所定のデータが記憶されてからの経過時間と、第一の所定時間とに基づいた、所定のデータの自動消去処理を実施することができる。
また、請求項4に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、メモリ部に記憶されている所定のデータに対して読み出し処理若しくは更新処理または追記処理があると時間の計測を再開している。そして、所定のデータに対してアクセスされるまでの計測時間が、第一の所定時間を超えている場合には、所定のデータを消去し、第一の所定時間以内である場合には、所定のデータを消去しない。従って、最後に所定のデータに対して読み出し処理若しくは更新処理または追記処理があってからの経過時間と、第一の所定時間とに基づいた、所定のデータの自動消去処理を実施することができる。
また、請求項5に記載のデータ自動消去可能な記憶装置では、第一の所定時間は、所定のデータの生成時のみ設定可能である。従って、所定のデータを利用するユーザ側において、所定のデータの使用期間等を延長することを防止することができる。
また、請求項6に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、第一の所定時間は、第一の所定時間が管理情報記憶部に記憶されてから、消去処理が実施されるまでの間、変更可能である。従って、ユーザ側において、所定のデータの必要性に応じて、適宜、第一の所定時間を変更することができる。
また、請求項7,8に記載のデータ自動消去可能な記憶装置では、所定のデータの消去処理を実施する前に、光表示部を点灯させたり、表示部に消去対象となっているファイル名を表示させたりしている。従って、所定のデータのユーザ側において、所定のデータが消去されることを事前に認知することができる。
また、請求項9に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、データの自動消去処理のON、OFFの切り替え可能な切り替え部を備えている。従って、所定のデータを自動消去する記憶装置として使用するか、通常のFlashメモリとして使用するかの選択が可能となる。
また、請求項10に記載のデータ自動消去可能な記憶装置では、所定のデータの消去処理前に、当該所定のデータを圧縮するステップを実施している。従って、メモリ部の容量の節約ができると共に、突然の所定のデータの消去を防止することができる。
また、請求項11に記載のデータ自動消去可能な記憶装置は、圧縮処理後の所定のデータに対して、第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、圧縮処理後の所定のデータを解凍する。従って、圧縮後の所定のデータの再利用を、所定の条件化で可能とすることができる。
本発明に係わるデータ自動消去可能な記憶装置は、メモリ部と、コントローラ部とを備えている。
メモリ部は、例えば不揮発性メモリ等であり、データの記憶、消去が可能である。以下の説明では、メモリ部を不揮発性メモリであるとする。
また、コントローラ部は自動消去処理が実行可能である。この自動消去処理とは、(i)メモリ部に記憶されている所定のデータに対して、第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、当該所定のデータの消去処理を実施し、(ii)当該所定のデータに対して、第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、当該所定のデータの消去処理は実施しない。
なお、データの自動消去が可能な記憶装置として、コンピュータや携帯電話等の端末に脱着可能なタイプのもの、ハンディータイプのMP3プレイヤー等の機器のように、他の機器と同じ装置内に内蔵されているタイプのもの等がある。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
本実施の形態に係わるデータ自動消去可能な記憶装置では、メモリ部に所定のデータが記憶されてからの時間を計測する。そして、当該所定のデータにアクセスされるまでの計測時間が、第一の所定時間を超えている場合には、当該所定のデータの消去処理を実施する。これに対して、当該所定のデータにアクセスされるまでの計測時間が、第一の所定時間以内である場合には、当該所定のデータの消去処理は実施しない。
本実施の形態に係わるデータ自動消去可能な記憶装置の構成を示すブロック図を、図1に示す。図1に示すように、データ自動消去可能な記憶装置100(以下、単に記憶装置100と称する)は、ブリッジ回路部1、コントローラ部2、不揮発性メモリ部3、タイマ部4、電源部5、管理情報記憶部6、切り替え部7および光表示部(または表示部)8等を備えている。
ブリッジ回路部1は、所定の信号の受信および送信機能を有する、インタフェイス部である。所定の信号として、パーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)等の外部機器もしくは記憶装置と同じ装置内に属するコンピュータ部(いずれも図示せず)と、記憶装置100との間で送受信される、命令コマンドおよびデータ(ファイルとも把握できる)等がある。
また、不揮発性メモリ部3は、個人情報に関するデータや音楽データ等のデータの記憶・消去が可能な部分である。タイマ部4は、時間の計測を行う部分であり、本実施の形態では、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから、時間の計測を開始する。
コントローラ部2は、記憶装置100内の各回路部の動作を制御する部分である。また、コントローラ部2において、命令コマンド等のデコードが行われる。また、コントローラ部2は、動作の説明で後述するように、タイマ部3の計測時間(具体的には、後述する管理情報記憶部6に記憶されている最近のタイマ部3の計測時間)と第一の所定時間との比較等の処理を行う。
もし、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから、当該所定のデータにアクセス(所定のデータの読み出し、追記、変更等)されるまでの計測時間が、第一の所定時間を超えている場合(換言すれば、当該計測時間が第一の所定時間を超えても、所定のデータにアクセスが無い場合)には、コントローラ部2は、自動的に、当該所定のデータを不揮発性メモリ部3から消去する(自動消去処理の動作(i))。
これに対して、もし、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから、当該所定のデータにアクセスされるまでの計測時間が、第一の所定時間以内である場合には、コントローラ部2は、当該所定のデータを不揮発性メモリ部3から消去しない(つまり、当該所定のデータの不揮発性メモリ部3における記憶状態が、維持される:自動消去処理の動作(ii))。
なお、その他のコントローラ部2の制御動作は、後述する記憶装置100の動作の説明内で言及する。
電源部5は、タイマ部4への電気の供給を行う(つまり、電源部5は、主にタイマ部4の駆動電源として機能している)。なお、例えばPC等に記憶装置100が接続されている間に、当該電源部5は、PC側から電源の充電を行うことができる。
また、管理情報記憶部6には、上記第一の所定時間、不揮発性メモリ部3に記憶されているデータのデータ名(ファイル名)、タイマ部4の最近の計測時間等が記憶されている。なお、管理情報記憶部6に記憶されている計測時間は、所定のタイミング(例えば、1分間隔で)、最新のタイマ部4の計測時間に更新される。なお、当該計測時間の更新処理は、コントローラ部2の制御の下、実施される。
切り替え部7は、データの自動消去処理のON、OFFの切り替え可能である。上記コントローラ部2は、切り替え部7がONの場合には、上記自動消去処理の動作(i)が実施可能である。これに対して、コントローラ部2は、切り替え部7がOFFの場合には、上記自動消去処理が実施できない(つまり、通常のFlashメモリとして機能する)。
また、第一の所定時間に基づく所定のデータの自動消去処理は、不揮発性メモリ部3において、当該所定のデータが記憶されている領域のビットを全て同一(例えば0もしくはf)にする、物理的フォーマットである。
また、光表示部8(例えばLED等)は点灯・消灯可能であり、また、表示部8(例えばLCD等)は所定の画像の表示を行う。コントローラ部2は、上記第一の所定時間に基づく所定のデータの自動消去処理を実施する前に、光表示部8を点灯、または、表示部8に消去処理を実施する旨や消去の対象となっている所定のデータのファイル名等を表示させる。なお、当該光表示部8および表示部8の上記機能は、ON,OFF切り替えが可能である。
次に、図1のブロック図および図2,3に示すフローチャートを用いて、本実施の形態に係わる記憶装置100の動作について説明する。ここで、図2は、所定のデータを不揮発性メモリ部3に記憶させる等の一連の動作を示すフローチャートである。また、図3は、第一の所定時間に基づく所定のデータの自動消去処理の一連の動作を示すフローチャートである。
まず、図2に示すフローチャートを用いて、所定のデータが不揮発性メモリ部3に記憶される等の、記憶装置100の動作について説明する。
ブリッジ回路部1が、所定のデータを受信する(ステップS1)。すると、コントローラ部2は、切り替え部7のON,OFFの状態を検出する(ステップS2)。
もし、切り替え部7がOFFの状態である場合には(ステップS2で「OFF」)、コントローラ部2は、当該所定のデータを不揮発性メモリ部3に書き込む(ステップS3)。そして、以後、記憶装置100は、通常のFlashメモリとして機能する(ステップS3)。つまり、記憶装置100は、自動消去処理を実行しない。
これに対して、切り替え部7がON状態である場合には(ステップS2で「ON」)、コントローラ部2は、記憶装置100において上記第一の所定時間がデフォルト設定されているか否かを判断する(ステップS4)。
もし、第一の所定時間がデフォルト設定されていない場合には(ステップS4で「NO」)、ユーザが外部操作により当該第一の所定時間を設定する(ステップS5)。
例えば、記憶装置100がPCに接続されるタイプのものであれば、ユーザが当該PCを操作することにより、第一の所定時間に関するコマンドを記憶装置100に送信することができる。なお、図2のフローチャートとは異なるが、所定のデータの記憶装置100への送信時に、当該所定のデータと共に第一の所定時間に関するコマンドを、記憶装置100へ転送しても良い。
ステップS5の後、コントローラ部2は、ブリッジ回路部1で受信した所定のデータを不揮発性メモリ部3に記憶させる(ステップS6)。
さらにコントローラ部2は、当該不揮発性メモリ部3への所定のデータの記憶動作を契機として、タイマ部4の時間計測を開始させる(ステップS7)。なお、上述の通り、タイマ部4は電源部5からの電気供給を受けて動作する。
その後コントローラ部2は、ステップS5で設定された第一の所定時間、所定のデータのファイル名、タイマ部4の最近の計測時間(今の場合、計測時間はほぼ0である)等を管理情報記憶部6に、記憶させる(ステップS8)。
なおタイマ部4は、例えば1分間隔に、コントローラ部2に現在の計測時間を検出するように所定のコマンドを送信する。当該コマンドを受信したコントローラ部2は、タイマ部4の現在の計測時間を検出する。そしてコントローラ部2は、以前まで管理情報記憶部6に記憶されていた計測時間を、当該検出した新たな計測時間に更新する。
ステップS4に話を戻し、もし、第一の所定時間がデフォルト設定されている場合には(ステップS4で「YES」)、コントローラ部2はブリッジ回路部1で受信した所定のデータを不揮発性メモリ部3に記憶させる(ステップS9)。
さらに、コントローラ部2は、当該不揮発性メモリ部3への所定のデータの記憶動作を契機として、タイマ部4の時間計測を開始させる(ステップS10)。
その後コントローラ部2は、デフォルト設定されている第一の所定時間、所定のデータのファイル名、タイマ部4の最近の計測時間(今の場合、計測時間はほぼ0である)等を管理情報記憶部6に、記憶させる(ステップS11)。
なお、上述同様、タイマ部4は、例えば1分間隔に、コントローラ部2に現在の計測時間を検出するように所定のコマンドを送信し、コントローラ部2は管理情報記憶部6に記憶されていた計測時間を、新たな計測時間に更新する。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、所定のデータを不揮発性メモリ部3から自動消去されるまでの、記憶装置100の動作について説明する。
上述したようなタイマ部4による所定のコマンドの送信や、コントローラ部2によるタイマ部4の現在の計測時間の検出、管理情報記憶部6に記憶されていた計測時間の更新が行われる(ステップS20)。
その後コントローラ部2は当該更新された計測時間を取得し(ステップS21)、さらに管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間を取得する(ステップS22)。
次にコントローラ部2は、当該取得した、計測時間と第一の所定時間とを比較する(ステップS23)。もし取得した計測時間が第一の所定時間を経過していない場合には(ステップS23で「A」)、ステップS20に戻る。
これに対して、もし、上記取得した計測時間が第一の所定時間を経過している場合には(ステップS23で「B」)、コントローラ部2は光表示部8または表示部8の機能が今現在ON状態であるか、OFF状態であるかを判断する(ステップS24)。
もし、光表示部8または表示部8の機能がON状態である場合には(ステップS24で「ON」)、ユーザに所定のデータの自動消去を事前に通知するために、光表示部8に光を点灯、または、表示部8に消去対象である所定のデータのファイル名等を表示する(ステップS25)。
ステップS25の動作により、所定のデータが自動消去されることを事前に通知されたユーザは、管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間を延長(変更)するか否かを決定する。そして、第一の所定時間を延長(変更)する場合には、ステップS25が実行された後の所定の期間内にブリッジ回路部1を介して、第一の所定時間を延長(変更)する操作を記憶装置100に対して行う。
もし、第一の所定時間を延長(変更)した場合には(ステップS26で「YES」)、コントローラ部2は管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間を、ユーザによって更新された値に変更する(ステップS27)。そしてタイマ部4の時間の計測を継続しつつ、ステップS20へと戻る。
なお、ここでは、第一の所定時間の延長(変更)を、ステップS25(つまり、ユーザに対する事前消去の通知)後に実施する場合について言及した。しかし、管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間は、第一の所定時間が管理情報記憶部6に記憶されてから上記自動消去処理が実施されるまでの間、いつでも変更することができるように、記憶装置100を構成しても良い。
これに対して、管理情報記憶部6に記憶される第一の所定時間は、前記所定のデータの生成時(例えば、図2のステップS8やステップS11)のみ設定可能とし、以後、当該第一の所定時間を変更できないように、記憶装置100を構成しても良い。
いずれの場合も、記憶装置100の動作や機能は、コントローラ部2にインストールされるプログラムに依拠して実現可能である。
ステップS26に話を戻し、もし、第一の所定時間を延長(変更)しない場合には、ステップS25の実行後の所定の期間内に、記憶装置100に対して当該延長(変更)の操作をしない。この場合にはステップS26で「NO」となるフローが進み、コントローラ部2は不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータを自動的に消去する(ステップS28)。
そしてコントローラ部2は、管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間、当該所定のデータのファイル名、およびタイマ部4の計測時間等を自動的に消去する(ステップS29)。さらにコントローラ部2は、タイマ部4の計測時間をリセットする(ステップS30)。
話をステップS24に戻し、もし、光表示部8または表示部8の機能がOFF状態である場合には(ステップS24で「OFF」)、ステップS28、S29,S30の処理が順次実行される。
なお、当該所定のデータが不揮発性メモリ部3に記憶されてから第一の所定時間以内に、当該所定のデータに対して、読み出し・変更・追記等のアクセスがあった場合には、タイマ部4の計測時間をリセットした上で、その時間計測を再開する。そしてステップS20に処理が戻る。
以上のように、本実施の形態に係わる記憶装置100は、第一の所定時間以内にアクセスの無い所定のデータを、不揮発性メモリ部3から自動的に消去している。また、第一の所定時間以内にアクセスのある所定のデータは、上記自動消去処理を行わず、不揮発性メモリ部3に残している。
従って、必要な所定のデータの消去を防止しつつ、以下の効果を有する。
つまり、例えば当該記憶装置100を紛失したとしても、時間が経過すれば、所定のデータは自動的に消去されるので、データの漏洩を防止することができる(つまり、データの保全性に優れている)。
また、当該第一の所定時間以内にアクセスが無いデータは、自動的に消去されるので、ユーザが手動で、アクセス頻度の少ないデータを削除する処理を行う必要が無くなる(つまり、当該データの消去処理に手間を要さない)。
また、所定のデータの消去処理は、不揮発性メモリ部3において、所定のデータが記憶されている領域のビットを全て同一にする物理的フォーマットである。よって、消去した所定のデータの復元を防止することができる。
また、上述したように、管理情報記憶部6に記憶される第一の所定時間を、所定のデータの生成時のみ設定できるように、記憶装置100を構成しても良い。このように記憶装置100を構成することにより、第一の所定時間を厳守することができ、当該第一の所定時間以内にアクセスの無い所定のデータを、確実に、自動消去することができる。
これに対して、上述したように、管理情報記憶部6に記憶されている第一の所定時間を、第一の所定時間が管理情報記憶部6に記憶されてから消去処理が実施されるまでの間、いつでも変更できるように、記憶装置100を構成しても良い。このようにすることにより、所定のデータの有効期間を必要に応じて、変更することができる。
また、所定のデータの消去処理を実施する前に、当該消去を行う旨をユーザに通知する手段である、光表示部8または表示部8を記憶装置100は備えている。従って、ユーザにとって本当に必要なデータの上記消去処理が、実施されることを防止することができる。
また、本実施の形態に係わる記憶装置100は、データの自動消去のON、OFFの切り替え可能な切り替え部7を有しており、コントローラ部2は、当該切り替え部7がONの場合には、所定のデータの自動消去処理を実施する。また、切り替え部7がOFFの場合には、所定のデータの自動消去処理を実施しない。
従って、自動消去処理が可能な記憶装置100と、通常のFlashメモリとの使い分けを、ユーザ側において選択することができる。
<実施の形態2>
実施の形態1に係わる記憶装置では、第一の所定時間経過しても所定のデータに対してアクセスが無い場合には、当該所定のデータを自動消去していた。
本実施の形態に係わる記憶装置では、第一の所定時間より小さい第二の所定時間を経過しても所定のデータに対してアクセスが無い場合には、当該所定のデータを圧縮する。その後、当該圧縮処理の前後に渡って第一の所定時間を経過しても、未だ所定のデータに対してアクセスが無い場合には、当該圧縮した所定のデータを自動消去する。
つまり、本実施の形態では、所定のデータの自動消去前に、当該所定のデータを圧縮することが特徴である。
なお、本実施の形態に係わる記憶装置の構成は、図1で示したブロック構成と同様である。また、上記した所定のデータの圧縮処理は、図1で示したコントローラ部2の制御の下に行われる。また、管理情報記憶部6には、上記実施の形態で記載した各データの他に、第二の所定時間、圧縮後のファイル名等も記憶される。
以下、本実施の形態に係わる記憶装置100の一連の動作(特に、所定のデータの圧縮処理)について、図4に示すフローチャートを用いて、具体的に説明する。
実施の形態1において図3に示されたステップS21の実行後、ステップS22以降のステップの進行と並列して、ステップS81が実行される。ステップS81ではコントローラ部2が、所定のタイミングで第二の所定時間を取得する。ここで、第二の所定の時間の取得方法としては、実施の形態1で説明した第一の所定の時間の取得と同様の方法を採用することができる。
また、取得した計測時間は、例えば、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから当該取得までの、タイマ部4の計測時間である。あるいは、上述のように、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータへのアクセス(読み出し処理若しくは更新または追記処理)があった場合にはタイマ部4の計測時間がリセットされ、時間計測が再開されるので、最後の上記アクセスから当該取得までの、タイマ部4の計測時間である。以下、これらを単に計測時間と称する。
次にコントローラ部2は、当該取得した計測時間と第二の所定時間とを比較する(ステップS82)。ここで、上述したように、第二の所定時間は第一の所定時間よりも小さい。
当該比較の結果、当該所定のデータにアクセスされることなく、計測時間が第二の所定時間を経過したとする(ステップS82で、「A」)。当該場合には、コントローラ部2は、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータを自動的に圧縮する(ステップS83)。さらに、コントローラ部2は、圧縮した所定のデータの諸管理情報(ファイル名等)を管理情報記憶部6に記憶させる(ステップS84)。
ここで、所定のデータの当該圧縮処理のアルゴリズムの一例は、「http://www.antun.net/tips/algorithm/compress.html」に開示されている。
またコントローラ部2は、圧縮前の所定のデータを不揮発性メモリ部3から自動的に削除する(ステップS85)。さらにコントローラ部2は、圧縮前の所定のデータの諸管理情報(ファイル名等)を管理情報記憶部6から消去する(ステップS86)。
ここで、もし、当該所定のデータが既に圧縮されたデータ(例えば、JPEG,MPEG,MP3,ZIP,LZH等)である場合には、コントローラ部2は、上記圧縮処理を実施しない。なお、所定のデータが既に圧縮されたデータか否かの判断はコントローラ部2が行う。
なお所定のデータにアクセスが無い状態で、取得した計測時間が第二の所定時間に達していない場合には(ステップS82で「B」)、ステップS20に戻る。また、図4のフローチャートには図示していないが、第二の所定時間以内の計測時間で、当該所定のデータに対してアクセスがある場合には、所定のデータの圧縮処理、消去処理は実施しない。その場合にも、実施の形態で説明されたようにタイマ部4の計測時間がリセットされて時間計測が再開されるので、ステップS20へと処理が戻る。
さて、コントローラ部2は所定のタイミングで、タイマ部4の現在の計測時間と第一の所定時間とを取得している(ステップS21,S22)。そして、コントローラ部2は、ステップS83〜S86の終了後、ステップS87において当該計測時間と第一の所定時間とを比較する。
当該比較の結果、当該所定のデータにアクセスされることなく、計測時間が第一の所定時間を経過したとする(ステップS87で「A」)。当該場合には、コントローラ部2は上記実施の形態1で説明した流れに従って、圧縮された所定のデータの自動消去処理を実施する(図3のステップS24以降)。
また、第一の所定時間以内の計測時間であれば(ステップS87で「B」)ステップS88へ処理が進み、当該圧縮された所定のデータに対してアクセスがあるか否かが判断される。アクセスが無ければ(ステップS88で「NO」)ステップS87に処理が戻り、アクセスがあった場合には(ステップS88で「YES」)、コントローラ部2は、圧縮された所定のデータの消去処理は実行せずに、当該圧縮後の所定のデータを解凍する(ステップS89)。そして、ステップS20へと処理が戻る。
ここで、コントローラ部2は、当該解凍した所定のデータを不揮発性メモリ部3に、再び記憶しても良い。例えば圧縮後の所定のデータに対して頻繁に(例えば、所定のアクセス回数以上)アクセスがある場合である。当該場合には、コントローラ部2は、圧縮された所定のデータを不揮発性メモリ部3から消去する。
なお、圧縮後の所定のデータに対して、当該所定のアクセス回数未満のアクセスがある場合には、当該圧縮された所定のデータを解凍した上で、読み出し・更新・追記等の処理を行う。しかし、当該解凍された所定のデータを不揮発性メモリ部3に記憶する必要は無い。
以上のように、本実施の形態に係わる記憶装置100では、所定のデータの自動消去処理前に、当該所定のデータの圧縮処理を実行している。従って、不揮発性メモリ部3の容量の節約ができると共に、突然の所定のデータの消去を防止することができる。
上述のように管理情報記憶部6には、複数の所定のデータのファイル名、実施の形態1に記載の消去条件、各消去条件に対応する第一の所定時間、各所定のデータに対応したタイマ部4による計測時間、実施の形態2に記載の圧縮条件、圧縮条件に対応した第二の所定時間、圧縮後の所定のデータのファイル名等が記憶される。そして、コントローラ部2は、当該管理情報記憶部6の管理情報に従って、所定のデータの消去処理や圧縮処理等を実施する。
当該管理情報記憶部6に記憶されている管理テーブル構造の一部を図5に示す。図5に示す管理テーブル構造の一例には、ファイル名、消去条件、カウント(最新のタイマ部4の計測時間)が記されている。
ここで、消去条件(1)は、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから第一の所定時間以内に、所定のデータにアクセスが無い事、および当該第一の所定時間とから成る。また、消去条件(2)は、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータが最後に読み出されてから第一の所定時間(当該第一の所定時間は、消去条件(1)のものと異なる場合もある)以内に、所定のデータにアクセスが無い事、および当該第一の所定時間とから成る。また、消去条件(3)は、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータが最後に更新・追記されてから第一の所定時間(当該第一の所定時間は、消去条件(1)、(2)のものと異なる場合もある)以内に、所定のデータにアクセスが無い事、および当該第一の所定時間とから成る。
また、ファイル名「FILE01.txt」に対応する最新の計測時間は、不揮発性メモリ部3に所定のデータが記憶されてから、最後に更新されるまでのタイマ部4の計測時間(秒)である。また、ファイル名「FILE02.jpg」に対応する最新の計測時間は、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータが最後に読み出されてからの、タイマ部4の計測時間(秒)の最新値である。また、ファイル名「FILE03.mp3」に対応する最新の計測時間は、不揮発性メモリ部3に記憶されている所定のデータが最後に更新・追記されてから、の、タイマ部4の計測時間(秒)の最新値である。
また、所定のデータの消去処理が行われるまでの間、上記各消去条件(1)ないし(3)の変更を行えるようにしても良い。当該変更は、ユーザが外部操作により行うようにしても良い。また、所定のデータに対して、上記消去条件(1)〜(3)を満たさなくなった時点(例えば、第一の所定時間に達する前に、所定のデータにアクセスがあった時点)で、当該消去条件変更の時期を与えるように、記憶装置100を構成しても良い。かかる記憶装置100の機能は、コントローラ部2にインストールされるプログラムに依拠して実現可能である。
本発明に係わるデータ自動消去可能な記憶装置の構成を示す、ブロック図である。 実施の形態1に係わるデータ自動消去可能な記憶装置の動作を説明するための、フローチャートである。 実施の形態1に係わるデータ自動消去可能な記憶装置の動作を説明するための、フローチャートである。 実施の形態4に係わるデータ自動消去可能な記憶装置の動作を説明するための、フローチャートである。 管理情報記憶部に記憶されている管理テーブルの一部を示す図である。
符号の説明
2 コントローラ部
3 不揮発性メモリ部
4 タイマ部
6 管理情報記憶部
7 切り替え部
8 光表示部(または表示部)

Claims (11)

  1. データの記憶、消去が可能なメモリ部と、
    前記メモリ部に記憶されている所定のデータの自動消去処理を実行可能なコントローラ部と
    を備え、
    前記自動消去処理とは、
    (i)前記所定のデータに対して、第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記所定のデータの消去処理を実施し、
    (ii)前記第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、前記所定のデータの前記消去処理は実施しない
    処理である、データ自動消去可能な記憶装置。
  2. 前記所定のデータの前記消去処理は、前記メモリ部において前記所定のデータが記憶されている領域のビットを全て同一にする物理的フォーマットであること
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  3. 時間の計測を行うタイマ部
    をさらに備えており、
    前記自動消去処理において前記コントローラ部は、
    前記メモリ部に前記所定のデータが記憶されてから、前記タイマ部の時間計測を開始させ、
    前記所定のデータにアクセスされるまでの前記タイマによる計測時間が、前記第一の所定時間を超えている場合には、前記所定のデータの前記消去処理を実施し、
    前記第一の所定時間以内である場合には、前記所定のデータの前記消去処理は実施しないこと
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  4. 前記自動消去処理において前記コントローラ部は、
    前記メモリ部に記憶されている前記所定のデータに対して読み出し処理若しくは更新処理または追記処理があると、前記タイマ部の計測時間をリセットした上で、前記タイマ部の時間計測を再開すること
    を特徴とする、請求項3に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  5. 前記第一の所定時間の記憶が可能な管理情報記憶部を、さらに備えており、
    前記管理情報記憶部に記憶される前記第一の所定時間は、前記所定のデータの生成時のみ設定可能である、
    ことを特徴とする請求項3ないし請求項4のいずれかに記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  6. 前記第一の所定時間の記憶が可能な管理情報記憶部を、さらに備えており、
    前記管理情報記憶部に記憶されている前記第一の所定時間は、前記第一の所定時間が前記管理情報記憶部に記憶されてから、前記消去処理が実施されるまでの間、変更可能である、
    ことを特徴とする請求項3ないし請求項4のいずれかに記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  7. 点灯・消灯可能な光表示部を、さらに備えており、
    前記コントローラ部は、
    前記消去処理を実施する前に、前記光表示部を点灯させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  8. 所定の画像の表示を行う表示部を、さらに備えており、
    前記コントローラ部は、
    前記消去処理を実施する前に、前記表示部に前記消去処理の対象となっている前記所定のデータのファイル名を表示させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  9. ON、OFFの切り替え可能な切り替え部を、さらに備えており、
    前記切り替え部がONの場合には、前記自動消去処理が可能であり、前記切り替え部がOFFの場合には、前記自動消去処理が行えないこと
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  10. 前記コントローラ部は、
    前記メモリ部に記憶されている所定のデータに対して、前記第一の所定時間よりも小さい第二の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記所定のデータの圧縮処理を実施し、
    前記圧縮処理の前後に渡って前記所定のデータに対して、前記第一の所定時間を超えてアクセスが無い場合には、前記圧縮処理後の所定のデータの消去処理を実施すること
    を特徴とする、請求項1に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
  11. 前記コントローラ部は、
    前記圧縮処理後の所定のデータに対して、前記第一の所定時間以内にアクセスがある場合には、前記圧縮処理後の所定のデータを解凍すること
    を特徴とする、請求項10に記載のデータ自動消去可能な記憶装置。
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