JP4916250B2 - 潤滑剤供給装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents
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Description
従来の潤滑剤供給装置では、ブラシローラ面に合わせてそのままの状態で固形潤滑剤を押圧当接させて摺擦させる。この場合、潤滑剤は当接するブラシローラの回転方向上流側ばかりが消費され、回転方向下流側はわずかしか消費されないまま画像形成装置のライフエンド時に置いても大半が消費されずに残る。そして、回転方向下流側の削れ残りの潤滑剤量を考慮した場合、潤滑剤総量を性能上必要な潤滑剤量以上に設定する必要がある。それで、このような問題から、固形潤滑剤の設置方法に関しては、ブラシローラに対して平面に接するよう潤滑剤および潤滑剤加圧部材をブラシローラの回転軸の半径方向に対して回転方向上流側に設置する方法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
即ち、本発明は、以下の構成又は構造を特徴とするものである。
上記像担持体面に当接する回転ブラシローラと、
上記固形潤滑剤を上記ブラシローラに当接するよう案内するガイド部材と、
上記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
上記保持部材の背面側より上記固形潤滑剤を上記ブラシローラに当接させるように押圧しながら上記固形潤滑剤を移動させる加圧部材と、を具備し、上記固形潤滑剤を、上記加圧部材からの押圧によって上記回転ブラシローラに当接させて供給し、且つ該ローラに供給された潤滑剤を上記像担持体面に供給する潤滑剤供給装置において、
上記保持部材は、上記固形潤滑剤を、予め、上記固形潤滑剤の上記ブラシローラとの当接面が上記ブラシローラの回転方向に対して上流側に所定角度傾斜する状態にして、上記ブラシローラの回転時に上記所定角度傾斜する状態から上記固形潤滑剤の中心が上記ブラシローラの中心軸に合致する状態になるように保持するものであり、
上記ガイド部材が、上記固形潤滑剤を上記ブラシローラの中心軸に向かう方向に移動させるように上記保持部材を案内するものであることを特徴とする潤滑剤供給装置。
(3)上記ブラシローラと上記固形潤滑剤との当接面より上流側のローラ面にトナーの侵入を防止するトナー侵入防止部材を具備した上記(1)記載の潤滑剤供給装置。
(4)上記ブラシローラと上記固形潤滑剤との当接面より上流側のローラに配置され、該ブラシローラ内に目詰まりしたトナーを排出するトナー排出部材を具備した上記(1)記載の潤滑剤供給装置。
(5)中間転写体を有する画像形成装置であって、上記(1)〜(4)に記載の潤滑剤供給装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
また、固形潤滑剤をブラシローラの回転方向に対して上流側に傾けるにあたり、回転ブラシローラの軸の半径方向にスライドするスライド部材に固形潤滑剤の傾きを与える構成をとると、その案内部材ごと上流側へ設置させる等の必要がなく、それに必要なスペースを省くことが可能でプロセスカートリッジの小型化が期待できる。
本発明の上記(3)の構成に係る潤滑剤供給装置によれば、装置内がトナーで充満するのを防止する。ブラシローラへの当接圧の安定化および、潤滑剤供給量を安定化することが出来る。
本発明の上記(4)の構成に係る潤滑剤供給装置によれば、ブラシローラは常時リフレッシュされた状態で固形潤滑剤を摺擦させるため、潤滑剤供給量を安定化することが出来る。
本発明の上記(5)の構成に係る画像形成装置によれば、上述のような潤滑剤供給装置、及びそれを具備したクリーナーユニット、及びプロセスカートリッジを使用しているので、像担持体表面のトナーに対する離型性を向上させる。これにより、画像形成装置における中間転写体への転写性が向上し、良好な画質を得ることが出来る。
図1は本発明の画像形成装置の発明を実施する形態の一例であって、図2及び図3は画像形成装置に使用される本発明の潤滑剤供給装置を実施する形態の一例である。
なお、画像形成装置Aにおいて扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、露光ユニット1、現像器2(2a、2b、2c、2d)、感光体ドラム3(3a、3b、3c、3d)、帯電器5(5a、5b、5c、5d)、クリーナーユニット4(4a、4b、4c、4d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像ステーションが構成される。
帯電された感光体ドラム3を入力画像データに応じて露光することにより、感光体ドラム3の表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像をトナー(K、C、M、Y)により顕像化するものである。クリーナーユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム上の表面に残留したトナーを、クリーニングブレード46を用いて掻き取り、除去・回収するものである。また、クリーナーユニット4内部に配置された固形潤滑剤41(41a 、41b、41c、41d)を用いて、感光体ドラム3表面へ潤滑剤を供給するための実施の形態の一つである潤滑剤供給装置40を兼ねている。
感光体ドラム3上の表面に残留したトナーは、クリーニングブレード46により除去・回収されトナー搬送スクリュー48によりユニット外に排出されるように構成されている。
潤滑剤供給装置40は、感光体ドラム3の表面と固形潤滑剤41とに当接して固形潤滑剤41を感光体ドラム3に供給する回転ブラシローラ42を具備する。潤滑剤供給装置40は、固形潤滑剤41をブラシローラ42の軸方向に向けて押圧付勢する。その際に固形潤滑剤41の当接面がブラシローラ42(図2のb回転方向)の上流側の方向(図2のaの方向)に向けて所定角度θで傾斜するように、その固形潤滑剤41を保持する。
例えば、ガイド部材43をスライドするスライダー(スライド部材)44を具備し、スライダー44を介してガイド部材43でホルダー45の両端のそれぞれを支持し、且つ固形潤滑剤41が角度θで傾斜するようにホルダー45をスライダー44に取り付け、スライダー44は圧縮コイルスプリング(加圧部材)47によって回転ブラシローラ42の軸に向けて押圧付勢される。
尚、固形潤滑剤41が角度θで傾斜するようにするためには、図3に示すようにスライダー44面に傾斜を付けても良く、また図示しないがホルダー45面に傾斜を付けても良い。
ブラシローラ42の半径方向の外周に固形潤滑剤41が配置されている。固形潤滑剤41は、ステアリン酸亜鉛を主成分とするものを溶融後、冷却固化して横長板状に形成したものが用いられる。
ここで、従来の場合には、固形潤滑剤41をブラシローラ42の摺擦により削り取る際、ブラシローラ42の回転方向に意図せず固形潤滑剤が傾いてしまう。そのため、固形潤滑剤41の当接するブラシローラ42上流側ばかりを消費し、回転方向下流側はわずかしか消費されないまま画像形成装置Aのライフエンド時に置いても大半が消費されずに残ってしまう。
これに対して、潤滑剤供給装置40にあっては、予め固形潤滑剤41をブラシローラ42の回転方向上流側に傾けておくことで、回転時に固形潤滑剤41の中心がブラシローラ42の中心軸と合致し、接触面の全幅に亘り均等に接触・消費することが可能となる。
ブラシローラ42は上述したように、それ自体が感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収する。またクリーニングブレード46側で掻き取り易くするような、或いはトナーの剥離を促すような役割を持っている。このため、常時トナーと接触するような環境下に置かれ、経時的にはブラシローラ42内にトナーの目詰まりが発生し易い。このため、感光体ドラム3の表面のトナーの除去・回収能力は低下し、トナーのすり抜け、及び図4の一点鎖線グラフに示すように、潤滑剤の供給量の低下を起こす。
このような場合に実施の形態にあっては、フリッカー50は、常時、ブラシローラ42に当接する位置に設けられ、ブラシローラ42内部に溜まったトナーを掻き落とし排出する。このため、図4の実線グラフに示すように、ブラシローラ42は常時、初期同様の働きを維持する。
この場合、固形潤滑剤41の摺擦当接面を平面とすると、ブラシローラ42との接触面積が小さく高面圧となる。このため、固形潤滑剤41の形状が、ブラシローラ42の外周形状に沿うまでの間、即ち比較的初期の段階で潤滑剤41が過剰に消費・供給される(図5の波線グラフを参照)。これは、後工程となる転写時のトナーの飛び散りによる画質の低下を起こす。これに対して、実施の態様では、固形潤滑剤41のブラシローラ42との当接面を、ブラシローラ42の外周の形状に合致するような曲面に施すことで、図5の実線グラフに示すとおり、初期の過剰な消費・供給を抑え、終始に亘り安定した供給が可能となる。
感光体ドラム3の下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7、転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ベルト従動ローラ72、転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ローラ6、転写ベルト従動ローラ72,74等は、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
また、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニングユニット9には、転写ベルト7に接触する、例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが用いられる
給紙トレイ10、手差し給紙トレイ20は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置Aの画像形成部の下側に設けられる。また、画像形成装置Aの上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。
尚、本発明の画像形成装置A及び潤滑剤供給装置40は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
4 クリーナーユニット
40 潤滑剤供給装置
41 固形潤滑剤
42 回転ブラシローラ
43 ガイド部材
44 スライダー
45 ホルダー
47 圧縮コイルスプリング
49 トナーシールド
50 フリッカー
Claims (5)
- 像担持体に供給する潤滑剤であって固形状態の固形潤滑剤と、
上記像担持体面に当接する回転ブラシローラと、
上記固形潤滑剤を上記ブラシローラに当接するよう案内するガイド部材と、
上記固形潤滑剤を保持する保持部材と、
上記保持部材の背面側より上記固形潤滑剤を上記ブラシローラに当接させるように押圧しながら上記固形潤滑剤を移動させる加圧部材と、を具備し、上記固形潤滑剤を、上記加圧部材からの押圧によって上記回転ブラシローラに当接させて供給し、且つ該ローラに供給された潤滑剤を上記像担持体面に供給する潤滑剤供給装置において、
上記保持部材は、上記固形潤滑剤を、予め、上記固形潤滑剤の上記ブラシローラとの当接面が上記ブラシローラの回転方向に対して上流側に所定角度傾斜する状態にして、上記ブラシローラの回転時に上記所定角度傾斜する状態から上記固形潤滑剤の中心が上記ブラシローラの中心軸に合致する状態になるように保持するものであり、
上記ガイド部材が、上記固形潤滑剤を上記ブラシローラの中心軸に向かう方向に移動させるように上記保持部材を案内するものであることを特徴とする潤滑剤供給装置。 - 上記ブラシローラと上記固形潤滑剤との当接面は上記ブラシローラの回転方向に所定幅を有した湾曲面である請求項1記載の潤滑剤供給装置。
- 上記ブラシローラと上記固形潤滑剤との当接面より上流側のローラ面にトナーの侵入を防止するトナー侵入防止部材を具備した請求項1記載の潤滑剤供給装置。
- 上記ブラシローラと上記固形潤滑剤との当接面より上流側のローラに配置され、該ブラシローラ内に目詰まりしたトナーを排出するトナー排出部材を具備した請求項1記載の潤滑剤供給装置。
- 中間転写体を有する画像形成装置であって、請求項1〜4のいずれかの項に記載の潤滑剤供給装置を含むことを特徴とする画像形成装置。
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