JP4914089B2 - 液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル - Google Patents

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本発明は、微粒化ノズル内部の中空状の液体通路に対し、一端を液体送給菅に接合した液体送給菅を嵌入し、着脱可能に固定することにより、液体通路の詰まり、汚れ、磨耗、更には液体通路への金属イオンの溶出の問題を安価かつ容易に解決する、液体送給路嵌入型渦流式微粒化ノズルに関する技術である。
液体を微粒化して噴霧するノズルには、金属製又は樹脂製のものが多種多様にあり、塗装、作粒、燃焼、窯業における釉薬の吹き付け、磁気ディスク等の薄膜コーティング等の多種多様な産業分野で使用されてきた。
下記特許文献1に係る微粒化ノズルは、図10に示すように液体通路部材3とこれを内部に螺着するノズルボディ2によって構成されている。液体通路部材3は基端部に液体供給口となる螺合部300が設けられ、螺合部300には、液体通路菅500が接合されたアタッチメント400が螺合されている。微粒化する液体Rは、アタッチメント400の先端部401から液体通路部材3の内部に設けられた液体通路301の後端部301aに向かって噴出し、液体通路301を通過した液体Rは、先端部の液体噴出口302から噴出する。
また、気体Tは、気体供給菅600からアタッチメント700の内部を通り気体通路202へ供給され、スパイラル溝303及びノズルボディ2の先端における尖頭部内側領域とリング部305の上面に協働して形成される渦流室Wを経由することにより、前方に焦点Fを結ぶ先細り円錐状の高速旋回渦流気体T’となって前方に噴出し、焦点Fにおいて同じく前方に噴出した液体Rと衝突し、これを微粒化する。
一方、ノズルボディ2と液体通路部材3のうち、少なくとも液体通路部材3は、合成樹脂等の非金属材料で形成されている。従って、酸性又はアルカリ性の液体や有機溶剤を微粒化する場合において、金属製の液体通路部材やノズルボディを使用することにより、液体通路301を通過する液体R中に金属イオンが溶出し、又は液体通路301が腐蝕する問題が防止されている。
特開2000−254554号公報
特許文献1に示す渦流式微粒化ノズルにおいては、液体Rが通過するアタッチメント400の先端401と液体通路301の後端部301aとの間に凹み部306や螺合部300が露呈していた。従って、液体Rの固形分が、凹み部306や螺合部300において乾燥固化して堆積しやすく、更に、経年劣化した堆積物が液体Rに不純物として混入するおそれがあった。従って、螺合部300等に生じた堆積物の除去が困難な場合においては、液体通路部材3を丸々交換しなければならなかった。しかし、液体通路301等と一体に形成された液体通路部材3は、構造が複雑であって部材単価が安価とは言えなかったため、安価に交換を行えない点が問題となっていた。
また、液体通路301上に除去不能な詰まり、汚れ又は磨耗が生じた場合にも液体通路301が液体通路部材3の内部に直接形成されていたために、液体通路部材3を丸々交換しなければならない点が問題となっていた。特に、小型のノズル等において液体通路301の内径が小さい場合には、内部に生じた詰まり又は汚れの除去が困難な場合もあり、このような状況を容易かつ安価に改善出来ない点が問題となっていた。
一方、金属イオンの流出が懸念される酸性等の液体の微粒化に際し、金属製の液体通路部材しか保有していない場合には、少なくとも液体通路部材3を特許文献1に示す非金属製の物に丸々交換する必要があった。
以上の問題に鑑みて、本発明の目的は、液体通路の内部で発生する固形物の堆積、磨耗、汚れ、微粒化する液体中への金属イオンの溶出、液体通路の腐蝕等の諸問題に対し、容易かつ安価に対応できる渦流式微粒化ノズルの技術を提供することにある。
請求項1の発明は、ノズルの基端部に形成され、内周面に雌ネジ部が形成された液体供給口と、ノズルの内部に形成され、先端に液体噴出口が開口し、後端で前記液体供給口と連通する中空状の液体通路と、前記液体噴出口を取り囲み、ノズル前方に焦点を結ぶ先細り円錐形状に高速旋回過流気体を噴出する円環状の気体噴出口と、を備え、前記液体噴出口から前方に噴出した液体をノズル前方の焦点において高速旋回過流気体と外部混合させることにより微粒化する渦流式微粒化ノズルであって、ノズルの外部で一端を液体供給源に接合した液体送給菅の他端を前記液体供給口から挿入し、前記液体通路に対して少なくとも液体噴出口と面一になるまで嵌入、着脱可能に固定している。
(作用)液体送給菅の他端は、ノズルの液体供給口から液体通路後端部に嵌入され、液体送給菅の接合部として形成された液体供給口の雌ネジ部分や、液体通路の後端部との境界となる凹み部に微粒化する液体がかからなくなる。また、微粒化する液体は、全て液体送給菅の内部を通過するため、ノズル内部に直接構成された液体通路が液体にさらされることが無く、詰まり、汚れ、磨耗は全て、液体送給菅の内部に生じる。
請求項の発明は、請求項に記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルであって、液体送給菅は、非金属材料により形成されている。
(作用)酸性又はアルカリ性の液体や有機溶剤を微粒化する場合であっても、液体は、液体送給菅の内部を通過することにより金属部分に触れないため、液体に金属イオンが溶出するおそれやノズル内部の内壁が腐蝕するおそれがない。
請求項の発明は、請求項に記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルであって、前記非金属材料は、耐薬品性を備えた合成樹脂である。
(作用)微粒化する液体は、耐薬品性を備えた液体送給菅の内部を通過するため、通過時に、液体中に金属イオンが溶出するおそれやノズル内部の内壁が腐蝕するおそれがない。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルであって、前記液体供給口が基端部に設けられ、先端に前記液体噴出口が開口した前記液体通路が設けられた中子部材と、前記中子部材を後方から内部へ装着一体化し、前記液体噴出口を取り囲み協働して前記気体噴出口を形成する先端開口部を備えたノズルボディと、から構成される。
(作用)ノズルボディに対し、内部に液体通路が設けられた中子部材が内蔵された従来の微粒化ノズルにおいて、液体通路の後端部から嵌入される液体送給菅の嵌入位置により、微粒化する液体が、中子部材の内部に直接形成された液体通路に接触する範囲が変化する。
請求項の発明は、請求項1〜のうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルであって、前記液体送給菅の外周には、先端部外周に雄ネジ部が設けられた継手部材と、該継手部材基端部に設けられた先端へ向かって先細りとなる固定孔に挿入される固定具と、前記継手部材の基端部外周に設けられた雄ネジ部へ螺着される締付リングと、が取り付けられ、前記液体送給菅は、前記締付リングにより前記固定具を介して前記継手部材の基端部に固定され、前記継手部材の先端部がノズル基端部の前記液体供給口に螺着されることによりノズル基端部に固定される。
(作用)液体送給菅は、締付リングにより固定具を介して継手部材の基端部に固定され、液体送給路固定部材が固定された継手部材は、液体供給口へ螺合され、ノズルの基端部に固定される。
請求項の発明は、請求項1〜にのうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルであって、前記液体供給口は、内周面に形成された雌ネジ部に替え、先端に向かって先細りとなる固定孔として形成され、ノズル基端部外周には雄ネジ部が設けられ、前記液体送給菅の外周には、前記液体供給口に挿入される固定具と、前記ノズルの基端部外周に設けられた雄ネジ部へ螺着される締付リングと、が取り付けられ、前記液体送給菅は、前記締付リングにより前記固定具を介して前記ノズルの基端部に固定される。
(作用)液体送給菅は、締付リングにより固定具を介して液体供給口の固定孔に固定される。
請求項1の発明により、液体供給口の雌ネジ部分や、液体通路の後端部との境界となる凹み部に微粒化する液体の固形分が堆積し、劣化した不純物が微粒化する液体に混入するおそれが無くなる。従って、凹み部等へ堆積した劣化不純物の除去不能に伴い、高単価である液体通路を構成する部材を交換する必要がなくなる。また、従来より使用中の微粒化ノズルの液体通路に対し、液体供給源に接続した液体送給菅を後付けで嵌入して使用すれば、上記固形分の堆積防止効果を後から付加する事ができる。
また、ノズル内部を通過する液体の固形分による詰まり、汚れ又は磨耗等の問題の発生を構造が単純で着脱可能な前記液体送給菅の内部に集中させ、前記液体送給菅を交換する事により、上記問題に対して従来より安価に対処する事が出来る
また、液体送給菅から液体噴出口に至る液体の通路に生じた除去不能な詰まり、汚れ、磨耗については、安価な前記液体送給菅を交換することで全て解決出来る。即ち、上記問題の発生時において、従来必要であった、液体供給口、液体通路及び液体噴出口等が一体に形成された高価な部材の交換が不要となるため、ランニングコストを大幅に減少させる事が出来る。
請求項の発明により、液体通路の内壁が金属で形成された微粒化ノズルに対し、液体供給口から液体噴出口にかけて非金属製の液体送給菅を嵌入することにより、酸性等の液体を微粒化する際に金属イオンが液体中に溶出して変質するおそれや内壁の腐蝕のおそれが無い微粒化ノズルを安価に構成する事が出来る。
請求項の発明により、液体通路の内壁が金属で形成された微粒化ノズルに対し、液体供給口から液体噴出口にかけて非金属製の液体送給菅を嵌入することにより、金属イオンが液体中に溶出して変質するおそれや薬品により内壁が腐蝕するおそれの無い微粒化ノズルを安価に構成する事が出来る。
請求項の発明により、液体通路の後端部から嵌入される液体送給菅の嵌入深さを変えることにより、詰まり、汚れ及び磨耗の問題又は金属イオンの流出と腐蝕に対する問題への対処が容易かつ安価に出来る。
請求項の発明により、液体送給菅が、ノズルの液体通路上により強固に固定される。
請求項の発明により、液体送給菅が、ノズルの液体通路上により強固に固定され、更に固定に必要な継手部材が不要になる。
以下、図面1〜9を参照して本願考案の好適な実施形態(実施例1から)について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図2は、第1〜第3実施例の各構成物品を表した分解斜視図、図3は、図2の構成物品のうちノズル本体11を表した分解斜視図、図4は、本発明の第2の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図5は、本発明の第3の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図6(a)は、本発明の第4の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図6(b)は、本発明の第5の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図7(a)〜(c)は、それぞれ実施例5及び6の微粒化ノズル先端を表す拡大断面図、図8(a)は、本発明の第6の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図8(b)は、本発明の第7の実施例である液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図、図9は、実施例4の微粒化ノズルによる微粒化の状態を表す縦断面図
まず、図1〜図3を参照しながら、実施例1のノズルの構成について説明する。本実施例の渦流式微粒化ノズル10は、金属製の中子部材30を内蔵した、同じく金属製のノズルボディ20からなるノズル本体部11と、ノズル本体部11に挿入される液体送給菅12と、固定具14と締付リング15を介して液体送給菅12を固定した状態でノズル本体部11の基端部に固定される継手部材13から構成される。
中子部材30は、基端部に液体供給口40が設けられ、内壁面に雌ネジ部40aが形成されている。液体供給口40の先端は、液体送給菅12の外径と略同一の内径を持つ液体通路31の後端部に連通し、液体通路31の先端には液体噴出口32が開口している。液体噴出口32の周囲は、外周側面に形成されたリング部34に囲まれ、リング部34上には、気体を旋回化するスパイラル溝33と、先細り形状の尖頭部34aが形成されている。また、リング部34の下には順番に筒部35、雄ネジ部36、パッキン取付部37とその上に勘合されたパッキン38(樹脂製、ゴム製又は金属製等のOリング)及びスパナ等を当てるナット部39が設けられている。
ノズルボディ20は、先端部近傍の外周に雄ネジ部23を設けた細筒部24が設けられ、六角ナット25が固定されている。細筒部24から先端方向には、先細りに形成された尖頭部26が設けられ、先端部には、先端開口部21が設けられている。また、細筒部24より下方の外周側面には、気体供給口27が設けられ、内周面に雌ネジ部27aが形成されることにより、気体供給ホースの継手部材(図示せず)の先端が着脱可能となっている他、スパナ等の工具を取り付ける一対の凹状平坦部28が設けられている。
中子部材30は、ナット部39と凹状平坦部28とを工具で把持し、雄ネジ部36と雌ネジ部29を螺合させてノズルボディ20の内部に装着する。固定後のノズル本体部11の内部には、気体供給口27に連通する気体通路42が、ノズルボディ20の内壁面20aと筒部35との間に形成され、ノズル本体部11の先端部には、先端開口部21と露出した液体噴出口32との協働により円環状の気体噴出口22が形成されている。また、尖頭部26の内側には、液体通路先端部の外周側面と尖頭部内周面26aとリング状溝部43との協働により渦流室Wが形成され、スパイラル溝33を介して気体通路42と連通している。尚、パッキン38は、ノズルボディ20の内壁とパッキン取付部との間に挟持されることにより、気体通路42内の気体が、上方のネジ部(29,36)から外部に漏れないように密封する。
また、液体送給菅12には、後端部に液体供給ホースの接続部材の先端を接続するナット16とナット止め具16aとが設けられている。継手部材13には、先端の外周側面に液体供給口40の雌ネジ部40aに螺着させる雄ネジ部13aと、後端の外周側面に雄ネジ部13bと、中央の外周側面にナット部13cと、内部に液体送給菅12の外径と略同一の内径を備えた中空部13dと、基端部に先端に向かって先細りになる止め具固定孔13eとがそれぞれ形成されている。固定具14には、液体送給菅12の外周に取付可能な中空部14a、止め具固定孔13eと対応した形状の尖頭部14bと、軸方向のスリット14cとがそれぞれ形成されている。締付リング15には、雄ネジ部13bに螺着可能な内周面の雌ネジ部15aと、基端部の止め具押圧面15bと、液体送給菅12の挿通孔15cとがそれぞれ形成されている。尚、中空部(13d,14a)及び挿通孔15cの内径は、液体送給菅12が内部を自在に摺動可能な内径とする。
液体送給菅12には、先端から挿通孔15cを通して締付リング15と、中空部14aを通して固定具14とを順番に取り付ける。その後、液体送給菅12の先端部12aを継手部材13の止め具固定孔13eから中空部13dへ挿入し、先端開口部13fから所定の長さで突出させる。第1実施例における所定の突出長さは、図1に示すように継手部材13の先端部を液体供給口40へ螺着固定させた際に、液体送給菅12の先端が、液体通路31の後端部31aの近傍、即ち後端部31aから先端部へ向かって若干距離嵌入される長さとする。
その後、締付リング15を継手部材13の基端部に螺着する。止め具押圧面15bに基端部を押された固定具14は、尖頭部14bが固定孔13eを先端に向かって摺動してスリット14cを狭め、液体送給菅12を締めつけることにより液体送給菅12が、継手部材13の基端部に固定される。反対に、螺着した締付リング15を緩めれば、液体送給菅12は、継手部材13への固定から開放され、液体通路31及び継手部材13から引き抜いて自在に交換する事ができる。
次に、液体送給菅12を固定した継手部材13の先端部をノズル本体部11基端部の液体供給口40に螺着固定する。螺着する際、液体送給菅12の先端部12aが、液体通路31の後端部から先端部へ向かって嵌入される。
次に、図4より実施例2のノズルの構成について説明する。実施例2では、図1に示す実施例1のノズルと異なり、液体送給菅12の先端部12aを液体通路31の後端部31aから液体噴出口32の近傍まで嵌入する。即ち、液体通路31の先端部近傍の内径が、他の液体通路31の内径に比べて小さく形成されている図4のようなノズルに対して、液体送給菅12の先端部12aを面取部31bの下端部まで嵌入出来るように、液体送給菅12を継手部材13に固定し、液体供給口40へ螺着固定する。尚、先端部12aは、先端部12aと面取部31bとの間に形成される隙間を無くすべく、面取部31bの形状に併せて外周縁部を面取りし、面取部31bの先端部と液体送給菅12の先端部12aが面一となるまで嵌入できるようにする事が望ましい
次に、図5より実施例3のノズルの構成について説明する。実施例3では、図1に示す実施例1のノズルと異なり、液体送給菅12の先端部12aを液体通路31の後端部31aから液体噴出口32と面一になるまで嵌入する。液体通路31の先端部近傍の内径が、他の液体通路31の内径に比べて小さく形成されている図5のようなノズルに対しては、液体通路31の先端部近傍の内径に合わせて、液体送給菅12の先端部12aの内径を小さくした小径部12cを形成しておく。そして、継手部材13の先端部からの突出長さを調整して液体送給菅12継手部材13に固定し、液体供給口40へ螺着固定する。このことにより、微粒化する液体Rは、液体送給菅12の内部12dを通過し、液体通路31の内壁に接触することなく液体噴出口32から前方に噴出する。
図6(a)(b)から、実施例3のバリエーションとなる実施例4及び5をそれぞれ説明する。(a)図の実施例4のノズルでは、液体噴出口32を前方へ突出させずに開口部43aを形成した中子部材30’をノズルボディに装着している。液体通路31に嵌入した液体送給路12は、先端部12aが開口部43aから前方に突出するように継手部材13を介して、液体通路31’に嵌入する。このとき、液体送給路12の先端部12aは、液体噴出口として機能し、円環状の気体噴出口22は、先端開口部21と協働して先端部12aの周囲に形成される。
一方、図6(b)に示す実施例5のノズルでは、実施例3のノズル本体部11の替わりにノズル本体部11’が設けられ、ノズル本体部11’は、中子先端部材51と中子基礎部材52からなる中子部材50とノズルボディ61と噴板キャップ62と締付リング63により構成されている。
ノズルボディ61の内部には中空部61aが設けられ、中子基礎部材52は、中空部61aの内径と略同一かこれより微小長さ大径に形成された基端部外周の圧入部52aを介して中空部61aへ圧入固定する。ノズルボディ61の先端から露出する中子基礎部材52の先端部には、嵌入孔52bを介して中子先端部材51の軸体51bの基端部51eを嵌入し、軸体51bの外周には、コイルばね51cとリング部材51aを順に挿入し、リング部材51aには、噴板キャップ62を被せる。そして、噴板キャップ62の上から締付リング63を挿入してノズルボディ61の先端外周に螺着し、噴板キャップ62をフランジ部62aを介してノズルボディ60に固定することにより、リング部材51aを噴板キャップ62の内周面とコイルばね51cとの間に保持する。尚、中子先端部材51は、リング部51aと軸体51bを一体に形成してコイルばね51cを省略することも出来る。
中子先端部材51と中子基礎部材52の内部には、連通した液体通路50aが協働して形成される。液体通路50aには、固定具14と締付リング15を介して継手部材13に取り付けた液体送給菅12を先端部12aが、軸体51bの先端部と面一になるまで嵌入する。
尚、実施例4のノズルでは、図7(a)に示すように先端部12aの外周縁部を前方に向かって先細りに面取りすれば、気体噴出口22から噴出される、後述の高速旋回渦流気体の焦点Fは、液体噴出口となる先端部12aの近くに形成され、液体の破砕効果が増大する。一方、図7(b)に示すように先端部12aの内周縁部を前方に向かって末広がりに面取りすれば、焦点Fは、先端部12aから(a)図の場合より遠くに形成され、微粒化した液体が広範囲に散布される。また、実施例5のノズルでは、図7(c)に示すように、中子先端部材51の先端に内接する液体送給菅12の先端部12aを末広がりに面取りすれば、気体噴出口22’から噴出される、後述の高速旋回渦流気体の焦点Fは、面取りしない場合に比べて遠くに形成され、微粒化した液体が広範囲に散布される。
また、図8(a)に示す実施例6のノズルでは、実施例1の中子部材30に替えて中子部材30’’が設けられ、中子部材30’’には、基端部外周側面に継手部材13の雄ネジ部13bに相当する13b’が設けられ、基端部に継手部材13eに相当する先細りの止め具固定孔13e’が設けられている。液体通路菅12は、締付リング15と固定具14を挿入した状態で液体通路31’’へ嵌入し、先端部12aの嵌入位置を調整した上で締付リング15を雄ネジ部13b’へ螺着して中子部材30’’へ固定する。
また、図8(b)に示す実施例7のノズルでは、実施例1のノズル本体部11の液体通路31に対し、外径が液体通路31の内径と略同一かこれより微小長さ大径である合成樹脂製の液体送給菅12を嵌入し、嵌め合わせにより固定する。
例えば、液体送給菅12の外径と液体通路31の内径をそれぞれd及びDとした場合、例えば、図8(b)の基端部に示すように、d及びDの加工誤差がそれぞれ+0.01〜+0.025mm、0〜+0.015mmの範囲内に収まるように加工する。尚、例えば、d及びDの加工誤差がそれぞれ+0.01〜+0.025mm、0〜+0.009mmの範囲内に収まるように加工するか、又は+0.16〜+0.025mm、0〜+0.015mmの範囲内の収まるように加工すし、液体送給菅12と液体通路31の嵌め合わせを締まり嵌めにすれば液体送給菅12の固定が一層堅固になる。
尚、図8(b)に示すとおり、実施例7のノズルでは、予め、液体送給菅12の外周側面上を摺動するガイドキャップ70を装着した状態で液体通路31へ嵌入している。ガイドキャップ70は、ゴム又は合成樹脂等の弾性素材で形成し、外径を液体供給口40の内径と略同一又はこれより微小長さ大径に形成した嵌入部70bをフランジ部70cが中子部材30の基端部に突き当たるまで液体供給口40に嵌入する。ガイドキャップ70を取り付けた場合、液体通路31の後端部31を支点として液体送給菅12がぐらつかず、後端部31において液体通路菅12へ生じる負荷を防止できる。また、液体送給菅12は、ガイドキャップ70を液体供給口40から引き抜いた上で液体通路31から引き抜く事で自在に取り外し、交換する事ができる。
尚、各実施例に使用される液体送給菅12には、ステンレス、高力黄銅又は黄銅等による金属ホースや、合成樹脂製のチューブを使用することが考えられる。ことが出来る。尚、接触した金属から金属イオンが溶出するおそれがある酸性又はアルカリ性の液体を微粒化する場合や接触した金属を腐蝕させるおそれのある有機溶剤を微粒化する場合においては、非金属製である合成樹脂製のチューブを使用する。この場合、合成樹脂チューブの先端12aは、実施例3から実施例7に示すように、ノズル本体部(11,11’)の先端まで挿入し、チューブ内を通過する液体が液体通路31に接触しないようにする。
液体送給菅12に使用するチューブの合成樹脂については、例えば、ナイロン、ウレタン、フッ素樹脂等の様々なものを使用することが出来る。アルキッド樹脂(特にグリプタル樹脂)、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ケイ素樹脂、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾールは、一定の耐熱性を備えるため、高温の液体の微粒化に際して使用することが好適といえる。また、酸性又はアルカリ性の液体や有機溶剤を微粒化する場合、耐薬品性を備えた合成樹脂として、デュポン社製の(登録商標)テフロン(登録商標)や、PTFEを使用することが好適と言える。
尚、液体送給菅12に使用するチューブの合成樹脂は、液体通路31の後端部31aの近傍までしか嵌入しない実施例1のノズルでは、フッ素樹脂等ある程度柔軟性の有る素材が利用できる。一方、チューブをノズルボディ本体(11,11‘)の先端部まで液体通路31内を深く嵌入する実施例2〜6のノズル及び特に、液体送給菅12を嵌め併せで固定する実施例7のノズルでは、嵌入時のチューブの曲がりや破損防止の観点から、テフロン(登録商標)等、一定の剛性を備えた素材を使用する。
次に図9により、実施例4の微粒化ノズルを使用した際の気体Tの流れについて説明する。微粒化される液体Rは、液体供給ホース(図示せず)に接続された液体送給菅12の内部を通り、液体噴出口を構成する先端部12aから前方へ噴出する。一方、気体供給口27より導入された気体Tは、気体通路管42の内壁面に衝突しながら気体噴出口22へ向かってらせん状に進行し、リング部34の下面から各スパイラル溝33へ侵入する。その後気体Tは、渦流室Wで渦流化され、ノズル前方に焦点Fを結ぶ先細り円錐形状の高速旋回渦流気体T’となって円環状の気体噴出口22より前方に噴出する。液体Rは、焦点Fにおいて高速旋回渦流気体T‘に衝突することにより破砕され、微粒化された液体RT’となって前方へ噴霧される。
以上の点から、本発明は、様々な素材から構成された液体送給管を液体通路へ自在に挿入し、従来の渦流式微粒化ノズルの液体通路に発生していた不具合を安価なコストで解消するものである。即ち、本発明では、液体通路上の汚れ、詰まりが生じにくく、生じても安価な液体送給菅を交換するだけで解決可能である。また、金属イオンの溶出、金属腐蝕のおそれのある液体を微粒化する場合にも、耐薬品性を備えた合成樹脂製等の安価な液体送給菅を液体通路内に装着すれば、従来よりずっと安価なコスト負担にて、半導体の電流の流れを乱す原因となる金属イオンを溶出せず、シリコンウエハーへのコーティングが可能な微粒化ノズルを構成することが可能となる。また、耐薬品性に強いことにより、医薬製造、医療分析又は化学分析等に使用可能な微粒化ノズルを構成することが可能となる。従って、本発明に係る渦流式微粒化ノズルは、上記のような様々な目的に応じた微粒化ノズルを安価に構成しうる点で意義のあるものと言える。
実施例1の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 実施例1〜実施例3の各構成物品を表した分解斜視図。 図2のノズル本体11の構成物品を表した分解斜視図。 実施例2の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 実施例3の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 (a) 実施例4の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 (b) 実施例5の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 (a) 先端が先細りである実施例4の液体噴出口の拡大断面図。 (b) 先端が末広がりである実施例4の液体噴出口の拡大断面図。 (c) 先端が末広がりである実施例5の液体噴出口の拡大断面図。 (a) 実施例6の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 (b) 実施例7の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズルの縦断面図。 実施例4の微粒化ノズルによる微粒化の状態を表す縦断面図。 従来技術に係る微粒化ノズルを表す縦断面図。
符号の説明
12 液体送給菅
12a 液体送給菅先端部
13 継手部材
13a 継手部材先端部の雄ネジ部
13b 継手部材基端部の雄ネジ部
13’b 中子部材30’基端部の雄ネジ部
13e 継手部材基端部の固定孔
13’e 中子部材30’基端部の固定孔
14 固定具
15 締付リング
20 ノズルボディ
21 先端開口部
22,22’ 気体噴出口
30,30’,30’’ 中子部材
31,31’,31’’ 液体通路
31a 液体通路後端部
32 液体噴出口
50 中子部材
61 ノズルボディ
F 焦点
R 液体
T’ 高速旋回渦流気体
W 渦流室

Claims (6)

  1. ノズルの基端部に形成され、内周面に雌ネジ部が形成された液体供給口と、ノズルの内部に形成され、先端に液体噴出口が開口し、後端で前記液体供給口と連通する中空状の液体通路と、前記液体噴出口を取り囲み、ノズル前方に焦点を結ぶ先細り円錐形状に高速旋回過流気体を噴出する円環状の気体噴出口と、を備え、前記液体噴出口から前方に噴出した液体をノズル前方の焦点において高速旋回過流気体と外部混合させることにより微粒化する渦流式微粒化ノズルであって、
    ノズルの外部で一端を液体供給源に接合した液体送給菅の他端を前記液体供給口から挿入し、前記液体通路に対して少なくとも液体噴出口と面一になるまで嵌入し、着脱可能に固定したことを特徴とする液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
  2. 前記液体送給菅は、非金属材料により形成されたことを特徴とした、請求項に記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
  3. 前記非金属材料は、耐薬品性を備えた合成樹脂であることを特徴とした、請求項に記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
  4. 前記液体供給口が基端部に設けられ、先端に前記液体噴出口が開口した前記液体通路が設けられた中子部材と、
    前記中子部材を後方から内部へ装着一体化し、前記液体噴出口を取り囲み協働して前記気体噴出口を形成する先端開口部を備えたノズルボディと、から構成されることを特徴とする請求項1〜のうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
  5. 前記液体送給菅の外周には、先端部外周に雄ネジ部が設けられた継手部材と、該継手部材基端部に設けられた先端へ向かって先細りとなる固定孔に挿入される固定具と、前記継手部材の基端部外周に設けられた雄ネジ部へ螺着される締付リングと、が取り付けられ、前記液体送給菅は、前記締付リングにより前記固定具を介して前記継手部材の基端部に固定され、前記継手部材は、先端部が前記液体供給口に螺着されてノズル基端部に固定されることを特徴とした、請求項1〜のうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
  6. 前記液体供給口は、内周面に形成された雌ネジ部に替え、先端に向かって先細りとなる固定孔として形成され、ノズル基端部外周には雄ネジ部が設けられ、前記液体送給菅の外周には、前記液体供給口に挿入される固定具と、前記ノズルの基端部外周に設けられた雄ネジ部へ螺着される締付リングと、が取り付けられ、前記液体送給菅は、前記締付リングにより前記固定具を介して前記ノズルの基端部に固定されることを特徴とした、請求項1〜のうちいずれかに記載の液体送給菅嵌入型渦流式微粒化ノズル。
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