JP4913745B2 - 使い捨てオムツ - Google Patents

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Description

本発明は使い捨てオムツ、特に失禁介護のための使い捨てオムツに関する。このオムツは1本の腰ベルトを備え、この腰ベルトは、腰まわり方向を閉じたオムツの腰まわりの輪を形成し、またこの腰ベルトは、第1および第2のファスナーを用いて、少なくとも1箇所で開くことができ、そしてそれ自体重ね合わせて閉じることができる。またこのオムツのオムツ本体は、前当てと、背当てと、その間に位置する股ぐりとを備え、そして液体のための吸収体を備える。このオムツ本体は、その前当てまたは背当ての長手方向末端が、第3のファスナーを介して腰ベルトに、取り外し可能な方法で固定可能であるが、この場合、ユーザーが腰ベルトを装着するときは、オムツ本体を両脚の間から引き上げ、オムツ本体の自由な長手方向末端を腰ベルトに、取り外し可能な方法で固定できるようにする。
この種の使い捨てオムツは、例えば、WO‐01/00129‐A1から知られている。
この種の使い捨てオムツは、しばしばベルト式オムツと呼ばれ、次のような利点がある。すなわちユーザーは、オムツを装着するとき、まず腰ベルトを腰に巻きつけ、通常は腹部領域で閉じることができる。これは、腰ベルトの一方の部分を、第1のファスナーを用いて、腰ベルトの他方の部分の人体側にある第2のファスナーに、重ね合わせる形で固定して行う。使い捨てオムツのオムツ本体では、通常はその背当てがベルトに固定されているが、上記の閉じる動作の間、自由に下方にぶら下がっている。ユーザーは、腰ベルトを閉じた後、オムツ本体の自由に垂れ下がる末端を把握し、そのオムツ本体を、背後から両脚の間を引き上げ、オムツ本体の自由な長手方向末端を腰ベルトの外側に、取り外し可能な方法で固定する。このため自由な長手方向末端には、第3のファスナー、通常はメカニカルファスナー、特には面ファスナーのフック側が形成されている。また腰ベルトの人体反対側には第4のファスナーが設けられ、このファスナーは通常、ループ側の繊維材料、特には不織布として形成されている。自明のことであるが、この使い捨てオムツの装着を次のように行うこともできる。すなわち腰ベルトを装着して閉じた後、自由に下方に垂れ下がるオムツ本体を、前方から後方へとユーザーの両脚の間を通して、このような場合、オムツ本体の背当てを腰ベルトに、取り外し可能な方法で固定することができる。またオムツ本体を腰ベルトから完全に取り外すことができるので、特にユーザーが重度の介護を必要とする寝たきりの場合、使い捨てオムツの取り扱いに十分な融通性が得られる、このような使い捨てオムツも知られている。
この知られているベルト式オムツの欠点は、オムツ本体の自由な長手方向末端を腰ベルトに固定するとき、第3および第4のファスナーを用いるため、融通性に欠ける点である。この第3のメカニカルファスナーは、従来の技術においてはこれまで次のように形成されて来た。このファスナーは、その一次機能に応じて第4のファスナーと、そして特には腰ベルトを形成する材料の外側全体と、付着しながら相互作用することができる。しかし第1および第2のファスナーを用いて腰ベルト各部分が固定されて、閉じた腰まわりが形成された後、この第1のファスナーは、第4のファスナーの一部を隠す。なぜならば第1のファスナーは通常、腰ベルト当該部分の末端から突出するからである。第4のファスナーのこの部分は、第3のメカニカルファスナーの係着面としては利用できなくなる。第3および第4のファスナーによって、オムツ本体の自由な長手方向末端が、腰ベルトに正確に固定される可能性は、したがって限定される。この欠点は、特に次の場合に残念である。すなわち、第1および第3のファスナーが、腰ベルトを形成する材料の外側全体と、付着しながら相互作用できるが、このとき第2および第4のファスナーが重なり合う場合である。
したがって本発明の課題は、第3のメカニカルファスナーを用いて、ベルト式オムツを正確に装着する際に、融通性が欠けるというこの欠点を克服することである。
本発明は、上記の種類の使い捨てオムツの場合、第3のメカニカルファスナーをも、第1のファスナーの人体反対側に、取り外し可能な方法で固定できるようにすることにより、この課題を解決する。したがって本発明によれば、第3のメカニカルファスナーエレメントが、腰ベルトの第4のファスナーエレメントとの付着結合できるだけでなく、第1のファスナーの人体反対側も、第3のメカニカルファスナーエレメントと、付着結合することができる。この付着結合は、オムツの確実な保持というファスナーの一次機能が、使用中に得られるような大きさとする。
この付着結合は、例えばコンタクト接着剤など、それ自体任意の方法によって得ることができる。しかし特には、第1のファスナーの人体反対側は、少なくとも一部分が、繊維材料から、特には不織布材料から、好ましくはカードウェブ、またはスパンボンデッド不織布、または織布材料から形成されれば有利である。
本発明の発展形として、第1および/または第3のファスナーは、少なくともその一部分が、弾性を持つものとして形成されることを提案する。使い捨てオムツを正確に適合させる可能性が、これによってさらに増大する。各ファスナーの弾性部分は、弾性フィルム、または単層または複層の弾性不織布、または弾性不織布フィルムラミネートから形成するのが有利である。その際例えば、1つの弾性フィルムコンポーネントを延伸状態で、それ自体弾性をもたない不織布コンポーネントに固定し、その結果、形成された不織布フィルムラミネートに弾性特性を持たせることができる。この不織布コンポーネントは、第1のファスナーの場合、好ましくは人体反対側に設け、このような場合、特には第3のファスナーをそこに固定できるような形状とするべきであろう。
第1および第2のファスナーが付着結合するのに十分大きな面積を得るため、第1のファスナーは、腰ベルトの末端から少なくとも10mm、特には少なくとも20mm、また特には少なくとも30mm、さらに特には少なくとも40mm突出している。このベルト式オムツの長手方向における第1のファスナーの長さ(幅)は、特には少なくとも15mm、さらに特には少なくとも20mm、特に少なくとも25mm、特に少なくとも30mm、さらに特に少なくとも35mmとする。第1のファスナーの大きさを、その一次機能を最適に満足できるかだけに従って、すなわち第2のファスナーと相互作用するとき十分な付着力が得られるかだけに従って選択することが、本発明によって可能となる。第1のファスナーが非常に大きいことによっても、その後第3のファスナーを用いて、オムツ本体の自由な長手方向末端を腰ベルトに固定する際に融通が利くようになり、ユーザーは制限を受けなくなる。なぜならば第3のファスナーも、第1のファスナーの人体反対側に十分強く付着できるようになり、したがって使用中にオムツを確実に保持できるようになるからである。
本発明のもう1つの実施形態では、各ファスナーの材料を次のようにして互いに適合させる。すなわち第1のファスナーの人体反対側と、第3のファスナーとの間で、付着力をせん断強さとして後に述べる方法で測定したものが、第1のファスナーの人体側と第2のファスナーとの間のせん断強さとしての付着力よりも小さくなるようにする。これにより、オムツ使用中に相応の力の作用があるとき、最悪の場合でも、まずオムツ本体の固定された末端だけが腰ベルトから外れ、しかし腰ベルト自体は閉じたままとなる。その結果として、このベルト式オムツが人体から完全に外れることはない。
本発明の特に有利な実施形態では、第1のファスナーの人体側と、第2のファスナーとの間の付着力が少なくとも5N/25mm、特には少なくとも10N/25mm、さらに特には少なくとも15N/25mm、特に少なくとも20N/25mm、特に少なくとも25N/25mm、特に少なくとも30N/25mm、特に少なくとも35N/25mm、特に少なくとも40N/25mm、特に少なくとも45N/25mm、さらに特に少なくとも50N/25mmとする。しかし第1のファスナーの人体反対側と、第2のファスナーとの間のこの付着力は、80N/25mm以下、特には70N/25mm以下とすれば有利である。
第1のファスナーの人体反対側と、第3のファスナーとの間の付着力は、次のようにすれば有利である。すなわち少なくとも2N/25mm、特には少なくとも3.5N/25mm、さらに特には少なくとも5N/25mm、特に少なくとも10N/25mm、特に少なくとも15N/25mm、特に少なくとも20N/25mm、特に少なくとも25N/25mm、特に少なくとも30N/25mm、特に少なくとも35N/25mm、特に少なくとも40N/25mm、特に少なくとも45N/25mm、さらに特に少なくとも50N/25mmとする。
しかし第1のファスナーの人体反対側と、第3のファスナーとの間の付着力は、70N/25mm以下、特には60N/25mm以下とすれば有利である。
下記には、せん断負荷時の付着力を測定するための検査方法について述べる。この検査方法を実施するため、試験サンプルを張り渡すためのジョークランプ幅が60mmの引っ張り試験機を用いることができる。この試験機はドイツ国、Ulm市、Zwick有限合資会社のTyp Z010/TN 2S、ロードセル100Nが入手できる。この検査方法実施の際には、図10、11に示すように、検査されるファスナーの第1のコンポーネント、例えばループ側コンポーネント106と、それに付着する第2のコンポーネント、例えばフック側コンポーネント108とを、1つの湾曲した面の上に置く。この面は、ユーザーの腹部の湾曲をシミュレーションしたものとしたい(図10参照)。このファスナーを引っ張り試験機のジョークランプに結合するため、曲がりやすい基材141、101、例えば片面接着テープであって好ましくは幅25mmのものを使用する。この接着テープは、STA306という名称のものが、Neuss市、ドイツ3M有限会社から入手できる。この接着テープはポリプロピレン製であって、その表面は、ウレタン変性シリコーンポリマーでコーティングされている。この接着剤塗布物の面積あたり重量は23g/m2である。湾曲面上に置かれた試験サンプルは、ファスナーのたがいに付着する平面的な切断物106、108からなっており、引っ張り試験機を用いて引っ張り負荷がかけられる。ここから、互いに付着する平面的切断物のせん断負荷が得られる。
試験サンプルの準備
使用されるファスナーを、23℃、相対湿度50%で、24時間養生する。ファスナー材料から、大きさ25×30mm(幅B×長さL)の試験サンプル106、108を打ち抜き、2本の片面接着テープ101、141の末端の間にサンドウィッチ状に配置し、または固定する。これらの接着テープは幅が25mmで、互いに接着されている。こうしてそれぞれのファスナー材料の試験されるファスナー側の突出部として、大きさ25×20mm(幅B×長さL)のものが得られる(図11a、11b参照)。図11a、11bに示すと同様な方法で、フック側のファスナー材料を試験する場合は、そのファスナー材料108のフック側コンポーネントとして、25×20mmの大きさのものを打ち抜き、2本の片面接着テープ101の接着面を互いに接着したものにより、次のようにして固定することを提案する。すなわち上側の接着テープは、平面的な切断物の背面に重なるように、下側の接着テープは、平面的切断物と切り口を合わせて接するようにする(図11b参照)。
このようにして準備されたファスナー材料の切断物を、続いて全面的に重ね合わせる(図11a、11b)。それらのファスナー材料のファスナーエレメントが、1つの好ましい方向を持つならば、オムツ使用中に期待されるような方向付けが行われているのである。
これら重ね合わされた平面的な切断物は、ロール圧着を4回行うことにより、互いに結合される。このロールは幅50mm、太さ直径100mm、表面が平滑で、ロール重量5kg、ロール速度は20から100mm/secとする。
試験手順
前記に説明したファスナー材料延長部末端を、引っ張り試験機の下側ジョークランプの中央にセンタリングして張り渡し、前記に説明したファスナー材料延長部の他方の末端を、引っ張り試験機の可動型の上側ジョークランプに、やはりセンタリングして張り渡す。
このようにして張り渡された試験サンプルを、図10および12に記載の装置100に装着する。この装置は、ユーザーの腹部または腰部をシミュレーションしたものとする。この装置100の透視図を図12に示す。弓形の湾曲面102が認められるが、この湾曲面は、表面粗さ5から25μm、湾曲半径Rが少なくとも関係部分だけについて400mm、ウィング長さSLが300mmの、平滑なスチール製とする。そのほか、湾曲面102より上および下には、径18mmのプーリー104が設けられている。このプーリーは、湾曲面に装着された試験サンプルを垂直方向に、H=88mmのところで方向変換する。そして試験サンプルは、ここには図示しない引っ張り試験機のクランプ20、24と連結される。この方向変換の角度αは60°である。これにより引き出し角度は、湾曲面のほぼ接線方向に一定に保たれる。不織布材料の各コンポーネントの上下に重ね合わされた平面的切断物106、108は、湾曲面102に対して次のように位置決めされる。すなわち上側のコンポーネントが中央にセンタリングされ、湾曲面102の頂点に来るようにする。
フック側コンポーネントが連結される可動クランプ24は、下記の試験速度で、矢印Pの方向に動く。その間、クランプ間に生じる引張り力を求める。試験パラメーターは次の通り。
試験速度 300mm/min
試験サンプルの張り渡し長さ 430mm(図4参照)
測定トラベル ファスナーコンポーネントが剥離するまでの区間
プリロード 0.2N
試験回数 n≧6

評価は次のように行う。すなわち、ファスナーが剥離するまでに求められた最大力を、小数点第2位までに端数処理し、N(Newton)を単位としてメモする。そしてn回測定した平均値に、標準偏差ならびに最小値と最大値を附記して記録とする。
本発明の発展形として、腰ベルトを一体型の材料片で形成し、この材料片をオムツ本体に接合することを提案する。
すなわち好ましくは、横方向または腰まわり方向に一体型につながる材料片を、オムツ本体に接合して、腰ベルトを形成する。この接合は面として行われるので、引っ張り力はオムツ本体に伝達されることはなく、引き裂き強さを持つベルト材料に吸収される。これにより、オムツ本体を形成するトップ/バックシート材料の選択の範囲が大きくなる。そのほかベルトとオムツ本体との接合部の安定性に対する要求事項が少なくなる。ベルトを形成する材料片は、機械の方向に供給される連続シート材料から、ただ1片の長手方向切片として得られる。
本発明の有利な実施形態として、腰ベルトを、長手方向中心軸の左右両側で、オムツの長手方向に延びる折り目線それぞれ少なくとも1本、特には少なくとも2本、さらに特には少なくとも3本にそって、それ自体重ね合わせて折りたたむ。
本発明のもう1つの実施形態として、この腰ベルトを、左右両側で折りたたんだまま、ふたたび広げることができる状態で固定し、この腰ベルトが、迅速に動作する製造機械の中で、意図せずして広がったり、はがれたりしないようにすれば、有利である。腰ベルトを折りたたんだまま、ふたたび広げることができる状態で、その折りたたまれた形に固定することによって、非常に長い腰ベルトを、製造機械の中でオムツ本体に接合することができる。これは有利な方法である。
本発明の発展形として、腰ベルトを形成する材料片の上下に重ねて折りたたまれた材料片各部分の間に、接合箇所または接合領域を設け、ふたたび広げられる状態で固定すれば、有利であることがわかっている。しかしまたこの折りたたまれた形を、そのほかの保持手段、例えば取り外し可能なテープ断片によって、ふたたび広げられる状態で固定することもできよう。
オムツ本体に接合されて腰ベルトを形成する材料片において、上下に重ねて折りたたまれその材料片各部分を、好ましくは1動作で広げることができる状態で固定するという前記の方法は、例えば冷間エンボシングによって、または高温を利用するエンボシングによって(高温溶接)、ニードルパンチ特にはホットニードルによって、または超音波溶接またはレーザー溶接または類似の作用による接合方法によって、行うことができる。
この材料片において、上下に重ねて折りたたまれた材料片各部分を、それ自体同士および場合によってはオムツ本体に、ふたたび広げられる状態で固定するため、好ましくは複数のほぼスポット状の接合箇所を設ける。この種のスポット状の接合箇所とは、その接合箇所の面積を(オムツ本体のX−Y平面に投影して)5mm2以下、特には2mm2以下、さらに特には1mm2以下とすることを意味する。これらの接合箇所は、厳密にスポット状または円形である必要はない。三角形、四角形、多角形または楕円形のような、スポット状または円形と異なるものも考えられ、有利である。好ましくはこれらの材料片において、上下に折りたたまれた材料片各部分同士のふたたび広げられる状態の固定は、高温または超音波によって得られた好ましくはスポット状の接合箇所によって行われるものとする。
本発明によるベルト式オムツのもう1つの好ましい実施形態では、一体型の材料片が折りたたまれた形のとき、その自由な末端の掴みしろが、横方向にオムツ本体の長手方向側縁を越えて、特には少なくとも5mm、さらに特には少なくとも20mm、特に少なくとも20mm、特に少なくとも30mm、特に少なくとも40mm、特に少なくとも50mm、特に少なくとも60mm突出する。この掴みしろは、特には腰ベルトの自由な各末端によって形成することができる。
一体型材料片が広げられる前、この掴みしろは、好ましくは横方向に外側を向くものとする。すなわち、掴みしろ同士反対方向、そして平らな基層の上に広げられたオムツ本体の長手方向中心軸と反対方向を向くものとする。したがって掴みしろは、ユーザーの左手で左側から、そして右手で右側から、快適に把握することができる。このベルト式オムツは、重度の介護が必要な人に用いる場合、特に有利である。ベルト式オムツは、例えば介護の必要な患者が横向きに寝ているときに、しばしば装着が行われる。この場合オムツ本体から横方向に突出する材料片を、患者の体の下を通さなければならない。患者の体の下を通すというこのプロセスは、ベルトを形成する材料片が折りたたまれて、ふたたび広げられる状態で固定されていることによって簡単になる。
腰ベルトを形成する材料片が、広げられた状態のとき、横方向にオムツ本体の長手方向周縁から突出する長さは、好ましくは少なくとも200mm、特には少なくとも300mm、さらに特には少なくとも400mm、特に少なくとも500mm、特に少なくとも600mm、特に少なくとも700mmとする。
この材料片の幅は、好ましくは30から150mm、特には40から130mm、また特には50から125mm、またまた特には60から120mm、またまたまた特には70から115mm、さらに特には75から110mmとする。
腰ベルトを形成する材料片は、好ましくは取り外しできない状態で、特にオムツ本体の外側に接合されている。この接合は、それ自体任意の方法で行うことができる。この特に一体型の材料片は、しかし有利な方法として、一部だけに接着剤を塗布することによりオムツ本体に接合することができる。特に有利なのは、材料片とオムツ本体の互いに密着する平面的な広がりの周縁までは、接着剤を塗布せず、その結果、この結合体の周縁領域に接着剤を施さないままとする場合である。こうすれば、積み重ねるとき、接着剤が各層の間から外側に押し出されないという利点がある。
特には一体型であって、オムツ本体に接合され、腰ベルトの少なくとも一部を形成する材料片は、好ましくは不織布から形成される。特にかつ好ましくは、スパンボンデッド材料(S)、またはスパンボンデッド‐メルトブロー材料(SM)、またはメルトブロー層の両面にスパンボンデッド材料を設けたもの(SMS)、またはカード不織布材料および/またはウォーターニードル不織布材料を用いることができる。これにより腰ベルトを、1つには皮膚に優しく、もう1つには大面積を、第1および第3のファスナーのための係着面として形成することができる。すなわち大面積の領域を、第1のファスナーの人体側および第3のファスナーとの付着結合のため、同時に第2および第4のファスナーとして利用できる。不織布ラミネート、特には上記不織布の2層、3層、または多層の組み合わせも、同様に用いることができる。
個々の層の結合は、それ自体一般に行われる公知の方法によって、例えば高温による接合方法、例えば溶接、特にレーザー溶接、ホットメルト、エアスルー、ホットカレンダーエンボシング、または超音波エンボシングによって行うことができる。そのほか不織布材料の冷間エンボシング、ニードルパンチ、縫工、または接着も考えられる。織布またはニット製品との結合、すなわち最も広い意味の織り目を持つ材料との結合も考えられる。熱可塑性かつ特に弾性ある材料からなるフィルムも使用でき、しかも多層フィルムラミネートが使用できる。有利な方法として、次のような不織布/フィルムラミネートをも使用できる。それは、フィルムを少なくとも1層、および不織布を少なくとも1層、または織布を少なくとも1層含む同ラミネートである。フィルム層は、特に腰ベルトの弾性領域を実現するために用いられる。これら各層の結合もまた、上記の方法によって行うことができる。
腰ベルトの少なくとも一部を形成する特に好ましい材料に、次のようなループ側不織布材料がある。すなわちその不織布材料の場合、使用時に人体反対側となるその第1の上面が、第1の比較的大きなボンディングされない領域を含み、これらの領域は互いに間隔を取って島状に配置されている。そしてこれら第1の比較的大きなボンディングされない領域は、ボンディングされた輪郭によって境界を区切られ、この境界の外では、第2の比較的小さなボンディングされない領域によって囲まれ、これら第2の比較的小さなボンディングされない領域によって互いに間隔を置かれる、このような不織布材料である。
これら比較的大きなボンディングされない領域は、メカニカルに作用するファスナー機能の形成に利用される主たるものである。これらの領域は、ボンディングされた輪郭によって境界を区切られ、あるいは定められている。この輪郭は、特にライン状のエンボシング、また特にホットエンボシングによって形成することができ、このホットエンボシングは、特に超音波溶接またはカレンダーエンボシングによって得られる。これらエンボシングラインは、連続するものとしても、中断を持つものとしても形成することができ、特に点線状、または破線状に形成することもできる。しかしこのボンディングされた輪郭の外側では、これら第1のボンディングされない島状領域の間に、さらなる比較的小さなボンディングされない領域または部分が設けられている。これらの領域または部分は、第1の比較的大きなボンディングされない領域を互いに分離する。この関連で、第2の比較的小さなボンディングされない領域または部分についていうとき、これは次のようなことと理解されたい。すなわち、島状の比較的大きな領域が、近くに並んでまたはつながって配置されている。あるいは第2の比較的小さなボンディングされない領域がさらに、ボンディングされた部分領域を囲んでいる。このような配置が行われているため、第1の比較的大きなボンディングされない領域の可能最大な内接円を、第2のボンディングされない領域に取り込み、あるいは挿入することが、不可能となっている。
この不織布材料を用いれば、1つには第1の比較的大きくてボンディングされない島状領域によって、メカニカルファスナーのフック側コンポーネントのため十分大きなアンカー固定領域、かつ全体としても個別にも横に広がるアンカー固定領域が得られる。上記のさらなる第2のボンディングされない領域は、これら島状の第1のボンディングされない領域の間にあって、メカニカルファスナーのフック側コンポーネントとできるだけ連続的に係着できるようにするのに役立つ。ループ側不織布材料の同様に十分な固定は、第1のボンディングされない領域の境界を区切るボンディングされた輪郭によって得られ、場合によってはそのほかにもボンディングされた部分領域を設けることによって得られる。この部分領域自体は、第2のボンディングされない領域に囲まれながら、第1の比較的大きな領域の間に配置されている。
強度が良好である点と、不織布材料の繊維の拘束が良好である点で有利なのは、―すでに述べたように―第2の比較的小さなボンディングされない領域がさらに、ボンディングされた部分領域を囲む場合である。これらの部分領域は、やはりエンボシング、特にホットエンボシングによって形成することができ、それ自体任意の形状である。これら部分領域の形状は、比較的短くて細いセグメントとし、かつその長手方向寸法がその幅の2から10倍、特には2から8倍とすれば有利である。
さらには、不織布材料への繊維の拘束が良好であるという点で、次のような場合が好ましい。すなわち、第1の比較的大きなボンディングされない島状領域間で、いずれの直線的結合線も、ボンディングされた輪郭を通るか、または第1の比較的大きな領域の間にあるボンディングされた部分領域を通るような場合である。
前記ボンディングされた輪郭は、有利な方法として、そのエンボシング線またはエンボシング線分の幅が0.2から1mm、好ましくは0.2から0.8mm、さらに好ましくは0.3から0.6mmとする。この輪郭は、有利な方法としてその深さが0.4から1.5mm、好ましくは0.4から0.9mm、好ましくは0.4から0.8mm、さらに好ましくは0.5から0.7mmとする。
さらに好ましくは、第1の比較的大きなボンディングされない島状領域は、その寸法、特にその領域の内接円の直径が、2から15mm、好ましくは3から10mm、さらに好ましくは3から8mm、特に好ましくは4から7mmとする。
第1の比較的大きなボンディングされない島状領域は、第1の上面の総面積に対する面積割合を、好ましくは5から75%、特には5から60%、また特には10から50%、特に10から45%、特に15から45、特に20から40%、さらに特に30から40%とする。第1の比較的大きなボンディングされない島状領域は、それを合計したものが、総表面積のうち比較的過度にならない割合を占めれば十分であることがわかっている。なぜならば第1の比較的大きなボンディングされない領域の間に、第2の比較的小さなボンディングされない領域または部分があるが、これらによってもファスナー機能が支持されるからである。
第1の比較的大きなボンディングされない島状領域は、形状がかならずしも定められているわけではない。しかし、この領域が円形、または楕円形、または三角形、または四角形、好ましくは六角形または八角形であれば、有利である。これらの好ましい構造によって、ファスナーのフック側コンポーネントのため、平面的に横に広がるアンカー固定領域を提供することができる。このファスナー機能は、比較的大きな島状の領域の寸法をすべての方向において等しくすることが好ましく、そのような寸法は、円形、規則的に反復する多角形、特に六角形の場合が特に効果的である。
第1の島状領域の配置に関しては、これらの領域の間隔を少なくとも1mm、好ましくは少なくとも1.5mm、特に少なくとも2mm、さらに特に少なくとも2.5mm、特に好ましくは少なくとも3mmであることが、特に合目的である。しかしこの互いの間隔は好ましくは最大で10mm、特に最大で5mmとする。
不織布材料の良好で十分な安定性、すなわち繊維の良好な拘束、及び不織布材料の破損強さが得られるのは、第1の表面の総面積に対する、ボンディングされた領域の総面積割合が、好ましくは10から60%、好ましくは15から40%、さらに好ましくは15から30%、特に15から25%、特に有利な方法として19から22%である場合である。ここでボンディングされた領域とは、次のようなボンディングされた輪郭をいう。この輪郭は、第1の島状領域の境界を区切り、また場合によっては第1の島状領域の間に追加して設けられたボンディングされた部分領域の境界を区切る。
腰ベルトの少なくとも一部を形成する不織布材料は、好ましくはスパンボンデッド不織布、またはカードウェブ、またはメルトブロー不織布、またはウォーターニードル不織布を含むことができる。有利な方法として、複数の不織布層からなる不織布ラミネートとすることもできる。本発明の1つの好ましい実施形態によれば、この材料は、スパンボンド不織布とカードウェブを互いに結合したものを含む。このような場合カードウェブが、好ましくは第1の上面を形成し、この面が、メカニカルファスナーにおけるフック側コンポーネントの係着エリアとなるものとする。
この不織布材料が複数の不織布層からなる場合、それは不織布ラミネートである。したがって、これらの層を、第1の比較的大きなボンディングされない島状領域の境界を区切るボンディングされた輪郭によって、互いに結合すれば有利である。これは例えばホットエンボシングによって、しかも特にはカレンダーエンボシングまたは超音波溶接によって行うことができる。この不織布材料を不織布ラミネートとして形成する場合、強度を全体として上げるため、第1の上面と反対側の不織布層を、もうひとつのボンディングパターンによって、特にはホットエンボシングによって得られたボンディングパターンによって、固定することができる。したがってもう1つのこの不織布層は、ファスナーのフック側コンポーネントの係着領域を形成するのではなく、反対側に設けられるものである。このボンディングパターンは、好ましくは、このもう1つの不織布層を前もって製造する際に、その事前固定のために施されるものとする。
この不織布材料の面積あたり重量は、好ましくは15から120g/m2、特には20から90g/m2、また特には30から80g/m2、またまた特には40から70g/m2、さらに特には50から65g/m2とする。
次のような不織布層の、すなわち第1の上面を形成し、第1のボンディングされない島状領域と、ボンディングされた輪郭と、第2のボンディングされない領域とを備える不織布層の面積あたり重量は、好ましくは10から60g/m2、特に10から40g/m2、特に15から35g/m2、さらに特に20から35g/m2とする。
前記の面積あたり重量と、特許請求対象である第1の上面の形状とを組み合わせることにより、次のような不織布材料を製造することができる。この不織布材料は、ファスナーのフック側コンポーネントとの相互作用というファスナー機能が得られるだけではなく、特に屈曲性が快適であるという点で良好な機械的特性を示し、また支持機能を引き受けることもできるものである。
不織布材料を形成するにあたっては、第1の上面を形成する不織布層が、太さが1から10dtex、好ましくは2から8dtex、さらに好ましくは3から6texの繊維を含むか、あるいはそのような繊維からなるものであることが有利である。さらには、第1の上面を形成する不織布層が、親水性繊維を含むか、または親水性繊維からなるものであることが有利である。
不織布材料が複数の不織布層からなる場合、その材料がキャリヤーとして含む不織布層は、その面積あたり重量を10から100g/m2、好ましくは15から60g/m2、さらに好ましくは30から40g/m2とする。このキャリヤー層は、この場合第1の上面と反対側に配置される。このキャリヤー層は、太さが1から6dtex、好ましくは1から4dtex、さらに好ましくは2から4dtexの繊維を含むものとする。
本発明の特に有利な発展形では、不織布材料を通気性あるものとする。すなわち、水および/または空気を通過させるものとする。これにより装着快適性が改善される。
すでに示唆したように、この不織布材料の剛性は0.80N未満、特には0.60N未満、さらに特には0.40N未満、特に0.30N未満、特に0.25N未満、特に0.2N未満、特に0.18N未満、さらに特に0.16未満とするが、0.05を最小とするのが有利である。この剛性は、EP0699066B1に記載の検査法、すなわちTests ASTM D 4932−82 CIRCULAR BENDの修正バージョンに従って測定される。したがって今回の開示のため、上記の検査法に明文をもって関連付けを行い、EP699066B1の関連内容をこの出願書類に引用する。それに加えて、この検査方法のさらに特化されたものとして、検査配置において不織布材料の第1の上面が下位置に置かれるようにする。すなわち検査機器のスタンプと反対側の表面を形成するようにする。
本発明のそのほかの内容、詳細、利点を、特許請求の範囲、図面、および本発明によるオムツの好ましい実施例に関する下記の説明に記載した。
図1は使い捨て可能なベルト式オムツ2を模式的に示し、このオムツは本体4と、暗示的に示す吸収体6とを備える。本体4に接合されているのは一体型の材料片8であって、この材料片は、このベルト式オムツの腰ベルト10を形成する。図1はこのベルトの開いた状態を示す。一体型材料片8は、本体4の外側12に、取り外し不可能な方法で接合されている。この材料片は、開いた状態のとき、ベルト式オムツ2の横方向14に左右の長手方向周縁16を越える長さが、それぞれ少なくとも300mm以上、特に少なくとも400mm以上、特に少なくとも500mm以上、特に少なくとも600mm以上、特に少なくとも700mm以上とする。図1に示す例では、第1の材料片8aが第2の材料辺8bより明らかに長い。すなわち、腰ベルトの第1の部分10aは、横方向14に開いた状態で、本体4の長手方向周縁16を越える長さが、腰ベルトの第2の部分10bの同じ状態の長さよりも、好ましくは100mm、特に好ましくは200mm、全く特に好ましくは300mm長いものとする。
腰ベルトの第2の部分10bは、その末端に第1のファスナー26を、メカニカルファスナーエレメントを備えるタブ26として設けられている。このタブは、腰ベルト第2の部分10bの末端221から突出する。この突出は好ましくは少なくとも10mm、特には少なくとも20mm、さらに特には少なくとも25mmとする。図2に記載するように、第1のファスナー26は人体側262と人体反対側261とからなる。人体側262は、メカニカルファスナーエレメント、すなわち面ファスナーフック263を備える。腰ベルト10が閉じられて、腰まわり方向に閉じた腰まわり円形が形成されると、この面ファスナーフックは、相方のファスナーエレメント、すなわち腰ベルト第1の部分10aの第2のファスナーエレメント88と、そして特にはこの第1の部分の外側表面全体と、取り外し可能な方法で付着しながら相互作用することができる。
人体反対側261は不織布材料264を備え、この不織布材料は、下記にさらに詳しく説明する方法により、面ファスナー341を備えるメカニカルファスナー34と、付着しながら相互作用することができる。このファスナー34は、図示の場合、Holzgerlingen市、G.Binder繊維/プラスチック技術有限合資会社の材料“Microplast”42‐288‐HX200‐PP3によって形成される。フック側コンポーネントの形状を、図4および5に示す。フックはキノコ状であって、頭部はほぼ六角形の平面である。このようなキノコ状の突起が、1cm2あたり約288個設けられる。この材料はポリプロピレンからなり、厚さ約0.42mmである。材料基部に対するキノコ状突起の高さは約0.26mmである。頭部エッジの間隔は約200μmである。
図3は、ベルト式オムツ2の内側13の見取り図を示す。これは腰ベルト第1の部分10bが、腰ベルト第1の部分の第2のファスナーエレメント88に、重なり合う形で固定されて、閉じた腰まわりを形成した後のものである。
ベルト式オムツ2を最終的に装着するには、オムツ本体4をユーザーの両脚の間から引き上げ、さらにそのほかのメカニカルファスナーエレメントを介して、特にオムツ本体4における面ファスナーフック341を備えるタブ34を、腰ベルト10の外側に、取り外し可能な方法で固定しなければならない。本発明はそのために、腰ベルトの左右両部分の外側に第4のファスナー99を設けるだけでなく、第1のファスナー26の人体反対側に不織布材料264から形成された面261を設ける。
この例で図2に模式的に示す第1のファスナー26は、弾性あるオムツ用面ファスナーテープから形成され、このテープは、CP2 EM 67 precut HCという名称で、ドイツ連邦共和国、Altendorf市、Koester有限合資会社から入手できる。このテープの外側、すなわちファスナー26の人体反対側は、不織布材料264によって全面的に覆われる。この不織布材料264は、菱形スポット状にホットエンボシングされたPP‐スパンボンデッド不織布からなり、その外側にPP/PE‐ポリマーを直接押し出す。オムツ用面ファスナーテープは、腰ベルトの第2の部分10bの末端221に固定するため、その下側にコンタクト接着剤を施されている。上記のポリマー押し出しを行えば、リリースペーパーのような分離材を追加しなくても、テープメーカー側でこのテープをエンドレスに重ねて巻き込み、また簡単に繰り出すことができる。このPP/PE‐ポリマーでコーティングされた不織布材料の面積あたり重量は、75g/m2である。
第1のファスナー26の人体反対側261と、第3のファスナー34との間のせん断強さは、上記の試験方法で測定されたものの場合、7.97N/25mmである。
このせん断強さは常温条件下であれば、使用中のオムツの確実な固定を得るのに十分である。
したがってこのベルト式オムツは、解剖学的条件や製品大きさがさまざまに異なっても、きわめて融通性ある適合が可能である。
1つの好ましい実施形態の図示の例では外側全体が、すなわち腰ベルト10の人体反対側が、ループ側の不織布材料を備え、この不織布材料は、第2のファスナーエレメント88および第4のファスナーエレメント99を同時に形成する。このループ側不織布材料を、符号38で表す。
この不織布材料28は不織布ラミネート30からなっていて、その断面図を図6に模式的に示す。この図の切断線は、図7aに記載する線B‐Bにそって位置する。この材料は、プロピレン・スパンボンデッド不織布層32を備え、この層はキャリヤー層であって、繊維太さ2.2dtex、面積あたり重量30g/m2の繊維からなる。また面積あたり密度が48.37個/cm2の楕円形ボンディングポイント31(ホットエンボシングポイント)によって固定されている。この場合楕円形ボンディングポイントの半軸の寸法は、それぞれ0.85mmおよび0.59mmとする。それに応じて、楕円形ボンディングポイントのプレス面積は0.394mm2、総面積に対するボンディングポイントの割合は19.0%となる。ボンディングポイントの深さは0.80mmである。このスパンボンデッド不織布層32の上に、カードウェブ層36が、ホットカレンダーエンボシングによって接合される。図示の場合カードウェブは、太さ4.4dtex、繊維長さ40mmの親水化ポリプロピレン繊維からなる。図7aは、カレンダーロール表面の展開図を示し、このカレンダーロールは、ホットカレンダーによってカードウェブ層36の第1の上面40に施されたエンボシングパターン38に対応する。したがって図7aは、不織布ラミネート30の第1の上面40の見取り図をも示すことになる。
エンボシングパターン38を施すことによって、不織布ラミネート30の第1の上面40に、第1の比較的大きなボンディングされない領域42が形成される。これらの領域は、サーマルボンディングされた輪郭44によって境界を区切られ、これらの輪郭は、中断を持つ第1のセグメント46からなっている。これら第1のセグメント46は、図示の場合、上から見ると規則的に繰り返す三葉形を持つ。これら第1のセグメント46のアーム461は、長さL1が1.04mmで、幅B1が0.47mmである。このようにして境界を区切られた第1のボンディングされない領域は、六角形の島状に第1の上面40に配置され、互いに間隔を置かれる。第1の領域42の間には、第2のボンディングされない領域48が設けられ、後者の領域は、第1のボンディングされない領域42よりも小さい。これら第2のボンディングされない領域はまた、ボンディングされた部分領域50を囲み、この部分領域は、第2のセグメント47によって、弦楽器のコマの形に形成されている。これら第2のセグメント47は、長さL2が2.07mm、幅B2が0.47mmである。第1及び第2のセグメントのエンボシング深さは、それぞれ0.59mmである。この例で示したケースで、第1のボンディングされない島状領域は、その六角形の辺SFの寸法が2.9mmである。これら島状領域の間隔は約2.6mmである。
第1の比較的大きな領域42に内接する可能最大の円52は、図示の例では直径が4.8mmであって、特にこの円を、第2のボンディングされない比較的小さな領域48の内部に配置するのは不可能である。後者の領域内で可能最大の円として54を示す。
エンボシングパターン38のリピート幅(RB)は8mm、リピート長さRLは13.86mmである。
ボンディングされた領域44、50の総面積割合は、20.7%である。第1の比較的大きなボンディングされない島状領域(42)の面積割合は、約35.7%である。この場合、第1のボンディングされない島状領域の面積を求めるには、内接円52の面積を利用する。
上記の検査方法で求められたこの不織布材料のせん断強さは、51.00N/25mmである。この場合面ファスナーのフックコンポーネントとして、前記に詳しく特徴を述べた材料、Holzgerlingen市、G.Binder繊維/プラスチック技術有限合資会社の“Microplast”42‐288‐HX200‐PP3を使用した。
不織布材料の剛性は、欧州特許第0699066B1号明細書で公開されている検査方法に従って求められ、0.13Nである。この検査配置では、スパンボンデッド不織布側が上位置に置かれ、すなわち検査機器のスタンプ側を向く表面を形成する。
本発明のもう1つの実施例では、スパンボンデッド不織布の面積あたり重量だけを45g/m2に増加し、不織布材料を結合するエンボシングパターン38を次のように変更した。
第1のセグメント46のアーム461の長さL1:1.0mm
第1のセグメント46のアーム461の幅B1:0.4mm
第2のセグメント47の長さL2:2.0mm
第2のセグメント47の幅B2:0.4mm
ボンディングされた領域の面積割合:17.1%
第1及び第2のセグメントのエンボシング深さ:0.68mm
このもう1つの実施例のせん断強さとして、前記の検査方法で求められたものは、58.89N/25mmであった。この場合面ファスナーのフック側コンポーネントとして、前記に詳しく特徴を述べた材料、すなわちHolzgerlingen市、G.Binder繊維/プラスチック技術有限合資会社の“Microplast”42‐288‐HX200‐PP3を再び使用した。
このもう1つの不織布材料の剛性を、欧州特許第0699066B1号明細書で公開されている検査方法によって求めたところ、0.28Nである。この検査配置では、スパンボンデッド不織布側が上位置に置かれ、すなわち検査機器のスタンプ側を向く表面を形成する。
隣接する第1の比較的大きい領域42の間の直線的結合線56はいずれも常に、ボンディングされた輪郭44を通って、または第1の比較的大きい領域42の間にあるボンディングされた部分領域50を通って延びる。
エンボシング構造38の寸法の好ましい例を、図7aおよび7bに示す。この場合図7bは、第2のセグメント56を通る線A−Aで切った断面図を示す。
図8は使い捨てオムツ2を模式的に示すが、このオムツの腰ベルト10を形成する材料片8は、オムツ長手方向18の左右両側で、折り目線120にそって、何回も上下に重ねて折りたたまれている。材料片8のそれぞれの自由な末端22は、ユーザーが指で把握できるように、長手方向側縁16より少なくとも10mm突出する掴みしろ24を形成する。一方の自由な末端22の掴みしろには、ファスナーエレメント26も設けられている。
一体型材料片8の上下に重ね合わせて折りたたまれた材料片各部分130は、ふたた広げることができる状態で固定され、しかもこの固定は、ある個数のほぼスポット状の接合箇所132によって行われ、この接合箇所は好ましくは超音波溶接スポットとする。このためには接合箇所が数箇所あれば十分である。
図9は、図8を線A−Aで切った断面図であって、一体型材料片8の特に好ましい折りたたみ方を示す。この材料片は、オムツ本体4末端の外側、すなわち人体反対側に取り付けられている。オムツ本体は、この図の場合その末端が示されているが、人体側トップシート3と、下着側バックシート5によって形成されている。この折り方は、左右両側合わせて4本の折り目線120による。左右いずれもその折り方はダブルZ字形である。このベルトは非対称形に折られている。腰ベルトの第1の長い方の部分10aの折り幅(F1,l)は、腰ベルトの第2の短い方の部分10bの折り幅(F2,l)よりも大きい。
ここで指摘しておきたいが、ベルト10はもちろん対称形に折りたたむこともできる。その場合織り幅(F1,1、F2,l)をほぼ同じにする。これは特に、腰ベルトの第1および第2の部分(10a、10b)が、ほぼ同じ長さの場合にあてはまる。
腰ベルトのいずれの部分10a、10bも、上下に重ね合わせて折りたたまれた材料片各部分130は、広げることができる状態で重ね合わせて固定される。しかもこの固定は、ある個数のほぼスポット状の接合箇所132によって行われ、この接合箇所は好ましくは超音波溶接スポットとする(図9には図示しない)。
本発明によるベルト式オムツであって、腰ベルトを開いた場合の模式図である。 図1のベルト式オムツを線A−Aで切った場合、第1のファスナーの断面図を模式的に示す。 図1の本発明によるベルト式オムツであって、腰ベルトを閉じた場合の模式図である。 ファスナーのフック側コンポーネントを示す。 ファスナーのフック側コンポーネントを示す。 図7aの不織布材料の断面図を模式的に示す。 不織布材料をエンボシングするエングレービングロールの展開図である。これは同時に、腰ベルトの外側を形成する不織布材料の第1の上面の見取り図をも示す。 図7aに示したものの断面図(細部)である。 本発明によるベルト式オムツであって、腰ベルトを折りたたんだ場合の模式図である。 図8のベルト式オムツを線A−Aで切った模式的断面図であって、腰ベルトの第1の折り方を示す。 湾曲面を持つ装置を備える引っ張り試験構造の模式図である。 試験サンプルの模式図である。 試験サンプルの模式図である。 図10に示す装置の透視図である。

Claims (23)

  1. 使い捨てオムツ(2)が腰ベルト(10)を備え、該腰ベルト(10)は、腰ベルト第1の部分(10a)と腰ベルト第2の部分(10b)とを持ち、少なくとも該腰ベルト第2の部分(10b)はその末端からタブの形態にて少なくとも10mm突出する第1のファスナー(26)を備え、該第1のファスナーは使用状態における人体反対側(261)と、使用状態における人体側(262)とからなり、また少なくとも該腰ベルト第1の部分(10a)は第2のファスナー(88)を備え、該第1のファスナー(26)の人体側(262)は、閉じた腰まわりを形成するために該第2のファスナー(88)に、取り外し可能な方法で固定可能であり、また上記使い捨てオムツはオムツ本体(4)を備え、該オムツ本体は前当てと、背当てと、これら両者間に位置する股ぐりとを備え、また該オムツ本体は、液体のための吸収体(6)を備え、そしてまた該オムツ本体(4)の前当てまたは背当ての長手方向末端が、複数の第3のメカニカルファスナー(34)を介して、該腰ベルト(10)の人体反対側にある第4のファスナー(99)に、取り外し可能な方法で固定可能である、上記の使い捨てオムツにおいて、該第3のメカニカルファスナー(34)は、さらに該第1のファスナーの人体反対側(261)に、取り外し可能な方法で固定可能であり、前記第1のファスナーの人体反対側(261)は少なくともその一部が、繊維材料(264)によって形成され、前記第3のファスナー(34)が面ファスナーフックであり、
    前記第1のファスナーの前記人体反対側(261)は、不織布材料(264)によって覆われ、
    前記使用状態において前記前当てにおける前記第1のファスナーの前記人体反対側(261)の位置に対応する位置に、前記第3のメカニカルファスナ(34)が設けられ、
    前記使用状態において、前記第1のファスナーの前記人体反対側(261)と、前記第1のファスナーの前記人体反対側(261)の位置に対応する位置に設けられた前記第3のメカニカルファスナ(34)と、が固定可能である
    とを特徴とする、上記の使い捨てオムツ。
  2. 前記第1のファスナー(26)は少なくともその一部が弾性を持つことを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  3. 前記第1のファスナー(26)はメカニカルファスナーエレメントを備えることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  4. 前記第1のファスナー(26)が弾性不織布材料を備え、該不織布材料に前記第3のファスナー(34)が、取り外し可能な方法で固定可能であることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  5. 前記第1のファスナーの人体反対側(261)と前記第3のファスナー(34)との間のせん断強さである付着力は、該第1のファスナーの人体側(262)と前記第2のファスナー(88)との間のせん断強さである付着力よりも小さいことを特徴とする、請求項1記載の使い捨てオムツ。
  6. 前記第1のファスナーの人体側(262)と前記第2のファスナー(88)との間のせん断強さである付着力は、少なくとも5N/25mmであり、かつ、多くとも80N/25mmであることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  7. 前記第1のファスナーの人体反対側(261)と前記第3のファスナー(34)との間のせん断強さである付着力は、少なくとも2N/25mmであり、かつ、多くとも70N/25mmであることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  8. 前記腰ベルト(10)は一体型の材料片(8)によって形成され、該材料片はオムツ本体(4)に接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  9. 前記オムツ本体(4)に接合されている前記一体型材料片は、長手中心軸の両側で、該オムツの長手方向(18)に延びる折り目線(120)にそって、それ自体重ね合わせて折りたたまれることを特徴とする、請求項8に記載の使い捨てオムツ。
  10. 前記腰ベルト(10)は折りたたまれた形のとき、該腰ベルトの自由な末端(22)における掴みしろ(24)が、横方向(14)に前記オムツ本体(4)の長手方向側縁(16)を越えて、少なくとも10mm突出することを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  11. 前記腰ベルト(10)は折りたたまれた形のとき、該腰ベルトの両側の自由な末端(22)における掴みしろ(24)が、横方向(14)に前記オムツ本体(4)の長手方向側縁(16)を越えて突出することを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  12. 前記腰ベルト(10)を形成する材料片が横方向(14)に広げられた状態のとき、該材料片が前記オムツ本体(4)の前記長手方向周縁(16)を越えて延びる長さが、少なくとも200mmであることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  13. 前記腰ベルト(10)のオムツ長手方向(18)における長さが30から150mmであることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  14. 前記腰ベルト(10)が前記オムツ本体(4)の外側(12)に、取り外し不可能な状態で接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  15. 前記第2のファスナー(88)および/または前記第4のファスナー(99)が、メカニカルファスナーとしてループ側不織布材料(30)を備え、その際使用中は人体反対側に位置する該不織布材料(30)の第1の上面(40)が、第1のボンディングされない領域(42)を含み、該領域は互いに間隔を取って島状に配置され、そして該第1のボンディングされない領域(42)は、ボンディングされた輪郭(44)によって境界を区切られ、該境界の外では第1のボンディングされない領域より小さい第2のボンディングされない領域(48)に囲まれ、該第2のボンディングされない領域(48)によって互いに間隔を置かれることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
  16. 前記第2のボンディングされない領域(48)は、さらに、ボンディングされた部分領域(50)を囲むことができることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  17. 隣接する第1のボンディングされない領域(42)の間の直線的結合線(56)はいずれもつねに、ボンディングされた輪郭(44)を通って、または該第1のボンディングされない領域(42)の間に配置されているボンディングされた部分領域(50)を通って延びることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  18. 前記第1のボンディングされない領域(42)の該第1の領域の内接円(52)の直径は、2から15mmであることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  19. 前記第1の上面の総面積に対する、前記第1のボンディングされない領域(42)の面積割合は、5から75%であることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  20. 前記第1のボンディングされない領域(42)が円形、楕円形、三角形、四角形、六角形のいずれかであることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  21. 前記第1のボンディングされない領域(42)相互間の間隔は、少なくとも1mmであることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  22. 前記第1の上面の総面積に対するボンディングされた領域の総面積割合は、10から60%であることを特徴とする、請求項15に記載の使い捨てオムツ。
  23. ループ側不織布材料の剛性は最大で0.80Nであって、かつ、少なくとも0.05Nとすることを特徴とする、請求項1に記載の使い捨てオムツ。
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