JP2001513670A - 腰ベルト及び吸収ユニットを含むおむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 腰ベルト（１）及び前部分（３）、後部分（４）及び中間股部分（５）を含む吸収ユニット（２）、及び吸収ユニットの前及び後端に配置されかつ前記ベルトに固定可能である固定手段（それぞれ９−１１及び６−８）を含むおむつ又は失禁ガード。本発明によると、吸収ユニット（２）の前及び後端の各々が前記ユニットの縦方向対称軸（Ａ−Ａ）上に位置される各中央固定手段（１０及び７）、及び前記軸の各側上に位置される２つの横方向固定手段（それぞれ９，１１及び６，８）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 腰ベルト及び吸収ユニットを含むおむつ 本発明は腰ベルト及び前部分、後部分及び中間股部分を有する吸収ユニット、 及び吸収ユニットの前及び後端中に備え付けられかつベルトに固定可能である固 定手段を含むおむつに関する。 かかるおむつは大人用おむつ又は失禁ガードとして使用することを主に意図さ れ、横たわった状態のおむつ使用者に適用可能である。これらのような用途にお いて、おむつを正確に位置することは困難であり、従っておむつが正確に位置さ れる前にベッドに横たわる使用者を数回動かすことが必要であるかもしれない。 現代のおむつの場合、おむつの吸収及び封止特性を完全に利用可能にするために おむつを正確に適用することが重要である。固定手段が、吸収体が飽和状態又は 殆ど飽和状態で乾燥時よりずっと重たいときでもおむつを定位置に保持すること ができるように構成されていることも重要である。 本発明の目的はこれらの問題を解決することである。 この目的は本発明に従って前述の種類のおむつによって達成され、このおむつ は吸収ユニットの前及び後端の各々がユニットの縦方向対称軸上に位置される中 央固定手段、及び前記軸の各側上に位置される２つの横方向固定手段を含むこと を特徴とする。中央固定手段は非常に簡単に一回目でおむつを正確な位置に適用 することができる。なぜならおむつ適用時に背骨及びへそが自然の参照点を与え るからである。おむつ着用時に中央固定手段が最初に適用されるとき、横方向固 定手段は互いに独立して正確に固定可能であり、それによっておむつを横向きに 寝ている使用者にその後の調整をする必要なしに着用させることができる。さら におむつの中央懸架（suspension）は適用されたおむつの吸収ユニットがおむつ 使用時に外部から作用する力によって定位置の外に動かされる危険を減らす。中 央懸架はおむつ中に通常見出される縦方向に延びる弾性要素がおむつ適用時と同 じ程度に相互に延伸又は緊張されることも保証する。それはおむつの中央部分が 液体吸収後のおむつの増大した重量のせいで使用中に下がらないことも保証する 。 本発明の１つの好適な実施例において、吸収ユニットの固定手段はフック形状 を有し、腰ベルトはその外表面上に固定手段上のフックがかみ合うことができる ループ材料を与えられる。ループ材料は不織布又はベロア布からなることが好ま しい。他の編まれた又は織られた布材料も前記ループ材料としての使用に好適で ある。ループ材料はベルトの外表面の全体をカバーすることが好ましい。吸収ユ ニットは外側液体不透過性包囲シートと内側液体透過性包囲シートの間に取り囲 まれた吸収体、及び内側包囲シート上にユニットの側縁部分から縦方向対称軸の 各側上で延び、かつ前記軸に向かって面する縁に沿って縦方向に延びる弾性要素 を含む縦方向に延びる側部フラップを含む。 本発明は添付の図面を参照して記述される。 図１は本発明の第１実施例による部分的に組み立てられたおむつの概略図を示 し、 図２は図１の概略的に示されたおむつに含まれる吸収ユニットの平面図を示し 、 図３は図２に示される吸収ユニットの透視図を示し、 図４は図３の線ＩＶ−ＩＶでとった断面図を示し、 図５は本発明の第２実施例による吸収ユニットを示す、図２と同じ平面図を示 す。 図１は本発明のおむつ又は失禁ガードの概略的な図である。おむつは２つの別 の部分、すなわち腰ベルト１と吸収ユニット２から構成される。吸収ユニット２ は前部分３、後部分４及び中間股部分５を有する。固定手段６−１１は使用中着 用者の体に向かって面するユニットの側部上に前記ユニットの各前及び後端縁に 沿って配置される。中央固定手段７及び１０は各端縁上に与えられ、ユニットの 仮想縦方向対称軸（Ａ−Ａ）が各中央固定手段の中央点を通って延びる。固定手 段６，８及び９，１１はユニットの角において前記中央固定手段７，１０の各側 に与えられる。 腰ベルト１の外側全体、すなわち使用中着用者の体から離れて位置するベルト の側は固定手段６−１１が固定、剥離、再固定可能な材料でカバーされる。固定 手段は腰ベルト上の好適なループ材料と共働するタッチアンドクローズ(touch-a nd-close)タイプのフック要素であってもよい。布材料又は布状材料に固定可能 なフック状の突出部を有する好適な材料はアメリカの会社の３ＭからのＣＳ２０ ０である。当然、おむつユニット２の剥離可能で再固定可能な懸架をベルト１か ら与えるためにベルト上の好適なプラスチック材料と共働する接着テープの使用 も考慮することができる。腰ベルトは固定手段が固定可能な材料から完全になっ てもよい。或いは、腰ベルトは内表面が肌に優しい材料でカバーされ、外表面に 前述の種類の被覆材が与えられるキャリヤー材料から作られてもよい。固定手段 と共働する材料が肌に優しいものであるとき、同じ材料が腰ベルトの内側及び外 側の両方をカバーするために使用されることができる。或いは腰ベルトは二重の 層を含み、スパンボンド不織材料及びループ材料、例えば不織材料又はベロア布 からなってもよい。もちろん腰ベルトは重複部分でそれ自身が腰ベルトに固定可 能な手段を含み、前記重複部分はおむつが意図される使用者のカテゴリーの枠内 で異なる腰サイズの使用者に適応するために十分である。 図１は立っているおむつ保持者（図示せず）の腰のまわりにぴったり合わされ た腰ベルト１に固定されたユニット２の後縁を伴うおむつを示す。固定手段をし っかり留めるとき、中央固定手段７は前記固定手段が着用者の背骨を横切って位 置するように最初に固定されることが好適である。次に固定手段６，８がしっか り留められる。そしてユニット２の前部分３は着用者の腿部の間に引っ張られ、 固定手段１０はユニット２の縦方向対称軸（Ａ−Ａ）の範囲が着用者のへそを越 えるように腰ベルト上にしっかりと押しつけられる。次に固定手段９，１１がベ ルトに張り付けられる。 図１に図示されるおむつは横向きに寝ているおむつ保持者にも適用される。ベ ルト１が保持者のまわりに位置されるとき、ユニット２の中央固定手段７が保持 者の背骨を横切って固定される。保持者によって保持されるベルトの上向きに向 けられた部分に固定されることになっているユニット２の横方向固定手段は、端 縁が延伸されるにつれおむつユニットが全体において横方向に動かされる危険な しに、延ばされた又は延伸されたユニット２の後端縁の上向きに向けられた半分 に適用可能になる。次におむつユニットの前部分が使用者の腿部の間に導かれ、 前端縁上の中央固定手段が腰ベルトに固定される。そしてユニット２の前端縁の 上向きに延びる半分が適用可能になる。これが行われたとき、おむつ保持者はひ っくり返されるので、他の側が上向きに面し、前及び後端縁上の固定されてない 固定手段がベルトに固定される。既に付着された固定手段が正確に適用されるこ とが保証されるので、前記固定手段を固定する前の前及び後端縁の延伸は前記固 定手段を正確な位置に導く。このようにおむつ保持者にぴったり合わされたおむ つは中央固定手段のない同様のおむつユニットの場合にしばしば必要とされるそ の後の調整を必要としない。 おむつユニット２の好適な実施例が図２〜４にさらに詳しく示される。図２は 平坦な状態の、すなわち延伸された弾性要素を伴うおむつユニットを示し、前記 おむつユニットは製造中と包装される前にこの状態で保たれる。図３及び４は緩 和された状態の、すなわちおむつユニットが包装から取り除かれた後で、かつお むつ保持者上に位置される前の状態のおむつユニットを示す。 図示されたおむつユニットは主要部分１３及び折りたたみ表示によって主要部 分から区別される２つの側部分１４，１５に分割される吸収体１２を含む。折り たたみ表示は主要部分１３が砂時計形状を得るように弯曲される。吸収体１２は エアレイされたセルロース毛羽から構成されるが、もちろんおむつ又は失禁ガー ドのための吸収体に使用される種類のいかなる吸収材料から作られてもよい。吸 収体は１以上の層から構成されてもよく、いわゆる超吸収材を含んでも含まなく てもよい。 吸収体１２は例えばポリエチレンプラスチックから作られた外側液体不透過性 包囲シート１６と不織布から好ましくは構成される内側液体透過性包囲シートと の間に従来通り取り囲まれる。もちろん外側及び内側包囲シートはそれぞれポリ エチレンプラスチック及び不織布以外の材料から構成されてもよい。包囲シート １６，１７は吸収体１２の周囲全体のまわりを越えて延び、吸収体の外側にある 部分で一緒に接合される。 図示される実施例の場合、吸収体の側部分１４，１５と主要部分１３との間の 折りたたみ表示は包囲シート１６，１７が一緒に接合される間隙の助けによって 主要部分１３から部分１４，１５を区別することによって与えられる。もちろん 折りたたみ表示は他の方法、例えば圧縮紐(compression string)の助けによって 与えられることができる。 弾性要素１８，１９はおむつユニットの各長縁に沿って延びる。図４から明ら かなように、図示される実施例の弾性要素１８，１９は包囲シート１６，１７の 間に装着され、かつ包囲シート１６，１７に固定された３つの予め延伸された弾 性糸を含む。当然、弾性リボンなどの手段が糸の代わりに使用可能であり、多く の使用される弾性要素が異なってもよい。 柔軟性のあるフラップ２０，２１はおむつユニットの長縁に沿って縦方向に配 置される。これらのフラップはユニットの縦方向縁に沿って包囲シート１６，１ ７に固定され、内側包囲シート１７上に延びる。フラップ２０，２１は股部分５ において最も狭い部分を有し、おむつユニットの縦方向対称軸Ａ−Ａに向かって 連続的に増加する幅を伴う前部分３及び後部分４のそれぞれに向かって前記股部 分中の点から延びる。図示される実施例において、フラップ２０，２１は前及び 後部分のそれぞれの少し内側の点で縦方向対称軸Ａ−Ａまで延び、これらの点か らおむつユニットの前及び後端のそれぞれまで一定の幅で延びる。一定幅のこれ らの領域におけるフラップは一緒に接合され、それによってせん孔されたトップ シートを形成する。弾性糸又は弾性テープ２２，２３は内側長縁の弯曲した区域 に沿ってフラップ２０，２１に固定される。 弾性要素１８，１９，２２及び２３の全部は予め延伸された又は延ばされた状 態で装着される。これらの要素は予め延伸された状態から緩和された状態へ収縮 しようとする。負荷がおむつユニットに加えられないとき、例えば包装から取り 除かれたおむつユニットの場合、弾性要素１８，１９，２２，２３は収縮し、そ れらが付着される柔軟なシート１６，１７，２０，２１にしわを寄せる。フラッ プ２０，２１が収縮するにつれ、吸収体１２の主要部分１３が弯曲し、同時に吸 収体の側部分１４，１５及び吸収体の主要部分１３の外側にある包囲シート１６ ，１７のこれらの部分が上向きに折りたたまれる。すなわち側部分１４，１５の 内側をカバーする内側包囲シートのこれらの部分が互いに向かい合って面するよ うに折りたたまれる。吸収体１２の硬さ又は剛性は弾性要素によって加えられた 反動力が屈曲によって吸収体１２を本質的に変形するにすぎないものである。こ れはセルロース毛羽体の好適な圧縮によって、又は吸収性であってもなくでもよ い、より硬い材料の底層を有する多層体の助けによって容易に達成されることが できる。 図３及び４は緩和された状態の図２のおむつユニットを示す。これらの図から 明らかなように、フラップ２０，２１の収縮及び吸収体１２の主要部分１３の関 連した屈曲又は弯曲は前記フラップによって形成されたトップシートが吸収体１ ２から距離を持って上へ延びることを引き起こす。おむつユニットが身につけら れるとき、ユニットは図３及び４に示される状態から幾分延伸され、弾性要素に おける反動力を増加する。おむつユニットが身につけられるとき、弾性要素は着 用者の体に対して弾力性的にフラップ２０，２１の弯曲した縁を圧迫し、着用者 の腿部に対しておむつユニットの長縁を圧迫する。しかし、おむつユニットが身 につけられるとき吸収体の主要部分における屈曲又は弯曲の大部分が残り、前記 主要部分１３は前記部分の端に加えて着用者の体から一定距離で位置される。 図４はおむつの股部分における吸収体１２の主要部分１３の最も狭い区域でと った図３のおむつユニットの横断面図である。この最も狭い区域において、吸収 体の主要部分１３はフラップ２０，２１から最も離れて位置される。側部分１４ ，１５が主要部分又は側部分を変形することなしに前記主要部分の平面に対して と同じ又はそれより大きい幅を有する。着用者の股幅が主要部分１３の幅と一致 するとき、おむつユニットは身につけられるときこの形状を保持する。主要部分 １３はおむつユニットが意図される使用者のカテゴリーのための平均股幅値に寸 法を合わせて作られる。小さな子供の股幅は普通３から４ｃｍであり、大人の場 合４〜７ｃｍである。従って、吸収体の主要部分１３と身につけられたおむつユ ニットの側部分１４，１５の間の角度αは立っている使用者の直角(right angle )から比較的小さい程度に逸れるだけである。しかし、大きな角度の偏差が着用 者が脚を動かすにつれ起こってもよい。排出された液体がフラップからの障害な しに主要部分１３とフラップ２０，２１の間の空間に接近する方法を常に有する ことを保証するために、フラップは着用者の股部分において広すぎてはならない 。フラップは股部分において吸収部分１２の主要部分１３の最小区域の位置で２ ｃｍ以下の幅を有することが好ましい。 股部分に位置する吸収体の主要部分の最も狭い区域はこの区域におけるおむつ の全幅の６０％に相当する最大幅を有することが好ましいことが見出された。そ の結果主要部分はその長さの大部分にわたって着用者の体から間隔を置いて保持 されながら、好都合に弯曲可能である。 吸収体１２の主要部分１３を着用者の体から間隔を置いて保つことに加え、フ ラップ２０，２１における弾性要素２２，２３は、尿又は糞便が着用者の体に対 して位置するフラップの側に接触することを防止するように、着用者の体に対し て封止的に押しつけるように機能する。股領域におけるフラップの弾性要素が着 用者の鼠蹊部に位置するとき優れた封止機能が達成されることが見出された。弾 性要素のこの配置は着用者が動くにつれおむつユニットが受けうる外部の力に関 係なく、股領域におけるフラップの横向きの動きを防止する。脚弾性体１８，１ ９は最適の封止機能を得るために着用者の鼠跳部に近接して位置される。弾性要 素１８，１９，２２，２３のそのような適用を可能にするため、脚弾性体１８， １９の外側限界と隣接するフラップ弾性体２２，２３のそれぞれの内側限界との 間の最小距離はおむつユニットが平坦に保たれるとき３．５ｃｍを越えてはなら ない。従って、脚及びフラップ弾性体のそれぞれのこの形状はおむつユニットの 最も狭い部分での横漏れに対して二重の封止機能を与える。 大人の着用者の場合に起こることが多い、大量の体液が一度に同時に排出され るとき、吸収体は一度にこの液体の全てを吸収することができず、液体のいくら かがおむつユニットの最も低い部分に向かって内側包囲シートに沿って流れる。 その結果、着用者が横向きに寝ているときおむつユニットの前又は後部分の長縁 で液体が溜まる危険がある。その結果、フラップがおむつユニットのこれらの部 分において狭いとき、液体がフラップの縁を越えて前記フラップの外に流れ出す 危険がある。この危険を大きく減らすために、フラップ２０，２１はこれらの部 分において最大幅を有する。 図５は本発明のおむつユニットの第２実施例を図示する。図５に示されるおむ つユニットと図２〜４に示されるおむつユニットの唯一の違いは図５の実施例の フラップ２０’，２１’が包囲シートの縦方向縁を越えて延びる部分を有し、脚 弾性体１８’，１９’がこれらの部分において延び、固定手段６’−１１’が前 記部分で固定されることである。おむつユニットは他の点に関しては前述のおむ つユニットと同じ方法で構成され、図２〜４において図示される実施例と対応す るこれらの構成要素は図５において同じ参照番号（但しプライム符号（’）付き ）で表示される。かかる配置は製造の点から有益である。なぜなら全ての弾性要 素が製造の最終段階でおむつユニットの残部に適用可能な単一シート上に配置さ れるからである。 フラップは液体透過性であってもなくてもよい、肌に優しい材料から作られる 。フラップが作られる材料は好ましくは空気透過性である。ＳＭＳ材料、すなわ ちスパンボンドされた不織布の二層の間にメルトブローされた不織布の層を含む 三層の不織材料はこの点において好適な材料の一例である。フラップ材料として の使用を考慮されうる他の材料の例は疎水性の、スパンボンドされた不織材料で ある。 中央固定手段７，１０によって達成される腰ベルトにおけるおむつユニットの 中央懸架の結果として、フラップにおける弾性要素はおむつユニットが身につけ られるとき均一に緊張又は延伸され、おむつ使用中にこの緊張が保持される。従 って、フラップの内側縁はおむつ上の外部の力に関係なくそれらの位置を保持す る。中央懸架は、吸収体が液体を吸収した結果重くなり、フラップにおける弾性 要素の緊張及び着用者の体に対するフラップの位置を変えるとき、角に位置する 懸架点(suspension points)の間でおむつユニットが下がることを防止する。お むつユニットが着用者上に正確に位置されることができることに加え、中央懸架 はおむつが意図される方法で機能するように使用中意図される位置を保持するこ とに貢献する。 記述されたおむつ又はナプキンは大人の着用者を主に意図されるが、その主要 構成は小さな子供用のおむつのために有利に適用可能である。 本発明の前述の実施例が本発明の範疇内で修正されうることは理解されるであ ろう。例えば、記述されたものより簡単な構成のおむつが使用されてもよい。さ らに固定手段は腰ベルトの全長さに沿って腰ベルトに固定可能でなくでもよい。 例えば着用者の臀部上に延びる又は延伸することを意図されるこれらの位置で弾 性部分を伴うベルトを設計することが望ましい。タッチアンドクローズ固定手段 及び接着テープ以外の固定手段、例えば凹凸要素から構成されるスナップなどの 固定手段が使用されてもよい。従って本発明は後続の請求の範囲の内容によって のみ制限される。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グスタフソン，アンデルス スウェーデン，エス―427 35 ビルダル, コフェルダルスヴェーゲン ピーエル 5181

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 腰ベルト（１）及び前部分（３）、後部分（４）及び中間股部分（５）を 含む吸収ユニット（２）、及び吸収ユニットの前及び後端に配置されかつ前記ベ ルトに固定可能である固定手段（それぞれ９−１１及び６−８）を含むおむつ又 は失禁ガードにおいて、吸収ユニット（２）の前及び後端の各々が前記ユニット の縦方向対称軸（Ａ−Ａ）上に位置される各中央固定手段（１０及び７）、及び 前記軸の各側上に位置される２つの横方向固定手段（それぞれ９，１１及び６， ８）を含むことを特徴とするおむつ又は失禁ガード。 2. 吸収ユニット固定手段（６−１１）がフック状要素から構成されているこ と、及び腰ベルト（１）が前記フック状要素を固定可能であるループ材料をその 外表面に有することを特徴とする請求の範囲１記載のおむつ。 3. ループ材料が不織布であることを特徴とする請求の範囲２記載のおむつ。 4. ループ材料が編まれた又は織られた布であることを特徴とする請求の範囲 ２記載のおむつ。 5. ループ材料がベロア布であることを特徴とする請求の範囲２記載のおむつ 。 6. ループ材料が前記ベルトの外表面の全体をカバーすることを特徴とする請 求の範囲１〜５のいずれか記載のおむつ。 7. 吸収ユニット（２）が外側液体不透過性包囲シート（１６）と内側液体透 過性包囲シート（１７）の間に取り囲まれた吸収体（１２）、及び内側包囲シー ト（１７）上に前記ユニットの側縁部分から縦方向対称軸（Ａ−Ａ）の各側上で 延び、かつ縦方向対称軸に向かって面するそれらの縁に沿って縦方向に延びる弾 性要素（２２，２３）を含む縦方向に延びる側部フラップ（２０，２１）を含む ことを特徴とする請求の範囲１〜６のいずれか記載のおむつ。